可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

1月30日(金)

 「ぐーたん」は観たんですが、ええと、アレで良かったんでしょうか?

 昨日は会社休んだんだけど(今週は土日も出勤だから)、また、ユーチューブで鉱脈を発見してしまい、採掘作業に勤しんでいたら一日が終わってしまった。
 いやー、すごいわ、中日のミリオネアー選手たち。みんな話が面白すぎる。気楽な地方番組ということもあるんだろうけど、あんなに裏話披露していいんだろうか?

 一昨年の古田が引退した直後の恒例の「昭和40年会」番組(首都圏では放送しない地方番組)もあがっていて、少し前に観たんだけど、自分と同世代だけど、実績あげた人ばかりですから、あれも会話が相当面白かった。
 古田と小宮山が揃うと、もう、ぜったいに外さないないことがわかった。

 マー君も20年後にはあんな華麗なトークができるようになるのだろうか?


1月28日(水)

 まず、一言「今日こそ、ちゃんとテレビ見るぞ〜!」
 この間、土曜昼の番組は見逃してしまいましたが(見逃し三振どころか、打席にも入れずってどころか、デーゲームとナイトゲームを間違えて大遅刻)、今日は「ぐーたん」にマー君が出演するので、女優さんたちにまったりとイジられるマー君はちゃんと見ておかないと。

 なわけで、それまでの暇つぶし日記。

 昨日の続きというか、この話は前にも書いたかもしれないけど、まあいいや、私の持論として「同じ話を何度も繰り返して書くと、その話の本質が見えていいんじゃない?」というのがありまして、同じ事件を(事件ってゆーか、例えば社内で誰と誰が対立しているとかいう事案)複数の人から話を聞くと、いろんな角度から検証することができるので、だんだん物事が立体に見えてくるのだが、同じ人がある程度の時間を経て、同じ事件について語ってみても、その時の気分や時代などから微妙に立ち位置が変わるはずで、やっぱしなんとなく立体感が出るはず。

 「事実は一つしかないのだ!」と主張する人とは、意見が永遠に平行線になりがちですが、量子力学の世界は、どっちかというと私の世界観寄りでしたので(たぶん)、わけわからんけど、好きです。

 ええと、今日はなんだか飛ばしてますね。
 別にそんなストレス溜まってないんだけどなあ?
 ああ、でも、ここんとこ睡眠中の体温調整がうまくいかなかったり、職場でもややそういう傾向があり「もしかして、更年期?」って思ったので、ちょっと投げやりなのかもしれません。

 要するに体調やや不安定ってことです。

 ええと、何の話しようとしてたんだか・・・・

●新入社員総括

 去年の新卒は5人いまして、昨日は「みんな、ヘラヘラと下手に出やがって、これが、ゆとり世代か?」と書きましたが、実際は5人中2人が、対人スキルに問題ありで、社員旅行で一緒になった新卒唯一の女子であるO嬢は「普通に笑顔で会話できない」という対人恐怖症気味だったけど、さすがに最近は、無表情ながらも「あ、ミヤノさん、この書類はどなたに提出すればいいんですか?」と、その発言をテキスト化すれば問題ない程度に成長した。

 表情は相変わらず堅いだけど、「人に物を聞くときは笑顔で」って自分なりに心がけているようで、その努力は垣間見えるので、可愛いといえば可愛い。私は最初から「この子は、緊張のあまりこの表情なんだろうなあ」ってわかっていたので、「なに、あの子?」って思ったことなかったのですが、一部では評判悪いようなので、がんばってね。

 で、もう1人、男子で対人スキル全く無しという、表情がいつも怒ってるようなのは仕方ないにしても、先日、彼と同じ部署の子と雑談していたら・・・・そうそう、「うちの部署の新人であるSさんにチェックお願いしたら、合ってるとこに附箋したのでびっくり。新人ってそーゆーことやらかすよね」という話を振ったら、「ああ、うちのMも、最近やっと敬語が使えるようになったって評判ですよ」

 ええー、それはイマドキ珍しい!
 私の頃なんか、というか、私はバイトからなんとなく正社員になってしまったという経緯もあり、就職活動を経験していないので、オフィスマナーを仕込まれないまま、自由気ままにやっていたのだが、会社自体もギョーカイでしたから、それなりに礼儀にはウルサかったが、一般企業の礼儀とはちょっと違うものだったので、若い子が上司と同じ目線で物申すのもアリな世界というか、そういうのを奨励され気味だったんだけど、30歳になって転職してみると「わー、若い子ってみんなちゃんとしてるなあ」と思ったのである。

 特に見た目がギャル系な子ほど、「ちょべりばー」(すでに死語)な裏と表を見事に使い分け、電話対応でも「○○は外出しております。戻りの時間はわかりかねます」と実にクールっていうか、丁寧な言葉で言えば、丁寧なわけじゃねーだろ?「戻りの時間はわかりかねます」っていう対応は、先物取引会社の営業をシャットアウトするのにはいいけど、親しい得意先にそう言うと、かなりクールすぎるぞ?と思ったが、彼らは精一杯、敬語で丁寧に対応しているらしかった。

 もっとも、もう少し賢い子はちゃんと「戻りの時間は、わかんないんです〜(笑)、でも、戻ったら折り返しお電話しますね?」って言ってたけどね。

 コンビニの若い店員の、美しい日本語じゃない敬語が一時期はよく問題になっていたが、大事なのは、敬語が正しいかどうかではなく、「こんな茶髪にピアスの若者が、敬語でちゃんとやろうと思っているキモチだろう」と思ったけど、たしかに若者のキモチとしては「敬語でやってるんだから、オレって超オッケー」というところもある感じなので、年配の人はムカついうたのかもしれないが・・・・ 

1月27日(火)

 今日はK役員がTK部長に、きちんと丁寧に今後の融資についての説明をしていました。
 だから、言ったじゃ〜ん(笑)

 いっつもそうなんだけど、K役員はTK部長に「おめーは、そんなことも知らんのか!」と最初にドカんとカマす癖があり、それにビビった部長が私に後でこっそりと「Kさんは、オレに何をやってほしいんだ?」と聞いてくるので「そんなの、本人に聞いてくださいよ〜」としか言いようがない。

 でも、食い下がってくるから、しょーがなく、テキトーに「こういうことじゃないですか?」と私の想像で言うと「ほんとに、そうなのか?」って私に詰め寄られても・・・・・

 そーいや、先日はこんなこともあった。
 部長が「ミヤノさん、ちょっと教えて」と言うので「なんでしょう?」と席に寄ると「この間、Kさんから宿題出されちゃって、キャッシュフロー計算書を作れって言われたんだけど、どーすればいいの?」

 あちゃー、それも完全にイジメですわな(笑)
 試算表がやっとわかってきて、なんとなくK氏の言う財務の話がわかってきたようなので、また谷底に突き落として上下関係明白にしてるだけじゃん。やーねー

 で、会計ソフトでもできると言われたらしく、それでやってみたのを見せられたが、私が見ても「なんじゃこりゃ?」な謎の表になっていた。
 私はキャッシュフロー計算書が嫌いなので(つーか、うちみたいな会社で作っても意味がないのである)「ああ、たしかにそれ、その昔、ハイジの暇つぶしとしてやらせてましたけど、設定が細かいから、彼もそのソフトで作るのは断念しちゃったんですけど」と本当のことを言うと「じゃあ、どうすればいい?」

 しょーがないから、私にわかる程度にキャッシュフロー計算書の概念を説明したのだが、わかるわけないよねえ。私だって、よくわかってるわけじゃないんだもん。
 大まかに言うと、金の流れを分類して表にするだけで、たとえば現金が増えていたとしても、それが銀行から借りたのか、資産や株を売ったのかで分類するのだが、それで出来た表はおおざっぱすぎて、うちみたいな会社でそれをやって年度別に並べてみても「ああ、この年はあの倉庫を作ったから銀行からたくさん借りたなあ」というのを思い出すだけである。

 そんなもん別にキャッシュフロー計算書で分析しなくても貸借対照表を年度比較すりゃわかるでしょう。つーか、キャッシュフロー計算書の元は貸借対照表なんだし。

 ちなみに、こういう話を書くとき私はPLとかBSとかの用語を使用しないが、それは、どっちがどっちだか覚えられないからです。ついつい、BLとか言っちゃうし。だって、PL学園とBS放送みたいで、なんか間違ってる感が心にブレーキかけちゃって。

 さて、そーいや、あのキャッシュフローの話はどうなったのかね?部長が「オレには無理ですっ」って言って終わったかもしれないなあ。あほらし。
 K役員も、あんまし部長をからかわないでほしんだけどな。

 念のため書いておくと、私は2人のことが嫌いなわけではありません。向こうが私をどう思っているかは知らないけど。

 そういや、昔は総務部付けで修行してたけど、今は立派に別会社で働いているけど、同じ建物内にいるKさんは、昨日もエビワカちゃんに内線してきて、エビワカちゃんが「それは私ではわからないのでミヤノさんに替わります」

 電話が終わったあと、エビワカちゃんは「どーせ、いつもミヤノさんに回しているのに、なんで最初からミヤノさんに掛けないんですかね?」と言うので「ああ、いつもだとM嬢に掛けてくるんだけど、今はいないのがわかっているからねえ?(特別プロジェクト室に缶詰中)彼女、私のことが昔から苦手みたい」と説明した。
 「へえ〜、なんでですかね?」
 「私がぶっきらぼーだからかね?M嬢みたいな、可愛くて礼儀正しくて下手に出られるタイプじゃないと苦手っぽいね。だからエビワカさんはOKなんじゃない?だから、ダメ元で聞いてくるんじゃないの?」
 「なるほど〜」
 「まあ、私が勝手にそう思ってるだけですけど」

 あんま愛想はないけど、それほど強面でもないと思っているのであるが、けっこう私が怖いと思っている人はいるようなので、それなりに気は使っているつもりであるが、経理という立場上、あんま愛想いいのもちょっと、という思想もあるので、この程度の愛想でいいと思っている。

 しっかし、今年というか、去年の新卒君たちはひどかったなあ。
 かつてないほど、私の前で緊張していた。
 「ゆとり」だかイマドキの若者気質なのか、えらい腰低かったし。

 新人研修で「経理のミヤノさんっていうコワーいおばさんには特に気をつけましょう」って教えたんじゃないか?って被害妄想が湧くくらいだった。

 やっと最近、「聞けばちゃんと教えてくれるし、雑談するとけっこう面白いし、それに忘年会の二次会で酔っぱらってカラオケで熱唱していた」というあたりを学習してくれたのか、総務部に用があって来ても、真っ先に私に何か聞いてくる子も出てきたくらいだが、こうなるまで1年くらいかかるとは・・・・・

 たしかに私は「お忙しいところ申し訳ないんですが、どなたに聞いていいのかわからなくて、それで総務の方ならわかるのかなと思いまして・・・」などと長々と前口上を言われるのが面倒で「いいから、早く用件言えよ。忙しいんだよ、あたしゃ」って顔に出てしまうのかもしれないし、それで言われた用件というのが「ポストイットってどこにあるんですか?」だったりすると「さっさとそれを言わんか!」と口に出してしまったりするので、礼儀を重んじる方々からは避けられるのでしょうね。

 でもさ、部署の他の人に用事のありそうな人や「総務部の誰が担当なんだろう?」と様子の人が来るとさ、いつも真っ先に「どした?」とか「だれ〜?(に用事?)」と声かけして(一応、目上の人には「どしました?」とか敬語使いますけど、目上の人は誰に聞いたらいいんだろうとオロオロしてること少ないですから)、「M嬢ならたぶん歯磨き中」とか「ああ、それはマスオさんが担当だから預かっておくよ」わかる範囲で応対しているので、それなりに親切な人であることはそれなりに浸透していると信じているのであります。


1月26日(月)

 めざましテレビの星占いで、今日の乙女座さんは最下位の運勢で、詳しくは忘れたが「喋りで誤解を受けることも・・・だから素直な言葉で話しましょう」みたいなことで、「いつもけっこう正直に本当のことを言ってしまうので嫌われるのだが」と苦笑した。

 さて、自分の仕事のピークは過ぎたので、今日はのんびり仕事をしていたのだが、夕方になって部長が、また銀行の融資の話を聞いてきた。
 部長は財務の仕事をしたことが無いので、試算表の見方も未だにイマイチなんだが、でも、ときどきK役員に「おまえ、そんなこともまだわからないのか、バーカ」といじめられるので、慌てて私に教えを請いに来るので、何度か丁寧に「だっから、科目がたくさんあったり、名前に馴染みがなかったり、桁が多すぎて戸惑うのかもしれませんが、結局、家計簿なんですってば。売上が給与で、そんで家賃や住宅ローンや車のローンに食費に教育費に医療費に・・・」って、ですから丁寧に(笑)教えているのだが、どーもやっぱし貸借対照表のほうで戸惑うみたいで、そっちがよくわかんから、損益は単純なはずなのに、なんだか難しく考えてしまうみたいで、「この、固定資産売却損って何?」とか、そーゆー人に限って、あまり重要じゃない枝葉末節に拘るので、ほんと疲れる。

 でも、去年の暮れだかに、また講義したときには、講義後30分くらいしてから「あ!」とか叫ぶので「どーしたんですか?」と聞くと「いや、そっか!意外と単純なんだね?そっか!売上があって、仕入れがあって、そんで諸経費があって・・・・・」って、やっとわかってくれました?

 経常利益だの、営業外損益みたいな小難しい言葉が、カイ少年の目に入った破片みたく、部長の目を曇らせていたのですが、やっと本質に近づいてきたようです。

 ここでひとつ説明しておかないといけないのは、K役員は、いじめっ子であるということである。でも、自分もそのケがあるので、なんとなく理解できるのだが、彼は「いじめられっ子体質」を侍らせるのを確かに好むが、そういうマゾ体質の人を徹底的にイジることで、彼なりにコミュニケーションとってるつもりらしいのである。

 それにさ。
 K役員にいじめられて、いつもヘコんでいるTK部長だって、部下のコミケH氏によくやつあたりしているので、傍から見れば「なにその、食物連鎖?」なのである。

 でもまあ、TK部長は上司からイジメられ、部下だけど同年代の私には「だっから、何度説明すればいいんですかっ」と叱られて、ほんと中間管理職の悲哀がスーツ着て歩いているような、愛すべき存在である。

 それに、若年性アルツハイマーの気配もありありだし。
 今日も「24日って何曜日だっけ?」と大きな独り言を言うので、エビワカちゃんが親切に「えっと、土曜日ですよ?」と答えてくれているのに、「24日は土曜日?」と言うので、私が「エビワカちゃんがそう言ってるのに、信じないんですか?」と突っ込むと、「ほんとに土曜日?」とまだ聞いてくるので、映画「ウェインズ・ワールド」で、楽器店でギターの試し弾きをしようとした主人公が、店員に「天国の階段 禁止」って張り紙を指差されたときみたいに、私も自分の後ろに貼ってある、日にちの活字がデカいカレンダーを思いっきり指差しました。(部長がいつも日にちや曜日を確認してくるので、部長が見やすいのを選んだのよ)

 話は前後するが、すでに今日の昼頃、その予兆はあったのだが、どうやら部長は、先週の金曜日にK役員と飲んで、そんときに、役員から「おめーが、銀行関係ちゃんとしないと、会社が潰れる」と脅されたらしい。

 その言葉に大変ビビったと私に告白してくれたのだが、私は鼻で笑って「まった、そんな冗談真に受けないでくださいよ」って言ってあげたのだが、どーやら本気でビビっていたらしく、今日の夕方、私がそろそろ帰ろうと支度してると「でも、実際、銀行との付き合いって、どうなってるの?」と聞いてきたので、「だ・か・ら・・・・・・」

 あたしは知ら〜んと、何度も説明したでしょ?
 たしかに、部長が総務に来たときには、私がなんとなく銀行さんの窓口になっていたけど、それは先代社長の体調が悪かったから、そうなっただけで、それ以前は、銀行の対応は、先代社長と親会社経理部長のF氏だけでやってたんだってば。

 銀行だって、子会社のうちを単体で考えてなくて、あくまでも親会社の一部門みたいな扱いだったのだろう。
 (親会社は今は二代目社長だが、創業者の娘婿が財務執行役員として外から引き抜かれて、その人が自分が好きにできる会社として操業したのが、子会社の我が社だ)

 だから、私は、先代社長がどういうポリシーを持って、銀行と付き合っていたかなんて知りませんよ。
 そして、どうやら部長は「歴代の総務部長は、そういう仕事もしてたはず」と誤解しているようだが、それも何度も説明しているが、総務部長の仕事は「社長、お金が無いんですけど」と言うだけで、あとの手配は、社長と親会社の経理部長がやっていたので、うちの総務部長は銀行と直接話したことすらないだろう。

 部長は「ほんとは、長期的な計画とか必要なんじゃないの?」と言うが、そんなことしてるの、私は見たことがない。まあF部長が、返済計画とかは作っていたろうけど。

 「じゃあ、どうやって、融資を受ける銀行を決めるの?」と部長は言うが「さあ?そんとき熱心に営業に来てた銀行じゃないっすかねえ?」としか言いようがない。

 「そんな、いいかげんなことでいいの?」と部長は言うが「さあ?今までそれで回ってきたらか問題はないんじゃないですか?今後は知らないけど?」としか言いようがない。

 「じゃあ、オレはどうすればいいわけ?」と部長が言うので「さあ?とりあえず、部長や私の仕事ではないので、社長やK役員にちゃんとやってもわんと困りますね」

 部長は「でも、オレがちゃんとやらないと、会社が潰れるって言われたけど、あれは何?」と言うので、あたしは全知全能の神じゃないんで、そういう質問は困るなあと思ったけど、「だから、K役員が酔っぱらって言ったことを真に受けないでくださいよ!」

 「でも、怖かったんだよ〜」って、あたしは悪夢にうなされた息子を慰めるおかーさんかっちゅーの!

 大変申し訳なかったが、フロアにはG氏とT氏もいたのだが、2人とも、会社的にかなりナーバスなことを怒鳴り合う、私と部長のプレイにビビっていたであろう。ごめんね。でも、君らもけっこう大人だから、こういう情報も耳に入れておいていいと思って、ひそひそやらなかったのよ。マスオさんとか、M嬢みたいなお子様の前では決してやらないんだけどね。

 さて、ここで、本質は、会社の財務のことではなく、部長の「でも、ママン、ぼく、こわかったんだよ〜」の解消であることがわかったので、ほんとーのことをまくしたてるのはやめて、部長のセラピーにシフトチェンジしてみた。

 「ひょっとしたら、K役員は、本音では銀行関連やりたくないのかもしれないですねえ。それで、その不安を部長にブツけてみたのかも」

 って、言ってみたら、それってけっこうホントのような気がしてきて、ちょっと背中に悪寒が走った。

 「え?そうなのかなあ?」と部長が言うので、背中になにかがヒョウイ(変換しません)したまま、ええ、口から出任せのイタコ状態になった私は時々こういう怖いこと言ってしまうのですが、「するってえと、『お前のせいで会社が潰れる』という発言も、つきつめていけば、K役員自身がそういう不安を抱えているのかも・・・・・・ああ、そうなのかも・・・・てゆーか、そういう不安を実は抱えているK役員って、超コワくないっすか?けけけけけ」

 わー、ごめんなさい。部長も凍り付いていたが、他の二名も背筋が凍りましたわよね、きっと。

 少し解凍させなきゃと思い、「そーいや、去年だか、I役員が、自分の住宅ローンの借り換えやった銀行と仲良くなって、てゆーか、向こうもI氏が役員なことがわかったら速攻営業かけてきて、そんとき、たまたま5千万円の融資の案件あったので、K役員がI役員の顔をたてて、あそこから融資受けたじゃないですか、まあ、そのくらい、いいかげんですから(笑)」と、言ったのだが、部長の顔がさらにひきつり「たしかに、そうだったけど、そんな、いいかげんでいいの?」と言うので「そんなもんで、いいんじゃないっすか〜ははは」

 正直、どうでもいいのである。

 部長は、一瞬「それだけ、わかっているのなら、ミヤノさんがやってくれれば」と言いかけたが、私だって、自分に任されたら、もう少しちゃんとやりますとも。

 もちろん、今の給料じゃ、やりませんけど。ってはっきり言っておきたかったんだけど、部長がそれ以上、突っ込んでこなかったので、それは言いませんでした。部長がわかってんだか、わからんけど。

 そっか〜、もっとまともな給料欲しくなったら、「銀行は私が仕切りますから、年俸もそれに見合うように」って交渉すればいいんだな。
 でも、「安月給だから、そんな仕事は私はわかりません」ってほうを今んとこ選択しているわけです。

 というわけで、土日引きこもりで、ほぼ会話のなかった週末のストレスを部長にブツけて、ものすごーく、誰も聞きたくないような、しょーもない本音トークを披露してしまいました。反省はしてない。
1月25日(日)

 土日休みだったが、なーんもヤル気しなくて引きこもってました。
 インフルエンザの予防にはいいかもしれんが。(必死に前向き)

 昼寝したり、動画観たり、酒飲んだりしていたのだが、そーいや土曜日は「メレンゲのきもち」っていう番組に岩隈とマー君が出演していたのだが、昼間の番組だし、普段観ない番組だったので、うっかり忘れてしまい、ふと気がついたら1時半で、ちょーど終わったところだった。がっかり。

 でも、最近は、例のユーチューブに宮城ローカル番組アップしてくれてる人のおかげで、お腹いっぱい気味なので、まいっか、なのである。

 さて、今日も暇だったので、「そーいや、そろそろ年に一度の長期休暇(6日間)をとらないといけないが、去年はどうしってたっけ?」と去年の日記を読んでみたら、そっか、ハードな散歩しまくってたんですね。あと、マックもあんときに買ったんだっけ・・・・・

 それで、なんとなくずっと自分の日記を読み返してみたのだが、「なんでこの人、こんな、毎日毎日、えらい大量に書いてるわけ?」と自分のことながら呆れてしまった。
 「わー、ことぶき光のブログ、なんでこんな怒り口調なの?(笑)」と人のこと言ってる場合じゃないな。

 でも、自分大好きなので半年分くらい読みふけってしまい、「この人、なんか変ですよ」と思った。
1月23日(金)

 昨日は、帰りの電車を待つホームでまたN先輩と偶然出会った。
 今週はこれで二度めだ。
 2人とも、そんなに残業しないし、規則正しい勤務時間なんで、帰りに同じ電車になることは時々あるのだが、週に二度は珍しかったので、それでN先輩も何か感じるものがあったのか「よかったら途中下車して飲みに行かない?」と誘ってくれた。

 わー、2人で差しで飲むの初めてじゃん!

 N先輩とは、昨年何度かベイスターズ観戦をご一緒して、死ぬほどビールを奢ってくれた、親会社の経理のお局様である。
 明るい人柄なので、大変人望があるので、私もずっと・・・・この言葉はあんまり好きではないが凡庸な言葉がしっくりくるような「ほんとーにそうとしか言いようがない」という場合がたまにある・・・・・大変よくしていただいて、いやほんとに、何かお願いしたり、質問したりしても、いつもニコニコときちんと対応してもらって、ほんと感謝しております。

 「いい人」って言葉も彼女のためにあるような言葉だなあ。
 と、ベタ誉めしてしまうが、彼女を慕うのは「ただのいい人」じゃないからだ。

 人望に厚く、後輩はもとより、役員連中からも一目置かれている彼女ゆえに(ゴルフも相当上手いので、そういう意味でも人脈が深い)、いろんな情報が集中するんですよ(笑)
 なので、たまに雑談すると「ええ?そーだったんすか?」な裏情報がゲットできて、ほんと楽しいのである。

 でも、N先輩は、ずっと下戸だった。乾杯のときにビールに口をつける程度。
 しかし、2年前、癌で長患いしていたお父様がとうとう亡くなって、その通夜のときに「あれ?なんかビールおいしい?」と突然飲めるようになったらしい。
 慶弔休暇明けに「なんか、ビール飲めるようになっちゃって・・・・きっと、酒飲みだった父が飲み足りないって、私に乗り移ってるのかしらね?」と語っていて「私、飲めるようになったから、今度、飲みに行きましょうね」と言っていたが、しばらくして四十九日くらいになったら「あんまり飲めなくなってきて、父も満足したのかしら」なーんて言っていたのだが、去年、一緒に野球観戦していたときには、私と同じペースでビール飲んでました。

 ビールしか飲めないらしいが、それでもゲーム終了後には、同じペースで飲んだ私がベロベロになってるくらいです。

 そんで、しらふのときでも、有用な裏情報をいろいろ教えてくれたN先輩ですが、酒が入るとさらに最強!
 いやー、聞いていいんだろかな情報をいろいろ教えていただきました。

 誰と誰が不倫してただとか、誰と誰が犬猿の仲だとか、あの人は大人しそうに見えてもけっこう権利主張型だとか、某役員はもう居場所がないとか、あの不採算事業はさっさと見切ればいいのにとか・・・・・勉強になりました。

 ちょっと切なかったのは、N先輩の上司であり、私も大好きな親会社の経理部長F氏が、「役員になれなかった、というか、高校でも大学でも後輩で、後から入社してきたM氏が役員になったときに、けっこうヘコんでた」ていう話でした。
 「あー、女子的には、こんな小さな会社で役員って、ぷっ、ですけど、男子はやっぱ肩書きがねえ?」と私が言うと「Fさんの奥さんも、そう言ったらしいのよ。『役員なんかになって、ロクに休みもとれずにコキ使われるよりは、今のほうがいいんじゃない』って。あの奥さん、見た目よりも、けっこうしっかりしてるからねえ?」「ああ、社内結婚なんですよね?」

 F氏の奥様の実家は、そこそこのターミナル駅のビル持ちの資産家だそうで、F氏はマスオさん状態だと聞いたことがある。

 「M役員の奥様も社内結婚だったけど、たまプラーザの大地主の娘で、ご自宅に遊びに行ったことあるけど、広かったわよ〜」と、どうでもいい話まで聞いた。

 そんなこんなで「ちょっと一杯ひっかけて帰りましょうか?」だったはずが、私がグラスを飲み干すと「どうする?もう一杯飲む?私も付き合うわよ」と言われ、私が日本酒のグラスを空けるたびに、N先輩は生ビールを追加し、ってゆーのを4回くらい繰り返し、終電まで飲んでいた。

 そんで、また奢ってもらってしまった〜
 いつも、すいません。でも、N先輩も独身ですが、(5歳上だということが、やっとわかった)給料は私より断然いいはずなので、あざ〜す。

 次回はぜひ、F部長も巻き込んで、カラオケしましょう!

●ロッテンマイヤーみやの先生 ふたたび

 前回は「え?おまいら、サナトリウムを知らんのか?」と、たいそうヘコみましたが、「自分にとっては常識なのに、それが全然通じない」っていうのが、ちょと快感になってきたようです。

 今日のお題は「ユーリカ」です。
 親会社が去年だか一昨年に立ち上げたプロジェクトに「ユーリカ○○」っていう名前がついていたのですが、エビワカちゃんはいつも「ええと、ユーカリ○○」と言うので、「ユーカリは、コアラの餌!だから、ユーリカだって」と突っ込んでいたのですが、昨日もやっぱし「あ、これはユーカリのやつですね」と言いやがるので「だから、ユーカリはコアラですから!」と反射的に突っ込んでみたら、ふと気がついた。

 そっか、わざとボケてるんじゃなくて、そもそも「ユーリカ」の意味を知らないから、全く覚えられないんだ、と。

 「サナトリウム?」の一件がなければ、私はマジに「エビワカちゃんの、お約束のボケ」だとばかり思っていました。いや、ほんと、マジに「ユーリカ」なんて名前を付ける上層部に対する皮肉なんだと思っていたのです。

 そんで、またエビワカちゃんとマスオさんの2人しかいなかったので「あの〜、きみたち、そもそも、ユーリカって言葉の意味、知ってます?」と聞いてみたら、ブンブンと首を振られた。やっぱし〜

 で、私だって雑学博士じゃないので、「ええと、コペルニクスだかピタゴラスだかアルキメデスだか忘れましたが、古代ギリシャだかの、有名な、えらーい学者さんが、後世に残るような大発見したときに、叫んだ言葉が『ユーリカ!』で、『見つけた〜!』とか言う意味らしいです」と語ると、2人して「へえ〜」

 で、エビワカちゃんは「私、最近、けっこう雑学系のテレビよく観るんですよ」と言ったのだが、それは「ミヤノさんがいろいろ雑学を披露してくれるので、ちょっと興味を持ちました」というフォローだったのかもしれないが、サナトリウムやユーリカは雑学じゃなくて、一般教養だと思うんだがな。

 でも、ユーリカは確かに一般知名度は低いのかもしれないと思ったので、2人が帰社した後に、同じ年の部長に「ユーリカって意味知ってました?」と言ってみたら「ああ、知ってるよ」
 ふーん、また世代間の問題?と思いつつも、部長が挙動不審なので「ほんとに意味わかってます?」と問い詰めると「うーん、あのプロジェクトが始動するときの説明会で聞いたんだけど、なんだったっけ?」

 同じ年の部長も、それまではユーリカって言葉に接したことなかったらしいし、意味を説明されても覚えてなかったようです。まあ、そんなもんか。ユーリカの立場は。

 立場・・・・・
 P-MODELの歌詞に「♪ うしろ指に なんでもない 立場を」というのがあって、あれ、すごくツボにハマったっけ。

 で、ユーリカにちゃんとした立場を与えるべく、そのときに残っていた総務部社員に緊急アンケートを実施してみたところ・・・・
 えーと、何人いたっけ?E嬢30歳、Gさん30代半ば、Tさん30代後半、コミケH氏30代前半、全員玉砕した。

 総務部全滅ってわけだ。
 サンプル数10人にも満たないけど、「ゆりいか」ってほんとマイナーだったんですね。
 私の友人は、子供を出産したときの感動で「これだ!」と思ったらしく、娘に「ゆりか」って名前つけてて、その報告を聞いて「おいおい・・・」と笑ってしまったのですが、こういう人たちは少数派だったらしいです。

 でもさ、やっぱ、会社のプロジェクトに「なにこれ?」って名前がついていたら、いちおう、調べてみるっていう好奇心は無いのかね、君らは。

●また年齢詐称疑惑になるような発言をしてしまった

 午後に喫煙所に行ったら、役員が3人で漫才していた。

 どうやら、関連会社の会長(息子に社長の座を譲って、最近はタレント活動に意欲を燃やしているらしい。けっこうおもろキャラなので、うまくやれば売れるかもしれない。芸能人に友達多いみたいだし。まあ、典型的な成り上がりの人です)が、何かプレゼンしに来るらしく、その相手を誰がするのか、押し付け合っていたのである。

 「ここは、Mさんが・・・」
 「なんで、オレやんねん!」
 「だって、営業担当役員だし・・・・」
 「でも、システム系の人も呼べってことだから、Oさんも出てよ」
 「いや、オレは・・・・・部下の某を出しますから」
 「じゃあ、オレはいなくてもいいじゃん」
 「そーゆー問題じゃないでしょ(笑)」
 「じゃあ、オレ、システムでも営業でもないし、いなくてもいいでしょ」
 「そもそも、あんたに連絡あったんでしょ!」

 と、スーツ着たメタボなオッサンたちが、3人で、互いに突っ込みを入れつつ「誰が猫に鈴をつけるか」で盛り上がっていたので、傍らで傍聴していた私は思わず「なに、役員同士で漫才してんですか?レッツゴー三匹ですか?」

 しーん

 う、やべ、また「ミヤノさん、ほんとは何歳なんですか?」って言われそうなことを言ってしまった。

 皆さん、とっさに「レッツゴー三匹」がわからなかったようですが、5秒後くらいに、「ぷすっ」と笑いがとれたので命拾いしました。
 その場に居合わせた、私より年下の男性社員は、なにやら狐につままれたような顔をしてました。ごめんなさい。
1月21日(水)

 P-MODELの動画をへらへらと眺める目的が微妙にパラダイムシフトしてきて、「ああ、あのチャラチャラと踊る秋山を観たい」とか「無駄に背面跳び(?)する、ことぶき光が観たい」になってきました。

P-MODEL - Heaven (live)

 チャラチャラしてるだけで、いったい何を演奏しているのかわからない秋山は、ニコ動でも大人気ですが、たしかにこれはハマるわ。
 私も、あんなふうにチャラチャラと仕事がしたい。
 実際、ときどきいますよね。チャラチャラしているだけで、なんとなく仕事になってる人。
 なぜか意外と出世したりするんだよな。

 さて、昨日はSさんのピュア攻撃にあい、真面目な私は撃沈寸前でしたが、発想を転換することにしました。
 「ここいらで、ピュア攻撃されそうだな。へへへ」と、ボケを予想することにしたのです。

 今日は別の宛名シール貼りをお願いしたのですが(現金支給の某手当の宛名)、シールを印刷してみたら、最後の3枚くらいは、宛名が抜けていました。
 差し込み印刷でやったので、全部に反映する「様」と「○○手当」しか印字されてなかったわけです。

 「ふ、ふふふ・・・ヤツはきっと、この無用なシールまできっちり貼ってくるに違いない」<と意地悪くほくそ笑んでいたんですが、「できました」と持ってきたのをチェックすると、普通にあの3枚は貼ってなかった。がくっ
 普通に「これはゴミ」と判断したらしく、戻してもこなかった。

 今回は私の負けだ。
 よーし、次回こそ、日記のネタになるような大ボケかましてもらえるように、作戦考えないとな。(前向きなのか、後ろ向きなのか、自分ではよくわかりませんが、たぶん、前向きなはずです)

 今日は久々に雨。
 会社では「これでインフルエンザも少し落ち着くかねえ」なんて会話が展開してましたが、私は「よし、これでまた、見事な霜柱が観られる」と心の中でガッツポーズしてました。

 インフルエンザ予防に消極的なんですが(マメな手洗いとか、うがいとか苦手)、一応、10年前にかかった経験を元に備えだけはしておきました。ペットボトルの水とか野菜ジュースとかゼリー飲料とか冷凍枝豆などの非常食を買い込みました。

 とりあえず3日分くらいの水分と少々の栄養があれば大丈夫でしょう。水は別に水道水でもいいんだけど、やっぱ気分的に。

 10年前にインフルエンザで寝込んだのは、今ではちょとだけいい思い出にもなっているので、たまにはかかってみて、免疫力を鍛えてみるのも、来るべき・・・・えっと(念のため検索して確認)、パンデミック対策になるのかも?と、シロート考えですけど。

 インフルエンザはねえ、大人になってかかってみると「おお、今、自分は、太古の昔からの人類の敵と戦っている!」感がけっこう面白かったんだけどな。喉元過ぎも過ぎて10年後だから言えるのかもしれないけど。

 まず、バファリンが効かないということにヘコんだが、あんときゃ、たしか、パブロンが効いて、スーっと熱が下がったのだが、ヤクが切れるとすぐ高熱に戻り「3時間で切れるな〜」と思いましたが、高熱→パブロン→高熱(でも、あんまり頻繁にパブロン投入しても・・・我慢)→ヨーグルトで医を整えてからパブロン投入→高熱のジェットコースター状態が3日間くらい続き、「もう死ぬかも、私」と相当消耗しましたが、こっちが消耗しきるとなぜか熱も下がってきて「あ、なんか、少し食べられそう」と非常食でエネルギーチャージすると、また、ガガガと熱が上がり「おめーら、私に死ねというのか?つーか、私が死んだら、おめーらも死ぬぞ?そのビジネスモデルは間違ってると思うぞ?ちったあ、エイズ・ウィルスとか狂牛病の戦略でも見習え!」と朦朧する意識の中でインフルエンザ・ウィルスに真剣に話しかけていましたっけ。

1月20日(火)

 源泉徴収の合計表の仕事はほぼ終わったと思っていたのに、去年から立ち上げた新会社のやつもあったことに気がつき、慌ててやりはじめたのだが、意外と手間取り、今日一日かかってしまった。ぐったりである。

 今日は寒かった。なんか悪寒がするので「すわ、インフルエンザか?」と不安になったくらい。

 そういえば、アメリカ大統領の就任式は、すごいエンターテーメントなことになっているようだが、前夜祭みたいなコンサートの映像で、スティービー・ワンダーの隣に立っているサングラスした男性の立ち姿があまりにも美しかったので「あれは誰?」と気になっていたので、さっきやっと調べてみたらアッシャーさんとおっさるようです。

 そして大変残念な事に、顔は趣味ではありませんでした。
 調べないで、「ああ、あの立ち姿が美しい人は誰?」ってしばらくフルフルしたかったな。ちっ。インターネットもたまに余計なことをする。(八つ当たり)

 あのイベントでは、トム・ハンクスもスピーチしてましたが、どうやら「フォレスト・ガンプ」でも、あそこでスピーチした繋がりだったらしく、そのシーンもニュースで流れてましたが「へえ、こんなシーンあったっけ?」という私は、あの映画苦手だったなあ。途中で飽きちゃってさあ。ちっとも感動しなかったし。

 そもそも、私は無垢だとかピュアだとかが苦手なんだよな。
 「一生懸命ひたむきにがんばってます」っていう感じが嫌なのかも。
 もちろん、努力することは大切だと思うが、目的を達成するためには策略を練るのも必要だと思うのす。たとえば「ケンカに強くなりたいから」って腹筋百回と腕立百回やるよりも、武術の技を学ぼうとするとか、そういう感じ。要するに「頭使えよ」と。

 で、そういう意味で努力する人を私は「腹黒い」と誉める傾向にあります。誉め言葉なんだってば。
 なので、「フォレスト・ガンプ」という映画は、ピュアな人がなにやら一生懸命やっていたら評価が後からついてきました、って映画だったので、全く共感できなかったのでありました。

 さて、そんなアンチ・ピュアなワタクシが最近苦戦しているのが、会社の育成枠選手のSさんです。先日も愚痴りましたが、「こっちの書類を元に、このデータ作ったから、それをチェックしてね。間違ってるとこには付箋紙て赤入れてね。赤ペンある?そう、それでどこが間違ってるか記入してね。で、ここは、こういう場合には合ってるから注意してね」と説明したら、「ここは、こういう場合には合ってるから注意してね」ってイレギュラーのところだけ頭に残ったようで、出来上がってきたら「ここが合っているところに附箋しました」って全体の3割に附箋してきて「私にケンカ売ってんのか、ゴラー」と激怒したわけです。

 しかし、新人というものは、そういう予想外のやらかしをするものであると、深呼吸して、今度は封筒に宛名シール貼りをお願いした。
 その仕事は他の人から何度もお願いされているので、大丈夫と思ったし、そもそも封筒に順番にシール貼るだけだし、同じ育成枠でも、「知的障害部門」の選手にお願いしてもいいくらいの単純作業である。

 そしたらさ・・・・

 今日になって「できました」って言うんだけどさ、なぜか宛名シール台紙が何枚か(台紙一枚で20枚くらいのシールがある)余ってるんですよ。
 そう、少なめに封筒を渡したんですよ。
 在庫がギリギリだったんで、倉庫から取り寄せている最中だったんだけど、まだ届いてなかったの。電話で依頼したから、担当者が忘れてたらしい。(明日また電話して催促すること)

 でも私が「あ、シールまだ余ってるんですね?」と言っても無言の反応でした。

 ほんと、なんにも考えてないんだなあ・・・・

 普通さあ、封筒に宛名シール貼りお願いして、封筒が先になくなったら、そう言ってこない?それを「終わりました」って・・・・・

 この間、「ちょっとそれ、常識的にはさあ」って本気で叱ったから、ちょっとビビってるのかもしれないけど、さ。

 もう、怒る気もなく、でも、漫画みたいにこめかみにピリピリと走るものがありますけど、「ピュアとまともに戦う気はない」と諦めました。
 いえ、言い換えます「今、超忙しいので、ピュアに構っている暇が無いが、そのゆとりができたらまた戦おう」と先延ばしにしたのです。

 向こうにしてみれば、私が言った期限よりも早く終わらして、得意だったのかもしれないのに、私が「ああ、それ、シール余ってるし、封筒届いたら再開してもらうから、そのまま持ってて」と「ありがとう、助かるわ!」の一言もなく、「ああ、忙しい、忙しい、わたしゃ、それどこじゃないのよ」とドタバタと去っていったことに傷ついているのかもしれないけど、会社で他の社員から心から「ありがと〜」と言われることなんて、一軍選手の私ですら年に一度あるかないかってことなんだっていう厳しい現実を彼にもぜひ学んでほしい。

 あ〜、でも待てよ?
 彼のいいところは、自分のハンデに全く関心がなさそうな、というかコンプレックスを全く感じない。
 ですから、もし、私があの程度の障害だったら、かなり腹黒く頑張るでしょう。手足はちょっと不自由だが頭では負けないぞ、くらいに。
 そういう気負いを全く感じないのだが、それ故になんとなく、輝かしいばかりの自然体というか、全く何も考えてない雰囲気にむしょうに腹が立つのだが、まあ、頭いいふりしているバカよりは多少マシなのかもしれないけど、でも「いや〜、自分、物覚え悪くて」とピュアな笑顔で微笑まれると、心底腹立つ自分も小さいが、でも、せめて、高校生のアルバイト程度には仕事してほしい、というのが本音ですかね?(その程度の給料しか払ってないので)  
1月19日(月)

 けっこう前に「クイズ 年の差なんて」って番組がありました。
 年配チームと若者チームに分かれて、それぞれ「相手チームにとっての常識問題」が出題されてました。あれが今の「常識」や「おバカ」が主流のクイズ番組の元になったひとつかもしれないなあ。
 あの番組を観ていた頃は(なんだか時々いつのまにか観ていた。観たい番組の前後だったのかも)、私は若者でもなく、中年でもなかったので、どっちの問題もそこそこわかったんだけど、そんな私もいまや立派な中年。
 職場で若者と会話していると「え?そんなことも知らないの?」と愕然とすることも多くなりました。

 そういう経験はよく日記にも綴っていると思いますが、今日も元気にいってみましょ〜!

●プロローグ

 E嬢がどっかのカスタマーサポートに電話していた。
 ああいうコールセンターって、けっこう待たされるようだが、そこも音楽を鳴らしながら「あと3分ほどでお繋ぎします」とガナっていた。で、やっと電話がつながり、E嬢がなにやら質問すると、また保留音楽開始・・・・・

 それをずっとモニター音で聴かされていたのだが、ふと役員K氏が「ああ、オリビア・ニュートンジョン懐かしいなあ」と言ったので、私が「あれ?これ、カーペンターズじゃなかったっけ?」と言うと「そりゃ、さらに古いなあ(笑)」
 ちなみに、この曲です。
オリヴィア・ニュートン・ジョン - そよ風の誘惑 Have You Never Been Mellow

 私が「カーペンターズじゃなかったっけ?」と勘違いするのも無理もないほどの珠玉の名曲だなあ。

 そして、K氏はおもむろに「お前ら、オリビア・ニュートンジョンなんて知らんだろ?」とマスオさん(32歳)とエビワカちゃん(26歳)に向かって言うと、2人とも「はあ・・・」

私 「でも、この曲はスタンダード級だから、聴いたことくらいはあるっしょ」
マスオ「はあ、まあ、なんとなく・・・」
K 「オリビア・ニュートンジョンなんて最近、どうしてるのか聞かないよなあ」
私 「うーん、エアロビブームのころが最後ですかねえ?」
K 「なんだそりゃ?」
私 「ほら〜、『フィジカル』って歌ってたじゃないですか」
K 「ああ、あったあった。オレ歌えるよ」
私 「私だって(笑)」

 気になって調べてみたら、オリビアがエアロビ戦略でブレークしていたのは80年代前半だったらしい。そりゃ、35歳以下の人は知るわけないや。
 それは全然かまわないんだけど、オリビアをウィキペディアで調べていたら、どーやら2006年にも来日していたようだが、「へえ〜」ってだけの話で、それもどうでもいいんだけど、「母方の祖父はドイツのノーベル賞受賞物理学者マックス・ボルン」っていうのは知らなかったよ。

 「えええ!マックス・ボルンって相当有名な物理学者ですよ!」って大声で言ったのだが、マスオさんとエビワカちゃんはもとより、K氏にまでスルーされてしまった。
 これは世代間ギャップではなく、私が普通よりもちょっとだけ物理学者に興味があるだけ・・・・

●本題

 以上が軽いジャブで、ここからが本題。

 職場のニュースな話題は「インフルエンザ大流行」であった。院内感染で話題騒然の病院が、うちの支店の近所だし、あのあたりに住んでいる社員もいるので「町田は要注意」と、ほんと身近な話題だったのである。

 私は、あの病院が「サナトリウム病院」という名前なのが気になっていた。最初は「え?サナトリウムでインフルエンザの集団感染?それは壮絶な・・・」と思ったのだが、よくよく報道を確認すると、どうやら老人ホームみたいな施設らしかった。集団感染はお気の毒であるが、毎年のように老人ホームではよくあることなので、それほどの異常事態でもないような・・・・

 そんな会話をしながら、「でも、もしかしたら、昔はほんとにサナトリウムだったのかもねえ?」なんて言ってから、ふと空気が読めてしまい、「ところで、君たち、サナトリウムって知ってる?」と言ってみたら・・・・・・「さあ?」

 「わ〜ん、Kさん、この人たち、サナトリウムを知りません!」と訴えると、Kは「そりゃそうだろ」と笑っている。
 そういや、以前にも「わ〜ん、Kさん、この人たち、メザシの土光さんを知りません!」と訴えて、笑われたことがあったなあ。

 若者が知らなくて普通なのか、うちの会社のレベルが低いのかわからんが、けっこうショックだった。
 「サナトリウム文学とかあるのになあ、ねえ?Cさん?」
 と、丁度、書類を置きに通りがかった、私よりさらに上の世代のCさんに助けを求めると「な、なんで私に聴くの?(笑)」と叱られてしまったわい。

 なんだよ〜、恋愛小説において、白血病はいまだに嫌になるほど健在なのに、サナトリウムは過去系なのはなぜ?ケータイ小説の設定にリクエストしてみよーか?ケホケホっ、あ、血が・・・・・・

 あの「鶴川サナトリウム病院」って名前をニュースで聞いて「変な名前」だと思ってる若者は大勢いるんだろうなあ。くすん。ネットの検索キーワードの上位に「サナトリウム」が食い込んでるかもしれない。

 ちなみに、現在は結核専門ではなく「長期療養施設」という意味で使用されているらしい。

●エピローグ

 世代間ネタで盛り上がってしまったので、K氏がなんか思い出したようで、「そーいや、この間、カミさんと話してたんだけどさあ・・・・オレの高校の大先輩って、柴田勳なんだけど・・・・もう今の高校生はそんな先輩がいたこと知らんだろうって、カミさんに言ったら(彼の奥様は王貞治信者らしいので、野球の話はけっこう通じるようだ)『それ以前に、誰も柴田なんて知らないでしょ?』って言われちゃった」

 「ああ、たしかに・・・・マスオさん、巨人の柴田って知ってる?」
 「うーん、名前は聞いたことあるような、ないような・・・・自分が知ってるのって、篠塚くらいからですよ?あと一番有名どころが原辰徳で・・・・」

 ああ、私なんて原がドラフトで入団したころから知ってるから、原が監督になったときには、かなり遠い目になったよ。

 そーいや、年末年始にかけて、「ブラックバラエティ」で中居君が巨人の現役選手と野球選手ものまね大会を開いていたけど、古い選手のことになると、今の若い選手は全然ついていけないのだが(特に坂本なんて20歳なので「生まれて無いんですが・・・」と苦笑していた)、唯一、巨人のキムタク(木村拓也)が中居君と同年代だったので、古いネタについていけたため、中居君大はしゃぎで、「あー、中居君も、立派なおっさんだなあ」と感慨深かった。

 というわけで、中居君は「こっち」で、マスオさんが「あっち」というわけで、そういや、前にTK部長が言っていた「35歳あたりに壁がない?」説は、そうなのかもしれないなあ。

 まあ普通に考えると「10歳くらい差があると」ってことなんだろうけど。
 でも、私、50歳くらいの人と話していると「ミヤノさん、年誤摩化してない?ほんとは50歳なんじゃない?」って言われたりするんだよなあ。

 自分がそこそこ賢いからなのか、わりと幼少期の記憶があるからなのかわからんけど。

 そーいや、インフルエンザの話題のときに、M嬢が「私、インフルエンザにかかったことが多分ないんだよね」と言っていた。
 わりと病弱なM嬢なので、自分でも不思議に思っているらしいが「いつも、なにかしら薬飲んでたりするので、それが効いてるのかなあ?」と言うので「それは無いでしょ。でも、病気がちの人のほうが用心深いってことはあるかもね」などと話していたらM嬢が「薬といえば、私、抗生物質で効かないのがあるらしいんだよ」

 医者にそう言われたらしい。耐性ができてるらしいとか。
 「へえ〜」と聞いていたのだが、ふと思った。「あれ?抗生物質に耐性ができるのって、細菌のほうじゃないの?」

 抗生物質が効かない「耐性菌」っていうのはよく聴くが「抗生物質に耐性ができちゃった人」っていうのは聞いたことがない。って演説したら、M嬢が「あれ?私なんか間違って解釈してた?」と不安そうな顔になったので、「あ、ごめんごめん、私も詳しいわけじゃないのに、変なこと言って」と謝った。

 まったく、中途半端な知識と好奇心で問い詰めるから・・・・・ちょと反省。

●まとめ

 「オリビア・ニュートンジョン」や「柴田勳」は世代間ギャップで構わないけど、「サナトリウム」は許せませんでした。つーか、私が子供の頃だって、すでに過去の遺物でしたし。
 あれ?そーいや、「リング」(←貞子のやつです)では、サナトリウムが出てこなかったっけ?結核菌の生き残ろうとする力がビデオに融合して、ウィルス状態になったっていう話じゃなかったっけ?(記憶が曖昧)
 まあ、あれもすでに15年前のベストセラーなんですってよ。ふんっ

1月18日(日)

 毎日、寒いですね。
 でも、ここんとこ暖冬が続いたので、久々に立派な霜柱が近所でもたっぷり鑑賞できるのがちょとだけね、うれしいわけです。
 「ちょとだけね」と書くと、また病気が・・・・

P-MODEL ANOTHER DAY

 こっちは「ちょとまてね」なんですが。

 さて、ここんとこ動画に夢中すぎで、テレビを全く観ていなかったのですが、会社で新聞サイトを眺めていたら、飛行機が川に浮かんでいる写真があって「ポトマック川?ずいぶん昔じゃん?」とマジに思ったのですが、ハドソン川だったんですねえ。

 全員無事とは、ほんと奇跡だ。
 バードアタックでエンジン両方破壊されること自体が、ものすごい確率らしいが。

 日本人ビジネスマンも搭乗していて、取材の「もう飛行機には当分乗りたくないのでは?」という質問に「いえ、来週も出張の予定があるんで・・・・」と答えていたあたりが泣けました。
 こういうニュースは楽しいね。

 そーいや、日本のニュースだとわりかし淡々とした雰囲気だが、ガザ地区もなんやらどうやらもごもごもごな感じですが、私は中東情勢にはわりかし鈍感といか、行ったこともないし、正直どこにあるのかもよくわかってないし(地図で指差せって言われればちゃんと差せますけど、脳内地図には木星より遠いあたりにある)、あの宗教と政治のルツボ感がどうも直感的に理解できないので、中東情勢は私の中では「ないもの」とされてることが多い。

 そーいや、私が20代前半だったときの、湾岸戦争のとき、そのための税金がかかってななあ。法人税払うときに加算されてて、税理士さんがその説明してくれて、みんなで失笑してたっけ。
 似たようなものとしては、去年くらいから労災保険に微妙な金額が加算されてて、それはどうやらアスベスト被害対策のためらしい。うちの会社で年に数万円だけど。「ああ、こういうの、湾岸戦争以来だな」って感慨深かった。
 湾岸戦争の費用とか、アスベスト被害対策費用って、そうやって地味に法人から徴収していくので、一般の人は知らないと思うんだけど、知ってました?

 でも、法人に課税するやり方って、うまいよね。
 自分の給料から、例えば「インド洋給油活動費として」って100円でも抜かれたら「なんだ、ごりゃああ」と思うだろうけど、法人税だと、私みたいな経理担当者が「へえ。ふーん?こんなところで課金してたんだ。○万円ですか、そーっすか」で終わりだもん。

1月17日(土)

 出勤。
 朝からガシガシ仕事して、やっと源泉徴収票の出力と宛名シールの出力完了!
 その調子で、合計表まで作成できた。
 おお〜、これで一段落。あとは、Sさんやエビワカちゃんに封入作業してもらえばいいから、私はやっと通常業務に戻れる。

 諸般の事情で、年々、支払調書の件数が増えちゃってさあ。去年は200件以内だったのに、今年は300件超えてしまい、来年はさらに増えるのかも・・・・とほほ、ほんとに大変なんですから。

●いまわし動画

 くすん、ニコ動画の「いまわし電話」が削除されちゃった。
 でも、いたちごっこらしく、削除されてもすぐ復活したりしてるみたい。
 でもさ、あれが金で正当に買えるものなら、ちゃんと金払うんだけどなあ。そりゃ、千円は出さないけど、300円くらいなら喜んで。
 でも、この間の部署の飲み会の帰りに、同僚男性2名がゲームをダウンロードする話をしていて、ユーチューブの動画をダウンロードできるソフトがあるように、市販のゲームを違法にダウンロードできるソフトがあるらしい。
 「えー、あたしはお金で買えるものは、ちゃんと買いますよ」って言ってみたけど、さ・・・・

 さて、昨日はピーター・シェラーの名前が出たので、さっそくアンビシャス・ラヴァーズを探してみた。
 わたしゃ、アンビシャス・ラヴァースのCDも買ってたし、来日公演はたぶん全部行ってるし、ニューヨーク旅行の際には、アート・リンゼイが出るライブも観にいったもん。ちゃんとお金いっぱい払ったもん。だから、動画くらい観てもいいと思う。(エバるほどのことでもない)

Ambitious Lovers play Copy Me

 わー、なんだこの音楽番組。えらい渋いセットだなあ。
 しかも、司会のおっさんの声がすごすぎ。
 つーか、ネイティブの英語に聴こえないのだが・・・・・

 でも、この演奏聴いていても、なんだかとってもフリーダムな職人集団の音をまとめているのが、ピーター・シェラーのキーボードだった、ってゆうことが今さらながらよくわかる。
 アート・リンゼイのキ○ガイ・ギターが普通に聴けるのも(この人、チューニングも出来ないという噂があった。でも、そもそもチューニングが必要なのか?)、ピーター・シェラーの「大人のコード進行」がバックで鳴っているから。

 それよりも、今さらながら、アート・リンゼイの頭髪のヤバさに涙してみたりする。
 今は、どうなってるんだろう?
 けっこう、最初からヤバいと思ってはいたが、意外とあそでキープしていたんだけど・・・・

 あ・・・・・・

I AM A MAN - Parade with Arto Lindsay (Frankfurt)

 いつのだかわからんが、確実に老けているアート・リンゼイの御姿が・・・・この鼻にかかった英語が懐かしいが、眼鏡の型もあのままっていうのも泣けるけど、頭髪はあそこでストップして、そのまま白髪になったようです・・・・・
 つーか、この人は、生まれたときから生え際があの辺だったのかもしれないなあ。

 生え際は置いておいて、アート・リンゼイは、DNAやラウンジ・リザースで昆虫のような変態ギターをかき鳴らしていたが、ブラジル育ちのボサノバ通で、アンビシャス・ラヴァーズではそれを実験的っぽくやっていたけど、ソロになってからは、本格的にボッサボッサ(頭もそうなったらよかったのに、って、失礼な)だったわけで、今は何やってるのか知らんが、私のボッサの入り口になった人っていうことで、こんな美しい曲も歌っていたとフォローしておこう。
Arto Lindsay - Mar De Gavea


 全然関係ないけど、おまけ。
 「おまいは、平井堅か〜」と20回くらい突っ込みを入れてしまいそうな、田島貴男の熱唱。いいから、普通に歌え。ちゅーか、田島君もいまどこでなにしてんの?(いや、田島貴男のボサ系曲も大好きだったなあ、と思って検索したら見つけてしまいました)

 さらに関係ないが、ゼルダだ!
http://jp.youtube.com/watch?v=Ew76Gc9otSs

 ZELDAは、速すぎたんじゃなく、どこにも置き場が無いね、未だに。
 今聴いても置き場に困るんだけど、曲はフツーにいいあたりがさらに困る。

 さらに、ローザ・ルクセンブルクの置き場にも超困る。
http://www.youtube.com/watch?v=L8oWPV3ixJk

 もう、故人なので、さらに困る。
1月16日(金)

 仕事のストレスと年末年始の暴飲暴飲(←食は控えめなのがさらに悪い)が積もり積もったのか、なんだか内臓全体がくたびれてる気がしたので、今日は休んで、明日の土曜日に出勤することにした。土曜日のほうが仕事捗るし。

 さて、くどいようだが、P-MODELの動画に夢中な今日この頃ですが、特に1991年9月に日比谷屋音でのライブの出来が素晴らしく「うわ、ライブ盤かDVDあったら欲しいよ」と思ったが、どーやらP-MODELはJASRACにケンカ売ったらしく、権利関係がややこしいことになっており、過去の音源の普通の入手が難しくなっているらしい。
 まあ、そうじゃなくても、20年前のバンドですし、プレミアものになってたでしょうけど。

 そんで、「そーいや、私はなんで、こんないいライブを観に行かなかったのだろう?」と思って、ふと思いついた。
 私は行ったライブのチケットをきちんと保存しているのである。
 もちろん、チケットが手元に残らない場合もあるし(ドリンクと交換とか)、紛失してしまったものもあるかもしれないが、持ち帰ったものはきちんと、できるだけ日付順にノートに貼ってあるのだ。

 後で絶対に、自分にとって、とっても重要な資料になると思ってさ。

 そのノートには映画の前売り券も貼ってあるので、ほんと貴重な資料です(笑)

 さて、P-MODELが「解凍」した1991年9月の私は・・・・

 9月2日に、武道館でモリッシー観に行ってます!
 その直前に貼られている映画チケットは「マイ・プライベート・アイダホ」!!!!!!
 そう・・・・それ以前に「リバース・エッジ」という映画に出ていた主演の子が気になっていたのですが、なんて名前だかクレジットでは読めなかったんですが、この映画のおかげで「わ!あの子じゃん!キアヌって読むのか・・・・」ってわかりました。ちなみに「リバー・フェニックス君主演のホモくさい映画」と見込んで、同じ趣味の会社の同僚と一緒に観に行きましたっけ(笑)

 ごていねいなことに、会社で回ってきたので行ってみた野球のチケットも貼ってありました。「ヤクルト×大洋」ですって・・・・大洋の時代・・・・(涙)
 ネット裏席だったのですが、雨で7回くらいでコールドになっちゃたんだよな。誰が出ていたのかさっぱり覚えていないが、あの頃、たまに得意先から回ってくるチケットでヤクルト戦を2、3度観たような気がするけど(タダだし)、それ以来そういう恩恵からも遠のき、プロ野球にさっぱり興味なかったのに、その16年後に、まさかこんな野球狂になるとわ・・・・

 で、9月4日は、チッタでE.M.Fですって(笑)。懐かしすぎて笑うしかない。
 さらに、9月16日は渋谷ラママでヴィーナスペーターだったらしい。
 9月26日には、屋根裏で知人のライブに行ってました。
 9月29日 ピチカート・ファイブ
 9月30日 あ、また「今日行ける人いるならあげる」をゲットして、ヤクルト×広島 を観に行ってます。
 10月8日 川崎チッタでプライマル・スクリーム

 ・・・中略・・・

 11月22日 チッタでマイブラ!

 ほお、ほんと貴重な資料だなあ・・・と、その少し前を振り返ってみると、1991年7月27日と28日は、フリッパーズ・ギターの最後のライブに行ってました。

 にゃるほど〜、フリッパーズは解散するし、モリ氏来るし、マイブラだ〜と、忙しかったんですね、私。こりゃ、P-MODELどころじゃなかったさ。というか、フリッパーズやマイブラだと一緒に行く友達がいたけど、P-MODEL友達がいなかったしなあ。

 さて、暇だったので、また懲りずに、ことぶきひかる君のページをチェックしてみたのですが、どーやら去年は「二足歩行シンセ」なるものを作ったらしい。
 「そーいや、昔の髪型もそうだったけど、やってることも立花ハジメみたいだなあ」と思いました。
 立花ハジメも変な楽器作ってたもんな。えーと、アルプス一号とかでしたっけ?あと、「ダンサー養成ギプス」とか。
 そーゆーの、生で観てみたくて、ソロライブ行ったことあるよ、たしか。
 立花ハジメも、今は何やってんだろ?

 立花ハジメは置いておいて、ことぶき光の「二足歩行シンセ」ですが・・・・・・ちっちゃ(笑)
 いいなあ、この、ちっちゃさ、萌えるわ。
 立花ハジメや明和電気が作る変な楽器は、それなりに見栄えしましたけど、さすが、ことぶき光は、見栄えって発想は全くないんですね。

 で、暇だったから(なんだかんだ言っても、気になる男子ではあるwww)、過去の日記みたいのもあさってみたら、「わー、この人、9.11んときジャマイカにいたんか!

 事件の詳細がよくわかってないままニューヨークに戻り、「ワールドトレードセンターが無くなってる・・・」と驚いているあたりが、ちょっとカワユい。(いや、そういうところはフツーなんだな、と)
 そんで、飛行機飛ばなくて、ニューヨークで足止めされてて、9月20日にちゃっかりローリー・アンダーソンのライブ観てるあたりは、ちょっと羨ましい。
 てゆーか「キーボードは東京で見て以来10年振りのピーターシェラー。おちついた演奏は、耳小骨・エウスタキオ管をやさしく揉んでくれる。、。、、Coolな演奏には戦略が必要だ。本来悪い奴ほどよく食べる。好きな事だけやるんであれば、喰って寝て死ぬだけだ。使命が降りたら、そこから、飛び方を、方向と順序とスピードを選ばなきゃならない。」という意味がさっぱりわからんが、とにもかくにもピーターシェラー!

 アンビシャス・ラヴァーズのライブで、ほんとに失神しそうになるくらい、彼の演奏は素晴らしかったよ。

 ああ、ヤバいなあ、思い出は美しすぎて(笑)

 でもね、期せずして不惑ワクワクな今の自分であるし、ワクワクしているわりには引き蘢りなんだけど(野球が開幕したら、また外に出ると思う)、20代の「とにかく興味のあるものは、なんでも観に行った。金の許す限り。けっこう金はなんとかなった」って自分の過去に感謝の気持ちが湧いてきました。
 
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