可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

4月15日(水)

 自分に都合のいいように物事が運ぶうれしさよ。

 そういえば、先日「おお?とうとう時代の流れが私に追いついてきた?」と思ったのは、オリックスの小松が黒髪にしたというニュースを観たときである。黒髪ナカジ効果きたきた!ナカジの黒髪も最初のうちは賛否両論だったが、最近は「黒髪のほうがいいじゃん」な意見が主流になってきたので、よしよし。

 さて、話が逸れたが、連日愚痴っていた「営業アシスタントCさんの骨折離脱で、営業部大混乱」であるが、今日は私にとって「いい風」が吹いてきた。

 月曜日にIさんが「Cさんがいないと、請求書発行はどうしたらいいの?私がやるの?でも、5年もやってないから、もうできないかも」と、なぜかマスオさんに愚痴りにきていて、私が面倒になって「いいです。私がやりますから」と言ったのだが、そのIさんが、今日になって「やろうとしたんだけど、記憶にある画面が出てこない」と私に相談しにきた。

 ああ、よかった。
 つーか、ほんとにめんどくさい人だなあ(笑)
 でも、オバさんってみんなああなのかもしれない。自分も気がついてないだけで、ああいう態度とってるのかもなあ。

 とにかく「え?Cさんが休みってことは、私がやらないといけないの?でも、私だってわからないし、どーすればいいの?」と、一通りゴネてみると、少し落ち着くらしい。
 そんで、昨日になって「請求書発行はミヤノさんがやります」と公式発表されて「そっか、私がやらなくてもいいんだ。よかったー」と安心したところで、かなり冷静になり「そーいや、この仕事、Cさんにお願いする前は私がやっていたんだっけ?やればできないことないしな?」と、やっと気がついて、でも、挑戦したら、やり方忘れていたので、相談しに来たらしい。

 それは喜んで指導したいところだが、私もCさんがやってる操作を漠然と知っているだけで、同じソフトは使っているが、普段は私はその機能を使ってないので、Iさんが「たしか、こういう画面が出たはず」っていうのが、どこにあるのかわからない。

 しょーがないから、ヘルプで確認してみたのだが、ヘルプって理解するのに時間かかるのよね。私のいわゆる「気合いモード」を全開にしないと理解できなかったのだが、その横でIさんがずっと「前はたしか、このあたりでできたはずなんだけど、でも、久々にやってみたからわけわかんなくて、もしかして、その機能の権限が無いのかもしれなくって・・・・」とまくしたてる。おねげーですから静かにしてくださいって。

 「もしかして、私には権限がない?」を繰り返すが、私が管理者なのだが、Iさんの権限なんかいじったことないし。てゆーか、あの仕事はずっとIさんが入力してると思っていたのよ。使ってないなら、権限どころかユーザーID削除しなければいけないくらいだったのよ。

 そんで、もちろんIさんの権限を確認することもできるのだが、それ以前に「どういう操作するのだ?」ってあたりがわかんないのに、わかんない操作の権限調べられないし。

 私が「うーん」と悩んでいる横で、ずっと「私、やろうとしてるのに、なんで出来ないの?なんで?なんで?何がいけないの?権限がないから?でも前はできたのよ?」ということをずっとワーワー言われて、でも、こういう人は、ワーワー言うのも仕事のうちというか、ワーワー電池が切れないと納得してくれないので、我慢して20分くらいワーワー言わせておいた。

 いや、耐えきれずに何度か「ちょっとゆっくり調べさせて。わかったら後で教えるから。絶対できるから。でも、急に言われても私もよくわからなくてごめんなさい」と言ったのだが、ワーワーが止まらなくて、「ソフトの使い方調べるよりも、こっちのガス抜きのほうが先だ」と諦め、電池が切れるまでじっと待ったのである。

 案の定、言いたいことを3ループくらい繰り返したら気が済んだらしく、退散してくれたので、ゆっくりと調べたら、1分で「あ、そうだったか!」と、全く想定外のところに、その機能のボタンがあることに気がついた。

 ワーワー攻撃受けずに、最初から落ち着いてやれば、5分で済んだ話が、30分くらいかかってしまったよ。
 それでも、Iさんに説明すると「ああ、これ、これ!」と喜んでくれて、しばらくしてから「できました?」と確認しに行くと、見事に請求書を発行して並べてあって「やっと、できたわよー」と自慢されたので「ああ、よかった!」と互いの健闘をたたえ合った。

 しかし、Iさん予防線張るのも忘れてなくて「Cさんが5月半ばまでに復帰してくれないと、○○の請求が・・・」とコボすので、話を聞くと、年間契約している得意先に、毎年5月に請求書を発行しているらしく、その数が200近いとか・・・・・、ああ、たしかそれ、Cさんも大変なので、エビワカちゃんが暇だったときには、封入作業とか宛名貼りとか手伝ってもらってたっけ。

 つーかさ・・・・たとえCさんが予定通りに復帰してきても、残務整理で大変なんだからさ・・・「そんなこと言わず、みんなで手伝いましょうよ」と言ったら、Iさんも、ちょっとまんざらではない顔をしていたのだが・・・・・でも、そーいや、IさんとCさんは、あんま仲よくないんだった(笑)

 問題山積みであるが、「このチームで一番年俸低いのに、なぜか長年正捕手の座にいた選手が、怪我で離脱してみたら、控え捕手が1人もいなかった」という驚愕の事実から、「2軍で控え捕手やってた引退寸前の超ベテランが『えー、あたし、もう一軍投手の球なんて捕れない』とブツブツ言いながらも渋々マスクを被った」と、事態は少しは好転したらしい。

●野球の話していい?

 日曜日には、西武×日ハムの2軍の試合というか、ハムの2軍の小林投手コーチ鑑賞に行っていたのですが、試合は4時前に終わったのですが、その後の「サイン厨の様子」まで観察していたので、6時に下北沢で新井氏と待ち合わせだったので、けっこうギリギリになっちゃった。

 新井氏にも「なんで、そんな野球好きに?」と言われたが、他の人からも言われたりすること多くて「いや、もう、放っておいてください(笑)」としか言いようがない。

 ですから、そういう世代だし。テレビでは毎日、巨人戦のナイター中継やってるのが当たり前だったしね。千葉育ちだから、高校野球も大好きで、中学生のとき、夏休みに大阪の親戚んちに泊まって、夏の甲子園に行って、憧れの「かちわり」を食べたとかさ。

 そーいや、先日、ベイスターズ・ファンの親会社の経理のお局様が、所用でこっちに来ていたので「やっと勝ち越したじゃないですか、でも、一場に負けないでくらさいよ」と野球話で盛り上がっていたら、TK部長が「そーいえば、WBCって凄いね」と言うので「え?いまさら?」

 すでに「本当のプロ野球ファン」は自分のチームの成績に一喜一憂モードなんである。
 うちの岩隈さんとかもそうだが「WBCのおかげさまで、うちの主軸がなにやら一般的知名度が上がってる?」というのに戸惑ってる程度。

 そしたら、部長は先週の週末に、小学生の息子と公園にキャッチボールしに行ったのだが「狭い公園内がキャッチボールする親子連れで大変なことに・・・」だったそうだ。
 「あんなの、初めて見た。WBC効果ってすごいね」という話で、「へえー」である。

 まあ、お子様よりも、40代のおとーさんのほうが、なんだかキャッチボールしたくなっている気持ちはすごくわかる。

 でも、部長が「前に息子とキャッチボールしたときは、全然、キャッチボールにならなかったのに、今回はちゃんとできたので、なんで?と思ったら、最近、友達とキャッチボールするようになったらしい」って、へーーーーーーーー

 私は、WBCなんてイラね論者であるが、やっぱ国際試合であんだけ盛り上がると、いきなり底辺が拡大するもんなのね。てゆーか、みんな、落ち着けって(笑)思うんだけどさ。
 でも、もし私が野球連盟で仕事していたら、このチャンスをもっともっと未来の売上に繋げるように、って、けっこうイケイケになってもいい事態なのかも。

 でも、私は「混んでるとこ嫌い」なので、西武第二球場みたいな、「ブルペンの真横の至近距離で昼寝するな、ごらー」なマイナーな雰囲気をこよなく愛しているので、複雑な心境なのですが・・・・

 で、西武の「俺達牧場」というか、ほんと天然芝の上でまったりと、西武の1・5軍の豪華投手陣がヘボヘボと投球練習しているのを至近距離で眺めながらニヤニヤしていたのですが、長田が8回にボッツにホームラン打たれて、「でも、9回もこのまま長田だろ?」と思っていたのですが、西武のベンチからコーチが歩いてきて、「俺達牧場」の主の石井投手コーチに「次の投手よろしく」と声をかけていた。

 一軍の試合だと、ベンチからブルペンに電話かけて、「次の投手よろしく」って電話で出前とるみたいなんだろうけど、電話回線のない2軍だと、コーチ自らがパシリで注文に来るのね。

 いいなあ、この、緩い雰囲気。
 宿泊先のホテルで、内線一本で「マッサージお願いします」よりも緩い。これじゃ、ブルペン横の観客も昼寝するわ。

 で、ベンチから「ピッチャー、一丁」の注文が入り「オレですか?」と、いい加減に肩を暖め直す三井さんであった。

 ブルペンですでに、グダグダな投球してて、「こんな、いいかげんでいいのか?」と思ったが、9回表のマウンドに立つと、またハムの去年のルーキー中田翔君に、すこーんと、センターにホームラン打たれていた。(去年は二軍で球拾いしていた中田君だが、最近絶好調で毎日のようにホームラン打ってるらしい。でも、ハムの1軍も去年の貧打が嘘のように打ちまくってるので、いつ上にあがれるのやら)

 そしたら、ハムのベンチか、バックネット裏につめいていた客だかが「あーあ」と大きな声で溜め息をついていたのだが、それが1塁側ブルペン横にいた私にもよく聴こえたが、「俺達牧場」の皆様にも当然聴こえていたので、俺達の誰かが「あーあ、かよ」と呟いているのまで丸聞こえ。

 えーと、それで、試合終了して、両チームも試合後のミーティングに入った。
 ハムのほうも、投手陣が芝の地面に座って、ミーティングしていたので、至近距離で聞き入ったのであるが、小林コーチは「ノースリーの場面で、どう攻めるか?」みたいなことを優雅に語っていました。

 ホームの西武はその後、練習モードに入るのですが、そこでサイン厨が群がる中を颯爽と練習に参加するために、走り抜けていった19番って誰?と思ったのですが、20歳くらいにしか見えなかったんですが、「今の、平野だったか・・・」

 次期、俺達総帥と目されている投手でした。25歳くらいなんだけどな。かっこよかったな。

 そして、私の「小林コーチ」がクラブハウス目指して、ゆっくり歩いてきたら、びっくりするほどサイン厨が群がってました。
 で、サイン待ちの列が出来ると、なんだかわからないけど並んでしまう「おめーら、小林繁の現役時代知らんだろ」な陰気な秋葉系のサイン厨たち。女子率ゼロです。

 女子率あげるために、私もサイン貰いに行ったほうがいいのか?って真剣に悩むほど、2軍目あてのサイン厨は痛いんですよ。やつらは、コンプリート目当てですから。

 
4月14日(火)

●正捕手が怪我で離脱して、二番手捕手がいないってマジ?

 昨日に引き続き、会社の「営業アシスタントCさん骨折で最低でも2週間は復帰無理」情報です。

 朝、さっそく営業部では中堅の女子社員が、マスオさんのところに「得意先から、4月に出した納品書を3月の日付に変更してくれって言われたんだけど、どーすれば?」

 昨日も思ったが、どうやら私は営業部の皆様から相当嫌われているらしい(笑)
 みんな、マスオさんに「どーしよ、どーしよ」と訴えてくるのだが、マスオさんは、Cさんの仕事内容さっぱりわかってないので、「どうすればいいんでかねえ?」と聞き流しているのだ。マスオさんは、私がCさんの仕事内容をある程度把握していることすらわかってないので、「全然なにもわかってないときのマスオさんモード」になっているのだ。「これはミヤノさんがわかるはず」ってわかってるときには、ちゃんと私に聞いてくるから。

 でも、それを他の部署の前の人で言うのもなんなので、マスオさんが「ちょっと確認しますから」と行って、その営業部社員を帰した後に、「そんなの、できますよ」と指導したのだが、「ふーん?」って感じで、ヤル気ないの明らかだったので、やっぱ、私がやったほうが早いなこりゃ。

 そのあと、Cさん直属の課長が、やはりマスオさんのところに「どーすればいいの?」と確認しに来たので「請求書の発行は私がやりまーす」と挙手して、やっとちゃんと話ができて、「Cさんがやってる仕事の全ては出来ないけど、対外的には問題無い程度に請求書発行は私ができるので、私がやります」ときちんと説明した。

 そんとき、自分とこのTK部長が不在だったので、後で「完璧にはできないけど、とにかく請求書は私がやりますから。あそこの課長とも話しました」と報告。
 部長は「ほんとは、Iさん(営業部のお局様)にヤレって言ったのにな・・・」と言うので「なんか、昨日、Iさんが愚痴りにきてたけど、ヤレって言えばヤルのかもしれないけど、明らかにヤリたくなそーな雰囲気でしたので」と言うと、横でエビワカちゃんがクスクスと笑っていたので「ね?そういう感じだったよね?」

 Iさんは絶対にできるはずだが、彼女に「おねがいだから、頑張ってください」って説得する労力を考えたら、自分でやったほうが、てっとり早いと、私は計算したのである。
 Iさんの面倒くささを元上司である部長もよくわかっているので「まあ、ミヤノさんがやってくれるなら」ということで、納まりそうである。

 しっかし、ほんとに誰もCさんの仕事をフォローできないちゅーのもなあ?

 総務部で言うなら、エビワカちゃんがケガで離脱したら大騒ぎ、みたいな話である。
 一番給料安い人がいなくなったら、仕事が全く機能しないって・・・・・
 ほんと、ダメな会社・・・・・

 と溜め息をついていたのだが、夕方になって総務部の連絡会議が始まって、部長が親会社の連絡会議(親会社幹部が全支店長に最新情報を報告する)の話をしてくれたのだが、それがまた「プロシフィエンシーがどうとやら」って話で、もううんざり。

 つーか、そのあたりの「禅問答」みたいなカタカナ用語連発の話は、子会社のうちにとっては有害だから、フィルターかけていただけませんかね?
 つーか、部長自身もチンプンカンプンなはずなのに、「ほら、先月もこの説明したけど、今期からどういう用語になったと思う?」って質問されても誰も覚えてませんって。

 そんで、部長が再度、資料を元に説明して、「いいな、みんな、これくらは覚えておけよ」と言うので「やです」と言っておいた。

 さらに親会社が、4月から店舗というか研究所みたいのを解説したのだが、そこのフルネームが「なに?その、水道水をボトルに詰めて、高額で販売してそーな、怪しげな研究所名?」と絶叫したのだが、みんなに無視された。

 私には全然わからない。
 なんでみんな、「プロシフィエンシー」だかとか「なんちゃらかんちゃらふんちゃら研究所」みたいな「なにそれ?」って意味不明のものを「これは自分がバカだから理解できないのかも?」と無防備に受け入れるんだろう?

 私は「ああ、親会社の上層部がいかにアホか・・・・」ってことで「こんなんで、ちゃんと私に給料払ってもらえるのだろうか?マジ、ヤバいっす?」って卒倒しそうなのに。

 さらに部長が自分では説明できないので、親会社のそのプロロなんちゃら担当役員がレジュメとして配布した資料を総務部回覧したのだが、A4用紙に4枚びっしり印刷されてるその文書読んで、ワタクシ的にはその要約は「山、山に非ず、これを山という。おめーら、もっと深くかんがえよーよ」であり、「そんな禅問答はどうでもいいから、みんなもっと、ちゃんとリアルで仕事しよーよ?」と絶望的な気分になったが、ほんと「一概にファールボールといえども、実はいろいろなファールがありまして、戦略的なファールもあれば、逃げのファールもあるわけですが・・・そういうわけで、我が社では、ファールボールを三つの用語に置き換えて表現したいと思います」みたいな、どーでもいーことが綴られていて「ファールの質はどーでもいいから、ホームラン打てよ」としか、いいようがない。

 普通に仕事しよーよ。
4月13日(月)

 サッポロの話も途中だし、昨日もいろいろあったしで、書き残しておきたいことが(遺言ですかい)たくさんあるのだが、今日は会社で大事件が!

●楽天の選手よりもよっぽど困るよ、うちの正捕手の怪我で離脱は!

 朝、出勤すると、マスオさんが「Cさんが足を骨折したんですって」と報告してくれた。
 「Cさんって、うちの営業のCさん?・・・・・え?ええええええええ?」

 第一報は、いつも朝イチに出勤している営業部長が受けたらしく、取り急ぎ総務部に報告してくれたらしいが、怪我の程度や原因などの詳細不明だった。

 Cさんとは、唯一無二の営業部アシスタントである。発注から受注から納品書や請求書の発行まで、彼女が営業部の事務処理を支えているのである。
 元々はパート社員であった。
 何度か日記にも書いているが、10年前、私がこの会社に採用される半年くらい前に、同じ人から「うちの会社で事務の手が足らないので」と声がかかったので「ぜひぜひ」と言っていたのだが、先にやっつけでパート社員を2名雇い、それで今んとこなんとか回っていたので、ごめんなさい、としばらくしてから謝罪された。

 それで、また派遣で働いていたら、「今度は、経理に欠員が出たので」と再度声をかけられて、お世話になることになったのである。
 入社してみたら、営業アシスタントのCさんがいて、「ああ、前の話はこの人のことだったんだな」とわかったのである。

 で、その当時は「週4日勤務。年収100万円超えないよう調整」のパートさんが2人でやっていたのだが、片方が辞めて(そっちの人が先に雇われて、Cさんはその人の知り合いだったらしいが)、なかなか後任が決まらなくて、Cさんの勤務が増えたのだが、年末になったら「100万円超えちゃうから、もう出勤できません」って事態になり、Cさんをアシスタントにして、事務処理をやっていた女性社員が「それじゃ、困ります」と部長に訴えたらしく、部長がCさんに相談してみると「扶養外れても見合うくらい稼げるのだったら、フルタイムでもいいですけど?」

 Cさんは当時、40代そこそこで、たぶん、今の私くらいの年齢で、2人いるお子様も大学生になっていたので、ちゃんと働いても大丈夫だったのである。
 そして、ズバ抜けて仕事ができるというほどでもないが、主婦になる前にはそこそこまともな会社で働いていたのだろうという程度には事務能力があり、そいうい「普通程度の事務の経験者」が全くいなかった当時のうちの会社では、貴重な戦力となったし、Cさんも頭のいい人で、パソコンを使った営業事務をすぐに覚えて、ってどころか、いつのまにか、経理システムと連携した営業システムを扱えるのは彼女だけだったのである。

 そのあたり「Cさん任せでいいのか?年齢的にも、新しいのを育てないと」っていう話はちょくちょくあったが、ちゃんと育成に力入れる人もいなかったんだね。
 横浜ベイスターズの現在の暗黒は「10年後を見据えた編成を全く考えていなかった」のが原因であり、監督やコーチの責任ではないちおう話がありますが、それと同じことでしょう。

 阪神だって「矢野のあと、どーするんだ?」って言われてますが、正捕手がバリバリに活躍しているときに若手を育成出場させるのは大変ですけど、それをちゃんとやっておかないと、今年の横浜みたいに、去年までの正捕手が寿退社しちゃって(ヤクルトにFA移籍した相川)「大企業からやってきた、ちょっとアレだけど、一応仕事はできるし」っていう野口と新入社員じゃあ、そりゃピッチャーもちょっと投げ難いでしょう。

 まあ、プロ野球チームの捕手は、育成しようと頑張っても、なかなか育てられなかっりしますが、でも、うちのCさんの仕事なんて、そこそこ事務能力ありそうな子を1年くらいみっちり仕込めば、誰だって出来るレベルですし・・・・

 まあ、安く使えるCさん(時給800円のパートからスタートしているので、ちんまりと昇給しても、未だに派遣社員より安い時給。私は再三「あれじゃ安すぎる」と訴えてきたのだが、Cさんも生活かかってないので自分では訴えないので、ずっと時給1000円ちょっとでやっていた。元・営業部長のTK氏が総務部長になったので「あの時給、ありえねー」と訴えてみたら、部長もびっくりしたみたいで、少しだけ常識的な時給に近づいたようだ)が機能しているんだから、その倍くらいの給与になりそうな正社員を育成する気にならなかったのかもしれないが、前にも、とある役員から「Cさんも、いつまでいてくれるかわからないけど、もし辞めちゃったら、あの仕事はミヤノさんがやるの?」と言われて「そりゃ、やれないことはないですが、でも、量的に経理と掛け持ちは絶対無理ですけど?つーか、若手育てろって」と言ったんですけどね。

 さて、前置きが長くなったが、そんな営業部の正捕手というか、営業部のお母さんなCさんが、午後になって「最低でも復帰に2週間はかかる」とのことで、「え?ええええ?どーすんの?どーすんの?」と大混乱。

 お母さんが入院しちゃって「ええ?ご飯どうすんの?」「てゆーか、洗濯誰がするの?」「洗濯機ってどうすれば洗濯するの?」って状態だった。

 具体的には「Cさんが休みなんで郵便物出すのどうすればいいんですか?」と勤続10年超えた営業部女子社員がエビワカちゃんのところにやってきたので、私が「そんなのも、わからんのか」とボヤくと、エビワカちゃんも軽やかに苦笑していた。

 で、営業部には、お局様がいるので、前は彼女も請求書発行をしていたはずなのだが、彼女んところに「Cさんの代役よろしく」という指令が来たみたいで「でも、私も5年振りでよくわからない」と、またなぜかマスオさんのところに愚痴りに来ていた。

 賢い私には「ああ、急にどうしていいのかわからなくなったから、ただ愚痴を言いに来たので、マスオさんをターゲットにしたか」とわかったので、彼女がしばらくマスオさんに愚痴を語るのを傍聴していたのだが、マスオさんもどう対応していいのかわからなくて、ただ聞き流していて、マスオさんは意外にも、こういうところで空気読めるというか、もしかしたら、彼女の言ってることがさっぱり理解できなかったので、完全スルーしていただけかもしれないが、どっちかというと後者っぽかったが、50代のオバサンの話を20分くらい「はあ、そうなんですか」と相づち打てたのには感心したので、そこらで助け舟を出してやろうと、「Cさんと同じようには細かくできませんが、対外的には問題ないよう、こちらで請求書は出力しますので」ときっぱり言うと、彼女も「マスオさんが私の話をちゃんと聞いてくれた」「ミヤノさんがちゃんとやってくれるんならいいのよ」ということで安心したみたいで、笑顔で去っていった。

 おおお、久々にマスオさんとの連携がうまくいったぜ。
 マスオさん=天然、ミヤノさん=計算、の歯車が合うと、なかなかいいコンビなのである。

 ちなみに、マスオさん=計算、ミヤノさん=天然というケースもときどき起こるが、それは最悪のケースなんである(笑)

 さあ、Cさんが予定通り2週間で復帰できるのかもわからないが、チーム一丸となって頑張りましょう!
 ホントは正捕手の故障って、大チャンスなのにね(笑)

 私はこのチャンスをちゃんと自分に有利なようにやりますわよ。Cさんのためにも。

 ところで、なんでCさんが足を骨折したのか詳細は不明のままですが、どうやら「ハイキング中のアクシデント」だったらしく、崖から転落でもしたのか?

●今年の目標をひとつクリア

 ええと、まだ余力があるので、昨日の日曜日の話でも。

 また、行ってきたのよ、西武第二球場。

 大好きなんで(笑)

 あんな金網一つ隔てた至近距離にブルペンがあるなんて、投手好きには、ほんとたまらない球場である。選手にとっては劣悪な環境であるが。

 ほんとはね。もう少し早起きできれば、川越の手前くらいにある「條辺のうどん屋」でブランチしてから西武球場というコースも考えていたのだが、それだと朝10時くらいに出発しないといけなくて、それってそんな大変でもないんだけど、なにせ、前日はきょうみさんちに遊びに行って、また飲み過ぎて、帰りの電車の中で撃沈してしまい、青砥で乗換そこなって、日暮里まで行ってしまったので、余裕もって帰ったはずが、終電ギリギリになってしまったくらい。

 でも、朝8時半には起きて「サンデーモーニング」(喝!でおなじみの番組)を見ながら、水分補給して二日酔いを整えていたのだが、やっぱ10時出動は無理で、なんとか11時半に家を出て、試合開始は13時だったんだが、なんとか13時半には西武球場前駅に到着。はあ、やっと酒が抜けた。

 そしたら、西武球場前の駅前、なんか意外と人がいるんだよね。
 「西武ドームのほうで、なんかイベントでもやってるんだろうか?」って思ったのだが、なにやら鳴りものの応援が聴こえる?え?今日のイースタンリーグって第二球場じゃなくて、こっちだった?がーーーーーーーーん?

 とマジにショックだったが、西武ドームに近づいてみると、なんと「ソフトボール選手権」が開催中でした。どういう大会かわからないけど、たぶん、北京五輪代表選手同士の対決があるのでしょう、それなりに集客しているようだった。

 「こりゃ、その流れで、プロ野球の2軍の試合に流れてくる人も多いかも」と警戒しましたが、あんな好天気でも、やっぱり第二球場は、まったりというか、しょぼいというか「ほんとにここでプロの試合やってるの?」感が漂ってました。

 西武×日ハムのファームの試合なんてねえ?(笑)

 それでも、ライト外野後方で、5名くらいでちゃんと応援歌やってるファンがいたが、そういうのがいるほうが痛い。
 ええと、先発は誰ですか?ハムが土屋?西武が武隈?誰?

 スコアボードに選手名など出ないので、背番号見て、選手名鑑と照合しないといけないわけですよ。めんどくさ
 でも、今日はなぜか、西武がビジユニ着てて、そっちだとローマ字で名前がわかるんだけど、そのフォントがとっても評判悪いのだが、KとHの区別がややこしいので、「WAKUI」が「わふい?」になるのです。あれはなんとかしてほしい。

 まあ、今日の場合、どうでもいいっちゃ、どうでもいい。名前知らないような若手チェックしに来たわけではないのだ。ハムの79番はどこーーーーーーー?

 そうです。私は7年振りにユニフォームを着たという、日ハムの2軍投手コーチ、小林繁氏を見に来たのです。

 最初、ハム側のブルペンには姿が見えず、3塁側のほうから、ハムのベンチを探したのですが「どこー?」

 30年前の洟垂れ(ほんとに蓄膿症だった)娘だったときの、憧れのスター選手、小林繁の姿を探せど、どこにいるのかわからなくて、うろうろしていたら、ハムの期待の若手(いろんな意味で)の中田翔君が、センター超えの西武の室内練習場直撃のどえりゃあホームラン打ってましたが、そんなの観に来たわけじゃないし。

 そしたら、やっと、ハムのブルペン側にたたずむ、細いオッサンを発見。「あれだ!」と三塁側から一塁側に移動すると、やっぱそうだった。

 昨年の江川との奇跡のCM出演で「この人、体型はほんと昔のまま」と喜んだのですが、小林コーチ、生で見ると、ずっと枯れてました。
 先日、札幌ドームで見た、一軍投手コーチの吉井が「今にも吉井が投げそう」というのとは対称的に、すでに50代後半の小林は、メモを脇に抱えて、手を後ろに組んで「ダンディーな校長先生」という風情でした。

 つーか、この人、ほんと日本有数のナルシストだよなあ。

 動きの一つ一つが、常に他人の目を意識しているかんじ。

 30年前はそりゃ、巨人のエースから阪神のエースと表舞台を渡り歩いたが、大人になった私にはわかってしまう。「どんなにカッコつけてようが、しょせん、鳥取の田舎もん」

 でも、ほんと、ファッションセンスは抜群だった。そして、この人が私を魅了したのは、たぶん、「いい服着るのは金さえあれば誰でもできる。でも着こなすには、それなりの立ち居振る舞いが必要」ということをわかっていたからではないか?

 いくら、ブランド物で金かけて装っても、背中が丸まっていては台無しなんである。
 それって、ほんとに一目瞭然なのに、できてない人が意外に多い。

 そういう意味では、小林繁という人は、「着る服も選ぶが、その中味をどう演出するか」っていう、ほんとにモデル魂に長けた人だった。
 それは、60歳近くなった今でも厳密に守られているみたいで、ブルペンで投げる投手を見守る姿にも完璧にスキがない!

 もう、その動作の一つ一つが、笑えちゃって・・・・・つーか、マジ泣きそう。

 小林繁を堪能したんで、また3塁側に戻って、西武のブルペン観察してた。
 こっちもさ。長田、岩崎、三井と見事な「俺達」でさ。正津さんも、いた。ただの、おっさんじゃん?

 ブルペンでの会話が丸聞こえなのが、西武第二球場の魅力。
 ハム側のブルペンで休む投手の会話を傍受していたら「・・・・って、横浜の人でしょ?」「えっと、その前はたしか、ソフトバンク?いや、西武だったっけ?」「じゃあ、出戻りなんだ」って会話してたんだけど、そーいや、西武のリリーフ投手が「ドイ」ってアナウンスがあったので「誰?」と思ってたんだが、去年まで横浜にいた「土肥」だった。

 私は「ドイ」で「土肥」って頭の中で漢字変換できないので。

 で、ハムのブルペンでも同じように「ドイって誰?」という悠長な会話が展開されていたので、ちょっと嬉しかったのでありました。

 さらに、おもしろかったのは、ずっとハムのベンチでデカい西洋人が座ってメモとかとっていたので「あれは、誰?」と思っていたら、ボッツさんだったんですよ。うわ、ここにいたんか?

 で、リリーフで出た、西武の長田からドカーンとセンターに見事なホームラン打ってた。

 ええと、西武の俺達、やっぱ俺達なんですか・・・・・ね?

 で、ブルペンに戻ってきた長田が、「えっと、この握りで(それで球種がわかるらしいが、私にはよーわかりません)、このコースに投げたのが・・・・」っておさらいしてる様子がいとおかし。
 なんだか「俺達」2軍ブルペン、超癒し系すぎて、周囲ではうっかり昼寝してる客多いし。あそこのブルペン、座って見てるとほんと頭上を豪速球が行き来するので「ひやあ、すげえ」なんですが、陽気がいいと昼寝してしまう気持ちもわからんでもないが、昼寝する客の頭上で投球練習しなくてはいけない投手の皆様の心情も・・・・・
4月11日(土)

 きょうみさんの新居を訪問して、散々飲んで、終電でさっきやっと帰宅したのだが、なんですと?一場が勝利投手?
 横浜相手だったか・・・・セ・リーグへのトレードには、そんなメリットあったとは・・・
 で、うちの長谷部は負けていたが、おや?9回まで投げてたんだ。結果的に負けていたが「おや?長谷部ってそんなに投げられるんだ?」

 つーわけで、一場も使いようではギリギリなんとかなるらしい、というか、なんともならないはずのものをうまく使った高田監督のグッジョブというべきか、長谷部もけっこうやれるらしいが、あれを完投させようとしたノムさんが負けたのか、とにかく「おや?おや?」な結果でした。

 一場はいいとしても(笑)、長谷部がたとえ負けても故障車が1人でも復活するまで、なんとか試合を消化してくれれば上出来なんだけどなあ。
4月10日(金)

●札幌ドーム 野球観戦期の続き

 昨日の続きです。
 ファールとホームランの区別もついてない彼女に、一生懸命、野球のルールを解説する男子の話に耳を傾けつつ、試合は進みました。

 開幕戦は、まさかの2連勝していたので、私としては「今日は負けでいいし」とかなりお気楽にハムさん応援モードになっていたのですが、周囲の客も「稲葉さーーーん!」とコンサートみたいに応援してるだけで、野球知らないのも明らかだが、そもそも相手チームに全く興味がないのもわかったので、大きな声で堂々と「小坂、キターーーーーー!」と言ってても大丈夫な雰囲気でした。

 ええと、7回に、一場とトレードした宮出が代打で出てきて、その裏にはライトの守備についたので「宮出やっぱ、でけー」と感動。190センチくらいあるらしい。
 「投手として入団したんでしょ?この体格で投手だったら、相当期待されてただろうなあ?」と友人。ノムさんがヤクルト監督時代のお話です。
 「今からでも遅くないから、またピッチャーやってみないかな?(笑)もう、全然足りてないから」と私。

 そーいえば、ハムさんが継投するたびに、投手コーチの吉井が登場するが、遠目で見ていても「いいから、吉井が投げれば?」ってくらいのオーラがあったな。ストッキングを出す、オールドスタイルでヤル気満々で、ほんとに吉井が投げそうな感じがしたのよ。

 そして、日6ー4楽となってからは、わりと継投でサクサク行ったのだが、8回表で宮出の代打が憲史!
 「なにこの、近鉄打線は!」と大爆笑の私らであった。
 これは、かつてこの近鉄打線を率いて優勝した梨田を遠い目にさせるというノムさんの高度な作戦に違いない!いてまえ打線がこんなに劣化しましたって・・・・

 そしたら、代打で伊志嶺が登場してヒット!
 「うわ、伊志嶺、プロ初安打じゃね?」と盛り上がっていたら、代走でウッチー登場!

 若手捕手の伊志嶺を藤井の代打に出したので、「キャッチャー交代?」と思ったのだが、代打だけだったらしい。てゆーか、「ウッチー、キターーーーーー!ちっちゃいのキター!」とウッチーの今期初出場に大喜びしていたら、次の高須がヒット打って、2アウト 1、3塁のチャンス!

 一打出れば、同点の場面で、渡辺直人に替えて、「代打・小坂」

 ショートのポジション争い中の直人と小坂であるが、どっちも今んとこ打撃がイマイチなのである。ここは勝負かける場面であるが、こんな場面で代打・小坂って・・・・・「小坂、キターーー!」と言いながらも笑い時に寸前だった。

 そんで、やっぱし内野ゴロでアウトでチェンジ。

 なにこの采配?もう今日は負けでいいってかんじなの?いやでも、わたくし的には、これでたぶん守備固めとしてウッチーと小坂が二遊間なのでいいんだけど、でも、守備固めって言っても、1点差で負けてるのに?

 そして、9回裏、やっとハムの今年の守護神、武田久が登場。今期初登場である。
 ああ、これで終わるな、と思ったのだが、先頭打者が鉄平だったので「こういうとき、鉄平が空気読まなくて、ホームランとか打ちそうで怖い」と言っていたら、ライトのこっち方面に大きい打球が飛んできた。

 フェンス際が死角で見えないのよ。でも、ハムファンの皆様が「あーーーー!」とがっかりしていたので、「あ、稲葉さんが捕れなかったほどの打球だったのだ」とわかった。

 うわ、ノーアウト、2塁?
 しかも、途中交代のルーキー捕手がパスボールで、ノーアウト3塁?
 やべーなこれ。とは思いつつも、よく訓練された楽天ファンであるからして「いやあ、まだ大丈夫、大丈夫」と、どっちの応援しているのかわからんようになった。

 やっぱセギノールがブンブン振って三振して、1アウト。ほら、次は山崎さんだし(笑)・・・・あ、そっかノリがいたか、この人は外野フライあげる技術あるからなあ。横で友人も「ノリさんは、ケースバッティングできるからなあ」と呟いてる。

 そしたら、外野フライどころか、センター返しのヒット!
 いやあ、びっくりしたわ。
 ええと、これって、どこのチーム?って。
 あんなの、去年、けっこう楽天の試合観に行ったけど、一度も観たことないもん。

 1人、ちゃんとしたの入るだけで、こんだけ違うんだ。と、改めて補強の重要さに気がついた。
 で、次の山崎さんが、センターにけっこういい当たりだったのだが、ハムのセンター糸井(ひちょりの腰痛もあり、開幕スタメンをゲット)が見事に背走キャッチ!おおおおおお!すげえ、思わず拍手しちゃったよ。この堅い守りこそ、まさにハムさん!
 守備のいいチームは、ほんと見応えあるのよ。

 そして、楽天は続く憲史がヒット打ったので「憲史のヒットなんて観たの、2年ぶりくらいじゃね?」(昨シーズンは、磯部と共に2軍暮らしが多かった)と盛り上がったのだが、次の横川で終了。

 横川もね、長距離スラッガーとしてずっと期待されてるんだけど、イマイチ育たなくてね。
 横川あたりが3割打てるようになったら、本気でAクラス目指せるんだけどね、あのあたりの20代中盤の若手が、ドングリの背比べ状態で、1軍と2軍を行き来してるからね。横川は見栄え的には、ハムの外野手にも見劣りしないんだけどなあ。この試合では、ライトとレフトを行き来しており、体格に恵まれた横川と宮出に挟まれたセンター鉄平が、ほんとに小物に見えました。

 そして、10回表の攻撃は、内村、嶋、小坂が凡打でサクサク終わり「ここらへんで、サヨナラ負けか・・・」と覚悟していたというか、「ああ、せっかく小坂・内村の球界最小二遊間なんだから、すこしは堪能させてほしい」と思ったが、楽天の守護神候補の川岸は、ショートゴロ打たせてくれませんでした。

 「まあ、とりあえず、これで小坂の守備を鑑賞する機会が増えたな」ってだけの話。
 初めて見た、生・小坂でしたが、立ち居振る舞いがやっぱし独特だった。
 ランナーが出たので、セカンドの内村となにやら打ち合わせをしているのだが、手を下からすくい上げて「こういう場合は、内村さんどーぞ」とばかりのジェスチャーが可愛かった。

 そして、ピッチャーが投球動作に入ると、激しく痙攣したみたいに揺れていて「ああ、この動作が小坂ゾーンを生んだのか」ってよくわかりました。あれは疲れそうだ。
 でも、身体能力に恵まれかった人が、プロの世界で一流と言われたコツがなんとなくわかりました。たぶん、インドを一ヶ月旅行するよりも、小坂の守備を一回観たほうが人生の勉強になると思います。

 しかーし、ハムの打者、小坂ゾーンのオーラに負けたのか、全くショートに打ってくれませんでした。今年中に私が小坂のファインプレーを観られる日は来るのでしょうか?

 で、延長にもつれこんで、11回表の楽天の攻撃。

 すでに、けっこうぐったりだった。
 まさか、こんな長い試合になるとわ。
 席を立つのもままならない席に座っているので、ビールの売り子も捕まえられないし、トイレに立ったときに売店を覗いてみたのだが、どこも長蛇の列で「よかった、羽田でちゃんとご飯食べておいて」

 トイレの数はさすがに充実していたが、それでもけっこう並んでいたので、こういう混雑した球場に慣れてないから、かなり疲れてきた。

 そして、ですから、11回表の楽天の攻撃。
 また先頭打者が鉄平で「なんだかデジャブで、なにがなにやら」と呟いてみたら、またツーベースヒット打ちやがり、バッドトリップしてしまいました。
 で、次のセギがやっぱ三振で「ええと、さっきも同じ展開じゃなかった?つーか、もしかしたら永遠にこのループで、私ら、東京に帰れないの?」と、わけわかんなくなっていたら、白いノリさんがヒット打って、日6-7楽?

 なに、この違次元空間と呆然としていたら、次のジャマさんは敬遠で「ええ?邪魔さん敬遠ってアリ?つーか、次は、去年はケガで泣いて、一年棒に振った牧田じゃん、こっちのほうが怖いんですけど?」と、ほぼハムさん目線で心配したのだが、ほら、牧田が打った。

 しかも、ツーベースヒット。2塁上で無邪気に喜ぶ牧田。

 おかーさん涙目。今日は伊志嶺のプロ初安打もあり、牧田の久々の一軍でのヒットもありーの、盛りだくさんすぎます。

 そこで、1アウト2・3塁になっていたので、ハムは満塁策をとったのだが、横川敬遠って・・・・また笑い死に寸前。
 まあ、セオリーとしては間違ってないのだが、でも横川敬遠って・・・・だって、ハムの投手・坂本のコントロールもイマイチじゃん?次は球界最小のストライクゾーンを誇る、ウッチーなんですぜ?横川で勝負していたほうがまだマシでは?

 はーい、やっぱしウッチーがフォラボールで押し出しー

 なんか、私がハムの監督だった勝てた試合だったかもしれない(笑)

 試合に勝ってそれなりに嬉しかったのだが、終了したのが6時で、周囲の客も「もう、ナイター始まってるじゃん」とぐったりしていた。ええと、うちらは2時に着いたんだけど、1時のゲーム開始からいた客は、5時間も観ていたんですよねえ?おつかれさまです。

 そこから、駅まで移動して、地下鉄で、すすきの駅まで行って、まず宿にチェックイン。2人で8000円くらいの部屋を予約していたのだが「1人500円で、メゾネットな部屋にアップグレード」と営業されたので「じゃあ、そっちでいいや」と言うと、フロントの兄ちゃんが「え?」と挙動不審にになった。

 いや、君は知らんかもしれないけど、こっちは「今日は負けでいいよね。うちら、稲葉ジャンプ鑑賞に来たんだし」っていう試合で勝って、実にご機嫌だったため、ホテルのフロントの「一応、言ってみただけ」のアップグレードに素直に応じてみたんである。

 そーいや、稲葉ジャンプって毎回やらないんですかね?
 この日も、けっこういい場面で稲葉さんに打順が回ってきたので「稲葉ジャンプくるか?」と警戒していたのですが、あんまり、稲葉ジャンプじゃなかった。

 せっかく、札幌まで遠征してきたのに、稲葉ジャンプを堪能できたなったのがとても残念でした。
4月9日(木)

 さてと、やっと札幌旅行記でも書いておくか。
 無理して書くほどのもんでもないが、「初・札幌ドーム」の想い出はテキストアルバムで残しておかなければいけないだろう。写真も撮ったが、やはりちゃんと撮れないし。年々、カメラの腕が下がっているような気がする。

●4月5日ー6日 札幌一泊の旅

 11時の飛行機だったので、球場に着くと2時くらいになるから、空港で軽食しようと売店を眺めていて、「空弁じゃあ、ちょっとボリュームありすぎかなあ?サンドイッチでも買うか」と思っていたら(時間があったので空弁鑑賞していただけで、悩んでいたわけではない。って言い訳しなくてもいいんだが、「私は友人と違って、食べ物であまり悩まない」となんとなく主張しておきたいだけである。もしかしたら、これからの出来事に関する前フリ?)、私の大好きな鯖寿司の空弁があり「大好物だけど、高いしボリュームありすぎ」と言っていたら、横にいたオジサン(って言っても、あんま年変わらないというか、下手すりゃ年下の可能性有)が「実は、これが一番旨いんですよ」と指差したのは「しらす弁当」だった。

 「へえー、けっこう地味そうですけど、そうなんですか?」と私と友人が関心を寄せると(友人は軽く朝食を食べていたので、空港では食べないで球場で食べる計画だったが)、「羽田に来るたびに、端から食べてみたんですけど、全部食べた結果、これが一番でした」と雄弁に語るオジサンだった。出張多い人なのかな?

 その後も淡々と「しらす弁当」について語りまくっていたので、たしかにボリュームも控えめだしあっさりしてそうだし、おにぎりやサンドイッチよりもいいかもしれんと「ええと、ここの営業マンの人じゃないですよね?(笑)」と念のため確認してから「じゃあ、わたし、これにしてみよっと」とレジに持って行って清算したのだが、友人はまだそのオジサンの「空弁談義」を熱烈聴講中であった。

 旅を重ねるうちに、わかってきたのだが、友人はどうも、ああいう心底おしゃべり好きな人の雄弁な語りを遮れないらしい。
 私は「しらす弁当談義」を聞いててお腹空いてきたので、買った弁当をさっそく食べたかったので、「あ、そろそろ時間が・・・」とやっとインターセプト3回目くらいで成功して、ゲート前の待合所で弁当を食べることができた。

 オジサンの話はホントだった。マジ美味しかったです。
 で、結果的に、そこで軽くじゃなくて、きちんと食べておいて大正解だったので、オジサンにこの場を借りて礼を言っておく。

 飛行機は「北朝鮮のミサイルの影響受けたらやだな」と心配していたのだが、オンタイムで飛んでくれたので、12時45分には千歳に着き、1時にはドーム前にも寄る札幌市街行きの空港バスに乗れた。

 予定通りに2時ごろ札幌ドーム着。
 試合は1時からやっているので「先発投手まだいるかしら(笑)」と心配していたのだが、友人が「スウィニーとラズナーだから、サクサクじゃない?」と予想していたけど、中に入って「席はどこ?」とロビーを歩いている時にテレビがあったのでスコアを見ると「ちょwww、うちがまた相手の立ち上がりを叩いてる!」

 3回の途中で、日0ー4楽だったっけ?

 さて、初・札幌ドームでしたが、構造的には、東京ドームの外周まで屋内になってるかんじでした。
 やっと外野自由席を探して、入ってみたんだけど、客びっしりで空席もところどころあるんだが、二席連続を探すのが難しそう。
 とりあえず、ビール買ってきて、後方で立ち見していたんだが、そこは車椅子エリアだった。

 しかも、スコアボードが真上で、見づらかったのだが「あはは、磯部が出てる!高須、中村ノリ、磯部、藤井って、どんだけ近鉄打線?」と大爆笑しているうちに、4回裏に、ラズナーがつかまり、「二岡、この辺で活躍しておかないと」と言っていたら、ヒット打って、ラズナー降板。日6ー4楽「うわー、昨日よりはマシだが、またマシンガン継投始まります!」

 行きの飛行機の中で、「昨日の藤井と長谷部の左投手炎上祭りはひどかったけど、あれはあれで試合としては面白かったかもねえ?」と言っていたのだが、今日もやってくれそうです。

 途中でやはり係員に「この場所で立ち見はご遠慮ください」と注意され、3階の立ち見席を開けたのでそっちに移動しろと指示されたのだが、「でも、席が空いてたら座りたいのですが」と言うと、ライト側の外野自由席だったら、もう少し空席があるかも、と教えてもらったので、そっちに移動して、なんとか席を見つけた。

 札幌ドームはホームチームが3塁側ベンチなので、レフト側のほうが混雑しているらしい。でも、ライト側外野席は、稲葉御大が目の前故に、「なにこの、稲葉ユニの多さは!」って状態だった。

 でも、札幌ドームの客、ほんと意外にも実におっとりしてました。
 東京ドームでの、あのキモい応援に目眩がしていたので「札幌だと、もっと大勢いるし、どんなことに?」と、怖いものみたさで行ってみたのだが、全然怖くありませんでした。

 ライト側だったせいもあるかもしれないが、ヤジ言う客もいなくて、若い女子が「稲葉さーーーん!」と叫んでる程度。
 しかも、あきらかにセンターへの浅いフライが上がっているのに「うぉーーーーーー!」って盛り上がってるし、あのー、この位置から見れば、凡打歴然じゃない?真正面にいるとわからないけどさ。

 さらに、私らが座った外野席は内野席との境界線際で、要するにライト側のポール際で、ポールの左側にマウンドが見える状態だったのである。
 って野球知らない人に意味が通じるかわからないが、要するに、自分に向かって飛んできた打球は、たとえ外野スタンドに飛び込んでもファールなのだ。三振前のバカ当たりが飛び込むエリア。

 しかし、ハムの打者が、こっちに特大ファール打ったときも、周囲の客は「きゃーーーーーー!」と大喜びしているので「だから、ファールだって」と私が言うと、友人が「この人たち、もしかして野球の見方知らない?」

 去年の友人は「人としてどーよ」を連呼していたが、今年は「もしかして野球の見方知らない?」がキャッチフレーズになっているようです。

 札幌のハム・ファン、ほんと、なんか特別な感じでした。ハムの打者が、ファール打つたびに「あーあ」とえらくがっかりするのです。「いや、よくファールで粘ってると思うんだが・・・」

 でも、最近、関東ではバンデミック寸前の「牽制ブーイング」の気配は全くなく「よかった、牽制ブーイングはまだ津軽海峡を渡ってない」と安心しました。

 そんな中、私の隣に座っていた大学生カップルが、「なごみ系札幌ドームの客」を代表してました。

 (日記の途中でしたが、「食わず嫌い」のナカジ鑑賞。ううう、かわゆすぎた・・・天然の味わい。テレビ慣れしてないちゅーか、単独バラエティ出演初めてで、かなり緊張してたみたいだけど、さすがナカジ。緊張してそうで、けっこう冷静で、地味に勝負に勝つあたりが・・・・てゆーか、ナカジの罰ゲームが観たかったぜ)

 ええと、何の話でしたっけ、つーか、ナカジ観てる間に、楽天勝ったみたい。やったね、レイたん!
 いや、中日の藤井という知らない人が大活躍してて、「誰?」って調べてみたら、去年、ハワイのウィンターリーグに派遣された選手で「ちっ、うちだってレイたんがウィンターリーグで大活躍してたのに」って思っていたので、レイたんで勝ってほんとによかったわ。

 ええと、食わず嫌い王観ながら飲んでいたので、けっこう酔っぱらってしまったのだが、ええと、札幌ドームで隣に座ったカップルの話でしたね。

 試合がひっくりかえった日6ー4楽くらいのときに、その彼女は「あれ?今のってアウトなの?」
 彼氏が説明してた。「外野フライだから」
 「外野フライ?」「だから、ワンバンしないでとったらアウトなんだよ」
 「え?外野にいったら、いいんじゃなくて?」

 ・・・・・・・ぷぷ。そのレベルですか。ほんとに全然野球知らないのを連れて来ちゃったんですね?どーする彼氏?

 「内野だとアウトで外野だとヒットなのかと思ってた」って、なんかそーゆースポーツもあったような気がするけど。

 でも、けっこう可愛い子だったし、WBC効果で「野球観てみたいな、えへ?」みたいのを「じゃあ、連れてってあげるよ」と、まんまとここまで連れてきた彼氏は、「ヒットと外野フライの区別もついてない」っていう彼女に丁寧に説明してて、大変好感が持てたというか、正直、試合よりもそっちの解説のほうが面白かった。

 ヒットとフライの区別もついてない超初心者に「敬遠」を説明するのしんどいですよね?

4月8日(水)

 縁起の良くない例えですが、知人が亡くなったという訃報を聞いても、それが1年くらい会ってない人だったり、ずっと病気を煩っていたのを知ってたりすると「あらら・・・」って感じですが、私には経験ないけど「え?先週お会いしたけど、すごく元気だったのに!」って場合には相当ショックなんでしょうね。

 そういうわけで、日曜日には神ピッチしていて、延長戦を辛くもモノにしていた川岸が火曜日に故障で離脱というニュースも相当ショックでした。ほんと、びっくりするくらい落ち込んでしまった(笑)

 というわけで心の傷を癒すために、野球じゃない話でも書こう。今日は朝井が大炎上したしね(笑)

●旅とは・・・・

 先日、電車に乗っていたら、横に座っていた学生と思しき20歳くらいの男子が2人で喋っていた。片方が、どうやら旅行に行った話をしているようで「やっぱ、旅行はいいぜ、お前もどっか海外行ってみろよ」と友人に旅の醍醐味について語っているらしかった。

A君「オレさ、インドも行ったことあるんだ」
B君「へえー、すげーじゃん。どーだった?」
A君「いやー、やっぱ人生変わったわ。ガンジス河で沐浴とかしちゃったし」
B君「ふーん?で、どれくらい行ってたの?」
A君「えっと、どれくらいだったかな?たしか・・・・5日間?」
B君「ふーん?」

 って、B君、そこ流すとこなの?突っ込むとこじゃないの?

A君「だからさ、どーせ行くんだったら、例えば、ハワイなんか行ってもしょーがないわけじゃん、やっぱもっと勉強になるところじゃないと」
B君「ハワイ行ったことあるの?」
A君「・・・・・・いや、ないんだけど、ビーチリゾートなんてさ、海があって、わーって泳いでそれで終わりじゃん?」
B君「あ、そういやオレ、グアム行ったことある(笑)」
A君「すげーじゃん。いつ?」
B君「子供のころ、親戚の結婚式で・・・・でも全然覚えてねーや」
A君「へえ?結婚式?いいなあ・・・・」

 いいなあ、インド5日間で人生変わるほどの体験ができたんだ(笑)

 それだったら、ハワイだって、グアムだって、その気になれば、とっても勉強になるよ。つーか、その前に東京でちゃんと勉強しろ、と説教したくなりました。

●イノシシと年寄りは、とにかく真っすぐ走って、なかなか止まれないらしい

 うちのビルの一室に、別会社が居候している。そこは、高齢者雇用してる法人で、60歳以下は、私と相性の悪いKさんしかいない。私のことを避けてるKさんだし、私もあんまり得意ではないが、でも、彼女がまるで老人ホームみたいな会社を1人で切り盛りしていることには尊敬の念を隠せない。
 Kさん1人だと大変だから、去年もう1人、中年女性を雇ったのだが、怒鳴るジジイがいたらしく、1年持たずに辞めてしまった。
 その怒鳴るジジイも、そんな悪い人ではなく、ただ地声がデカいのと、カっとなるとワーワー捲し立てるだけだったし、辞めた人も、けっこう出来た人だったし、そのジジイの知人の紹介でやってきた人だったので我慢していたらしいが、まあ、よく我慢したほうだと思う。私だったら三日で脱走する。

 それでも、私は祖父母も最近まで存命だったし、すでに両親も高齢者ですから個性豊かなジジイの集団に対しては理解のあるほうです。あれは「変な人の集まり」ではなくて、「年とるとあんなもんよ」という、いいお手本であると、ジジイ攻撃にうまく対処できなくて、ヘコんでいたり、「なんなのあれ?」と怒っている同僚を慰めたことも多々あり。

 しかし、今日のは凄かった。

 その会社のジジイたちは、普段は外で仕事しているのである。たまに研修とか連絡会で集合することもあるが、詰め所となってる本部にはたまにしか来ない。
 それで、慣れないジジイが1人、うちのフロアにやってきて、礼儀正しく名乗ると「○○支店からこちらに異動されたAさんにご挨拶に伺いました」とのこと。

 応対したエビワカちゃんが、困った顔をして私の方を見るので、助太刀に立った。

 Aさんて誰や?
 もう一度聞いてみると、どうやら、4月から親会社の某支店からこっちに異動になった人のことらしい。んん?たしかに、たまに親会社から子会社のうちに出向になる人もいるけど、4月から誰か来てるの?聞いてないなあ?

 と、こちらが情況をつかめず、首を傾げていると、「こちらの2階にいらっしゃるそうなので、さっき行ってみたんですが、ドアが開かなくて・・・」

 ますます、??????である。
 うちのビルの2階は、マシン室と倉庫しかないので、ドアはセキュリティロックがかかっているのだ。
 なので、基本的に2階は無人なんである。

 でも、2階で思い当たった。「そっか、近所の親会社の2階と間違えてるんだ」
 そっちは2階に大勢人がいるし、人事異動で支店から本社になった人も大勢いる。

 で「親会社の方でしょう」と言ったのだが「いえ、こちらです」と譲らんのだよ。

 だから、そんな人はここにはいないと言ってるのに。
 こっちが「違う」と言っているのに「いや、ここの2階だと聞いた。でも2階のドアが開かない」の一点張り。

 しょーがないから、元から辿らないとダメだと「このビルの2階だと、誰から聞きましたか?」と聞くと、さっき自分の事務所でそう教わったらしい。「誰でしたか?」「えっと、誰だったかなあ?」「女性ですか?男性ですか?」「女性・・・・」「ああ、じゃあ、Kさんですね?」「いや、でも、Kさんは関係ないんです。私はAさんにご挨拶に来たのです」


 どうにかして、このボケ老人(笑)
 しかし、私の対応もよくなかったのだが「ですから、Kさんがこのビルの2階だと教えてくれたんですか?だったらKさんに確認しますけど?」と言うと「だから、Kさんじゃなくて、Aさんです!」

 しょーがないから、ジジイを放置して、Kさんに内線して「今、○○さんって方が、こっち来ちゃってますけど」と訴えると「ええ?なんでそちらに?」「戻っていただきますからもう一度、親会社の場所を説明してあげてください!」

 で、ジジイのとこに戻って「Aさんがいる場所は、Kさんが教えてくれますから、とにかくKさんのところに戻ってください」と言うが、「いや、でもKさんは関係なくて、ここの2階にいるAさんなんです。でも、2階のドアが開かなくて・・・・」

 どうして、こういうことになったのかわからないが、たぶん、説明したKさんは、そのジジイが当然、親会社の場所を知ってると思って「あっちの2階」と教えたんだろうけど、ジジイは「2階」しか耳に入らなかったので、2階に行ってみると、2階が無人でドアも開かなかったので、パニクってしまい、そのまま上のフロアに移動して、私らに訴えたのだが、私らが彼にとっては謎の対応をして、さらに全然関係ないはずのKさんに聞けとか言うから、頭が混乱しちゃったのだろう。

 旅先で道に迷って、しかも電車や飛行機の時間が迫っているときには、軽くこういうパニック状態になり、どこまで引き返せばいいのか判断がつかなくなることあるが、年とると、あんなささいなことでバッドトリップするのねえ。

 会社の掃除のおばちゃんも、思い込むと自分の言いたいことだけをまくしたてて、こっちの話を全く聞いてくれなくなる。

 この間も、その掃除のおばちゃんはトイレ掃除が主なんだが、会議室の掃除機かけもやってもらうことになった。らしい。その指示は部長が掃除派遣会社の社長に直接出していたので、私は知らなかったのだ。
 でも、おばちゃんが「社長から、こんど、こちらの会議室の掃除も週に一度しろって言われたの」と言うので「ああ、そうですか」だったんだが、「でも、掃除機をどうすればいいのかしら?」

 「掃除機は、各フロアにあって、このフロアにもありますから、それを使ってください」と言ったのだが・・・・

オバちゃん「掃除機買ってもらえばいいのかしら?」
私    「え?そういう話になってるんですか?」
オバちゃん「掃除機かけろって、掃除機がないと・・・」
私    「だから、総務にありますから、それ使えばいいのでは?」
オバちゃん「掃除機をお願いしても、今日すぐ来るわけでもないしねえ?どうしましょ?」
私    「いや、新しいの買うのかどうか、わからないけど、とりあえず、あるんだから、ここのを使えばいいだけでは?」
私    「急に掃除機かけろって言われてもねえ?」

 よくわからんループに巻き込まれて、うんざりしていたら、やっと部長が出勤してきたので「TKさん、掃除機がどうのって言われてるんですけど?」とバトンタッチした。

 あの場合は、派遣元から「来週から週に一度、掃除機をかけてくれ」と指令を受けたオバちゃんが「それはいいけど、掃除機はどうするんだろう?」という方向に一直線に走り出したので「掃除機はここにありますけど?」という私の話を全く理解しないというか、全く右折できないというか、高速道路で出口を間違えた人が、「あれ?」と思いながらも、「あれ?目的地の道路標識の表示が消えたけど?」と不安になりながらも、とにかく走ってしまい、出口3つくらい通過してしまうような感じなんだろうか?

 それで、さらにパニくって、高速道路逆走してみたりして。

 掃除のおばちゃんには先週もヤラれた。
 「裏口の水道で使ってたバケツが無いの!どーやら捨てられちゃったらしいって」

 あちゃー、それには思い当たる。
 ちょうど、1階の改装をしていて、裏口というか非常口のほうに、粗大ゴミが散乱していたので、部長が工事業者に撤収を依頼していたのだ。
 でも、ちょうど撤去する日に部長が不在だったので、私が部長から引き継いで「捨てちゃダメなものは、ビニルシートで覆ってあるから、それ以外は全部撤去してもらって」と引き継いでいたのだ。

 なので、うっかり、掃除のオバちゃんがモップ洗いに使っていたらしい、古くてデカいバケツまで撤去されてしまったらしい。
 で、オバちゃんは、工事業者の仕業だと、すぐにわかったらしく「聞いてみたんだけど、もう、先週末に全部持っていって、廃棄業者に出しちゃったって・・・・」

 それはこっちのミスなので、「じゃあ、すぐにバケツ用意しておきますから。今日は無理だけど・・・」と言うと・・・・・
「あのバケツがねえ、大きくてモップ洗うのに丁度よかったのよ」
「ああ、じゃあ、大きめの用意しますね」
「でもねえ、まさか持っていかれるとはねえ?あれ、たしかに、古かったけど、でも、ほんと、丁度よかったのよ」
「ほんとすいません、気がつかなくて」
「でも、びっくりしたわよー。朝来たら、ないんだもん。慌てて工事の人に聞いたら、撤去しましたって・・・・」
「ああ、先週の土曜日に裏のガラクタ撤去したんで・・・・」

 と、とりあえず、オバちゃんはお気に入りのバケツが撤去されて、びっくりしているだけなので、その気持ちを吐き出すのをお手伝いしようと、話をうんうんと聞いていたのだ、そうしてるうちにふと思いついた。

 前に他の工事が入ったときに、業者が忘れていった、けっこうデカいバケツがあった。その業者には一応、「バケツが置き忘れられてるんですが?」と連絡したが、取りに来なかったので、倉庫に転がしておいたのだ。

「あ、そういや、使ってない大きめのいいバケツがあったかも!」と私が言うと、おばちゃんはまだ「でも、びっくりしたわよー。朝来たら、ないんだもん。慌てて工事の人に聞いたら、撤去しましたって・・・・」のループの三回目を回ったところで、あれを5回はループしないと、こっちの話を聞いてくれないのはわかっているのだが、私もそれほど暇じゃないので「あのバケツでよかったら、ちょっと持ってきます」と遮っても「あのバケツがねえ、大きくてモップ洗うのに丁度よかったのよ」の4回目のループに入っていて、しょーがないから、放置して、倉庫にバケツを取りに行って戻って「ほら?これはどうですか?それほど大きくもないけど、モップ洗うのにはギリギリ間に合いそうですよ?」と見せたのだが、今後は「ええ?でも、それここで使ってるやつでしょ?」と遠慮モード。

 しょーがないから、演説かましました。「いや、これは逆に他の業者が忘れてったやつで、うちで使うのには大きすぎるんです。だから倉庫に置いてあるだけだったの。でも、捨てるのももったいない(オバちゃんにはこのセリフが効く)ので、とっておいたやつなんですけど、もし、これで間に合うんなら、これ使ってみてくれませんか?もし、ダメだったら、もっと大きいの用意しますけど」

 その中古のバケツをオバちゃんは気に入ってくれたらしく「うん、まあ、これでも大丈夫かも」と笑顔で受け取ってくれた。

 おばちゃんがバケツをぶら下げて退場したあと、エビワカちゃんに「あー、疲れた。なんで普通の話が普通に通じないんかね?」と愚痴ると、エビワカちゃんはケラケラと笑いながら「いや、でも、ミヤノさん頑張りましたよ」と労ってくれた。

 エビワカちゃんは、けっこうテンパリストなので、ああいう場面でジジババの勢いに押されて炎上しがちなので、かろうじて上手く鎮火させる私のことを少しだけ尊敬してくれてるらしい。まあ、わかってくれる人がいるだけでも、けっこう嬉しいものである。

4月7日(火)

 くすん、だから私が球場で呟いてたじゃん「勝ってるのはいいけど、こんだけ中継ぎ酷使だと、絶対誰か潰れる。アリメは・・・・まあ丈夫だからいいが、川岸はいっぱいいっぱいだろう」って。

 そしたら、やっぱし今日の帰り際にスポーツ紙サイトチェックしていたら「楽天・川岸、登録抹消」
 肘の故障で1週間ノースローで様子みるって・・・・けっこう重傷じゃん。

 くすん、だから、私が観に行った三戦目は負けでよかったのよ。
 うちの投手陣は、よそが「新車買ったから、もういらね」っていう中古車を寄せ集めて、なんとか手入れして、無理矢理走らせているんだから・・・さ。
 そりゃ、瞬間的には新車のベンツくらい走るときもあるが、1時間も高速道路を走らせたら・・・・さ。
 まあ、中古の上、故障車ばかりで、いっぱいいっぱいだったんだけどさ。


 廃車寸前だった川岸を一昨年買ってきて(中日の廃棄物)、去年意外とけっこう走ってたし、今年はなんと「守護神候補」にまでなったが、あっという間に壊したな。

 楽天に必要なのは、インドやタイあたりにいそうな、どんな故障車も再生させる、神・整備工じゃかろうか?

 はあ・・・・・今日の楽天は今のところマー君が完封モードのようで、盛り上がってますが・・・・・
 それよりも、横浜の先発が寺原なのに、完全無援護ってどーよ?
 横浜がすっかり日ハムみたいになってしまった。
 あ、寺原が我慢できず炎上して降板。次の左だれ?那須野wwwwwww

 ちなみに、今日の日ハムの二岡は東京ドームでまさに水を得た魚のごとく猛打賞です。

 マー君、見事に完封しちゃったみたいですが、あたくしは、川岸故障でどっぷり落ち込んでしまい、札幌旅行記を書く気力すらありません。

 
4月6日(月)

 札幌から帰還。
 私がちょうど、札幌に向かう途中にテポ丼も東北上空を通過していたようです。

 さて、初・札幌ドームは堪能しました。祝・開幕3連勝。あたしのせい?(笑)

 いやー、しかし見所満載の試合で、終止大爆笑しておりました。ハイライトは「ここで代打・小坂?ええええ?・・・・もう、ダメ、笑い死ぬ・・・・・」

 しかし、期せずして、セカンド内村・ショート小坂の「球界最小二遊間」が鑑賞できて大満足。

 そして、稲葉人気の凄さも堪能できました。
 ローソンでは「稲葉選手プロデュース弁当」まであった。
 二岡もがんばれ。(でも、二岡のおかげさまでの三連勝という気がしなくもない)

 しっかし、やっぱり中村ノリは凄いね。
 去年、横浜・中日戦を観に行ったときにも、レフトにスコーンと刺すようなヒット打っていて「ああいうヒットをチャンスに打てる選手、うちにはいないなあ」と思っていたのですが、まさかうちに来てくれるとは・・・

 今までずっと、上位打者が塁に出てもクリーンナップが「山崎さんゲッツーでおしまい」がパターンだったのが、ノリさん加入で、すっかり普通のチームのように!

 今日は、北大を見学してきたのですが、後ろを歩いていた学生さんが「セギノールにノリだろ?超やべえじゃん」と愚痴っていたので「ごめんねー」と振り向きそうになりました。

 北大は茶髪率低くて、なごみました。
 でも、正門のあたりで、新入生に勧誘チラシ配ってるおなじみの光景が展開されていたのだが、さすがに私たちに間違ってチラシ渡そうとする学生もいなかったのですが、でも、約2名ほど、たぶんド近眼な学生さんが、「あ、女子だ」と近寄ってきたのですが、5メートル前くらいで華麗に進路方向変更していたのが笑えた。おまえら、少し落ち着けって。まあ、平日だし、観光客も少ない時期でしたけど。

 札幌ドーム観戦記は、またゆっくり書くことにして、今日は疲れたから寝ないとね。明日から仕事だー

4月4日(土)

●春の炎上祭り

 いやー、今日は各地で大炎上で笑かしてもらいました。
 ハム×楽天の先発は、左対決で藤井と長谷部で「そりゃ、どっちも先発足りなくて苦渋の先発ですし・・・」と予想はついていたのだが、双方とも華麗に炎上して、3回まで持たない。
 いやー、現地で見たかったような、見たくなかったような(笑)

 ソフトバンクの大場君も負けじと降板してましたが、千葉方面では、ロッテの小林宏が立ち上がりで炎上していて「ああ、今日も西武の勝ちか」と思いきや、札幌の「左投手・炎上祭り」の影響がミサイル迎撃スクランブル体制のせいで千葉まで届いてしまったのか、帆足が派手に燃えていた。

 WBCで勘違いした人、すいません!

 と、会社で仕事の合間に速報見つつ、ヘラヘラと笑っていたのだが、デーゲームも終わり、6時の勤務終了時間が近づいたあたりで、衝撃の事実が発覚した。

 会社の一部を改装工事しているので、今日の出勤はその立ち会いが第一任務だったのだが、いつもその工事は遅くても7時くらいには終わっていたのに、期限が迫っているせいか、昨日から電気工事が入ってるせいなのか知らないが、いきなり「今日は9時くらいまでやりたいんですが?」

 聞いてねー!

 いや、だったら、昨日の段階でそう言ってもらえれば、遅番組むとかしたのに・・・・・

 誰か、自主遅番の人はいないかと社内を探したが、うちの会社は平日の遅番は1時ー9時のシフトなんだけど、週末は7時半までなのよ。

 結局、8時まで出勤予定の人はいなくて「えええ?なんで私がいきなり残業?」
 普段だったら、別にいいんだけど、一応、サービス残業になってしまうし、それに、私は明日、札幌に経つので、一泊だからそんな大変じゃないけど、早く帰宅して着替えを用意したかったのに。

 って、一応、施工業者に愚痴ったのだが、向こうは「いえ、うちはもっと早くに終わるんですが、電気工事業者が?」って、自分の責任ではないとばかりに平然としている。

 その施工業者、ずっとそんな感じでマイペースで迷惑かけまくりだったので、もう諦めた。

 いいもん、会社で巨人×広島戦見ちゃうもん。

 そしたら、マイケルさん(元・ハム)が、いつもの劇場してて「はあ、また、マイコーさん劇場か」と眺めていたら、栗原にホームラン浴びて、広島逆転!

 その後、工事は終了したのだが、「ひえええ、広島、逃げ切れるのか?」ってあたりで盛り上がってしまい、結局、広島の8回裏のピンチの場面をしのいだあたりまで付き合ってしまいました。

 夕方から、友人からメールがじゃんじゃん来ていて、私はクーポン印刷係になっていた。私も友人も自宅にプリンタを持っていないので「印刷物は会社のメールに送ってくれれば、こっそり印刷しておくから」とは言ったが・・・・沖縄んときにも、けっこう大量にクーポン印刷させられたが、札幌のもけっこうあるみたい。10件くらいメールで来たが、「もう少し、絞ってくれないかな」と不安になる。

 まあ、クーポン印刷依頼から、友人が「海鮮系でもラーメンでもジンギスカンでも」といろいろ候補を物色している様子はわかるが・・・・所詮、一泊二日の旅なんだし。札幌に着いてからドームで野球見てから夕食。翌日の昼食くらいしか、ちゃんと食べる機会ないのに・・・・

 さらに謎のメールが届いて「このメールごと印刷しろ」との指令が・・・

(私のメモ、このメールごと印刷お願いします)
根室浜一番  ー 72席 ウニ1個(840)サ 牡蠣2ほたて735 ほっけ7 88 クラ中473

 以下、同じような謎の記号が10行ほど続いていた。
 なんか、海鮮居酒屋を吟味しているらしいが・・・・「北○ 3800 160席 ー 15%オフ ほっけ半480 クラ中480 はちきょう 4500 60席 - 8点盛1580  ほっけ980 かきえもん390」って、本人にはなにか意味があるのかもしれないが、このデータを元に私に「どーする?」って言われても、かなり困るなあ。「この店はホッケは安いけど、でも、こっちの店はクーポンがあるとビールが安くなるけど?」とか言われても・・・・

 えっと、ケンカしないように頑張ります。

 北朝鮮のミサイルは明日発射なのかなあ?
 私が札幌目指して飛んでるときに、来るのかなあ?なんか、ヤダなあ?
4月3日(金)

●開幕ベルは華やかに

 いよいよ、開幕戦!

 パ・リーグの開幕投手はWBC効果のおかげで、実に豪華である。

 ハム ダルビッシュ × 楽天 岩隈
 ロッテ 清水    × 西武 涌井
 ソフトバンク 和田 × オリ 小松

 ダル対岩隈が抜きん出ているが、後は涌井と小松のWBCの脇役組と落選したけど和田と続く。
 さらには、イケメン度もかなりのものである。

 おっと、その中で、ロッテの地味様の地味っぷりが実に愛おしい。

 それに比べるとセは地味だなあ。
 広島×阪神は、外人投手対決だし、阪神×ヤクルトは安藤と石川。
 横浜の三浦がその中でも華があるほうか・・・・で、中日は吉見との噂だったが、イケメン偏差値の底上げを狙ったのか、浅尾きゅんでした。

 今朝のテレビのニュースでも、スポーツ紙でも、やっぱり注目は「ダル対岩隈」で、「おおおお、こんな注目されるとは・・・」と涙目ですが、会社でもマスオさんに「今日は、ダルと岩隈じゃないですか!」って言ってもらえて、デヘヘと喜んでいたのですが、マスオさんが「テレビでやらないんですか?」と言うので「やるわけないじゃん、パ・リーグの試合なんて(笑)」

 でもね、こっそりとNHKラジオが全国放送してるの。
 それだけでも、ちょっと嬉しい。
 なので、洗濯しながら(洗濯機が)ラジオ中継聴いてます。いや、ほんと、関東でラジオ放送するのすら稀ですから。それが全国放送ですよ・・・・わはははは

 しかも、会社で帰りがけに速報チェックしたら「ぎゃははは、ダルが初回から炎上して、3点も入っちょるwwww」(小坂がスタメンという事実のほうが地味に胸きゅんですが。実は)

 去年のダルビッシュの対楽天の防御率は確か、1以下。0.5以下だったかも。
 要するにダルから1点以上得点できたことがほとんど無いんですよ。
 なので、北京五輪やWBCの国際試合で立ち上がりグダグダなダルをテレビで観て「ああ、なんで、うちのときにはこれをやってくれないのだ」と嘆いていたんだけど、やっと見せてくれました。

 でも初回以外得点できてないんですけどね。
 また、去年の開幕の悪夢「先発・岩隈が好投したのに、後の投手に勝ちを消された」がいつ起きるかもわかりません。

 でも、国を背負ってないので(笑)、お気楽でいいわ、やっぱシーズン戦は。

●少数派の愉しみ

 私はマイナー趣味が自慢というか「心の支え」でありますが、それでも社会人としての最低の教養というか、飲み会の雑談についていける程度の「メジャーな情報」も押さえておこうと思っているので、野球で言えば、たとえ本心では「くそー、イチローのあの一打で、ナカジが空気になってしまった」と思っていても、会社でのWBC雑談では「イチローやっぱすごいですね」と心のこもらない一言を言うのは別に苦痛でもない。

 まあ、ホントの野球通には、ひっそりと「WBC観てたら、すっかりヤクルトのイムさんファンになっちゃって、オープン戦観にいっちゃいました」と変態趣味を告白したのだが。大爆笑されて大満足。

 しかし、昨日はヘコんだな。
 社内結婚カップルの結婚祝いパーティーだったのだが、某部長がスピーチ替わりに「では、一曲歌います!」と、いきなりブチかました曲がなんだかわからなかったのよ。

 よく、会社の人とカラオケに行っても「この曲知らない」と思っていても、サビになると「ああ、この曲か!」ってこともあるので、我慢してサビを待ったのだが、サビを聴いてもさっぱりわからないので、とうとう我慢できなくなり、隣の女子に「あのー、この曲知らないんだけど?」と聞いてみた。

 そしたら、えーと、なんか知らない名前言われたんだけど・・・・ええと、根本?

 さっき必死に調べてみたら、たぶん山根康広だったのかな?その字面は見たことあるような。

 しかし、ああいう場で歌われる歌を全く知らなかったのが軽くショックであった。

 さらに、二日酔いで(だって、持ち込みで越の寒梅と久保田の千寿が入ってたんだもん)朝の支度をしていたら「水島ヒロとアヤカが結婚か?」っていう芸能ニュースで持ち切りだった。さすがに水島ヒロは知ってますって。好みのタイプじゃないけどさ。
 だから、「ふーん?」と聞き流していたのだが、会社の昼休みにエビワカちゃんが「え、ええええ?」と叫ぶので「どしたの?」と突っ込んだら「水島ヒロとアヤカが・・・・・」って言ったら他の女子も「ええええええええ?」

 へえ、そんな大騒ぎなんだ・・・・あたし、オバさんだし、よくわかんね、と思った瞬間に気がついた「そーいや、アヤカって誰?ってゆーか、あたし、たぶん、さっきまで平原アヤカだと思ってた?」

 他の人には黙って検索してみたら、「三日月」の人だったらしい。ああ、なんとなく知っているかも。けっこうヒットしてたような。どんな曲だか思い出せないが。

 エビワカちゃんは「えええ?ヒロ君が結婚?・・・・・って、私はもうオバちゃんなんで(20代半ばだが、二児の母)、もうなんもいえねー」と軽く錯乱していたので、私が「いや、私くらいに本格的オバちゃんになるともはや完全スルーですから(笑)」

 「あ、でも、石原真理子と玉置浩二の結婚のときには、さすがに『えーーーーー?』って思ったな」と言ったら、かなりウケた。

 あらやだ、今日はどうしちゃったの?
 試合開始が6時半と遅い、マリスタ以外はみんな9時前にサクサク終わっちゃって。

●お城から馬車でお迎えが来ても、この馬車どうなんですか?

 世間では、というか、うちの会社では全く話題が出ない地味なナカジですが、2ちゃんのナカジ・スレは「にわか顔ファン」に適度に荒らされてます。
 ナカジの彼女の話など、正直どーでもいーのだが、それでも暇だから「ナカジの彼女は女子大生」「いや、大学生じゃない。過去には大学生だったかもしれないが」「いや、現役人気モデルが彼女だ!」「フカキョンがハンカチ王子とデートだと?アマチュアに負けるな、ナカジ!」みたいな、どーでもいい流れを傍観していたのであった。

 しかし、ナカジの彼女は一般人という定説があるようで、「うちの大学の子と付き合ってた。よく車で迎えに来ていた」とかなんとか。
 そしたら「ナカジの愛車はハマーだし、あんな車で大学に乗り付けたら目立つだろう」とか。

 車に興味ないので「ハマー」ってどういう車なのか全然知らない。
 ハマーっていえば、「MCハマー」しか思い浮かばないのであった。

 なにごとにもトロい私であるが、その手の書き込みが乱立する最中には「ハマー」がどんな車なのか調べる気もしなかったのであるが、今日の夕方になってやっと、調べてみた。

 そしたら、こんなんでした

 ああ、全く知らなかったことに納得。
 この手の車に対しては見て見ぬふりをしていたはずだ。
 私は、車には興味なくても、オブジェとして心引かれる車だと、車種をチェックしたりするのだが、自分の趣味ではない車だと、全く無視してるらしい。

 つーか、こんな車で迎えに来られたら・・・・・いかにも燃費悪そうだし、そもそも、オフロード仕様の車で都内走るのこっぱずかしいし、お城からこんな車寄越されても「いえ、わたし、バスで行きます」って気持ちになると思う。

 清貧をモットーに生きる私は、今週は久々に毎朝、NHKの朝の連ドラ・コンプリートしました。だって多部未華子ちゃんなんだもん。話がちっとも動かないので、ドラマとしてはどーよ、と思いましたが、でも多部未華子ちゃんなんだもん。もふっ
4月2日(木)

 青木に栄誉賞なんてやっておいて、今後大丈夫だろうか?と、昨日、ふと心配してみたが、よく考えてみたら、あそこは知事がすでに女で失敗していたのであった(笑)。

 円谷プロのエイプリルフール企画のことをすっかり忘れていたことに、今日気がついた。野球選手ブログをチェックしてる場合じゃなかったな。オリの山口がブログで引退宣言してて、それが四月バカねただったのが軽く騒動になっていた程度だったのに。

 今日は会社の飲み会というか、社内結婚カップルの二次会だったので、ちょっと飲みすぎたので取り急ぎ。
4月1日(水)

 予報通りに、夜になると雷雨になった。もう、冬の稲妻じゃないけど。

 今日は大好きなエイプリルフールだったんだが、日本のニュースはあんまし嘘かましてくれないからな。

 そーいや、ニュースといえば、私が野球というかナカジに夢中になっていたときに、こっそりと森田健作が千葉県知事になっていたので驚いた。千葉県民から足を洗って20年近く経つので、どーでもいいっちゃどうでもいいんだけど、前に、そのまんま東が宮崎県知事になったときには、宮崎県出身のハイジを「宮崎出身としては、どうなわけ?(笑)」と、からかったんだが、ハイジは「・・・・しかも、オレ、高校の後輩になるんです・・・」と憮然としてたっけ。

 そのまんま東知事は、意外に活躍していて、支持率も高いようだが、森田健作知事はどうなるんだろう?

 そーいや、宮崎県知事は、WBCで活躍した青木にさっそく「県民栄誉賞」を贈っており、その後、他の自治体も真似しているようだが、「青木、まだ独身だし、なんかヤラかしそうなんだけどなあ」と影ながら心配しておく。まあ、女で失敗したら、北海道に送るさ(笑)

 そーいや、先に北海道送りされてるafoの藤井が、エイプリルフールねたとして「今日、入籍しました」って・・・・
 エイプリルフール入籍は私の長年の夢なのに・・・・・ああ、やっぱ、私は藤井と根本的にノリが同じらしい。
 自虐癖があるあたりに非常に共感するのだが・・・・

 そーいや、ナカジがとうとう「食わず嫌い」に出演するらしい。9日だそうです。予告編観たけど、どーやら黒髪ナカジらしく「いつ収録したのだ?」と気になる。
 単独でバラエティー出るのは初めてじゃなかろうか?
 あんま喋りの上手い人でもないしなあ。でも、球団的には今が売り出し時であろう。

 アサヒビールのCMでも、やっと使ってもらえたしね。
 
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