可燃物な日々

表紙に戻る/過去の日記

ご意見・ご感想・誹謗中傷などございましたら、感情廃棄物再利用所までどうそお気軽に書き込んでください(でも、現在書き込みが出来ないようです)

 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

1月31日(日)

 さあ、明日からキャンプインだ!

 プロ野球では「一年の計はキャンプにあり」と言われているが、うちの会社も2月はやはり「一年の計」なのである。

 新会社設立のことでは、けっこう心を乱されたが、もう、ここは野球になぞらえて、「新チーム作るお手伝いだと思えばいいのかも」とかなり前向きになってきた。
 気分は5年前の楽天イーグルス創設である。

 今のところ問題点としては、球団社長がバリバリの現役選手なので、経営のことドシロートなことと、機動力野球が好きというか、自分がそういう切込隊長的な選手なので、そういう選手ばかり集めていることだ。

 攻撃としては、それでも別にいいんだけど、えーと、投手と捕手がいないと試合できませんが・・・・・
 贅沢を言えば、せめて主審くらいはいたほうがいいのでは?まあ、草野球ですから審判いなくてもいいのかもしれませんが・・・・

 あと、監督はわりと走攻守揃った選手なのだが、でも、彼だってバリバリのレギュラー選手で、3番打者でセンターを守っているけど、センターで監督って、あんま聞いたことないし。
 野村も古田も捕手だったからなあ・・・

 で、投手と捕手と審判は、親会社となるうちでやるわけです。
 まあ、実務的なことはほとんど私がやることになるのでしょう。

 そのあたりは、もはや「まあ、好きにせい」って感じですが、私が心配しているのは「グラウンドキーパー誰がやってくれるのだろう?」ということだったりする。

 新会社の事務所はマンションの一室みたいなところらしいのだが、そうなるとトイレ掃除も自分でやらないといけないわけで、そういう経験のない社員ばかりだろうから、けっこう火種になる可能性がある。

 どーせ、女子社員の仕事になるんだろうけど、新チームの女子選手には、女子マネ魂持った人っていたっけ?
 うわー、あの人が事務所の電話番的役割?
 彼女も30歳半ばになって丸くなったとは思うが、かつては「なんで女子ばかりお茶くみするんですか?」と不満を上司にぶちまけていたらしい。ちなみにそのときの上司が、今の私の上司である部長で、「だから、オレ、あの子、ちょっと苦手でさ」みたいな愚痴を聞いたことがある。

 部長は昨日も書いたけど、けっこう性格が女子的なこともあり、すんなり女子トークに入り込めるので、そういう不満もうっかり吸い上げてしまい、「まあ、その気持もわかるけど・・・」と板ばさみになりやすいようだ。

 まあ、あの彼女が進んでオフィスの掃除をするかはわからんが、そんなもの、別にやらなくても誰も死なないのでいいのだが、問題は、私と相性の悪かった、あのKさんである。かつて、彼女を中心に新会社を設立したのだが、Kさんは、自分の家のように事務所を飾り立てていたなあ。花生けたり、テーブルクロスやクッションを用意したり。

 あのKさんが電話番要員だったら、彼女の好きなようにやればいいが、Kさんは外回り要員らしいので、そのあたりでギクシャクしないといいけど。

 そういや、Kさんは新しい会社に移るので、またテンション上がってるらしく、しかも、うちの部長が細かいことは仕切ると思い込んだらしく、部長がちょっと辟易していた。
 「あそこの社長が、さっそく海外出張を命じたらしいんだけど、それに娘を同行させたいけど、いいですか?ってオレに聞かれてもさあ」

 いいか、悪いかはこっちで決めることじゃないしね。
 もちろん、経費はきちっと分けるので、その方法を指導することはできるけど。

 私が「ああ、Kさんは仕事できる優秀な人だけど、そういうとこ、けっこうウザいっすよ?」と私が言うと、部長も「新会社のことで確認したいことがあるっていうから、もっと全体的なことなのかと思ったら、ともかく自分の細かいことでイチイチ確認とられて、自分のことばっかりなのかよ、って思った」と愚痴っていた。

 うちの会社の人たち、アバウトな人が多いから、Kさんがいい意味でそのネチっこい細かさを発揮してくれるといいなあ。  
1月30日(土)

 出勤。
 月−土で6日間出勤は久々のような・・・・

 昨日の午後、K役員の外回りのアッシー(死語?)にされてた部長は、案の定戻ってこなかったようで、夜中まで振り回されたと確信していたが、やっぱし今日の昼間に出勤してきても、「あーあ」とデカいため息ばかりついてるし、デカい独り言ばかり言うし、それに反応してあげても、「いや、別に・・・独り言」と不機嫌そうだった。

 しかし、コミケ氏が外出して、二人っきりになったら、やっと心を開いてくれて、部長が吐き出す愚痴を親身になって聞いていたら、だんだんエンジンがかかってきて、3時間以上、たっぷり話することができました。

 こういう、女友達モードに突入すると、なんか話がサクサクと進んで面白いなあ。
 前から、部長がネチネチ言ってた新会社の経費精算の話も、つい先日までは、私が「それは、こーしたほうがいいのでは?」と意見すると、まるで私がつっかかってるみたいにとられたのか「言ってる意味よくわかんねーし」みたいなこと言われて、私はややヘコんでいたのですが、私のほうも、その事案をだんだん自分なりに消化してきて「多少、私が面倒な作業することになっても、どーせ全体的に面倒なのは同じだし、それに事前にあんまりキッチリ決めてもしょーがないし、ある程度、大枠決めて、後はテキトーに細かいこと決めればいいじゃん」と、だんだんカドがとれてきたが、向こうも同じだったらしく、「結局、仮払いはこうしたほうがいいのかな?」と言うので「ああ、それミヤノ案じゃないですか!」とついうっかり言ってしまった。

 私ったら、そういうとこ、まだまだ未熟者である。

 中間管理職である上司は、上からも下からも、あーでもない、こーでもないと好き勝手言われて、「どーすりゃいいのだ?」と頭が混乱していたのだが、だんだん考えが整理されてきて、「結局、こういう方法がいいのかな?」とわかってきたみたいなのだが、それが誰の案だかもうわけわかんなくなっているので、まるで自分が今初めて思いついたかのように言ったのだ。

 そういう場合「それ、私のプランです」と言うよりも、「ああ、それ、いいですね。それがいいんじゃないですか?」と、それを「部長が発案したこと」として持ち上げておけばいいものを「あ、部長ったら、やっと私の案がいいってことわかってくれたのね?」という態度は会社員の世界ではあまりよろしくないと思うし、男女間の世界でもね?

 彼氏や旦那が「オレ、こうしようと思うんだ」と決断を表明したら、彼女や妻が「だっから、私が何度もそう言ったじゃん?今ごろやっとわかったの?バッカじゃない?」と、つい本当のことを言ってしまうのと同じだ。

 なので、そこでヘソを曲げても、私の責任であると覚悟したのだが、男子の部下にそんなこと言われたら絶対にキレる部長であるが、さすが女性には甘いというか、よき父よき夫生活のキャリアが活きているのか、「うん、そうだね。ミヤノさんのプランが結局、現実的なのかなあ」と、悟りをひらいた聖人のように微笑んでいた。

 こりゃ、今日は「落ちた」モード全開だな、と思って、その後も部長はあんま話したくないようで時々話を逸らされたが、その度に軌道修正して、部長が把握している「今後の展望と今の問題点」について、かなり吐かせました。

 なんつーか、弱ってる容疑者にカツ丼食わせて、「お前も苦労したんだなあ」と親身に話を聞きながら、きっちり尋問している凄腕刑事のようだったわ。

 容疑者の方は「こんな愚痴ばっか言って、ほんとにすみません」って謝ってるのがちゃんちゃら可笑しい。

 いや、今日聞いた情報は、ほんとは私の仕事には必要ないんだけど、でも、私は物語体質なので、いろいろな事案の影に見え隠れする人間関係の物語がわからないと、仕事しにくい、というか、「仕事が面白くない」のである。

 それに、私が喜びを感じるのは「主観の違い」と言うと大げさだが、たとえば部長が某役員に関する愚痴を話したとき、「うーん、この話はちょっとエグいなあ、私に言ってもいいのだろうか?まあ、もちろんオフレコだけど」と思っていたんだけど、そしたら、急に話題が変わって、その役員氏のオトボケ・エピソードになって、私が「それ、笑える」とウケていたら、「いや、これは、ここだけの話にしてよ」って?

 へえ?さっきの「そんなこと私に話していいの?」ってあたりは、問題ないんだ。
 その役員がドジ踏んだ話のほうが、オフレコなんだ・・・・
 いや、そのドジっ子話のほうが、積極的に流布すべきだと思うんですけどね?

 部長とは、こうして、「おんにゃのこ話」が時々できるけど、やっぱしわけわかんない男子のプライドみたいなところもあるので、なかなか難しいね。
 いや、私がついうっかり「なにそれ?バッカみたい(笑)」とホントーのこと言わないように自制するのが難しいので。

 でも、部長とこうして、「おんにゃのこ話」ができるのは、部長自身が「サル山」から足抜けはできないが、サル山の外から「なにあれ?バッカみたい(笑)」と言っている女性の存在をある程度理解しているからなのかもしれない。

部長 「オレってさあ、こう見えても、けっこうというか、かなり短気だし・・・」
私  「知ってますけど?」
部長 「・・・・・・・・・・・・・・」

 たとえば、同じことをコミケ氏に言って、コミケ氏が「そうですよね」と心の篭らない相槌を打ったら、部長が持ち前の短気さを発揮して、コミケ氏にいきなり攻撃的になるのは、何度も観てきたが、私が同じこと言っても、そうならないらしい。

 それが女性を尊重しているからなのか、差別しているからなのかは、私にはわからない。

 ああ、でも、部長は、ほぼ女手ひとつで育っているから、そういう意味ではマザコンだろうし、なるほど、これなら、若い頃たいそうモテたという話も納得がいくかも。
 でも、部長の息子は、社長宅のホームパーティーでいつのまにか私の膝の上に座っていたこともあったので「女たらしの遺伝子はあるな」と思ったっけなあ。あの可愛かったご子息も、翌年は私に見向きもしなかったけどさ(笑)

 まあ、某役員が酔っ払って部長をいじめるのは「愛ねえ」と私は思ってるし、部長もそれはある程度理解しているのだが、でも、けっこう大変らしくて「オレはこういう仕事に向かないと思う」と言うのだが、口を開けば、トカゲやヒキガルが飛び出してくる意地悪な姉としては「いや、部長がそうやって、某役員が酔っ払ってブチまけることを本気で気にするあたりが、さらに愛されているのでしょうよ。じゃあ、部長が他に行って、私がその役を務めたら、私は某役員に都合の悪いことも平気でやるので、某役員はそれを知っているから、間に部長を挟んでいるのではないですか」としか言いようがない。

 部長には、サンドバック役をがんばっていただかないと。
 そしたら部長は「他の、うまくやってる人に比べて、オレはサンドバック役上手くないし・・・けっこう逆らっちゃうし」と言うのだが「抵抗しないサンドバックに何の意味が?抵抗するから愛されるんでしょーが?」
 「・・・・・・そうなの?」
 「そうですよ。イジメッ子の心理としては」
 「だったら、オレもハイハイって言うこと聞いてニコニコしてるだけにしようかなあ」
 「できるもんなら、そうしてみなさい。ちなみに私はできません」
 「そうなんだよねー、面倒くさくなって黙って聞いてると、お前は黙ってるだけなのか!って叱られるんだよねー」
 「何を言っても悪く言われてるに決まってるので、黙っていても悪く言われるか、なんか意見して悪く言われるか、選択するのは自分だと思います」
 「そっか・・・・・つーか、オレってやっぱし総務に向いてない?」

 いや、私の史上最強の総務向きの人なんだが、そう言っても信じてもらえないと思うので、「総務部長に向いていた人なんて、今まで誰もいませんでした」と言うのが精一杯。

 さーて、そろそろ暖まってきたし、自主トレ終了すっかね?

 でも、アップしなくても、ローカルで保存しとけばいーじゃん、な気分もちょっと継続。別にプロでもないし、公開する必要無いし。

 えーと、そもそも何でヘコんでたんだっけ?

 仕事がゴタゴタしていた最中に中二病のときのアイドルの訃報で、なんか、よーわからんよーになっていたが、表面は普通にこなしていたんだけど、裏面がゴチャゴチャになっていたようです。

 表と裏のバランスが肝心なので、もう少し裏を整えてからキャンプインしたいと思う。

1月29日(金)

 毎日、愚痴ばっか書いているが、たまにはいいこともある。

 先日「ここの会社との契約は1月いっぱいで解除なので保証金も1月末に返金してください」と言ってきた社員が、また別の契約解除の書類を持ってきて「ここも1月末で解除なんですが、この前の○○と同じで、1月分の請求はあるので、それが入金されたら返金ということでお願いします」と言ってくれたので「おお、学習してくれたか!」と私の顔が輝いた。

 さらに彼女は「じゃあ、1月分の入金が確認できたら、お知らせしますね?」とまで言ってくれて、それって、単なる「フツーのこと」であるが、こういう事務が未経験なその人は、そういうフツーなことを知らなかったようだが、ちゃんと「これ、一般的にはフツーさ・・・」と私が説明したら、ちゃんと学習してくれたのである。

 その人、派遣社員で、どーも不思議ちゃん系な感じだったので、こっちもどうしていいのか困っていたが、そこの部署の社員に話を聞いたら、事務系の人じゃなくて、どっちかというとプログラマー寄りの人だったらしい。
 なんで、そういう人にこういう仕事させているのかは謎だが、「なるほど、だから、こっちが当然のことだと思ったことを意見すると、きょとん?と、不思議な対応されていたのだな」とわかったので、それ以来、なるべく丁寧に、新入社員に教えるみたいにやっていたのだが、教えればちゃんと今回みたいに学習してくれるので、1年くらいかけて営業事務の常識的なことをできるだけ仕込んだつもりなのである。

 でもなあ。
 派遣社員だし、彼女は私の指導をちゃんと受け止めてくれるが、彼女に指示する立場の社員どもが私の言うこと全然理解してないどころか、「ああ、それはAさんに任せてるから」って営業事務の経験ない人に丸投げってどーよ、と思ったが、Aさんがいるうちはいいけど、いつ辞めるかもわからないし(彼女は結婚を機に、残業が多い前職よりも、今の派遣での仕事を選んだようで、妊娠でもしたら・・・・・)そーなったら、また私はイチから指導しないといけないわけで。

 まあ、今の会社で働いた10年ちょいは、その繰り返しだったからなあ。
 後輩を育てて、やっと左団扇だと思ったら、辞めちゃって、また新しい子を仕込み直して、また辞めちゃって・・・・・

 パソコンのワープロ機能みたいなもんですね。
 マシン入れ替えると「辞書機能が新人さんになってしまったあああああ」とまたイチから調教。

 うちの会社のパソコンの辞書機能は、親会社と共同な辞書登録を搭載しているらしく、それを導入した当初は、親会社とうちで共通の得意先名や、社員名が一発変換されるので、それなりに便利だったが、ときどきなにやら一括で更新してるらしく、そのタイミングで、一般用語がバカになり、先日も「給料」と入力したつもりが、まだ「丘陵」とかになるなら我慢できるが「旧良」とか、全く意味の無い言葉に変換されて激怒した。

 他にも「え?これがなんでこうなるの?」という珍変換たくさんやってくれたっけなあ。
 具体的には忘れたが、例えば「返金」のように、他に同音異義語を探せと言われても思いつかないような単語で「辺菌」みたいな変換されて「どーしろっちゅんじゃ!」と頭を抱えてしまったことよ。
 いったい、いつの時代のワープロ機能だ!(20年くらい前はそのくらいが普通だったけどさ)

 さて、日記にはこうして、どうでもいい愚痴を書きなぐっておりますが、外面は頑張って、いつもより「いい人」をやってます。
 人事異動の話で、みんなけっこうナーバスになっているので、私みたいな立場の人間(別にエラくもないが、会社の血液であるお金を動かしているので、ある意味心臓部ともいえるので、心臓がバクバクしているようではちょっとね)が率先して余裕な態度のほうが、いいのかなあ、と思ってさ。

 それに、経理事務というか、伝票処理なんて、後でいかようにもできるので、私が面倒なだけで、けっこう融通効くのです。
 「それは、税務署的には大丈夫なのか?」って、私がちゃんと納得してやっていることであれば、いくら税務署につつかれようと、私がちゃんと説明する自信がある。

 なので、対外的なことはどうでもいいから、まず私を納得させろ。


1月28日(木)

 朝のニュースを観たら(最近、朝しかテレビ観てない)、マチュピチュが大変なことになっていたんですね。

 さて、心の自主トレの方は、「ま、あんま、いろいろ考えてもしゃーねーし、やれと言えばヤルし、やりたくねーことはブーブー文句言いながらヤルし」と、まあ、最初からそう思ってたんですけどね。

 ただ、上の皆さんが、事務のことに詳しいわけでもないので、「へ?・・・・はあ?・・・・ふう?」なことを言い出したりすることが多く、「いや、それ、違うと思います」と意見するのはけっこう疲れますが、どーせ、やるのは自分なんだから、納得がいかないならとことん言うだけ言っている。

 部長は上と下(私)との板ばさみで大変だが、上から言われたことを私に「これってどお?」と相談してきたので、「いや、そうじゃないでしょ!」と意見したのだが、この3日間くらい、そのことで議論を重ねてきたのだが、そのたびに私は「そこから考えるのはおかしい。それは一部分のことで、その全体をどうするかから、考えないといけないでしょ?」と言っていた。

 その甲斐あって、3日目でやっと部長も「これは経理的にはどーでもいい話で、新会社の決め事の問題」とわかってくれたようだ。

 どういう話かというと、交通費精算の話ですったもんだしていたんですよ。

 うちの会社は、交通費精算を独自システムに入力して集計して、給与と一緒に振り込んでいるのだが、新会社でもそうしないといけないという思い込みがあったようで、でも、私は「出向者が出向先で使用する経費は、通常だと。出向先負担でするんじゃないんですか?だったら、交通費だけじゃなくて、タクシー代だとか、出張費だとか、交際費だとか、そういうのは出向先の経費になると思うけど、そっちの精算方法を含めて考えてください」って何度も絶叫したのだが、なんか知らんが、交通費精算のことばかり言うので、今日もブチキレ寸前だった。

 そしたら、やっと部長が私のブチキレ寸前に怯えたのか、「いや、ミヤノさんが言うように、経理的にはこれは些末な一部分だってことはわかってるし」って、わかってるなら、いちいち私に確認してくるな、って話だが、そこは上と下に挟まれてる人の悲哀で、私もそれはわかってるんだが、上がトンチンカンなこと言ってくるのをそのまま私にスルーされても困ります。

 つーか、正直、その程度のレベルのことなら、部長通さずに、私が相手したいのですが。
 どーせ、実務やるのは私ですし。

 でも、私が直接相手すると、「それはダメです」って即答しちゃうから、どーも敬遠されちゃったようです。
 なので、クッション役の部長にご迷惑かけて申し訳ないです。

 でも、結局、実務をやるのは私なわけで、私はそう簡単に譲りませんよ。

 でも、私だって新会社に大して厳しくやろうとしているわけでもなく、今よりも不便になるが、なんとか、上手くいく方法はないか?と思っているのです。

 うちの部署からも新会社に出向になる社員がいるし、その人たちのためにも、部長相手に「それじゃあ、社員が不便でしょ?もっとシンプルにやりましょうよ!」と絶叫しているわけです。ああ、疲れる。
 

1月27日(水)

 掲示板には「自主トレ中なんで非公開です」と書いたけど、別にそんなたいそうなこと書いてないしな。

 大企業に勤めているわけでもないし、オーナー企業の中小企業の話なんである。

 それに経営不振だからリストラするっていう話でもなく、大規模な組織改革をして、もっといい会社にしよう、という前向きな改革だというのもわかる。
 ただ、今まで、けっこうぬるま湯でやっていた部分をもっと引き締めるために、いろいろ整理して、特に売上に直結しない総務や経理部門は、個々の会社でやっていても無駄なので、うちの会社に集約しちゃえ。という話なのである。

 でも、そういう発想、過去にもけっこう付き合ってきたけど、それで上手くいっていた会社が思いつかないだけ。(今の会社に勤める前にちょこっと手伝った、自分史上最悪だったベンチャー企業の社長がその発想の極北だったっけ)
 経理なんて外部に委託すればいいだろう。営業なんて、毎日会社に来る必要ないんだから机なんていらないだろう、って、そう考える経営者はけっこういると思うけど、それで会社として維持していくのは意外と難しいと思うのだ。

 逆に私が20代のとき仕えていた社長は、「経理は自分のお膝元でがっちり」だったし、他の会社だと出勤時間が不規則でも許されていた職種の社員たちにも「朝はちゃんと会社に定時に出勤しろ」と強要していた。(日本を代表する老舗の大手メーカー出身だったから、そういうとこ厳しかった)

 そうそう。ダメな経営者は経理のアウトソーシングの意味を勘違いしてるんだよな。
 お金の動き自体は、ちゃんと自分の手元でやらないとダメなわけ。
 でも、それを外向けに(税務署向けに)伝票打つのは外部でもいいわけ。

 最低でもちゃんと決裁は自分でやらないといけないのだが、ダメな経営者ほどお金の動きが面倒らしく、「そういう、マネーマネージメントは経理でやってよ」みたいなことを言うが、経理担当者としては「そんな能力あるんなら、自分で会社経営しとるわい!」と思う。

 たぶん、ああいう人たちは「夫のオレは仕事頑張って稼ぐから、家計のことは妻に全部任せる」っていうのと勘違いしているのだと思う。
 だったら、会社の経理も妻に任せろって。
 多くの中小企業の経営者がそうしてますって。

 うちの主要取引先でもそういう企業があって、社長に話通っているつもりで、その件の請求書を出すと、妻である経理担当の常務から「これってなんですか?」と問い詰められて、何度困ったことか。

 「あそこの実権は奥さんが握ってるんだから、社長より、まず奥さんに話しないと・・・」って下っ端の身から再三意見しましたっけ。

1月26日(火)

●人がいいのにも程がある

 私が働いてる業界は世間と決算期が異なり、1月決算のところが多いらしい。

 2月から1月で1年間という商売のサイクルなのはわかるが、そういえば、うちの親会社はさらにズレてるなあ?

 そんで、うちが去年あたりに本格的に始めた「親会社のノウハウの一部を他の会社に売る」という新規業務については、得意先が個人事業主のところも多く、全然信用できなかったので、契約時に保証金をとっていた。
 保証金の管理が面倒だったけど、保証金貰ってるから、けっこう安心して取引できるというメリットは認めているので頑張ってやってます。

 でもさ。
 その窓口になってる人たちが、全然わかってなくてさ。

 契約を諸般の理由で途中解約してくる顧客はもちろんいるのだが、その時も「ここが契約解除ですから保証金返金してください」と、そういう手続も、うちのその部署の社員は最初は口頭やメールで経理に言ってきたので「それは違うだろ」と意見して、契約解除の申請と保証金の返金依頼の書類を作らせたのである。

 で、その正式な書類が回ってきたし、未収金がある場合はそこから差し引くが、その記載もなかったので、保証金全額返金したら、後になって「未収金があったんですけど?」とまるで、私が勘違いしたかのように言ってきたので、かなりムっとしたけど、怒ってもしょうがないので「そういうの経理ではわかりませんから、そう記載して、だから差し引きいくら返金しろって指示していただければ・・・」と言ったら「はあ・・・それもそうですね。今度から気をつけます」だそうで・・・・

 ほんと、この会社に入社当時からずっと愚痴っているけど、なんで経理がお金のことを全部完璧に把握しているかのような態度なのか、理解不能である。
 こっちは指示書に従って振込してるだけなのになあ。

 まあでも、そういうとこ油断できないと思ったので、その後、解約の申し出があっても、私のほうでも未収金が無いかチェックすることにしたんだけどさ。

 そしたら、前から話は聞いていた「大手の取引先が来季は契約してくれないらしい」というのがホントだったらしく、1月になると保証金返金依頼が来て、「1月末で保証金を返金してくれ」という指示だったが、契約解約日を見ると「1月末」になっていた。

 担当者は1月末解約だから、1月末に保証金返金と言っただけかもしれないが、でも、その得意先は末締め翌月末入金なので、1月分も発生するのなら、売掛金が回収されるのは2月末だから、常識的に考えて、保証金返還はその後でしょ?と思ったので、そう意見してみると「ああ、たしかに、そうかもしれませんね。確認してみます。」って・・・・・

 保証金の意味わかってんのかな?
 大家さんは、家賃を払う前に敷金返してくれないでしょ?

 さらに今日になって、他の部署だったが、やっぱしこの業界では大手に親会社の商品を提供していて、その大手が販売代理店みたいになっているので、キックバック払ってくれという書類が経理に届いた。
 「向こうが1月決算らしいから1月中に処理してくれ」と言うのだが、ちょっと待て。向こうからの入金はいつだ?もう請求書は送ったの?と確認すると・・・・

 「だから、向こうが決算なので急いで処理してくれと言うので、請求書は先週送りました」
 「じゃあ、その入金はいつなの?」
 「さあ?」
 「で、入金いつなのかわからないのに、キックバックは先に払えと?」
 「だって、向こうは決算らしいので・・・・」

 こういうやりとり、時々あるのですが、なんで、通常サイトが「末締め翌月末支払い」なのに、決算だと、急いで払わないといけないのでしょうか?
 これって、経理同士だと絶対にありえない話なのですが、他所の法人でも、経理わかってないバカ社員が3月20日に請求書を持ってきて「うち、3月決算なんで3月中に入金してください」とか、わけわかんないこと言います。

 「え?なんで?」と問い詰めると「上から今月中に処理しろって言われました」と言うが、売掛金とか買掛金の概念無い人に説明するのってけっこう大変です。

 私はそういう事態のたびに「だから、今月中に処理しろっていう意味は・・・・」と説明してきたつもりですが、意外とこの「売掛金と買掛金」の意味がわからない人多いんですよね。

 そりゃ、「対外的な財務体質の見せ方もあるので、売掛金をなるべく少なくしたいので、申し訳ないけど協力していただけませんかね?」というのなら、また別の話です。

 そういや、何年か前にも、うちの会社で、売掛金残高リストを担当者たちに流したら、うちの取引先でも指折りな取引先の営業担当者が「なんで、あの得意先はこんだけ未収金があるんだ!」と噛み付かれて「へ?」

 その表は、機械的に出していたので、全ての売掛金一覧が載っていたので、4月10日に「3月末の売掛金明細はこの通りです」っていう表だったんですよ。
 そうなると当然のことながら、3月の売上のほとんどが売掛金一覧に載るのですが、ちゃんと売上日付も載っていたので、普通に経理脳のある人だったら「取引先○○ 3月31日の売掛金」っていうのは、無視していいはずなんですが、売掛金の概念が全くわかってない人だったし、そこの取引先は他より2桁くらい多かったので、数字的に目立ったこともあり、「なんでだー」と騒ぎになってしまったのでした。

 観てほしかったのは、2ヶ月経過しても入金が無い取引先のところで、だからそこはちゃんと色分けしておいたのに・・・・

 まあ、経理のセンスないのはしょうがないけど、でも、やっぱし、相手から資金を回収する前に、キックバックを支払おうとするのは謎です。

 まあ、どーせ、自分の金じゃないから、そんなことができるんでしょうけど。

 でも、あの、人のいい、のんびりした人たちが別会社として独立して、ほんとちゃんとできのかいな?と、かなーり心配です。

 横浜ファンの人が横須賀での自主トレの様子をアップしてました。

 私の吉見はマイメースに別メニューだったようです。(「ロクリメ乳」がわかってしまう自分がなんだか・・・・)

 球場DJのケチャップも「今年の吉見はビッチビチにボッコボコ!」とおっしゃてますし、とあるコアな横浜ファンのサイトを読んでも「横浜の補強の課題は左投手で、だから、日ハムからFAの藤井をとるかと思われたが、そうしなかったのは尾花新監督が、吉見に自信を持っていたからであろう」と書いていたのですが、自主トレでマイペースぶりを発揮する吉見を観ていると「こりゃ、今年も4月まで2軍調整だろ」としか思えないのですが・・・・

 ここ数年の吉見はそんな感じでスロースターターらしいです。

 去年も「吉見は全然上がってこねーな」とやきもきしてたら、中継ぎロングリリーフでお試しされ、その後は吉見祭り(中日の先発ローテの吉見とローテが被った)で一部だけで(あたしを燃やす火♪ 系)盛り上がりましたが、今年もどーせそんなもんでしょうよ。

 横浜の吉見の二桁勝利なんか全然期待してないし。

 打率3割っていうのは、けっこう期待してるんだけど(笑)

1月25日(月)

 たしか、グリム童話にこんな話があったと思う。
 継母と意地悪な姉にいじめられていた心優しい娘が、小汚い老婆に親切にしたら、お礼に喋るたびに宝石が口から出てくる魔法をかけてらった。そんで王子様に見初められたかなんかで、それを妬んだ意地悪姉が、妹を問い詰めて、魔女の存在を教えてもらったのだが、魔女が扮している小汚い老婆に冷たい態度をとってしまったので、姉娘が喋るたびに、イボガエルとかトカゲとか、グロなものが飛び出す魔法をかけられてしまいましたとさ。

 ちょこっと調べてみたら、グリム童話集よりもペロー童話集らしいが、アンデルセンでもペローでもグリムでもグリンでなんでもいいが、(一人、違うのが混ざってます。グリンさん、今期はいずこへ?)今現在の私の状況「口を開くと腹黒い愚痴しか出てこない」というのと、あの童話の意地悪姉が重なって「私、魔女になんか意地悪しましたっけ?」と悲しい気持ちになるのでした。

 しかし、愚痴を心に貯めていても心の病になりそうですから、私はできるだけ吐き出したいんですけどね。
 ほら、この間、古い麦茶飲んだら、きっかり1時間後に見事に全部吐き出して「人の体の自浄作用ってすごい」と感心しましたが、悪いものが体に入ったら、とにかくゲーゲー吐き出しましょう。その方が、症状が軽いです。うっかり腸まで到達させてしまうと、もっと恐ろしいことなります。

 さて、仕事意外のちょっと楽しい話でも。つーか、こっちは逆に、心の中にあった大事な宝石を失ってしまったので、その隙間を必死で別のもので埋めようとしてるらしいという、自浄作用に似てるけど、真逆のことしているらしい現象についてです。

 仕事で、あの中沢新一先生に、書類を送ったのですよ。
 なんの書類お送りしたのかは、数日前の日記にヒントが載ってると思いますが、宛先は先生が現在在籍されてる大学だったのですが、そこから連絡があり、ちょっとした変更があったので、訂正して再度送ったのです。

 その書類を発送してくれたのはエビワカちゃんだったので「なんか、間違ってましたか?」と言われたが「いや、間違ってなかったけど、これは向こうの都合だから」と説明した。
 エビワカちゃんの変な癖で、自分のミスに敏感なのだ。

 顧客から「ここを訂正してくれ」という連絡があると、いつもすぐに「私が間違いましたか?」と食いついてくるのだが、そんな気にしなくても・・・・と思うことも多い。
 でも、極力ミスを無くそうという姿勢は評価したいので、もし、エビワカちゃんのミス場合には「なぜこういうミスになったか」を説明してあげるようにしているが、あまりそういう過程には興味なさそうで、とにかく「私のせい?私のせい?私のせい?」と一瞬だけテンパるらしい。

 私は、こんだけ処理件数が多いんだから、100件に2件くらい間違いがあるのは普通だと思っているし、ミスがあったら、それを責めるよりも(そりゃ、もっときちっとチェックすれば防げるのかもしれないけど、そういう人手もないから、取り返しの付かないミスをしない程度のチェックしかできないし)その後の処理を迅速にできるかどうかを重視してるんだけどね。

 エビワカちゃんのそういう性格はいいとして、(そういうのは治らないと思ってるから、放置。自分なりにフォローはするけど)、その送付先である、中沢新一先生には全く興味無いようだったので、わかってはいたけど、「ところで、エビワカさんは、中沢新一なんて知らないよね?」と戯れに聞いてみた。

 やっぱし、当然のことながら「え?有名な人なんですか?」
 「そうだよねえ、一世を風靡したの、もう相当昔だからなあ・・・」と私は遠い目になったが、私にいつもそんなこと言われてるから、エビワカちゃんも自分の世間知らずを気にしているのか・・・・・というか、今日は彼女は体調が良くなかったようで、ずっと機嫌がイマイチだったのだが、まあ、たぶん、アレだろう、ってくらなもんで(笑)、だから、修正依頼にも「私の間違いですか?」とすぐ反応したんだろうけど、私が「中沢新一って、今の若い人は知らないよなあ、あはは」と自虐モードで遠い目になっているのにも関わらず、「マスオさんは知ってます?」と速攻していた。

 20代半ばのエビワカちゃんが知らないのは普通だし、33歳・・・いや、もう34歳?のマスオさんだって知るわけないさ。よっぽど、あの頃の言葉で言えば「とんがった」中学生だったら別だけど。

 中沢新一も、もうおいくつなんだろう?と戯れに調べてみたら、1950年生まれですか・・・今年還暦じゃん(泣)

 うううう、なんで、こう立て続けに「もうすぐ60歳」なボクたちの今現在が飛び込んでくるのかねえ?
 でも、それほど中沢新一ファンでもなく、たぶん著書もろくに読んだことないし、読んでても忘れててる程度なんだけどね。

 不吉なこと言って、大変申し訳ないけど、中沢新一とか国広富之あたりが、もしかしたら、突然死んじゃうかもしれないような年になってきたのだな。

 さらに、こんなこと言って、ほんと申し訳ないんだけど、中沢新一とか国広富之の訃報が入っても、そんなヘコまないと思うが、高橋幸宏だったら、相当ヘコむ自信がある。

 あとね、マイケル・ジャクソンが亡くなっても「ふーん?」だったけど、ダリル・ホールが死んだら、寝込むと思う。

 あー、蓮實先生が小林繁追悼記事でも書いてくれないかしら。
 あの、2段フォーム好きだったでしょ?
 かつての岩隈の2段フォームもお好きだったらしいし。

 まあ、私が、正統派じゃない投球フォームがとことん好きなだけだけど。

 ハムの1軍投手コーチは2軍から島崎コーチを上げるみたいですね。

 ああ、そうだ、今日、会社の野球好きとの雑談が楽しかった。

 少し前の話だが、草野球のために、ベイスターズの2軍球場で試合していたのだが、もちろん、ちゃんと料金払ってる草野球チームに占有権があるけど、ベイスターズの選手も練習したい雰囲気で(自主トレ期間?)、外野をポール間ランニングしていたりしたそうだ。

 「オレがなかなか制球定まらず、2者連続フォアボールとか与えてる最中に、外野で斎藤 隆がランニングしてたりして・・・」
 「ちょwww、それ超豪華すぎwwww、斉藤さん、ちょっとこのマウンドで投球練習してもいいですよwwwってかんじじゃんwww」

 うちの会社のその草野球エース様は、肩壊してるので、マウンドでの投球練習は極力しないそうなのだが、そうなると肩が温まらないので、一番打者と二番打者を連続フォアボールで出して、しかもそれで球数合計で一人10球くらい投げてしまうらしく「だったら、投球練習しろよ!」「そうなんですよねえ。みんなにそう言われるんですよねえ。しかも、やっと制球がよくなってくるのが3回の終わりくらいなんですよ」

 だったら試合前に50球くらい投げ込んでおけよ、と思うが、本人は肩が心配なので、ついついそうなってしまうらしい。

 そんなピッチャー使うな、と言いたいが、他に人材がいないからしょーがないとしても、そのしょーがない草野球の後ろで、黙々とランニングする斎藤隆って(笑)

 私がその草野球チームの一員だったら「打球が斎藤隆にうっかり当たってしまったらどうしよう?ゴルフのホールインワン保険みたいのがあるのだろうか?」って心配してしまうかもしれないが、その前にちゃんと外野まで打球飛ばせって話だろう。

 「月に向かって打て」という有名な逸話があるが(それを言ったとされる飯島滋弥は51歳で、その指導を受けたとされる大杉勝男は47歳で死去。だから、あんま縁起よくない)、ハムの2軍鎌ヶ谷では「梨に向かって打て」というフリーペーパーがあるそうだが(鎌ヶ谷球場の外は梨畑)、「斎藤隆に向かって打て」というのもなかなか味わいがあると思う。

 どうでもいい話だが、その草野球エース氏が、ベイスターズの練習場に最近行ってみたら「ドラ1筒香よりも、細山田のほうにサインの行列が!たしかに、細山田のほうがイケメンなんすけど」

 へえ?そうなんでっか?と、私と中日ファンのS氏が、どうでもいい相槌を打った。

 その草野球氏は実は巨人ファンで、「そーいや、話し変わるけど、なんで巨人はコバマサなんてとったんでしょ?」といきなり話題を変えるので、私が「劇場しまくってナベツネの心臓に負担をかけて寿命を縮めるためだと、私の友人が言ってました」と言ったのだが、「今更、劇場って言っても」とコアな野球ファンにはスルーされた。

 ええ、そりゃ、クルーン劇場でも十分ドキドキしましたからね。
 マイケル劇場なんて、炎上しちゃって、すぐに打ち切りになったし、コバマサと同じくロッテ上がりの藤田なんて劇場する機会すらなかったし。

 セ・ファンにあの反応だとかなり悔しかったので、コバマサさん、頑張ってください。豊田が意外に安定しちゃってるので、ああいうもんだと思われているのかもしれないので。
1月23日(土)

 小林繁急逝ショックからまだ全然立ち直ってないのに(なんか大事な友人を失った気分なのである)、仕事は精神的にゴタゴタで、なんか調子出ません。

 そんな中で今週の小さな心の安らぎは、朝の連続テレビ小説でした。
 多部未華子ちゃん主演だった「つばさ」を観ていた習慣が残り(私は朝8時半過ぎに家を出るので、タイムキーパーとしてちょうどよかったこともある。それまでは「とくダネ」の葛西アナのコーナーを目安にしていた)今やっている「うぇるかめ」も観ていたのだが、正直、あんま面白くなかったので、最近はあの時間帯のワイドショーがつまらないときだけ(朝から民主党がどーのこーのやってるとき)たまに・・・・いや、それでも週に2、3回は観ていたか、だって、民主党がどーのこーのが多いんだもん(笑)・・・・・まあ、たまに観ていたのですが、今週はなんと、ヒロインの恋人の父親役で国広富之が登場したので、毎日観ていたのである。

 ちなみに、母親役は石野真子である。

 このドラマ、そもそも最初から「ううう、私の大好きな羽田美智子がこんな大きな子(20代前半)の母親役?」と、けっこうショックだったのだが、石野真子もいつのまにか、そういう年代なっていたのね。
 羽田美智子は41歳、石野真子なんて48歳?

 ふーん、石野真子は今でも可愛いなあ。

 話を国広富之に戻すと、別にそんな好きな俳優でもないのだが、「ふぞろいの林檎たち」のあの役は好きだったなあ。
 元々は、三浦友和二世みたいな扱いの、爽やか二枚目俳優だったんじゃなかったっけ?
 けっこうアイドル的な人気があったと記憶しているのだが、その人気に陰りが見えて、みんながちょっと忘れかけていたときに「ふぞろいの林檎たち」で、あの役だったから、意外性もあった。

 で、朝のドラマで久々に拝見したら、いい感じに枯れてました。
 やっぱ、この人、無表情でツンツンした役やらせるといいですね。袈裟姿に萌え。(平日はサラリーマンで休日は寺の住職という役)
 56歳なのか・・・・・

 なんだよ、小林繁と同じくらいじゃんかよー!

 くすん。

 大変、複雑な心境である。

 やっぱし、私の心の傷は思ったよりも深いようだ。

 心の隙間を埋めるためにも、もっとあのドラマで国広富之の出番増やしてほしいものである。

 さて、昨日は役員さん達の新年会のはずで、店も予約していたのに、「え?そうだったっけ?」と他に予定入れちゃった人や、このゴタゴタの最中ですから、バックれた人が出て、しょーがないから、部長と私がその穴を埋めることに。

 今、こういう飲み会に出ると、また聞きたくもない濃い話を聞いてしまうと観念したが、やっぱしその通りで、途中何度も部長と「あーあ」とアイコンタクトしました。

 ほんと、モチベーション上げる材料が全くナッシングなので、ポジティブ・シンキングが自慢の私でも、こんだけヘコんでるって、ありえねー。

 わたくし的に、無理やりポジティブにシンキングするとすれば「こんだけややこしくなると、経理事務もしばらく混乱するし、当分の間、私をリストラすることはできないな」ってことだけでしょう。

 大規模に組織改革して、リストラもするみたいだけど、誰かが経理はやんないといけないわけで・・・・・
 経理なんて、たいした仕事じゃないんだけど、ほら、みんな自分でやったことないから、勝手に専門職だと思われているし、「うちでそれやれるのは、ミヤノだけだろう」と思われているらしいので、私が路頭に迷う可能性は低いらしい。
 野球の試合観に行ける回数が減るかもしれんが・・・・・(それだけは、なんとかしたい。この不況下でもベイスターズの年間指定席はキープしたが・・・)

 ベイスターズの年間シートは、契約した初年度は弱気に交際費で計上したのだが、去年はWBCで野球人気が高まったこともあり、社員からの応募も増えると思われたので、福利厚生費にしたのだ。(実際、社員からの応募はかなり増えた)

 年間シートの購入を決めた役員は「税務署になんか言われるかなあ?」と言っていたが、私は「税務調査入ったら、争点の一つになればいいじゃないですか。私、これは論破する自信あります。まあ、最悪、お土産になればなったでオッケーじゃないですか?」と言ってたのだが、実際に税務調査入ったら、こんな小ネタに見向きもしてくれなかった・・・・・・

 つーわけで、今期も堂々の福利厚生費計上である。

 税務署に「これが福利厚生費ですか?」と指摘されたら、30分くらい演説してやるぜ。

 「2010年のあの年、うちの会社はフロントがバカで散々でした。丁度その当時、同じようにフロントが批判の矢面に立っていた横浜ベイスターズですが、フロントを刷新して、よくわからん補強なのかなんなのか、全然わかりませんでしたが、とりあえず、民主党の官僚主導批判を見習ったのか、東大卒の松家は出しましたっけ。ついでに、ゆとり教育の見直しなのか、学芸大卒の加藤も。あと、裏契約金5億数千万円の那須野も。こっちは、かんぽの宿の売却みたいなもんでしょうか?売ったというか、交換したのはオリックスじゃなくてロッテでしたが・・・・。それに、5億の裏金つーと、小沢代表の事件を思い出しますね。というわけで、ベイスターズが、なにを目指しているのか、さっぱりわかりませんでしたが、ああ、うちの会社も同じようなもんだし、って、ベイスターズの惨状が社員の心の支えになったと思います。」

 はあ、昨日もいろいろ話聞いてさ。
 船頭多くして・・・・ってよく言うけど、まさにそんな感じの話で・・・・

 私に経理事務やらせようとしている、あるグループ会社の話である。

 お偉いさんたちが、次々と私に「あそこの事務、リストラするから、経理事務やってもらえる?」と私に聞いてくるのだが、まあ、やれっちゅーならやりますよ。やだけど。

 でも、問題は、私がそれをできるか、ってことじゃないじゃん。

 一番の問題は、「じゃあ、誰がリストラするの?」ってことである。

 あそこの会社、ややこしくてさ。

 社長は、うちのグループの役員がやっているのだが、実権は、外の人が握ってるわけ。

 元々、その人が親会社のトップと仲良しで、その人が退職してから、親会社の相談役みたいな役職でいろいろアドバイスもらっていたのだが、アドバイスだけじゃなくて、実際に現場で仕事してもらおうということになって立ち上げた会社だった。

 その人が元々いた組織を定年退職したOBを雇用してさ。
 私はその設立にちょこっとだけ関わったけど、その当時から「あの相談役は自分の城を持ったことで暴走するであろう」と予想はできていた。

 ハイテンションなおっさんでさ。
 そこに「第二就職の受け入れ先」っていう権力を手に入れたら、さらに暴走すること必須だと思ったんだがねえ。

 そもそも、その人に人事権与えちゃだめでしょ、とシロート心にも思ったが、誰もあのおっさんを制御できなかった。
 つーか、そんな出世した人じゃないのに、自分よりもっと偉かった人が、再就職先を求めて頭下げてくるんだから、そりゃ、楽しいわなあ。

 さらに、平社員待遇でも、みんな居場所を持て余しているんだから、うちの事務所の一角に居場所を確保したら、「たぶん、おじちゃんたちのたまり場になりますよ」と私は意見したのだが、想像力の働かない人たちは私の言いたいこと理解できなかったようで「そんなことないだろう」と一蹴されたのだが、ほら、やっぱし、私が言った通り、大学のサークルのたまり場みたいになってるし。(そこでタバコ吸うなとか、酒飲むかとか、ほんと、大学のサークルレベル)

 立派な組織のOBと、大学のサークルは違うと思う気持ちがまず私にはわからない。同じじゃん。結果、同じだったでしょ?

 で、そこのトップは大勢の後輩に囲まれてたほうが気持ちいいに決まってるので、必要以上に職員を増やしてしまったのである。
 採用権を丸投げしたら、そうなるに決まってるだろうが。
 今になって「あの人はコスト意識とか全く無いね」って愚痴ってもさあ。最初から無いのわかってなかったの?

 お山の大将になりたいだけの人なんだからさあ。コスト意識なんて最初から無いのよ。
 で、飼育係がちゃんと面倒観てなかったのに、サル山のサルが増えてしまっていて、「餌代難しいから減らさないと」って私に言われてもさ。

 そもそも、ちゃんと飼育係が確定してなかったというのが謎である。
 飼育係がちゃんとしてなかったから、ボス猿が好き勝手やってたらしい。

 だから、ボス猿は、群れが大きくなったほうがいいに決まってるし。

 で、リストラしたいから、経理はミヤノさんがやってくれるか?って聞かれるのはいいけど、飼育係の誰も、ボス猿にその話をできてないのだ。

 で、そのボス猿がいかに手強いかって愚痴を聴かされても・・・・・

 あのー、普通に考えたら、そこの会社の経理事務をやってる人をリストラするよりも、そのボス猿を追い出さないと、どーしよーもないのでは?

 でも、その気配を感じているボス猿が動き始めたみたいで、リストラを匂わされたそこの経理事務やってる女性が、噛み付いてきたって話を私にされても「噛み殺されれば?」としか、言いようがない。

 あそこまで放置した責任は誰も負わないらしい。
 とっても不思議だ。

 そもそも、かなりムカつくのは、去年、「うちの会社の社員のモチベーションが下がっている」とコンサル会社から指摘されて、「じゃあ、モチベーション向上のために、全社員でプレゼンしよう」ということになった。

 その話は去年散々愚痴ったが、「どーして、うちの会社は、なんかヤバいと思うと、ボトムアップを強要するのよ」

 大事なことは、ほとんどトップダウンで決まるのにさ。

 私はそれがわかっていたので、「こんな、お遊びに付き合ってられっが。つーか、今日は武田勝が先発なんで、早く帰りたいんですけど?」と部長と何度か喧嘩しながら、つーか、他の社員がなぜちゃんとこんな茶番劇をちゃんと演じるのか理解不能だった。

 で、結果、見事に、うちの社員たちが「今後こういう方向でやっていこう、おー!」っていうの、全部潰されました。

 はあ、そうなるのはわかっていたけど、あの会議のプレゼンのために、どんだけ時間を浪費したか・・・・

 これじゃあ、よけいモチベーション下がるじゃんかよー。

 
1月21日(木)

 ふー、今日も例の新体制のことで部長と相談会。というか、ぶっちゃけ愚痴り合大会。

 部長も上から丸投げされてて大変です。しかも、他からは「それはお前がやるな」と横槍が入ったりして、「みんな勝手なんだもん」と愚痴っておられました。うん、うん、と私には激しく頷くしかできません。
 もちろん、ちゃんとお手伝いはしますけど。
 新会社設立の手続きは私が仕切ってもいいのですが(って言っても、税理士や司法書士に丸投げするだけですが)、部長はそういう「自分でよくわからないこと」にはちゃんと関わって覚えないといけないという強迫観念があるので、ある程度、部長自身で動いてもらわないといけないので、そのあたりの配分が難しい。

 そのあたりは性格的なものだし、こっちもかなり部長の性格はつかんでいるつもりだし、それに、私としては、知ったかぶりして丸投げする上司よりも、ちゃんと自分で全て把握しようとする上司の方がやりやすいというか好感が持てるので、出来る限り部長のやりたいようにやらせてあげたいわけです。

 しかし、部長も難儀な性格だよなあ。
 普通の人だったら、部下に丸投げして、部下があれこれ確認してきたらその都度答えればいいだけなんだが、部長は最初から全ての流れを把握していないといけないと思っているようで、「で、具体的にはどうすればいいのだ?」って私に聞かれても「さあ?プロにお任せするから、その指示に従うだけで・・・・・あ、でも印鑑作るのに一番時間がかかりますね」としか言いようがない。

 だいたい、まだやっと社名が決まった段階で、資本金いくらにするとかも未定だし、代表者は決まっているが、その他の役員も未定って、それじゃあねえ?

 さらに、前から話は出ていたのだが、やはり親会社の関連会社もある程度リストラするようで、事務作業をうちに押し付けてきそうなのだ。えーと?するってーと?新規会社の経理やって、さらに関連会社の経理を2社分?ほえー

 分量的には大したことないのですが、複数の面倒見ると、それだけ煩雑になって、わけわからんようになるのですよ。

 2年前、うちの一部署を諸般の事情で切り離したのですが、未だに混乱しまくってますもん。そっちの経理はマスオさんに任せたのだが、うち宛の請求書なのに、マスオさんがそっちの会社で払っちゃったりとか、「これはどっちの経費なんだろうか?」とか。

 決算業務も増えるわけだし、今の時期に行う、源泉所得税の申告作業も会社ごとにやらないといけないので、手間ばかり増えるわけです。

 今現在は、3社受け持っているのですが、それが倍の6社になると?

 さらに、給与事務や社会保険事務もあるわけで・・・・・・なので「ホントにあと3社増えるのだったら、人増やしてください」ときっぱり訴えた。

1月20日(水)

 仕事が忙しいのに加えて(毎年恒例の源泉徴収票作成のお仕事が特に)、例の新会社の話も具体化してきたので、いろいろストレスがたまったため、昨日は日記に愚痴ったのだが、いくらネットの片隅でも、あんなの公開できないので削除しました。

 今日は暖かった。ずっとこうならいいのに。

 私は寒いのが苦手なので、暖かいと心まで緩むような気がして、ほんとホっとします。

 ・・・・・・あ、でも、心はいつも緩みっぱなしだったか(笑)

 しっかし、会社がゴタゴタしてると将来に不安を感じてしまうので勘弁してほしい。
 別に会社が傾いているわけでもないけど、転換期であることは間違いないであろう。それも、私のなまくらな予感では、悪い方向への。

 まあ、そういう局面をチャンスにしようと頑張っている人もいるんだろうけど、私は変化が苦手なので、ほんとダメです。
 そーいや、「CHANGE!」ってスローガンにも全く心が微動だにしなかったしなあ。

 はー、とりあえず、しばらく忙しくなりそうなんで、ため息。


1月18日(月)

 涙を流しすぎたからなのか、酒飲みすぎたからなのか、今朝目覚めたら目やにで目がバリバリでした。

 あー、じわじわ来るわ、小林繁の訃報。

 ローティーンの頃の最大のアイドルでしたからねえ・・・・

 何度か書いているとは思うが、子供の頃、初めて野球観戦したときに先発していたのが小林だったのだ。後楽園球場だぜ、べいべー!

 その少し前に、例の「空白の一日事件」があり、小学生だった自分は「巨人ってエゲつないことするのねえ?」と、今から思えば、あの時に「アンチ巨人魂」が芽生えたのかもしれない。

 そして、たぶん、私はその当時からメンクイだったらしく、怪物・江川君よりも、どー考えたって小林のほうがイケていると判断して、そこそこの小林ファンだったのだが、偶然、自分が野球初観戦したときに小林が先発だったので「ラッキー!」と思ったのだが、あの阪神にトレードされた年は22勝(内、巨人に8勝)という、とんでもない成績残したので、まさに小林繁の絶頂期の投球を生観戦してしまったので、12歳のハナタレ娘は「小林さん、ステキ・・・・」と、すっかり洗脳されてしまったのである。

 あれから30年経って、またなぜか今さら野球好きになってしまったが、三つ子の魂百までの法則で、マー君やダルや岩隈よりも、サイドスローの投手についつい萌えてしまう自分に気がついたわけであります。

 昨日や今日もテレビで小林繁のかつての投球フォームを多数観たけど「ああ、イムさんみたいだ」と思った。
 わかってはいたが、やっぱし私はイム・チャンヨンに小林繁的なものを感じているらしい。
 「空白の一日」と「なぜイチローを敬遠しなかったか?」はけっこう、釣り合いとれるでしょ?

 はあ・・・・しかし、いきなり死んじゃうの悲しいな。

 「小林繁がハムの二軍コーチに就任?」ということで、去年は何度かハムの2軍の試合観に行ったが、小林コーチはいつも帯同しているわけでもないようで、結局、間近で拝見できたのは一回きりだった。

 でも、自分の予想以上にカッコつけた感じが間近で鑑賞できたので、大変満足したけど、今年から1軍コーチになってしまうということで「西武第二球場でみられないじゃん」とボヤいていたのだが、でも、1軍の試合で、投手交代のときにマウンドで継投の投手を迎える小林繁を鑑賞するのもいいだろう、それに、テレビで梨田の隣で黙々とメモをとる小林繁とか、フケ専的にはなかなか美味しい絵だろうし、だったら打撃コーチも大村は2軍に落として(私が西武第二球場で間近で鑑賞するために)真弓持ってこいや!(かつての近鉄の梨田・真弓・小林の男前コーチ陣よアゲイン!)

 ほんと、小林繁が1軍コーチになるなら、来年こそはハムに日本一とってもらって、酔っ払ってはしゃぐ繁を観てみたいとか、ダルに感謝される繁を観てみたいとか、繁と江尻の絡みを観てみたいとか、繁とマサルさんの絡みはどうなるんだろうとか、けっこう妄想していたのに・・・・・

 テレビがこぞって昔のお宝映像放出してるけど、やっぱし、小林繁は美しい人だった。

 あれに魅了された中学生の自分は正しかったと、改めて思った。

 ちょっと悔いは残る。
 2軍コーチだった去年、間近にいたけど、やっぱし、こっぱずかしくてサインをもらうこともできずに、遠目でサイン厨が群がるのを眺めつつ「おめーら、この人の現役時代知らんだろう」とボヤいていたが、私もサインくらい貰えばよかったかなあ。

 別にサインなど欲しくもないが、あの変態投球フォームにどれだけ自分が魅了されたか、直接言葉で伝えたかったんだけどな。あんときサインの列に並んでたサイン厨どもは、そんなの全然知らないように思えたし・・・・・だから、なんだって話だが。

 明石家さんまは、小林繁のモノマネで全国区になったんだけどなあ。
 今では、それを覚えてる人すら少ないだろう。

 いいんだけどさ。
1月17日(日)

 小林繁が死んじゃったらしい。

 ・・・・・・・・・

 えーと、私、しばらく寝込んでもいいですか?

 来年まで冬眠したい気分である。


1月16日(土)

 もう土曜日か・・・・

 毎日、寒いですね。関東地方は他に比べりゃマシなんでしょうけど。

 おかげでまた風邪をひいてしばいました。

 水曜日はほんとに冷え込みましたが、午後になると背中に悪寒が走るくらいだった。「これって、寒いだけ?もしかして、私、熱があるの?」と言ったら、他のみんなも「いやー、ホント寒いよ」と言うので、こんなもんかと思っていたのですが、夕方になったら手足が冷え切ってきて、特に足の冷えが気になってきた。

 私は平均よりは冷え性ではないほうなので、オフィスで足先が冷えるのを感じることはほとんどないのに、これはやはり体調が悪いのか、それとも寄る年波には勝てず、冷え性度が高くなっているのだろうか、と考えていたが、考えても結論は出ないし、一応、客観的なデータをとろうと、室内の気温を確認しようにも、地味な水銀温度計がなぜか紛失していた。

 1000円もしない安物だが、どこへ行った?

 そんで、定時でさっさと退散して、家路を急いだ。
 電車の中では悪寒を感じなかったが、いつもなら電車内だとそんなことないのに、やはり足先が冷える。
 やっぱ熱ありそうだから、夕飯抜きでさっさと寝ようと家に直行し、着替えて布団に入るが、体がちっとも温まらない。寒さで体がガタガタ震えるし、こりゃ、またインフルエンザか?と思い、熱を測ってみたが、6度ジャストですと?

 私の平熱は6度5分と性格に反比例して大変、優良的に平均的なのが自慢だが、朝は6度くらいだったりするけど、夕方だし、もっとあるはずだけどなあ?そっか、そんだけ冷え切ってるんだ。ほんと、寄る年波には勝てず、なのかなあ?

 と思いつつ、体温を取り戻すために、じっと、死んだ鳥の羽にくるまっておりました。(羽毛布団のウモー君。付き合い始めの頃は彼の熱すぎる愛に焼け焦げそうになったが、今は心地良い亜熱帯を私の夜のために作ってくれている。未だに時々、びっしゃり寝汗をかくのもご愛嬌。私が常春な寝床に慣れてない清貧家庭の娘だからしゃーない)

 鳥さんは偉大だなあ。

 そりゃ、強毒性のインフルエンザの温床となってるのも鳥さんたちかもしれないけど、ワクチン製造も鳥さんのおかげだし。

 この話は日記に書いたか忘れたが、去年のインフルエンザ騒動で「ワクチン製造が遅れている!」というニュースで初めて知ったのが「インフルエンザ・ワクチンって、鶏の卵で作ってたんだ」ということである。

 従来型のワクチンが卵2個で一人分作れるところを新型用だと倍の4個必要で、だから、新型の製造が遅れてるとかどうとか。(正確な数字忘れましたが)

 それで、長年の漠然とした疑問というか、別に疑問にも思っていなかったのだが、小学生の時にインフルエンザの予防接種を受ける際の問診票には「卵アレルギーがありますか?」という質問が上の方にあったので「なんで卵?」と思っていたのだ。

 それに、当時はアレルギーが今ほどメジャーじゃなかったので、余計に気になったのかもしれない。たしか、クラスに一人だけ「卵アレルギーだから」という男子がいたような記憶があるけど、でも、給食で特に気を使われていた記憶もないから、彼は単に「何年か前、インフルエンザの予防接種でひきつけを起こしたから」という子だったかもしれない。そういう子も確かにいた。記憶がごっちゃになっている。

 インフルエンザの予防接種は2回受けないといけなかったので、公正な理由で、注射を2度も回避できた彼は皆にちょっと羨ましがられたし、彼も得意げに「オレ、だからインフルエンザのはダメなんだ」と毎年言いふらしていたような・・・・・。名前も覚えてないけど、何故か彼が4月1日生まれで、だから生年月日順の出席番号が一番最後だったことだけ覚えている。

 さらに、私の記憶に間違いがなければ、八千代市が市になったのが4月1日で、彼の10歳の誕生日が市制10周年記念日だったので、その記念日の市の広報誌に「1967年4月1日生まれ」の児童数名の写真が表紙を飾ったのだ。

 あー、また、何の役にも立たない昔の記憶で話がそれてしまった。
 これはどうやら遺伝らしいです。
 先日の祖母の葬儀で、母が、昔話をすると叔父も伯父も「よく、そんなこと覚えてるなあ」って感心してましたから。

 で、インフルエンザワクチンが卵を使って作られる話に戻りますが、テレビでやってた、その卵工場というのが、なんつーか、ほら、「某フライドチキン・チェーンの鶏肉工場では、5本足のニワトリが育てられている」とかいう都市伝説がありますが、あれを彷彿とさせるような雰囲気がありました。

 普通の養鶏場や養豚場でも、衛生管理にはかなり神経使ってるとは思いますが、そのワクチン用の卵を製造する養鶏場は、外観は半導体工場のような趣で、外気とは一切遮断されているようだったし、出入する人間も完全消毒しないと中に入れないようでした。

 そんな無菌状態みたいな工場内で、せっせと卵を産むニワトリさんたち・・・・・

 いや、普段だって、似たような状況で生産された鶏肉や卵をスーパーで安価で買っているのですが、でも、あそこで生まれた卵は茹で卵になったりしないのです。
 仕組みはよくわかってないのですが、ワクチンをただ培養させるための、シャーレの中のゼラチンみたいな役割をするんですよね?つーか、ゼラチンもニワトリさん産ですか?(泣)

 そりゃ、可愛い仔牛がドナドナ♪されていくのも気の毒ですが、可愛い仔牛が仔牛のステーキになるんじゃなくて、可愛い仔牛♪の死体に松茸菌を植えると高級松茸ができるので、けっこう高値がつくんです、とかだったら、ドナドナ度がさらに高まるのは人間の勝手ですが、インフルエンザ・ワクチンのために産卵される鶏卵というのは、ドナドナ♪の歌が入り込む余地ないほどドライな感じがしました。

 あー、また思い出しちゃった。
 「スケバン刑事」の原作漫画で有名な和田慎二が、そういうテーマで描いた漫画があったな。彼の代表作「明日香シリーズ」だったっけ?グリーンレオパルドとかいう、超能力者を産む病原体みたいのがあって、それを精製するためには胎児が必要で、「命を弄ぶな!」っつーお話でした。

 でも、実際は、鳥さんの卵のおかげさまでインフルエンザ予防接種ができて、鳥さんの羽のおかげで日々暖かい布団で眠ってます。すいません。

 わ・・・・・わたしという、こんな、どーしようもない人間一人が、生を全うするまでに、どんだけ多くの他の生命ぐわっ!

 ええと、どこまで話を戻せばいいのでしょうか?
 多分、なんか寒くて、悪寒がするので早寝した水曜日の夜で停滞してますね。

 はい、そのあたりも生命の神秘なんですが、(自分の人生のために今までどれだけトリさんが犠牲になったのか考えると気が遠くなりそうなので、生命の神秘でごまかそうとしている。まあ、トム・クルーズあたりもそのあたり、神様に感謝してるだろうよ。どんな神様か知らんけど)冷え切った体を羽毛布団に任せ、ガタガタ震えること1時間くらいたち、また体温を測ってみたら、やっと7度を越したぜ、バンザイ!

 今日の午後から私が打ち立てていた仮説である「たしかに気温は低いけど、でも、だからって、なんでこんなに悪寒がするのだろう?もしかして、風邪?」というのが、やっと正しいことが証明された瞬間であった。

 その心と体がやっと連動した喜びに打ち震えたのか、その後、測るたびに体温は上昇していき・・・・・・・・・最後は7度5分まで上がった・・・・・・・?

 一応、7度5分てゆーのは、立派な「発熱」であるが、でもなあ?

 なんか、もっと熱ある気分なんですけど?

 てゆーか、やっと熱があることが確認できて、ちょっと嬉しかったが、体感的には39度くらいあるんですけど?

 布団に入って3時間ほど経過し、すっかり手足も温まったけど、全身の悪寒はとまらなかった。さらに、腹部の痛みが・・・・ああ、やべえ、今日あたりからアレだから、子宮の鈍痛が・・・あと、これも風邪の症状かわからんが便秘気味でさらに下腹部の鈍痛が・・・・でも、あれ?これは、もしかして、胃が痛い?

 時期的に複合していたので、正直、何がなんだかだったのだが、ともかく、総合的に言うと腹が痛かった。じっくり自分の腹と対話してみると一番痛いのは胃だった。触ってみると、胃痛の時に独特の硬い感じがして、軽い胃痙攣みたいな・・・・

 悪寒と発熱と胃の痛みと全身の軽い痛みで、全然眠れないまま、布団の中でじりじりしていいたら、あっという間に夜中の2時になっていた。

 また熱を測ってみても、7度8分とか微妙。
 でも、なんだか体中が痛いというか、もう、なんでもいいから私を眠らせてーーーー!

 朝の4時頃からやっとうとうとできたようで、ふと気がついたら7時だった。あんま寝てないけど、けっこう長く寝たような充実感はあったが、熱測ってみたら、まだ8度あった。こりゃ、今日はダメだ、と10時過ぎまでそのままうつらうつらして、やっと会社に電話して「昨日、やっぱ悪寒がひどいと思ったら、発熱しましたんで、今日は休みます」

 しかし、ややまどろめたのは、その早朝だけで、木曜日は8度くらいの熱と胃痛が続き、寝るに寝られず。飯も食えず。

 一日中、何をしていたのだろう?
 何もしてなかったな。
 強いていえば、病原体と必死に戦っていたことくらいで。

 ずっと悪寒と遊んでいたようだ。
 ゾワゾワゾワと悪寒がして、しばらくすると、カーっと体が熱くなって、発汗すると、寝間着がグショグショになってるので、寒いけど着替をしていた。
 いやー、ほんと、自分の狭い部屋なのに寒かった。トイレに行くたびに、着替えるたびに、ガッタガッタ震えていたもん。

 木曜の午前中に「これ、悪寒もひどいし、インフルなのか?」と思って、前に余ったタミフル投与してみたのだが、さっぱり熱が下がらなかったので、自己診断で「インフルじゃない」として、その後はもう薬投与するのやめました。

 木曜日中、ずっと熱は8度前後をキープし、やっぱし夜もよく眠れず、午前2時頃やっと眠れたかって感じでしたが、金曜日の朝の6時頃目が覚めたら、そこは銀世界だったくらい「わー、平常通り!」

 体温測ったら、きっかり6度5分でした。

 仕事が超忙しかったら、出勤したんだけど、昨日一日絶食状態だったし、胃の調子はまだいまいちっぽかったので、また休んで、金曜日はゴロゴロしながら、おかゆで胃を戻しましたとさ。

 おかげで、今日の土曜日は元気いっぱいで、それでも食事は気を使ったのですが、昼食をコンビニのおでんで済ましたので、夕方になったがえらいお腹がすいて、おやつをボリボリ食べていたので、もう完全回復でしょう。

 今も酒飲みながら、日記書いてますしね。

 これで明日大丈夫だったら、完全回復です。(おい!)  
1月3日(にちよーびらしい)

 あけおめ。

 ↑喪中らしいので暗号化してみました。

 大晦日から実家に帰って、さっき帰宅した。

 ママン節にたっぷり相槌打ったので、もう私の中の小槌はカラです。

 ちなみに、16回くらい拝聴したママン節は、祖母が亡くなる数分前の話でした。

 祖母が「これ、マジやべーかも」という危篤状態のとき、ママンは実弟に連絡とろうとしたが、すでに定年退職した実弟夫妻は、のんびり四国を旅行しており、「ハハキトク」の知らせにも、実弟が旅行を切り上げる様子もないのにイライラしていたらしい。

 (実弟の嫁である、私にすれば叔母は大変まともな人で、というか、ぶっちゃけ、出世しなかった叔父に比べればちゃんと校長まで出世した人で、「おねーさんが連絡してくれたから、帰りましょう」と横でガナっていたらしいが、叔父は「別にいいよ、もう」と教え子の中学生以下の思春期ぶりを発揮していたらしい。その話、たぶん、この先、何度も聞かされる)

 しかし、祖母の状態はマジヤバかったし、死にかけの老人に関しては経験豊富な老人ホームの職員達もマジやべえと何度も医者を呼んでくれたくらいだったから、こりゃ今夜が山場だと悟ったママンは、とうとう、携帯で叔父に電話し、虫の息の祖母の呼吸を聴かせたら、叔父はなんか祖母に向かってしゃべっていたらしいが、後で着信履歴確認したら、叔父に電話した2分後に医師の死亡診断が出ていたらしい。

 ママン曰く「きっと、携帯でTちゃん(T叔父)の声聞いたので、おかーさんもホっとして逝ってしまったのでしょう」と己のグッジョブを強調していた。

 しかし、その場に居合わせた弟(私の。私は祖母の危篤を知らせるメール観てなかったのだが、弟は連絡受けて、夜中に駆けつけていた。そのグッジョブも殿堂入り確定)の証言によると、事実は母の都合のいいようにかなりネジ曲がっていたことがわかった。

 母と弟が交互に見守る中で、医療行為を施されてない(今年の春に入院した際にそう取り決めたらしい)祖母の息がふと停止したらしい。「これは、たぶん死んだな」と確信したのだが、施設のスタッフも「これは・・・」と、また隣の病院(経営が同じ)から医師を呼んでくれたらしい。

 うちの父にも「今、お医者さんが来るけど、たぶん亡くなりました」という電話があったので、うちのパパンは、私に「たぶん、亡くなったらしいです」という、「どっちよ?」な電話を寄こしたが、ママンがT叔父さんに電話してる最中にドクターが隣の病院からやってきて、弟曰く「おかーさんの後ろを遠っていって、その後、ばーさんの様子みて、死亡を確認したので、その間の時間が2分だっただけじゃん」

 ママンはその証言を聞いて「あら、そうだったっけ?」と言っていて、その事実は認めたが、たぶん、しばらくしたら弟の証言は「なかったこと」にされるだろうね。
 弟だって、真相はどうでもいいだろうし。

 ただ、ママンがあまりにも「私がTの声聴かせたら、おかーさんは安心して逝ってしまった」と15回くらい繰り返すのは我慢していたが、16回目にふと魔がさしてホントのこと言ってしまっただけだ。

 まあ、こっちとしても、テレビでの野球選手対タレントの対決が、あまりにもシナリオっぽかったので「これは、作ってるだろう」と思ったら、事実を知る人から「作ってました」と言われても「やっぱね」と思えども、「だから、テレビなんて全部嘘だ!」と糾弾するつもりもなく「やっぱ、そうか」と安心する程度で、だから、ママンの美談も、ママンの都合のいいように編集しても全くよろしいでございます。

 ただ、ママンが「親の死に目に立ちあった私は偉い」と言うのには、ちょっと抵抗したくなったので、「おかーさんは、無職の主婦だし、危篤の親が近くにいたから出来たけど、地方から出てきた、私の友人たちは、それをやりたくても、東京で仕事があったから、それができなかった人、けっこういるのよ?だから、死に目に立ちあった人が偉くて、そうじゃない人はダメっていう言い方やめて」と必死に教育的指導してました。

 地方から出てきている子は、親が重篤な状態のときには、膨大な金額の旅費使って、何度も帰省してる切なさ知ってますから。

 うちのママンは数年前の祖父のときもそうだったけど、経済的には恵まれた専業主事だったから、ああして張り付いていられたけど、仕事しないといけない立場だったら、ああはいかないはずで、自分がいかに恵まれているか、わかってる?

 話は変わって、ママンの贅沢な悩み。
 パパンは、もう70歳過ぎたが、一昨年くらいから、元々勤めていた会社が吸収したハイテク・ベンチャー企業の経理の監査役を任されていて、最初の契約では、週に3日も出勤すればって名誉職なのかと思いきや、今ではほとんど週5で出勤しているらしい。

 ママンは「おとーさんが定年で、毎日家にいられたら地獄だったから、よかった」と言うが、フルに働いていると「せっかく、あっちの母も、こっちの母も亡くなって、自分たちの好きにできるはずなのに、おとーさんがあんなに仕事していると、旅行にも行けないじゃん」と嘆く。

 このご時世で、仕事させていただいてるでだけ、どんだけ有り難いのか、ってホント思います。

 給料は安いのかもしれないが、70歳超えた父がフルで働けているなんて、娘としては祖母の亡骸よりも、父の職場に「ありがとうございます」と合掌です。
 今年の3月で契約更改らしいのだが、そこでバッサリと戦力外通告を受けるのか、また「週に3日でいいから来てください」という契約なのに、父が嬉々として毎日行くことになるのか、どうなることでしょう?
 72歳の父は、見かけはもうすっかりおじいちゃんになったので、ほんとに引退したら、急激に老けこみそうで娘としては心配である。

 あと、ママンは「さーて、やっと海外旅行に行けるわ」と張り切っているが、「おとーさんはどこに行きたい?」ってゆーの、やめてほしいんだが、ああいうのも夫婦円満のコツなんだろうか?父はもう飛行機乗るのなんて面倒だが、母の付き添いで付き合ってるだけだと思うのだが、「でも、お父さん、行けば行ったで楽しそうよ?」って、そりゃそうだろうけど・・・・


表紙に戻る / 過去の日記を読む