可燃物な日々

表紙に戻る/過去の日記

ご意見・ご感想・誹謗中傷などございましたら、感情廃棄物再利用所までどうそお気軽に書き込んでください(でも、現在書き込みが出来ないようです)

 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました
3月31(月)

 桜に「花冷え」は付き物なのかもしれないが、それにしてもサムすぎ。

 おかげで、体調崩したというか、急性寒冷ウツになったみたいでダルくて眠い。

 とか、ネガティブなことばっかし書いてんじゃねーよ、と己に突っ込みを入れてしまうが、いちおう、年度末だったので、なんか一言書いておこうと思っただけである。

 そーいや、一つだけそれなりに明るい話題でも。別の部署のS部長に「なんか、前よりもマオちゃんに似てきてない?」と言われ、「え〜、マジっすかあ?まあでも、マオちゃんがフケたというか、大人顔になったからですかねえ?」とテキトーに聞き流していたが、私が一部ではマオちゃん似であると言われていることが酒の席などで広まってきているらしい。前はそんなこと言うの、直属の部長だけだったのに。

 別に悪い気もしないので「でも、自分でそれ言うと、国民的アイドルなだけに、石投げられそうじゃないですか・・・」などと答えているのだが、S部長は「いや、テレビに出れるんじゃないの?」とまで言うのだが、そりゃ私だって「言われてみれば、少しそんなかんじかも?」という程度で、他の人だって「そう言われてみると、だんだんそんな気になってくる」という程度で、その程度では全く「芸」にならんだろう。どうせなら、もっとマオちゃんを蹂躙するような別のベクトルでの「そっくりさん」じゃないと。例えば、私がマオちゃん似の80歳だとか。そんでさらにイナバウアーができるとか。(「マオちゃん、ちゃうやんか!」とゲストの芸人さんたちが総ツッコミ)

 まあでも、S部長によると「総務部はマオちゃんとエビちゃんが並んでていいねえ〜」ってことらしいので、花見の酒飲み話でテキトーに盛り上がっててください。

 でも、あんまり社内の立ち話でそんなこと言われると、うっかり洗脳されてしまい、他所でうっかり「わたし、マオちゃんに似てるって言われるんですよ〜〜」って口走ってしまいそうだ。自制しよう。(日記は公開しているから「他所」という解釈もできるが、ワタクシ的にはこの場は「脳内」の一部なので、「オレ国憲法」が適用されるれっきとした領土内なので、いいのです。

 アホなこと書いてないで、調子悪いんだから早く寝よ。

 それでは皆様、良い新年度を!
3月28(金)

 陽気のせいなのか、ニュースショーが実に生き生きと盛り上がっております。それに加えて松井の結婚ニュースまで飛び込んできたもんだから、もはや警察の不手際を検証してるバヤイじゃないみたい。

 いやあ、しかし、松井と結婚した人、エラいなあ。
 いやあ、もし、私の知人が松井を紹介してくれても、ハシにも棒にもかからないのは重々わかっておりますが、でも、もしも、もしもですよ、私が可憐な25歳のけっこう美人だったとして、松井の目の前に座ったら、松井が札束にしか見えないだろうなあって思ってさ。いったいいくら稼いでいるのかよくわからんが、年収が宝くじ一等以上なのは確かだし、こっちは「宝くじ当たらないかなあ、当たれば一生遊んで暮らすのは無理でも、バイトでもしながら優雅に暮らせるのになあ」なんて夢みて、毎年けっこう投資してますが(2万円くらいだけど)、松井さんは(急に「さん」付け)毎年宝くじを実力で当てるような生活を何年もやってるわけで・・・・

 たいていの日本人選手は、日本でまだ若い頃に結婚してるから、その当時だと1億だ、2億だ、3億だって程度で、それにCM契約などを載せると、そこそこ行くのかもしれないけど、でも、スポーツ選手って稼げる時期がサラリーマンのせいぜい半分なわけで、生涯年収で考えれば、そこそこの会社の経営者と同じくらいになってしまうので、たとえば、今の時点でのダルビッシュさんがもし独身で、私が20歳の女優でも、ダルさんと会ったときにダルさんがアタッシュケースに詰まった札束には見えないだろうけど、今の松井さんだと、同じ体重の金塊にしか見えないだろうから、ついつい、「この人がうっかり私に手を出して、妊娠でもしたら、もし離婚しても慰謝料で一生遊んで暮らせるわ」というヨコシマな感情にとらわれてしまい、冷静にクドけないどころか、その「金・金・金・金・金・金・金・金・金・金・・・・・」な脳内を見破られて、向こうも私に一目惚れなんか絶対にしてくれないだろう、(まあ、それなりの選球眼があるから、今の地位をキープしているわけだし)というわけで、松井と結婚した人は凄い人だなあ、と本気で感心したということです。

 さて、無差別殺人が流行したと思えば、今朝のトップニュースは文京区の無理心中ってな感じで、ですからそういう陽気なんでしょうけど、私の場合は人が変わったように、がむしゃらにジムに通ってます。

 目標がウエスト70センチってあたりが泣けますが・・・・・

 いや、腹回りが無法地帯だったので、2週間ほどちょっとテコ入れしたくらいで2センチ減りましたから、とにかく継続あるのみ。

 でも、久々にジムに復帰しても、あいかわらずロッカールームで交わされている会話の下らなさに呆れます。

 私は、どうやら無意識に「話しかけんなオーラ」をまとっているようなので、インターバルはあるものの、10年くらい同じジムに通っていても、全く知人・友人を作っていないのですが、社交的な方々はジム仲間を積極的に作っているようで、それは別に私がどうこう言うことでもないのですが、そういう人たちが交わす会話で一番多いのが「ジムに対する不満」なのがどうにもね。

 まあ、理解はできるんですよ。私だって会社でたまにありますが「悪口で連帯感が強まる」っていうのは、ほんと、そうなんです。特に女子の場合は。共通の敵ができると、ほんとに急に仲良くなったりしますから。ってゆーか、普通の女子は、そう、イマドキの言葉だと、そこそこ空気読める女子だったら、「なんか、あの人にこういうこと言われたんだけど、それってちょっと・・・・」と愚痴る人のほうととりあえず仲良くしておこうと思ったら「ええ、それはヒドいよねえ〜」と言っておきます。

 男子はそういうのあんまし無いみたいで、たとえば同僚男子がある上司にコテンパにやられてるので、こっちが同情を示して親愛の情をアピールしようと「なんか、あの言い方はないよねえ?」と毛繕いすると「え?そうですか?」とスルーされたりする。

 ちなみに余計なお世話ではあるが、私が長い社会人生活でいろいろ見た上で言うのだが、女子がそうやって「○○君、大変そうだねえ」と毛繕いに来たときに「ほんと、そーなんすよ」と言える男子のほうが早く結婚する。

 ええと、何の話してたんでしたっけ?

 そうそう、ジムで仲良く会話している人の多くは「ジムに対する不満」をブチまけ合うことで結束を深めていることはわかるんだが、でも、こっちがドライヤーで髪を乾かしている最中にずっと横で不満を述べられると、ついつい「だったら、他のジムに行けば?」と空気読みが下手な男子みたいな「それは言わない約束でしょ?」な正論を言いたくなってくる。

 でも、今日、小耳に挟んだというか、小耳に直撃の愚痴は「最近、招待チケットで来る若者が多すぎる」というものだった。
 そのチケット、うちにも郵送されてましたが、「お友達を一回だけ無料招待」というやつで、ジム側としては効率的な営業戦略である。

 でも、そのオバサンたちには無料で来ている若者がのさばっているのが許せないらしい。
 「だいたい、若い子なんて、結局、入会したって長続きしないじゃん」
 って、それはその通りなんだが、経営として考えるなら、長続きしない若者をじゃんじゃん取り込まないとダメなのである。たしかに、毎日数時間居座るオバさんやオバーさんは貴重なお得意様だけど、営業利益はあんまし上がらないのである。だって、あの人たちいわゆる「元とりすぎ」なのである。

 で、私が長年通っているジムは、駅からちょっと離れているため、数年前に駅前にドーンとできた大手ジム・チェーンにそういう「春だから、ダイエットしようと思って入会したけど、結局、なんだかんだであんまり通えなくて、でも、会費は自動引き落としだから、全然行かなかったのについ一年分会費払っちゃった」な若者をあっちにとりこまれて、非常に苦戦している。

 利用する客としては、年度末なこともあり、夜は非常に空いていて快適なのだが、経営サイドとしては、お試しチケットばらまいて営業を強化するしかないだろう。

 で、その会話をしていたオバさんの一人が「この間、あっちのジムのお試しで入ってみたのよ」

 そっちのジムでは「お試し」にも五百円かかり、オバさんたち的には「そういうほうがいいのよねえ」ということだったが、案の定、お試しで来た人には住所氏名書けだのと根掘り葉掘りの営業戦略があって、さらにお試しの人には受付で渡させる特殊なリストバンドがあるらしく、それがかなり目立ってしまったらしい。

 それは受付の営業攻勢をすり抜けたお試しの人を徹底的にマークして、とにかく会員にしろ、という営業戦略なんだろうけど、「こっちのジムでは、そういうお試しの人がブイブイいってる」ってことを不満に思う彼女らにしてみれば、そっちのほうが納得いくらしい。だったら、向こうのジムに行けば?って、やっぱし普通に思うが、なんだかんだ文句言いつつも、慣れたジムに愛着を持っているらしきオバさんたちは、「まあ、ちょっとねえ、最近、特に夜はガラガラだから、なんだか心配なのよねえ」

 よくわからない。今通っているジムの経営不振が明らかなのに「だからって無料チケットを大量に配るのは許せん。ちゃんと会費を払っている、わたしらをバカにしている」って、難しいご意見ですねえ。

 少し前には、バイトっぽいフロア付きのインストラクターをつかまえて「へえ、やっぱ、バイトの身の上なんだ、でも、けっこう重要な仕事だから、そういう人の待遇はちゃんとしないとねえ」なんて語っているオバさんがいたが、マシンの使用法なんかを説明してくれる人をバイト待遇で、ほんと薄給でこきつかっているから、月会費がこんだけなんですけど?

 彼らにまともな給料払うなら、あんたが払う月会費が5千円値上げしても、文句言わないんですかね?そりゃ、あなたが「費用は惜しまないから上質の対応してくれ」と、おっさるなら、高度な専門知識を持ったスタッフをもっと増やせましょう。

 でも、客単価2千円の店で、一流店並のサービスを要求するのが、間違っているのだと、私は思うのですが・・・
3月27(木)

●類は友を呼ぶというが、友のほうがその道ではかなりの大物だというお話

 少し前の日記に「多少、不便なほうが人生楽しい」みたいなことを書きましたが、うちに友人が訪ねてくると「え?エアコン無いの?夏はどーしてるの?」とか「え?台所に給湯設備がないの?冬はどーしてるの?だいたい、どうやって顔洗うわけ?」とか「電子レンジなくてよく生活できるね?」とか、あと10年前までは二層式の洗濯機ですら「ええ?これ、どーやって使うの?」と驚かれたのですが、それのタイマーが故障していたのをツマ楊枝でタイマーを固定してなんとか使っていたものですから、海外長期旅行中(失業中)に友人に部屋を又貸ししたときに、洗濯機の使い方のコツを伝授したつもりだったが、友人は「挑戦してみたけど、やっぱり使えなくて、洗濯はコイランドリーでやってた」とのことでした。

 さて、昨日は最後の有給をとって、引っ越ししたばかりのM嬢宅にお邪魔してみました。

 前の部屋よりはマシだとのことでしたが、前の部屋は20代半ばの男子が毎晩集っているという、しょーもない隣人のせいで、私が知る中でも最も最悪の住環境だったのですが、あれより酷いのっていったら、ニュースで話題になったラジカセ大音響で「出てけ〜」と布団を叩く猛烈オバさんクラスになってしまうでしょう。
 「訴訟を起こしたいくらいだ」とM嬢は怒ってましたが、たしかに精神的にはかなりのダメージを負っているようで、だいたい、毎朝、5時くらいとか、ひどいときには7時くらいにならないと静かにならないので、その短い時間に、なんとか寝ようとするので、朝からワインを飲んでしまうために、この1年は、M嬢と昼間会っても酒臭かったので、「このままじゃ、ほんとにヤバい」と心配していたのですが、昨日会ったら酒の匂いもしなかったので、かなりマシな状況になったことは間違いないようです。

 ただ、その前の10年も住んだ部屋をとても気に入っていたので、そこが取り壊しのために立ち退きになったということも、相当のショックだったのに、やっとの思いで引っ越したら、そこが最悪の環境だったし、とにかくゆっくり寝られないから精神的にも追いつめられるし、そもそも無職だったから、今度の引っ越しは自己負担ですから(立ち退きのときには大家に負担してもらえたが)、経済的にも痛手だったし、それにたぶん、「あれだけ慎重にやったはずなのに、引っ越しに失敗した」というトラウマから、なかなか次の住処を見つけられなかったようです。

 今度、引っ越しを決めた部屋も、アパートが3棟も並んでいるところなので、半年前くらいから、ちょくちょく空き部屋が出ていたのですが、とにかく自分の運気に自信が持てなくなっていたのか、なかなか決断がつかなくて、「ミヤノもちょっと見てみてくれない?」と相談されて、その物件の外見を見に行ったこともありました。

 私の印象では「緑豊かな環境で、ここをすごくいいと思う人も多いだろうけど、でも、ちょっと奥まったかんじがなあ」でした。
 周囲の視線から遮断されたようなところって、防犯上よろしくない感じがします。
 前にも、どこかの公園が周囲を木で囲まれていたので、子供を狙った犯罪が多いのを心配して、見通しをよくするために木を伐採したとかいう話をニュースで見たような木がするし・・・・

 まあでも、友人Mは、「自己防衛本能」については絶対の自信を持っているだろうから、私がそんなこと言っても聞く耳持たないだろうけど、それよりも間取りなどの条件はけっこういいみたいで、確かに相場的にはお得な物件でした。でも、予算的になかなか見合う部屋がなかったのですが、半年待った甲斐があって、比較的安い部屋に入ることができたようです。

 昨日、あらためて夕方の4時に訪問してみると、人通りの少ない路地がすでに「痴漢に注意ってかんじだなあ」と思ったのですが、そこから更にアパートが3棟横に並んでいる一番奥の棟がMの入居したところで「うちの母親がこの部屋みたら、ぜったいダメ〜って言うだろうな」というくらい人の気配がしない。

 前にもそういう傾向の別の友人がいましたが、そういう人たちは、窓を開けると隣の家のベランダが丸見え、とかいうのを非常に嫌うようです。私は逆に、普通っぽい一軒家から丸見えのほうが「あそこの家族がいつもいるから、防犯になるよな」と安心するのですが。それを嫌うタイプの人は、とにかく引っ越し一番、カーテンのことを一番気にします。

 前に私が雑談で「そーいや、その昔、ある若い男子の兄弟で住んでる部屋に飲み会でお邪魔して、そのままみんなで酔いつぶれて朝まで床に転がって寝ていたんだが、朝になったら強烈な朝日が差し込んでいて、私はすっかり目がさめてしまったんだけど、兄弟の寝室を覗いてみると、どっちもカーテンもなくて、朝日が眩しい寝室で二人ともそれぞれ自分のベッドで爆睡しており、若い男子は明るくて眠れないなんてことないんだね」と語ったら、「えー?ほんと?でも、それも人それぞれでしょう」と、要するに「あんたの友達の男子が特殊な例なんだろう」な反応をいただいたのですが、M嬢が引っ越したアパートでも、通路脇になっていて、みんなが窓の外を横切ることになる部屋に住む男子がやはり「カーテンが無いんで、夜とか中が丸見えなんだよ!」

 だから言ったじゃん。男子はそういうのに無頓着なのがけっこういるんだよ。家の近所でもアパート密集地帯では、夜道でよく、見たくもない男子の着替えを見せられたりするもん。あれはただ、家帰ってすぐ、窓を全開にして空気を入れ替えながら、着替えているだけなんだろうけど、夜だから道路から丸見えなんだよ。

 「えー、なんでなの?」

 知らんよ、わたしゃ。

 ええと、また話が逸れてしまいましたが、まあ今回の部屋については、そこそこ満足しているようですが、「けっこう、夜中は環七の音がうるさい」とか「隣の部屋が遅くまで寝ない人で、しかも寝る前になにやら儀式のようなものをしているらしく、午前1時くらいに壁をひっかくような音がする」とか愚痴っていたので「環七の夜の騒音には慣れるといいねえ。きっと慣れるよ。つーか前の部屋に比べれば問題外でしょ」とか「隣は男性なんだ?だったら寝る前に筋トレでもしてるのかもねえ」と気休めを言っていました。

 ただ、この部屋に関して、前のアパートで仲良くなった老人が「あの辺で不動産屋をやってる知人がいるから」とリサーチしてくれたみたいなんですが、「数年前に痴漢が出たので、しばらく駐在さんが厳重警戒していた時期があったらしい」とか「空き巣も多いらしい」とネガティブ情報を教えてくれたようで、でも、「契約した日にそれを教えてもらっても・・・・」

 うーん、この鈍感な私ですら、このアパートの雰囲気になにやら思うところがあったが、言わなかっただけですが・・・・・でも、M嬢は、入居を決める以前に、そこのアパートに出入りする住人に「どうですか、ここ?」とインタビューしてみたり、高圧電線が近いのが気になって、東京電力に確認したりとか、フツーそこまでやらないようなことまでやっていたのであるが、うーむ、やっぱり、普段だと非常に高度な情報収集能力あるのに、やはり過労で曇っていたのかなあ。

 私があまり気に入らなかった部屋であるが、中はほんとに値段の割には上々で、洗濯機置き場も室内にあるし(でも、彼女はなんと、洗濯機を持ってない!さすが、その道の大物エピソード1)、台所もけっこう広くて「へえ、いいじゃん、いいじゃん」と褒めるのが女友達の務めである。

 そして、窓を開けると、木々が鬱蒼としていて、鳥の声はうるさいが、鳥の声が好きな人には素晴らしい環境である。まあ、ベランダにはすでに落ち葉が溜まっていたので「自然満喫だけど落ち葉の掃除がね?」と指摘するあたりはご愛嬌。M嬢が、かつて内見した部屋で、部屋はまあまあだったのだが、ベランダ越しの隣の部屋のベランダがゴミ溜だったので「これはちょっと・・・・」というのがあったそうで「のだめカンタービレ」な部屋といえば聞こえがいいが、実際にそうだと、やっぱちょっとね。それを考えると、「ベランダに落ち葉がいっぱい」というのは風流ではないですか。

 なかなか本題に入れないが、事前にM嬢に「新居、みせてよ」と言ったときに「だったらついでに、マー君の秘蔵映像でも」

 今年の新年早々に、プロ野球のセパのスター選手集結のバラエティー番組があったのだが、私はその日が出勤で見逃していたのである。その時のビデオ録画を見せてもらいました。

 あいかわらず、劣悪な映像。
 もう、10年前くらいから、M嬢のテレビはダメだったんだが、でも「壊れないからついつい」と言うのは、私も同じマインドなのでとてもよくわかるのだが、でも、10年前から「これはひどい」と思ったけど、久々に見せてもらったら、人物の肌が全部緑色になってるし・・・これだったら白黒で観たほうがまだ心が落ち着く。

 そんで、私が思わず「この、文字がぼやけるのは、テレビのせいなの?ビデオのせいなの?」と言ってしまったが、テロップがボケて読めないのである。

 テレビをあまり観ない人だったら、あれでも「ニュース観るのには充分じゃない?」って感じだが、M嬢はけっこうテレビっ子なのである。しかも画像も最悪だが、ザーっとかジーっとかノイズ入りまくりで、ラジオがうまく受信できないときみたいにうるさい。

 「このテレビでよくぞ・・・」と言うと「うーん、たしかに、よそんちでテレビ観ると、あまりにもキレイでびっくりするけど、あたし、あんまり画質にはこだわらないみたいで」
 「悪いけど、これ、画質がどうのっていう問題じゃないから!壊れないからっていうけど、フツーの人は、この状態を壊れてるって言うよ?』

 しかも、音量が極限まで低いから「ほら、マー君のインタビューだよ」って言われても、私の可聴音域ギリギリです。

 でも、そんなM嬢だし、インターネットもずっとダイアルアップで「せめて、ADSLにすると、ほんとラクだよ」とアドバイスはしたんですが「でも、これでなんとかやってるし」と10年選手なノートパソコンでダイアルアップなのに、ネットでマー君関連映像を収集していたりして、前回訪問したときには、そういうのを沢山見せてくれたけど「このパソコンに、そんなに映像読み込んじゃってだいじょぶ?」と思いましたが、今回の引っ越しでNTTに電話したら「新規工事が必要です」との予期せぬご宣託だったらしい。

 新築物件だと、そういうこともありうるが、築20年の物件でそんなこと言われるとは想定外だったので、「普通電話回線の工事だと、1ヶ月先になりますが、フレッツ光だったらもっと早くにできます」との対応に動揺したM嬢は、そっちを申し込んでしまったそうだ。「なんか、やっぱ騙された気がする。落ち着いたらちゃんと調べて糾弾したい」と言っていたが・・・・・もう、糾弾いいから、働こうよ・・・・

 とりあえず、「愚痴を聞く、持ち上げる」が信条の女友達としては「ええ、いいなあフレッツ光だと、テレビに繋げれば野球中継も観放題だらしいじゃん?でも、このボロいテレビに繋げるのかねえ?」

 「テレビに繋ぐのはちょっとだけど、でも、ネットで中継とか観られるはずなんだけど・・・・でもさ」

 この後、下北で食事でもしよっか?どこにしよっか?
 で、検索しようとしたら「回線は光でも、パソコンがもう、どーしよーもないんだよね」

 ほんと、心底どーしよーもなかったでした。
 検索サイト立ち上げて「しもきたざわ えすにっく」みたいなキーワード入れても、それが「下北沢 エスニック」って変換されるのに3分くらいかかるのだ。
 横で観ている私の血管が切れそうな状況だったが、本人は「最近、特に遅いんだよね、やっぱメモリが足りたいのかなあ」と慣れているらしい。
 そもそも、光対応するために、LANカードが必要で買ったらしいが、私も詳しくはないが、最新式マシンだったら、そんな付属品なんて不要なのではないだろうか?

 しかも、「結局、LANカード買ったけど、どうやら基盤で買えば安くついたみたいなんだけど」と言うが、ノートバソコンで基盤を足すなんていうのはアリな話なのかどうか知らんが、普通はやらんだろう。たぶん。

 で、あの人たぶん、回線は光ファイバーだけど、パソコンがもうダメダメなので、昔のダイアルアップ回線よりも劣悪な状況でも、たぶんん、「まあ、こんなもんか」って2年や3年あのまんまでしょう。

 とりあえず、あまりにもテレビの雑音がひどいので「環七の騒音よりも、こっちを気にする人のほうが多いと思うけどな」って言っておきましたが・・・・
3月25(火)

 例えば、自分の右手のちょっと高いところにある物を取ろうとして、右足に重心を移して手を伸ばしたら、左側の棚から何かが落っこちてきたので、慌ててそっちをチャッチしようとしても、「車は急に止まれない」じゃないけど、「重心も急に移動できない」わけで、ずっこけそうになりますが、今日は脳内でそういうことが起こりました。(そーいや、以前、こういう右脳左脳診断がマイブームでしたが、今回はそういう左右のことではありません)

 帰宅途中に、まだ真新しい家が軒を連ねる区画があって、道路沿いにある家のベランダに見慣れぬものがぶら下がってました。

 円柱形と円錐形を組み合わせたような形状で、どうやら網でできているようだった。円柱と円錐の組み合わせって、要するに釣り鐘型ってことですね。

 あれはいったい、何なんだろう?と近づきながら考えたのですが、どうやら、中は何段かに区切られているようでした。

 あ!そういうの、どっかで見たことがある、えーと、えーと、そうそう、これでしょ?

 へえ、干物なんて作ってるんだ。シャレた家だなあ、とマジに感心しつつ、なにせ近眼の上に夜道ですから、中に何が干してあるのかよく見えなかったのですが、でも、なんか、干物にしてはデカいような・・・・・

 やっと最大限に近づくと、やっと何の干物作っているのかわかりました。



 え?ミッフィーちゃんの干物?


 網の中では、体長30センチくらいのミッフィーちゃんのヌイグルミがうつ伏せにそれぞれの仕切りに2体横たわっていたのですが、脳内の重心がすっかり「干物」に傾いていたので、とっさに「ぬいぐるみを洗濯して干している」とは考えられなかったのでした。

 一瞬のこととはいえ、思いっきり真剣に「ミッフィーちゃんの干物」だと思った自分の思考が、たまたま近くを歩いていた超能力者に傍受されて、大爆笑されてるような気がして、夜道でキョロキョロ周囲を確認してしまいました。

●セブン銀行

 今日、上司が外出前に「いけね、財布に2千円しかねーよ」と言っていたので、「今日は銀行混んでますよ」と言ったら「なんで?」
 うちの会社は給料日が25日ではないので、皆さん忘れがちなんですが、世間の多くの人は25日になるとATMに行列を作るのです。
 そしたら「そっか、でもコンビニでやるから大丈夫」

 私は古くさい人間なので、未だにコンビニで現金引き出すのにちょっと抵抗があるので、急のことではなければなるべく銀行のATM使うのですが、そーいや、地元の三茶でも、田園都市線と世田谷線の乗り換えの間にあるセブンイレブンでは、ATMが2台もあるが、いつも人が並んでるもんなあ。

 会社の誰かと雑談しているときに聞いた話だが、その人が時々行く近所のパチンコ屋は、すぐ隣というか、パチンコ屋の中というか、要するに同じ経営らしいコンビニがあって、そこのATMは「あと5千円入れれば絶対勝つ!」というダメダメな方々でいつも行列ができていたらしい。

 しばらくしてから、その人がまたそのパチンコ屋を訪れると、コンビニのATMは2台に増えていたけど、やっぱし行列ができていたらしい。

 さらにしばらくしてから、行ってみたら「たぶん、前は雑誌コーナーだったところが、すっかりATMコーナーになってて、なんと5台も並んでたんだよ」

 それって、もはや、コンビニじゃなくて、ただの銀行じゃん?と思った。まさにセブン銀行である。(そのコンビニがセブンイレブンなのかどうか知らないが)というお話でした。

 そーいや、話はかわりますが、昨日もちょっと触れた土浦市での通り魔事件ですが、テレビでも公開された犯人の手配写真らしきものを観てて、なんか、引っかかるものがあったのですが、今日やっとわかりました。あの写真だと、ちょっと堤真一に似てる!

 あの手配写真と、犯行時の犯人の坊主頭でモミアゲというのが、かなり掛け離れていたのが、手配中の容疑者の二次犯罪を許してしまった要因であるかのように、容疑者が移送されるときには、「今はこんなんでした」な顔がばっちりマスコミに公開されたようですが、その坊主頭のルックスも、どことなく水泳の北島を思わせるような凛々しさがあり「堤真一似はできたら否定しておきたいが、でも、この人、クラスの男子で上位5位には入るくらいの、けっこういい男じゃん?」とは思った。

 そーいや、宅間死刑囚(執行済)も、写真で見る限りでは「けっこう、いい男じゃん」だったっけ。

 旅行先で、道を訪ねるときなどは「顔のいい人に聞けば、ほぼ間違いはない」というのは、定説なんですが、そういう定説を覆すような特例はなるべくやめてほしいと思います。
 まあ、顔の作りだけじゃないんですけどね。総合的な人相というか・・・・・顔もいいが、表情にゆとりがあって(時間にゆとりがある)、ちょっと頭良さそうで(こっちのデタラメ英語もなんとか解読してくれる)、たぶん親切だろうってあたりですかね。

 自分がそう思っているので、人から道を訪ねられると「ほほほ、あたしが、そういう条件満たしてるってことね」と、ちょっと嬉しくなりますが、でも、迷ってそうな人を見るとついつい「手助けしてもよろしい気分なんですけど?」な視線を送るからっていうのもあるんだと思います。
3月24(月)

 先日の土浦市での駅で8人殺傷事件でございますが、あいかわらずワイドショーは犯人がどうやらアキバ系なあたりでまとめたいようでした。私はゲームをほとんどやらないので、ゲームがどういう悪影響をもたらしそうなのかわからないのですが、すぐになんでもゲームのせいにするのもねえ、とは思う。

 そんで、夕方にニュースサイトを観ていたら、犯人が「自分の出身小学校を襲うつもりだった」と供述しているとかで、「宅間マモルかよ〜」と突っ込みを入れてしまった人は多いと思われるが、その小学校の関係者は背筋が凍ったでしょうねえ。

 さらに、帰りの電車での電光掲示板ニュースでは「妹を殺すつもりだったが、家にいなかった」と供述したとかで、「少し前の、妹殺した歯学部の兄ちゃんかよ〜」

 ゲームの悪影響というより、明らかにニュースショーの悪影響じゃん(笑)

 現代社会の心の闇はどうでもいいんですが、こういう派手な事件が起こると「あ、そーいや、自分も人殺してみたかったんだっけ」と急に思い出す人がけっこう出るので要警戒です。警戒っていっても、iPod大音響でへらへら歩かないとか、歩きながら携帯でメールしないとか程度でも、けっこう違いが出そうな気がしますが。
 どっちにしろ、車にひかれるよりは断然確率が低いわけで、通り魔よりも自動車に注意したほうが長生きできそうです。

 さて、「フジロックにゼイ・マイト・ジャイアンツ来てくれないかなあ」と、ふと口走ってしまったために「彼らは今、どうしてるんだろう?」と公式サイトを訪れてみると、新譜出たばかりだったので、15年ぶりくらいで彼らのアルバムを購入して、さっそく今聴いているのですが、「すげ〜全然変わってない」と涙ちょちょ切れてます。

 アルバムもユーモアたっぷりで、オリジナリティにあふれているのですが、このバンドはライブがほんとに素晴らしかったんだよな。2回ほど、渋谷クワトロで観たことがあるが、大盛り上がりだったもん。ほんと「楽しすぎる〜、こんな楽しいバンド他にないよ」って感じでした。

 あえて似た雰囲気のものを探せば、マッドネスくらいかなあ?あとは、クレージー・キャッツとか?

 フジロックじゃなくてもいいから、また来日してくれませんかねえ?

 そういや、自分が大絶賛なものが世間的にはエラくマイナーなのが自慢だったりする私ですが、かと言ってもメジャーなものを端からクサす性格でもないようで、(いい人ですから)、アンジェラ・アキとか♪私のお墓の前で泣かないでください〜のテノールの人とか、いわゆる「めざましテレビで大プッシュ」系なものは、ほぼ「ふーん?」とスルーするのですが、唯一ダメだったのはイル・ディーボでしたっけ。あれはサブイボがたった。

 最近、全く理解できないものは、オグリシュンだったりしますが、でも、キモいとも思わないので、今流行のベビードールみたいなウエストの無い服をみんなが着ているのをみて「ふーん?」と思うのと同じ程度のことです。自分じゃ着ないけど、他人が着てても別に不愉快ではない。厚底靴ブームのときには「あれは危ないんじゃ」と心配になりましたが、そういう意味での不愉快さも無い。

 でも、この間、めざましテレビに生出演して歌ったのは、アポロシアターで歌ったとかいう若い男子で、清水翔太と言うんだそうですが、そのアポロシアターで歌ったときの映像も流れたんだけど「別に〜?」という感じだったんですが、スタジオで歌ったときにも「はあ、まあまあ上手いとは思うけど・・・・・はあ、これだったらヒライケンのほうが、ややキモいだけインパクトあるなあ」と思ったのですが、テレビの向こうでは「心臓をぐっとワシ掴みにされる感じでした!」とか、感動が大安売りされてました。

 そんなによかった?
 いや、黒人演歌歌手ジェロも、歌唱力としては「フツー」であるが、ヒップホップが似合いそうなルックスで演歌歌うから、たしかに映像としては面白いんで許すが・・・・

 まだ、コーダクミのほうが、歌が上手いと思うけどなあ。

 そりゃ、私が本気で「上手い」と思う基準はMIKAだったり(単独来日公演してくれないかに)ジャイミー・カラムだったりなので、そこそこハードル高いと思うが、でも、元々歌唱力はそれほど興味ないし。どっちかというと声質重視かな?なので、アフリカ系よりも、白人男性の声が好きみたいです。アズテックのロディとか、プリファブ・スプラウトとか最近だとキーンとか。大昔だとデヴィッド・シルビアンの変態歌唱にシビれてましたし。あれを最近聴いてみると、心底キモいが、子供の頃、大好きだった駄菓子と同じで、そのキモさが心地よかったりもするというか「ああ、思春期のころ、何度か死のうと思ったこともあったが、この歌声があったから死なないで済んだなあ」とか思ったりもする。

3月23(日)

●今日、とても悲しかったこと

(マックだと、テキスト打つときにこの●がとっても小さいんですけど・・・・)今日も張り切ってヨガのクラスに向かったが、美人インストラクターのエリカたんがお休みで、代行インストラクターでした・・・・

 って、春だというのに、女性にばかり興味を示しているのもなんですが、いちおう、こういうニュースでかなりムっとしていたりもしてましたと、日記には書いておく。

 そんで、たまには別の先生でやってみるのも、いろいろ違って面白いのですが、今日のインストは「ゆったり、まったり」のエリカたんとは逆で、バリバリと進める人だったので、けっこうくたびれた。
 でも、始まる前に私の横に座ったのが、体固そうなオジサンで「う、鼻息がうるさそう」と警戒しましたが、やっぱり体は相当固かったが、呼吸は静かだったのでよかったよかった。

●今日、とてもびっくりしたこと

 ジムから家への途中に、ペット連れがテラス席に座れるカフェがあって、犬連れの人がよく座っているけど、今日、その店が遠くから見えると「ん?なんかデカい茶色いものが見えるが、犬にしてはデカすぎる?」と思いつつ、近づくと、なんと馬がいました!

 馬っていってもポニーくらいの大きさでしたが、でも、どっから散歩させてきたんですか?

 ちょいワル系なオジさんが飼い主のようでしたが、落ち着きが無い馬に向かって「なんだ、お前、どーしたんだよー」と話しかけていました。
3月22(土)

 昨日は久々に仕事の愚痴を書いたが、今日出勤してメールを開けるとS氏から返事が来ていて「入金額が多かったのは、発送費等が含まれていたからです」って・・・・・
 その費用も売上管理システムに入力しないと、入金の付け合わせできねーじゃんかよ!

 で、最初からそうすりゃよかったのだが、S氏が自分で作成している請求書のコピーを貰ったほうが早かったなあ。いろいろ勉強になります。

 今日はフロアで一人ぽつねんだったので、黙々と仕事していたのだが、夕方になって部長が外出先から戻ってきて、二人きりだったので部長の愚痴をいろいろ聴かせていただいた。
 プライベートの愚痴は前から聴いていたので、その続きだったが、長期休養中の某社員に最近会って様子を聴いたんだけど・・・・って話は初耳だったので「そっか、それはかなりヤバそうっすね」としか言いようがない。

 要するに鬱病なのだが、最近、うちの会社でも増えてきたので(去年はほっこり課長が・・・・でも、今は他部署でわりと元気にやっているみたい)総務部長としては、悩ましい問題である。

 「ミヤノさんは口が固いと思うから、ちょっと内緒で相談するけど」と言われたので、日記にも詳しく書くことができないが、話を聴けば聴くほど「そりゃ、典型的な鬱のいちばーんよくない症状ですねえ?」ってかんじだった。
 私も過去には心の病の友人知人にいろいろ振り回された経験がそこそこあるので「あ〜、そういう状態だと復帰は難しいなあ」

 部長の目下の悩みである親類の離婚問題にしても、鬱病社員の問題にしても、部長にはどうにもできないのが「妥協を許さない」ということであろう。

 あるあるあるある、そーゆーの!

 その昔、私の友人が精神的にブレイクしちゃったときにも、最初はそういうことだった。
 仲良しだったはずの友人AとBがなぜか気まずくなって、女子同士なのに、なぜか「別れ際のカップルの泥沼状態」みたいなことになってしまったのだが、たとえば、BがAに電話して、延々と同じ愚痴を語るのに辟易したAが電話をガチャンと切ったとか・・・・・
 Aの言い分だと「毎晩毎晩、同じ話を何度も繰り返してきて・・・・私だって次の日会社なんだから、毎晩そんな長電話につきあってられなくて」
 Bの言い分だと「あの人、私をウザと思ってる?それだったら、こっちだって引かないから」

 ええと、それって怖いんですが・・・・女同士なんだし、ちょっと距離をおいてみるのも・・・・という、私の真っ当な意見は完全無視され、Bは「私を避けようとしているんなら、わざと近づいてやる」と息巻いておりました。
 自分が一歩引くことで、相手がほっとするのがわかっているので、そんなのは絶対に許さないということらしいのですが、それじゃあ、よけいに自分のことも追いつめちゃうじゃん、なんて私の意見は聴いてくれないわけです。

 夫婦の不仲にしても、職場の人間関係にしても、「もう回復できる見込みはない」ってわかっていても、「でも、ここで素直に離婚/退職してしまうと、相手はせいせいするだけだろう。そんなのは絶対に許さん」と自分だって苦しいのに、その苦しみを自爆テロに向けちゃうんですよねえ。
 そうなると円満解決は難しい。

 離婚だと、どうだかわからないが、職場に不満があるなら、さっさと転職すりゃあいいだけの話ではありませんか。でも、そういう妥協ができないところが「ビョーキ」なんでしょうね、きっと。

 そういや、部長が話してくれた家族の話が面白かった。
 部長には中学生と小学生の息子がいるのだが、兄弟だけど性格が正反対らしい。
 兄のほうは、塾に通っているときに「買い食いしてもいいから」と小遣いを渡しても、ほとんど使わない子だったらしい。部長と兄息子が外出した先で、妻が車で迎えに来ることになっていたのだが、待ち合わせした時間まで間が空いてしまったので、部長が「じゃあ、漫画喫茶で時間つぶそうか?」と提案したら「それは、学校では禁止されている」と拒否されてしまったとか・・・・

 次男のほうは、なんかの帰りに部長が迎えに行ったら、「おやつ買って」と言うので、店に寄ると、店のおばちゃんが「いらっしゃ〜い、あら、パパと一緒なのね?今日もいつものやつにする?」という具合で、あちこちに行きつけの店があるらしく、部長曰く「その商店街でけっこう顔みたいで、あちこちで挨拶してたんだよ」

 「それは末恐ろしいですねえ。大人になったらネオン街を真っすぐ歩けない人になりますねえ」

 部長のとこの次男は、今ではちょとお兄ちゃんになってしまったが、3年くらい前の会社のBBQ会のとき、夕方に社長の奥様ご自慢のアイスクリームとマシュマロを混ぜたデザートが配られ「さあ、お子様たちから先にどうぞ」と私も配っていたら、その次男はちょこんと私の膝の上に座り、「ボクも食べたい」

 子供にそんなふうに懐かれるのも珍しいので、「なに?食べさせろっていうこと?」というと、コクリとうなずくので、小学校低学年のその次男の口にデザートをせっせと運んだのであった。美味しそうに食べていたので、愛らしかったのであるが、あのときに私は「こいつは将来、しょーもないタラシになるんだろうな」と思ったっけ。

 彼のお母さんと同じくらいの年のオバサンとはいえ、女性の懐にスルリと潜り込むあの呼吸は、天性のものであろう。私によくプライベートの愚痴を語る部長も、そういう才能あると思うし、ほんとか嘘か知らんが、若いころはけっこうモテたようだが、次男のほうが、その技にエレガントさというか、たぶん、あと10年くらいしたら、合コンで華麗に「持ち帰られ」(女子を持ち帰るのではなく、なんとなく持ち帰られるという意。一番おいしいと思う)されているのではないかと思う。

 客観的にみれば、部長の神経細かいあたりは長男に、女性のそばにスっと寄れる才能は次男に分離して受け継がれたような気がするが、部長一家がある日、家族で「脳内メーカー」をやってみたそうだ。

 部長曰く「あんなのさ、しょせん、ただの名字の字画がどうのってだけでしょ?」「たしかに、そうですよねえ?」「でもさ・・・・笑っちゃたんだけど・・・・」

 長男の名前を入れてみたら、「金・金・金・金・金・金・金・金・金・金・・・・・・」になったので、家族で盛り上がって、次男の名前を入れてみたら「遊・遊・遊・遊・遊・遊・遊・遊・遊・遊・・・・・」で、じゃあ、父である部長の名前を入れたら「悩・悩・悩・悩・悩・悩・悩・悩・悩・悩・悩・悩・悩・悩・・・・・」

 脳内メーカー、あなどれません!(笑)

 いや、試しに部長の名前を入れてみたら、ほんとに「悩」100パーセントでした!

 その話を聴いたときにも「ぎやっ、はははははははは!」と笑い転げてしまったのですが、部長は「そんで、次に妻のを入れてみたら、欲でいっぱいでさあ・・・・」「わはは、妻が一番どん欲だと!ストレス溜まってんじゃないですか〜?」

 私、脳内メーカーやったことなかったので、参考までにやってみたら「友」と「遊」が半々で拮抗していて、その間に「欲」が挟まってました。意味がよくわかりませんが、友達と遊びたがってるってこと?

 自分の家族の名前も入れてみましたが、特徴があったのは妹ので、真ん中にポツリと「酒」があって、頭の周囲を「家」が囲んでいました。妹よ、それはキッチンドリンカーか?

 あと、我が家で一番温和なはずの父のは「悪」の割合が高かったので、ちょっとがっかり。

 でも、自分の親類や知人の名前を入れてみても、なにかが100パーセントってことはなかったので、部長はまさに悩むために生まれてきたんですね。(笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑・笑)

 いや、今後も部長の愚痴は真剣に拝聴してあげようと思います。いい部下だなあ、あたし。(←たぶん、一生、鬱にならないタイプ)
3月21(金)

 今日もジムで運動。けっこう張り切ってやったので疲れた。

 そーいや、昨日は「鹿男あをによし」の最終回だったが、玉木君と綾瀬はるかちゃんのキスシーンでは「ふーん。そういやこのドラマ、ラブシーン全然なかったっけ」と思っただけだが、その後の多部未華子ちゃんと玉木君のキスシーンではのけぞってしまったっちゅーか、「うらやましいぞ、玉木君!」と本気で思ってしまったのであった。

 己の性癖について再考すべき、というよりも、それだけこのドラマでの玉木君がイマイチだったということなんでしょう。(ほんとーか?)

 あと、児玉清はけっこう活躍したけど、佐々木蔵之介や篠井英介という売れっ子個性派脇役が最初から最後まで「まあ、いたほうが、いないよりマシか」って扱いだったのは、実にもったいなかった。原作では、もっと活躍するキャラだったんですかねえ?原作のあるドラマや映画にありがちだが、キャスティングがハマった時点で、制作者たちが満足してしまい、原作を読んでない人にはその魅力が伝わらないのである。

 その昔、テレビドラマ制作会社で勤めていたので、実際にそういうのをたくさん間近で観ていた。キャスティング落ちというのか、キャスティングした時点で仕事は半分終わりというか・・・・
 だから、売れっ子をなかなかキャスティングできない昼ドラのほうが脚本が練られていたりしたもんな。
 実際、今でも、たまの平日の休日に観る昼ドラはけっこう面白かったりする。役者のネームバリューや演技力が全くアテにできないので、ドロドロの設定やクサい演技を盛り上げるセリフ回しや演出でカバーしているほうが、「フクヤマとシバサキ並べておけば、20パーセントはガチでしょう」っていう月9よりも面白かったりするんですよね。

 そういや、少し前というか、先週末にやっていた、日テレのスペシャルドラマで、コンビニ物語を吉本の売れっ子お笑い芸人でやったやつは、そこそこ面白かった。
 あれも、役者が「キャラは立っているけど、演技はドシロートばかり」っていうのと「売れっ子ばかりだから撮影時間はかなりタイト」っていう不自由さがあったから、その分、脚本や設定やカメラワークでカバーという工夫がよかったのであろう。少ない資源というか、鶴田真由みたいな中堅美人女優をうまく使っていたし。「鹿男・・・」がヒミコ役に大塚寧々を使っているのに、「これだったら、別に彼女じゃなくてもよかったじゃん」という扱いだったのとは対照的である。

 さて、明日も出勤だ。
 最近はあんまし忙しくもなく、マイペースで仕事できているが、去年から始めた新規事業が、2月から本格始動したのはいいけど、その売り上げを取りまとめている社員が、去年中途入社した人で、30歳くらいの男子で、気立てがいいので、すっかり溶け込んでいるんだが、どーも事務能力は中の下くらいのレベルで、彼が上げてきた売上資料がまずパズル状態で、必死に解読しようとしたが、さっぱりわからないので本人に確認しようとしても、彼が営業事務をやりつつも主力の営業部員でもあるので(なにせ新規事業なので人員が最小限)、出張が多くなかなか解読作業が捗らず、一つ確認すれば、また翌日「これは何?ああ、S氏はまた出張かよ!」でメールで「これとこれがわかりません」って質問しておくと、「ああ、それはこうでした」っていうので、また次の作業に移ると「今度はこれがわからん・・・・が、また出張かよ!」と、まるで郵便でやりとりするチェスの試合のようなペースでしか進行しない。

 2月分の売り上げがやっと今日、計上できたので、さて入金を確認して・・・・・・なんで売上金額よりも入金額のほうが多いのじゃ〜

 って今日は本人がいたので問い詰めたが、目をしばしばさせながら「す、すいません、確認します!」

 忙しいのもわかるし、彼もけっこう混乱しているのだろうから、あんまり強く言えないのだが、でも、根本的にわかってないような気もするので、ついついビシバシと突っ込んでしまうので、私のこと、怖いと思っているかもしれないが、唯一の救いは、彼が明るい性格なので、私がビシバシ言っても、あんまし気にしてないというか、私がタメ口で「だから〜得意先コードは勝手に変更されると困るんだから〜」と叱ると「え?ダメなんですか?」と平然としている。

 しかも、得意先コードが1〜20くらいの後に、間が空いて49と50っていうのができていたので「なんで番号が飛んでるの?」と確認すると「ああ、それは、ちょっとカテゴリーが違うんで」

 「でも、20の次が49っていうと、間がすぐに埋まっちゃうじゃん」
 「あ、大丈夫です。そうしたら、どんどん挿入しますから」
 「え?行を挿入するつもり?そしたら、数字がどんどん移動しちゃうじゃん」
 「ダメですか?」
 「だ・か・ら〜 あんたが設定しているこのコードを売上管理システムの得意先コードにしているんだから、それを毎回勝手に変えられちゃあ、困るんですってば〜」

 はあ、まあ、よかったよ。
 最初、S氏は「これの売上管理をシステム使ってやりたいんですよね〜」と言っていて、その入力を営業部のアシスタントにやらせたかったみたいだが、ベテランアシスタントのCさんは、パート上がりの契約社員で、時給は安いが、たいへん頭がいいので、そーゆー「自分には無理。てゆーか、そんな給料貰ってないし」というときにはすぐに私に相談してくるので、そんときも「Sさんに、やってくれって言われたんだけど、これは私じゃ無理」ということを遠回しに言ってきたので、私も「こりゃ、いきなりCさんにやらせたらエラい苦労するだろう」とわかったので、S氏に「そもそも君は、売上管理システムがどういうものだかわかっているのかね?」と詰問したが、やっぱし、全くわかってなくて、「でも、Cさんといろいろ共有したほうがいいかと・・・」ていうのと「システム使えば、全てOKでしょ?」な軽い気持ちでいたので、「そーゆーのが一番ややこしんだよね」と説明して、「とりあえず、将来的にはもっと売上げ伸ばして専属の営業事務アシスタントを雇えって思うが、とりあえず、君の勉強のために、最初は自分でエクセルで管理しろ」と諭して、やらせてみたんだが、この私が「全然わかんね〜」と質問の雨あられ状態なんですから、最低でもあと半年くらいはS氏を教育しないと、新しい営業事務アシスタント雇ったって、ぜったい無理ですから。

 まあでも、S氏が明るい性格だから、ギャーギャーとやり合いながら、新規事業の流れを作っていくのは、なかなか楽しい仕事ではあります。

 なんとか、S氏がコツをつかんでくださればいいのだが。まあ、そりゃ、教育係の私の腕次第か?

 そういや、今朝出勤すると、エビワカ嬢が「この件どうしましょう?」と相談してきた。
 グループ企業から口座振替の事務を請け負ったのだが、まだそっちも「新規事業」の段階で、担当しているマスオさんもヒーヒー言いながらやっているのであるが、彼が休みの間の入力はエビワカちゃんに引き継いでいた。

 その件で、マスオさん宛に電話が入ったと、他部署から連絡があり、「折り返し電話してください」という指令を出勤したばかりのエビワカちゃんが受けてしまったらしい。
 「私も入力の説明は受けましたが、先方はどういうこと聞いてくるんでしょうか?」って私に言ってもしょーがないので、「じゃあ、私が替わりに電話してあげようか?」という言葉をぐっと飲み込んで「とりあえず、電話して用件聞かないことには、なんもわからんでしょ?」

 エビワカちゃんが不安そうな顔になったので「まあ、ややこしい件だったら、来週の月曜日にはマスオさん来るわけだし、来週でいい用件だったら、そう言うしかないし、あとは、それのシステム関連の担当のKさんに助けてもらうしかないじゃんn?」
 「Kさんも今日、休みなんです・・・・・」
 「だったら、相手にそう言って、週明けに対応しますって言うしかないよね」

 それでやっと渋々電話して、やっぱしエビワカちゃんでは対応できないことだったので「では来週、ご連絡しますから」ということになったようだ。私がやっても同じ対応になっただろう。それでも、相手が「今日、やってもらわないと困る」とか言い出したら、それはその時に考えればいいだけの話。
3月20(木)

 3月に入ってから、急にお散歩心に火がつき、けっこう歩いたのとジムに復活したおかげで、背中の贅肉が少しだけ減ったような心地がする。
 しかし、頑固な腹回りは、ほんとにガーンとしてるよなあ。
 なんか、こういうふうに腹が前へ前へと着実に成長していく感じは、いくらポッチャリ体系だったとしても、若い頃にへ経験したことがない。
 メタボよの〜
 つーか、ほんと、ただの中年太りである。

 そこで、前からちょっと気になっていたが、そういうものにすぐに飛びつかない慎重な私は「ふん、ラクして痩せるわけないし」と思っていたのだが、そうも言ってられないというか、こうなったらイワシの頭もなんとやらで、とうとう「大リーグボール養成ギプス」を買ってしまいました。

 そういう名称ではないんですが(あたりまえだ)、ワコールが一時期、大々的に宣伝していた「歩くだけでお腹がスリムに」っていうやつです。腹用と尻用があるが、今、一大事なのは腹なので、尻のことは後から考えることにする。

 今日は西友のセゾンカード割り引き日だったので、さっそく試着してみました。ヤフオクでもいっぱい出てたけど、サイズがわからなかったので。
 事前の予想では、サイズは「64」か「70」くらいのはずでした。
 サイズ64だと、ウエスト64〜67センチまでで、サイズ70だと、ウエスト67〜73センチという設定だったので、「なんとか64で入るかなあ。でも、あんましキツくても苦しいし、でも70で揺るすぎてもなあ」と思いつつ、両方のサイズを試着室に持ち込んで、まず64を履いてみたら・・・・・・太ももより上に持ち上がりませんでした。問題外ちゅうか、ズボンで言えば、ジッパー上がらない以前の腰まで上がらないのと同じくらいの問題外。

 最近、自分のスリーサイズなんて計ったことなかったのですが、たまに洋服を買うときには、まずLや11号からスタートして調整してけばいいだけだったし、西友で売ってるスカートはウエスト67で余裕だったはずなのに・・・・そっか、オバサン向けの服は、若向けとサイズ展開全然違うんだなあ。たしかにウエスト76なんて書いてあるスカートを買う気にならんし・・・・

 で、しょげながらも、次にサイズ70のほうを履いてみたのですが、これでもけっこうキツいっす(泣)
 うん、でも、きっとすぐ伸びるだろうから、いいや、これにしよう。まず、これが丁度よくなるまで頑張ろう。

 つーわけで、バーゲンをいいことに、2枚も買ってしまいました。春のちょびっと手当があるしね。

 で、家に帰ってからメジャーを探して、「いったい、君の腹回りはホントはどのくらいあるのだ?」と計ってみたら、え、ええええ?75センチもあるんすか?マジっすか?つーか、ちょっと息を吸うと80センチになっちゃいますぜ?

 う、うううう、がんばります。

 そういや、マップファンってサイトを使って、一昨日歩いた距離を計測してみた。このサイトを教えてくれた友人が「散歩の順路決めるときの参考になるし、距離も出るけど、大きな公園とか団地があると迂回しちゃうんだよね」と言っていたが、自動車用なのでしょうがないんだが、二子玉川→蒲田→田園調布で検索してみると、19キロくらいになり、徒歩の私は土手で蛇行したり(私が蛇行してるんじゃなくて川が)けっこう寄り道しているはずなので、20キロは歩いたようだ。

 で、次回の目標、羽田空港で検索してみると、やっぱり20キロくらい。こりゃ、いけますぜ!

 実際に羽田空港に歩いて入った人のブログも見つけた

 よーし、今度、気が向いたらな。持病の右膝とも相談しなくちゃね。

 しかし、運動しはじめたのは、「フジロックに向けて足を鍛えておく」という動機だったというのに、別に鍛錬しなくても渋谷往復くらいは平気だということに気がつき「今からそんなに張り切っては、膝を故障しちゃうでしょ」とセーブしようかと思ったが、もはや、フジロックでマイブラがどうのというはどうでもよくなってしまった。(ちなみに、プライマルがオマケでついてきたが、プライマルはこの間観たばっかだし・・・・どーせなら、ロイド・コールとかさ、ちっ日本版ウィキペディアに記事がねーでやんの)

 目標、ウエスト70センチ。

 って、自分で書いてて、涙ちょちょぎれるよ、ほんと。

 さてと、今日は「鹿男あをによし」の最終回である。

 そうそう、全然関係ないけど、テレビの話題で思い出した。これは日記に書き残しておこうと思ったんだ。

 「まさか、松田優作の息子が、ビューネ君になるとは想像もしなかったなあ」

 あれ?でも、ビューネ君ってまだ3代目だったんだ。
 初代が藤木直人だっていうのは覚えていても、その後なんとなく「癒し系イケメンの登竜門」になってて、もう5代目くらいなのかと思っていたが、二代目が押尾学なだけだったんだ。なんか他のCMと混同してるな、私。

 そーいや、何度か日記に書いているが、その昔、中野翠だったかそのあたりの辛口ライターが、キムタク全盛期に(って、今もある意味全盛期だったりするのだが。まあ、徳川幕府でいえば、三代目家光くらいのときってことで、今はキムタク的元禄時代なんだろうか?)「キムタクのお母さん、鼻高々だろうねえ」なんて対談で語っていたので、「まさに、そうだろうねえ」と思ったが、ここ3年くらいで、この世で一番鼻高々なお母さんといえば、なんていったって松田美由紀でしょう。

 長男の龍平が出てきたときには「ふーん」と思っていたが、翔太の少女漫画王子様ルックス且つ優作似っていうのは「ありえね〜」とノケぞったもん。

 その昔、竹ノ内豊が人気モデルだったころに、けっこう活躍していた少女漫画王子様モデルだった中沢昭泰の神々しさをちょっと思い出してみたりしたが、中沢君で検索してみても、映画俳優としてボチボチやってるみたいだったが、写真はこれしか見つけられなかった。つーか、事務所は今でもデペッシュなんですね。少し前の(妙齢用化粧品広告で抜擢される以前の)甲田益也子なんかも、ネットではこんな扱いだったからなあ。
3月19(水)

 そっか、明日は祝日だったか・・・
 平日休んでも、祝日と土曜日出勤で相殺だ。

 さて、また春から初夏にかけては社員旅行のシーズンなのだが、今年もシカトきめようとしていたら、上のほうで「参加率を上げるべし」というテコ入れがあったようで、部長から「総務部は全員参加」と言われても「ええ〜そんなあ〜」と逆らっていたのだが、まあ、あんまし、そんなことで上司に逆いたくもないし、でも、全然行きたくないし、うーむ、どうにかならんか、と困っていたのだが、いよいよ強制されたら「労働基準監督局(そういう名前でしたっけ?なんかちょっと違うような気もするが)に訴えてやる〜」とでも言えば、見逃してくれそうな気がしたが、そういうやり方もちょっとおとなげないしなあ。

 だいたい、そんなもん、行きたいやつだけ行けばいいと思うんだが、一応、法律上は半数以上参加しないといけないのであるが、前回の税務調査のときにも半数なんて余裕で切っていたけど、それほど突っ込まれなかったし、私がちゃんと対応したし、ええ「全員が参加できる権利がありますが、昨今の風潮としてそういうのを好まない人もいますし・・・・ちなみに私もここ2年ほど参加してません」って胸を張ったら、それ以上、何も言われなかった。

 よく、企業でスポーツクラブの法人会員になっていたりするけど、あれだって、利用する人はするだろうけど、全く利用しない人もいるわけで、福利厚生ってそういうもんじゃないの?保養所だって、毎年全員が利用するわけでもないだろうし。

 で、前から声高に言っているのだが、「全員参加」を強要するなら、せめて出勤扱いにしてくれないと・・・・

 まあしかし、そんなんでゴネる気力もあまりないので、「近郊温泉宿一泊」というツアーに申し込んだが、それだと、出勤してから夕方から出発し、宴会に参加して一泊してから翌朝戻ってきて出勤ということもできる。

 だが、そんなんで旅行積立金の年間3万6千円を消化してしまうのは実にもったいないのであるが、もういいや、それに参加して、来年以降は「去年大損したから、当分こりごり」としばらく見逃してもらったほうがいいのでは、と思って、参加表明したけど、やっぱ、キャンセルしちゃおうかなあ。

 そういう手を使う人もちらほらいる。参加申し込みだけして、キャンセル料がかからないギリギリにキャンセルしちゃえば「参加する意思はあったんだけど」と丸く治まるのだ。
 実に日本的な奥ゆかしい作法である。

 と考えると、その作法にのっとってやるのも、なんか気が進まないなあ。

 やっぱ、徹底的に抵抗したいところだが、社員旅行をとても楽しみにしている人も多いので、それにケチをつけることはやっぱしやりたくないのである。
 だから、行きたくない人はみんな「そんなもん、行ってられっか。つーか、積立金の返金が楽しみ」と本当のことは言わないくらいの礼儀は知っているから、「なかなか仕事の都合がつかなくてねえ」とか「今回はちょっと行きたいところがなくて」と遠回しに言っているだけで、会社から福利厚生の補助を受けて、楽しく海外旅行をしている人たちに対して「あの人たちだけ優遇されててズルい」なんて言う人は今まで皆無だったんだから。

 だいたい、それなりの補助は出るのであるが、空港までの交通費や現地での飲み物代などは自腹だし、昼食代がかかる場合もあるし、オプションツアーは自己負担だったりするので、完全アゴアシマクラ付きっていうわけでもなく、そういう費用を考えると、自己負担金額は積立金の3万6千円に加えて、なんだかんだで5万円くらいになってしまうかもしれない、と思うと「会社の付き合いだからしゃーねーな」の許容を超えてしまう。

 私だって、恒例のバーベキュー大会に参加するのはそれほど嫌じゃないし、てゆーか、常任準備委員だからその日はこっそり出勤扱いにしてるんですが(笑)、休みの日に上司とケイリンに行ったりするのは別に強要されているわけでもなく、おじさま方が休日に嬉々として接待ゴルフしたりするのと似てるというか、私の場合は気乗りしなければ参加しなくてもいいわけだし・・・・

 バーベキュー大会だって、絶対に来ない人は多い。それに、たぶん、気が進まないけど、それに出ないと出世できないと渋々参加している人もけっこういるだろう。最近は少なくなったが、会社の運動会みたいなもんである。

 うちの父が勤めていた会社でも運動会はあったので、私は何度か連れていかれたが、けっこう楽しみにしていた。前にも日記に書いたと思うが、運動会でお子様に配られた風船をうっかり手放してしまい、空高く飛んでいってしまった赤い風船が、夕暮れの青空の中に溶けていった光景を思い出すと今でもとても切なくなるくらいだ。

 1960年代からオイルショックの頃くらいは、まだ週休二日でもなかったし、週末に家族で外出なんてことも一般的ではなかったので、会社が用意するそういう娯楽をみんなありがたがっていたのだろう。

 そういや、もう10年以上前になるが、友人A嬢がまだ某百貨店勤めだったころ、「明日、運動会なんだけど、家から遠いからミヤノさんちに前泊させて」と言ってきたので「え?今どき、運動会?」

 けっこう体育会系の企業だったから、定休日だというのに「全員参加」が強制されてて、参加率を各店長同士が競うんだかなんか知らんが、バックレが絶対に許されなかったようで、A嬢は超ブルー入ってた。

 あんときには、まんまと雨天だったので、中止になって、A嬢はそのままうちで嬉しそうにゴロゴロしてたっけ。

 話がまとまらないが、社員旅行だの運動会だのゴルフ大会だのに参加すると、他部署の社員やグループ会社の社員などと交流できるので、仕事の潤滑油になる効果もある。
 だから、私は、自分が参加して直接的に福利厚生の費用を享受できなくても、同僚や上司が「喜んで」参加して、いろいろ交流してくれていれば、「ちょっと、この件で、あそこの部署にお願いしないといけないんだけど、知ってる人がいない、どーしよ」って時に「あ、あそこの某さんと、この間、旅行で一緒になったよ。いい人だったから、じゃあ、オレがちょっとナシつけてみる」って電話してくれて「先日はどうも〜。いや、実はうちの子がちょっとそちらにお願いしたいことがあるみたいで」って言ってくれるだけで、話がとてもスムーズに運ぶので、だから会社の上のほうが「社員旅行をもっと活発にすべし」って決議するキモチもわかるんだけど、福利厚生行事で積極的に交流してくれる人たちには、福利厚生費たんまり使ってもいいですから、引っ込み事案な人まで引きずり出さないでほしいと心から思うのでありました。
3月18(火)
 昨日はちゃんと出勤したけど、なんだかちょっと調子悪くて、多少筋肉痛だったのは、日曜日に美人ヨガ(いや、そういう名称じゃないんだけど)で張り切ってしまったからだと思うが、金土と同じような頭痛と目眩がまた戻ってきて早めに帰りたかったのだが、部会というか部内の報告会がいつものように長引き(TK部長の性質上致し方ないので、途中でコーヒーとおやつを用意して長丁場に耐える)けっこうグッタリだった。

 私が不機嫌そうだったのは、部会が2時間もかかったからじゃなくて、ただ頭痛とダルさに耐えていたからだってことを部長にちゃんと言っておいたほうがよかったかしら(笑)
 ありがちなことだが、いつも会社で頭痛などが起きても、一歩会社の外に出るとすっきりしちゃったりするのだが、昨日は家に帰ってからもまだダルくて早寝しようと思ったが、なんだかんだ漫画読んだり(のだめの新刊とか)テレビ観たり(NHKの長老チンパンジーとか、さらに夜中の技能オリンピックに出て若者とか)しているうちに、寝たのは1時くらいだったのかなあ。

 さて、今日は元から休みの予定で(その代わりまた土曜は出勤)、朝10時に起きて「さあ、調子どうよ?」と自分に語りかけてしまったが、おそるおそる洗濯をしてみても、別にどこも悪くないようなので、「ええい、そんじゃあ、思い切ってリベンジだ〜」と帽子・サングラス・日焼け止めで武装して出発。

 前回の失敗を踏まえて、三茶のドトールで軽く昼食をとり、前回とほぼ同じ午後1時10分に二子玉川駅に到着。そう、また蒲田まで川原ハイクをしようとしたのである。

 2週間前は、胃痛でリタイヤしたが、そのすぐ後に三茶から六本木までとか、新橋から銀座を経由して国会議事堂の前を横切り溜池を通って渋谷に寄ってから三茶まで歩いたときには、全く胃なんて痛くなったりしなかったので、「こりゃ、川原をナメていたな」という結論になった。

 川岸散歩の利点は「信号がほとんどない」ということである。橋があっても下を通れるし。多摩川の場合、今現在、大田区のあたりに一カ所だけ川原散歩道が工事中のところがあるから、そこだけ道路に出て信号を渡らないといけないのだが、それ以外はノンストップなのだ。

 なので、信号でちょくちょく小休止するよりも、消耗するらしい。なので、意識的に30分に一回とか、時間に関係なく、よさげなベンチを見つけたときにマメに休憩して、ストレッチをすることにした。

 あと、今日はわりかし風が弱かったし、前回もそんなに風が強くもなかったのだが、やはり町中に比べると風が強いようだ。あれだけの水が流れているんだから、そりゃ空気も動くだろう。たぶん、前回はその「気」に負けたんだと思おう。空気は街中に比べると、いいんだけどねえ。私は、前回も今回も川上から川下に向かって歩いたが、あれが逆方向になると、さらに負荷がかかるのでは?
 アスリートだったら、いい訓練になるだろうけど、オサンパーの私にはキツすぎるだろう。

 あと、舗装されてない遊歩道が膝にいいような気がして、なるべくそういうところを選んで歩いていたが、あれも都市型オサンパーの私には、けっこうな負荷だったらしい。
 大田区のあたりは、サイクリングロードが整備されているので、今回はそっちを歩いてみたら、舗装された道のほうが歩きやすいことに気がついた。地面の跳ね返りが違うらしい。

 さて、今日は平日だったから、川原のグラウンドで野球やサッカーやテニスをする人も少なかったが、思ったよりはやっていた。そっか、学校がもう休みだったりするもんね。
 替わりに多かったのが、幼児連れママたちのピクニックだった。

 前回の反省を踏まえて、こまめに休憩をとっていたので、前回具合が悪くなってきたゴルフ練習場の横を余裕で通過し、前回そこで駅に向かってしまったゴミ処理場も余裕で通過し、「おや、このままだと4時前に店に着いちゃうじゃん」というペースだった。

 でも、川原から逸れて環八跨いでからがけっこうあったので、目的地である蓮沼の「インディアン」に着いたのが、4時を少し回ったところだった。

 あっさりラーメンたいへん美味しゅうございました。チャーシューも美味しかった。カレーは、あれをカレーだと思うと、ちょっと違うような気がするが、苦みというかコクを凝縮させたハヤシだと思うとアリっていうか、ラーメンもカレーもファミレスやコンビニに慣れ切った現代人の舌を試すというか、挑戦するかのような味で、3時間も歩いた後のご褒美としては上々でした。
 近所にあれば、あのラーメンを週1くらいで食べたいものだが・・・・体調いい日はチャーシュー3枚のせで!コショウがけっこういいのを使ってて、チャーシューにコショウふりかけただけでも、ごちそうになりそうでした。女子にも男子にも好まれそうな肉厚だけどあっさり系のチャーシューでした。

 さてと。食事が終わると4時半くらいだった。
 なーんか、まだ歩き足りないんだよな(笑)

 そう。いわゆるランナーズハイみたいなもんで、おサンパーずハイってやつです。
 調子がいいと、膝やふくらはぎや腿に全く痛みがないので、なんだか永遠に歩いていられそうな気分になります。今日も、足の裏の皮膚はそれなりに痛みを訴えていたのですが、血が出るほどじゃないのはわかるし、まだまだイケそう。

 お腹もほどよくいっぱいになったし、ほどよい良質の塩分とアミノ酸を摂取した満足感から「もうちょっと歩いちゃえ」と地図でチェックして、そのまま東急・・・何線だ?ともかく、蒲田から多摩川駅に向かう路線沿いにと、環八を歩き始めたら・・・・・・止まらない。

 あの路線、東急世田谷線と同じように、路面電車みたく駅間が短いので、2駅くらい歩いても全然達成感が無いのです。
 つーか、あっという間に、「ガス橋」まで戻っちゃったじゃん。
 川原を歩いていると「ああ、あの遠くに見えるのが次の橋。よっしゃ、頑張ろう」と黙々と歩いていたのですが、市街地を歩いていると、目的地が見えないために、ダラダラ歩いているだけで、いつのまにか着いてしまうのです。

 てゆーか、多摩川沿い遊歩道より、環八沿い歩いているほうが、歩調が快調って・・・・・

 だったら最初から、二子玉川から環八沿いで蒲田まで歩いたほうがよかったのか?

 己の「都会派ぶり」に悲しくなりますが、でも、これがたぶん、真実なのでしょう。エコなみなさん。てゆーか、道路特定財源がどーのと言ってるみなさん。これが事実です。なんで無駄な道路いっぱい作ってるかというと、舗装した道路のほうが、車だけじゃなく、人間も歩きやすいからなんです。

 ヒマラヤに舗装道路作ったら、スキーの三浦さんの最高齢登頂記録どころじゃなくて、車椅子の人も登頂できちゃうかもしれませんよ(泣)

 ああ、排気ガスにまみれようと、道路って素晴らしい!と、おサンパーずハイに犯された脳みそで絶賛しながら、結局、田園調布まで歩いて戻ってしまいました。
 そんだけ、歩けるってことは、私、ニコタマから羽田空港までは歩ける?(羽田空港って歩いて入れるんですかねえ?)

 ええ、今度また気が向いたら、ニコタマから東京湾目指してみたいと思います。

 田園調布からは電車で帰ったが、さすがに足が痛かったので、久々に近所の銭湯でリフレッシュした。

 今日はいったい、何キロ歩いたのだろう?実際に歩いていた時間は、4時間くらいだと思うが・・・・
 単純計算でも800キロカロリーくらいは消費したか?今、風呂あがりのビール飲んで打ちあがっているので、台無しにしておりますが・・・・
3月16(日)

 やっと調子が戻ったので、今日もジムで美人インストラクターのヨガのクラスに参加した。

 最後の「死体のポーズ」(そのインストラクターは「くつろぎのポーズ」と言っている)で目を閉じて、だらーんと横たわっていると、足音が近づいてきて、はっ、なんだか気配が近い・・・と思った瞬間、彼女が両手で私の肩をぎゅーっと床に押し付けた。

 きゃーきゃーきゃー、まるで、美人に押し倒されたみたい!息づかいを間近で感じて超コーフン!

 いや、単に私の肩に少し力が入っていて、胸が開き切ってなかったので、修正してくれただけなんだが、それにしても、うれしすぎるわ〜ん。
 今後、日曜日には、なるべく予定を入れないことにします(笑)。美人ヨガもあるし「篤姫」もあるし。

 いや〜それにしても、あのインストラクターにメイド服を着せて、メイドヨガ教室を開いたら流行りそうだ。運動不足なアキバ系の方々にもきっと大人気だろう。

 げ、たわむれに検索してみたら、どうやら元アイドルらしい。
 この写真だと、実物よりも大人っぽいかんじですが、実物はもっとロリっぽいんすよ。

 わー、なんじゃ、アイドル時代の写真のほうが、今日観た実物に近いじゃんか!

 このサンタさんの格好した写真が一番実物に近いかな。これをもう少しお姉さんメイクして、超かわいい、ヨガの格好のくせにラブリーな格好してるんですよ。それで声もかわいらしいので、「息を吸って〜、はい、ゆっくり吐いて吐いて〜」ってウィスパーするんですよ。

 いや〜「こんなに可愛いのに、なんでインストラクターなんてやってるんだろう?」と思ってましたが、元アイドルだとは・・・・

 でも、美人なのはもちろん素晴らしいのですが、そのゆったりしたペースと癒し系な声が、今まで出会ったヨガ・インストラクターの中で一番いいんです。いろんなポーズをしながら、彼女が「このポーズは腰痛予防の効果があります〜」とささやくと、もう腰痛なんて飛んでっちゃうというか、彼女のレッスンを受けていると不老不死になっちゃいそうな心地がするのです。

 いやーん、もう、ずっとうちのジムでレッスンやってほすぃ。

 実物観た雰囲気では、押しが弱いのが芸能界引退しちゃった要因かなあとも思うのですが、あのまま、もっと勉強して、20代後半になって、もっと芯が出てきたら、カリスマインストラクターになるかもねえ。楽しみです。  

表紙に戻る / 過去の日記を読む