可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました

7月15日(火)

 今朝、他部長の部長と「暑いですねえ」と雑談していたら、「そーいや、昨日の朝、あざみ野駅で通り魔事件があったんだって?」と言われ「へ?あたし、あそこで乗り換えてんですけど・・・・」

 それで、慌ててニュースサイトで確認すると、朝8時半ごろの事件だったらしい。

 私は昨日は、9時10分くらいに、あざみ野駅にいたのであるが、そーいや、エスカレータが使えないから階段を利用してください、と誘導していたので「エスカレータが故障?」と思っていたのだが、どうやら、その事件の影響だったらしい。

 ひょえええ、幸いにも被害者は軽症のようであるが、自分が毎日利用する駅に、そんな事件があるとは恐ろしいのお。
 いつも言っているが、「誰でもいいから殺したい」って気分になった人は、ぜひ野球観戦でストレス発散してね。ベイスターズ戦がイチオシだが、楽天の試合も「命の大切さ」を学べると思います。
 あ、今日はどうやら西武の石井が炎上していたようです。阪神・岩田も・・・・
 この暑さですからねえ。・・・・って、西武は福岡ドームでやってました(笑)いや、もしかすると、地球温暖化がどーので、エアコンの温度設定が28度になってるのかもしれないし(笑)

 そーいや、先日、2軍の試合を観に行ったときに「西武の星君は男前だ」と、自分の好みじゃないけど、TOKIOの山口君をもう少し精悍にしたような(要するに、もっとシボった)ルックスだったので、「一軍に上がれば、人気出そうだに」と思っていたのだが、その10日後くらいに、一軍登録されたので「もしかして、あたしって、けっこう見る目ある?」しかも、いきなり体調不良の選手の代役でDHでフル出場だったらしいので、もし、あそこで、うっかり活躍していたら、「駆け出し時代のキアヌに目をつけていたのよ実は」以来の「やーだ、あたしったら、小さな会社でチンタラと経理のおねーさんやってるバヤイじゃなかったのかしら?ほほほほほー」と鼻高々だったのであるが、星君はせっかくのタナボタ・チャンスに無安打でした。

 あ、楽天が9回裏に同点に追いつかれちゃった・・・・今日も負けかな・・・・
 やだなあ、明日観戦に行こうと思っているのに、連敗中だと緊張しちゃうよ。

 気分を変えて、(友人によると、楽天スレの住人たちも様々な気分転換を考案中らしい)昨日は「日本人とユダヤ人」について書いたが、今日は急に割り込んできた本があった。
 なんちゃってチームマイナス6に参加未満中の我が社のこの夏の、中途半端なクール・ビズ化もあり、社内で環境問題に対する、とんちんかんな話題が沸騰中なのであるが、ある役員が「巷でも話題になってるらしいんだけど、なかなか本屋でみつけられなくて、やっと見つけた」と購入して、さっそく「目からウロコ」と大絶賛していた新書「偽善エコロジー」

 さっそく、その役員氏は「エアコンの温度設定を28度にしたって無駄だ」と吠え始めたのである。
 善良なマスオさんが「僕はマイ箸くらいはやろうかなと思ってたんすよ」と言うと、私が「でも、割り箸って逆に森を保全する効果あるらしいし」と突っ込むと、役員氏が「そーそー」と語りはじめて、その内容に思い当たるフシがあったので、「その人の著書、私は読んだことあるのかもしれない」と言っていたのであるが、今日になってマスオさんが「オレ読み終わったんで、ミヤノさんも読みます?」と貸してくれたのである。

 著者の略歴読んだら、やっぱし、前に私が読んで「この人の理屈も、ちょっと眉唾だが、3割くらいはけっこう賛同できる」と思った「環境問題はなぜ嘘がまかりとおるのか」の著者の武田邦彦さんの著書だった。

 まあ、「地球が泣いている!だから、エアコンは29度、エコバック使おうよ、割り箸はもったいない!」っていうのもどーよと思うが、武田邦彦の理屈も、4割くらいは粉飾っぽい気配がするけど、でも3割くらいはけっこう評価できるのではないかと思う。

 で、たぶん、こういう論客に対しては、「ひとつ怪しい点があったら全否定」っていう敵が現れやすいと思うが、3割くらい「ほんと、そーなのかも」ってかんじがあるので、「考えるきっかけ」としては面白いと思う。

 で、何が正解かなんて、誰にもわからないみたいだし。
 氷河期研究の専門家からすれば、「温暖化で何が悪い」だろうし、地震災害研究の専門家からすれば・・・・・って話だ。

 中国の大気汚染があれこれ言われているが、東京オリンピックの頃の日本はどーだったのよって言っても無意味なのと同じくらい・・・かな?
7月14日(月)

 昨日、日記を書かなかったのは、クマー炎上で楽天5連敗にヘコんでいたからでは決してなく、猛暑で個人的に炎上していたからです。

 だいたい、五連敗くらいで荒れるなっちゅーの。
 そーいや、横浜マリノスは成績不振で監督解任していましたが、「同じ横浜でも・・・ベイスターズなんか・・・・」と思いました。やはりサッカーは舶来モノって感じですよね。先日、とうとうリッティも懐妊・・・・しちゃマズいだろう・・・解任されてました。

 シーズン中でも結果を出せないと、バンバンとクビ切っちゃうようだ。
 ベイスターズなんて、みんなで「大矢氏ね」と言ってるにも関わらず、シーズン中にクビにする気配もない。てゆーか、誰も後任をやりたがらないだろうしね(笑)

 しかし、パ・リーグの首位と最下位のゲーム差が8で、団子状態なのに、セ・リーグったら、首位と2位の差が12ゲームとかで、「阪神、空気読んで、少しは横浜に勝たせてやれよ」と本気で思いました。阪神はいつから、あんなにKYな球団になってしまったのでしょう。
 高校野球開催中の死のロード期間中に(もしかして「死のロード」ってもう死語?)、少しは劇場して欲しいものです。なんか、阪神が勝ってばかりいると、地球温暖化や原油高騰よりも不安を感じるのは、私だけ?

 さて、プロ野球に夢中の日々ですが、極貧打の楽天に注目しているおかげで、最近すっかりご無沙汰しているのが発言小町です。前は暇なときに、つらつらと読むのが好きだったんですが、「他人の不幸は蜜の味」を楽しむ趣旨においては、楽天の五位転落のほうが楽しいようです。
 それに、友人が不機嫌のあまりに「リアル小町」として猛威をふるっていることに辟易したので、ネット小町で軽くストレス発散する気分では無いらしい。

 そんな折りに、ずいぶん前に購入していたのだが、積ん読していた本を通勤時に読みはじめた。「日本人とユダヤ人」イザヤ・ベンダサン著っていうか、山本七平著らしいが、前にもなんかのきっかけで山本七平の本を読んでみて、けっこう面白かったので、一番有名らしいこの本も読んでみようと、買ってみたのである。

 まだ半分しか読んでないけど、今の私のモヤモヤした気分にドンピシャというか、こういうことは自分にはよくあるのだが、他人はどうなのか知らないけど、たまたま手にした本が「そうそうそう!」と非常にガッテンというか、「ひやー、このタイミングで偶然この本を読み始めたのって・・・なんだか怖い」というか、大変幸せな瞬間なのであるが、こういう幸せはもっと「宝くじ」とか「人との出会い」とかに使いたいと思うのは贅沢な悩み?

 いやー、「日本は無宗教だといわれているが、実はれっきとした日本教徒」というあたりには大爆笑いたしました。その、とーりでございます。で、日本教徒というのは「人間性を重んじる」って、ほんとに、その、とーりでございます。

 友人が野球場で、三塁側内野席で平然とホーム・チームを応援する人たちを「人としてどーよ?」と糾弾するのも、日本教徒らしいふるまいだし、それを「そういう発言することこそ、心が狭いじゃん」って、たしなめる私も立派な日本教徒です。

 さらに言えば、「飲酒運転や傷害事件を起こしたというのならともかくとして、不倫騒動で一発退場って?」と、戸惑う庶民(うちの部長も「あれはモナちゃんの強気の新番組の宣伝活動かと思ったんだけど・・・」と言っていた)をよそに、厳しい裁きが行われたのは、あれが「人間性劣る」軽卒な行為だったからに他なりません。

 わかりやすい言葉で言えば「みっともない」ってことでしょう。
 「もったいない」は世界的に支持されてるみたいですが、「みっともない」は、他の宗教では理解されないだろうな。はははは!

 落書き騒動が、あれだけ大きくなったのも、要するに「みっともない」からで、それは国内的には「人として許されない行為でしょう」とか言われているが(テレビや新聞という、日本教の大本山から)、謝罪された大聖堂側はどう対処していいのかわからずに「落書きの跡に学校名のプレート貼りましょう」と、わけわかんない対応してるあたりが、さらに笑えます。
 それって、二岡とモナが利用した五反田のラブホが「御用達」というプレートを掲げるようなことなんですが・・・・・

 食品偽事件でもそうですが、どうしても焦点は「人間性」になるようで、野球選手の二岡が慌てて丸刈りにしたあたりに、とても日本教を感じました。ええ、全員丸刈りの高校野球チームが、まさに「神学校の生徒」ですからね。車輪の下って感じっす。

 で、ずっと、「サービス残業しまくりで、金のためではなく、人として仕事に励む」というのが日本教の美徳とされていたのが、最近は「そーゆーのは、ホントの美徳ではなくて、単なる搾取だったのでは?今は、内部告発するのが人として美徳」ってことになり、わらわらと内部告発して「人として、どーよ?」な経営者をマスコミに晒して引きずりおろして、結果的に失業してしまうのが、日本教の殉教者としての正しい姿という雰囲気のようです。

 神という絶対者がいない国ってオモロですね。

 「格差社会なんとかしろ」って、今、正社員でそこそこの収入を得ているのは、あんたらよりも無能な「人として、その無能ぶりはどうよ?」って人たちに、それなりの日当しか与えない仕組みがあるからで、そのボーダーラインにいる正社員の皆様こそ「日雇いバイト、使えねえ」と怒っていたりするわけで、逆の立場だったら、あんただってどーよ?な人のほうが、日雇いバイトの「人柄」について厳しいようだ。
7月12日(土)

 出勤。
 しかし、ヒマだった。
 暇なときにはフロアのお掃除。久々のオフィスしもべ妖精ミヤニー登場である。

 全然関係ないが、(全く無くもないが・・・・って、どっちよ)、今日、仕事の件で検索したら、とあるサイトにたどり着いて、暇だから不要な部分まで読みこんでいたのだが、「うあ、なにこの、ハリポタ君みたいな美少年は!」と無人のフロアで1人で笑ってました。さぞかし、モテモテだったことでしょうねえ。

 閑話休題。しかし、休みのはずの部長がなぜか休日出勤してきた。

 昨日は部長はお休みしていたのだが、何度も会社に電話してきたので、みんなで「どーしたんだろ?お休みだっていうのに、別に急ぎでもない用件で?」と不思議がっていたのだが、マスオさんが、部長が休んでいるのは自治会の夏祭りの準備だと聴いていたらしいので、それで私はピンと来て、「自治会役員になってしまったので渋々やってるけど、オレっだってホントは仕事超忙しいんで、それどころじゃ無いっすよ〜」ということを周囲のメンバーにアピールするために電話掛けまくっているのであろう、と持論を述べたら、「ははは、それはありうる」と全員から支持されたので、真偽のほどはともかく、そういうことになった。

 で、部長が電話でM嬢に指示して、エビワカ嬢にやらせるように、と言ったらしい仕事があったのだが、エビワカちゃんが私に「これって、どうしたらいいんでしょ?」と質問してきたので、私は絶句してしまった。

 そのリスト作成の仕事は、一ヶ月も前から何度か私に依頼していたのである。
 亡くなった先代社長の一周忌をお知らせするリストで、ご遺族の意向で「友人中心でやりたい」とのことだった。
 で、その話が決まってから何度か、「友人リスト作ってよ」とお願いされたのだが、その度に「葬儀の香典リストから、拾ったものがすでに出来ているので、それしかわかんないですよ」と説明して、そのファイルの場所の説明もしていたのだ。

 部長はマジで若年性アルツハイマーの疑いがあるほど、日にちや曜日がいつもわかんなくなるし、今回の件みたいに「きぃぃ、何度も何度も説明してるのにぃ」ってことを平然として聞いてくるので、こっちもついついヒートアップしてしまう。(嫌いなわけではありません。逆に、今までで最も仲良くしている上司でしょう。不本意ながら、天然ボケのダンナを叱る、しっかり妻みたいな図式になっているけど。それは、部長が天性の「いじめて君」であり、もしかするとそれは幼い頃生き別れた酒乱の父が原因の心の傷なのかもしれませんが、「もー、おめー、いーかげんにしろ!」と怒鳴られるまでボケ続けるのです。なので、私みたいに真性いじめっこ体質の人とは、けっこうザックリと上手くいくようです。いじめっ子体質じゃない人と組むと、例えばマスオさんやM嬢とかだと、延々と話がネチネチ平行線のまま夜中まで残業しているみたいです)

 で、エビワカちゃんから質問されて、やっとわかったのだが、どうやら部長は、どうしても香典リストの元データから友人を拾いたいらしい。
 でも、エビワカちゃんにそれをお願いしたって「どうすればいいんですか?」って途方にくれるだけであろう。

 考え過ぎの私は、ついつい勘ぐってしまうが、これは「ミヤノさんにお願いしてもやってくれないし」って困った部長の、潜在意識による立派な嫌がらせであろう。

 そう思ったので「え?それをエビワカさんにやらせようとしてるの?もう、だから〜」と怒りを表明すると(別に怒ってないけど、困ってるエビワカちゃんへの労いの意味で)、その仕事を伝達したM嬢も「やっぱ、そうだよねえ?」と、心の中では「変だな?」と思っていたことをやっと奥ゆかしく表明。

 しょーがないから、その2人に向かって「そのリストの件については、私は何度も部長に説明したのである!」と演説した。疲れる。

 でも、言ってるだけじゃダメなので、部長に「エビワカさんが困ってましたけど、前にもご説明したとおり、このリストじゃダメなんですか?」って添付ファイルして、エビワカちゃんやM嬢にもCCして、「ミヤノさんが、きっぱり部長に進言した」という証拠を残しておいた。

 そしたら、部長が今日、出勤してきて、「うーん、これ、どうすればいいのかなあ?」とボヤくので、「だから、それ以外無いんですから」と説明しようとしたのだが、念のため、部長が開いてるファイルを見にいくと「なぜに元データ?」

 「あの、ですから、この元データを元に、友人リストがあるわけですから、それを昨日、添付したでしょ?」
 と言っても「ああ、なんか来てたっけ?」

 人の話ちゃんと聴けてないし、ちゃんとメールの趣旨を理解してない!(泣)

 でも、今まで、自分でやろうとしてなかった部長が、元データから自分でやる気になっていることは進歩なので、「ですから、その元データから抽出した友人リストがすでにあるんだから、それ以上は拾えませんよ」と言ってみると「うーん、でも」とか言うので、「こちらでは、社長の友人関係を全て把握してるわけではないので、それ以上、やりようがないじゃないですか!」

 普通だったら、社長の友人リストなんて、知る由もないが、たまたま、先代社長は高校のときの体育会部活の同窓会が盛んで、年に一度は同窓会を開いていたので、そのお手伝いをしていた総務部社員が同窓会リストを持っていたので、香典名簿から拾うことができたし、会葬者名簿にも皆様「○○会」と書いてくれていたのである。

 で、その同窓会の全員が葬儀に出席してくれたはずもないが、こっちとしては出席者の名簿しか作れないし、全員の名簿を入手したければ、その同窓会の他のメンバー(うちの社員、その同窓会の親族がけっこう混じってます。就職氷河期によくお願いされたので)に最新版をお願いするしかないのである。

 って、ことを延々と説教すること1時間後・・・・・・「あ、そっか、これでいいんだ!」

 やっと部長が気がついてくれました。

 はあ・・・・どんだけ?(時間がかかったことよ)

 そしたら、お次は「奥様の友人って、どうすればわかるかなあ?」

 「それは、奥様に聴いてください!私らは全く把握してません!」
 「・・・・・それは、まあ、そうなんだけどさ・・・・」

 部長としては、できるだけのリストを作成して、ご遺族に確認してもらいたいようである。だったら、自分で最初から自分で納得できるだけやれって!

 さらに、ブツブツと「千葉の○○さんって、ご親戚だったんだっけ?」とか聴いてくるので「もう親戚関係については、きれいさっぱり忘れました」という態度で答えると、それ以降、何も聴いてこなくなった。
 ご親族とか、奥様の友人とかは、ご遺族に任せようよ、もー。って反論すると、「いや、ミヤノさんならわかってるかと思って」とか言いやがるのだが、知るわけないでしょ。

●野球関係 癒しのリンク集

 ここんとこ、楽天が連敗しているので、某掲示板の本スレも荒れ気味で敬遠しているのですが、そんな私が「いやされる〜」と楽しみにしているサイトのご紹介でも。

 今日みたいに、部長に怒鳴り散らしているプレイな私を癒してくれるのは、やっぱり阪神・下柳でしょう。下柳、キレる
 うん、人間、40歳くらいになると、不本意ながらキレてる態度を表明しないといけない時もあります。私もたまにやります。「ミヤノさん怒ってるよ、こわ〜」って思われるのはわかってますが、そうしないと、みんな初歩的なことをちゃんと覚えてくれないから、別に全然怒ってないけど、必死に怒っているフリするんです。たいへん、疲れます。

 楽天イーグルス ファーム ブログ
 これを書いている球団職員は現在はファーム帯同してないらしいので、公式サイトからのリンクは外してあるのですが、私の今の密かな楽しみは、このブログを最初(2006年)から全部読むことです。やっと去年の夏くらいまで読み進みました。たいへん、愛に溢れた、まさに癒し系のサイトです。

 投手炎上スレAA保管wiki

 投手炎上スレも、マンネリ化しているようで、あんまチェックしてないのですが、積み重ねられたAAは見応え充分でした。

 私のみぞおちを直撃したのが「○○さんの一週間」
 どれが元ネタなのかわかりませんが、スペイン語の教養にあふれた「ドミンゴさんの一週間」をご覧下さい。

「月は無慈悲な夜のドミンゴ」って・・・・・・

 フツーのSFファンと、フツーの野球ファンが、互いに全く理解してないのに、なぜかちんまりと同居してしまう、その瞬間が、ミゾオチに来ますが、「月は無慈悲な・・・」って言い回しは、野球ファンの心を掴んだようで、不朽の名作ってそういうもんだろ、な使い回しされてて・・・・ハインライン先生、サーセン!
7月11日(金)

 最近はすっかり「世界のナベアツ」に水をあけられている感のあるナベツネさんですが、久々のコメントが出ました。二岡騒動ついて詰問する報道陣に対して「君らだってやってんだろ」と仰ったようです。

 いいなあ、ナベツネ、大きな声では言えないが、やっぱ好きやねん。(照れ隠しの関西弁)

 友人なんかは「早く死んでほしい」と真顔で言ってますが、私は密かに「私より先に死なないでほしい」と思っています。そんなこと言うと絶好されそうだから、内緒です。友達少ないんですから(笑)

 そーいや、世界のナベアツには「3の倍数と3のつく数字のときにバカになって、5の倍数ではナベアツになります」っていうのを是非やってほしい。もしかして、もうやってたりして?

 私がナベアツが好きなのは、その発言の「小ささ」でしょうか。
 実際にお会いしたこともないし、どんだけの実力者かもよくわかんないのですが、それなりに、っていうか、かなり成り上がった人だと思うんだけど、上から目線で無難なことを言う訳でもなく、なんか発言がことごとく「場末の酒場の日雇いのオッサン」みたいで、なんて言うのかなあ、小さくまとまった無難な発言を意図的に避けているようなのが、一周しちゃって「普通に小さい」ってあたり?

 表現するのが難しいが、グレた中学生が「大人の枠なんかに収まってたまるか」とばかりに、イキがってる様子が、逆に普通にカワユイみたいな?

 だって、私がもし、同じ立場だったら、なんか気の利いたこと言わなきゃ、しかもユーモアも交えて・・・・って必死に考えて、「巨人軍の選手が五反田のラブホに女性と連れこむのはいかがかな、と思います。それなりの年俸出しているはずなのだが・・・・今度会ったら、きちんと私の定宿を教えておこうと思います」とか言って、記者たちにウィンクしてみたりして・・・・寒い・・・・・

 それを「おめーらだって、似たようなことやってんだろ」って、本当のこと言ってもさ・・・・

 でも、朝のトクダネでも、この話題をとりあげておきながら、「不倫くらいで、こんなに目くじらたてなくても」って雰囲気でしたが、確かに二岡の奥さん以外の人には、はっきり言ってどーでもいー話なのですが、タイミングが悪かったかなあ。これが秋葉原無差別殺傷事件直後だったら、見事にスルーされてたと思うんだけど、よくわかんないサミットの後だったし、他のニュースといったら、また食品偽装だ、大分の教員採用汚職だのって、非常に地味だったので、余計に盛り上がってしまったようだ。

 でも、なんか教室でゲロ吐いた子をエンガチョしてるみたいで、子供っぽくて恥ずかしいっすね。もちろん、自分を含め。

 さて、明日も出勤なので、今週は久々の6日間出勤。
 平日に休みを入れようかとも思ったのだが、けっこう忙しかったので(自分比)残業するよりも出勤する方を選んだのである。
7月10日(木)
 土日に西武戦を観戦したときに、初めて西武の「おかわり君」という人の存在を知った。

 友人が「マー君、けっこう、おかわり君には打たれてるんだよなあ」と心配していたのだが、まんまとホームラン浴びてしまったのである。
 で、私が「なんで、おかわり君なの?」と質問すると、「ご飯をたくさん、おかわりするから」「ははは、そっか、そのまんまなのか」

 おかわり君はイマドキの若手選手には珍しく、小太りで背中の広い選手であった。私も思わず「昭和の香りのする選手だね。シルエットがなんか門田みたい(笑)」と言っていたのだが、デブだから暑さに弱いらしく、守備のとき(おかわり君こと中村選手は3塁手)ピッチャーのピンチで内野手がマウンドに集まったとき、他の選手はグラブを口にあてながら、投手と話しているのに(あと、走者がいる場合の内野守備のフォーメーションについて打ち合わせしたりしているはず)、おかわり君は、マウンドの麓で座り込んでいた。

 なんか、その様子が、全くタイプは違うんだけど、その昔、同じように内野手がマウンドに集まっているときに、いちおうマウンドにはやってくるんだけど、特になにか会話に参加するそぶりも見せず、手持ち無沙汰のあまりに、マウンドの土に手をつけて、口元に持っていってペロリと舐めてから、3塁に戻って行った往時の掛布を思い出させ「おかわり君も、そのうち、ああいう大選手になるのかもしれないなあ」と、24歳のおかわり君の3年後くらいを勝手に想像していたのだが、そしたら、週明けに「おかわり君、2歳年上の一般女性と結婚」というニュースがあって、嫁の得意料理がハンバーグらしいし、たいへん、ほのぼのしてしまいました。

 そしたら、昨日、今日になって、スポーツ・芸能のトップニュースは「モナが二岡と不倫!」一色に・・・・一気に殺伐というか、笑っていいのか、困っていいいのか、困ります。

 山本モナ・・・・ほんとに爆弾娘だなあ。

 てゆーか、あそこまでいくと、もはや「芸能スキャンダル」というよりも、「ホラー映画」の領域。

 と、思ったんだけど、確かに2流の脚本家でも書かないようなストーリーだし、ある意味「事実は小説より奇なり」でもあるんだけど、でも、「なんで、私は瞬時に、ホラー映画みたいって思ったのだろう?」と自分の深層心理と真剣に対峙してみたところ、「そっか、キャリーみたいだと思ったんだ」ということに気がつきました。

 追いつめられると、爆発的な殺傷力を持つ超能力を出してしまう「キャリー」と、キャスター登板直後になぜかスキャンダルで台無しにするモナがオーバーラップしたみたいです。

 まあ、ただ単に、相当、酒癖が悪いんだとは思いますが。
 それにしても、既婚者ばかり狙うのは、ある種の「心の闇」だと思いますが・・・・(ほんとのとこ、どーなのかよくわかんないけど)

 さて、どう収拾するのやら。
7月9日(水)
 2連ちゃん野球観戦のことを書きつつ、友人の言動に対する愚痴もたくさん書いてしまいましたが、私なりのガス抜きってことで・・・・・(やっぱ、友達の悪い点を書き綴るのは心苦しい)

 というか、なんか心配なんですよ。
 元々、自分に厳しく他人にも厳しい人なんだけど、以前はあそこまで攻撃的ではなかったような気がして。

 今、思い返してみると、寝不足で調子悪かったのかもなあ。

 土曜日に球場に向かう際、「昨日はなんか寝付けなくて、朝4時までワイン飲み続けてやっと眠れた」って言ってて、「大丈夫?」と言ったんだけど、「うん、でもやっぱし、ちょっと二日酔い気味だから、電車の中だけど、ちょっと水分補給させてもらうよ」とCCレモンをカバンから取り出して、グビっと飲んでいた。

 それで初めて判明したんだけど、彼女は「電車内でペットボトルの飲み物を飲むのも、ほんとは行儀悪い」って思ってるんですね。ほんと、自分に厳しいなあ。

 で、元々あまり丈夫ではない人なのだが、(子供の頃から内臓疾患があり、一度もプールに入ったことがないらしい)ずっとそうなので、多少の体調不良では、同行者を心配させないよう元気に振る舞うのだが、時々、明らかに顔色真っ白で「だ、だいじょーぶ?」と心配しても「まあ、なんとか」ってこともある。

 なので、土日は体調不良もあり、けっこう気分が攻撃的になっていたようだ。

 一番、びっくりしたのは、西武線の乗り換えの萩山駅で電車を待っていたとき。けっこう行列ができていたのだが、電車の停止位置がズレて、こっちの列とあっちの列のちょうど間くらいにドアが開いた。

 こっちの列も、あっちの列も、しょうがないからその中間点のドアに向かったのだが、そのとき友人が「ふ・・・・・銀座線に比べると、やっぱ民度が低いね」と言った。

 民度・・・・・・?
 たしかに、停車位置がズレたので、ややバラけたが、でも、みんなちゃんと列は守って穏便に進んでいるように見えたのだが、あれのどこが気に入らなかったのだろう?
 だいたい、通勤ラッシュの銀座線の、たぶん表参道の見事な乗換風景のことを引き合いに出したんだけど、あれはもはや芸術の域っていうか、逆に慣れない人は何が起こっているのか把握するまで戸惑うくらいなんですが。あれと比較しても・・・・「北朝鮮はあんなに見事なマスゲームができるのに、うちの小学校ときたら」って言ってるようなもんです。

 たぶん、うちらは列の最前列で並んでいたのだが、うっかりすると座れないかも、って状況になったので、それが面白くなかったのかもしれないが、「自分にとって都合の悪いことがあると、周囲のモラル低下を上から目線で攻撃する」っていうのは、鬱の初期症状っぽいんですけど・・・・・

 勝手な想像をすると、友人は立ち退きで転居した部屋で最悪の隣人に当たってしまい、あれから「自己中な人」に対する攻撃度が高まったような気がするので、一種のPTSD(←でいいんでしたっけ?)のような気がする。

 そこからまだ立ち直れてないので、やっと静かな部屋に引っ越しても、今だに働かないし。

 今の部屋のお隣さんは、まあまあ普通らしい。
 でも、夜中の就寝前に、なにやら儀式をするみたいで(男性なので、寝る前に筋トレっぽいことをしているのか?)、その音がうるさいと言っていたが、前の部屋の毎日、朝方まで友人集めて宴会に比べれば、ささいなことであろう。

 その隣人が、どうやら6月は仕事を辞めて、昼間もずっと部屋にいたようで「ちょっと、うざいかなあ」と言っていたけど、「隣の人だって、仕事辞めてみたら、隣もずっと昼間いるってことに気がついてびっくりしたことでしょう(笑)」と冗談っぽく「おめーも、いいかげん働け」の気持ちを込めて言ったつもりだったのだが、「私は静かにしてるもん」

 たとえ、昼間、アパートが無人でも、足音などには非常に気を使っているらしい。

 それは立派な心がけだが、そういう気配をウザいと思う場合もあるかもしれないし・・・・って、前にも言ったことあるのだが、そういう説明は全く理解してもらえなかった。

 で、「いや、足音は消していても、トイレ流したりする音は聴こえるから、やっぱなにかしら、どうしても気配はするじゃん?」と言うと、「そういや、台所の水道が、けっこう水を出すと音がするので気になってなんとかしたいんだけど・・・・」

 隣の人が、必死で気配を消そうとする友人の気配にイラだちませんように、と願っていたが、「7月から昼間はいないみたいだから、仕事しはじめたみたい」とのことで、ああ、よかったですね。つーか、君もいいかげん働こうよ。つーか、なんでそんなに貯金あるんだ?
7月8日(火)

 
 昨日の続き。
 写真は、「トレーナーのなすがまま」の岩隈さん。長い手を左右に投げ出し、ピエタ状態が萌え。もっとエロい体勢もあったのだが、恥ずかしすぎで写真撮れませんでした。

 そんで、4回裏にまさかの4失点で、岩隈さんの今期最多失点になったのかなあ。

 ほんと、悪夢のようなイニングでした。最初のバッターに2塁打浴びて、ノーアウト2塁。次のバッターは四球!

 試合後のノムコメにもあったけど、この日の4時間に及ぶ試合を作ったのは主審で、どうやらかなりストライクゾーンが狭かったみたいで、両チームの投手が平等に決球をボールとられて苦戦してました。暑いしイライラするよなあ。

 でも、ゴロで打ち取る岩隈さんだし、ゲッツー、ゲッツーと思っていたら、なんか打ち取った打球が不幸にもヒットになるの連発で、「いったい、いつアウトがとれるのだろう」と遠い目になっていた。(その横で、友人が「トヨタカップのときに・・・・」って話を延々とするので、さらに意識が遠のいた)

 で、友人のイラだちは、今度はエレクトーン奏者に向けられてるし(笑)
 ホーム・チームのチャンスの場面で、エレクトーンがドラえもんがポケットから何か出したときの♪ちゃらら ちゃっちゃ ら〜 みたいな演奏で盛り上げるのである。

 つーか、私はずっと思っていたが、あのエレクトーンの演奏は癒し系すぎて、カっとなった相手ピッチャーの心がやや緩むような気がする。実際、岩隈さんが四球を与えて大ピンチになったときのエレクトーンの演奏はかなり間抜けだった。

 しかし、なんでもかんでも気に触るらしい友人は「今日のエレクトーンはムカツキ度がさらに上がっている」「そお?」なんて会話していたが、後になって友人も少し冷静になったらしく、「あのエレクトーン、逆効果なんじゃ」と気がついたようなので、よかった。

 さて、4回にまさかの4点とられて、4-2。
 楽天打線、ほんと貧打なんで、岩隈さんのときにはけっこう得点するはずなのだが、昨日、今日と観てても、全く打線が繋がってない。特に4番のホセと5番の山崎の不発ぶりは、下位打線もびっくりって感じだ。

 で、5回でさらに追加点を許し、5-2。ああ、だめだこりゃ。と思っていたら6回表、リックさん四球で出塁の後、ヨコガーがまさかのホームラン!キタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!  けど、まだ1点差だし。ああ、西武は西口降板で、ショーツ(音だけだと外人みたいだが、正津と書く。昨日もぴしゃりと押さえられた、さすが首位チームの抱える中継ぎ)

 で、楽天の打者は打率はそこそこあるものの、チャンスで打てなくて、どーでもいーときに打率を稼ぐらしい捕手の藤井。
 ところが、ホームラン後のランナー無しの環境がよかったのか、まさかの2ベースヒット!

 うぉおおおお、やっと反撃か!と喜んでいたら、まさかの走塁ミスっていうか、エンドランだかバントの失敗で死んだ。ノーアウト、ランナー2塁というチャンスが瞬時に消滅。さすが楽天、としか言いようがない。

 一点ビハインドで迎えた6回裏は、楽天の投手・青山。
 あんま期待してなかったけど、ヒットは打たれたが0点で押さえて、よしよし。

 そして、7回表の楽天の攻撃。

 「大沼さん、出た〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

 「楽天がバカ勝ちしないと、敗戦処理の大沼さん出てこないじゃん」と愚痴っていたのだが、1点差で西武が勝ってるなんて局面でまさか出てくるとは。

 おかげさまで、友人もすっかり試合に集中しはじめ「渡辺監督のやさしさかな?でも、前回は大沼に押さえられてるし・・・」と「待ってました、大沼さん!大沼劇場、超期待!」と盛り上がっている私に釘を差していた。

 いや、大沼劇場、すばらしかったです。
 いきなり、高須・・・・レフト前ヒット!殿下〜!(高須は高貴な顔立ちなのでそういう渾名。やんごとなき御公務がどうのと言うのがお約束)

 次の草野は・・・・ライト線へのヒットを放つ!1塁走者高須は一気に3塁へ!

 うわあああ!大沼さん、期待通りに燃え上がってます!切り込み隊長が「今夜はナイス敗戦処理で次回に向けての燃料を溜めている状況」と書いていたけど、ホントだった!

 いや〜、やっぱ、火事(炎上)とケンカ(乱闘)はプロ野球の華よね。

 岩隈さん炎上は「は?なにかの間違いでは?」と現実逃避したくなったが、大沼さんが炎上すると「♪燃え上がれ、燃え上がれ!」と歌いたくなりました。

 で、次のバッターホセは四球で、ノーアウト満塁!

 ・・・・・満塁?満塁はいらんかったな。なんか満塁だと点入らないんだよね。

 しかも、次の打者は山崎さんだった。
 昨日今日と、全くの不発。
 スランプ真っ盛りの主砲。
 つーか、その見事なストッパーぶりに「小山よりも、山崎を守護神にしたほうがいいじゃね?」と言いたくなるくらい、相手の投手にとってまさに守護神だった。

 「ノーアウト満塁でジャマさんか・・・・いいから空振り三振でいいから」

 との願い空しく、2遊間のゴロ。ああ、ゲッツー・・・・・

 でも、ゲッツーしてる間に、1点入って同点になった。

 でも、せっかく大沼さんが「ノーアウト満塁」っていう見せ場だったのに、この火消しぶりってどうよ?
 消防署から「一日署長」の依頼がきそうですけど?

 大炎上やる気満々の大沼さんを見事に消火しました。

 炎上ストッパーの小山を4番打者にして、山崎さんを守護神にしたほうが、やっぱいいんじゃありませんか?風水的には?(意味不明)

 で、その裏、青山がなぜかピシャリと3凡。こんなに、「いい青山」を見るとは。

 そしたら8回、なぜか藤井が四球で・・・・で始まり、気がつけば2アウト満塁で、とうというホセが打った〜7-5。

 その後、また山崎さんがきっちりストッパーしてましたが。

 で、「よくわかんないけど、西武の中継ぎボロボロで、ひょっとして勝てるの?」と思っていたら9回裏には、またアリメ登場。

 昨日の悪夢が蘇りますが、今日はなぜか栗山をビシっと押さえて、今日の業務終了。中継ぎって大変な仕事ですが、変な仕事ですよね。準備期間だけやたら長いけど、実働5分かよ、みたいな。(穴掘ってる時間のほうが長いかも)

 で、次の投手は川岸だったんだが、もうなんだか打たれる気が全くしない、見事なピッチングでした。
 えーと、勝利投手だれよ?青山?

 で、西武は大沼で同点で、許が負け越しで、2人揃って、一軍登録抹消されてましたが、そもそも1点差で大沼出すのが・・・・・
 つーか、あの大炎上の舞台を1点で押さえた山崎さんの消火活動こそ評価されるべきかと。(横浜打線だったら、あそこで5点はとったと思う)

 西武ドームはね。ブルペンが剥き出しなので、控え投手の動向がつぶさに観察できて、とっても楽しいんですよ。
 控え投手がマウンドに行くとき、ブルペンでは紙コップの水盃(水なのか、スピーツドリンクなのかわかりませんが)で「いざ、出陣。行ってらっさい」するみたいなんですけど、その水盃を用意するのは下っ端の当番らしく、土曜日は「あれ?君って先日、初完封勝利した、バリ先発投手じゃ?」という、待望の左先発要員・片山クンがベンチ入りしてて「お水当番」してました。

 で、日曜日は、一軍入りしたものの、まだ登板のない、下っ端、木谷クンが「アリメ先輩、いってらっしゃい」と水盃を差し出してました。アリメ先輩、ワンポイントリリーフだから、水いらないと思うんですけど・・・・・

 いやあ、ブルペン、面白いですね。
 また、西武ドームで、ブルペン観察に励みたいなあ。

 とりあえず、期待の左腕・片山はそうとう人懐っこい子だということがわかりました。ベテラン・ブルペン捕手もついつい片山相手だと饒舌になってしまうようで、片山は常に誰かと熱心におしゃべりしてる状態で、そうなるとベテラン中継ぎな先輩もついつい片山に何か語りたい心境になるようです。得な性格だなあ。社会人としては。


7月7日(月)

 

 ライオンズ・クラシック企画で西鉄のエース豊田さんと、ライバル南海のキャッチャー野村さんのバッテリーによる始球式後の握手シーン。デジカメの時刻設定のAMとPMが逆になっています(笑)

 さて、おバカも甚だしいことに、週に三回も西武球場に足を運んだことになる。その内一回は第二球場だけど。

●7月5日(土) 田中君先発

 予想通りの土曜日先発だったが、友人が予告先発が発表されると新宿のチケット屋で株主優待券を買ってくれた。でも、株主優待券は別に日にち指定は無いので「よく考えると、なにも前日に慌てて買わなくてもよかったかなあ?」

 そんで、西武球場は今回の楽天戦から内野自由席を広くしたので、内野自由席でもよかったのだが、せっかくだから指定席を狙おうと(株主優待券は内野指定と引き換えできるが、そこが満席の場合は内野自由になる)張り切って1時間半前には到着。
 さっそくチケット・ブースで引き換えるが、すでに一塁側内野指定席は満席だったが、ビジター席である三塁側は21段目がとれた。

 しかし、天気予報で覚悟はしていたが、ほぼ梅雨明けっぽい猛暑である。西武ドームは屋根はあるけど、「天然エアコン」なので、かなり蒸し暑い。その昔、「がんばれタブチくん」の時代には「野ツボ」の愛称で親しまれていたくらいだから、グランドが地面よりかなり低いので、下のほうはあまり風通しがよくないのだ。座っているだけでじっとり汗をかくくらいだし、たまにトイレに立って階段を昇降すると(階段がけっこうキツのが名物。ちなみに選手も同じくらいの内部階段を利用するらしく老監督には不評らしい。ノムさんとか、王さんとか)、びっしょり汗をかくくらいなので、グランドで動いている選手はさぞや暑かろう。でも、屋根あるだけ相当マシなんだけどね。つい先日、炎天下での2軍の試合を観た後だけに。

 それに、日頃、家でエアコンを使わない私は、そういうじっとり暑さに慣れているので、エアコン効き過ぎで肌寒いよりも、3万人の観衆が「あち〜」と団扇や扇子をバタバタさせているほうが好感が持てる。ほら、サミットでエコエコなんでしょ?いいじゃん、これこそエコってもんですよ。

 さて、前回、田中マー君の投球を観たのは、ヤクルト投手・増渕君の危険球退場でガタガタになったヤクルト投手陣によるバカ試合で、マー君までヒット打つような祭り状態だったので、マー君の出来がどうのという試合ではなかった。

 今回は、なにせ、パリーグ首位の西武との対決である。
 そして、去年、新人王争いした岸との初対決。

 岸はイケメンだし、西武としてはガンガン売り出したいところらしいし(今年の西武のポスターは選手の特撮・美麗写真ばっか)、友人も「岸は、モエちゃんクラスの大物(嫁)狙える逸材」と言っているが、たしかに身長は投手としては並だが(180センチ)、頭小さくて、スラーっと足長で、かなりカッコよさげだし、身長があれくらいの方が部屋に置いておいても邪魔じゃないし(190センチのダルや岩隈さんを家に持ち帰っても置き場所に困る)、フツーに女子アナの争奪戦が起こりそうだが、どうやら性格が地味らしい。

 楽天としては立ち上がりを叩いておきたいところだが、1番中村がヒットで、ノーアウト1塁のチャンスだったのだが、・・・・・牽制球でアウト・・・・・・結果的に3者凡退。

 で、裏の西武の攻撃では、マー君の立ち上がりを見事に叩かれて、1点を失った。やー、な予感。

 友人はなにやらブツブツと、マー君の投球フォームについて語っている。グラブの位置がどうのこうので、それは下半身の体重移動がうまくいってないから、グラブの位置がああなってこうなって、いいときだと、こうなるはずなんだが、ややフォームが乱れているとかなんとか・・・・

 あいかわらず、マニアな世界に没頭する友人の言うことを「へえ〜、ふーん?」と聞き流すことしかできなかった。

 マニアな話でも「シャーパーこと中島は給料安すぎて婚約者となかなか結婚できなくて、婚約者も働いて生活を支えている」なーんて話には素直に膝を寄せられるのですが。あと、今日は1番で先発メンバーの中村は去年はよくマー君のアッシーをしていたとか。(田中君、未成年なので球団から車の運転の許可が降りないらしい)2軍にいるルーキー投手・菊池の高校の母校の監督が例の落書騒動でクビになったとか。

 しかし、今回も田中君の状態はイマイチみたいで、途中、友人の解説によると「少し、フォームを修正したようだ、さっきより、グラブの位置がこうでああで・・・・」だったのだが、さらに追加点を入れられてしまった。

 それでピリピリしたのか、3塁側に点在する西武ファンに噛み付きはじめた。
 「西武ファン、ムカつく!」と吠えるので、「でも、まあ、三塁側とはいえ、内野だし、そもそもホームだし」と言ってしまったので、「だからって、あんな堂々と応援してていいわけ?人ととしてどーよ?」

 人して・・・っていうほど、大げさなことか?
 それに、前に平日の試合を観戦したときにも、けっこう三塁側に西武ファンが座っていた。
 子連れが多いみたい。空いてるから、そっちのほうがいいんだろう。
 あんときも、友人は「ふん、どうせ、ママ友かなんかに、そうアドバイスされたんでしょ」と不愉快そうだったが、今回はなにしろ土曜日だったので、引換券を持った西武ファンは一塁側が完売していたので、かなり三塁側指定席に流れていたし、内野自由席にもかなり流れていた。

 そーいや、千葉ロッテのマリンスタジアムも「内野も全部ホーム」ってかんじで、特に子連れママたちが三塁側自由席を占拠するので、「あそこじゃ、うっかりツヨシの悪口も言えん」と友人が憤っていたし、ビジター側外野席も寂しいかんじだったので「枯れ木も山のにぎわいだし」と外野に座ることにしていたのである。

 で、友人が三塁側内野席に座るホームのファンにやたらと過敏なことに気がついたのと、無職の友人の財政事情を考慮して、ここしばらくは「外野でいいじゃん」と言っていたのだが、久々のマー君だったから友人自身もそんなこと忘れてて、うっかり内野指定席に座り、マー君の不調にいら立っているのに、周囲はやんややんやなので、相当、頭にきていたらしい。

 4月に西武ドームで田中君が登板して、石井に負けて、さらに「あの」大沼にセーブされたときには、こんなにピリピリしてなかったのに。

 で、私が「まあ、しょーがないし」となだめても「サッカーでこんなことしたら、殺されるよ?」って、サッカーじゃないし・・・・

 今はどうかわからないけど、野球の場合、その昔の内野席はシーズンシートが主流だったので、一塁内野席にビジターのファンが混じってることなんて当たり前だったし、阪神戦だとさらにそれが加速してたりして、今だとさらに加速しているらしいが。

 で、友人はトヨタ・カップを観にいったときに、リバプールとブラジルのチームの対戦だったらしいが、リバプール側の誰かの訃報があったので(元・監督とか?)、試合開始前に黙祷が捧げられたのに、英語と日本語のアナウンスしたなかったせいもあって、ブラジル・サポーターは、黙祷の間もドンジャカと笛太鼓を鳴らして歌っており、友人としては、その光景は「人として」全く理解できないし許せかなったので「今だにブラジル人への偏見が消えない」らしい。

 まあ、それはたしかに、よくないとは思いますが、3塁側に座ってる西武ファンはそれほどのこともしてないし。ただ、マー君が打たれると、思わず「わー」と歓声あげちゃったりする程度です。

 で、私が「まあ、しょうがないじゃん、ホームなんだし」となだめようとしても、「私はちゃんとやった」と、さらに噛み付いてくる。

 そうそう、うちらが交流戦の横浜戦で、1塁側の席に座ったときには、そりゃ「ベイスターズを応援するフリ」というプレイを楽しみました。でも、横浜投手大炎上大会で、最後のほうは本気で「もう、やめてけれ」と思いましたっけ。

 つーか、あれは敵地のホームの1塁側での話なので、あそこで、堂々と楽天の応援したら、ほんと命の危険がありました。あれと、「ホームなので、3塁側でまったりと」を一緒にできないと思うのですが・・・・そう説明しても、無駄な雰囲気だったので、「はあ、マー君、調子悪いみたいだねえ」と聞き流していたのですが、7回途中でマー君降板。

 (「な、なんで!」と憤る友人に、私は冷静に「球数じゃね?」と言ったのだが、納得してもらえず。でも、後で調べるとそうでした。友人がいかに冷静さを失っていたか・・・・)

 穴堀職人、アリメ登場。
 この人、ほんとにマウンドに真剣に穴を掘る。
 前に2ちゃんの実況版を観ていたときにも「ちょっwwwwwwwwwwwwww、うちのビーグル犬よりも掘ってる」というレスがツボにはまったが、生で観ると、ほんと、そんじょそこらの穴堀犬には負けないのがよくわかる。

 で、アリメは、見事にフォアボールで交代。(左対策のワンポイントなのである)

 で、次に出てきたのが半袖大魔神、偽ガニエで、野村監督的には「ストッパー?ストップ・ウォッチでしょ」な小山。まず最初にアリメが掘った穴を黙々と埋める(笑)

 私がトイレに立っていたときに、後方に座っていた楽天ファンのオッサンが「うちは、小山が出ると負けですから」と高らかに宣言していたようだが、小山が守護神だなんて、楽天ファンの誰もが信じてないのだが、やっぱしやってくれました、押し出しだよ。

 貧打なのに3-1はきつい。

 8回には満塁になったが、満塁になってもなんだか全然得点しなさそうなのが今の楽天の魅力であり、結局、1点はとったけど、ノーアウト満塁で一点だけって・・・さすが楽天。

 結果的にマー君は2点で押さえたものの、援護がまったくつかずに負けもつかなかったけど、勝ちもつかなかった。

 試合終了後、「きーーーー、西武に負けるなんて、給食費な球団に負けるなんて」と吠える友人。「岸なんて、給食費いっぱいもらってたのに!」

 ああ、もう、そういう2ちゃんの荒らしみたいな発言やめようよ・・・・と引きずって帰って、その後、下北で延々と反省会した。で「明日は岩隈さんか、やっぱ、ここで観ておかないと、次の首都圏での登板予定は8月だし、そんときたぶん北京でいないし」

 日記さんにはホントの気持ち書くけど、今日のピリピリした友人がちょっと怖くて、岩隈さんは1人でのんびり観たい気もしたんだけど、でも、友人も「今日のリベンジだ!」って前向きだったので、「じゃあ、明日も行きましょう」ってことになった。

●7月6日(日) 岩隈さん登板

 今日は内野自由席。
 友人には「外野でもいいんじゃね?」と言ったのだが、外野もけっこう混んでいるし、たしかに外野だと「オール楽天ファン」で居心地はいいんだが、その分、バカ度も跳ね上がるので、友人的には「楽天ファンの超バカ親子」に囲まれるよりは、「3塁側なのに、西武の応援する、ややバカ親子」を選択したらしい。

 案の定、さっそく「また西武ファン、こっちに座ってやがって」と攻撃しはじめる。
 試合始まる前から「ムカつく!」を連発状態なので、さすがの温和な私も、これには耐えられないと覚悟して「もう、その話やめようよ」

 「でも、人として、どーかと思うわけよ!」
 と息巻く友人に「いや、実は私は、あんまり気にしてないので、逆にそのことをあんまり言われるほうがキツい」と勇気を出して言ってみた。

 「他人に迷惑をかける」ことをとっても気にするお行儀のいい友人は、やっと私が「それは不愉快」と思っていたことを理解してくれたようで「うーん、私、ついついサッカーのことを考えちゃうからなあ」と、ごまかしはじめた。よしよし。

 でもやっぱし「人としてどーよ?」とか言うので「それはいいから、とにかく、その話は、もう、今日は禁止。あたしが辛いから」と涙目で訴えた。

 是非はともかく、私がもう感情的に嫌ってあたりを徹底アピールしたら、やっとやめてくれた。ふー、よかった。

 本気でアレをやめてほしいと思うなら、球団に訴えるとか、それこそ「サッカーだったら殺されるよ?」と言うんだったら、君が殺して回れば「ビジター側でホームの応援すると通り魔に殺される」ということになって、みんな自粛すると思います。つーか、楽天だからOKだと思っているのでしょう。阪神戦ではやらないと思う。たぶん。

 で、私はナメられてる楽天がとっても好きだ。友人だって2ちゃんの楽天スレに他球団ファンが「今日のうちの○○の引退試合、相手が楽天さんだったので、大変なごやかに進みました。ありがとうございました」と礼を言いに来たことを「いい話だ」と私に語っていたではありませんか。

 でも、友人もストレス溜まってるのかもなあ。
 前からマナー違反や、しょーもない子連れに厳しかったが、この2連戦観戦でも、かなり語っていた。
 嫌な予感がしたのは、土曜日に球場に向かうときで、吉祥寺で乗り換えたのだが、目の前にきちんとベビーカーを畳んで、子供を歩かせている母親がいたのだが、友人が「やっぱり、ちゃんとした人はベビーカーを畳むんだね」と言ったのだが、があああ、私はベビーカー畳むの畳まないの論争には参加したくありません!

 で、西武球場にしても、千葉マリンにしても、郊外の球場であるから、特に週末の客層は子連れがメインなんだが、小さい子はやっぱし1時間くらいで飽きちゃうのだ。で、私は飽きちゃった子がよほど迷惑なことしなければ気にもしないのだが、友人はとても厳しいのだ。

 「親がちゃんとしてればいいはず」

 って、まあその通りなんでしょうけど、自分で子育てしたことないから、それがどの程度大変なことなのかも、私にはよくわかりません。子供の性格にもよるだろうし。

 で、友人は大人としても脅威の忍耐力というか、一度座ったら微動だにしないのだ。
 そういうふうに、しつけられてるらしい。
 私は腰が悪いせいもあって、あんな固い椅子でずっと座ってられないので、トイレに立ったときなどに、うろうろしてしまうし、いろんな角度で観たほうが面白いとも思うのだが・・・・

 2軍の試合でも、一度座ったら微動だにせず、後で「あんなに一カ所に座ってることもなかったな」と言っていたが、私がうろうろと、ブルペン観に行ったりしていたのと大違いなのである。

 なので、子連れが多い球場で、子供が飽きているのを観ると、ついつい注目してしまうらしい。
 いいから、試合観ろって!

 さて、やっと念願の生・クマさん。
 先発ピッチャーは、30分くらい前に、ベンチ脇でトレーナーおまかせでストレッチするのだが、・・・・・なされるがままの岩隈さん、超エロいんすけど?
 長い手足を地面に放り投げて、トレーナーが覆いかぶさってなすがままストレッチ状態で、もろ、JUNEな世界。

 ああ、これが観られただけでも、来た甲斐があった。と、早くも涙目。

 で、話は戻るが、友人の「西武ファン、ムカつく」の愚痴をなんとか封じて、試合は始まったのだが、でも、やっぱし、なぜか子連れ客に厳しい。

 斜め前のブロックに2人の小さな息子を連れたお父さんがいたのだが、兄はけっこう、キリリとした将来楽しみなイケメンの8歳くらい(笑)で、5歳くらいの弟は羽野アキ系の、ぼんやりタレ目な顔の、まあ「癒し系」な顔であった。

 試合開始後1時間くらいで、父ちゃんがトイレだか、食べ物の買い出しだかで、幼い兄弟を置いて席を外したのだが、幼い兄弟は、父ちゃんがいないと、試合観る気もしないのか、必死で通路の上のほうを観ていた。

 その様子を観て、私は「あはは、かわいいね、父ちゃんも、戻ってきたら、息子2人があんな、パパどこ〜な様子で、ほんと可愛いだろうなあ〜」と言ったのだが、友人は「・・・・かわいい、というより、かわいそうじゃん」

 「へ?」と思ったのだが、なんだか友人が炎上というのか、勢いが止まらなくなり、「あの〜、岩隈さんが炎上していて、わたし、それどころじゃないですけど?」という最中に、トヨタカップで育児放棄されてた可哀想な子供の話をずっと聴かされるハメになった。

 トヨタカップで友人らが席についていると、後から隣に来たのが、祖父と孫娘という組合わせで、孫娘は10歳くらいだったらしい。
   たぶん、孫娘のパパがサッカー好きで、娘を仕込んだらしく、一緒に行くはずだったが都合で行けなくなり、祖父が連れていったらしい。(と、友人の勝手な分析)

 なので、サッカーに興味の無い祖父は、孫娘を放ったらかしにして、ほとんど席にいなかったので、1人では不安な孫娘は試合に集中できない様子に、友人は大変心を痛めたようだ。

 で、「これって、うちらが面倒見ろってこと?」と思ったらしいが、それだと祖父のおもうつぼだし、かなり苦悩したらしい。自分らはサンドイッチを食べていたのだが、横にいる子にも分けてあげたほうがいいのかなあ?でも、アレルギーとか心配だし、と悩んでいたらしい。

 岩隈さん炎上中で友人も動揺していたのか、「周囲の西武ファンの悪口禁止」で、別の糸口を模索したのか、試合に全く関係ない「トヨタカップ観戦のときの愚痴」が止まらない。

 それどこじゃない、というそぶりを見せて、友人の愚痴に生返事だったのだが、「西武ファンもウザいけど、試合中に全く関係無い話をベラベラ喋ってるのも迷惑じゃない?」とも言えず、「はあ、そうだったんだ」と適当に相づちを打っていたが、その可哀想な子供にサンドイッチを与えるか与えないかで迷ったという話のとき、ついついまともに「別に、食べ物与えなくても死ぬわけでもないから・・・・」と言ったら・・・・・・

 「でも、アレルギーで死ぬかもしれないんだよ!」って食いつかれてびっくり。

 何を怒られたのか一瞬わからなかったが、ああそうか、言い方悪かったかと反省して「いや、そうじゃなくて、別にその子が飢え死に寸前とかでないなら、アレルギーがどうのという以前に、食べ物与える必要ないでしょ?って言ったつもりなんだけど?」と、こっちも大声で反論すると、やっとわかってくれたみたい。

 うう、友人が生きる「発言小町」になってて、こえーよ。


7月6日(日)

 土日はずっと西武球場にいました。

 連戦やっぱ疲れるわ。(飲んでばっかりで肝臓が?)

 土曜日はマー君が勝てなくて、友人が逆上寸前だったが、今日の岩隈さん先発試合は・・・・・なんていうのか、大沼さん、ありがとー

 今日はねえ、エース対決だったはずだったんですが、なぜか継投対決を見せられて、途中から、なにがなんだかわからなくなった。

 連戦で(ですから、君はビール飲み過ぎなだけでしょう。でも、昨日も今日も暑かったのさ)疲れてますので、詳細はまた気が向いたら・・・・・
7月4日(金)

 一昨日は2軍観戦が終わったのが3時半くらいで、帰り道の乗り換えの吉祥寺で井の頭公園でまったりして時間をつぶし(目の前でカラスのなわばり争いを目撃。若い子が、大人にボコボコにつつかれて、すごすごとどこかに飛び去って行った)6時に下北についてからタイ飯屋に入り、3時間くらい長居してから、次の店でまた2時間くらいダベっていた。

 デイゲームだと反省会の時間が長過ぎて飲み過ぎてしまうなあ。
 なので、昨日は一日中二日酔い状態だったのだが、昨日は飲まなかったので、すっきりした頭で仕事を始めると「やば!けっこう仕事溜まってる」

 来週にしわ寄せがいかないように、ビシバシと仕事していたのだが、その勢いあまって、部長の質問や相談にまでビシバシやってしまい、ちょっと怖がらせちゃったかも。サーセン。(口癖になりかかってる)

 さて、また野球の話でサーセンなんですが、この間、スポーツ紙のサイトを眺めていたら、「球場で流しソーメン?」というニュースの見出しに目がとまった。

 「なんで、こんなネタが?」と思った。
 2ちゃんの野球板にも、よく登場するフレーズなのである。
 「伝説の川崎球場」の伝説の中でも、最も有名な伝説なのだ。(悪文)

 川崎球場と言えば、閑古鳥で有名だったが、閑古鳥も鳴かないようなガラガラの川崎球場の外野席で流しそうめんをやる客がいて、「プロ野球 珍プレー好プレー」では、何度も何度も取り上げたと思う。

 なので、例えば2ちゃんの野球板で「今日、●●球場初めていくんだけど、どんな準備してけばいい?」という質問が書かれたとき、「あそこの一塁側だと日が差して暑いよ。帽子とサングラスは必須」とか「ドームと違って屋根ないんだから雨具」というのが普通の親切なレスであるが、必ず1人は「流しそうめんの道具」と書くようだ。

 で、若い人は意味わからんようだが、おせっかいな年配ちゃねらーが「その昔・・・・・」と解説しているうちに、すっかり定着したネタになっているようである。

 そーいや、ロックフェスでも、数年前のウドーフェスで「キャンプ用品完備で、前の方なのにサンドイッチ作ってる人がいる!パン切って、具を挟んでる!」と実況で話題になり、私の友人の会社の同僚も目撃したらしいが、「メインステージの前のほうで、サンドイッチ作ってた人がいたウドフェス」も川崎球場みたいに伝説のフェスとなった。

 なので、球場に持っていくべきものは、流しそうめん。ロックフェスに持っていくのは、サンドイッチのパンや具。という定番ネタになっているのかもしれない。

 で、なんでスポーツ・ニュースに「球場で流しそうめん?」というニュースが載ってたかというと、千葉ロッテがマリンスタジアムで本当にやるらしいのだ!
 ロッテが川崎にいた時代が信じられないくらいに、千葉に移転してからは、まんまと、湾岸新興住宅地のファミリー層というか、「子供を野球にでも・・・」と、パパが家族を連れていったら、なぜかママがツヨシにはまり、それがママ友に伝染し(今の私には、その感染力がすごくよく理解できる)平日でも、ママ友とその子供4人連れが押し寄せるようになり、ママたちが息子に着せた西岡ユニが、3塁側(ビジター席なのですが。1塁から埋まるので、賢いママたちは3塁に来るのです)内野自由席にたくさんいるので、楽天ファンのうちらは、うっかり内野席に行けなくなりました。

 友人曰く「マリスタの3塁側内野席にも、サッカーのアウェイ席みたいな隔離されたスペース作ってほしい」

 ですから、今のロッテは、今年は成績が悪くて動員減ってるようですが、かつての川崎球場を知っている(というか、テレビでおもしろおかしく紹介しているのを観ていただけ)私にしてみれば「えれーお客さん入ってるなあ」なんですが、動員減ってるのは確かなようで、挽回のため企画されたのが、自虐的イベント「球場で流しそうめん」のようです。

 さすがに、客席では無理だけど、今年からレフト側外野席の後ろに、ファストフードのテラス席みたいなスペースを作っていて(幕張くんだりまで応援しにくるビジター応援団も少ないからね)あそこでやるみたい。

 友人と「元ネタの昔の映像また見たいねえ?」なんて話していたのですが、youtubeで探してみたら、ありました。すばらしい!

 川崎球場で試合中に流しソーメンをする観客達

 うっかりこんなもの観たら、芋づる式に昔観て大笑いした映像が次々と!

 近鉄佐々木 ロッテに3被弾 客はぬいぐるみ3つゲット

 な、懐かしすぎる!
 もう、涙目になりながら、プロ野球 珍プレーモノばかり探してしまいました。
 いろいろあるので、しばらく旅は続きそうです。
7月3日(木)

 もしかすると、ずいぶん日記をサボっていたのかね?
 いや、ノリノリで書いてはいたんですよ。
 でも、30日に「謎の社員旅行の巻・後半」を延々と書いていたのに、酔っぱらっていたせいか、謎の消滅事件で、かなり脱力したのは確かだ。

 たいした話でもないので、もう一度書きなすかどうか迷っていたのだが、2日は上司と飲みに行っていたので、帰宅してからそんな気力もなく、昨日の3日は日曜出勤の替わりに休んでお出かけしてました。

 どこにお出かけしたかって?むふふふ、よくぞ聴いてくれました!(って、会社でも約1名が犠牲になった。)

 西武第二球場よ!(自慢しまくりたいらしい)

 話すと長くなるが、交流戦でヤクルトやベイスターズとの試合を観戦しに行って、ふと気がついだのだ。「首都圏で楽天ファンだと、西武とロッテと、あと、ハムの東京ドーム開催しか観られないが、2軍だと、けっこうあちこちでやってね?」って。

 そんで、2軍が試合やってる場所がどんなだかネットで調べてみたんだが、巨人とか横浜みたいに入場料とるところもあるんだけど、多くが「入場無料、ってゆーか座るところも満足にありません」という事実に気がついたのである。

 マイナー好きの私が飛びつかないわけがない。

 いや、実は、心の奥で「きゃー、岩隈さん、すてき」とか言ってる自分が、自分なりに許せる「マイナー趣味」を超えているような気がして気にしていたのである。
 まだまだ、充分マイナーだと思うが、うっかり北京で活躍なんかしたら・・・・・(考え過ぎ)

 なので「まあ、そりゃ、東京ドームでストーンズもU2もポリスも観たけど、私って、ほんとに音楽好きな人だしぃ、やっぱ基本は新宿ロフトってかんじ?」ってあたりをキープしたい気分だったので、「ぜひ、この裏ぶれた感じの2軍の試合を観にいかなくてわ」と思ったのである。

 しかし、どこも交通の便の悪いところにあるようだが、たまたま、今週は日曜出勤したので、1日から3日の間に一日休みをとろうと思っていたので、西武第二球場が白羽の矢でした。西武ドームには何度か足を運んでいるので、遠いと思わないし。それに、事前の調査では、かなり鄙びた球場らしいし。

 さて、下北沢から11時の電車に乗って、途中でビールやサンドイッチを仕入れて(売店も売り子さんもいないらしいので)張り切って12時ちょっと過ぎに西武球場前駅に到着。(試合開始は13時)

 球場のトイレが期待できそうもなかったので、駅のトイレで用を足してから改札を出ようとしたら「うわー、無人駅か?」ってくらい、人の気配ゼロ。

 「今日はほんとに試合やってるんだよね?」と不安を感じつつも、西武ドームの横を抜けると、ああ、ネットで検索して見慣れた「入り口の階段」を発見してホっとしたが、なぜかその階段に座って弁当食べてる女性がいたので「ん?ほんとに中には座るところもないのか?」と不安になったが、階段を上がると外野で、ベンチはあちこちに置いてあり、試合開始前だから客もまばらだった。

 とりあえず、バックネット裏を目指すが、うーん、こりゃ選手が近いなあ。
 バックネット裏に置いてあった椅子は、すでに埋まっていたので(って、5個しかないんですが)しょーがないから、土手に敷物敷いて、ビール飲みつつサンドイッチを食べるが、食事はともかく、選手があんなに近いところでビール飲んでるのがやましい気分である。

 だいたい、向こうの会話も聴こえるくらいだから、こっちの会話だって筒抜けしてしまうから、うっかり悪口も言えん。

 友人が「あ、内村君だ、ウッチーがんばって・・・」と小声で囁くので「そういうのは聴こえるよう言ってあげんと」
 育成選手のウッチーは身長が公称167センチの小柄な子なので、友人は密かに応援しているらしい。

 てゆーか、西武の選手の出入りは、うちらが座っているすぐ横だし、だいたい、選手の控え室は、バックネットから歩いてすぐの建物なので、選手がうろうろしている。

 間近で観られてちょっと嬉しいが、誰が誰だかさっぱりわからんし。

 でも、その通路というか、舗装された通り道を通るときの、選手たちの足音が超懐かしかった。「スパイクの音だ!」
 中学や高校のとき、野球部の生徒がグランド脇の通り道を闊歩する音が、まさにあれでした。
 20何年振りに聴く音・・・・・・

 ああ、初恋の・・・・・って、あたしは野球部の子を好きになったことありませんでした(笑)

 で、30分もすると、「懐かしい音ではあるが、やっぱこの音、うるせーな」と思いました。「野球部、シャカシャカ足音っして、うるせー」と思った20何年の気分がよみがえりました。

 うん、でも、楽しかったですよ。2軍の試合。
 常連っぽい老人が、コーチと談笑していたり、想像通りでした。

 あと、やっぱり1軍の試合に比べて静かだし狭いから、音がよく聴こえて・・・・

 一番衝撃的だったのが、審判がボークをとるときだった。
 最初、何が起きたのかわからなかったが、横にいた常連風のオジサンが「ああ?今のがボークかよ!」と呟いたのでやっとわかりました。

 なんか、塁審2名と主審が一斉に謎の呪文を唱えるのです。ありゃ、ピッチャーは調子崩すよなあ。まあ、慣れてるのかもしれないが。

 選手が2軍なら、たぶん審判も2軍なので、普段見慣れた中年審判に比べると、20代の細身の若者がキビキビとやっていて「一番張り切ってるの審判みたいな・・・・」って感じ。

 2軍といえども、グランンド・キーパーはちゃんといて、プロの技というか、プロのトンボさばきを堪能させていただきましたが、西武の場合は、西武ドームのスタッフがやっているのかもしれないが、他はどうなんだろう?けっこう人件費かかるよなあ。ちなみに、試合中はグランド・キーパーとおぼしき方々がベンチに座ってファールボールを取りに行っているようでした。

 それに、ウグイス嬢もたぶん、1軍と兼任なのか、彼女が一番「明日にでも一軍登録しても、大丈夫だろう」というレベルでした。でも、西武ドームだと冷房が効いた部屋でやれるんだろうけど、2軍だとエアコンもなくて、窓を開けてて、扇風機が回ってるプレハブ。ウグイス嬢にも熾烈なレギュラー争いがあるのかもしれません。

 ともかく、プロが仕切っているプロの試合なんですけど、気分は「高校野球の練習試合」というか、多摩川土手のグランドでの草野球なわけです。

 なんていうのか、極上のB級グルメでしたね。
 店は狭いし古いし汚いけし、店主もそっけないけど、すげー美味いし、安いしって感じ。

 あと、ツボに入ったのは「選手がボールボーイやってる・・・・」ってことでした。
 一軍の試合だと、ヒット打った選手が1塁でプロテクターや手袋を外すと、それを取りに来るのはボールボーイ君たちですが、2軍だと、どうやら下っ端連中が、当番制でやってるみたいでした。

 キビキビとバットを拾いに行ったり、審判に予備のボールを渡したりする若手の姿は、おかーさんの心を打ちました。
 本人たちも、わかっていたのかね?プロに入ったと思ったら、また球拾いからスタートっていうことを。

 楽天のボールボーイ登板は、銀次君と升田君で、20歳の同期で仲良しの2人は、並んでおしゃべりしながら楽しそうに下っ端やってました。
 ほんと「あら、いい子たちねえ」としか言いようがありません。

 試合の方は、西武はキニーが投げてて、球数が多いものの、なかなかの仕上がりで、ピンチの場面でも継投無し。なるほど、2軍の場合は勝敗よりも「お試し」の意味が強いですから、たぶん、最初からよほど問題が無ければ8回までとか決まっているのでしょう。

 楽天の方は先発が「乾いた菓子」こと・・・・(友人は2ちゃんで、この記述がしばらく謎だったらしい)川井 貴志で、5回が終わったら、とっとと引っ込んだあたりも、そういう予定らしく、後半は牧野。地味だ・・・・・一場とか長谷部は?と思っていたら、一場もブルペンで投げていたのだが、ただの練習だったらしい。(後で調べると、前日、投げてました。この日は、前日投げていた、松本や吉崎がただ練習で投げていただけみたい)

 もっと沢山、ピッチャー観られるかと思ってたんだけど、8回くらいになったら、みんなブルペンのベンチに並んで雑談しているだけだった。

 

 うう、やっとマックにしてから、初めて写真扱ったけど、なんとかできました。
 サイズ変更とか、まだよくわかんないんだけど。

 そんなわけで、試合終わって、「まあ、せっかくだし、出待ちでも・・・・」と選手が控え室に下がるのをボーっと見送った。いやあ、サイン貰うつもりもないし、声かけるのもなんか・・・・

 想定内だったのだが、平日に2軍の試合観に来る人、やっぱし、大変、濃かった。
 そもそも圧倒的に女性は少ないので、サイン貰いにボソボソと集まってくるのは、かなりキモい感じの男性ばかり。手にはプロ野球選手カードを持っている。生サイン入りでコンプリートめざしてるんです、よ、ね?ううううう・・・・・

 そして、さらに女性の容姿が・・・・・
 100人中98位くらいのが10人くらい揃ってる感じ。うう、痛い。つーか、うちらもその仲間なんですよ・・・・ね?

 つーか、控え室が狭いらしくて、試合中も外にバッグが転がっているので「盗難とか大丈夫なのか?」と心配しましたが、試合が終わると、みんな外で着替えてるし・・・・・

 遠目で観ても、かなり異様な光景だった。
 黙々と着替える選手たちを取り囲む、大きい男子たち・・・・・

 寒々しい風景に「うーん、とてもじゃないけど、マー君は二軍に落とせないなあ」なんて語りつつ、球場を後にして歩き出すと、歩いて駐車場に向かう選手たちに追い抜かれました。「礒部さんに抜かれた・・・・・・微妙にゴージャス!」

 あと、小柄なウッチーともすれ違ったけど「167センチないっしょ?」
 なんだか、161センチの私が上から目線ってかんじだったよ?
 でも、試合にも出ていたが、運動神経は抜群に良さそうだった。他のスポーツからさぞかし引きがあっただろう?階級別があるスポーツだったらさあ?

 でも、私と友人はこういう妄想計画を建てた。
 「ウッチーに上に上がってもらって、うっかり岩隈さん登板のときに活躍しちゃって、ツーショットでヒーローインタビューだ!」
 身長差、30センチ、なかなかの絵柄であろう。

 あと、西武に星という選手がいて、私の趣味ではないが、なかなかのイケメンだった。

 顔がどうのこうのという以前に、「星」という野球選手を目の前にすると、平常心を失うのが昭和生まれの定めだろう。(友人は無関心でしたが)
 たとえ、ピッチャーじゃなくてもね。

 そして、星君についても、未来予想図を描いておいた。

 「星君も来年は一軍入りして、交流戦のとき、ベイスターズのマスコットのホッシーが、西武ベンチにいる星君に挨拶に来て、2人でジャレ合う・・・・」

 まあ、そんなわけで、20歳くらいの若い男子が真剣に働く様子を鑑賞できて、楽しかったです。また行きたいけど、暑いんだよなあ。

 あと、3回くらい通うと、逆に顔覚えられそうで(笑)

 出待ちもどきをしているときにも、ついつい考えすぎちゃって、選手たちが前を通るのをぼんやり観ていると、向こうも「ふーん、この人たちは誰目当てなんだろ?とりあえず、オレじゃなかった」って、少しだけガッカリするかも、いや、そんなことないか・・・・うちら、若手のお母さんくらいの年だし・・・・でも、ブサイクな年増女子に「一緒に写真とってくださ〜い」と言われた選手が「また?もう、4度目くらいじゃない?」と苦笑しながらも、写真撮影に応じていたりしたので、人によるかもしれないけど・・・・・

 あ、でも、目の前を初老のコーチが通り過ぎたとき、友人が「あ、今のって、岩隈さんの義理の父だ」(2軍コーチの娘と結婚)って言ったので、「ほんと?サインもらっておけばよかったかしら?(笑)」

 というわけで、なかなか愉快な2軍観戦でした。いいなあ、なにせ無料だし、近所にあったら、毎日通ってしまいそう。

 そうだ、ちなみに、この日の試合で観られた最も(いろんな意味で)有名選手の一場は間近で観ると、かなり華奢な感じで、普通の人って感じで、友人曰く「オーラ、全くないね?」

 岩隈と田中君が北京に拉致されたら、その穴を埋めていただかないと困るのですが・・・・  


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