可燃物な日々
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日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました。
7月30日(月)
ミヤノ&モンベラーズ(+クロックス)、ただいま帰りました。
思ったより疲れてないけど、3日間ネズミーランドで過ごしたようなもんだから、頭ボーッとしちょります。
いやー、今日の朝、って、今朝っていう日本語ありましたっけね、目覚ましで起きて、ホテルの部屋のカーテンを開けたら「わー、ザーザー降り!」という瞬間が一番「神を見た」ときだったようです。
あと、生理用品ちゃんと用意していったけど、結局クリアした。先月、深層心理で無理やり周期を捻じ曲げた自分を誉めてあげたい。
そして、大金使ったモンベラーズは、かなりいい仕事をしてくれて、特にUVカット帽子の撥水能力は全然アテにしていなかったにも関わらず、小雨だったら充分機能してくれたので「グッジョブ」であった。
結局、会場内ではずっと、クロックスのトレッキング・シューズで過ごしたのだが、あの靴も本来あるべき場所で履きまくられて、すっかり貫禄がついた。やはり泥がついてこそのトレッキング・シューズであろう。ほんと、この三日間で大きく成長したよ。
去年はレッチリで凄いことになっていたけど、今年はメンツも地味だったし、チケットも余っていたし、ダフ屋も半額以下で売っていたようだが、でも意外と人が多かった。日曜日なんて、去年がガラガラだったから、ナメてたんだけど、思ったより人が多くて「日曜はトイレに行列できないはずなのに〜」と思いました。
いろいろハプニングはありましたが、去年の土曜日を経験しているので「去年よりマシ」を合言葉に、なんとか乗り切れたし、辛いことよりも楽しいことのほうが断然多いのはいつものこと。
いやしかし、天候的には、歴代でも上位だったような気がする。
で、やっぱり「ショボいメンツ」でも、土曜日は混むんですね。
で、人ごみに疲れ&昨日4時間しか寝てねーよ、な状態で、夕方、林の中で30分くらいうっかり熟睡っていうのも、起きた瞬間の「・・・・は?ここどこ?」ってゆーのが、とても非日常的で楽しゅうございました。
まあ、毎回思うことですが「行ってよかった」ということです。
それにしてもね。
20歳くらいのとき、友人たちと「そういや、キュアはあれから来ないね」と話していて、(私は23年前の来日公演に行っていない。たぶん、受験生だったからだと思う。アズテック・カメラも受験生だったときに来日したのでパスしたのだが、その次に来たときには、その恨みもあったので、根性出して前から4列目くらいの席をゲットした)30歳くらいのときには「キュア、全然来ないね」と話していて、「でも、アメリカとかでは、スアジアム・クラスになっちゃった割には、日本での人気は渋谷公会堂クラスだから無理っしょ」と語られていて、フジロックはじまってからは、毎年のように「今年こそキュア?」って噂が毎回飛ぶが、噂だけというか「ネタ」で終っていたのだが、まさか、今ごろひょこりやってくるとはねえ?
大学生だったあのころ、キュアを観るために、ゴア合羽と長靴持って、スキー場なんかに行くことなんて想像もしなかったよ。
だって、私が大学生のころは、「夏はテニスで冬はスキー」というナンパ系サークル全盛期で、苗場プリンスっていえば、ユーミンのコンサートで集客しているところで、まさか自分がキュアを見るために、あんなとこに行くなんて・・・・
20歳の自分に「20年後のあなたは、こんな装備でキュアを観ています」って見せても、全く状況が理解できなかったと思うね。そもそも、あの当時は「オール・スタンディング」という概念すらない。そりゃ、新宿ロフトとかはそうだったけど(笑)
新宿ロフトといえば、最近のニュースで、町蔵がホテイに殴られたと届け出たという事件がありましたが、T嬢も「君達、20年前の新宿ロフトのライブ後じゃないだからさあ」と失笑していた。
40歳の私が「なんで、キュアを観にいくのに、ゴア合羽と長靴が必要なんだろう?」と、ふと我に返りながら荷造りをしている丁度その頃、今やセレブとなったけど、20年前は新宿ロフトで300人入ればインディーズ界の大物だった彼らが昔を懐かしんでケンカ上等やっているというのも、萩尾望都的時空の歪みっぽくて感慨深いものがありました。
余韻を楽しむために、2ちゃんを眺めていたら、「サマソニにB’Zが!」ってネタじゃないんですね・・・・
さて、まだ明るいけど(5時)、もう寝ちゃおうかな、お土産のエチゴビールでも飲んで。そーいや、発火遺産・・・・・・
・・・・・・(ウケた)
・・・・・・(まだ笑っている。疲れているのでツボにはまると長い)
・・・・・・八海山もビール出してたんですね。しっかり飲みましたとも。
7月26日(木)
昨日は日記書きながらワイン飲んでいたら、すっかり酔っ払ってしまい、ふと気がつくと11時くらいで「そーいや、アジアカップってまだ一度も鑑賞してないんだよな」と思い出し、テレビをつけてみたんだけど、途中で寝てしまいそうな予感がしたから、布団に横たわって、テレビをスリープにして観ていたつもりだったが、「いよいよ、後半が始まります!」ってなあたりで、あっけなく沈没したようである。
すまんね〜、前も私が寝ている間に負けてたよね〜、ごめんね、ごめんね、もーしわけない!(久々に職場での天敵Kさんの真似)
というわけで、アジアカップ観てなかったし、元々日本代表チームにあんまり興味がないのですが、おかげで、おだじまん氏のサッカー評が半分も堪能できなかったので、残念である。いや、それでもけっこう面白かったのだが。
しかーし、捻くれモノの私は、これで俄然「決勝観なくちゃ」と盛り上がってきた。だって、サウジ対イラクって、ものすごそうじゃないですか。だいたい、イラクは勝つたびに祝砲で人が死んでいるが、今回は祝砲プラス爆弾テロという、まさに究極のカルナバル状態。これで、うっかり優勝なんかしたらもう、フェスタ、フェスタ、フェスタ!でしょう。2ちゃんの「祭り」をリアルでやっているかのような・・・・炎上?
関係ないが、先日お邪魔したY嬢んちに集まった登山家の皆様の中の数名は、「フェスタ」という言葉が好きらしく「本格的BBQフェスタやりましょうよ」と熱く語ってる人もいらしたが、帰り際、私がクロックスのトレッキング・シューズを履いている最中の照れ隠しで(本格登山の人たちにはオモチャみたいなもんだろうし。雨もふってないのにそんなゴツい靴履いてきた言い訳もしたいし)「いや、来週、フジロックに行くから、この靴、履きならしてんの」と、問わず語りにひとりごちていたら、Y嬢のダンナに「えー、行くんですか?フジロック・フェスタ!」と言われ「フェスタ言うな〜」と突っ込みをいれてしまいました。
●40過ぎてからのフジロック(フェスタ) 荷造り編
とりあえず、用意したものをバッグに詰めてみた。
クロックスの長靴の容積が・・・・
これで、雨降らなかったら、悲しいぞ〜
でも、今のところ、土日は雨が降る予報なのだ。
私の神通力というか、マーフィーの法則力(ゴア合羽と長靴を総額4万円以上かけて新調したのに、ちっとも雨が降らない)が勝つか、それとも自然の摂理はそういうものではないのか?
あと、今日はやっと不在者投票に行きました。用紙持ち歩いていたんだけど、ついつい忘れちゃって、今日も買い物してから気が付いて、慌てて投票所に行ったら、8時までの受付けだったらしいが、入ったのが7時55分くらいで、ほんと駆け込み投票でした。
話はフジロック・フェスタに戻るが(なにげに気に入っている)、ヴィニが来ないのは、まあ想定内だったとして(飛行機12時間も乗れるのだろうか?とか、成田に着いたはいいが、そこから苗場までの途中で車酔いしてダウンしてしまうのではないか?とか)、最終日のオレンジ(最奥のステージ)のトリのフィッシュ・ボーンっていうのが、けっこう気になっていたのだが、T嬢も「ちょっと観てみたいけど、奥地だから最後まではしんどいかも」とメールしてきたので、「まあ、その日のノリで観れそうだったら1時間くらい観てみてもいいのでは?」と思ってたんだが、そっちもキャンセルになっちまいました。
もう、日曜は早めに切り上げて、宿で酒飲みながら、サウジ×イラクの死闘でも鑑賞しようか?
サッカーの話に戻るが、「とくだね」では、松木安太郎とおヅラ氏が「オシムだめなんじゃない?」モードだった。昨晩のスポーツバーでのアンケート調査では、「オシムやめれ」は少数派だったみたいだけど。
「オシムでいいのか?」派の意見はどうやら「言ってることがよくわからない」ということらしいが、でも、それってオシムさんのせいじゃないような気もするんだけどなあ。
ジーコの場合は、ブラジルだから、日系人通訳の人材は豊富だったろうし、トルシエたんの時には、もしかしたら超訳していたかもしれないダバダバがいたけど、オシムさんが喋る言葉(えーと、何語でしたっけ?セルビア語?)を通訳できる人材で、かつサッカーに詳しいなんて、いったいこの世に何人いるのだろう?
もちろん、急に来日した人じゃないから、Jリーグ監督時代からついている通訳は、それなりに経験積んでるだろうけど。
でも、オシム語録に目を通すと、あのオッサン、ちょっと言い回しが蓮實センセー風で、蓮實語録は生で聞いたり、活字で読むと、「ああいう芸風」として、けっこうサラりと耳に入るのだが、あれを横で通訳して聞かせたら、「何言ってんだ、この人」ってかんじになりそうである。
蓮實先生に今からセルビア語を習得してもらったら、W杯に間に合うのではないかと思ってみたりして・・・
つーか、ダバディは何ヶ国語も喋れるのに「くそー、まさかのセルビア語か」と悔しがっていたのかね?
そーいや、テニスの世界は、英語が標準語というか、選手も世界各国を回るし、そもそもアメリカで修行することが多いので、インタビューでは英語が当たり前のようである。ウィンブルドンでも、表彰式でヒーローインタビューみたいなことするけど、当然英語。
英語ができないと、審判にクレームつけることすらできないし。
ウィンブルドンでは、今年からなのか、「チャンス制度」とかそんな名称のクレーム制度ができていて、一試合に何回か「ビデオ判定」を要求することができるようになった。
それで試合の流れが変わったケースも総集編で紹介されてたが、微妙な判定の場合「チャンス制度プリーズ」と審判に申し出ると、最先端機器でとらえた球筋をわかりやすく映像化したものが上映される。
客席も大盛り上がりで、ドラムロールのような歓声を送ると、映像が登場して、「OUT」の判定が「IN」になったりすると、もう大騒ぎ。
すっごく楽しそうだったが、なんだかパチンコの画面のようだった。「パチンコ ウィンブルドン物語」みたいな?
さて、明日は何時に出発しようか?「キュアに間に合えばいいや」とT嬢とは8時にワールドレスラン前集合(いつもの集合場所。あそこの英国生ビールが毎年楽しみでね)という悠長な計画だが、間に合えば、ジャービス・コッカーも観たいし、せっかくだから日野皓正も観たいし、というと、やはり11時には家を出ないとね。早寝しよっと。
7月25日(水)
昨日は、虫除けスプレーやウェットティッシュやアンメルツなどをドラッグストアで買って、簡単に荷造りしてみた。
Tシャツや靴下はモンベルで買い込んだのでローテーションばっちりだが、パンツにやや不安があることが判明した。フジロックに持ってく分くらいはもちろんあるが、その後のことを考えるとちょっと厳しい。
そういや、最近、海外旅行にも行ってないので、パンツのメンツは「旅行用 穴あきパンツ」ばっかりである。
私は「アポロ方式」と呼んでいたのだが、たしか友人T嬢も同じことをしようとしていたら親に「ゴミの海外輸出はやめれ」とたしなめられたとか。
「アポロ方式」は私が子供のころの家族旅行で母親がやっていた作戦で、ゴミ寸前の下着を履いていって、現地で捨ててくるのである。しかし、うちの母は、スキー旅行で2泊したときに、宿で脱いだパンツをゴミ箱にそのまんま入れておいたら、「翌日、ゴミがもうなかった〜」と騒いでいた。自分では、そこに入れておいて、後で他のゴミとまとめてビニル袋の中に紛れ込ませようと思っていたようで、要するに「置いただけ」のつもりだったが、朝食に出たすきに、布団下げに入った客室係りがしっかりゴミも回収していったようなのだ。
母はそれがとても恥かしかったので、「こういうことはもうやめようと思った」と語っていたが、ほんとにもうやってないんですかね?
さて、フジロックに同行するのは「出会ってからもう22年も経つのね」な、人生の半分以上の友人関係であるT嬢であるが、だからって、穴あきパンツっていうのもなあ。まあ、T嬢が私のパンツに全く興味がないのは、わかっているが。パンツ履いてないと、気にするだろうけど(笑)
そんなわけで、久々にパンツの買出しに行った。
以前は、MUJIのを愛用していたのだが、ここ数年、MUJIの下着展開がイマイチなのだった。
代わりにユニクロが、かつてのMUJIっぽい展開をしているのだが、ブラはまあまあなんだけど、パンツはイマイチだった。
その理由を書くのは、さすがの私でも躊躇するが、まあ、いいや、もうオバサンだし・・・・でも、オバサンだからこそ余計にキショイし、実際、その姿を鏡で観てしまったときの衝撃といったら・・・・ええ、要するに股のところの幅が狭いので、けっこうはみ出るんですよ。他は値段といい、素材といい、別に文句はないんだけど、そっか、こういう文句はユニクロにちゃんと言ってやれば改善されるんだろうなあ、でも、他の普通の安物パンツでそんなことなかったのに。
話が逸れたが、西友の下着売り場に行ったんだけど、やっぱしMUJIのみたいなシンプルなのが少ない。
私、肌着にレースがあしらってあるのが苦手なんすよ〜
レースがチクチクするので。
それを避けると、ほんとに「オバサンぱんつ」しか残っていないのだが、そういうニーズはやはりあるらしく、ワコールやトリンプでも多少あることはある。
ワコールの、CMもやっている「履いて歩くだけで腹がへこむガードル」に心ひかれるが、フジロックに履いていったら疲れそうだ。
そういや、先日遊びに行ったY嬢に「最近、山に行ってるの?」と聞いたら、足の故障で今年は休んでいるそうだ。股関節の周りの筋肉のバランスが悪いので膝にくるとか言っていたが、私も腰痛と膝痛が連動するので、なんとなくわかる。
Y嬢曰く「でも、ワコールで、サポート下着があるんだけど・・・」「あ、あのウエスト細くなるってやつ?」「・・・・いや、そうじゃなくて、足の痛みをサポートするスパッツみたいなやつ」
生地の伸縮が筋肉みたいにサポートしてくれるようで、それ履いてみて、けっこう歩いてみたら「全然ラク」だったようだ。
下着屋では見かけなかったが、ドラッグストアには似たようなのがあった。「うーん、私も、こういうの履けば、膝大丈夫かなあ?」と思ったけど、けっこう高かったのでやめたけど、こういうのがあるんだと知るだけでも、ちょっと安心する。
膝のサポーターや、「関節の痛みに効くサプリ」などは、けっこう売れ筋商品のようで、あと10年以内には、私もお世話になるのだろう。団塊の世代に元気に活動してもらって、商品に磨きをかけていただきたいものである。
やっぱ、そのためには、メーカーに積極的に「ここがいいけど、ここがよくなかった」と意見するのがいいのかもしれない。
でも、なかなかそれも面倒でね。
そういや、今日聞いた話だが、うちの会社のとある部署が、1人のクレーマーさんによってボコボコにされてるらしい。こっちのミスが発端でもあるし、理不尽な要求してくるわけでもないらしいのだが、とにかく強力な人柄らしく、電話で相手した社員が続々と沈没(しばらく使い物にならない)してしまい「これは電話では・・・」ということになり、担当区域の支店長が面談してみたらしいが(本部の内勤の社員に比べれば、支店長は接客のプロ)、その支店長も撃沈してしまったそうだ。
すごい破壊力らしいので、なんかそのエネルギー、他のことに生かせないかねえ?と考えてしまう。
無駄なエネルギーといえば、うちの近所に本格派精神分裂病の男性がいて、ときどき住宅街を徘徊している。朝の通勤時に世田谷線の乗換え広場で叫んでいたりもした。
絵に描いたような「見えない敵」と闘っている人で、「うるさい!おまえなんかあっちいけ!」って大声で喋るので、けっこう怖いのだが、今のところ通行人に害を及ぼしたという話も聞かないので、現実と妄想がごっちゃにならないほどディープな妄想の世界にいるのだろう。
でも、ここしばらくは見かけなくなったので、「入院したのかしら?お薬が効いたかしら?」と思っていた。
ほんと、今にも刃物振り回しそうで恐ろしい存在なのだが、でも、いつもネガティブな妄想と闘っているので、とても可哀想だったのだ。家族にそういう甲斐性がないのかもしれないが、せめて行政がなんとかしてあげないと、ずっと悪夢の中にいるのは辛かろう。
そしたら、昨日、出てきました。
私が遊歩道歩いていたら、前方で「やめろって、だから、やめろって!」と叫ぶ声が聴こえたので「夏休み中の中学生男子がジャレてるのかな?」と思ったのですが、ずっとそうやって叫びながら、私のやや前方を歩いているらしく姿は見えないのですが、遊歩道沿道の住民たちは「また出たな」と警戒したことでしょう。
なぜか彼は、遊歩道が好きなのである。でも、遊歩道の脇には小学校もあって、前にも小学生が下校するそばで、同じように叫んでいたので、あれは保護者会でも問題になってるよなあ、きっと。
そして、家に帰ってから洗濯して、ベランダで干していたのだが、うちの横の道も練り歩いておりました。一瞬「酔っ払いのケンカ?」と思ったのですが、耳を傾けてみると「大きな独り言」でした。
せめて、もう少し声が小さければなあ。
半径50メートルくらいに響き渡るんだもん。「なにごと?」と思ってしまいます。
でも、すごいよなあ。少なくとも1時間は、あのテンションで叫び続けてるんだもん。
一歩間違えば、稀代のエンターテイナーになれたかもしれない。よく「紙一重」と言うが、紙一重で現実と折り合いがつかなかった人の悲しさというか・・・・でも、それで世間に認められても本人は、あの人と同じように辛いのかもしれないんだよね。
で、辛そうにしか見えないのは「私の視点」であって、さっきのクレーマーさんの話じゃないけど、負のエネルギーを爆発させるのが「フツー」というか、それが好きな人もいるんだよね、たぶん。
生クリームが嫌いな人が、目の前で生クリームたっぷりなショートケーキをがっつかれて「信じられねー」と思うような。
ケーキやお酒だと、それが嫌いな人にも「まあ、自分にはよくわからんが、それが好きなんだろう」とわかってもらえるし、ケーキやお酒が嫌いな人でも、他に好きな食べ物あるだろうけど、「喧嘩上等」はちょっと困ります。
酒飲むと喧嘩っぱやくなる人いるしね。駅での迷惑行為のほとんどがそれだとか。
「ふざけんな、ばーろー」とか、叫んでる酔っ払いは時々みかけますしね。
あれは、あれで、ストレス発散としては楽しいのかもしれない。
だとすると、うちの近所を徘徊する、あの人も、「常に迷惑な酔っ払い」みたいなもんで、本人的には「楽しいお散歩」なのかもしれない。
●鈍感力
犬でも、ああいうタイプいますよね。「だれだ、おまえ、だれだ、おまえ」とビクビクしつつ、すぐ吠えてしまう、神経細い犬。
この間、出勤途中に遊歩道を歩いていたら、やっぱりそういうタイプの犬がいて、中型の牧羊犬崩れ(?)みたいな犬が、前方からやってきたハスキー犬に「おまえ、だれだ、だれだ、やる気か、てめー」と吠え捲くってました。
その犬は、団塊おじさんが連れていたのですが、団塊おじさんの友だちは別の犬を連れていたので、散歩仲間なのでしょう。中型の牧羊犬崩れ(?)がワウワウしてたら、心優しき散歩仲間の犬も、「なになに、どしたの、どしたの?」と、なにがどうなっているのかわからないけど「喧嘩だ、喧嘩だ〜〜〜」とワウワウしはじめたので、そっちの犬を連れたオジサンが「おまえ・・・さ・・・・、別に一緒に張り切らなくてもいいんだぞ」と、気弱にたしなめていました。
というわけで、ハスキー犬に向かって「なんだ、てめー、このやろ」と威嚇する犬と、その後ろで「なになに?けんか?けんかなの?」と通りすぎる当のハスキー犬といえば・・・・・
毛並みも粗くなっていたので、人間でいえば、70歳は越えているのだろう。まさに超然としていた。
朝の遊歩道で散歩する杖をついた老人に、通学途中の中学生が「なんだ、てめー、ガンつけたな」と難癖つけても、同じような光景が展開されたであろう。ご老人は目も朧だし、耳も遠いので、若者が目に入ってないし、ましてや、まさか自分に難癖つけるとは思ってないし、そもそも、転ばないよう歩くので精一杯なのである。
ほんと、そんな感じで、ワウワウと喧嘩売られたハスキー犬は完全無視。
ハスキー犬飼い主の初老女性も、飼い犬のことをよく知っているようで(そもそも、ボーっとした犬種である)、ワウワウうるさい犬と団塊男性2名が「おまえら〜」と騒いでいるのに、目線の一つも動かさない完全無視であった。
いやー、かっこよかったですよ、老ハスキー犬と、初老女性のカップル。周囲への無関心さが、飼い主と犬で同じくらいで。友だち作るつもりで外出してるんじゃないんですよね。「ただの散歩ですから」という非常にストイックなものを感じました。
7月23日(月)
土曜日は、最近マンションを購入したY嬢宅にお邪魔した。
3KDKの夫婦二人(+デカい猫+インコ)には広すぎるお宅だったが、稲毛駅から徒歩20分という微妙なリッチで、リフォーム代込みで1千万円って、安いねえ。
自分が年間100万円くらい家賃で支払っているので、10年で買えてしまうよ。
Y嬢の登山仲間も集まっていたのだが、話を聞いていて笑ったのは、その登山部への入部希望者にときどき、というか、けっこう頻繁に「アウトドア」の人がいるということだ。
私のような、インドア派というか「アングラの魂100まで」(まさに「ゴーレム100」)な人には「登山倶楽部」と「アウトドア同好会」の区別が、とっさにつかないけど、当事者たちにとっては、「デフテック」と「ビースティ・ボーイズ」くらいの違いがあるらしい。
山岳部は「コールマン」とかをありがたがらないというか、「アウトドア5級以下」の私にとっては、フジロックで見かけるターフなんかは、もれなく「コールマン」だったりするのだが、山岳部にとっては「コールマンのって重いじゃん」ということになるらしい。
そっか〜
「アウトドア」の人は、車でキャンプ場やバーベキュー場(や、フジロック)に行くから、重くてもいいんだよね。
でも、山岳部の人たちは、自分で背負って登るから、「アウトドア用」はダメらしい。
そもそも、うっかりやってきた「アウトドア派」の人たちは、山岳部の車のボロさや、テントのボロボロさ加減にびっくりするらしい。
その代わり、山岳部の人たちは、ピックの刺し方がどうのこうの、と熱く語っていた。
山岳部の人たちは、嫁が山に疎いほうがいいらしかった。
「へえ、週末は赤城山に行くの」とか「へえ、水上ねえ?温泉地でしょ?」ってくらいのほうが、いいらしい。知ってる人は、そういう著名な観光地でもルートによっては超危険ということがわかっているが、知らない人には「中高年も楽しむハイキングみたいなもん」と思ってるだろうから。
なので、嫁は山を全く知らないか、一緒に行くか、どっちかがいいようであった。
さて、私もいよいよフジロックの準備も詰めの段階だ。
なんか、意外と天気良さそうな気がしてきた。
だって、全然、長靴履きならせないんだもん。
日曜日は、しょーがないから、全く雨が降ってなかったけど「これは、おサレなブーツなの」と自分に言い聞かせて、長靴履いて近所に買い物に行ったくらいです。
長靴もゴア合羽も異常に「雨避け」になるようなので、「荷物だからいっそ、置いていこうか」とも思うのですが、強力な護符でもあるので、持っていかないわけにもいかないでしょう。
ええと、あと買わないといけないのは、虫除けだな。
去年も買ったはずだが、どうしても見つからない。捨てたのかね?
でも、山ダニは、足が腫れあがるくらい強力らしいので、虫除けは必需品だ。
あとは、アンメルツかなあ?(温泉入ったあとのお呪いとして必要)
ボチボチ荷造りしないとなあ。モンベルの靴下に、モンベルのTシャツに・・・・モンベルで買った速乾Tシャツだったら、宿で洗濯して風呂場に干しておけば、すぐ乾きそう。
今年はそんなにハードじゃなさそうだしね。トリを観なければいけないのは、金曜日のキュアだけで、土曜日は、まあいちおう、ビースティ観るかってだけだし、日曜は「ヴィニ終ったら、まあ、なりゆきで」という程度。
え?ヴィニったら、キャンセル?
もう、いいですよ〜、ハッピーマンデーズ観ますから〜
つーか、地震でビビッたんじゃないでしょうねえ?
7月19日(木)
発売日の漫画の連載を読むような気分で、毎章、毎章をガツガツと読んでいた「ゴーレム100」ですが、とうとう完結してしまいました。
ああ、これが漫画だったら、クライマックスになる直前で、主要登場人物達の生い立ちを振り返ったりして(「風と木の詩」もそうだったっけ)、そうこうしているうちに単行本は10巻を超えてしまい、そうなると、もはや作家や編集の手で連載をストップすることが不可能になり(まさにイドがどーのこーのというのが現実に起こる)、ゴーレム109あたりが登場するまでは、最初のストーリーの延長だけれどもも、ゴーレム1001くらいになってくると、もはや別の話になっているのだが、「ガラスの仮面」なんかは、たぶん、ゴーレム108くらいの地点で、「ゴーレム108.001」「ゴーレム108.002」「ゴーレム108.0021」という事態に陥って、もう数年になるようだ。
さて、問題です。
ミヤノさんが、「ゴーレム100」で一番お気に入りのキャラは、なんでしょう?
いやもう、恥ずかしながら、ドローニーさんでちゅ〜
「私が死んだら、この人に献体しよう」と、マジに考えつつ、眉間にシワを寄せながら会社の昼休みに自分の席で、「ふへへ」と薄笑いを浮かべつつ、熱心にブ厚い本を読む私を会社のみんなはそっと遠巻きにしてくれました。
こういう、美男美女しか出てこない(一部例外もあり)極上のエンターテーメント小説を読んでいると、ついつい「映画化したら、どういうキャストになるか?」と考える楽しみもあるのですが、ドローニーさんは、やっぱし、ダニエル・デイ・ルイスあたりですかね?リチャード・E・グラントって手もあるけど。予算が無いなら、ルパート・エヴェレットあたりでも可。
あと、どっかにジェレミー・アイアンズを押し込めてもいいような気が、漠然としたが、どこに押し込もうか?
蜜蜂レディの誰かには、ドリュー・バリモアが混ざっているような気がする。そうなると、キャメロン・ディアスも出てきそうだ。
黒人美人は、今だとハル・ベリーとかなんだろうか?
よくわかんないけど、パリコレとかのニュースを観ると、やっぱしブラック・ビューティの美しさは別格だったりするのは個人的な趣味かもしれないが、ああいうのを観ると「今の人類の母はアフリカ系?・・・・・って、全然なにも私には受け継がれてないようなんですが?」と戸惑うが、それは単に、スーパーモデルと私の間の遺伝子的関連が、「線虫と同じくらい」掛け離れているということなのでしょう。(線虫と人間の遺伝子配列は、あんまし違ってないというのをどっかで読んだような気がする)
「この男、教養邪魔しすぎだって!」(ケラケラ笑ってしまったキメ台詞。いや、言われてみたいもんですわよねえ?)
さて、そこまで考えると、インド系のキャスティングがよくわかないのはしょうがないとして(3年後くらいに、もしかしたら忽然と「インドのヨン様」が顕現するのかもしれないが・・・・今のところ、私の想像力の限界地点には「日焼けしまくったダルビッシュ」くらいしか候補が挙がらない。しかも、ダルが30歳くらいにならないと使えないし)、日系のシマ博士はどうしよう?
うーん、日本人俳優でこれといったのいないから、中国系が混じってるキアヌで我慢しておこうか?
まあ、それはそれで、構わないけど、やっぱ、なんか違うなあ。
それだったら、ビョン様のほうがマッチしそうだけど、そうなると西洋系の要素が全然無いし・・・・
そういえば、話は全然違うが、「のだめカンタービレ」のフランス留学編を来年の正月にやるらしいが、前にも友人と「フランス編を特番でやってくれればいいのに」と語っていたのだが、でも海外編になるとキャストがねえ?
竹中直人を巨匠指揮者にした月9の力技には感動したが、あの路線でやらないと、たしかに面白くならない。
私が「こうなったら、ウエンツとか使えばいいんだよな」と言ったら、友人も「そうだよ、あとマリエとかさあ」
外見は、全く外人だけど、日本語ベラベラなタレントはけっこういるから(日本語しか喋れなかったりとか)、あとは、パっくんとかさあ。西川さんちの嫁とかさあ。千昌男のとこの嫁は今どうしているのだろう?あとは、イーデス・ハンソンさんとか?
森英恵の孫たちも、けっこう使えそうだぞ。あ、そうだ、桐島さんちの娘や息子もいいじゃないですか。
梨花が、がんばって20キロほど増量してくれれば、ターニャになるんだけど、ハリウッド映画ならまだしも、「のだめ正月特別ドラマ」じゃ、やってくれないだろうなあ。
話逸れましたが、やっぱし「ゴーレム100」を漫画化するのなら、やっぱし萩尾望都先生にやってもらいたいなあ。「マージナル」の雰囲気で。あれもけっこうお下劣でしたし、なんてたって「蜜蜂型社会」だったし。で、もちろん、「マージナル」での私の萌えキャラ、メイヤードさんが、ドローニーさんね?
たぶん、萩尾望都だったら、ほんと見事に蜜蜂レディを描くと思う。つーか、萩尾先生は私なんかよりも、ずっとSF通なので、ずっと少女漫画からは浮世離れしたSF的キャラを地道に作っていたんだけど。
そういや、萩尾望都の最新単行本「山へ行く」では、なんの破綻もない「フツーの家族」を描いているので、けっこうびっくりした。ただ、「フツーの家族」の中で父だけが、アナザーワールドにちょびっと翻弄されるのだが、昔の作品に比べると「父の業」が99%くらいカットされてる。さすがに「残酷な神が支配する」で使い果たしたのだろうか?読むほうは、かなり消耗したのでございますが。
7月17日(火)
三連休明けだから、電話や来客が多く、応対はエビワカちゃんがほとんどやってくれるのだが、それでもなんだか気分が落ち着かないし、社員たちも、ワラワラと「悪いけど、一年前にこれを請求したのか調べてくれ」とか「この請求の支払い予定を教えてくれ」とか「この支払いの半年分の明細がほしい」とか言ってくるので、全然仕事に集中できなくて、あれこれ頭を切り替えていたら、スイッチが磨耗したらしく、午後になったら頭痛がしてきた。
部長もたぶん、そんなんだったんだと思うけど、「なんか胃が気持悪い」と言い出し、M嬢に「なんか、そういう常備薬ある?」と聞いていて、M嬢は「胃腸薬と、あと正露丸があるけど・・・・」
詳しい経緯は知らないが、なぜか部長は正露丸を選んでいた。正露丸は胃薬じゃないと思うんだけど。
で、正露丸って言っても、どうやら糖衣だったらしく「思ったより匂いとかしないね」と部長が言うので、部長と私とM嬢とで正露丸話で盛り上がる。
「あー、なんか正露丸って、あの匂いだけで効きそうな気になるんだよね」
「そうそう、子供のころ、よく歯が痛いときに詰めたなあ」
「あー、オレも、それで限界まで我慢していたので、歯科医に叱られたっけ」
そうそう、私は正露丸の匂いが大好きで、どこも具合が悪くなくても、薬箱から出して、指でネチネチいじって、香りを楽しむ風流な子供だった(笑)
香りがしばらく残るので、外出から帰った親に「あんた、また正露丸で遊んだの?」と叱られたというか、親も「変な趣味〜」と苦笑していたように思う。
正露丸はほんとうに魔法の薬だった。
子供はよく「お腹がシクシクする」という症状が出るが、正露丸を飲めば、すぐに収まったし、夜になって虫歯が痛くなっても、正露丸でごまかして、翌日朝一で歯医者に行けばよかった。
昔の家族旅行には欠かせない「応急処置薬」だったのではないかと思う。あれと、バファリンがあれば、永遠に死なないような心地すらしたもんだ。あと、マキロン?
もう、何年も、いや、10数年は確実に正露丸を飲んでいない。
なんか、あの黒い丸薬のツブツブ感と、怪しい柔らかさと、刺激臭がとても懐かしく思えた。
そういや、20年くらい前も、そういう「家庭常備薬」の話題に職場で盛り上がり、ある上司は「○○丸」と名前忘れちゃったけど、銀色の小粒な丸薬を親から受け継いでいて「これは腹くだしにも、胃痛にも、頭痛にも効くんだ。だから、旅行のときには絶対に持っていく」と語っていた。
仁丹信者もいたっけな。
そういえば、昔は風邪で医者に行くと、医者によって処方する薬が違ったように思う。
私のかかりつけの先生が、毎回出すのは、粒子の細かい、とても苦い粉薬で、あれがどういう効能があるのかわからなかったけど、とにかく、あの苦さはけっこう苦手だったのだが、成長するにつれて「風邪をひいても、これさえ飲めば治る」と信じて、我慢して飲んでいるうちに、だんだんあの苦さが好きになってきた。
きっともう、あの粉薬は存在しないのだと思うけど、今になってみると、まるで駄菓子の味のように思い出すのも面白い。あと、変な味のシロップもよく処方されたな。自分が中学生になり、小児科を卒業したころ、弟か妹が、同じシロップを処方されていたので「わー、これ、なつかひー」と一口舐めたような記憶もある。
あと、大好きだったのは龍角散。あのハーブ系の香りには一時期ハマって、風邪でもないのに舐めたりしていた。
トローチなんかも、自分が風邪ひいてなくても、弟や妹が舐めていると、「わたしも〜」とねだったもんだ。ちょっと薬臭いけど、美味しい飴だと勘違いしていたらしい。
関係ないけど、私は子供のころ錠剤が苦手でね。
錠剤飲むと、そのあと、見事に吐き散らした記憶もけっこう残っている。
ある夏のこと、熱で食欲なかったけど、スイカは食べられたので、スイカをしっかり食べたあと「まあ、スイカでも、いちおう食後か?」と親が判断して、苦手な錠剤を飲んだのだが、しばらくしたらやっぱしダメで、洗面器に豪快に吐いたのだが、スイカ食べた直後だったんで、もう見事なスイカ汁でしたわよ。その中にポツリと沈む赤黒い錠剤・・・・・・
せっかく食べたスイカの逆流に、子供心にも、かなり切なかったので30年後にこうして思い出せるわけでございます。
しかし、負けず嫌いの私は、自分の錠剤に弱い体質をどうにか改善しようと思い、その意思が行き過ぎてしまって、中学生になるころには、「錠剤もカプセルも水無しで飲める」という、自慢にもならん技を獲得してしまった。
水無しで飲めたからって、偉くもなんともないし、それに水と一緒に飲むことに意味があるようにも思えるが、でも、未だにマルチビタミン剤を水無しで飲んでみたりして「錠剤苦手を見事に克服した自分」を試してみたりするが、かなり無意味である。
昔はけっこうそれで、エバれたんだよな。
カプセルが苦手な子がけっこういたので、「わたしなんて、カプセルを水無しで飲めるもんね〜」と得意げに技を披露すると、「え〜、すごい〜」と驚かれたのだ。
大人になってから、ふと、その特技を思い出して、毒々しい、大友克洋の漫画に出てきそうなヤバそうなカプセルを風邪ひいて処方されて、会社で「あ〜、ヤクが切れてきた〜そろそろ薬飲まないと〜」なんてときに、「あたし、こういうの2錠くらいなら、水無しで飲めるんだよね」と宣言して、舌の上にこれみよがしに載せてから、ゴックンして「ほら〜」と得意満面だったが、ランチで同席した同僚たちは、どう反応していいのか、あきらかに困惑していた。
そういや、私は仕事中にコーヒーをガブ飲みするが、「はあ、そろそろ薬の時間だ」とコーヒーで飲もうとすると、「薬は水で飲まなくちゃ」と指導されたことがある。
「え?なんで?胃に入れば一緒じゃん?」
と思ったが、その人の理屈で言えば、「水じゃないと、効果がない」とのことだったが、「えー、でも、私、水なくても飲めますが?」と言うと「それはコーヒーよりも悪い」
そーいうもんなんですかねえ?
さすがに、風邪薬をビールで流し込むと、ちょっとヤマしいけど、早く効きそうな気がしなくもない。
どっちにしろ、嬢剤が消化できなくてゲーゲー吐いていたのは、10歳くらいまでのことで、それ以降は、薬に当たったこともなく、でも、体丈夫になってからはチャレンジ精神が旺盛になり「この高熱が薬無しでどこまで上がるかちょっと実験」してみたりして、やっぱし辛いから、解熱剤飲むと、カーっと汗かくのが快感だったりしました。
最近、そういうわかりやすい風邪ひいてないような・・・・
これも、年とった証拠のひとつなんですかね?
7月16日(月)
あんまし愉快なことがなかったので(特に不愉快なこともなかったが)日記を書いてはみたものの、「なーんかオチがないわね」と眺めているうちに眠くなり、アップしてなかったのだが、今日はやっと「これはきちんと書き残しておこう」という愉快な出来事がありました。
主役はハイジ君です。
退職してから丸2ヶ月は経過しているが、私の笑いのツボを未だに刺激してくれる、かわいー元同僚なのであった。
だってさあ、だってさあ・・・・・ごふふふふ・・・・今日、私がひとりポツネンと出勤していたら、10時ちょっとくらいに電話が鳴って、出たらハイジからだったんですよ。駅のホームと思しき背景音だったので「あれ?」と思った。前にも日記に記録したが、彼は何度か土曜日に電話してきて「マスオいる?」というときはあったけど、そういう電話はたぶん自宅からで「これから街に出るが、マスオの顔でも見に寄るか」ってことだったと思うんだが(ハイジの自宅から一番近い繁華街は会社付近)、なぜに駅から?
「今日って、誰か他に来てるの?」
「いや、マスオさんは休暇でサイパンだよ、知らなかった?あと、M嬢は休みだし・・・・」
「え?サイパン?だって、あいつ風邪ひいてたじゃん」
そうそう。そういや、先週マスオさんが、ハイジとも仲良かった男性同僚数名に「今週末、金曜か土曜にハイジさんが飲みに行こうって言ってるんですけど」と手配していたのだが、その会合はマスオさんの風邪で流れたのかね?
つーか、ちょっと切なくなるのは、マスオさんが風邪をひいていることはハイジに伝えても「来週は休暇ですし」ということを伝えてなかったということだ。男子同士ってこういうもん?女子だったら、ありえねー。
「そうなんだよ、ダイビングのライセンスとるらしいんだけど、あの風邪じゃねえって心配してたんだよ。でも、もっと心配だったのは台風で飛行機飛ぶかってことだったんだけど(笑)、でも昨日の様子じゃ、大丈夫だったんじゃない?」
「そっか・・・・・いや、オレさあ、今日会社行ったんだけど、休みでさあ・・・・・」
どわっはっはっは!
あんた、そりゃ、うちの会社は、こんな会社だけど(私は土曜も、今日も出勤ですわよ)、フツーの会社は三連休なんだからさ〜、それ忘れて出勤しちまったのかい?情けないなあ、も〜、台風情報でも「せっかくの三連休」が連呼されてたじゃんかよ〜
で、ヤツは「まあいいや、もしかしたらそっち寄るかも」と言うので、来るのか来ないかわかんないので、そんで地震があったので、「これはまた、どこぞで大地震では?」とフロアにあるテレビをつけてみたら「わー、また新潟?なんてこったい」
他のフロアで出勤している人もテレビを観にやってきて「前の新潟の地震って一昨年だったっけ?」「能登のは?」なんて話していたら、ハイジが登場。
「新潟で震度6だってよ」と私が言うと「マジ?さっき本屋で足元がぐらっとしたから、てっきり立ちくらみかと・・・」とハイジ。
「それにしても、なんで祝日なのに、出勤しちゃったわけ?」と切り出すと「いや、そうじゃなくて・・・」と説明されたのだが、そっちの説明のほうがわけわからんかった。
ハイジの転職先は、そこそこの会社なので、今は四半期決算で忙しいらしいから、今日はみんな出勤することになっていたのに、会社に着いたら誰もいなかったので、仕方ないから帰ってきたと言うんだけど、「それって、イジメられてんじゃないの?」と私が笑いながら「本当のこと」を冗談っぽく言うと、「いや、でも、この時間(11時ごろだった)には、来てると思うけど」
意味が全然わからないが、ハイジがまだ試用期間だから、休日のオフィスの鍵を開けられなくて、外で時間潰しているのも億劫になり、帰ってきたっていうの?せっかく1時間半もかけて出勤したのに?それって、煮詰まったカップルが相手が少し遅刻してきたら、ムクれて帰っちゃったみたいな話である。
実際、かなり煮詰まってるみたいだった。
「なんか、変な会社だから、考えてるんだよ」とはっきり言っていた。うちの会社に寄ったのも、誰かに愚痴りたかったからなんだろうけど、ハイジよ、友だちいないのか?
だいたい、男女関係に例えれば、こちらは「捨てられた女」であるのに、捨てた女に「今の彼女」の悪口を言う気持が、わかるような、わかんないような。
とりあえず、ハイジ自身が「そうとう変」なのは明らかなので、その彼が、その会社を「変」と断定しても、話半分である。
だいたい「仕事つまんねーし。あんなにつまんないと思わなかった。大きな会社って仕事が細分化されちゃってるしさあ」などと抜かすので「だから、私がそう言ったじゃん。まったく人の話全然聞かないんだから」と苦笑するしかない。
途中で出勤してきた部長が、ハイジの愚痴をおっとりと聞きながらも「でも、そもそも経理の仕事ってそんなもんでしょ?」と、ばっさり本当のことを言うので、私は大笑いしてしまった。
そんでハイジが「でもさあ、今の会社で働いてると、朝7時半に家出て、仕事して、帰ってくると終電でさあ。飯食って風呂入ったらもう終わりでさあ、なんか人生空しくなってくる」と言うので、「たしかにそれは嫌だけど、でも、みんなけっこうそんなもん、とも言えるわけで・・・・」としか、言いようがない。
逆に私の経験、というか周囲の人の経験だと、片道1時間半の通勤時間がきつくて、家賃は高いけど都内に引越して一人暮らし始めたり(それは私もやりました)、給料は下がるけど、もっと自宅に近い会社に転職したり、給料は下がるけど、もっと自分のやりたい仕事に転職したり、給料は下がるけど、もっと自分のやりたいことができる時間に余裕のある仕事に転職したりっていうのはあるけど、彼の場合には「たしかに土日に普通に休めない会社だけど、出勤時間はルーズで、なにしろ家から徒歩20分」という会社から、「通勤1時間半で9時出勤。残業手当はつくけど、毎日10時まで残業。で、基本給安いから残業しないと食えない」っていう「普通の会社」に移ったので、私の予想通りにけっこうシンドイようである。
まあでも、また転職する際には、この経験が役に立つだろう。
うちの会社では、上司に飲みに誘われるのを異常に嫌がっていたハイジだが「今の会社、誰かが連れ立って飲みにいってるのを見たことがない」とボヤいているんだから。「ハイジ君の歓迎会くらいはしてくれたんでしょ?」と言うと「いや、オレが入る前に辞める人の送別会と新入社員の歓迎会を一度にやっただけ。そーゆーのを極力やりたくないらしいんだよね」
まあ、向こうも「人間嫌いの経理畑一筋」が揃っているのかもしれないが、ハイジだって、人見知りが激しいから、壁をつくってるんだろうと想像できるが、世間話のひとつもできないのはさすがのハイジも相当ストレスが溜まるようだ。うちの親会社にいたときも「あっちの経理は全然会話がない」と言って、よくM嬢やマスオさん相手に喋りに来てたもんね。
てゆーか、私相手にも、こうしてあれこれ話すようになったのは、あの時からだし。私相手でも、喋らずにはいられないほど、会話に飢えているのであろう。けっこう可哀想であるが、自業自得とも言えるし、複雑な心境だ。
●最近のヒット
「空間マウス」
1万円もするらしいが、うちの会社で買ったのではなく、顧客用に用意しているのを眺めていて「それ、なーに?」と聞いたら、どうやらWiiみたいに、空中で動かすとカーソルが動くマウスであった。
「まあ、たしかに、面白いけど、でも、どういうシチュエーションで使うのだろう?」と、「なにそれ、なにそれ?」と集まってきた好奇心旺盛な数名で悩んでいた。
まあ、プレゼンときに使ったら、かっこいいかもしれないけど、よくわからん。
ただ、操作はけっこう慣れないとまだるっこしかったが、ふと「そういや、最初マウスを使ったときにも、こんな感じだったよなあ」と思い出した。よろよろとカーソルを動かしているうちに、「あれ?机の端になっちゃった・・・・この先どうすればいいのだ?」と真剣に悩んだあと、「あ、こうすりゃいいのか」と、マウスを机から持ち上げて、中央に置きなおしたときの気恥ずかしさは未だに鮮明に覚えている。
それから数年後、うちの親にパソコン操作を指導していたら、全く同じことをして困っていたので「うん、それは初心者はみんなやるんだよ。私もやりました」と優しく指導することができた。
おお、やっと洗濯が終った。2回回しました。もう溜まり捲くってしまって、パンストの在庫がなくなったので、昨日買出しに行ったよ。
そー、昨日は「関東にも台風接近」ということで、とても期待していたのだが、午後になったら小雨になってしまい、それでも、しょーがないから、長靴履いて歩きました。まだ、足にちゃんとフィットしてないのよ。フジロックまで2週間を切ってしまったというのに、休日にしっかり雨が降ってくれないと、長靴のチューニングがああ。
●最近の大ヒット(未遂)
いや、大ヒットちゅうか(だから未遂)、前にも書いたが、「広島のフェルナンデス(私とM嬢の間では「ナックルさん」)を生で観たい」と思っていたのだが、なにせ、セリーグの場合は予告先発がないので、ナックルさんがいつ登板するかわからない。
この間なんて、2番手で登板してて、「がびーん、そ、そんな複雑系な・・・・」と大ショックだった。
先発投手のローテを予想するだけでも大変なのに、抑えの切り札ならまだしも、中継ぎ投手の登板を読むのは、かなり難しくなる。
しかし、今日から3日間は、横浜戦だし、先発で出てくれれば、駆け足で間に合うではないか、と、スポーツ新聞サイトでは「先発予想」が出ていたり、試合開始30分前には先発が発表される仕組みをやっと探り当てたというのに、がーん、ナックルさん、二軍落ちしちょる〜〜〜〜〜〜
「いや、それならそれで二軍の試合に出場してくれれば、行きますとも、あたし」と気を取り直してみたのだが、「・・・・・・広島だから、ウェスタン・リーグだった・・・・・」
わーん、せっかく、あんなに入れ込んでいたのに、このままあの不思議なナックルを見れなくなってしまったら、死ぬ間際に「フェルナンデスの投球を生で見たかった」と謎のセリフを言ってしまうではないか。
友人M嬢とも「ナックルさん生で観てみたいね」と盛り上がっていたのだが、M嬢からのメールには「ナックルさんのスレに行ってみたら、 『ある種違う競技の雰囲気。だるまさんが転んだみたいな』とか言われてた。」とあった。たしかにそんな感じ。「だるまさんがころんだ」は大袈裟だが、でも「野球の試合のはずなのに、なんで砲丸投げの選手がマウンドに立っていて、しかも、投げるボールはクリケットみたいなんだろう?」と、それこそ「ピンクの象」が出てきたような戸惑いを覚えるのが快感だったのである。
●ゴーレム100
やっと読み始めたが、なんじゃこりゃ〜〜〜〜
いや、すっごく面白いのですが、小説を読んでいるという気がしない。
この感覚は「少年ジャンプで、すごく大ヒットになりそうな新連載を読み始めた」ようなかんじなのだ。
そう、私は鮮明に覚えているのだが(ほんと、昔のことばかりよく覚えているものだ)、「北斗の拳」の初回を読んで(部室に転がっていたのか、弟の部屋に転がっていたのかまでは覚えてないが)、あのいかにも少年漫画なクドさに辟易しつつも「おまえはもう死んでいる」がツボにはまったので、しばらくちゃんと読んでいたのだが、一月もしないうちに、周囲の人たちも「あべし!」とか言い始めた、あの感じを久々に思い出しました。
いや、ほんと、国書刊行会なんかで地味に出版しているバヤイではなくて、漫画原作として売り込めばいいのに。
だって、私はよくわからないけど、ゴス系な大ヒット少年漫画(およびに、その魂を忘れてない青年諸君向けの青年漫画)の要素が全部入っているような。(って、まだ第8章ですが、章の短さすら週刊連載チック)
くどいようだが、少年ジャンプの連載にうっかりハマり、弟に「今日、ジャンプ発売日じゃん?」「ああ、オレが風呂に入ってる間に読んでいいよ」と、バサっと投げられた感覚を思い出しましたとも。
逆に高校生や大学生の男子が「今日、花とゆめの発売日じゃん?」って「ガラスの仮面」に夢中になっているような。で、とうとう男子が先に買った「花とゆめ」が、なぜか部室にすでにある、みたいな。
まったくもー、「日系人天才科学者、かなり潔癖症だけど、細身で実はけっこう体育会系」と「黒人美人、サイコ探偵、実は盲目」ってもー、それだけでもハート鷲づかみなんですが、それに「上級カースト、クールなインド系警察官」が絡むらしいのですが、ね?ほんと漫画でしょ?
で、キャラ的には、萩尾望都あたりも、よくやる感じなのだが、殺し方がエゲつないので、まあ、萩尾望都も、この間の長編連載では「近親者の心臓を食べる」っていう、ちょっとグロだったのですが、さすがに「あべし!」まではやらないわけで、「ゴーレム100」は今のとこ、どうやら、「少年誌でのメガヒットを意図的に狙った萩尾望都」という趣きで、ええ、私の言うことの意味がわかったら、ぜひ読んでみてください。ほんと、そんな感じなんですから。今のところ。
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