可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

9月14日(火)

●住めば都

 帰りの電車で、ニコタマで急行に乗り換えるためにホームに立っていると、横にある柱の上に蜘蛛の巣が張ってあることに気がついた。(ニコタマを利用する人が、もし読んでいたら、上り方面の後ろの方の「緊急ボタン」の看板が掛かってる柱ですので、ちぇけら!)

 「へえ、ここって風が強いのに頑張って立派な巣を張ったなあ」と感心。
 二子玉川駅は、多摩川にかかる橋のすぐ横というか、河原のほぼ上にあるため、いつでも強い風が吹き抜けるのである。夏は涼しくていいけど、冬は寒いので、急行に乗り換えないでそのまま各駅に乗っていることも多い。(途中で抜かされるのだが、そう時間は変わらないのだ)

 でも、河原だから、虫も多く、特に夏から秋にかけては、駅の灯りに引き寄せられるのか、小さな羽虫がたくさん風の中を漂っていたりするし、その「魚群」のような「虫群」に引き寄せられるのか、コウモリの大群が漂う影もよく見かける。

 猛暑の最中は蚊も少なかったから、もしかしたら羽虫も少なかったのかもしれないけど、やっと餌になる虫が大量発生する時期を迎えて、蜘蛛も張り切っているのかもしれない。
 秋めいてきて、サンマが豊漁になってくれば、漁師さん達だって、こんな感じで張り切って出港するのだろう。そう思うと、見事な蜘蛛の巣が大漁旗に見えてくる。

 急行が来るまで暇だったから、じっと巣を見上げてみたが、4つ確認できたが、一つはボロくなっていたので、風で劣化しちゃったのかもしれないけど、二つは完璧な巣で、ちゃんと「主」が待ち構えているのが見えた。

 作りたての巣みたいで、まだあんまりお客さんは来てくれてないようだったが(二匹ほど引っかかっているのを確認)、これからが勝負なんでしょう。豊漁を祈ります。

 それにしても、蜘蛛だって、きっと、風に乗ってやってきたのかね?
 生まれてすぐ、風に乗って引越しして、たまたまたどり着いた先で営業しないといけないので、「住宅情報誌」とも「就職情報紙」とも無縁のまさに風まかせであるが、ニコタマ駅の柱っていうのは、どのくらい住みやすい所なのだろう?

 「ああ、なんで河原の木のところじゃなかったんだ?」と嘆くのだろうか?いや、他人と比較したりしないだろうしな。

 他の柱を観察してみたのだが、巣があるのはこの付近では、この柱だけだった。
 「緊急停止ボタン」の看板があるので、ここだと巣をかけやすかったのだろう。だとすると、隣の柱に漂着した兄弟は、そこで力尽きたのかもしれないし、もしかしたら、隣の柱に漂着した蜘蛛が歩いて隣まで来たのかもしれないし・・・・

 そのあたりはよくわからんが、もしかしたら、駅の外のマクドナルドの看板のところのほうが、いい住処だったのかもしれないけど、そっちだと、マメに掃除されてしまうかもしれないし、ほんと、蜘蛛の人生も大変ですよね。

 まあ、そんなわけで「私も与えられた場所で頑張るしかないよな」って達観したと日記には書いておこう。(蜘蛛は小さい時からの大事なお友達なので「きゃー、蜘蛛がいる、きゃーきゃーきゃー」ってだけの話ですが。昨日の「うーむ、那須野に5億円か・・・」という話も、結局は要するに「うわ、那須野、超かっっけええええ」ってだけの話なのと一緒です)

 あと、今気がついたのですが、蜘蛛といえども二子玉川に自宅を構えるとは、セレブっぽいではないかwww

 さて、今日の仕事も修正作業ばかりで、「ちっとも仕事捗らん」と機嫌悪くなったが、こーゆーときもありますよ。
 他人のミスの尻拭いも大事な仕事っていうか、それを涼しげにこなすのが自分の存在価値だと思うので・・・・、ただ、あんまり爽やかにやりすぎても、ミスの原因などがスルーされちゃいますので、適度に炎上させつつ、「じゃあ、まあ、私が先方には謝っておくから、次回は気をつけてね」と念押しするのも仕事の内だが、私、そういうの苦手でね。できないわけではないのだが、けっこう消耗する。

 まあ、私は蜘蛛がお友達であるからして、自分からはあまり積極的には動かないが、自分の巣に何かひっかかれば、「あ、巣が壊れた。修正、修正っと」とか「あ、餌が引っかかった。お食事、お食事っと」って感じなのだが、そーいや、今朝は久々に餌がひっかかったな。

 朝、出勤すると、マスオさんが「ミヤノさん、ちょっと教えてほしいのですが・・・」
 私の言うことをあんまし素直に聴いてくれないマスオさんだからして、たまにそうやって「ミヤノさん助けて」って時は貴重なチャンスなのである。

 あんまり起用してもらえない選手が、やっと代打で出してもらえた時みたいに、「ここは結果を出さないと」と、「ん?どうかしたの?」と平然としながらも、「私で解決できることだといいなあ」とドキドキ。

 しかし、「あー、その現象の原因究明ってけっこう難易度高いんだよなあ」ということだった。マスオさんだって、よっぽどのことじゃないと私に助けを求めてこないわけだし、こりゃ、どうしよう、と思ったが、でも、何度かその現象は起こっていたはずだし、記憶力は衰えたが、まだまだ私の理解力のほうがマスオさんよりも上なはず、えーと、これがこうなってるということはどういう要因が考えられる?と考えること3分で「あ、もしかして、これが原因じゃね?」

 ビンゴでした。

 マスオさんも、しばらく確認したあと、無表情のまま「さっきの、ミヤノさんが指摘した通りでした」と降参してくれました。へへへっ
 まだまだ若いもんには負けられませんわ。と、中日の山本昌先輩のような「永遠の若手」な心境。

 でもさ、そこで「やっぱ、ミヤノさん頭いいな」で終わっちゃダメだと思うんですよね。
 そのあたりが、うちの会社のレベルの低さというか、私が「ああ、これ、こういうことだったわ」って、原因究明しちゃうと、私がいくら「これはこうこう、こういうことが原因で」と後輩を育てようと、ちゃんと説明しているつもりなのに、そこをちゃんと聞かんかい!って思うのだが、なぜかスルーしちゃうみたいで、またしばらくしてから、似たようなことで私に助けを求めているので「あんとき、あんだけ説明したのに、もう忘れたのか!」と嘆いてしまうが、でも、それだから私の存在価値があるわけで・・・
9月13日(月)

 私がせっかく、滝行と護摩行を繰り返すような過酷な週末の修行をして、「よし、これで明日から仕事頑張るぞい!」と嘘でもいいから無理やり前向きになっていたというのに、なんで人のヤル気を削ぐようなことばかり・・・・

 また新会社のことなんですけどね、あっちの事務アシスタントであるYさんと、細かくやりとりしながら会計処理の流れを作ってきて、「そろそろ、Yさんも慣れてきただろうし、流れもまとまってきたから、Yさんにもう一手間やってもらいたいなあ」と思っていたし、私の伝票処理がどうしても遅れてしまうので(だって、大元であるこっちの会社優先だし)、新会社幹部は「Yが会計伝票まで出来るようになれば、もっとリアルタイムで財務状況がわかるのか?」と無茶言ってくるし、だったら、早めにY嬢が経理業務できるよう仕込むしかないか・・・と思って、部長にそう打診してみたら・・・・

 「なんか、向こうでは、Yを外に出す(外回り営業)って言ってるんだよね」

 えええええ?じゃあ、今、Yさんがやってる営業事務は?

 「それは、こっちでやることになる」

 つーことはCさんにやってもらうしかないけど、正社員のY嬢は自分でけっこうサクサクやってくれたけど、契約社員であるCさんは、そりゃ仕事は出来るけど、他人の指示がないと動かないタイプだし・・・・まあ、でも、やってくれるとは思うけど、細かい確認とかは私がしないといけないだろうし・・・・

 つーか、部長もよくわかってないのだが、入力することは誰でもできるし、そんなに時間がかからないのだが、うちの会社はイレギュラーなことが大変多いので「これはどうするりゃいいのだろう?誰に確認すればいいのだろう?」っていうことで時間とられるのだ。

 時間とられるくらいだったらまだいいが、あちこちに確認しても、誰もわかってないということも多く、最終的には「いいや、自分の判断でやっちゃえ。誰かが文句言ってきたら、その時に訂正すりゃいいというか、『そうだったのですか、あなたが判断すべきだったのですね。それがやっとわかってよかったです。次回からはあなた様に確認いたしますとも』で、いいじゃん」という気持ちでやらないと、やってられないのだが、Cさんにしても、エビワカちゃんにしても「これ、違うじゃん、誰がやったの?」と言われるのがとても嫌だと思うらしく、まあそれがフツウっちゃフツーなのだが、そうなると、私やマスオさんが「まあ、これはこうしてください」っていちいち責任取らないといけないので、その手間が面倒なわけですよ。

 まあ、細かい愚痴は置いておいても、せっかく新会社に苦労して移行させた業務が「なんか、こっちに戻すらしい」とか、せっかく、今現在一生懸命理不尽なことやってるのに、それが水の泡になる予告編がちらつくので、いくら脳天気な私でも、モチベーション維持するのが大変なんですってば。

 そんで、むしゃくしゃしたので、2軍デーゲームのダブルヘッダーを猛暑の中観賞とかいう、荒行しに行ったんじゃないですか。(すごい言い訳)

 ああ、こんな月曜日を迎えるのだったら、あのまま熱中症で倒れて、浦和球場のマモノになっていたかった。

 第一試合の9回裏に登場してストライク全然入らずに、押し出しで同点にされ、ヒットでサヨナラ負け投手になった有銘に、隣の客達は「有銘はここに埋めて帰ろう」と酷いことを言っていましたが、あそこに埋まりたかったのは私でしたよ。

 それにしても、ブルペンで投げる那須野は美しかったなあ。と、また現実逃避。

 顔が「もこみち」と「長瀬」を足して2で割って、8掛した感じで(どっちも私の趣味ではないが、この形容は世間一般的には最上級の褒め言葉ではないだろうか?)、顔から下は190センチのすらりとした長身で、そんなのがユニフォーム着て投球してるんですから、芸術点的にはほんと高得点でした。

 あれに、5億3千万円も出してしまった人(?)の気持ちがわからんでもない。

 今のところ「五億の焼き茄子」(by やくみつる)と言われているくらいの、球界指折りの「ネタ選手」であるが、あの容姿で、せめて、1シーズンで10勝くらいすればねえ?

 そっか、うちの会社の謎の出資で資金繰りが悪化し、それでさらに私のご機嫌が悪いのですが、那須野に5億円よりはマシな金額か・・・・(半分以下です)

 あー、でも、どーせドブに捨てるなら、那須野がいるドブに捨てたかったなあ!
 どっちにしろ、あたしの金じゃないけど、「あたしが、あなたの口座に5億円、いや5億3千万円振り込んだのよ!」と言えば、一日くらいデートしてくれたかもしれない。

 那須野とお付き合いしたいわけでもないが、あれを連れて青山あたりを闊歩したら大注目であろう。
 「なに、あのカッコいい人、モデル?きっとモデルさんだわ?」と、ザワザワされることでしょう。そんで、「隣にいる、ちんくしゃ年増は何者?」と、すれ違う皆様がいろいろ勝手に想像する表情を楽しめそうです。「おねーさんなのかも」「いや、お母さんだろう」「いや、きっと所属事務所の社長だろう」とか。

 また、近日中にあの謎の投資先に数千万円振り込むという「リアル苦行」をしないといけないのだが、そっか、那須野にサインを求めるフリをして「振込先を教えてください」って言えばよかった。

 そして、那須野にお振込みをすれば、那須野が登場したときに周囲の人たちが「5億の人だ・・・」とザワザワしたときに、「いえ、6億よ、だって私が追加で投資したんですもの」

 ええ、わかりました、あの金は那須野にあげたことにして諦めます。どーせ、私の金じゃねーし。(部長は「亡きK役員はあの投資に反対してなかったけど、ホントはどうだったのかな?それでよかったのかな?」と私に聴いてきたので「だって、K役員にしたって、所詮、自分の金じゃねーし、あの事業が上手くいけばそれでいいし(オレも賛成した)、上手くいかなったらライバルを二人ばかり蹴落せるからラッキー(オレが持ってきた仕事じゃない)、くらいのことだったと思いますけど?」とマジレスしたら、部長は、「おれ、そういうのよくわかんなくて」と悲しそうな顔をしていましたが、部長はなんでもかんでも中途半端に関わってしまうタイプなので、なかなか大変そうだというのはわかります。

 でも、自分が中途半端に関わってしまうことを私やマスオさんに「替りにやってくれないかなあ?」というのは、きっぱりと却下です。そういうのは自分で最後まで責任とってください。

 つーか、私もそのケがあるけど、自分で全部やらないと気が済まない人は、ホントの意味で他人に丸投げはできないのです。


9月12日(日)

●地獄の2軍ダブルヘッダー

 朝、ちゃんと起きられたので、行ってしまいました。まさに逝ってしまったって感じだ(笑)

 8時半に三茶を出る電車に乗って、9時半には武蔵浦和の駅に到着して、10時の試合開始前にロッテ浦和球場(西武第二球場や、ヤクルト戸田球場と同じく、球場というよりは、ただのグラウンド)そして、今日も猛暑の中、第一試合が1時20分頃に終わって、第二試合が1時45分開始という、甲子園よりもハードだった・・・・

 4時半くらいでギブアップして、8回途中で帰ってきてしまいましたが、よく頑張ったと思うよ、自分。

 もう、ほんと、座って観ているだけでも、くたくたなので、試合してた選手は偉いと思いました。

 今日はもう、箇条書きで書く気力もないのですが、今日のハイライトはたぶん「唐川くんがボールボーイ」だったのだと思います。

 まあ、有銘が大炎上してサヨナラ負けとかもあったのですが、それは第一試合でのことでしたので遠い昔のことのような・・・・

 あとね、やっとブルペンで投げてる那須野を至近距離で見物できて「ほーんと、憎たらしいほどイケてるわねえ。あ、木村も隅に座ってるし、なんて無駄に顔面偏差値の高いブルペンなんでしょう(笑)」と、「いくら容姿が素晴らしくても、ここは2軍」という事実に苦笑していたのですが、そしたら、周囲の客が騒ぎ始めたので「ん?2軍にいるスター選手が来たのか?」と思いきや、みんなが「オギノだ、オギノだ」とザワザワしているので「ああ、故障でリハビリ中のルーキー荻野か」と、顔がイケてるという噂だったので、せっかくだから間近で観ておこうと近寄ってみると、すでに背中しか見えなかったのですが、野手のルーキー荻野の隣には投手の荻野が!

 ええ、投手の荻野は去年は地味でしたが、一応「ロッテの抑え投手」だったのですが、今年は春先から故障でリハビリ中のようですが、そしたらルーキー荻野野手が開幕から破竹の活躍で「あらら、ロッテの荻野投手といえば、元々地味な存在だったが、(ロッテのエースは清水で、抑えは荻野ときっぱり言える人はかなりの野球通といえよう)、もう、ロッテの荻野っていえば、こっちの方になっちゃったわね」と嘆いていたのですが、その「もうこれは、今年の新人王確定だろう」だった荻野野手も故障してしまったのです。私が「きーーー、ロッテの荻野といえば、荻野投手なのに!」って呪いをかけたわけではありません・・・・・いや、ちょっとかけたかも(笑)

 いや、別に荻野投手ファンでもなかったのですが、去年は、楽天に移籍した小坂にサヨナラ打を与えてくれたことで「荻野、いい人だ!」と勝手に持ち上げていたところに、「荻野トンボに憑依される事件」が勃発し(「荻野 トンボ」で検索してみてください。去年も感激してリンクしたと思うが、まだあります)、それが昆虫好きの私のハートを射ぬいたため、・・・・あと、荻野の顔がかなり趣味だったため・・・・私は実は、この二日間の浦和球場詣での最中にも「荻野いないのかなあ?練習場のほうにはいるのかなあ?」と淡い期待をしていたのですが、ダブルヘッダーの珍しさもあって、こっちのベンチを覗きに来たようです。

 あと、第一試合の最後のほうでも、堀が代打で出てとき、びっくりするくらいロッテの選手がベンチに集まっていたのですが、第二試合でも登場予定だったので「堀さんの勇姿を拝見しないと」って室内練習場でリハビリ中選手たちにも号令がかかったのかも。

 とういわけで、全然期待してなかったのに、帰り際に「ロッテブルペン覗いてから帰ろう」と寄り道しただけなのに、ジャージ姿の荻野投手を間近で拝見できて、ほんと嬉しかった。しかも、テレビで観るよりも、超かわいかった(笑)

 ええ、「夢は叶うんだ」と思いましたとも。(え?)

   宝くじは買わないと当たらないし、いるんだかいないんだかようわからん選手も2軍球場に行ってみると、うっかりいるかもしれない。
 
 明日から仕事もちゃんと頑張ろうと思いました!(嘘。てゆーか、まあ言ってみただけというか、言ってみると、なんだかそうしなきゃいけないような気分になるといーなって)

 余談ですが、ロッテの2軍監督は高橋慶彦なので「こんな猛暑の最中、休日のほとんどの時間を浦和球場で過ごしているんだから、高橋慶彦でも間近で観賞しないと元とれねーのかも?」と思ったのですが、私は正直者なので、ヨシヒコの追っかけにはあまり熱心になれず、(慶彦ファンだったのは中学時代の友人で、私は別に・・・・)何度か背中を目撃した程度でしたが、「ああ、30年前だったら、この距離に高橋慶彦がいたら、ダッシュしただろうなあ」と思っただけでした。

 そーいや、ずっと一塁側の席にいたので、一塁走塁コーチの代田の足のラインの美しさが保たてれているのは堪能できたのですが、まだ36歳じゃんか(笑)

 ああ、今日は手短に終わろうと思っていたのに、またダラダラと・・・

 あとね、小坂をいっぱい観賞できて嬉しかったのですが、隣に座ってたギャルが、ジャニーズにもフツーに詳しいようで、「そういや、小坂と城島(阪神じゃなくて、TOKIOの方です)は同じ年なんだよ」と会話していたので、炎天下の中、なにがなんだかわからんよーになりました。

 だって、なんか「楽天・小坂とTOKIO・城島が同い年」って、まあそうい言われればそうなんだけど、「もしかして、アインシュタインが特殊相対性理論で言いたかったは、そこか??」ってなんだか意識が遠のくのは、こんな過酷な一日をなんとかやりとげて、ビールで締めようとしているからでしょう。

 まだ8時だけど、早寝しよう。
 今寝れば、荻野投手に憑依したトンボになった夢が観られるかもしれない。(香月に憑依した蝉の夢でも可)
http://www.youtube.com/watch?v=xUWZUtboT3k

9月11日(土)

●贅沢な悩み(もしくは、不毛な悩み)

 不毛といえば、セの首位打者争いが、中日・和田さんと、阪神・平野で「一毛差」になった瞬間があったらしく、頭髪に敏感な野球ファンの一部が大盛り上がりしていました。
 (という話の意味が全くわからず、どういうことなのか知りたい人は、こちらをどうぞ)

 ええと、今日は西武ドームで吉見が先発だったのですが、(涌井×吉見)「優勝争いしてる最中の週末の試合だし、混んでそうだなあ」と思ったのですが、でも、西武ドームのブルペンで投げる吉見を観てみたいけどなあ、まあ、試合ではまたフルボッコされそうだが・・・・
 と、ウダウダと悩んでいた。
 実は、前から今日は「浦和でロッテ×楽天の2軍の試合観に行く」と予定していたのです。
 いや、さらに実は(どんでん返しの名探偵モノですかい?)、ほんとは7日(火)に休みをとって、平日のファームの試合を(やはり浦和で楽天戦)観に行く予定を早くかた立てていたのですが、「武田勝の関東最終登板が9日になるかも」と休みの予定を変更してしまったので、「じゃあ、楽天のファームの試合は土日のどっちかでいいや」ということになったのでした。

 しかし、東京も一瞬だけ涼しくなりましたが、週末はまた35度くらいの猛暑日になってしまった。
 うーむ、これはやはり屋根があるだけマシな西武ドームに吉見を観にいったほうがいいのだろうか?たとえ、フルボッコされても・・・・・

 しかし、どーしても、楽天ファームの試合を観たかったのは「小坂観たい」からであったことを思い出した。
 いかん、暑さのあまり当初の目的を忘れていました(笑)。
 吉見は来年も観られるだろうけど、小坂にはもう来年は無いかもしれないので、2軍で元気にプレーしている姿をどうしても観たかったのである。

●イースタン・リーグ ロッテ×楽天(ロッテ浦和球場)

 7月に行ったときには、中止になってしまい観られなかった恨みのカードである。あの日はやることなすこと上手く行かず、しかも体調不良らしき友人が恐ろしいほど不機嫌で、「近年稀に見るほどの最悪の一日だった」と嘆いたのだが、あれがその後もっと悪い展開になる序章だったんだよなあ。なんだか、すでに懐かしい。

 で、あん時は「ちっ、こんな嫌な思いするんだったら、友人を誘わずに一人で来ればよかった」と思ったのだが、今回一人で来てみたら、「今までファームで観た試合の中でも、最高の試合!」だったんです。

 えーと、また箇条書きに挑戦してみましょう(笑)

・ロッテはDH・今岡

 ああ、ダメだ、また箇条書きになってしまうが、選手通路(っていうか道路)に群がるサイン厨や追っかけギャルの中に「今岡・命」って書いたTシャツ着た、いかにもダメそうなおっさんがいたので「なんで、今岡ファンがこんなところにいるんだろう?」と思ったのですが、そーいや、ロッテが獲得したんだっけ(笑)
 存在自体を忘れていたのは、二軍にいたからだったのですね(爆笑)
 つーか、私は今岡の全盛期には野球に興味なかったもんで、さーせんwww

 試合前に、隣に座っていた人が「生・今岡を間近で観ちゃった」と話していたので「そっか、いるんだ」と気がついたのですが、DHでスタメンだったので、楽天ファンも大喜びしてました。

 過剰書き、乙です!

・数日前に2軍で先発していた長谷部先輩が外野でのんびり練習していた(元気そうでなによりです。早く戻ってきてください)

・ロッテは大嶺君がボールボーイ!

 また過剰書き発動です。
 私のこの、サクサク能力の欠如ぶりをなんとか楽天打線に移行できないものでしょうか?毎回もの凄いビッグイニングになりそうです。試合がなかなか終わらないだろう。(試合時間短縮がプロ野球界の目標なのに)

 ロッテの打者がヒットを打って、一塁ベースでプロテクター外していると、それを受け取りにガタイのいい若者がやってきたと思ったら、大嶺君で、一塁側の楽天ファンがどよめいた。
 いやー、すごいね。
 私も、日ハムの中田君や、西武の雄星君がボールボーイ勤めているのは観たことがあるし、楽天だと、高須殿下や憲史という大ベテランがやってるのも観たことがあるけど(遠征中だと若手が少ないのでベテランがやらないと手が足りないのです)、「そりゃ、今は2軍調整中だけど、一軍先発ローテ投手が?」っていうのは初めて観ました。しかも、ルーキーだったらわかるけど(楽天のホームでは多分、ドラ1の戸村なんかも当番しているはず)、楽天で言えば、2軍調整中のマー君がやってるようなもんでしょ?

 しかも、一塁側がロッテ側だったら「おめーは、ほんとは1軍で10勝しないといけない投手なのに、ふがいないことになってるんだから、せめてお客さんの前で仕事してファンサービスせい」っていう「晒しボールボーイ修行」と解釈できるのですが、ロッテ選手がヒット打つ度に「わー、また大嶺が来たよ!」って喜んでいるのは楽天ファンなんですけど?

 しかも・・・・

・1塁ベース上での、兄と弟の出会い

 野球界ではなかなか、ミシンと蝙蝠は出会えませんが、「鶴(阪神の投手)と亀(巨人の亀井)は、どうやったら出会うことができるのだろうか?・・・・ああ、亀井が不調から脱却して、スタメン定着すりゃ、けっこう簡単か・・・・・で、打者亀井のときに、鶴が暴投すれば、『うしろの正面だーれ?』まで続く、完璧な一面の見出しができる」とか、真剣にデイリーの一面の見出しを考えたりしてしまいますが、いや、鶴の暴投じゃデイリーじゃないか ・・・・ってえーと、何の話でしたっけ?

 いかん、炎天下のデーゲーム観て帰ってきたので、へろへろなのに、ビール飲みながら書いているので、また沈没しそうです。

 それでですね。
 ロッテのスタメンに大嶺ユータ君の弟のショータ君が出てまして、ショータがヒット打ったら、兄が弟のプロテクターもらいに1塁にやってきたので、楽天ファンは「おおおおお!兄弟ツーショットや!こ、これはレアな映像だ!」

 もう、みんな張り切って写真撮る撮る(笑)
 そりゃ、兄弟そろってスタメンすれば、ツーショットになる可能性はありますが、1塁ベース付近で並ぶ画はなかなかないでしょうからね。(ショータは三塁手だった)

 ところが、その後、ショータが打席に立つたびに、楽天応援団は「また出塁して、兄弟ツーショットこないかなあ?」と期待していたのですが、大嶺君もさすがにさっきの楽天ファンの盛り上がりに警戒したようで、弟が出塁した時だけ他の人に頼んでたようです。他の人、って誰だったかなあ(知らない選手だったので忘れた)。きっと、いい人なんだろうなあ。

 でもさあ、そんなことするから、一軍で成績残せないんだよ、と説教してやりたかった(笑い)。
 兄弟ツーショットで盛り上がる楽天ファンに「はーい、大嶺兄弟に応援ありがとう!」って手振るくらいの度胸があれば・・・ねえ?

 さて、箇条書きはもういいです。私はノーノーができるタイプの投手ではなく、毎回ランナーを出して、球数が多いタイプの投手のようです。私みたいなタイプでの最高峰は涌井です。9回完投勝利で球数165球とかですからね。

 さて、途中で、ロッテのブルペン観に行ったらね(ビジター側のブルペンは生垣に隠れて見えないという、不思議な球場である。ホームのロッテ側は気の毒なくらい剥き出し)、内君とすれ違って「きゃー、内君かわゆいわあ」と、その爽やかぶりにオバサン感激。

 プレーしてないときの爽やかイケメンぶりでは、西武の平野といい勝負である。どっちも、一軍成績は安定してないんだけど(笑)

 そして、ブルペンでは長身の左投手が投球練習中だったので「お?那須野か?」と思いきや、後ろにいたおばちゃん3人組(私なんかよりも、ずっとオバちゃん。60歳近い)の一人が「あらまあ、なんて、可愛らしい顔して・・・」と騒いでいるので「ん?確かに可愛い顔だ、那須野じゃないな、誰?」と背中を確認すると・・・「あ、木村か」

 そーいや、結局、ロッテが獲得したんでしたね。
 裏金ブームというか「栄養費」ブームのときの一場に次ぐ有名選手であった。で、あの時の謝罪会見でも、「なに、この、可愛い子!」とびっくりすると同時に「裏金騒動に巻き込まれなければ(受け取った選手もそりゃ悪いけど、あの時のドラフト制度や、球団はもっと悪い)このルックスでプロで活躍したら超人気選手だったろうに」と思ったのですが、今はロッテで地味に二軍暮らししてます。

 しっかし、長身で頭が超ちっちゃくて、ベビーフェイスでほんと、オバサン心を刺激するかわゆさでした。テレビや写真よりも実物のほうが圧倒的にかわゆかった。

 あと、楽天のベンチ裏からブルペンを何度か往復していた投手の顔に見覚えがなくて「この、かわゆい子誰?」というか「なんで、私の知らない可愛い子ちゃんがいるわけ?投手の顔はだいたい押さえているはずなのに」と思ったら、それが巨人からトレードでやってきた栂野でした。

 うわ、こっちも実物のほうが可愛い。
 このルックスで巨人の期待の新人投手だったんだから、さぞかし人気あったんだろうけどなあ。

 巨人が捨てた選手を拾ったことはあったけど、こんな現役バリバリが来たことはなかったので、「名門華族のお嬢様が落ちぶれて、上海に渡って、新興の娼館で英語勉強中(親会社は英語らしいし、一軍監督はメリケンさん)」って感じで泣けました。

 えっと、後、今日のハイライトは「有銘登板で、久々に見事な穴掘りを観た。期待に違わずザックザクと豪快に掘っていた」そして「ロッテは那須野が登場して、隣に座ってる人たちが『五億の人キターーー!』とえらく喜んでいた。

 そして、私の主目的であった小坂も途中からショートで出てきて、一回だけ強い打球を華麗に捌いたので、楽天ファンもロッテファンも喝采してました。打席はイマイチだったんですけどね。腰痛でずっとリハビリ中だったので、打席の調子は「まだ春季キャンプ中くらいの出来」なんでしょう。もう、今年は上に上がることもないかね。つーか、ほんと、来年はどうなるやら・・・・

 ファームの試合は1時開始だったのですが、1軍の試合が2開始だったので、周囲の皆さんはケータイで試合経過チェックしていて、どうやら岩隈先発勝っていたようだったのですが、隣の人が「え、マジ?」と騒いでいたのが、どうやらまたベテラン選手の引退のニュースだったらしいので、よっぽど「誰が?」と聞きたくなりましたが「家に帰ればわかるし」とさっき確認したら、なんと、今日は出場しなかったけど、守備練習では華麗にエラーしてみんなに突っ込まれていた、ロッテのベテラン堀が戦力外通告でフロント入りを勧められているとか。

 さて、今日のファームの試合があまりにも盛りだくさんで、猛暑でヒーヒー言いながらも超エンジョイしてしまったので、人間の欲望は限りがないといいますが、「欲をかくと、リスクもあるんですぜ」と言いますか、明日はなんと同じ浦和でダブルヘッダーなんですけど、超行きたくなってきたが、試合が午前10時開始なので、超早起き(出勤するよりもってだけの意味)しないといけないんですが、どーしましょう?

 でも、今日ですら、あんな笑えたのに、二試合やるとなると、ほんと、堀とかスタメンで出てくるぞ?

 あんまし気合入れるものでもないので、明日起きたら考えることにした。
 さ、早寝しよう。
 準備として、ペットボトル3本凍らせました。(準備は大切です。今日は冷凍して持っていった1本で熱中症にならずに済みましたので)


9月10日(金)

 昨日の蝉の話を会社で披露したら、部長が「それって、嫌がらせじゃないの?」と言うので「きっと部長はそうおっさると思ってましたwww」

 そしたら部長は「だって、うちのマンションだって、うちの部屋の前にしょっちゅう蝉の死骸が仰向けになって転がってるんだどさあ・・・」と言うので、「うちのアパートの廊下にもいっぱい転がってますwww、ベランダにも2匹転がしたままですwww」

 横で聴いてたK嬢が「それ、何の自慢なの?」と呆れてました。

 蝉といえば、先日帰省したときにもママンと蝉の話題になり、ママンは「蝉が脱皮する瞬間を観てみたいのよねえ」と言うので「それって、早朝や深夜じゃないと観られないとか、時間帯があるのかねえ?」と私が言うと「近所に蝉の抜け殻がいっぱいあるところがあって、そこの近所の人と話していたら、真昼間でも観られることもあるって言ってたんだけど・・・」

 まあ、とにかく、蝉の脱皮銀座(?)な場所でも、なかなか狙って観られるものでもないだろうし、本気で観察したいと思ったら、相当な根性が必要でしょう。

 そしたら、ママンは「一度だけ、たぶん、脱皮したすぐ後の蝉を観たことがあったのよ」と言うので「へえ?なんで脱皮後だってわかったの?」と聞くと「なんか、白く濁った色をしていて、べっとりと濡れていたから、『なにこれ、気持ち悪い蝉。きっと病気の蝉なんだ』って、その時には思ったんだけど、あれが脱皮直後だったのよねえ」

 「病気の蝉」がツボにはまってしまい、3分くらい笑いがとまりませんでした。

 たしかに、日焼けして脱皮している人間も、「なにこれ、気持ち悪い。きっと皮膚病なんだ」って感じですもんね。
 でも「稲の病気」などは聞きますけど、「病気の昆虫」って話はあんまり聴いたことがない。

 あと、うちのママンは先日庭仕事をしていたら、「カサカサに乾燥しているのか、茶色になってるカマキリがいて、でもカマキリなんて珍しいなあ、と思って近くに寄って見てみたら、頭がなかったので『きっと、死んで、乾燥しちゃって、それで頭が落ちちゃったんだわ!』と思ったんだけど、ちゃんと動いていたので、もう一回ちゃんと見てみたら、なんと、ナナフシだったのよおおおお」

 ナナフシ目撃したのが嬉しかったらしいです。たしかに私も「へえ、ナナフシいいなあ」って羨ましかった。

 羨ましかったといえば、昨日、私が帰宅してからも、まだ阪神中日戦が延長で試合していて、阪神はブラゼルのまさかの退場で野手を使いきってしまい、投手の西村(誰?)を外野守備につけたとかで、試合中継をテレビで観ている野球ファンの皆様の「なにこれ?高校野球みたいwww」なツイッターを「いいなあ、楽しそう」と眺めておりました。

 今日、親会社の経理の横浜ファンの先輩に「昨日広島戦観に行ったら、広島ファンがすごくて」と、マエケンの勝ち投手と、前田智徳の試合を決めたタイムリーを目撃した自慢をしに行たら、「昨日の阪神戦も超おもしろかったのよ」と自慢返しされました。

 延長線の末に野手が足りなくなる、というのは、野球の醍醐味の一つで、かの蓮實先生もそう書いていたような気がする。今は延長12回で終わっちゃうので、控え投手や控え捕手が外野守備に就くという心踊る光景がほとんど無くなってしまったのだ。

 記憶に新しいのは去年、巨人が捕手を使いきってしまい、かろうじて捕手経験がある故・キムタクを捕手にして、見事に逃げ切った時には、かなり盛り上がったっけ。(木村拓也が亡くなった時には何度もリプレイされてホントに泣いた)

 しかし、阪神の抑えが見事に抑えたらしく、西村投手には守備機会がなかったそうです。藤川の球は引っ張り難いと読んで、打者ごとに西村投手のポジションを移動させたようで、外野守備の頻繁な移動も見ていて超おもしろかったらしい。

 さらには、最後の打者まで西村投手だったとか。

 西村って大卒3年目らしく、外野守備は「高校の時以来」だったそうですが、高校野球だと、先発投手をいったん外野に下げてから、リリーフが出たりしますので、若い投手ほど、外野守備経験が最近ということになりますが、プロの打球で外野守備したこと無い投手がほとんどだと思うので、ほんと、冷や汗もんだったでしょう。

 うーん、でも、どーせなら、うっかりファインプレーとかしてほしかったな。もしくは、うっかりサヨナラ打しちゃうとか。
 涌井あたりだったら、涼しい顔でやってしまいそうだが、阪神・西村投手が今後出世するのか密かに見守りましょう。(出世したら、今回の珍事が何度もリプレイされることであろう)

9月9日(木)

●超びっくりした

 今日は休みだったし、比較的涼しかったので(笑)、午前中はたっぷり寝坊してから、午後になって久々に長期療養中(なのかどうかよくわからんのだが。相変わらず、たまに来るメールは「マー君がどうのこうの」と無難な野球話ばかりなので、こっちも「涌井の交通事故も長谷部の呪いらしい」とか無難な返事ばかり書いてます)の友人宅の郵便ポストを片付けに行った。(郵便物やチラシが溜まってると防犯上よろしくないですから)

 アパートの入り口の外側に並んでる、ほんと野外郵便受けなのだが、2週間ぶりくらいに行ったので、チラシもけっこう溜まっていたので、郵便物とチラシを分けようとしたら(親切にもチラシ用のゴミ箱が設置されている)、「ぎょ、ぎょえっ!」と思わず飛び上がってしまったが、なんとチラシの間に蝉のご遺体が混ざっていたのです。

 蝉だとわかれば、そんなもん怖くもなんともないのですが(うちのベランダにも2つほど転がっているが、面倒だから放置。枯葉みたいな扱いです)、チラシの合間から突然転がり落ちてきたので、「う、うおおおおおお!」と誰もいない、昼間のアパートの入り口で小躍りしていた自分がけっこうかわゆかったと、日記には書いておこう。

 「ここ、たしかに虫飛び込んでくるよな、外だし、電灯で照らされてるし・・・・」と、他にも飛び込んだ虫がいないかと郵便受けの中を再度確認してみると、奥のスミにも、大きなコガネムシのご遺体が・・・・・
 なかなか豊漁のようでした(笑)

 ええと、友人宅の郵便受けで虫の死骸と戯れた後「んー、昨日雨で中止だったから、今日の広島はマエケンらしいぞ?」ということで、神宮にマエケン見物に行ってしまいました。

 まあ、ほら、久々に涼しかったので(あくまでも比較的)、ちょっと散歩したくなってさ。(別に言い訳しなくてもいいです)

 ところが、6時半頃、神宮に到着すると、丁度スタメン発表していて、ヤクルトの先発は由規って?(事前情報では、石川がスライドで、由規は阪神戦に回すという説が有力だった)

 あらやだ。
 由規VSマエケンって、なんだか超おいしくないですか?(笑)

 席どうしよう、と悩んだのですが、広島戦は初めて(つーか、30ん年前に一度だけ神宮で観ていますけど・・・・ええ、あの時は山本浩二とか高橋慶彦がいましたとも)だったので、「前回はフンパツして内野A指定席にして、勝手にS席にアップグレードしちゃったので、今回は外野自由席でいいや、平日だし」と外野席に入ったのですが「な、なんでこんなに客が入ってるの?平日なのに?」

 もー、今年の7月までの、ヤクルト暗黒時代はあんなガラガラだったのに、おめーら、勝率上がったら、こーなるのかよ!チームが弱いときに応援しに来るのがホントのファンだろう?

 と嘆いてもしょうがないし、それよりも、あんな弱くても、レフト外野スタンドをびっしり埋める広島ファンって、噂には聴いていたけど、いったいどこから湧いてくるの?

 あまりにも広島ファンが多いので、途中で戯れにレフトスタンドに移動してみたが、ほぼ全員ユニフォーム着用なその光景に目眩がした。
 広島の人口ってどれくらいなんだろう?
 そして、関東在住の広島出身者ってどれくらいいるのだろう?

 よくわかんないけど、神宮球場のライトスタンドを埋め尽くす広島ファンにアンケート調査をしたら、それだけでそこそこの論文書けそうな気がしてきたが、だって、阪神ファンより多いと思うんですけど?

 まあ、マエケンが登板ということもあったのかもしれないし、昨日中止になったから余計に集中したのかもしれないけど、ともかく、滅多にない「広島圧勝」という展開だったので、もう、広島応援団盛り上がる、盛り上がる。

 周囲にいたヤクルトファンも「す、すごいね」とドン引きしてました。

 もう、ほんと、神宮球場なのに、広島ホームなのかよ、って感じでした。
 体感的には、去年までのマリスタでのマリサポの統制された応援の(フロントと揉めたので今年は粛清されたのか大人しくなった)3倍くらいの勢いがあって、セの相手チームは慣れているのかもしれないけど、交流戦でのパ・チームの応援団はずっと圧倒されていたんだろうね。

 まあ、今日はほんと、広島圧勝という珍しい展開だったから、余計そんなだったのかもしれないけど。

 いやあ、しびれましたね。

 2アウト満塁の場面で、「ひえーー、次は栗原じゃん!」というヤクルト・ファン的には大ピンチに、なんと、栗原の代打で前田智徳が登場したのです!

 広島ファンはもちろん「うおおおおおおお!」と盛り上がってましたが、ヤクルト側も「前田きたあああああああああ!」と盛り上がった。

 そして、球場全体が異様な興奮状態だったときに、ブルペンで投球練習中に暴投して、「由規VS前田(おっさんの方)」の対戦中に、ボールをプレー中のグランドに転がしていたヘチョンに、ついつい「へちょーん、なにやっとんじゃ!」とヤジってしまいました。(小声ですけど。ヤジというよりもボヤキか。)

 そしたら、前田(おっさんの方)が見事にセンター返しのヒット打って、試合がほぼ決まりました。いやー、もう、広島応援団の沸騰ぶりは、ほんと凄かったっすよ。私も「ああ、今たぶん、球史に残るかどうかは知らないけど、広島ファンの記憶に永遠に刻まれるであろういい場面を観た」と大満足です。

 あと、マエケン体操も生で観ましたし、初めて生で観たマエケンは、やっぱし岸和田男児だけあって、相当気が強い投手ですね。その向こうっ気というか、イケイケな仕草に心癒されました。由規君も、あれを見習うべきでしょう。マー君先輩のふてぶてしさと、マエケン先輩の「祭りの主役はオレだぜ?」な態度を素直に吸収して、成長してほしいものです。

 あー、でも前田御大の活躍で試合決まっちゃったし・・・・あ、他球場の情報では、横浜が巨人に大差で勝っていたので、広島ファンもヤクルトファンも仲良く「横浜さんが、がんばってる!」と大歓声があがっているのがすてきです。セの暗黒三兄弟ですからね、仲良くがんばりましょう。

 そして、他球場の経過では、どうやら楽天が勝っているらしかったので「ええええ?松崎先発で勝っちゃうの?マジ?」と驚きましたが、さっき帰宅して結果観たら、勝ち投手はなんと、継投した木谷でした。泣き(笑)

 ま、そんで、ほぼゲームが決まった神宮球場でしたが、敗戦処理で登板した松井がけっこう頑張っていたのですが、登場曲がなんなのかわかんなかったが、けっこうしっとりと「いい曲」だったけど、暗いよおお。

 敗戦処理で登場する哀愁にはマッチしていたけど、マッチしちゃダメだろう。

 9回表には、広島の木村に「プロ初ホームラン」を浴びてしまいました。私はその頃には「イムさんがブルペンに座っているだけの簡単なお仕事をしているので間近で観に行こう」と、外野自由席で最もブルペンに近い席でイムさん観賞していたのですが、そのすぐ横で警備のバイトさんが、警備の正社員らしい人から「木村君の初ホームランボールをこのサインボールと交換してもらってきて」という難しい仕事を任されて、「あ、はい」とライトスタンドにダッシュしてました。

 無事にホームランボールをゲトできたのでしょうか?

 去年、私が目撃した「今年一番の名場面?」は、中日の福田が放った「プロ初ホームラン」のボールが、それをよくわかってる中日応援団がひしめくレフトスタンドに入ったので、即座にヤクルトの青木に戻ってきて、青木が中日側ブルペンにいた投手コーチにゆるく投げて、それを「ああ、ありがとう」と受け取った投手コーチが、私には聴こえなかったが多分、「これ、福田のホームランボールだから」と三塁走塁コーチに叫びながらゆるく投げて、その中日の三塁走塁コーチがベンチに向かって何やら叫びながら、ベンチに向かって放り投げて、無事に福田の「プロ初ホームラン」のボールが中日ベンチに戻った光景がとても美しかったです。
9月8日(水)

 くそー、やっぱし明日のハムの先発はマサルさんじゃなかった!

 また登板間隔を空けて、お得意様のホークスに当てるとコーチが言っていた情報もあったのだが、スポーツ紙に書いてあることなんて信用できないから(つーか、コーチが記者にそんなこと言うのは作戦の一つでもあるし)明日の休みはキープしておいたのにい。

 なので、明日は別に休まなくてもよくなったが、夏バテでダルいし、休んじゃおっと。もっと有効に有給を使いたいが、9月後半はマスオさんがバカーンスだから休めないからね。

 さて、今日の夕方は台風のおかげで久々に外が涼しかった。
 カサカサだった街路樹も生き返ったであろう。
 人間様も皆、雨に濡れてもうれしそうでした。
 西海岸とかに住むと、こんな感じなのかね?「わーい、雨だ!」って?

 さてさて、野球界も9月を迎えると、いろいろ引退情報が出てきますが、阪神・矢野の引退はなんとなく想定していたけど、うちの福盛の引退はショックだった。
 もう、あの福盛劇場が観られないと思うと、ほんと悲しい。
 去年のCSで、スレッジに打たれた逆転サヨナラ満塁ホームランは、楽天ファンの心の傷として永遠に残るでしょう。あと、その後のオフのファン感謝祭で、あの場面を再現してみたり(朝井がスレッジ役)、テレビ取材された投手旅行会での余興のクイズ大会でも、自らそのネタを持ち出したりと、「福盛って、ほんとスゲーな、てゆーか、なんも考えてないってゆーのか、ある意味、心底投手向けな性格だなあ」と感心しましたが、さすがわ、京大卒のフジテレビ女子アナを嫁にした男である。(そこかよ)

 ところで私は、京大卒の人と会ったことも無いし(たぶん)、京大キャンパスに入ったこともないのに、単なるブランドイメージだけで「京大かっけー」とひれ伏しているだけですが、そのイメージを形成しているのは霊長類研究所なことは京大関係者には内緒である。「あそこの猿は超賢いし、そこらの人間よりもよっぽど気品がある」→「あんな猿がいっぱいいる京大って、さぞかし素晴らしい大学なのだろう」という理論展開らしいです。

 それに「古都・京都」というイメージが重なって、私の中ではイートン校と同じくらいのブランドイメージだったのですが(イートン校については完全に映画「アナザー・カントリー」の仕業です)、つい最近になって、京都大学霊長類研究所が愛知県にあることを知りまして、ものすごーく動揺してしまいました。
 イートン校が実は名古屋にあって、「名物は学食のエビふりゃあです」って言われたくらいの衝撃でした。

 というわけで、ぼちぼち引退表明が出てくると「秋ねえ」って感じですが、10月になると戦力外通告で忙しくなるのでしょう。野球ファンはオフの時期でも、契約更改だFAだドラフトだ亀梨くんと対決だとかで、けっこう忙しいのです。

 ああ、今日も楽天負けた・・・・というか、ホークス和田15勝目ですか・・・・
 和田は今年は、すごく順調に勝ち星を重ねているのですが、スポーツ紙やスポーツニュースでの扱いが地味なのが不思議だ。

 まあ、私があんまし和田に興味がないせいもあるんだろうけど・・・・

 つーか、今年の投手タイトルはぜひ金子千尋に取らせたいし。

 そーいや、関西遠征した時に、京セラドームでチーたんが先発だったが、オリックスはイニングの合間に不思議なプロモーションビデオみたいなのを流していた。

http://www.youtube.com/watch?v=zxLj-R8h5jw

 この映像が何度もループされるんですよ。「この後姿は何のポーズ?猫の耳?(金子だからネコが愛称)」と不思議に思ったのですが、その後しばらくしてまた金子が勝ったときのスポーツニュースを観ていたら、マウンド上でキャッチャーからの返球を受けてから、後ろを向いてこのポーズするのが癖らしかった。

 「オリックスの球場での映像はシュールだな」と思ったのだが、翌日、スカイマークスタジアムに行くと、かなり雰囲気が違って、その日の先発投手であった近藤が「モバイルサイトのCM」を見事な棒読み演技でこなしていたのが、何度も流れていた。

 西武も、太陽と星野と野上という微妙な三人組が、球場向けのモバイルサイトのCMをやっているけど、あれはオリックスの方が先かね?去年までは、「大引・坂口・小瀬の羞恥心トリオ」で学芸会やってたみたいだし・・・・(小瀬の訃報で、いろいろ巡っていたら、出てきたので涙しましたっけ)

 そーいや、その翌日の香月が先発だったときはどうだったっけ?
 香月は先発要員として計算されてなかったせいか、主演CMはなかったような気がする。

 しかし、オリックスは、ごく一部では話題騒然となった衝撃的なレディースデーポスターといい(背番号で確認しないと誰が誰なのかさっぱりわからんかった。金子ちーたんはまあ許せたし、後方で白い歯を輝かせるのが田口だということもなんとなく納得したが、坂口は少女漫画向けの人材ではないし、私の岸田の美化されぶりには、ほんと「ええと、オリックスの18番って誰だっけ?」と、選手名鑑で確認するまで岸田だと気がつかなかったくらいである
 ちなみに、岸田の球場用映像もあったが、私これ観たっけ?なんだかキモいんですけど(笑) http://www.youtube.com/watch?v=ChVxFIbv3kk

 えー、さらに、ちなみに、ワタクシ的には「うちの有銘とオリの岸田はマウンドに穴掘ってナンボ」というか、まあ穴掘るところが最大の見せ場である有銘と違って、岸田はその後の投球も素晴らしいのですけどね。

 ええと、何の話でしたっけ?
 とにかく、オリックスの球場映像は、かなり不思議ちゃん系に面白いので、また行きたいなあ。(と思わせたということは、企画した人の勝利なんだろう)
 あと、これは前にも書いたか忘れたが、オリックスは選手登場曲を専門スタッフが選んでいるらしく、フツーにカッコよくて泣けました。

 ライオンズみたく、平尾の「サッカーW杯の選手入場曲(所謂FIFAアンセム)」もしくは「フィンガー5の学園天国」→高山の「所沢音頭」(なんか暗くて地味な曲で、後で「あれって、何の曲?」と公式サイトで調べたたくらい)→細川の「キヨシのずんどこ節」の流れを3回くらい繰り返されて、「イロモノ登場曲が並ばないよう、監督はちゃんと考えて打順を組んでほしい」って嘆いたのに比べれば、オリックス選手の登場曲はそういうストレス感じ無くてほんとよかったです。

 あ、そうだ、私がスカイマークに行ったときに頻繁に流れていたのが、この映像で、これは関西風にベタだけど、けっこう面白かったです。 http://www.youtube.com/watch?v=MvMtMw4cTFk

 おおおお!
 公式サイトでオリ選手の登場曲リストを観てみたら、木佐貫がなんと、ヴァン・ヘイレンのジャンプだし、今年は二軍暮らしの大加藤はなんと、奥さん、Fatboy Slimですってよ?さらに菊地原はFranz Ferdinand、光原はLenny Kravitzって、もう、オリックス優勝でもいいです!(笑)

 でも、実は、阪神の大和の登場曲が「宇宙戦艦ヤマト」なので、それを生で聴いてみたいのですが、やればできないこともないけど、たぶん叶わぬ夢でしょう。

 球場で聴いた登場曲で「あ、これいいな」と思ったのは、去年ですが、横浜の石井が継投でブルペンに上がったときに流れた、The Boomの「風になりたい」でした。私が大好きな曲だし、マウンドで投球練習しているBGMとしても秀逸でした。石井は難聴なので、音楽よくわからないらしく、大先輩の佐伯が選んであげた曲らしいのですが、「佐伯ったら、なんでこう、フツーにいい曲選ぶんだろう?」と感激いたしました。

 えーっと、そういうわけで、明日は休みだし、少し涼しくなりそうだし、久々に寝坊できるかしら?
 
9月7日(火)

 週末、実家に帰ったときに、うちのママンから「全く、うちの子たちは皆なんだかフツーじゃなくて」とボヤかれましたが、後で考えてみたら、弟はフツーに家庭を持っているし、妹夫妻はややフリーダムな感じだが、それでもやっと結婚したんだし、「フツーじゃない」って言われていたのは「30年ぶりに甲子園に行っちゃった!」と自慢している私に対してのボヤキだったんですよね?(笑)

 それに気がつかないまま、「まー、多少変わってるかもしれないけど、みんなちゃんと自分で生活してるし、そこそこ幸せそうだからいーじゃん」と宥めておりました。

9月6日(月)

 幸いなるかな

 冷房の効いた電車の中で眠りこけ

 終点駅でも微動だにしない者たちよ

 天国は彼らのもの てゆーか 今ここがまさに天国だよね


 土曜日の夕方、実家に向かう途中の井の頭線で、終点の吉祥寺に到着したので、みんなゾロゾロと立ち上がって出口に向かっていたのに、座席の端に座ってる人たちのほとんどが、眠りこけたままだった。

 この猛暑の中、渋谷あたりで昼間はうろうろしていたり、仕事していたりで疲れきっていたので、井の頭線に乗り込んだら、冷房の空気にホっとして、ぱったりと眠ってしまったんだろうね。そんで、端の席とったから、ゆったりもたれてしまい、熟睡している人が多発したらしい。

 終点駅でも目を覚まさない人は時々いるけど、あんだけ大量発生しているのは初めて観た。しかも、酒が入ってる時間じゃない、午後7時前だったし、ほんと、猛暑でみんなバテてるんだよなあ。

 自分もバテバテだし、今日は月曜日ということもあり、午後になったらほんとにダルくて、眠くて、仕事は溜まっていたけど、「今日は早寝して、明日はがんばりますから」と自分に言い訳して定時でさっさと帰宅した。

 乗った電車は座れなかったけど、華奢な感じの男子高校生がうとうとしていて、その隣には茶髪でお人形さんみたいな20代前半のOLさんがいたが、やっぱりうとうとしていて、上から眺めていて「おや、おや?」と思ったのだが、二人は互いにもたれ合う方向にこっくりしていたので、OL嬢の前髪に男子高校生が軽くチュっしてしまったのである。

 反射的にビクっと退くOL嬢だったが、目は開けなかった。髪の毛になんか触れたので、とっさに動いただけって感じ。
 しかし、さすがわ、男子高校生!
 「な、なにこの感触?お、おれ、今、何やった?」という感じで、目を見開いて、横目で隣の女性を見て、「や、やべえ・・・・」と動揺していて「で、でも、わざとやったわけじゃないもんね。オレのせいじゃないもんね」とばかりに姿勢を正し、隣がまだ睡魔の虜になってることをちらりと確認して、ちょっと残念そうな表情をしたのを見逃しませんよ、オバサンは(笑)

 「な・・・・なんだ、なんかすげーことしちゃったかと思ったんだけど、この人、気がついてないみたい・・・・」と、安心したのか、またコクリと一つ船をこぐが、眠気よりも邪念が勝ち、「あ、やべ、またこっくりすると、隣の人とぶつかっちゃうかも」と、期待しちゃったもんだから、せっかくOL嬢が無防備にこっちに傾いてきたのに、思わず避けてしまいました。

 それからしばらくの間、うとうとしちゃうけど、すぐに隣が気になって「うう、超眠くてどーしよーもできんが、隣のおねーさんが気になって気になって、もう、オレはどうすればいいのだ!」という、上から見下ろしている甲子園から出張してきたマモノのオバサンには「天国って楽しそうですね」としか思えませんでしたが、本人にしてみれば「地獄以外の何物でもない!マモノよ失せろ!」なのかもしれませんね。ふふふふふ。

 前にも日記で「電車内で居眠りする人たちは、1/fの反対でf/1のゆらぎを放っている」と書いたことがありますが、「周囲の人を不快にさせる、邪悪なf/1のゆらぎ」と言いつつ、私はあのゆらぎを観察するのがかなり好きです。

 なので、f/1のゆらぎしてくる人を相手に肘鉄で抵抗する人のことをあまり評価してないのですが、こっくりこっくりともたれかかってくるのが不愉快なことはわかりますので、まあ、どっちもどっちっちゅーか、どっちも悪い人ではないのでしょう。

 ある意味、人間社会の問題の原点というか、「どっちも悪気はないのだが、結果としてあまり幸福とはいえない状態」というのか、そーゆーことけっこう多いですからね。

 私は個人的な趣味で(他人には強要したり、推奨したりしないという意味)、こっくりしてくる人が隣にいたら、我慢して肩貸してます。こっくりこっくり攻撃されるよりも、私にもたれかかって固定してくれたほうがかなりマシだし、それに見ず知らずの他人がびっくりするくらい無防備に私に寄りかかるのが面白いし、さらには、減速時や加速時に我に返って、「は!私、もしかして隣の人に寄りかかってた?」と気づくらしいのですが、私と目を合わせるのが怖いのか、それとも、何がどうなったのかよくわからないのか、挙動不審のまあ、また電車が水平飛行始めると、ズドーンと寄りかかってきて、また駅に着くと「は!あれ?いかん、いかん」と、キョロキョロされるほうが、私にとっては迷惑なんですけど?いいかげん、気がつけよ、うふふ?って感じが好きです。

 もちろん、可愛い女子高生とか、色白の男子高生だったら喜んで肩を貸すのですが、公正を期すために、中年サラリーマンにもたれかかられても我慢してます。ほら、差別っていけないんでしょ?

 そういや、ビョーキになった友人は「あれは遠まわしだけど、セクハラだ。ちゃんと寄りかかってもいい人を選んでいる」と言っていたので「えー、違うよ!」と軽く議論になったことがあったっけ。

 友人は「自分はそういう迷惑を受けやすい」と思っていたようだが、私の観察では、そうではありませんでした。ハゲたオッサンが白髪のオッサンにもたれかかり、激しい肘戦が繰り広げられているのはよく見かけます。

 でも、私が感銘を受けた「f/1のゆらぎ攻撃の泣ける話」的な光景は、ある会社帰りの電車内で、お向かいに座った中年男性が横にいる中年男性にもたれかかって眠っていました。
 寄りかかられたオジサンは平然としていたので、てっきり同僚だと思っていたら、途中駅でそっと降りてしまったのです。
 寄りかかってたオジサンは、寄りかかる人を失って、明け方始発電車の若者みたいに、座席に横たわりそうになってました。

 あの二人は完全に他人だったと思います。同僚だったら、降りるときに声かけるだろうし、もし、黙ってそっと途中下車したとしても、寄りかかっていた方は途中で意識が戻ったときに「あれ?あいつは?」とキョロキョロするはずでしたが、そんな気配はなかったし、まだ夜の7時くらいで泥酔している雰囲気でもなかったし。

 「あれはセクハラだ」と断言する友人には「いや、まあ、完全にそういう意識が無いとは言い切れないけど、でも、自分も学生時代に何度がこっくりしちゃって、隣にいる人に激しく肘鉄されて何度が目が覚めても、すぐにまた睡魔に襲われて、ほんと、ごめんなさいと思いつつもどーしよーもなかった、という経験を踏まえ、隣でこっくりしてもたれかかってくる人がいたら、喜んで肩貸すことにしている」と力説したら、友人も「・・・・たしかに、私も、高校生の頃だか、大学の頃だが、隣の人に迷惑かけたことがある」と、やっと思い出してくれましたっけ。

 電車の中で熟睡っていうのは、欧米人には理解不能な風習のようで、そういう写真が国際社会に向けて地道に発信されていたりすると「寝るのが基本の日本の電車いいでしょ?」と誇らしくなりますが、酔っ払って、手持ちのカバンを放り投げてしまったどーしよーもない酔っ払いに、もっと酔っ払ったオッサンが「おいおい、カバン投げちゃダメだよおおお」と、カバンを拾ってあげて、膝に戻してあげてる光景なんて観た日には、「仲よきことは美しきかな」な感動で胸がいっぱいになります。

 私も数年前、菊名から渋谷まで超酔っ払ったまま電車に乗って、渋谷で酔いつぶれたままだったのですが、誰か親切な人が、ポポンと叩いてくれたので「は!?ああ、渋谷だった!」と飛び起きたので、それ以来、終点駅で眠りこけている人には自分でできる限りはポポンと叩いてあげることにしています。

 子供の頃、母親に「兄弟喧嘩が戦争の始まり」と教育されたので、今こそ、「酔っ払い同士のささいな助け合いが世界平和の始まり」ということで。

 というわけで、要するに、かなりの夏バテ気味で、かなりヘタっているのですが、「ああ、こんなに電車内で眠りこけている人がいっぱいいる世の中って素晴らしい」と、持ち前の「いいこと探し」が暴走してますが、「幸いなるかな 観るもの全てがなんだか美しい者よ 天国は汝の物である つーか 脳天気な汝にとっては いつでもどこでも天国なんですね」

 って、まあ、疲れてる時の方が、妙に世間が美しく感じてしまうという、自分が持って生まれたらしい「ネアカ」(死語)な遺伝子に感謝しよう。

 土曜日にねえ、ワクワクさんがまさかの9回表に楽天に打ち込まれて降板して、逆転さよなら負けっていうのも「勝った!」じゃなくて、「涌井どーしたんだ!」と思ったのだが、今朝の夜中、涌井が自動車事故を起こしたらしいので、ほんとに「涌井、どうしたんだ!」ってマジ心配です。しばらく自動車運転自粛するらしいので、「西武線に乗ったら、涌井に寄りかかられたらどーしよー」と、オバサンは余計な心配しているので、無視していいです。


9月5日(日)

 パパンの合唱倶楽部の発表会だったので、昨日は実家に宿泊してました。

 しかし、自分が子供の時には、当然のことながら親が子供が舞台に立つのを(学校行事だったり、習い事の発表会だったり)観に来ていたが、大人になったら立場が逆になるって面白いですね。

 なので、土曜日はテレビで観られなかったんだけど、山本昌先輩(現役選手で先輩と呼べる数少ない貴重な存在です)完封勝利おめでとうございます!
 土曜日の夕方、家を出る前に経過チェックしてみたら「このまま、完封しそうじゃね?」とザワザワしてましたが、まさかホントにやるとわ・・・・しかも巨人相手っていうのが凄いです。(名古屋ドーム補正したとしても)

 昨日は楽天も、涌井が9回裏にまさかのズッコケで(なんで?)大差をひっくり返してサヨナラ勝ちしていましたので、「今日は岩隈先発だから、その勢いで!」と願っていましたが、まーた、おかわり君にホームラン打たれて負けてるし。もう、ほんと癒し系すぎます。

 さて、うちのママンが「観たかった短編映画があったんんだけど、レンタルビデオ屋で探しても見つからない」と言うので「もしかしたら・・・」とユーチューブで探してみたら、あった・・・・「あの、これ、一応、違法なんで」と言い訳しつつ、「ユーチューブとわ」を軽く説明したけど、余計なもん教えてしまったかしら?


9月3日(金)

 会社で買ってるシーズンチケットが余っていたので、今日はぶらりと一人でハマスタに言ってみた。
 ヤクルトの投手は今期絶好調だが、横浜には弱い由規君だったし、横浜先発はアトリで、「また炎上しちゃうと、ヤクルトの勝ち継投出ないじゃんよ」と、あまり期待しないで球場に行ったのだが・・・・

 アトリはなんと6回二失点で抑えるし(不運なヒットで得点された感じ)、由規君は完封ペースという、まさかの投手戦。

 さらに、横浜は7回に江尻投入するが、エジリンがかなりの劇場を演出したので、もー、酔っ払いの客がヤジるヤジる。

 さらに8回に、今日、久々に一軍登録された寺原が出てきたが、打ち込まれちゃって、酔っ払いの客がもう、ヤジるヤジる。
 でも、私も、その頃には立派な酔っ払いだったので、ヤジで盛り上がる球場が心地良かったというか、「3点で抑えてくれないと、イムさん出ないじゃん」と手原を必死に応援した。

 まあ、ですから、由規は完封ペースだったのだが、8回くらいから、横浜打線も「惜しい当り」を放っていたので、9回は継投するかと思ったのだが、「あり?打席に由規が出てきたよ?」
 わーん、また松岡もイムも観られないのか・・・しくしく

 でも、9回表に横浜の福田投手の見事な投球を観ました。

 私が愛読する横浜ファンの人のツイッター周辺には「福田さーん」な人がいて(つーか、いまいちまだツイッターの仕組みがよくわからず、誰のツイートだがよくわからないのだ)「福田って誰?」と思っていたのですが、調べてみたら「おお、あの、京大の人か!」

 高知大を卒業して、京大大学院に進学したけど、野球が諦められなくて、独立リーグを経て、ベイスターズ入したのです。
 ベイスターズの編成は、私と同じく、京大>東大というブランド志向だったらしく、京大大学院中退の福田を獲得したので、東大卒の松家を放出してしまいました。

 いやー、ほんと、楽しかったですよ。
 酔っ払いオヤジと子供が一致団結して「福田!ゼロで抑えろ!」とヤジっているのわ。

 で、福田が見事な投球で、9回表を抑えて、さあ、最終回です。

 もう、由規くん完投らしいので、せめて、由規君のヒロインでも堪能しようと、シーズンシートの1塁側から3塁側に移動しました。ブルペンから戻ってくる、マツケンやイムさん観賞しよっと。

 座席ジャックの果てに、ネット裏席と3塁側席の合間の超いい席をゲトしまして、そこで、2アウトまでびしばし好投する由規くんをボーっと眺めていたのですが、あれれ?ハーパーにヒット打たれてから雲行きが怪しい。

 そんで、とうとう、2アウトだけど、満塁になってしまった。

 おいおい、横浜ファンは超盛り上がってるし、サヨナラある?
 いや、サヨナラの前に、ヤクルトの継投があるっしょ。

 マウンドに集まる野手と荒木コーチ(きゃー、大ちゃん!)の中に、ぽつねんと小柄なシン通訳がいたので「きゃー、イムさん来る?」

 球場に着いたときから「アトリは3失点でなんとかしてくれないと、私のイムさん出てこないじゃん」と思っていたのですが、由規の出来が良すぎて「ふん、また完投ですか」とフテくされて飲み過ぎちゃって、すっかり酔っ払って、酔った勢いで席ジャックしまくって、超いい席でヨシ君完封を見守るつもりだったのですが、「生まれ変わったら甲子園のマモノになって、日本中の球場を甲子園から出張してきたマモノのしわざ、っていうお仕事したい」と思ってる私ですが、今日はまさにリアルで死後の世界でした。

 半分死んでいた私の目の前で、イムさんが見事に、つーか、ほんと危なかったんですが、カスティーヨを三振で抑えて・・・・・つーか、わたくし的には「いーよ、もう、逆転されるとサヨナラだけど、同点にしてくれれば、次の回もイムさん出てくるだろ?」とかホンキで思っていたのに、見事に抑えて、相川がマウンドに寄っていったので「あ・・・・」というか「アッーーー!」と言う間もなく、イムさんと相川の生ハグを観賞する機会に恵まれ、3秒くらいですが「わたし、このまま死んでもいいかも」と本気で思いました。

 4秒後には「相川、ずるいよ、その権利を私に譲ってよ、いくらですか?」と嘆き、23秒後には「その権利を買うために私はいくらまで出すだろうか?」と冷静に金勘定しはじめ、一瞬だけ300万円くらいを想定したのですが、すぐに「3万円が限度だろう」と冷静になったので「今日は300万円くらい楽しかった」ということにしました。

 ヤクルトベンチの真上にいたので、ブルペンからベンチに下がってくる松岡も真上から観賞できましたし、なぜかウィニングボールを通訳のシンさんが持っていて「これ、どうするの?」と戸惑っていたら、小川監督代行が受け取って、どうやら、由規くんのママの誕生日だったようで、私の憧れの人であるミヤちゃんに捧げられたらしいです。

 いやあ、しかし、今日の試合は今期ベストゲームだったな。

 ほんと、いいものを観た。
 スポーツニュースではね、「由規が初2桁勝利」で終わると思うんだけど、今日、球場にいた人にしかわらかない、何かがあったいい試合でした。
 音楽ライブで言うところの「ぎゃー、アンコールでこの曲やってくれると思わなかった!」みたいな。

 で、私は音楽ライブでは「ぎゃーーーー!この曲きたーーーーー!」って言えるのですが、野球歴がまだ浅いので、ほんと声出せなくてね。

 今日もリリーフで出てきた江尻がグダグダと劇場していたので、脳内では「江尻ぃいいい、長いのは足だけにしろ!」と思ったのですが(ほんと、腰の位置高くて、スタイル抜群でうらやましい)声に出せませんでした。

 で、そんな球場では声が出せない私の真後ろで、まだ日本語もおぼつかない3歳児くらいの幼児が「あとりー!オレはボールが欲しいんだ、オレにボールくれ!」ってちゃんと言ってたりするので、それって、ボールくれくれ子供に厳しい友人M嬢だったら、きっとボコボコに悪口言ってたんでしょうけど、今日の私は「ボールちょうだい!」なお子様がホントに羨ましかったし、ボールなんて要らないから、イムさん持ち帰りたかったっす。


9月2日(木)

 9月病(?)も、すでに二日目で慣れました。

 でも、またパズルみたいな仕事が多くて、憂鬱である。
 いつも愚痴っているけど、でも「こんなややこしいこと処理できるのは私だけよ」という自負もあるのだが、さすがにずっとこの状態だと不機嫌になる。終わりの見えない夏と同じだ。

 ですから、趣味の野球に没頭したいものですが、贔屓チームが弱くてさあ(笑)

 でも、私のマサルさんが今日登板しているので、「お?これは今年もう一回くらい観られるか?」とワクワクしながら日程表を確認。
 マサルさんはずっと日曜当番(登板)だったので「もう、関東で試合ないじゃん」と嘆いていたのですが、一度、登録を抹消されて、どうやらローテずらすらしかったので「いつ出てくるだろう?」と期待していたのですが、このまま普通に行けば、来週の木曜に西武ドームだ!

 よし、よし、と早速、有給の仮予定を入れておきました。
 ほんとは、来週は別の日に休んで、楽天2軍の試合でも観に行こうと思っていたのですが「小坂も観たいが・・・・やはり、マサルさんだろう」と30分くらい真剣に悩んだがけど、そういう結論になりました。

 ほんと、自分のことはね。
 いろいろ悩むし、有給だって自分の都合だけで決められないことも多いですが(一昨日の岩隈さん100勝目の日がよりにもよって月末だったり、さらに先にマスオさんが休暇にしていたり)、わりかしきっぱり決められるんだけど、仕事のことはねえ?

 ここんとこずっと、契約社員のCさんの愚痴の相手をしているのだが、新会社と絡む、ある仕事での、うちから新会社への売上計上をCさんが部長から任されたのだが、その明細は、担当者が作っている表があるからと部長には言われたそうだが、その仕事、けっこう複雑で、担当者が作ったその表見ても「で?結局、うちから新会社にいくら請求すればいいの?」ってCさんは困っているのです。

 その担当者に聞いても、「よくわかりません」だし、部長に聞いても「あの表見ればわかるはずだ」と言われて、私に相談というか愚痴りに来るわけですが、Cさんは要するに「私の判断が間違ってたらどうするの?」という、「私じゃ責任とれないじゃん」ということを訴えたいようなので、いろいろ難しい。

 実は他の仕事でも、同じような現象(うちと新会社の利益配分が不明瞭なまま仕事が移行してしまった)の仕事がありまして、それも、部長の中では話が二転三転するので、とうとう私が業を煮やして、最初に部長が決めたはずの数字で処理することにしたのです。
 もはや、何が正しくて、何が間違ってるとか、そういう問題じゃないので、テキトーにやってみて、数字計上してみてから、もし誰かが文句言ってきたら「じゃあ、訂正しますので、単価決めてください」と開き直るしかないじゃないですか。

 で、その仕事はけっこう商品数も多くて、さらに3ヶ月分もさかのぼって入力することになったため、「あたし、これ入力するのやだ」と思ったので、暇そうだったCさんにお願いすると、Cさんもこの仕事の経緯を知っていたので、「この数字でホントにいいの?」と不安そうでしたが、「いや、入力はお願いするけど、やったのは私ってことでいいんですから。Cさんはただ単純入力するだけの立場ですから」と説得したら、ちゃんとやってくれました。

 なので、今回の件でも、Cさんが私にグダグダ言ってくるのは、「私は入力はするけど、この責任は誰がとってくれるの?」という責任者を求めているのだと理解して、「部長もよくわかってないし、もし、後でCさんを責めても、私はちゃんと事情がわかってますから」と、「ミヤノさんがオッケー出したことにしてもよくてよ」なことをアピールしておいたが、まだ、Cさんは納得してないな。明日あたりは、意を決してやってくれるだろうか?

 Cさんが慎重になるのも無理はない。

 この間、部長の悪い癖が噴出したのだが、例のイベント仕事で客が怪我をしたのである。
 保険はかけてあったので、部長としてはてっきり保険でカバーできると思っていたらしいのだが、保険担当のK嬢が「いえ、この保険って死亡と入院だけで、通院は保障されません」って言ったら、部長が怒りだしてしまったのだ。

 しかし、K嬢もマイペースだから、「だって、この保険、9月で更新なんで、そういう設定だってこと、この間、説明されたばかりじゃないですか?」と言ってしまった。

 K嬢の言い方が悪いわけでもなかったのだが、部長のツボにはまっちゃってね・・・・ほんと、K嬢もキョトンとしていたが、部長にしてみれば「なんでそんな保険なんだって言われても、あんたがそういう設定にしたんでしょ?」と自分に非があると責められていると思ってしまったらしく、「保険会社の担当も、ちゃんとうちの仕事を理解してやってもらわなきゃ困るじゃないか!保険会社の想像力が足りないだろ!」と、わけわかんねーこと言い始めるし。

 要するに、部長もCさんと同じで「自分の責任じゃないよな?」ということが言いたいだけだったのだが、K嬢はそんなのわからないから「だって、通院は無しにして、その替りに死亡保障増やすって説明で、納得してたでしょ?」と、そこで事実だけで押し通しても・・・・と、私は笑いをこらえながらそのやりとりを聞いていたのだが、とうとう部長は「いや、だから、ちゃんと説明聞いてなかったオレも悪いのかもしれないけど、その保険会社もおかしいだろうって言いたいわけで、だから、保険会社の担当を呼んで、ちゃんと話したいんだよ、オレは!それがいけないわけ?」とか、怒鳴るから、K嬢ったらとうとう、「私に逆キレしないでくださいよ」

 死亡保障を厚くしたのは、K嬢がやったことではなく、前任者のH氏の時にそうしたらしい。部長も、あとでクールダウンしたときにボソリと思い出していたが「通院程度の怪我だったら、保険適用しないだろうから」と部長が言ったので、H氏がそうしたらしいのだ。

 で、その保険の更新手続きをしたK嬢としては、保険会社が「前回と同じ保障だとこうなります」って説明で、部長が納得していたから、そのまま更新したのに、いざ怪我人が発生してみたら、部長が「なんで、そんな保険なんだーーーーーー!」ってまるでK嬢が勝手にやったかのように言うので「だって、それでいいって言ったじゃん」と反論したら、怒鳴り散らされてしまったわけです。

 まあ、私を含め、他のみんなも「K嬢、全然悪くないじゃん」とわかっているし、K嬢も終始平然としていたのでいいのですが、保身気質な人は「ああいう理不尽な目に遭わないように」と、かなり慎重になるようです。

 私は、別に部長がキレても、そんなにヘコまないし、部長は確かに、時々そうやって、「オレが悪いっていうのか?」と逆切れしますが、だいたい30分後くらいには気が済んで、「いや、たしかにそれ指示したのオレだったのかも」とか反省モードに入りますから・・・・

 部長に対するやり方で性格が出ますね。
 私とE嬢は「TKさんの扱いって、ほんと難しいわね、くすっ」と、たまに八つ当たりされるのは織り込み済みで、「八つ当たりされちゃった、てへ?まあ、部長もいろいろストレスあるだろうから大変ね?」というO型的対処してます。

 そして、K嬢は、八つ当たりされても「何、逆切れしてるんすか?」と、一人っ子気質なのであくまでもマイペース。B型的。

 M嬢は、部長と似たところのある性格なので、何度も何度もしつこく確認して、「自分の責任ではなく、部長がご決断なさったことですから」という証拠を沢山残すので、決裁まで異常に時間がかかるが、後でトラブルは少ないようだ。まさにA型的。つーか、A型対決の醍醐味といえよう。

 どこでリスクをとるかが性格の分かれ目ですかね?
 私は「後でなんか文句言われたら、そこで修正すればいい」っていう考え方なんですが、「後でなんか文句言われる」ことを絶対回避しようとする性格の人も多いみたいです。

 なので、私は他人からミスを指摘されても「ああ、ちゃんとチェックしてくれてありがとう」と思うのですが(ミスがあるのは当たり前だし、だからチェックする人の仕事があるわけだし、たまに、っていうか、けっこう頻繁にミスがあるほうが、チェックする係もやりがいがあるだろう。って思っている)、世の中の半分くらいの人は「ミスを指摘されると、自分を否定されたかのように思う」ようです。

 なので、こっちは「通らばリーチ」みたいに仕事しているのですが、あっちは、「100%負けないように」っていう意識でやってるようなので、ほんと「沢村賞投手だって、時々炎上するものです」って負けの美学も学んでほしいものです。
9月1日(水)

 こんばんわ。

 「えええ?ユッキーナとフジモンが結婚?」という職場の話題に全くついていけなかったミヤノです。

 いやあ、最近ほんと、全然テレビ観てないもんなあ。相変わらず、朝だけは時計がわりにテレビを重宝してるけど。(NHKの朝の連ドラの時間変更がまだしっくりこない)

 昨日は岩隈さん100勝で一人で祝杯をあげてしまったので、夜のスポーツニュースをほとんどチェックできてなかったのですが「NHKなら・・・」と密かに期待して、朝のニュースをチェックしていたら、やっぱり特集してくれてました。NHKは、その岩隈信者ぶりでは私を裏切らないので大好きよ。

 私はあんま記録には関心ないほうだが、岩隈に関してはけっこう記録に拘るというか、一昨年の21勝の時とか沢村賞受賞にはかなり拘りましたからねえ。
 沢村賞は、私にとって、芥川賞やノーベル賞よりも大事な賞というか・・・・もし、ノーベル賞委員会が何かをとてつもなく間違って「おめでとうございます。ミヤノさんが受賞です」って連絡してきたら、「いえ、私、一度も論文書いたことないので、何かの間違いでしょう」と正直に言うに決まってますが、沢村賞委員会(けっこう癖のあるジジイばかりなのだが)が何かをとてつもなく間違って「ミヤノさんが受賞です」って連絡してきたら「はあ?私、マウンドに立ったこともないし、たぶん、てゆーか、絶対にホームベースまでノーバンで投げられないのですが?・・・・って、そもそも野球選手じゃないんですけど?」などと本当のことを言わずに「謹んでお受けいたします」と言ってしまいそうなくらい、どんな小狡い手を使ってもいいから欲しい賞なわけです。

 自分でも、なんでだかわからん。
 ただ、今年は西武ドームに行くと、試合前に「沢村賞列伝」という歴代沢村投手を紹介する映像が流れるのだが、あれ観るたびに、心臓がバクバクするのであった。

 30年後くらいに、ついうっかり紫綬褒章とか頂いてしまったら、取材に来たマスコミには「沢村賞が欲しかったのにぃ」と言うつもりである。

 私のイムさんだとか、私の吉見だとか、私の木佐貫だとか(この場を借りて、って私の場所だが、オリックスの野手にきつく言っておきたいのだが、いい加減、木佐貫を二桁勝利させてよ!ずっと引き分けで足踏みしてるじゃん!明日の試合ではTー岡田に3本くらいホームラン打ってほしいものである。来年は球が飛ばないらしいから、今のうち量産しておけ)、私の(武田)勝さんだとか、私の岸田だとか、贔屓投手がいつのまにか増えてしまいましたが、岩隈さんはすでに別格扱いというか、もはや、アスリートを見る目ではなく、美術品観賞の域になってるようです。

 なので、パリに旅行するたびに、オルセー美術館で、大好きなマネの「オランピア」眺めてニヤニヤしてるのと同じように、試合前の西武ドームの外野から岩隈さんの練習風景観てニヤニヤしているようです。

 だから、岩隈さんの「沢村賞」とか「100勝達成、史上9番目のペース」っていうのは、絵画にハクをつける数字として、サザビーのオークションでの落札価格みたいなもんで、今年は味方打線が全然ダメだったので、やっと9勝という惨状ですが、これからも素晴らしいタイトルや記録を達成していただきたいものです。

 さて、今日は9月1日。

 仕事が忙しい月末付近でもありますし、たしかに書類がまた溜まっているのですが、それよりも、やっぱし「9月1日」という日付で脊椎反射的に鬱っぽくなるようで、ほんと、どんよりでした。

 いろいろ鬱憤も溜まってますし・・・・
 つーか、前にも日記に書いたけど、わけわかんねー投資のおかげで、資金繰りが悪化しているので、「ああ、お金が無い、借りなくちゃ」って思うだけで、気分が下がる。
 で、10月にショートするので、これは9月中になんとかせねば。部長の尻を叩かねば、と、どんより考えてる最中に、その投資先の人がやってきて、会議室で意気揚々と「このシステムこんなに素晴らしいのです!」な説明をしているのが漏れ聞こえてくるので、会議室放火してやりたいくらいにムカついた。

 どれくらい回収できるのかさっぱりわからんが、あそこったら出資金以外にも、追加の短期融資を求めてきて、上から「23日までに2千万円振りこんでくれ」って指示が来たのだが、「それって、給料のための資金じゃんwww」

 私自身も、短い間ではあったが、社員に給料払えないような会社で経理をしたことがあるので、あの会社も社長の手八丁口八丁で資金を集めてきて、なんとか回していたが、ああいう人って、金を引き出す才覚はあるのだが、返す算段までは全く考えてなくて、A社から借りた金をB社から借りた金で私が期日に返済すると「そんなに急いで返さなくてもいいじゃん」とか言われたが、期日通りに返済しないと信頼を失って、A社から二度と借りられないと私は思ったのだが、あの社長にしてみれば、「借りたら返さない」でオッケーみたいだったけど・・・・

 おかげで部長もやっとわかってきたみたいで、前は「経理でちゃんと借入金返済計画を含めて、もっとちゃんとした財務計画を!」と言うので「お気持ちはわかりますが、あんま意味ないのでやってないんですが?」と私が言うと、「意味が無い?なぜだ?そんなはずは無いだろう!」と、いつも叱られていたのですが、こうやって急に上から「じゃあ、ここに、こんだけ投資しますから支払いよろぴく」って投げられると、あたふたと後手後手で資金調達するしかなく、財務計画もへったくりもねーですぜ状態なわけで、せいぜい、私ができることと言ったら「役員賞与減らしちゃる」くらいのことですし、それも焼け石に水ですし・・・・

 みんな、会社の金を他人事みたいに湯水のごとく使うけど、私は、自分の金以上に思っているので、残高少なくなるとほんとブルーになるんですってば。
 いつも書いているけど、賞与が支給されると大変嬉しいのであるが、自分の口座には、数十万円ちんまりと振り込まれるだけだけど、会社の預金からズゴーンと大金が消えるので、賞与時期にはなんとなくものすごーく損しているような気になってしまう、そんな損な仕事の経理なのであった。

  
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