可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました
11月44日(金)

 本日のモノグサ指数44だそうです。なんだか一生このままでいいような気がしてきた。(一生日記書くんですか?)つーか、たいへん地味だが、アートみたいなもんちゅーことで。11月8637日くらいになると、アートになるかも、っちゅうことで。

 (やっぱ、こんなのアートでもなんでもねえ!と思って、今からファイル替えます)
11月42日(水)

 そーいえば、昨日観た森美術館の「六本木クロッシング」では、飴屋法水の名前もあったんだけど、どれだかわかりませんでした(笑)
 いや、現代美術家(?)としての飴屋氏にはそれほど興味がなかったので、ちゃんと観に行ったことないのですが、その昔、彼の芝居をよく観にいったので、「ウルトラマンのついで」としては高ポイントだったんだけど、あまりにも色々展示されていたので、見落としたのか、作者名も確認せず通過した中にあったのかは不明。

 (「六本木クロッシング」をご覧になった方が「飴屋の作品はこんなのだったよ〜」と教えていただけると、思い出すかも)

 展覧会のHPに、参加アーチストの最近の活動がリンクされてるところがありましたが、それによると飴屋さんは10年ぶりに芝居の演出するそうで。でも、静岡でやるんじゃね。

 さて、今日も仕事は捗らず。
 また日曜出勤したい気分。

 そーいや、朝の「トクだね」でおヅラさんが英国でのチェッペリン再結成について熱く語っていたが、メンバーの昔の写真を観ながら「右から二番目がジミー・ペイジで、左端がジョン・ボーナムで」とボーナムさんが若くして亡くなって、今ドラムを叩いているのは息子だと説明してから、「その隣が・・・ボーカルで、右端がベースのジョン・ポール・ジョーンズで・・・・」

 って、日本国民全員が「なぜに、ロバート・プラントを飛ばす?」と総つっこみ入れたような心地がした。いや、ド忘れしたんなら、それでいいんだけど、それならそう言えばいいじゃんねえ?ちなみに、私は今、ジョン・ポール・ジョーンズの名前が思い出せなかったのでネットで検索いたしました。

 「有名バンドのメンバー名を挙げていく」という一種の山の手線ゲームは、その昔、仲間内で少しだけ流行しましたが、けっこう全部言うのが難しい。ビートルスでも、最初に「リンゴ・スター」を挙げてしまうと、ジョン・レノンが出てこなくなったりする。あと、ストーンズで最初に「ブライアン・ジョーンズ」というのは反則である(笑)。デュラン・デュランは、「よし、テイラーがまず3人。ジョンにアンディに・・・えっと、ロジャー」と言った瞬間に頭真っ白になり、「ええと、あと、そうそう、ニックがいたよ、ニック、ニック・・・・ニック・ロウ?」(ブー)

 たまにやると、いい頭の運動になります。ニンテンドーDSの企画としていかがでしょう?

 ためしに、スでU2に挑戦。ええとボノ・・・・あと、ナオミ・キャンベル殴った奴は(古い)、アダムだな。あと、ガシャガシャギターは「エッジ」だ、よし、好調だぞ、えーと、ドラムス、ドラムスは「いい人」っぽい感じだった(笑)・・・・・(絶対に思い出せそうにないので検索中)・・・・ラリーさんでした。すまん。

 あと、エマーソン、レイク&パーマーのファーストネームを挙げよ、なんていうのも、昔はすらすら言えたんだけど、今になってみると「たしか、キースっていうのがいたな?」と微かに思い出せる程度で、老化ってやーね。老化っていうよりも、他に覚えないといけないことが沢山あるからなのかもしれないが。

 話しは戻るが「なぜにロバート・プラントが飛ぶ?」と突っ込んだ後に、実際の昨日のライブの映像が出ましたが、そこで私も記憶の中のロバート・プラントの顔がぶっとびました。ジミー・ペイジが印税生活で隠遁している最中でも、ロバート・プラントはその後ソロ活動が活発だったので、顔を知ってるつもりだったんだが、あまりにも久々に拝見したので「このジーサン誰?」とびっくりした。

 逆にジミー・ペイジは「永遠のジェームズ君」だなあ。(「エロイカより愛をこめて」のドケチキャラ・ジェイムズ君はジミー・ペイジがモデルというのは有名な話しというか、一目瞭然。その昔、渋谷陽一のFMラジオ番組でも、ロンドン特派員の小島由紀子さんが「先日、街で渋谷さんの大好きなジミー・ペイジ観ました」と言っており、シーブが「何してたんですか?」と聴くと「奥さんと買い物していたみたいですけど、奥さんが何か買おうとするのをあれこれケチつけて必死で阻止していたみたいです」と言って、シーブが「とほほ」と悲しそうだったのをよく覚えている。それは10数年前の話であるが、今となってみれば、「ボーイ・ジョージ 今度は監禁罪で逮捕」とかいうニュースを読んで「とほほ」と思っているが、ある意味「期待を裏切らない」ともいえなくもないわけで、っていうキモチがよくわかるのであった)

 朝の番組でおヅラさんが自慢ゲに言うまでもなく(今までに全世界で3億枚売れているとか)、ツェッペリンは今だに毎年びっくりするくらい売れるので、印税で優雅に暮らしていけるのであろうけど、それを考えると、モーツワルトがCD時代の人だったら、マイケル・ジャクソンさんよりも数倍はじけたことができたのではないかと、想像するだに残念である。あと、ゴッホの絵が存命中にせめて3億円で売れていたら?(吉永小百合出演のCMで「ゴッホには彼を生涯支えた弟テオがいました」なんて言っているが、兄の絵が数億円で売買されてたら、どーなっていたことか)

 そう考えると、昨日観たような「現代アート」の中で、後世の残るのはどんな作品なんだろうか?
 かつては、ダダというか、デュシャンの「泉」みたいなレディメイドがあったし、ウォーホールのキャンベル缶も美術史的には重要な作品なので、このまま後世でもありがたがられるかもしれない。

 まあいいや、「六本木クロッシング」に展示された作品のうち、100年後にも美術館に残るのは数少ないだろうけど、「ウルトラマン大博覧会」で展示された怪獣の模型はきっと100年後、200年後ではさらに「アート」として評価されるであろう。

 NYで展覧会やったほうがいいんじゃないですか?(町山さんが最近、NYの人気ギャラリーで展示されてた、アニメ絵やシンディ・シャーマンの作品をボロクソにけなしていたので)

 「ウルトラ博覧会」でも、実相寺監督直筆の怪獣イラストといか「仲よきことは美しき哉」みたいなスケッチブックに描かれた色紙だけでも、展覧会一つできるほどの見応えありました。あれって、本にしてくれないかなあ?もしかしたらすでにあるのかもしれませんが・・・・「怪獣に座布団を勧めてはいけません」とか。(四畳半にバルタン星人みたいのが鎮座している)
11月41日(火)

 天気がまあまあだったので、「ウルトラマン博覧会」を観に、昼過ぎに六本木に向かいました。
 でも、途中で雨がパラついたりしたけど、渋谷の外れにあるインドカレー屋でご飯食べて、2時には渋谷を通過して、さらにテクテク歩いて(青学のジャリどもと衝突しながら。いいから前向いて歩けって)3時前にはヒルズに到着したのかな。

 ネットから印刷した割引券で100円引きだったが、せっかくだから森美術館とのセットチケットにして2200円也。
 平日だから空いているかと思いきや、中高年観光客が展望台とセットにしているらしく、わりかし人がいた。でも、そういう人たちは「へえ、懐かしいねえ」なんて言いつつ、さっさと通過していくので、邪魔にならなかったけど。一番込んでいたのが、入り口入ってすぐにある怪獣の人形(等身大っていうか、人間大っていうか)が並んでいるところで、そこは撮影OKだったので、みんな写真とりまくってました。

 私はカメラも持ってなかったし、一人だったし・・・・・バルタン星人のが出口付近にあったので、一緒に写真とりたかったな・・・・

 展示は思っていたより見応えありました。特に製作者たちの手書きの企画書というか、メモ書きなどは、「薄暗い照明だとよく見えない・・・・このノート、コピーとらせてくれませんか?」ってくらい面白そうだった。模型はレプリカも多かったけど、壊れかけた実物もけっこう残っているみたいで、それが恐竜の化石さながらに大事に展示されてるのも「いとおかし」であった。ほら、恐竜の化石だって、レプリカだったりするじゃない?

 展示を眺めていて、気が付いたのだが、隣にカッコいい美容師風の若いお父さん(火曜日だから勝手に美容師呼ばわり)が、やはりイケメンな子供を連れていたのだが、その子が「わー、すっげーかっこいー」と駆け寄ったのが、ウルトラセブンで隊員が乗っていたらしき車だったのであるが、私は「へえ、こんな車あったっけ?」と思っていたのだった。

 怪獣は大好きだったので、怪獣の姿を観ると「あー、いたいた、こーゆーの」と思い出すが、メカには全く興味が無かったようだ。
 それに、私はたぶん「ウルトラQ」とかロクに観てないし。
 だいたい「ウルトラマン」だって、放映されたのは私が生まれる前なので、年表を見ても、私がリアルタイムで観たはずなのは「帰ってきたウルトラマン」である。なので、「ウルトラセブン」ですら、再放送で観たはず。

 でも、あの当時はビデオなんてなかったので、そういう人気コンテンツは何度も再放送されていたので、何度も観ているだけだ。
 私がウルトラマンなんて卒業したころ、平日の早朝にセブンが再放送されいて、それも記憶が曖昧だが、朝の5時からとかいうとんでもない時間だったが、3歳下の弟は意地でも起きて毎日観ていた。そうなると、さらに3歳下の妹も一緒に観るので、朝からうるさかったっけな。

 親も若かったから(母が30歳くらい?あの当時、ほんと朝眠そうだったが、自分が同じくらいの年にやはり朝がとても苦手で、あの当時の母の気持ちがやっとわかった)「あと、もう少し寝てたいのに・・・」と、ウルトラ早朝放送を嘆いていたが、弟の早起き習慣教育としては、まあよかったのかもしれない。

 そんで、たぶん、私がリアルタイムで一番真剣に観ていたのは「ウルトラマン タロウ」だと思う。
 その後、何をやっていたのかよく覚えてないもん。
 「ウルトラマン エース」っていうのは、あんましキャラが立ってないような?

 そもそも「ウルトラマンセブン」もけっこう怖い作品だったが、「ミラーマン」ちゅうのもけっこうバッドトリップ系だったし、それに加えて「レインボーマン」だの「キカイダー」だの、仮面ライダーもアマゾンまではちゃんと観ていたので、記憶がけっこうゴチャゴチャになっている。

 それでも展示で並んでいた「ウルトラ怪獣代解剖」みたいな少年雑誌の図版は懐かしい。
 あれの先駆者であった大伴昌司という人は30代の若さで急死したらしく、その当時の週刊誌の記事を思わず精読したら、そうとう目が疲れた。

 で、少年雑誌に掲載された、怪獣画家たちの原画というか原稿も展示されていたんだけど、原画がどうのよりも「わー、この時代、見出しの文字も手書きかよ!」って、そういや、そうだったんだよね。

 ああいうのが、パソコンで簡単に作れるようになったのなんて、ほんとつい最近のことだ。それ以前は、通信教育でも「レタリング講座」とか人気だったもん。
 あの商売が「レタリング」という名称だったのか忘れたが、うちの母も私が小学生のころ、その仕事のパートに行っていたことがあった。その話しを聴いて「へえ、テレビに出てくる文字も全部手書きなんだ」と気が付いたのだ。
 今でこそ、ワイドショーやニュースショーても「では、フリップで説明いたしますと」って気軽に作っているが、昔はああいうのも全部手書きで、今だと簡単にできるフォントの設定だって、手書き職人が熟練の技でひとつひとつ書いていたんですよ。うちの母親がパートでやっていた仕事は、先生がアウトライン作った文字をベタ塗りしていたようですが。
 あの仕事も、今では絶滅しちゃったんだろうね。

 さて、なんだかたくさん歩いたので眠くなってきた。

 ええ、ウルトラ博覧会を堪能してから、森美術館に移動したのだが、そっちはさらに観光客多し。いや、ほんと、うちの両親と同世代のオジサマ、オバサマが現代美術を鑑賞すると、どういうことになるのか、普通に想像力の働く人だったらわかるでしょうけど「あら〜、なにこれ、マチ針?」とか「ああ、これは家を解体するときの・・・」とか、いや、ほんとにほんとに、そのとーりなので、オバサマたちの「素直な意見」のほうが絶対正しいのですが、ただでさえ、複数による作品が乱立していると、「観る目」をチューニングするのが難しいのに、横でオバサンたちがほんとのこと言うので、それはそれで、ほぼ全員が「王様の耳はロバの耳よねえ?」って大声で本当のことを言う中で、「まあ、王様のロバの耳もけっこうイケてるかも」という気分で現代美術を鑑賞しているというのも、ひとつのアートといえなくもない。

 森美術館は、けっこう手強いですぜ。

 さて、私の方も、ウルトラ博覧会でおなか一杯だったのに、オジサマ・オバサマたちと現代美術を鑑賞するという荒行に挫けそうになっていたのですが、前にもどっかの展覧会で「あ、この人好き」と思った「田中偉一郎」の作品には心癒されました。
 アートだとは思ってないけどね。
 お笑い芸人の領域だと思うけど、「公園の鳩に名前をつけてみる」とか「スーパーで買った刺身で魚拓をとる」とか、お笑い芸人ではそれでは食っていけないけど、それを「アート」としてしまうと、「そうか、そういう隙間があったか」といつも感心してしまいます。
 しかも「刺身の魚拓」は「三軒茶屋西友」で買った刺身で作ったと明記してある。ご近所じゃん(笑)

 そーいや、ウルトラ博覧会のほうで、みうらじゅんが子供時代に作成したという、「怪獣スクラップブック」が展示されていて、その見事さといったら、森美術館のほうに置いておいても違和感なかったと思う。まさに「げんじゃい美術」(その昔、たしかみうらじゅん本人が提唱していた)

 森美術館のほうでも、そういう偏執的作品はちらほらあって、新聞の紙面をそのまま書き写したなんて作品は、美術というよりも精神科医の領域では?
 でも、意外と、オバサマたちの心を打ったようです。たしかに、芸術云々以前に「す、すげえ」というパワーはあるし、平日の夕方に仲間同士で六本木見物に来るようなオバサマたちは、すでに子育ても終っており、バカ息子はバカなりに、いい大学出て、いい会社で働いていたりするので、こういう「紙一重」な作家の作品を鑑賞しても、「あらあら、すごいわねー、ええ?これって手書きなの?いったい、何のために・・・」ってだけの話しです。

 あー、あと、個人的な意見ですいませんが、老眼が進行しているらしく、細かい作品は目がついていけなくて、スルーしちゃいました。わたくし的には、現代美術って「なんか、やたらと、無意味にデカい」っていうのが評価基準です。

 そんなわけで、森美術館を駆け足で出てから、いちおう、展望台も一周しましたが、そこもオバサンばかりで、別の意味で心安らげませんでした。
 って、私もオバサンなんすけどね。

 展望台から降りたら、まだ5時ちょっと前で、雨がまたパラついてきたので、渋谷まではバスって(「タクって」の応用)、渋谷に着いたら降ってなかったので、また歩いて帰宅しました。あーよく歩いた。

 そーいや、ミッドタウンを見学する気力が残ってなかった。まあ、そのうちに。
11月40日(月)

 やっぱり、昨日出勤しておいてよかった。
 だって、昨日「まあ、これはあと1時間もやればできるか」と残しておいたところが、今日は全く手付かずだったもん。
 まあしかし、急ぎのことは昨日やったので、今日は月曜日の慌しさに笑顔で翻弄されてあげました。心の余裕が大事よね。

 そーいや、苦戦していたウモ〜君との相性は、私が慣れてきたのか、向こうが多少ヘタってきたのかはわからないが、けっこう安眠できるようになりました。
 でも、今さらながら羽毛布団について語るのもダサいが(布団売り場に行くと、羽毛が中心商品だったし)、あれって、「それ自体は暖かくならない」のですね。

 その昔、うちの母親がどっかの救命講習でもらってきた「NASAの技術が応用された毛布」というか、アルミ箔の薄いやつを思い出した。
 今でも登山家の人などには愛用されているのかもしれないが、片面が金色で反対側が銀色で、どっちがどっちだか忘れたが、片方が「保温」で片方が「その反対」だったのである。
 薄いアルミ箔みたいだったが、「保温」のほうを中にして包むと、体温を反射してかなり暖かくなるし、反対側を中にすると、例えば暑い最中に熱中症で倒れた人に使うと、外の気温から守ることができるらしい。

 その昔(ちょうど10年前ですかい)、グラストンに行くときに試しに持っていったのだが、夜寒いからといってそれを体に巻いてみたけど、かなりゴワゴワと音がするので、寝心地が悪くて断念したが、その後、フェニックス・フェスに行ったときに、午前中テント内がものすごく暑くなるので寝てられず、「そーいや、これは冷却機能(じゃないんだけど)もあったんだっけ?」と思って、テントの外にぶら下げてみたんだが、ちっとも効果がなく「NASAの嘘つき〜」と思ったんだが、ふと「金銀を逆にしてたか?」と思って、裏返しにしてみたら、たしかに猛暑ではなくなった。
 そーいや、他のテントでも同じような銀の布を使っている人がいたので「キャンプ用品としてはメジャーなのかも」って思ったけな。

 羽毛布団もあれと同じで、それ自体が温まるわけではなくて、とにかく体温を反射するだけらしい。
 しかし、あんな羽毛をまとった鳥さんは、そうとうな寒さでも大丈夫なんだろうなあ。

 なので、布団内の温度が高くなっても、中の空気をバサっと入れ替えればすぐに温度が下がるのは、まあ、綿布団でもそうなんだろうけど、綿布団と決定的に違うのは、起きて布団から抜け出ると、一瞬にして愛が冷めることである。

 表現するのが難しいが、綿布団だと、朝起きて布団から出ても、ぬくもりが残っているので、ついついまたもぐりこみたくなるのだが、羽毛にはそういうぬくもりが残ってないので、「きぬぎぬの別れ」感が無いのだ。
 非常にデジタルな感じというか、天然の素材なのにもかかわらず「NASAの開発した素材です」っぽい。

 間に毛布でも挟めばまた違うのだろうが、今んとこ、そんな必要ないといか、トゥー・マッチすぎる。

 さて、明日はお休みだ。天気と気分がよければ、六本木に散歩に行こう。
11月39日(日)

 なにげに、インフルエンザでどんどん熱が上がっていくかのような日付になっている。

 これって「ファイル名を変更したりすんのが面倒だから」という理由でやっているのだが、やってみて気がついたが、日記を書いている間だけでも「気分はまだ11月」になるようで、おかげで今年はまだ「♪しわっすなら手をたったこ!」というヤケっぱちな気分にならないで済んでいるようだ。

 というわけで、今朝は一応目覚ましをかけたのだが、「やっぱ早起きなんてしたくねーな」と思ったのであるが、どうせ家にいても出血多量でダレダレしているだけだし、もういいや、会社に行っちゃえ〜とガバっと起きたのが、すでに8時半を回っていたが、そうなるとサクサクと支度できて、9時には家を出て、10時ちょっとには会社に着いたので、猛烈に集中してやりましたよ。

 おかげで、今週はそれほど残業しなくても済みそう。というか、やっぱ日曜出勤すると、単純計算しても平日1時間以上残業するのと同じだけの時間になるが、何にも邪魔されないので効果は倍以上だし、それに私は残業してもあんまし捗らない体質なので・・・・

 こうなったら、しばらく「土日出勤して平日休む」作戦にしようかしら?
 でも、元々12月は2回も日曜出勤の外仕事があるのですが・・・・

 フロアは静まり返っているので、私は静かすぎると逆に集中できないから、国木田君のサポートが必要なのである。しかし、ここんとこ、なんでもかんでも食わせているので、曲数は900近くなったが、そーなるとシャッフルで何が出てくるのかわからないというか、けっこうまったり系入れすぎたかも。

 前はマスターズ@ワーク(MAW)がメインになっていて(金と銀のベスト盤を持っていたので、それだけでCD8枚分!)、それにジェフ・ミルズとかガルニエとかリッチーとかダレンのDJミックスが絡み、テクノとハウスがほどよい感じだったが、それにCD3枚組みのトランス・クラシックというのをブチ込んだら、全体的にイケイケになったので、ジムでの有酸素運動や仕事での単純伝票入力のお供には最適だった。

 ロジャー・ニコルズなどを投入したあたりで、わけわかんなくなってきたな。

 たくさん曲を入れれば入れるほど特徴がなくなっていくらしいが、それでも私の音楽の趣味はけっこう偏ってると思うのだが・・・・

 あと、発見したというか、再確認したというか、「プライマル・スクリームは仕事の邪魔」ということであった。スクリーマデリカを入れたのであるが、あの中の曲が出てくるたびに「もう、仕事なんてほったらかしてさあ・・・酒でも飲んで寝転がろうよ?」と誘われている心地がして、さっさと次に飛ばす。

 ああいうのをなんと形容したらいいのだろうか?「立ってるモノは親でも使え」じゃなくて、「縦のモノを横にもしない」ってかんじ?
 そーいや、昔、実家の居間にコタツを置いていたとき、目の前のテレビのチャンネルをかえるために「孫の手」が置いてあったなあ。まだリモコンが無い時代だったが、我が家はその前のテレビが壊れたタイミングが合ったので、他の家より早く「ボタン式チャンネル」だったのである。だから孫の手を伸ばして、コタツの中からボタンを押すことができた。

 そーいや、うちの母親は、子供に向かって「台所からミカンとってきて〜」とそのチャンネル・リモコン用の孫の手で子供らを小突き、「これがホントの孫の手〜、なんちゃって」と言ってたっけ。
 他の家が「ガチャガチャ・チャンネル」(最近の子供はあれを見せても操作方法がわからないらしい)からリモコンに移行しても、我が家の「押しボタン式テレビ」がいつまでも健在だったので、我が家はいつのまにか最先端から「へえ、こんなテレビもあるんだ」と最下層に落ち込んだが、「孫の手、子供リモコン」はけっこう有効だったように思う。

 そりゃ、母に孫の手で小突かれると、いい気持ちはしなかったが、「だって、おかーさん、コタツから出たくないから子供たくさん産んだんじゃない」という正論を言われると、逆らえなかった。なにせ、毎日飯を食わせてくれるのは母だったし、母のご機嫌=一家団欒なのである。

 つーわけで、今さらながら、プライマル・スクリームの楽曲って、「コタツ&ミカン&孫の手」って感じっすね。
 ちなみに、母は「コタツ中毒」をときどき反省していたようで、学校から帰ると、見事にコタツが撤去されてて「コタツは?」と聞くと「あれがあると、みんなあそこから動かなくなるから」と言っていたが、またしばらく経つと、「コタツがあると家族全員が集まってくるから、子供もグレないのかもしれない」と、それらしい理屈を語っていたっけ。

 それ以前に、うちの教育方針として「自室を快適にしてしまうと、子供が居間にいつかないから」というもっともらしい理屈をつけて、子供の部屋の暖房は極限まで押さえられていたので、それでも思春期だったりすると、極寒の部屋で意地でも頑張って宿題していたが、あれは本当に寒かった。あれは教育方針というよりも、暖房費をケチっていただけなんだが、結果的に誰もグレなかったので、親は相当な自信を持っていたようである。

 それにしても並べて聴いてみると、プライマルの「コタツから一歩も出ません」なダルダルさに比べると、MAWの勤勉さというか、冬でも朝5時に起きて、まず薪でご飯炊いてるような働きものさ加減がステキである。
 芸術家というよりも、まさに職人って感じで、台北の故宮博物館に並んでいた工芸品のような見事さ。どこも足せない、どこも引けないという雰囲気は、西洋美術で言えば、セザンヌのようである。静物画のリンゴを1ミリも動かせないように、「ああ、このタイミングでスネアが入るとは・・・・」って感じなのである。

 なーんてことを考えつつ(別にプライマルがダメという話しではなく、仕事のBGMには大変適さないというだけの話しである)、ガシガシ仕事していたら、午後4時には疲れちゃって、それでもジャイミー・カラム君の歌声に励ましてもらいつつ5時までいたけど、もう電池切れだし「残業しても残業手当でるわけでもなし、早く帰ろう」と早めに帰ったら、家に着いたのが6時半で、久々にそんな早くに帰宅したのでちょっと嬉しい。

 国木田君をもう少しイケイケにしようと、ドラムンベースをせっせと投入してます。
11月38日(土)

 はあ・・・・(溜息)

 金曜日に休んで、静かな土曜日に仕事を捗らせようという堅実な計画だったが、今日一日頑張っても予定の半分も終んなかった。
 どーしよ。
 明日も出勤にして、また平日休もうかなあ?
 でも、さすがに日曜出勤は気が進まないなあ。

 まあいいや。明日起きたら考えよう。アレが始まっちゃったので、ちょっとダルいし。


 こんなアタクシの12月の目標は「六本木ヒルズだかで(たぶん、ミッドなんちゃらじゃなかったと思う)ウルトラマンの展覧会やってるみたいだから、なんとか時間を作って観にいく」ということだけである。ハードル高いのか低いのか我ながらよーわからん。

 なんなら、クリスマスとかに行ってみようかしら?

 そしたら、ふと気が付いた。
 そーだ、ずいぶん昔にクリスマス時期にやっていた円谷プロのCMって、今ならユーチューブに上がってるんじゃない?

 そう帰宅途中に気が付いて、さっき家についたら速攻パソコンを立ち上げて、必死に検索してみましたが、日本語じゃ出てこない。著作権云々があるのだろうか?でも、外国だったら、ありそうだと、「tsuburaya」で検索してみたところ、ありました〜〜〜〜〜

 「やっと会えたね」って感じどす(笑)

 ほんと、このCMが放映されてたときには、「ああ、いつ流れているかよくわからんので録画できねー」と嘆きましたが、いい時代になったものです。

 ユーチューブだと、ちょっと画像が粗いけど、けっこう細かいところまで行き届いた演出なので、何度観ても楽しい。花束をダンディに抱えて帰るバルタン星人とか、仲間同士で酔って騒いでいるカネゴンとか。

 だいたい、放映していたときにも「うわー、バブル時代のクリスマスのエッセンスが凝縮されている」と思ったが、今見ると、そういう風俗が懐かしいね。スキーに出かける人とかさ・・・・あのゴロゴロバックがね。で、極めつけが「恋人はサンタクロース」で、もう大爆笑モノだったんだが、これって、世界各国のウルトラマンおたくの人が観ても、真の意味でも面白さはわからんだろうね。ユーミンが君臨していた頃の日本のクリスマス事情を知らないとねえ。あと、「シンデレラ・エキスプレス」とかも。

 これって、私より2世代くらい上の人が戦時中のドキュメンタリーを見て、懐かしさと共に気恥ずかしさを感じるようなもんなのかな?
 で、こういうのって、後でいろいろ語るのは「時代の空気に乗りそこなった人」であって、「まだ彼女いないけど、赤プリだけは押さえたぜ!」な人が本当に実在したかは存じませんが、時代の波に乗り捲くった人は、後になるとあんまり語ってくれないものです。

 なので、ブログ時代の今だと、ノリノリな人の現在進行形みたいのが、過去への遺産としてきちんと残るのかなあ?

11月37日(金)

 日曜日から働いていたので、今日は休むことにした。ほんとは、金曜日まで頑張って、土日休みにしようとしてたんだけど、やっぱ電池切れ。

 今週は決算業務が大詰めだったので、けっこうガシガシやっていたのだが、通常業務が滞っていたため、火曜日あたりに各方面から「あれはまだか?」の問い合わせが雨あられで「今、それどころじゃね〜」と叫びたかったが、叫ぶ能力無いので、できるかぎり眉を八の字にして(高野文子先生の漫画を参考)「ごめんなさ〜い、ちょっと忙しくて・・・・」と、可能な限りブリっこして逃げ切ったが、「あれはまだか?」案件のうち、営業部のお父さん社員(小遣い制なため、外回りで小遣い使い果たししてしまうと、経費清算を迅速にしてあげないといけないのである)が出張費清算を急いてきたが、そりゃ、それくらい先にやる時間はあるのだが、そういうので中断しちゃうと、こっちだってギリギリでテンパりながら仕事している状態で、そのペースを崩すと、今の集中力を取り戻すのに時間がかかるのよって説明するのも面倒なので、しょーがないから女のブキ(不気味とか不器用の意味も含めて)ギリギリの「ちょっと、今、忙しいので・・・・」と瞳をうるうるさせながら追い返しましたが、まあ、向こうの窮状もわかっているので、3時間後くらいに仕事に区切りがついたので、さっそく現金出してやったら、「ごめんね、ごめんね、ほんとーにごめんね」って女子っぽく謝られてしまったわい。

 こーゆーのをキツネとタヌキのなんとやらっていうんだろうな。あほらし。

 そんなこんなで、私は電車を目的地まで定時に運行したい運転手として頑張っているというのに、駆け込み乗車してくる奴や、急病人や、「乗り間違えちゃったんです〜、受験に間に合わない」とか言い出す奴などに邪魔をされ、いつもの3倍くらい疲れた一週間でございました。

 そういえば、昨日の夕方マスオさんが、あとからじんわりくる天然ボケ発言をしてくれた。

 11月からうちの会社の一部門を独立させた新会社ができたのだが、マスオさんの勉強のため、会計ソフトの初期設定を彼に任せているのであった。商品コードや勘定科目コードなどを移行させるので、マスオさんは頑張っているけど、静かに炎上している。

 そしたら昨日、急にボソっと「ミヤノさん、この会社って、今後、発展していくんでしょうかね?」って言うので、ミヤノさんフリーズ。

 ・・・・3秒後。
 「あの、そーゆーことは、さあ・・・・、こういうとこじゃなくて、飲み屋で、せめてビール一杯くらいは飲んだ後くらいに聞いてくれないか・・・・な?」

 横にいたエビワカちゃんもキャラキャラと笑いながら「たしかに、まともに返事し難い質問ですよね」って、私を応援してくれた。

 なんで、そんな「本質的な でも 超ビミョーなこと」を聞いてきたのか、問いただしてみると、「部門コード作ったほうがいいのかな?」ってだけのことだったらしい。

 ええと、たしかに我が社は部門ごとにコード振っているわけだが(総務部は1で営業部2とか)、そん中の一部門が独立した会社で部門コードは今んとこ必要ではない。
 だが、マスオさん的には「この会社が将来発展したら必要なるから、今のうち設定しておいたほうがいいのかな?」という素朴な疑問が生じて、そういう質問に至ったらしいが、部門コードなんて、あとからいくらでも作れるんだし・・・と、たしなめたら納得してくれた。

 まあ、それだけだとフツーの会話になってしまうので、フツーを嫌う私は、ついつい「いや、どうしても部門コード使いたければさ、あの部署の1人づつに部門コード割り振っちゃえばどお?K社長は1、W課長が2、T氏が3とかさ、個々が使用している経費が瞬時に集計できるよ、ふぉふぉふぉふぉふぉ」と、辛らつなギャグを言ってしまった。

 いつもなら、私のそういう「黒いギャグ」に無反応なマスオさんだが、そのときは、彼なりにテンパっていたらしく、「・・・・・・・だったら、売上や原価も個人別に集計しちゃいましょうか・・・・くくく」と、真っ当な反応が返ってきたので驚いた。

 さて、今日は休みだったので、昼まで寝ていた。
 うも〜君の暑すぎる愛情に包まれても、寝坊できる私に成長しました。

 で、愛人の温度湿度計にさっそく「おはよ」と声をかけると、温度20℃、湿度40%。いいかんじ。

 今日は天気もよろしく洗濯日和で、室温も22度くらいまで上がって、衣替え最終シーズン作業をしていたら汗ばむくらいだった。

 調子に乗って、白髪染めもした。
 先日、ドラッグストアで、なにやら最新式みたいな白髪染め商品を発見したので、買ってみたのである。
 洗い流し不要のヘアクリームタイプで、太陽光線に反応して染まるらしいのである。
 ええと「硝酸銀の光還元を利用した白髪染め」ということらしい。

 クリームを塗ってから、しばらくベランダに出て、冬の午後の太陽の下であるが、日光浴してみたんだが、あんましパっと染まらないなあ。どうも変色(?)するのには2日くらいかかるらしい。

 うーん、やっぱ、ヘアマニキュアのほうが簡単だし、効果がすぐわかるが、でも匂いが苦手でさ。

 この「硝酸銀光還元」のやつは、匂いがほとんど無いので、これで済めば、ヘアマニキュアの倍の値段ではあるが、これでいいんだけど。

 つーか、前にも友人に「白髪染め、めんどくない?」って相談したら「ミヤノは、ちゃんと働いてるんだから、そのくらい美容院でやる金あるでしょ?」と言われ、ほんと、そのとーりなんですが、めったに美容院に行かないので、それもなかなか。てゆーか、そろそろストパかけに行きたいのだが。
11月36日(木)

 本日の帰宅時の室温 18℃(誤差±2℃らしいが) 湿度 40% 

 ちなみに、昨日寝てから深夜1時半ごろ目が覚めた。
 温度が気になったのもあっただろうけど、最近引越してきた下の部屋の住民が低音の響く音楽を掛け始めたからである。音楽掛けているというか、シンセでテクノ作ってるような音が微かに聞こえるのだが、ドコドコ鳴るドラムとかベース音しか聴こえないので、もしかしたらゲームの音なのかもしれない。

 うるさいと文句言うほどの音でもないし、それに、こっちだって夜中に酔っ払って転んだり、テレビのリモコン落としたりしているので、今のとこお互い様ということで。
 今度、ためしにもっと早い時間に、テクノをドカドカかけてみよっかな。

 そーいや、ずいぶん前に下に住んでいた人は、休日の昼下がりに窓を全開して、けっこう大音量で音楽をかけていたことがあったが、それがジャミロクワイだったので、私も洗濯干しながら鼻歌で伴奏しちゃいました。
 趣味が合うと、多少うるさくても私は気にならない。

 そんで、「お、目が覚めちゃった」と早速温度計をチェックすると、やっぱ18℃くらいで、湿度は寝るときには30%だったのが、なぜか40%になっていた。
 私が湿気を放出していたのかしら?

 で、朝、目覚ましが鳴るかなり前に目が覚めて、時計を確認すると6時くらいだったが、さっそくまた温度計をチェックすると、やはり18℃で湿度も変わらず。

 気温の変化の少ない、大変快適な部屋に住んでいるということが判明し「だから、全然引越そうという気分にならんのだな」と納得。暖房費も安く済んでるんだろうしね。

 「この部屋がとても気に入っている」というのが、数字で証明できて(精度±2℃以下だそうですけど)、大変満足である。長年連れ添った夫に「おとーさんとずっと暮らしてて、今まであんまり不満もなかったけど、それって、要するに、好きってことなのよねえ?」って言えたかのような。

 さて、急に温度計にラブラブになってしまったが、仕事の話でも。

 今日の午後は税理士事務所に書類を渡しつつ、いろいろチェックポイントを説明。

 うちの担当者はちょっとウザいオジサンなのだが、そこの番頭さんというか、えーと、たぶん、その会計事務所とうちとの付き合いは、そこの今の「税理士先生」のお父さんのことからみたいで、うちの昔の決算書を整理していたら、苗字は同じでも、名前の違う税理士が記載されてた。
 どうやら、今の税理士は二代目で、私が勝手に「番頭さん」呼ばわりしているオジサンというより、オジーサンに近い人は初代の弟らしい。

 で、その番頭さんは、わたくし的には、かなり感じのいい人で、私が気合入れてテキパキ喋っていても、きちんと内容を理解しているし「これは、株主総会の議事録も必要ですね?」「あ、そうです、それも用意していただきたいんです」と、阿吽の呼吸で話しが進むのでとても快適。

 で、私が「役員退職金はこれくらいでと思ってまして、でも税金が・・・」と試算を見せると、「ああ、死亡退職金は非課税ですから」と、きちんとプロの対応。

 ほんと、ああいう、普通に頭のいい人と話していると全然ストレス溜まんないんだけどなあ。
 こっちを女子と見下すわけでもなく、変に持ち上げるでもなく、でも、ちゃんと私をリスペクトしてくれて、すごく自然に話しを聞いてくれるので、おかげでこっちもピシっとあれこれ説明することができる。

 言い換えると「媚びないし、かつ、へつらいもしない」のである。

 これって、けっこう誰でもできることではない。というか、できてない人がなぜか多い。

 相手を尊重する態度をとろうとすると、自分をとことん貶めるタイプの人は、まだわかりやすいというか、ああいう様式美だから「すいません、なんにもわかってなくて」とか「わたし、バカだから〜」というのは、枕詞として聞き流すが、やりにくいのは、ええと、説明するのはすごく難しいが、ほんとの基準は「己のプライドの維持」であるのに、それと「お客様を尊重」っていうのが、全くチグハグになっているのに、それに気が付いてないとかいうタイプ。

 わかりやすく言うと、最初は「あの〜、それは経理でやっていただけるでしょうか?」とエラく低姿勢でやってくるのに、「ああ、これは、できたら自分でやってほしいな?」と返事すると、「やれと言うんなら、やりますけど、どうすればいいんですか?」と、「自分みたいなバカにこれを任していいんですか?あなたが責任とってくれるんですか?」と結果的に凄んでくるようなタイプ。

 普通の人だったら「じゃあ、やれるだけ記入してみる。わかんなかったらまた教えてくれる?」で済むんだけどな。

 まあ、そんなわけで、テキパキと税理士事務所に引き継げたので、「はあ、今日はちゃんと仕事したな。なんだか、私、すっごく頭のいい人っぽかった」と満足したのであった。

 今日は生保会社のダメな担当者にまたやられたしな。
 こっちが書類を揃えるのが遅かったのもあるんだけど、結局、保険金の掛け金を現金で払わなくてはいけなくなって、向こうが集金に来るのはいいんだが、「で、おいくらでしたっけ?」って聞いたら「ええと、ちょっと出先でわからないんですが、だいたい○○円くらいです」って・・・・

 私だったら「出先なので正確な金額がわからなくて申し訳ありませんが、内勤の社員に金額をFAXさせますんで」くらいは手配するよ。
 つーか、あの生保の担当者とあれこれやりとりしていて、行間読みすぎの私は勝手に推測しているんだが、内勤社員にも疎まれているらしく、内勤からちゃんとフォローしてもらってないんだよね。ってゆーか、たぶん、彼のプライドは「ひとりでできるもーん」になっているので、内勤を信用してないから、いざというときに内勤も知らん振りっぽいのだ。

 で、自社の内勤にもシカトされているらしき営業マンの話なんて、まともに聞く気になれませんよ。

 全然話しは変わりますが、先日また、ほんとは他部署の応援に行かなくてはいけなかったのだが、私もムリで、マスオさんもパスで、M嬢すら「行けません」って惨状で、私が「こーなったら、エビワカ嬢を参加させましょう」と部長に申し出て、エビワカちゃんは「えー、私なんて足手まといですよ」と言っていたが「大丈夫、ほんと、申し訳ないほど頭脳労働じゃなくて、ホチキスと指サックが必需品の単純作業の手伝いだから」と「私なんて、私なんて〜」と緊張のあまり警戒警報鳴らしまくるエビワカちゃんを渋々応援要員に投入した。

 他部署は、他の町にあるので「交通費は後で清算するから」と事前に告げていたが、昨日になってふと思い出し、「そうだ、エビワカさん、交通費清算書やった?」と言うと「いえ」と言うので、「あそこに用紙あるから、記入して部長に提出して」と指示した。

 なんか予想外に手間取っているので、「もし、記入方法がわからなかったら、ほら、現金清算の用紙、ファイルしてもらってるんだから、あれでお手本見つけてよ」と言ったのである。

 現金出納は私がやっているが、処理済の用紙のファイルはずいぶん前からエビワカちゃんにやってもらっていたのだ。だから「ああ、そういう申請書、あったな」くらいは思ってくれると思っていたのだが・・・・

 「・・・・中味は全然見てませんでした」
 「え?そうなの?」
 「・・・・なんか、あんまり見ちゃいけないものかと・・・・」

 いや、そもそもファイリング任してるんだから・・・・と悲しいキモチになったが、こういうのもきちんと教育的指導せねばいかんと、気を取り直して「ゆくゆくは、そういうのの伝票処理も任せようと思っていたから、まずファイングをお願いして、ざっとでも頭に入れてもらえばいいな、と思っていたので、きちんと内容も見てくださいね」と言うだけで、もう、ゼーゼーしちゃうじゃないの。

 ファイリング任された書類の中身を全く見ないなんて、私のジョーシキでは・・・・・

 いや、私が何ごとにも漠然とした興味を持って、しげしげと眺めて、頭に入れておく、という癖のほうが変なんだろうか?

 いや、でも、前にいた、優秀な派遣の人はやっぱしそうしてたよ。
 ファイリングを任せると、だいたい頭に入れていたようで、私と部長が「あの書類ってどこにあるんだっけ?」と顔を見合わせていたときに、「あの〜、たしか、私がファイリングした書類にそれっぽいのがありましたけど?」とすぐに探してくれたりした。

 下っ端のときには、そういう雑用を任されることも多いが、まだ暇だったりするから「ふーん、こういう書類があるんだ」としげしげと眺めながらやっていると、いろいろと情報が入ってくるし、たとえば契約書をファイリングしてみれば、顧客の名前を覚えるし、その顧客とどんな金額の契約を結んでいることもわかるわけだから、例えば、年間数億円の業務委託を弊社が任されている顧客から「○○部長いる〜?あ、外出?じゃあ、戻ったら電話してよ」と言われたら、「これは戻ってからじゃ遅いかも」と判断して、○○部長のケータイに電話して「A社のBさんから戻ったら電話するように言われたのですが?」って言えば、○○部長が「ありがと。すぐ電話するよ」っていうのが「普通に仕事している」ってことじゃないですか。

 ですから、新入りのエビワカちゃんに、郵便物の仕訳や電話応対をさせているのは「下っ端」だからだけじゃなく、そういう情報を通して、学んでほしいことが沢山あるからなのですが、そーゆーのも、やっぱし口を酸っぱくして教育的指導しないとわからんのですかねえ。

 たしかに、私が新米会社員だったとき、お局様だった先輩は「電話って受けたほうがいいんだけど、忙しいからそうも行かなくて」と、よく言っていたのですが、それは「電話応対を若い子ばかりに任してすまん」といういい訳じゃなくて、「ほんとは電話に出たほうが、会社の状況を把握できるから」という理屈がついてました。

 どんな人からよく電話があるのか?その顧客は、どういう口調の人なのか、けっこう、いろんなことが把握できるのです。
 代表電話にかかってくる営業電話からでも、うちの会社が今、外からどういう会社かと思われてるか、だいたいわかるのです。
 さらに慣れてきて、どーでもいい電話と、大事な電話を振り分けられたら、バカはさておいて、普通に仕事できる人だったら「総務にいる、○○さんは、けっこういいね。助かるよ」って飲み会で言います。そういのがけっこう得点になるんですよ

 私はなぜか社内便を委託された配送業者のドライバーの兄さんたちに評判いいらしい。って役員から聞いた。
 「え?フツー、私じゃないでしょ?M嬢とかのほうが・・・」と反論したら「いや、この間の飲み会で、うちの総務部で誰がいいかって話しになったら、断然ミヤノさんだった」
 「・・・・みんな、大人なんですね」

 っていう私の反応も意味不明ですが、それから1ヶ月後に、その役員と飲んだら、また「あの配送業者的には、ミヤノさんがいいんだって」と蒸し返されましたが、まあ、外部に評判いいんなら、いいんでしょう。てゆーか、あの役員が繰り返し言うのは、その投票結果が意外だったので、私になんとか伝えたいらしいのですが、もう二度目ですってば。

 で、何が言いたいかといえば、「くだらない仕事なんて無い」ってことで、ちゃんとやっていれば、妙なとこから評価されたりするし、ほんと、一つ一つは「くだらないこと」でも、そういうのを統合すれば、けっこう立派な仕事になるんです。

 で、そういう「一つ一つはくだらないことだけど、それが繋がれば」ってことを後輩にどう説明するか、それがとても難しいんですね。
 それをきちんと説明するだけの給料も貰ってないのですが、そこんとこは私の趣味の世界ですから、なるたけきちんと説明してあげたいところなのですが、問題なのは、私があれこれ語り始めると、みなさん、話半分なモードに切り替わるので・・・・

 なので、話しは戻りますが、私の話しをきちんと聞いてくれるフツーの人に出会うと、ほんと張り切って、説明しちゃうのです。  
11月35日(水)

 ふー、やっと書類がまとまったので、ここから先はしばらく税理士さんのお仕事。

 しかし、決算業務を優先していたので、例年のことであるが他の仕事が放置されたまま机の引出しの中で泣いてます。

 さて、今日はやっと念願の温度計を買うことができた。
 ずっと前から「部屋にあってもいいかも」と思っていたが、温度計って自分で買うようなもんじゃないような気がして「そのうち粗品で貰ったりするだろう」と思ってから早いもので20年近く経っている。
 電波目覚まし時計や、印鑑ケースは粗品で頂いて愛用しているが、温度計ってあんまし流行らないのかしらね?
 あれ?もしかして、携帯電話に付いてたりすんの?(最近はケータイが時計代わりの人が多いようですから)

 もしかすると、実家の納戸に未開封品があったりするのかもしれないが、実家に帰るとそんなことすっかり忘れるというのが世の常。

 というわけで、くどいようですが苦節20年でやっと温度計買いました。
 どこで売ってるかよくわからなかったので、西友の生活用品売り場に行ったら、万歩計や体重計の棚に2種類だけ置いてあり、1200円の安いほうは品切れだったので、迷うことなく1400円のを買いました。

 うっかり、売り場では何度だったのか確認するのを忘れたが、徒歩10分の我が家に帰ってみると、ちょうど20℃でした。

 説明書きを読むと「正確な温度がわかるまでは1時間ほどかかります」と書いてある。

 うーむ、するってえと、それまで暖房つけるの我慢なのか?

 それから20分ほど経過してますが、まだ19℃です。フリースのカーディガン羽織ってれば大丈夫な程度。

 よくよく観察すると、この安物温度計は下はマイナス30℃から上は50℃まで目盛りがありますが、50℃は火事でも起こせば触れることがあるかもしれませんし、私は子供のころよく温度計に息を吹きかけて何度まで上げられるかって遊んだこともあるので意味があるかもしれませんが、マイナス30℃はありえねーよな。

 そのうち「この可愛い温度計に思いっきり仕事してもらいたい」と極北の地に旅に出ることもあるかもしれませんが・・・・・

 お、19℃を少し切ってきたぞ。(こういうの実況してどうする)

 やっぱ、このペースだと、せいぜい18℃なんですかね?

 いや、ガスファンヒーターが「現在室温」をデジタル表示するのですが、それが18℃を下回ったのを見たことないので「これは18℃が下限なのか、それとも単なる『いい加減』な表示なのか?」と思ってたんで。

 でも、温度計って1時間もかかるんでしたっけ?
 小学校の頃、学校の庭や廊下の温度測る実験があったけど、1時間もかかるんじゃ、授業時間終っちゃうじゃん。

 そっか、理科の授業で使うのは、水銀式っぽいやつだったけど(銀じゃなくて赤いのが入っていたような?)、これはバイメタル式ってやつらしいので時間がかかるのだな。誤差±2℃ってずいぶんアバウトだしよ。
 でも部屋用の温度計なんて、こんなもんだろう。冷暖房の目安になればいいのである。

 ちなみに湿度計もついているが、そっちは今のところ30%だ。
 お部屋の湿度は60%くらいがいいらしいが、私、自分の部屋ではあんまし乾燥を感じない。オフィスでもあんまり感じないが、風邪をひいている人が多いと、加湿器を強くしてみたりする「お呪い」程度に気にしているだけ。

 その昔、短期派遣で仕事した大きなビルで、初めて「これがオフィスの乾燥か〜」とわかったので、ある意味感動したが、トイレに行くたびに顔に乳液を塗っても、すぐに目の周りがパリパリになるので、「この職場にずっといると、絶対に小じわが増える〜」と思ったっけな。実際に私よりもずっと若い女性たちが、カラスの足跡を持っていたしたし。

 その経験を生かしたというか、単なる偶然なのだが、その後、高層ビルで働くこともなかったので、あれほど乾燥で悩んだことはない。でも、航空機内の乾燥は大の苦手である。鼻の中が乾いてごわつくのが嫌なので、濡らしたハンカチを鼻にあてがったりしても、やっぱりダメだ。客室乗務員にはなれなかったと思う。

 さーて、そろそろ、いい頃合かな?

 あ・・・・・そうか、こういうチャチい温度計の目盛りは2℃刻みだったんだな。しつれーしました。18℃をちょっと切ってました。だいたい17℃くらいか・・・・

 今、ちょうど10時くらいですが、12月初旬にこの室温って、どの程度のことなんでしょう?

 さて、一時間は経過してませんが、さすがにちょっと薄ら寒いので、ファンヒータのスイッチ入れたら、ああああ!現在温度17℃って出た〜〜〜〜
 なーんだ、やっぱり、そこそこ合ってたんだ。ごめんよ、疑って。

 へー、ガスファンヒータが稼動したら、温度計はまだ動かないが、みるみるうちに湿度が上がっていく。35%近くなった。

 なんか、その昔、学校でやったよねえ、温度と湿度の関係。あと気圧がどうのとか。

 まあいいや、明日の朝起きたら、何度になっているのか楽しみ。

11月34日(火)

 日記さん、こぶたさんしております。

 仕事が忙しいのと(日曜日もお仕事よ)、飲み会が2回ほどあったりしたのと、飲みすぎで二日酔いだったりしたのと、まあ、いろいろありました。

 そりゃ、たまには暇な時間もあたったけど、ほら、今、わたし、さ・・・・


 世の中に不満があるなら自分を変えろ


 というキモチなわけですよ。

 いや、上のセリフは、たまたま「自分を変えろ」で検索したら出てきただけで、元ネタがコーカクキドータイらしいが、たまたまです。
 「自分を変えろ」で一般的なのは「会社を変えようとするなら、まず自分を変えろ」なのか、「上司が嫌なら」とかなのか、それとも「学校」なのか「親」なのか、迷ったので検索しただけです。

 そんで、私が不満を持っているのは、仕事でもなく上司でもなく親でもなく、「羽毛布団」のウモ〜君です。

 初日は暑くて寝汗びっしょりかき、「この布団ダメかも」と思いましたが、よく考えなくても、ダメなのはアタシのほうです。
 なので、「布団に不満があるなら自分を変えろ」という作戦に出て、まずは薄着の寝間着というか、Tシャツで寝てみたら、寝汗はかかなくなりました。
 しかし、その日は土曜日で、「昨日飲んで二日酔いだし、昼出社にしよっと」と寝坊をきめこんでいたのに、朝9時になったら暑くて寝てらんなくなりました。

 保温性に優れた布団のおかげで、寝坊ができないっつーのも、なんといっていいやら。

 すっごくいいカシミヤの高いコートを買ったのに、もったいなくて外出できないみたいな?

 いったい、どうしたら、ウモ〜君とラブラブになれるのか、それに専心していたのですが、そんな最中、国木田君がやきもちを焼いたのか、謎の画面表示が・・・・・SDRAMがどうのって言われても・・・・プリーズ・ウェイトって英語で書いてあるが、どんだけ待てばいいのか?リセット・トゥー・コンティニューって、どうすりゃいいの?データ読み込み直しってこと?と、普段は日本語表記にさせてる国木田君が、急に英語で責めてくるから「おばさん、困っちゃう」と悩んでいたというか、「そろそろ、二人が出会って1年目の記念日だわね」とアニバーサリー音痴なのに、国木田君との運命の出会いの日は忘れてなかったのに(単にうちの会社の忘年会が毎年同じ日に行われるだけ)その前に故障って、ひどくね〜?

 ケータイ小説よりも陳腐な展開に(切込隊長の『恋空』amazonレビューが炎上している件について吟味するを会社の昼休みに読んで、ゴフゴフと笑ってしまった)我ながら唖然としてしまったが、なんのことはない、ただの充電切れだったことが、試しに充電してみてから判明。だったら英語でもいいから「エサくれ〜」って言えよ!

 話しが逸れたが、なにげに「美人は三日で飽きるが、ブスは三日経てば慣れる」の格言を変ちくりんにミックスしたっぽく、超イケメンなウモ〜君にも、三日で慣れてきたようだ。
 ふと夜中に目を覚ますと、布団を持ち上げて換気している自分に気がついた。
 あれを目を覚まさずとも自然にできるようになったとき、私とウモ〜君の真の意味でのハネムーンが始まるのであろう。

 それに、以前はそうして、夜中に目を覚ますと、必ずトイレに起きていたものだが、どんなにビールをガブ飲みして床についても、トレイで布団を中座することが今のところ無い。
 うちの祖母が、事業で成功した甥の家に泊まったら「セントラルヒーティングらしくて、部屋がポカポカで、いつもなら何度かトイレで起きるのに、一度もトイレに行かなかった」と言っていたが、祖母にも羽毛布団あてがってやればよかったよ。

 そうそう、心配なのは、羽毛布団に慣れてしまうと、あの底冷えのする実家で寝るのがきついということだ。
 うーむ、さらに精進して「羽毛布団でぐっすり眠れる自分」へと見事に改造したら、実家に羽毛布団を贈呈しようか?

 実に親孝行なことだが、うちの清貧親分の親ドモは、ぜったいに私みたいに「暑くて眠れない〜」ってなるぞ?
 つーか、私がすでに「冬の布団というのは重い」とプログラミングされているので、羽毛布団の軽さが安眠を妨げるのであるが、私より20数年先輩の両親がこの存在の絶えられない軽さに耐えられるのか、ちょっと実験してみたい気もする。

 というわけで、日記をサボっていたのは、せっかく大枚はたいて買った羽毛布団に自分を合わせるべく精進しているからなのです、といういい訳を書くつもりが、なぜかまた長くなってしまいました。

 月が変わっていたので、別シートにしようと思ったが、面倒なので、今日は11月の34日ですで、通すことにした。このまま11月61日を迎えそうな微かな予感に胸がキュンと鳴る。
11月28日(水)

 こういうの、なんて題名つけたらいいんだろう?

 豚に真珠?

 もしくは「キャビア食べたら、ジンマシンが出た。悲しい」とか「彼氏がクリスマスにプラチナのネックレスをくれた。さっそくつけてみたら、カブレラ・・・・じゃなくて、かぶれた。悲しい」とかですかね?

 前にも日記に書いたと思うが、私が使用している布団は、十数年前、ほぼ20年くらい前に実家を出るときに親が持たせてくれた古い安布団である。
 さすがにここ数年でヘタってきて、特に化繊のワタが入っている掛け布団は、年月を経るとともに、ワタが綿ボコリとして放出されるのか、非常に保温性が低くなっていて、冬は「安モノ化繊ワタの掛け布団」「かなりヘタったアクリルの毛布」「それでも寒いので夏用のタオルケット(これは、先代がダメになってから、実家の納戸からデッドストックというか、引き出物だか香典返し品を持ち出したので、まだ10年くらいしか経ってない比較的新顔)」の安物三層構造でなんとかしのいできたが、やはり主力の掛け布団の「薄掛け化」は着々と進行していたので、2年前の冬には「もう限界かも」と思いつつも、なんとか凌いだが、1年前の冬というか、今年の2月頃には「そろそろ買い換えないとなあ」と観念したのであるが、そうは言っても、なかなか買い換えができない清貧な性格というか、お育ちのために、そのままになっていたのである。

 そうしてまた冬を迎え、11月半ばからめっきり冷え込んできたので、またいつもの三層構造を用意したのだが、それでもまだ寒いので、さらにもう1枚薄掛けを足したのだが、それでも、なんだか冷える。

 こんな安物&耐用年数すでに数年経過品では、ダメに決まっているし、何よりも、本人が年とってきたので、年寄りに欠かせない属性「寒がり」という係数は見逃せない。

 布団の減耗係数と、本人の加齢による寒がり係数を掛けると、その落ち込み具合の傾斜は相当のもんだろう。

 そーゆーわけで、昨日の休日、というか数日前から西友やMUJIを眺めていたのだが、とうとう決意して、うも〜布団というのを買いました。

 結局、やっぱしMUJIのが安かったので、それに決めたのだが、MUJIの羽毛布団にも3種類あり「二層構造」「一層構造」「薄掛け」
 店員に相談するのが苦手なので、説明書きをじっと読むと、「二層式」は真冬でもこれ一枚でOKというやつらしいが、「一層式」は真冬は毛布や「羽毛の薄掛け」との組み合わせがお勧めで、基本的には「春秋モノ」という位置付けみたいだし、「薄掛け」にいたっては「夏にどうぞ」という雰囲気で、「夏なんて、タオルケットさえ掛けてないのに?」と思ったが、就寝中に冷房かけるようなお宅では必需品なのかもしれない。

 値段的には、二層式が2万9千円くらいで、一層式が2万円なので、一枚で済ませるのなら二層式のほうがお得だが、よく考えてみると、「一層式は足すことができるが、二層式は引けない」のである。

 たぶん、幼少のころから暖房も無い部屋で、固くて重い綿布団と安毛布の組み合わせで育った私には、二層式は過剰だろう。
 なので、たぶん、一般的には「春夏用」の一層式で丁度いいに違いない、よっぽど寒い日には、これに毛布でも組み合わせれば充分であろう。

 そう結論して、久々の「自分へのご褒美」となった2万円の布団を買って帰り、ワクワクしながら布団カバーをかけ、8時には就寝してみちゃいました。

 「うーん、軽いし、ちょっと頼り無いかなあ」と最初は思った。

 羽毛布団がいかにすばらしいかは、いろいろ聴いた覚えがある。ある友人は「真冬でも裸で寝られるよ」と感激していた。それにとにかく軽いらしいし、前からずっと憧れてはいたが、なにせ清貧体質なので「若いうちからそんな贅沢しちゃうと・・・・」と躊躇していたのだが、私もすでに不惑の年だし、寝具にこのくらいのお金をかけてもいいだろうと思っていたのだが、「やっぱり一層式じゃあ、少し寒かったかしら」と自分の決断に疑いを持った、その5分後・・・・熱くて寝られねー

 新品のせいもあるとは思うが、体温を見事に反射してくれるんですね。

 シャーリー・マクレーンの「アウト オブ ア リム」だとかいう題名のニューエイジ系のベストセラー本がありましたが、あの中でアンデスの山中に宿泊したシャーリーが、連れの男性に「パジャマは着ずに、裸でアルパカの布に包まって寝るように」と指示されていたのを思い出した。

 確かにこれは暖かいが、我が家は古いアパートとはいえ、鉄筋なので、それほど夜は冷えないのだ。
 それに、私の体が「寒い部屋&安い布団」に耐えられるようカスタマイズされちゃっているので、寝ているときには体温が非常に高くなるのである。

 だから、「春秋もの」で充分だと思ったのだが、私の「就寝中の体温上昇能力」はMUJIが想定するものより格段に高かったらしく、ときどき布団を持ち上げて換気しないといけないちゅーのも。

 「ああ、これだったら羽毛の薄がけ夏用でよかったのでは?」と悲しい気持になりながらも、無理やり寝たのだが、朝起きたら、寝汗で寝間着の上着がグッショリだったが、それで冷えるので丁度いいくらいになっているが、なんというか、どうすればいいのだろう?

 慣れれば、あの羽毛布団に合わせた体温調整ができるのであろうか?

 しばらく頑張ってみようと思う。だって2万円もしたんですよ?

 それでもダメだったら、実家に持って行こうと思う。実家は東京都下の安普請一戸建てであるので、夜の室内温度は我が家よりも格段に低いし、おかーさんは「寒いからねえ」と、安物の分厚い綿掛け布団を2枚もかけてくれるので、重くて熟睡できないのである。

 いや、実家にも一応、羽毛布団はあるのだ。
 一応、「妹の部屋」とされているところ(千葉から引越すときに、すでに家を出ていた私や弟の部屋は当然のことながら用意されなかったが、妹は一応扶養家族だったので)に安物羽毛布団があるのだが、それが、たまに実家に帰るとそこに寝ると「これって、ほんとに羽毛なの?」っていうシロモノで、全然暖かくなかったのだ。

 あれで、私の「羽毛への期待度」はかなり下がったのだが、あの妹の部屋の羽毛は、相当ダメな安物だったんだろうねえ?なんか妙にギシギシするし、羽毛というよりも、羽の芯だけを集めたかのような変な布団だった。

 さて、今日も、夜はそれほど冷え込んでないし、また羽毛布団にチャレンジすると、たっぷり寝汗かきそうだ。
 着替えのシャツ用意しておこっかな(笑)

 いやー、あまりにも汗かくんで、途中でミネラルウォーター500mlで補給したのだが、その後、トイレで起きることはなかったので「あまりにも暑いので、汗で水分を放出したらしい」というわけで、心配なのは「敷布団が汗で湿気て」ってことなんですが、上が大火事状態なので、下は寝汗で湿気て、冷たいくらいのほうが丁度いいみたいなんで、もー、どうにでもしてって感じ。

 ほんと、自分が清貧体質なのはよくわかっていたつもりなのだが、フンパツして買った羽毛布団にこの拒絶反応ってどうよ?


11月26日(月)

 昨日の日曜日はやっと休めました。

 毎冬恒例の友人M嬢による「親戚が送ってくれたミカン食べるの手伝って」の呼び声にお応えして、「日曜日なら休みなのでランチでも」ということになった。(M嬢がくれるミカンは東京のスーパーのより格段に上手いが、欠点は傷み易いということである。毎年2割くらい廃棄してしまう)

 前から気になっていた下北沢のトルコ料理屋に入ってみたが、980円で、スープにサラダに、サラダはちゃんとお豆のサラダで、それにピタパンとメインディッシュとデザートとチャイがついてきて、大満足。

 その後、腹ごなしに、M嬢が引越し先にしようか悩んでいる物件を見学。
 いろいろ話は聞いていたが、実物観て「これはちょっと・・・」

 ネガティブポイントの1位は「1階なのに予算オーバー」らしいが、M嬢が想定している「2階の部屋の上限」を5千円超えている。それなりに間取りはいいらしい。間取りだけなら問題ないそうだ。そりゃ、1階でその値段だったらそうだろう。

 で、ネガティブポイントの2位は「日当たりが悪い」
 大地主の敷地の一角にあるアパートで、緑豊かなのは嬉しいというか、「下北から徒歩10分でこんな森が?」って驚くくらいだが、ちょうど夕方に観にいったので、森は鳥のさえずりでかなりの騒音だったし、「これだけ緑に囲まれてると、こりゃ虫も多いでしょう」

 で、まだ窓を開けると、まるで軽井沢の別荘のような景色だというのならアリだけど、なぜか目隠しで遮られているので、ただでさえ木々で日照が遮られるのに、南向きの部屋もかなり暗いだろう。

 あの部屋に一目ぼれする人もいると思う。
 ずっと環七沿いとか246沿いに住んでて、幹線道路の騒音や排気ガスに辟易していた人なら「ああ、ここだ」と吸い寄せられるかもしれない。住んでるだけで森林浴だし。

 でも、鬱蒼とした林の中に佇むそのアポートはなんだか湿気っぽかったし、どーせ、あんだけ広大な雑木林の敷地を持っているなら、もっと別荘風に風通しよさそうなアパート建てればよかったのに、「いかにも相続対策」な感じがイヤな感じ。

 しかも、アパートの部屋の目の前に鳥居があるっていうのも・・・・

 その付近を散歩してみると、他にもそういう大地主の敷地が残っており、そういう「お屋敷跡」にはだいたいお社もあるものだが、お社があったところをアパートにしちゃうっていうのもねえ?

 そういうわけで、風水的は大変ビミョーな物件で、雰囲気的にも空き巣に狙われそうな暗さがあったので「これはちょっと」と言うしかなかった。

 ああいうのを見ると、自分の部屋がいかに条件がいいかわかって、ちょっと幸福感を感じる。
 緩い南斜面なので、南向きのベランダから見える空は広いし、それを自然と目隠ししてくれているのは、築50年くらいのボロ屋の瓦屋根。その屋根に生える雑草が私を癒してくれるわけだ。

 ほーんと、部屋探しは出会いよねえ。

 そーいや、下北の裏道に「一軒家カフェ」があったが、その一軒家というのが、「ええと、私の実家もこんなでしたが・・・・」っていう、ただの昭和の安普請。
 ザラザラした外壁は、黄土色だったのが、すっかりくすんでしまっていたが、その1階をカフェにしたらしく「えらい、中途半端なおしゃれというか・・・」

 いや、昨今の「昭和ブーム」でつくづくわかったのだが、「大正ロマン」とかもあんな感じだったんだろうね。
 まだ明治、大正の洋館などは、それなりにデザイン性もあったが、昭和の文化住宅なんて、みんな古びてきたらとっとと建て替えたいと、ボカスカ立て替えていたが、そりゃ、木造住宅はそれなりの意匠があるが、モルタル造りの、ほんと私が生まれた昭和40年代の住宅など、美術的になんの価値もなかったが、周りがイマドキの住宅になってみると、文化住宅と2×4の狭間にあったボロ屋がなんだかオシャレになってきたのだ。

 うちの実家にも、かつて、安っぽい木製の食器棚があって、たまに母と古道具屋を覗くと「やっぱり、昔のはいいわね。うちのなんて、いかにも安物で」と言っていたが、あれから30年近くたってみると、うちにあった安物食器棚もけっこういい味になっているのでは?

 でも、そんなのみんな捨てちゃうんだよね。

 だから、私が古道具屋で「こういうのいいな」と思った、昭和初期の家具も、当時40歳だった人から見れば「こんなのとっくに捨てたわい。それをありがたそうに」ってシロモノだったのかも。

 そーゆーもんだよね、ほんと。
 20年前に、まだインベーダーゲームがある喫茶店があったら、それこそミステリースポット的な扱いだったけど、今あれを復元したら「レトロ・カフェ」になるよね、きっと。どっかにすでにありそうだし。

 話しが逸れてしまったが、Mとはその後、ファミレスでお茶して喋っているうちに夕方になり「じゃあ、軽く夕飯食べましょうか?」と結局焼肉食べて、そこでも長居して、帰宅したら11時だった。「じゃあ、日曜だし、ランチでも」の意味が全く無になった。まあ、いろいろ仕事の愚痴聞いてもらったからストレス発散にはなったけど、

 おかげで今日の月曜日はお疲れ気味。

 また決算業務を停滞させる確認事項が発覚して、滅多に電話しないグループ会社の経理のニーサン(顔も知らない)に電話して「この件が・・・」と質問したら、「確認してお電話します」とスムーズに話しが進んだが、その後、電話はないし、明日の部署の会議は中止になったので、明日は休むことにした。

 他にも一件、「他人待ち」のことがあり、イライラと待っているよりも休んだほうがいいし、どーせ、今週も土日出勤だから、どっかで休まないといけなかったし。

 毎年のことだが、決算業務が優先なので、11月の伝票はほとんど打ってなくて、12月は師走の空気と押せ押せになった通常業務に追われるのだ。

 そういや、「明治・大正時代」や「戦前」を美化するカラクリが「昭和ブーム」でわかったとさっき書いたが、「最近こういう人増えたよね」という、ネットやテレビや日常会話でも「ちょっとアレな人」は話題になるし、「モラルの低下」や「家族の崩壊」というのも話題になるけど、ああいうのも単なる「昔はよかった」な現象なんだろうか?


11月24日(土)

 よーし、今日も国木田君に励ましてもらいながら、ガシガシと仕事したら、ほとんど終ったぜい。

 来週はまた平日に休ませていただきますからね。(って言っても、また来週の日曜日はイベント出勤なんだが)

 ところで、トランス・クラシック3枚組みを投入したら、けっこうイケイケになった独歩君であるが、次は何を混ぜてみようかなあ。散歩やジムでも活用しているので、なるたけイケイケなほうがいいのだが・・・・

 つーわけで、「足りないのはマンチェかも」と思って、取り急ぎ八百屋を投入してみました。(808ステイツ)

 あと、CD棚を探したら、「クリエイション・レーベルのダンス・コンピ」ちゅうのもあったので、それも隠し味にどうだ。(マイブラのSOONとか、プライマルのローデットとか入ってますが、それ以外はたしか、安っぽいピコピコ系だったはず)

 あとはなんだろう?ブラジル系なら、けっこう持ってるんだが・・・・あと、アシッドジャズの元ネタ系とか・・・・

 邦楽が全く入ってないので、オリラジ・・・・じゃなくて、オリジナル・ラブでも投入してみようか?

 あとは、時々発作的に買っていたファンク系なども彩りになるかもしれない。

 つーわけで、すでにCDを400枚くらい所持しているので、一度もネットで音楽を買ったことが無いのであった。つーか、新譜もついついCDで買ってしまうし。なんか、形の無いものを買うのが不安なので。

 さて、めっきり寒くなりましたが、北の方は想定外の大雪になったそうで、降らなきゃ騒ぎだし、降っても騒ぎだし、気候に人格があったら、「だったら、あたしはどーすればいいわけ?」ってイジけてそうである。

 東京は、ただ単に「寒いですねー」で済む程度だが、今日はなんと「初・路上てぶくろ」を発見。

 冬の風物詩である「道に落ちた手袋」である。たいてい片方だけなので、涙を誘う。

 その初手袋は、まるで路上で殺された人が、「ああ、誰か・・・・」と手を伸ばしたときみたいな形で路肩に横たわっていたので、「ああ、わかるよ。半年以上、タンスだか衣装ケースの中にしまわれていて、やっと出番が来たのに、その初日に路上落ちだもんね」

 殺人を犯した人が、長年の刑期を終えて出所してすぐに通り魔に殺されたかのような、複雑な「無念」の形が、あの手袋にはあった。人間だったら、仲代達矢あたりでやっと演じられるあたりを一介の手袋が見事に表現していたので、しばし魅入ってしまった。

11月23日(金)

 三連休であるが「でも、そんなのかんけーねー」なのが恒例でございます。

 ほんとは今日は、他部署の応援しなくてはいけなかったのだが、部長に「その時期は決算業務が佳境で、ただでさえ休日出勤が約束されているので・・・」と免除してもらった。

 なので、朝から1人でガシガシ入力していた。

 専門的な話になるかもしれないが(ぷっ)、同僚M嬢が管理している入金伝票があるのだが、M嬢も忙しいので、ついつい遅れがち。
 もっとビシバシ急かせばいいのかもしれないが、M嬢がサボっているからそうなっているわけではないのもよくわかっているし、最近はできるだけエビワカちゃんに任せて、なんとかこなしているのを知っているので、あまりキツくいえなかったのだが、さすがに決算なのに半年分溜まっていたので、「今週中になんとかお願い」とせっついて、M嬢は連日深夜まで残業していたようである。

 なので、今日になって半年分の入金伝票を勘定伝票に流したので、「ちゃんと預金残高合うかなあ」と心配していったのだが、残高はほぼ合っていた。修正したのは2件だけ。

 9時半に出勤して、11時にはそこまで終ったので「お、これは、もしかして今日で終るかも。そしたら明日は休めるじゃん」と思ったのだが、ヌカよろこびでした。

 ぬかよろこび・・・・の語源って何?暖簾に腕押し糠に釘?

 預金残高はばっちりだったが、売掛金残高が全然合わないので、過去から遡って確認してみると、ひえー、去年の分から全然合わないよ〜

 長期戦が予想されたので、昼食をとってから、またやりはじめるが、なかなか終らないでいたら、2時ごろ、他部署の応援からマスオさんが帰ってきた。

 さっそく、M嬢が訂正したという売上を集計しなおしてほしいと思ったのだが、ヤツはなかなかそれをやってくれないので、イライラしたが「それ待ちなんだよね」と念を押すとやっと始めてくれた。ふー、我慢我慢、というか、ちゃんと言葉にしないと他人はわかってくれないのよね。

 で、「訂正しました〜」と言うので確認してみたら、おや?M嬢が売上を直した月以外にもなんか違う?

 「悪いけど、6月の売上が270円違んだけど?」と言うと、さっそく調べてくれたが、なにやら「うーむ」と固まっているので嫌な予感がして、他の月も調べてみたら、6、7、8、9、10月、全部違うやんけ?

 ふーっと深呼吸してから、「マスオさん、いじめているわけではないのだが、6月から全部違っているような気がするのは私の気のせいだろうか?」と言うと、向こうもなにやらブツブツ言いながら必死にやっているが、そういうときは明るく「えー?マジっすか?」とか反応してくれないと、こっちの胃が痛くなるんすけど。

 で、マスオさんは、今日は友人のライブを観に行く予定があったので、定時に帰ったが「後は明日やりますんで」と言うので「でも、なんで売上があんなに違ってるのかねえ?」と言うと「○○の在庫修正をしたせいかと・・・・」

 わー、なんかしばらく必死にやっていたから放っておいたのだが、在庫が合わないのを決算修正しているのかと思ったら、過去に遡ってなにやらやっていたらしい。
 それはいいんだけど、M嬢が修正した売上を集計し直して・・・・というやりとりをしていたのに、自分が勝手に修正した売上は放置していたのか?

 つーか、売上は気軽に過去に遡って修正してはいけないと、教えてきたつもりなんだが・・・・

 百歩譲っても、売上集計はマスオさんの仕事なんだから、他の人がどうしても過去の売上を修正したい場合には、彼に再集計をお願いしているというのに、自分で修正したら、同じようにしなくてはいけないということにどうして思い当たらないのだろう?

 うーむ、また彼が経理に向いてないという片鱗を発見してしまったが、まあ、しゃーねー、明日ちゃんとやってもらいましょう。
 昨日、もっとアホなヤツ相手にブチ切れてたから、今日はもう切るブチが残ってないのです。

 あのアホをなんとかする義務は私には無いが、マスオさんが、自分では良かれと思っていろいろ破壊するのをたしなめるのは私の仕事の範疇なのです。
 ですから、明日はこれみよがしに出勤してあげましょう。「君がやらかしたから、私はいつ休めるのかしら〜」って大袈裟にやらないと、学習してくれないから。(ほんとは、明日出勤するのは、マスオさんの責任が10%くらいなんだけどね)

 さて、今日はうちの部長(イニシャルにすると、その昔の上司T部長と同じになってしまうので、今後はTA部長と呼ぼう。TA部長とは年も近いし、とっても仲良しです。)も、とあるイベントのため出勤していたのだが、そのイベントが終って戻ってきたら雑談モードになったらしく(TA部長の雑談はとても長いけど、いろいろ情報が詰まっているので大変興味深い。先日もハイジが、バイト時代に付き合っていたうちの女子社員の名前を教えてくれて「へえ、それは知りませんでした」と言ったら、TA部長はちょっと慌てていた)、その流れでふと、「坂出市のあの事件、みんなお父さんがいつ逮捕されるかって待ってるんだよね?」と言い出すので「TAさん、それは言わない約束でしょ〜〜〜〜」と大爆笑。

 どっかの報道陣が「発見から通報までの時間、なにしてたんでしょう?」と突っ込んで、お父さんがマジ切れしていたが、あの報道陣は、他の報道陣からリンチされてただろうなあ。

 実際のところどうなのかわからないが、とりあえず「宇宙の法則」として浮かぶのは「やたらマスコミの取材に応じる家族は・・・・」ってことである。
 普通の被害者家族は、顔出しなしで応じたりするのがせいぜいで、キャラを立たせるのは、北朝鮮拉致被害者家族みたいに、キャラを立たせることでマスコミを味方につけて、世論を押し上げる必要がある人たちだけである。

 私も、もし家族が犯罪被害者になったら、マスコミの前に素顔をさらすことは無いだろう。つーか、ただでさえ精神的にいっぱいいっぱいなときに「私のテレビ写りどうなんだろう?」なんて余計な心配したくないじゃん。

 なので、やたらとテレビに取材される家族は、「疚しいことなんにもないから」ということを意思表明しちゃう人になってしまうのである。後は、マスオさんが言っていたように「マスコミも、警察があのお父さんマークしているのを知っているでしょうから」というのもあるだろう。

 まあ、この「宇宙の法則」は、たまに外れることもあるので、なんともいえませんが・・・・でも、あんまし外れたことないんだよな。宇宙の法則だけに。

 そーいや、ずいぶん前に、友人M嬢から聞いたのだが、欧州でも似たような事件があったとか。
 英国の富裕層の若い夫婦がバカンスに行ったスペインのリゾート地で、子供が失踪して、大ニュースになっていたそうだ。
 ただ、その若夫婦が「うちの子の行方を探して」と訴えた先が、マスコミだったり、法王庁だったりして、だんだんみんな「怪しい」と思い始めたとか。欧州版、ジョンベネちゃん事件っぽい扱いだったみたい。

 坂出市の事件も、けっこうツッコミどころ満載なのに、各ワイドショーはそしらぬ顔で、「謎の多い事件です」とやっているのを鑑賞するのが大人というものであって、間違っても「あのお父さんが怪しいよね?」なーんて言ってるようじゃ、出世できませんよ部長!

 でもね、いいように解釈すると、それは部長が私やマスオさんを「親友」とか「家族」のように思っている証拠であるとも言えるわけで、そのお気持だけはしっかりと受け取りました。

 私もママンや友人M嬢にだったら「でも、やっぱ、あのお父さんが怪しいよね」と言えるでしょう。

 これはけっこうリトマス紙として使えますので、クリスマス目前ですし、「そこそこ賢そうな人が、坂出事件について語り始めたら、それはOKのサイン」として有効活用してみてはいかがでしょうか?(私はいかなる責任も負いません)
11月22日(木)

 久々に仕事でカチンとくることがあった。

 いや、カチン程度のことはしょっちゅうだけど、ほんと、超久々にマジで「こいつ、殴ったろか〜〜〜」とこぶしを握ったのである。

 話せば長くなるのだが、今年の7月にとあるイベントがあったのだが、そのイベントの主催者っていうのが曖昧で、その曖昧さを他所の人に説明するのは大変なのだが、要するにうちの会社と親会社と叔父会社でやっているのだが、財布をどこも握ってないのである。

 もっとも、利益を上げるイベントではなく、広告宣伝イベントなので、各社が人員を出せばいいだけなんだけど、会場費など、それなりに経費は出るわけだが、準備を仕切るのはうちの会社なので、うちが経費を管理すればいいだけなんだが、去年までは一応、親会社主催となっていたので、親会社に替わってうちが経費を管理して、うちが一旦負担した経費を親会社に請求して、親と叔父がどういうやりとりをしていたのかは私にはわからない。

 さらに社内的にも変なことになっており、その準備をする部署の人たちは準備はすれども、経費には無関心だったので、なぜか歴代の総務部長が経費の集計と(集計していたのは私ですが)、親会社への折衝(っていうか、こういう収支になったので、これだけ請求しまっせと、親会社の経理部長に御伺いを立てるだけ)を行っていたのである。

 で、総務部長が替わるたびに、ってゆーか、毎年のことだが総務部長も自分の仕事だと思ってないので忘れているので、毎年私が「あの〜、これ、どうしたらいいのでしょう?」とつついてきたのである。

 ところが、今年から、お金のことを含めて、うちでやることになった。って説明してもわかりにくいが、去年までは、協賛金というのか、そのイベントに参加する客からの収益は親会社に入金されていたので、うちとしては経費を親に請求すればよかったのだが、今年は収益もうちに入金されることになったのである。

 なので、今度は逆に親会社や叔父会社が負担した分をうちに請求してもらうことになる。
 7月の段階で「それは誰が仕切るのだろう?」と思ったが、その担当部署の部長に確認すると、Y課長が責任者になるというので、「じゃあ、その収支管理も彼に任せていいんですね」というところまで確認できた。

 8月になって、経費の金額も揃ったので、さっそくY課長にそれを持っていって説明したのだが、彼はなんだかよくわからないというか「それってボクの仕事?」と思ったらしく、不機嫌だったが、私がわかる範囲で説明したけど、あれこれ具体的に聞いてくるので「今まではこうしていたという説明はできますが、今年からどうするのかは、そちらで話して決めてください」と言ったのである。

 ところが、9月になっても放置されているので、またY課長に確認しに行くと、「ああ、それは部長に収支表は渡したよ」と言うので、部長の方に「Yさんがそう言ってますが?」と確認しにいくと「ええと、あれはどうするんだっけ?」

 後からだんだんわかってきたのだが、その二人、あまり仲がよくないようだ。
 でも、たしかにややこしい話しなので、また部長にも私にわかる範囲で説明した。結局、去年それをやった、前総務部長に確認してもらうのがいいのでは、という話しになった。

 なんでもいいから、早くやってほしかったのだが、その後、全然音沙汰がないので、また「あの件は?」と確認しに行くと「ええと、結局、どうすればいいんだっけ?」
 「ですから、去年はどうしていたかは説明しましたが、今年どうすればいいのかは、私では判断できませんって言ったはずですが?」と不機嫌になったが、「とにかく、決算迫っているのでお願いしますね」と自分の言いたいことだけは言った。

 そんで、決算時期が来たんだが、やっぱし音沙汰が無いので、親会社の経理部長に「○○の件って、そちらにお話し行ってます?」と確認したが、「知らない」とあっさり言われたので、「うちの部長のほうから話しさせますから」

 一週間後、「あの件どうなりました?」と部長に言うと、「ああ、あれはやっておくから」と言うので、また大人しく待ったが、また放置されてるっぽかったので「いい加減にしてもらわないと、決算はそれ待ちになってるんですからね」と大声で言ったら「げ、やばいじゃん」

 だーかーらー、もう3ヶ月も前から、何度も何度も言ってるじゃん。ヤバいと思っていたから早めに言っていたのに、ギリギリになってもまだ放置プレイかよ。

 もう時間が無いので、たぶん親会社のほうでもどうでもいい話なので、向こうが負担していると思しき金額はわかっているから、その分だけ請求上げてもらうよう、向こうに連絡だけでもしてくれ、とお願いしたのが、先週の話しである。
 結局、あたしが仕切るのかよ、と思ったが、こんなだったら最初から自分で仕切っちゃえばよかったのかもしれないけど、そうなると、「それは経理の仕事でしょ」ってなことになるのもわかっていたから、初年度はいい加減でも、将来的には担当部署できちんと仕切ってほしかったのである。

 ややこしい案件ではあるが、前総務部長である現役員氏に相談して、親会社に話してもらうのもよし、役員氏に「それでいいんじゃない?」と決済をいただいて、直接親会社に「この金額はうちで負担しますので、請求あげてください」と言うのもよし、やる気になれば、30分もかからない仕事である。

 さて、今日になって部長に「やっていただけましたか?」と言ったら「ああ、Yがメールしているから」と言うんで、外出中のY課長が戻るのを待って、Y課長に「例の件、部長に行ったら、Yさんがやってくれてるって・・・・やっていただけました?」と言ったら、「ああ、部長からメールきてたけど、で、これ、どうすればいいの?」

 「だから、どうすればいいのかは、私ではわからないって・・・・・」

 最初からまた説明しようかと思ったが、頭に血が上ってしまい、Y課長のことは放って、部長の席に向かい「Yさん、まだやってなかったんですが」と言うと「あいつぁ〜〜〜〜〜」とか言い出すので「もう、わたし、知りませんからね」と捨て台詞を残して立ち去りました。

 なんか、もう、どうでもよくなってきた。

 つーか、やつらに説教したかったのだが、怒りの感情で足がもつれて、だから「もう知りませんよ」って、おかーさんが切れたときみたいな情けないセリフしか出てこなかったのである。

 何度も何度も丁寧に説明したつもりなのに、人の話、全然聞いてないし、「自分の仕事じゃない」のがありありだし、いや、部長のほうは自分の仕事なのはわかっていたと思うが、彼も私と同じように「このくらいはY課長に仕切ってもらおう」と投げたんだと思うけど、Y課長は部長にきちんと相談できないというか、彼は部長に一生懸命投げているつもりなのに、その度に「お前がやれ」と投げ返されるので、「ちゃんと説明してくれないからわからない」という態度のようで、で、突付きにきた私に「これじゃ、わけわかんない」という態度で質問されてもさあ。

 そういう人、ときどきいるけど、私は経理だからさ、数字や書類の流れは漠然と把握しているけど、そこに至るまでの経緯は知らないわけ。だから、私に聞くなって思うけど、私が「この経費処理、まだみたいなんですけど、たしか、あなたの仕事ですよね?」と御伺いに行くと「オレは何も聞いてない」って私に言ってもさあ。
 そういう言い方しないで、せめて「え?そんなのあるんだ?知らなかったけど、それは前は誰がやってたの?」って普通の人ならそう言うし、私が「去年は○○さんが作ってましたが」と言うと、「じゃあ、○○さんに聞いてみる」で話は終わりじゃん。

 怒りのあまり、雑な文章になっていますが、私が苦手な類のバカは、そういうとき、やたらと私に聞いてきたりするので「だから、それは私ではわかりませんってば」と言うと、「だって、ちゃんと説明してもらわないとわからないだろう」と逆ギレしてきたりする。
 私が前任者に確認して、懇切丁寧に説明してあげればいいのか?

 いや、ですから、私はお母さんみたく、ただ「宿題やりなさい」と言ってるだけで、宿題の内容については先生に聞いてくださいって。

 なので、夏休みの宿題をまだやってないどころか「だって、これって、どうやればいいのかわかんないんだもーん」と言う息子にブチ切れて、おかーさん「もう知らないからね」と怒鳴りそうになっちゃったじゃないですか。

 で、悲しいことに、Y課長は30代前半の中堅社員の出世頭というか、幹部候補生なんです。
 上には妙に評判がいい。

 なんでなのか私にはさっぱりわからないのだが、前にも「ソリが合わないのは私だけ?」と思って、他の人にちょっと愚痴ってみたら、やはり一部では異常に評判悪かった。
 外面いいんだよね。一番やっかいなタイプである。

 ここ最近、あまり直接仕事の話しすることなかったので、ブツかることもなく、「ヤツもそれなりに成長したのかな」と思っていたのだが、全然かわってなかったようだ。

 今回のことで懲りたので、次回からは、直接話しを持っていくのはやめようと思う。
 最初から、元総務部長に相談すればよかったのだ。そしたら、ヤツもテキパキやっただろう。
11月21日(水)

 ほんと寒いっす。

 今日から冬物のタートルネックのシャツ(っていうのか、カットソーというのか)を出したのだが、今年の春に冬物を仕舞うときに、防虫剤を買ったのだが、気まぐれで「植物生まれの防虫剤」っつーのを買ってしまったんだけど、それがかなりキツいミントの香りで、部屋中がその匂いになって辟易したんだが、今日、その匂いにつつまれていた服を着たら、まだツーンと匂うので「これだったら、ナフタリン臭のほうが慣れているだけマシだ」と思った。

 樟脳臭さは、「懐かしい匂い」だけれども、「強烈なハーブ臭」には慣れないし、周囲の人も「この変な匂いなんだ?」と訝りそうである。
 天然成分だからって、なんでもOKというわけではないことを反省した。

 最近のニュースといえば、やはり「田中マー君新人王おめでとー」であろう。
 ダルなんて、MVP貰ってたけどね。
 そーいや、田中マー君熱烈ファンの友人M嬢は、例の学生時代にゲイビデオに出てたことがバレたため、プロ入りを逃して渡米してしまった投手が楽天に来ることをとても心配していたのだが(一場だけでも心配なのに、これ以上、ネタキャラはいらんとのM嬢の嘆き)、まんまとハムに決まって(楽天の球団社長がまた黄金の右腕だか左腕で3年連続で一位指名をゲットした。あのノムさんも脱帽のクジ運)メデタしメデタシである。

 ノムさんには、あと2年くらいは頑張ってほしいものだが、そーいや、サッカー日本代表監督のオシム監督の復帰は難しそう。
 あの人が監督になったときに「今にも卒中で倒れそうな人だ」と心配したが、やっぱしなあ。見るからに血圧高そうだったもんなあ。

 でも、もしかしたら、長嶋みたいな「いわゆるひとつのメイクドラマ」になるのかもしれないし・・・・

 どっちにしろ、サッカー日本代表には興味がないのですが、たまにスペインリーグの試合結果をチェックして泣いてます。アンリ様〜、もういいから、日本に来てケロ。あれだけのスター選手そろえて3位って、巨人か?(巨人は3位ではありません)

 あと、最近のニュースといえば、実に個人的なものであるが、ユーチューブでJimJimineeなんて地味なもんが、大昔にテレビに出たときの映像を発見
 覚悟はしていたが、アイドル的な扱いだったんですね。

 私が20代半ばでその存在を知ったときには、すでにLP(ぷっ)は中古屋で高値だったが、その何年後かに「わー、なぜかCD化されてる!」と発見して速攻で買ったが、それも今ではけっこう高値ついてるようです。借金の肩代わりの穴埋めに売ってしまおうかしら(笑)

 って、まだ肩代わりしてないですけど。
11月19日(月)

 はあ、なんか日々があっという間に通り過ぎて・・・なんだか急に寒くなっちゃったし。

 ええと、先週木曜日の夜は、友人M嬢とお食事した。三茶にあるモロッコ料理カフェでクスクス食べた。
 そんで、その後、いつも行く安い居酒屋で1時まで飲んだ。

 なんの話ししてたっけなあ。ええと、エビちゃんが双子だという話しを聞いたっけ。私、また担がれたかしら(笑)
 かなり酔っ払っていたので、うろ覚えだが、エビちゃんの双子の妹は看護士だったらしい。しかも既婚・・・・不安になったので、ちょっとネットで調べてみたら、やっぱそうらしい。一卵性なのかわからないが、妹もシロートながらかなり可愛い。エビちゃんが「天然」なのが証明されたようだ。
 つーか、「エビちゃんて、たしかに可愛いけど、なんだかボーっとしとるなあ」と思っていたが、同じレベルの容姿なのに、ぼんやりと看護師しているあたりがなんとも・・・・

 まあ、可愛い子ならいくらでもいるが(うちのエビワカちゃんだって相当のもんよ)、「時代の顔」になるのは、可愛いだけじゃだめなんだけど、エビちゃんは、あの笑顔で頂点に立っちゃったからなあ。今後、どれだけ持続するか知らんけど。演技力もバラエティ力もイマイチだし。

 そんな話しをM嬢としているときに、ふと「エビちゃんは笑顔しか芸がないとはいえ、それなりに可愛いと思うが、わたしゃモエちゃんのどこがどうキレイなのかさっぱりわからん」と言ったら、M嬢に「ああ、押切モエは、努力の人なんだよ」と解説された。
 そっかー、やっとわかったよ。あの力技で美人にしたような感じが、私には痛く見えたけど、そうと知れば、それが支持されるのもよくわかる。

 なーんて雑談しながらしこたま飲んだので、翌日は二日酔いでダウン。
 すっかり寒くなったからよく寝られること。

 もちろん予定の休みでした。だって、土曜日はまた恒例のバーベキュー大会で私は買出し部隊。
 ほんとは、そんなことしてる暇あったら仕事したいのだが、総務部の最重要任務なのでしょーがない。

 肉をたくさん食べて、夜8時頃には退散した。
 体調がよければ、日曜日に出勤して少しでも決算業務を進めようとしたんだが、日曜日に目が覚めるともう10時だったし、もう一眠りしたら、すっかり昼過ぎだった。
 すっかり寒くなったからよく寝られること。

 仕事をヤル気はあるのだが、体がついていかないからしゃーない。
 無理したって、誰も誉めてくれるわけでもないし、のんびりマイペースが長続きのコツである。
 いや、ほんとに、最近、30代半ばの女性社員が激務のため「少し休みたいから辞める」と言い出し、大騒ぎになって、引きとめられているが、彼女は共働きだから生活には困らないし、脅しじゃないとは思うが、あまりにも大騒ぎになったので(役員会でのトップ議題になったくらい)彼女も「とりあえず、休暇をとって考えてみます」と言ったようだが、さて、どうなるのやら?

 そういうこともあったので、余計に「無理しちゃいかん」と己をいさめているのだが、元々、あんまり無理しないし(笑)
 できないことは、やらないに限る。
 それでも、どーしてもやらないといけないことも多いから、なんとか毎日2時間くらい残業して消化しているんだが、それくらいが限界。

 と、同じようなことを何度も日記に繰り返し書いているのは、私だって、そりゃ、ついつい無理しちゃいそうになるからだ。

 話しは変わるが、先週やっと「SP」を見ることができた。
 「ガリレオ」よりもフジテレビ的には押しているらしい。
 私も「ガリレオ」は何度か観たが(今日もちょっと観た)、やっぱし柴崎コウが生理的にダメなのと、自分が思っていた以上っていうか、以下に?っていうのか、フクヤマがそんなに好きではなかったらしく、てゆーか、ちょっと暗くないか?、あのドラマ。

 まあ、そもそも月9には何も期待してないからいいんだけど、「SP」は、なんたって岡田君だし、堤真一だし、けっこう期待していたのだが、なんか、期待はずれだった。
 先週で3話目だったようだから、ちょうどダレるあたりなんだが、いやー、あたしったら、ほんとに心が狭いが、テロリストが「おれたちは、テロリストだ!」って名乗ったあたりで、ドン引きしてしまったんですが・・・・

 そりゃ、ダイハードの敵役もあんなかもしれないけど・・・・そうだ、私はダイハードは3しかちゃんと観てないし(笑)

 それでも岡田君がお医者さんに化けて白衣姿だったので我慢して最後まで観たが、途中で堤真一が登場しても「ああ、そういや出るんだっけなあ」と、なんだかどーでもよかった。ギバちゃんみたいな堤真一じゃあね。

 テレビドラマがつまらないのは、シラフで観てるからなんだけどね。

 ああ、でも、土曜日は外で飲んで帰ってきたし、「なんか飲み足りねーな」と思って、酒買って帰ったので(自宅禁酒もゆるーく運用中)かなりできあがってたんだけどな。

 こうして、書いてみると、なにやら「なにもかもつまんねー」と嘆いているような気がしなくもないが、そーゆーわけでもなく、けっこう淡々と人生を楽しんでおります。
 今日もまた、マスオさんにあーでもない、こーでもない、といろいろ案を述べたのだが、前のときより少し反応してくれたようだけど、彼もまだ、どう進めていいのかわからないようなので、「とりあえず、一覧作ってみてから見せてね」と指示した。
 こっちもマイペースだが、向こうもマイペースなので、ゆっくりすり合わせていくしかない。
 心配なのは、私の方は一生懸命「話しあってる」つもりだし「いろいろ教えている」つもりなんだが、向こうはそう思ってないのかもしれないところ。彼はそういうことをいきなり部の会議で「ボク1人ではこの仕事は無理だと思います」とか言いやがるから心の準備しておかないと。
 でも、そういうすれ違いは避けられないわけだし、だいたい人間関係なんてそんなもんだし。

 後ろで流していたNHKで穀物トレーダーのドキュメンタリーやってて、ゾっとしちゃった。

 少し前に読んだ「ペットボトルのリサイクルは環境に悪い」と主張する人の本を思い出した。やや、トンデモ入った本だったけど、ところどころに同意できるところがあり、その中でも「あなたが環境によいと思って電気代を節約して貯金したら、そのお金を銀行が経営者に融資して、経営者が事業を拡大するので、電力消費が増える」とかいう理屈が書いてあって「あー、その通りなんだよなあ」と頷いたけど、ペットボトルをせっせとリサイクルしている平凡で善良な市民が「老後の資金作りに」って投資したファンドが地球に優しいらしいバイオエタノールの波に乗って、価格を吊り上げているっていうのも、ものすごーく切ない話である。

 よく「脅威の映像」なんかで観る、バッタの大発生を思い出す。
 小銭の一枚一枚が、バッタだとすると、大発生して巨大マネーになり、トウモロコシ畑を次々と食い荒らしていくのだなあ。

 さて、今朝はあまりの寒さに、景色を楽しむ余裕もなかったが、今日の帰りにすっかり暗くなった遊歩道を歩いていたら、街頭の灯りに薄っすら照らされた桜の木がけっこう紅葉しているのに気が付いた。
 暗い日本家屋の行灯の光で微かに輝く金屏風のように美しかったけど、明日の朝は澄み渡った空の下で印象派風な桜を楽しみたいものである。

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