可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました
7月13日(金)

 昨日「いいから、もう早退してください」とキツイ口調で言ってしまったエビワカちゃんがやっと帰るときに「明日も調子悪かったら休んでくださいね?」とダメ押ししたら「いえ、そういうわけにも」と謎の返答をいただいた。

 そりゃ、彼女が休むと、私や他の人が彼女の雑用をやることになるので、「いてくれたほうが、いないよりもずっといい」のは確かであるが、しょせん雑用なので、1日や2日休んでも、そんなに切羽つまらないというか、でも雑用アシスタントが存在意義を発揮する、またとないチャンスだともいえる。

 いつも言っているけど、総務部の仕事は「会社のお母さん」みたいな立場なので、お母さんがたまに寝込んでみれば、家族は「わー、炊事洗濯・・・お母さんがダウンするとなんだか大変」ってことに、やっと気が付くので、たまにダウンして、その存在価値をアピールするの悪くない。

 私も数年前に故意にそれをやったことがある。
 うちの会社はフレックスだし、部署によっては「朝番」「遅番」があるシフト制なのだが、私は「いくらフレックスでも総務や経理は適用外だろう、フツー」と確信していたので、きちんと定時に出勤していたのだが、他の人たちは好き勝手な時間に出勤していた。いちおー、派遣アシスタントは定時出勤なので、その人さえいれば、なんとかなるのだが、でも私は派遣経験があったので「社員が誰もいなくて、自分だけだと、相当心細い」ということがわかっていたので、きちんと10時には出勤していた。

 自分が夏休みというか、年に一度の「一週間休暇」をとるときに、ふと「明日から私は休みだから、誰かちゃんと10時に来たほうがいいのでは?」と、ご丁寧に申し送りしておこうかと思ったが、「それも、よけーなお世話か・・・なにごともなければ、なにごともないわけだし」と思って、「明日から私は休暇です」と、きちんと宣言はしたけど「私の替わりに、だれかきちんと朝出勤しろ」とは言わなかった。

 自分がいないと、どういうことになるのか、試してみたかったのである。
 もしかしたら、自分がきちんと朝出勤しているのは、単なる自己満足なのかも、という気持もあった。

 休暇明けに出勤したら・・・・・もう、高笑いしそうになりました。部長のメールで「朝当番を決めましょう」で始まって、私が不在の間に「朝にちゃんと出勤するシフト表」ができていたのだ。
 きっと何か、小さい事件が起こったのだろう。
 ははは、私が休みの間だけでも、だれかが気を利かせてちゃんと出勤すれば、こういう事態は明るみに出なかったのに、ね。日々が平穏無事に進んでいたのは、わたしのおかげ様だったことに気が付いていただけたかしら?
7月12日(木)

 お、明日は13日の金曜日ではないか。(そんなんで喜んでいるのは、世界中で自分だけのような気がしなくもない今日このごろである。オーメンの日もそうだが、こういうのは「すずめ百まで踊り忘れず」の部類なんだろう)

 そういえば、子供の頃、「すずめ百まで」の意味がわからなかったので、「スズメは百通りの振付を覚えられる」と解釈していたような記憶があるけど、そういう意味に捉えていた人は意外と多いのではないかと思う。あと「三つ子の魂」は、私の世代の人のほとんどが「サリーちゃん」に関係した何かだと思っていたと信じている。

●思いやりを思いやりを持った言葉で伝えられないもどかしさよ

 私も一ヶ月ほど前に、しつこい夏風邪に悩まされたが、またもやオフィスに風邪が蔓延している。
 早々と気管支炎と診断されたM嬢は別格として、マスオさんがゴホゴホしながら「頭痛がする」と言い出し、つい最近、新たな総務部のメンバーになったE嬢も似たような症状になり、マスオさんとエールの交換していた。
 子供を保育園に預けているエビワカ嬢といえば、4月に来てから風邪をひいてないときがほとんどないくらいの「風邪の女王」であるが、おかげで私の所属するフロアで、39歳以下で風邪をひいてないのは、たった一人だけとなった。唯一の生存者が感染していないのは、彼がほとんど外回りだからだと推測される。

 以前、マスオさんは「ぼく、そういえば、ここ1年くらい・・・2年近く? 風邪で休んだことありません」と見た目と連動して(ゴツくて長身。でも痩身だけど「脱げばすごいんです」と本人の弁。脂肪燃焼ドリンクを愛飲)超健康を自慢するわけでもなく、30年前のNHKの7時のニュースみたいに淡々と「事実」として語っていたが、その彼がとうとう昨日「ぼく、今日休みます」と出社(笑)

 これも郊外に位置するオフィスだからか、「休み」と言いながら、打ち合わせで2時間くらい出社したりする人はけっこういるのである。
 それが、有給を無理やり消化しなくてはいけないミッションを抱えた一般企業だったらわかるのだが、うちの会社は会社としての定休日がなく、シフト制の部署は土日出勤も多いので、だから休日なのに、どうしても出勤せざるをえないのもわかるけど、そーいや、販売業なんかも定休日がないから、ついついそういうことになってしまうという話を聞いたことがあるが、でも通勤に1時間かかる私は、往復2時間で、「2時間だけ仕事」したら、それで半日潰れてしまうわけで、半休で我慢するならまだしも(ちなみに我が社には半休制度はない)、どうしても出勤しなければいけないときに休みとる気持がわからない。

 私も一度だけやったことがある。あんときは、どうしてもやらなければいけない重要な仕事があり、ハイジに頼もうにもハイジは事前に計画休日だったので、しょーがないからなんとかヨロヨロと昼過ぎに会社についたら、なんとハイジがやってくれてた。
 会社から徒歩15分のところに住む彼は、会社に置きっぱなしにしたクリーニングしたシャツ(朝、クリーニング屋で受け取って会社まで持ってくるのだが、帰りに忘れてしまい、家のストックが無くなったらしい)を取りに来たら、私がいなくて、アシスタント嬢が「ミヤノさん、朝電話あって具合悪いらしくて、でも、様子みて午後には出勤できるかもと言ってました」と言うので、さすが頭の回転がいいハイジは「ってことは、もしかして休んじゃうと、あの仕事が・・・」と気がついて、ちゃちゃっとやってくれたらしいのだ。

 偶然のこととはいえ、それを知った私の落胆といったら・・・・
 電車の中で座っているさえ辛かったのに、けっきょく会社で何もせず、またトンボ帰りである。

 また前置きが長くなったが、マスオさんはハイジほどではないが、非公式にバイク通勤しているくらい近くに住んでいるし、それに昨日マスオさんがやらなければいけなかった仕事は、マスオさんだけにしかできないし、昨日が締め切りだったので「具合が悪いので今日は休みます。これが終ったら帰ります」と、昼過ぎにやってきて、4時頃帰ったのだが、そうせざるをえないのは、彼の上司である私の責任でもあるわけだ。

 いちおー、「その仕事、期限がタイトなんだから、いざというときには、私かエビワカちゃんもできるようにしておこう」とは言っているのだが、私もズルいから、あんまり背負いたくなくて、エビワカちゃんにやらせようとしているのだが、スキルも頭の回転もイマイチのエビワカちゃんには、とても任せられない状況。そこに至る過程の仕事をボチボチ手伝わせてはいるみたいだけど。
 ええ、バリバリ仕事できない派遣を雇った私にも責任ありますとも。

 でも、マスオさんも「下っ端根性」が身についているので、自分が「じゃ、これやって」と重い仕事をドーンと投げられるのは受け慣れているけど、自分がそれを後輩にやることに躊躇があるみたいで、ついつい「かつての自分が、こうやって引き継いでほしかった」と思うようにやっているので、そういうことになってしまうのだ。

 で、それは私もよくわかるのであるが、でも、それじゃ後輩が育たないということにもやっとわかってきたけど、だから私はよく上司から「もっと後輩にビシバシ仕事振れ」と叱咤激励されてたことにも気がついているのだけれども、今度は私がマスオさんに「もっと仕事投げちゃれ」という立場になろうとは。

 そういうわけで、昨日のマスオさんの「休みだけど、3時間ほど出勤しました」は、まあしょうがない。
 私にできることといったら「マスオさん、がんばってます」と上司や他の人にアピールしてあげることくらいしかない。

 さて、今朝、私も急ぎの仕事をいくつか抱えていたので、いつもより少し早くに出勤したら、マスオさんがすでに出勤していたので「もう、調子よくなったの?」と聞いてみたら「いえ、昨日より悪くなって、熱が出てきたので、今日も休みます」

 そんで、帳票を出して、出勤してきたエビワカちゃんに仕訳と発送を頼んでいた。

 そして、なかなか帰ろうとしないので「急ぎのことがなかったら、今日はもう早く帰れば?」と、言ったら、「部長は今日、○○に寄ってから来るんですかね?」と言うので「部長になんか用なら、伝えておくから」と言ったら「いえ、いちおう、休むことを伝えておこうと・・・・」

 授業中にトイレに行きたくなったら、先生に断るのが確かにルールだけれども、先生がいなくて自習中にはトイレを我慢しろっていうの?
 そういうときのためにクラス委員(課長代理のわたくし)がいるんだし、クラス委員も不在なら、隣の席の子(派遣のエビワカちゃん)に伝えればいいだけじゃん。

 カチンときたので、「いいから、早く帰りなよ。部長にはちゃんと言っておくから。それに、今日来たのは帳票出力だけだったんなら、それだったら、私に頼んでくれればやったのに」と言ったら「いや、それだけじゃなかったんですが・・・・いや、昨日の段階では今日やればいいと思ったし」とブツブツ言うので、「ちゃんと休まないと、いつまでたっても治らないよ?」と、まるでお母さんが風邪ひいてるのにゲームしている息子を叱るかの口調で責めてたら、やっと帰ってくれた。

 ああ、まったく世話がやける。

 話はこれで終らないのだ。
 今日は、なんとなくエビワカちゃんの機嫌が悪かった。いつもだと、私がなんか教育的指導をすると(応接間のお茶を片付けて、とか、コーヒー落としすぎ、夏はみんなそんなに飲まないから、もっと少なめに落とせとか)「はーい、わかりました〜」と素直に返事しすぎで、逆に私の機嫌を損ねるのだが、いや、それは私の趣味の問題なのだが、なんだか無条件に「イエッサー」と答えられると、すごく不愉快なのである。

 嫁姑問題を垣間見るような体験をしているが、例えば嫁に「お味噌汁、煮立たせちゃダメでしょ」と言ったら「はい、わかりました、お母様」と言われたら、たぶんムっとすると思う。
 私の想定する「普通のやりとり」は・・・・

 「お味噌汁、煮立たせちゃダメでしょ」
 「え?なんでですか?」
 「味噌は、沸騰させると香りが悪くなるのよ」
 「へえ、そうだったんだ」
 「やーね、そんなことも知らないの?家庭科の授業でもやるはずなんだけどな」
 「そうなんですか・・・・でも、そしたら、前の日のお味噌汁を朝出すときには、やっぱ煮沸したいような気がするんですが・・・・」
 「いい質問だ。そういう場合は、少し薄めてから煮立てて、火をとめてから少しだけ味噌を足せばいいんじゃない?」
 「なるほど〜、さすが!」
 「いや、それがほんとに正しいのか、実はわかってないんだけどね。ってゆーか、味噌の香りなんて、実は家族の誰も気にしてないんだけどね」
 「ふふ、たしかにそーかも」
 「うちの母は、塩分控えめを目指していたのかどうか、味噌をちょっとしかいれなくてね〜」
 「あ、うちもそうでした。でも、いっぱいいれたほうが美味しいんですよね」
 「そーなのよ〜」

 こんな感じで、たとえばM嬢相手だと、こんなふうに「どーでもいい話題」で20分くらい会話しちゃうのだが、エビワカちゃん相手だと、

 「お味噌汁、煮立たせちゃダメでしょ」
 「はーい、わかりました〜」
 「・・・・・・えっと、味噌は沸騰させると香りが悪くなるのよ」
 「はい!わかりました!」

 で、会話終了してしまう。

 私がその気になれば「イエッサ」「ノー サー」を相手が繰り返すだけの軍隊式会話を10分くらいやることはできるのだが、そういう気分には今のところならない。

 まったく、なんで私の話はこう長いのか、気がめいってくるが、とにかく今日の午後、エビワカちゃんは急に「イエッサー」と笑顔で言わなくなった。
 「もしかして、アレか?」と思ったくらい。
 私が「あっちにお茶出してください」というと、無表情のまま「あ・・・・、ああ・・・・はい」ってかんじだったのだ。

 そしたら、3時頃急に「すいません、調子悪いみたいなんで、早退してもいいですか?」と言うので「どしたの?」と言うと「私も熱出てきたみたいです。すごく腰が痛いし、頭痛も」
 「わー、マスオさんの風邪がうつったのかな?いや、いいから早退してください」と言ったのだが、30分くらいしてもまだ席にいるので「キリがいいとこで店じまいすれば?」と言ったら「Mさんに戻ってくるようお願いしましょうか?」

 M嬢は他のフロアの手伝いに行っていたが、もしエビワカちゃんが早退して、私がフロアに1人だと困るのなら、M嬢に「ちょっと戻ってきて」というのは私の勝手だし・・・・それに、今日、そんなにドタバタしてないし・・・・
 なので「必要だったら、M嬢には私から言うから、いいよもう」と言ったのだが、今度は「部長はいつ戻るのでしょう?」
 部長は接客中だが、すぐ終るし・・・・とにかく、もう、いいから早く帰りなさい、と言ったら「でも、部長にお断りしないと」

 ぐわ〜、あんたも「トイレに行きたいけど、先生の許可を頂かないと」ってタイプか?
 でも、派遣法的だかなんだか知らんが、あんたの直接の指揮命令者は私で、その証拠にタイムシートにサインしているの私じゃないですか?だから、私がいいっていったらいいのです。

 マスオさんにしても、エビワカちゃんにしても、休みや早退する事態が、それほど切羽つまってないからこそ「部署の責任者にきちんと挨拶してから帰りたい」というわけわかんないこと言うんだろうけど、そっちのほうが、正しいのかもしれないが、授業中の先生だって、生徒が「センセー、トイレ行ってもいいですか?」って行ったら、「どうぞ」と言うに決まってるし、それは要するに「無断でトイレに行くな」と、授業バックれた生徒との区別をつけるための行為であって、先生が不在のときだったら、隣の席の生徒に「トイレに行きますって先生に伝えておいてね」でいいじゃないですか。

 エビワカちゃんの言い分にもプチンと来て「いや、部長はそんなの気にしないはずだし、(そもそも、マスオさんも休みなので人員不足だが、エビワカちゃんまで早退して、電話応対や来客応対に忙殺されるのは私だが、私にしたって「早退されては困ります。熱があっても定時までいてください」なんて言うわけもなく、そういうのはお互い様として、笑顔で「イエッサー」ですよ)、そもそも、そんなこと気にしている意味が全然わかんない」と憮然として言ってしまった。

 さすがにそのセリフはキツいかかな、と反省して「今の時間に熱っぽくなると、夕方って熱上がるから、さっさと帰らないと、どんどん具合悪くなるよ?」と言ったら、彼女も「たしかに、ちょっと、ちゃんと帰れるか・・・」って言うので、かなり具合悪いのだろう。「誰か迎えに来てくれないの?」と言ってみたら「・・・・仕事中みたいで」
 エビワカちゃんのダンナさんは自営業で、設備系の仕事しているらしいから、朝は早いけど、夕方は彼女より早く帰宅することもあるらしいが、今日は夕方まで仕事があったらしい。

 それはいいとして、一日に2回も、体調不良の同僚に対して「いいから、とっとと帰れよ」とドスきかせてる自分が可愛くない。
 ほんとは、こういうふうに言わないとダメなんだろう。「ええ?熱があるの?だいじょぶ?だいじょぶ?いや、だいじょぶそうじゃないよ、つらそうだよ。部長には私から言っておくから、早く帰ったほうがいいよ。でも、ちゃんと1人で帰れる?やーん、なんだか心配。ほんとにだいじょぶ?」

 そーゆーの、私はできないので、大人はさっさと自分で判断して早退してください。

 いや、百歩譲って、もし、うちの部署が「明日納品するパッケージの仕上げがどうの」とかいう仕事をしているのなら、もしかしたら38度の熱では早退を許されないのかもしれないが、そーゆー仕事してないじゃん。それを自分で判断するのも「大人」というものだろう。

 体調悪いのに無理して勤務することはない。
 そういう仕事だから、それなりの給料しか貰ってないわけだし。

 あと、もしかしたら、経験上でなんか誤解しているのかもしれないが、ほっこり課長が休むと電話入れてきたときに、部長にその電話を繋いでいたのは、課長が風邪で熱が出たから休むという状況じゃなかったからなんですが・・・・

 
7月10日(火)

 そういえば、日曜日は調子が悪かったので・・・・いや調子が悪くなくてもいつもそんなもんだが、部屋でゴロゴロしていたんだけど、つけっ放しのテレビで野球の試合が始まったので「あれ?」と思った。
 日曜日の午後にフジテレビでプロ野球中継?
 だって、3時からは競馬中継じゃん。(福原アナ・ファンなのでいつも観ています)
 もしかして、中央競馬やってないから今日はお休みとか?(競馬に詳しくないのでよくわかってない)

 と、いぶかりつつも「あ、ヤクルト×巨人だ」と、けっこうちゃんと観てました。
 切り込み隊長が「魔将ガイエル」と騒いでいたので、チェックしてみようと思ってさ。

 ヨシノブのホームランで始まった試合だったが(実況アナの挨拶前)、石井はけっこう調子よく、出場2試合目という捕手のリードも強気でなかなか面白い、と思っていたら、ラミレスがまるでゴルフみたいに外郭低めのボール球をすくいあげてホームラン。
 やはり、外人助っ人はこうでなくちゃ、と大喜び。こりゃあ、ガイエルの活躍も期待できる、とすっかりのめりこんでいたら「放送終了の時間になりましたが・・・・」って、ええ?やっぱ?

 3時からはしっかり競馬が始まった。福原アナは浴衣姿だった。

 しかし、「1時間だけプロ野球」っていうのも、すごい扱いだよなあ。
 巨人戦ですら、延長戦を放送しなくなったらしいとか、プロ野球中継がそういう扱いになってきたことは知っていたし、そういや、しばらく前までは、日曜日の7時から「さあ、鉄腕DASH観よう」と日テレにチャンネルを合わせると、「巨人戦でしたか、がっかり」ということが多かったが、今年はそういうことがほとんどないような気がする。

 それにしても、せめて2時間だろう。
 まあ、ただ空いた時間を埋めただけかもしれないし、衛星放送ではきちんと続きまで放送していたのかもしれないから、そっちの番宣だったのかもしれないけど、それでもやっぱし「巨人戦をたった1時間だけ放送」には衝撃を受けた。コブクロのライブを観にいったら、前座でミック・ジャガーが出てきました、みたいな。

 巨人・大鵬・卵焼の立場は・・・・その言葉を知ったとき、私は大鵬なんて知らなかったし、卵焼きは別に大好物ではなかったけど・・・・

 多様化の時代って、意外とつまんないんだよな。
 それはたぶん、私が「少数派」であることが好きだったからであろう。
 その昔(それほど昔ではないが、2昔くらい)は、「野球チームどこが好き?」って聞かれると(2昔前は、そういう質問が血液型や星座の次の次くらいに有効だった)「うーん、とりあえず巨人は嫌い。典型的アンチ巨人」って言っていたのだが、もはや「アンチ巨人」というのは「アンチ・ソフトバンク」くらい意味が無いのか?

 そーいや、最近は選挙のときも悩むんだよなあ。
 そっちも単純に「アンチ自民党」だっただけだったので、自民党のキャラが立たなくなってから、どうしていいのかわからなくなった。

 Jリーグ発足時もヴェルディだけを目の敵にしていれば済んだのだが、今はそう単純でもないので、考えた末に(2秒くらい)「サッカーはそこそこ好きだけど、日本代表の試合には興味がないなあ」という立位置を見出した。前回のW杯のときにも、地道にフランスを応援していた私を職場の人々は暖かく無視してくれたというか、誰も、日本代表を応援してない人がいるということを全く想定してないかんじが大変愉快だったのだ。

 そういう状況のとき、私はとても心が落ち着く心底ひねくれ者らしい。
 その昔、この世にユーミンやサザンに興味がない人などいないという前提で話をする人は大勢いた。
 もっと昔、女子は全員、トシちゃんかマッチのファンで分類できるかのような時代もあった。それに我慢のならない精神がつっぱった女子のために「よっちゃん」という逃げ道までご丁寧に用意されていた。

 今ってそういう強引な存在って、ほんとに減ったような気がするが、今でも健在なのは、斎藤美奈子氏もときどき嫌味を言っているが「ゴルフ」である。
 ゴルフをやるおじさんたちは、あいかわらず「人類は全員ゴルフ好き」という前提を維持している。それに、日曜日の午後にプロ野球中継はやらなくなっても、ゴルフ中継だけは昔と同じように、2つのチャンネルで別の試合を放送していたりするし。

 そういや、相撲もかつては「日本国民全員が興味を持ってるに決まっている」という雰囲気だったので、私はニコニコと「相撲、全然観ません」と言っていたのに、最近は巨人と同じように凋落が激しいので、そうなると、なんか観てあげなくては絶滅するのではと心配になって、40歳になって初めて自主的に相撲中継を観てしまったりしたのもつい最近の話である。

 ほんと「アンチ」しにくい世の中になったものよの〜

 いちばん、簡単にアンチしやすいのが「エコロジー」なのかもしれないけど、そういうのじゃなくて、やっぱ、好きなテレビ番組を観ようとしたら、巨人戦に邪魔されて「くっそ〜、巨人め〜」っていう程度のお気ラクなアンチ人生を歩みたいだけだ。小室哲哉は偉大な存在だったな、そう考えると。アンチ・コムロとまでは宣言したくなかったが、なんか邪魔くさいのに大勢に支持されているのが謎だった。なぜ「つんく」のことは特に邪魔くさくないのかも不思議だが、つんくは説教くさくないから気にならないのかもしれない。そーいやデフなんだったっけ?デフ・テックか、あれはなんだか説教くさいので邪魔くさいと思うようだ。コブクロには、もっと精進していただきたい。

 あと、SMAPはけっこういい線(?)いっているので、このまま頑張ってほしいが、でも「キムタクもう、いい加減いいっしょ」と言うのも恥かしいのである。なかなか難しいの〜
7月9日(月)

 「女は子宮で考える」というセリフも死語の世界に片足をつっこんでいるが、たしかに時々子宮には振り回されるので、「子宮で考える」ことは無いとは思うが、「今日は子宮の調子がよくないので、わたくし大変不機嫌なのですが」と背中に貼っておきたいようなときはけっこうあるのは否定しない。

 数年前から、エクセルで「子宮が不機嫌そうなときの記録」を作っている。
 私の場合は、わりかし先が読めるという「不順の反対」なので、それでも2、3日の誤差はよくでるのだが、3ヶ月先だったらだいたいわかるので、旅行の計画を立てるときなどに有効である。あと、健康診断の予約とか。(生理中に婦人科検診はNGだから)

 とは言っても、自分の周期に合わせて旅行の計画を建てようとしても、仕事の周期に合わないときもあるけど、準備の都合もあるから、ある程度把握しておいたほうがいいに決まっている。

 ここ数ヶ月、とても気になっていたのは「フジロックに当たるか?」であった。
 そういう気持が裏目に出たのか、予想以上に「早め」に周期が来たので、チケット予約をしたころは「ギリギリセーフかな」と思っていたのに、先月あたりはやや早めに来たので「げえ、もしかしたら最悪のパターン?」

 私が作成した「近未来予想図」では、フジロック初日に「子宮の調子が悪い初日」が当たりそうだったのである。
 神秘の子宮と付き合って四半世紀であるから、「旅行中にきっと来るな」と構えていると、けっこう来なかったりすることも多かったから(高校の修学旅行のときがそうだった)、それはそれでナプキンの無駄使いになり、地球に優しくないのはしょうがないとして、野外イベントであるフジロックでは、そんな心配がなくても、トイレはネガティブファクターなので、できるだけそういうことがないよう、できるだけ快適に過ごしたいのだが、ああ、しかし、自然の摂理には逆らえないからなあ・・・・

 と、かなり観念していたのだが、「考える子宮」は、逆に「考えすぎてる自分」の思考をくみとってくれたのか、ここ数ヶ月のサイクルを考えれば、4日あたりに来るはずが、待てども待てどもやってこない。

 昔、というか大学生のころ、親しい友人が語っていたことを思い出す。
 「やーん、来ない、どーしよー、って心配しているときは大丈夫なんだよ」

 その言葉に、居合わせた女子たちが「あ、それってわかる」と同意していたので「みんな、大人だな〜」と感心したウブだった私でございました。
 でも、それからしばらくして、私も「あれ?来ないなあ?まさか?」って気分を味わって、でも、友人たちが語っていた言葉を信じて「たぶん、心配するってことは大丈夫なんだろう」と思っていたら、3日後くらいにやってきました。

 ほんと、こっちがナーバスになると、わけわからん動きをする変な臓器です。

 まあ、胃とか腸とかも、精神的なものにとても左右されるのですが、子宮のほうがコントロールしにくいし、なんだかやっぱし「体の中に荒ぶる神を抱えている」感はありますが、でも、なぜかフジロックまであと一ヶ月弱という時点で、えらく調整してくれてるあたりが、ほんと神だな。

 これで多分、「ちょっとウザいのは最終日だけになるかも」というサイクルになりました。
 うまく行けば、フジロック中は身軽でいけます。
 いやー、ほんと、アレになっちゃうと、てきめんに冷えに弱くなるので、野外イベントはキツいんですよ。グラストンに行ったときには大当たりして、けっこう辛かったし、フジロックに初めて行ったときには、同行した友人A嬢が大当たりで「腰が痛い。ミヤノさんマッサージして」と我がままを言われて大変でした。

 まあ、ある程度、気合で乗り切れるのもわかってますが、気合を入れるのも疲れるんですよ。できれば、そんな気合は使いたくない。

 うちの母はどうやらわりと「軽い人」であったらしく、20代前半に私が「今日は具合が悪い」と布団から出ようとしないと「アレは病気ではない。そんなことでヘタっていたらこの先どうする」と説教されて、「わーん、痛いしダルいんです」と必死に抗議したのですが、逆に会社の上司のほうが「うちの嫁さんも、びっくりするくらい機嫌が悪い」と、わかってくれたりするので助かります。

 ええ、そういうのを「わかってくれる上司」が、二日酔いで機嫌が悪いのは、ちゃんとわかりますんで、フォローしてさしあげたりしますので・・・
7月7日(土)

 こんばんわ。モンベラーみやのです。

 今日もまた、モンベル 南町田グランベリーモール店に行ってしまいました。靴下とTシャツを買い足しに。

 はやり今回も、まんまとモンベルの魔法にかかり(つーか、それを期待して行ったのだが)、「うーん、愛用しているというか、唯一の長ズボンであるジーパン(西友で買った超安物。たしかバーゲンで1400円くらいだった。でも、あんときも、前のジーパンに穴が空き、旅行前だったので取り急ぎだったのだが、履いた瞬間「どんぴしゃ」で、つくづく我が体が「西友体型」であることに深い悲しみを感じると同時に「安くあがってよかった」と自虐的悦楽に浸ったのであった)も、そろそろ寿命が近そうだし・・・」と思いついて、トレッキングパンツのあんまりハードじゃないやつ(本格的登山用ではないという意味)を試着してみたのだが、私のジャストサイズらしい「Lのショート丈」というのの在庫がなかった。

 ショート丈とは、普通よりも6センチ丈が短いらしいが、私、足の長さは普通らしいが、Mサイズのパンツだと、どうしても腰と太もも付近が張るので、Lサイズにすると丈が長くなってしまうというのはよくあることなので、でも、先日の健康診断でも証明されたが、私は健康体重的には「普通」よりちょっと痩せている程度なのである。

 なので、「ウエストはそりゃ、Lサイズだけど、丈はMサイズと同じでいいんすけど」な体型の40代、50代の人数は多いはずだし、モンベルは、そのサイズをもっと沢山作らなかったことで、販売機会とやらを逃したな。

 おかげさまで、「買わなくてもいいもの」を買わずに済んだんだけど(笑)

 他にも「やっぱし、6千円もするが、フリースのカーディガン欲しいかも」と試着してみたが、着てみると案の定やぼったい。やぼったいのは、服のせいじゃないのだが、つーか、フリースという素材が「おばさんをさらにヤボったく見せる」という宿命を背負っているので、部屋着としてはいいのだが、部屋着にするんだったら、ユニクロで買ったほうが断然安いので思いとどまる。

 「フリースの上着はダメか、でも、超軽量で撥水性の高いウィンドブレーカーはどうだろう?」と試着してみたが、そっちも5千円もするのに、ダサダサだった。いやだから、ダサいのは、中年太りした私の体型であるのは否定しないが、ああいう薄い生地は、中身のダサさを隠してくれないのである。

 本当にアウトドアをするのなら、ダサくても高機能のほうがいいけれど、私が想定するアウトドアは所詮、野外ロックフェスなので、どうせダサいんだったら、ユニクロの千円のネルシャツで充分用は足りるのだ。

 しかし、なんだかんだ言って、2時間くらい店内を彷徨っていたので、膝が痛くなってきた。
 買い物って、意外と距離を歩くようで、せっかくクロックスのトレッキング・シューズにモンベルのトラベラー靴下の組み合わせで挑んだというのに、けっこう足にきてしまったようだ。

 話は前後するが、今日は久々にデジカメを持って外出しようとしたのだが、デジカメの電池が死んでいた。
 前に使っていたデジカメも電池がヘタったので、「電池を買うか・・・」と探してみたら、7千円くらいしやがったので「もう、すっかり古い型になってしまったし、新しいの買おう」と、たしか、あのときも旅行直前だったので、会社近所の量販店で最新型のを買ったのだが、あれから何年?

 4年くらいは経過しているような気がする。そう、たしか、あのときの旅行というのは、きょうみちゃんが香港に引越ししてから初めて訪ねたときだったような気がするから。

 今使っているデジカメも今のモデルに比べれば全然デカいが、でも「写るんです」程度の大きさだし、これを買うときにも、もっと小さいのがいくらでもあったが、「常に携帯しているものでもないし、このくらいの大きさがないと、なんだか逆にカメラだと思えなくて」という理屈で買ったので、もうしばらくこれを使いたいから、アマゾンで電池を注文しました。5千円弱。

 こういう買い物が一番楽しくないね。
 プリンタのインク消耗品買うときもそうだが、「本体」を買うときには、テンションあがるのだが、後から必要に迫られて買うときには「げー、こんな値段なの?騙された」ような気分になる。

 せっかくデジカメで最近お気に入りの近所の草ボーボー化が激しい空き地を撮影しようと思ったのに・・・
 あそこも、今週から「売り地」の看板が立ったので、あっという間に都会の隙間のジャングルというか数少ないオアシスが無くなってしまうかもしれないのに。

 でも、あの空き地、「三茶駅徒歩3分」っていう異様なほどの好立地なのだが、一部では有名な「三茶の釣り掘り」(釣り掘りっていうか、店内に生簀があって、そこで釣り糸を垂れるという変な店なのだが、ゲーセン感覚でそれでもいいのか、繁盛しているという「タモリ倶楽部」的な店なのである)の奥の、いわゆる「焼け残りの世田谷」を象徴するような3ナンバーの車が通過できないようなエリアにあるし、「災害危険区域」にも指定されていると思うので(小型消防車しか入れない)、すんなり売れるのかなあ?

 たぶん、新しく家を建てるにのは、敷地をそうとうセットバックしないといけないだろうし。

 ええと、それでデジカメと一緒に外出は諦め、「じゃ、独歩君と一緒に行くか」と思ったら、独歩君のことをしばらく放置していたので、そっちは充電ゼロ状態だった。一時間くらいチャージすればいいのだが、それを待つ気もしないので、諦めた。

 さて、結局モンベルで9千円くらい買い物し、(だって、速乾TシャツにUV機能もあるんですもん、まるで交通安全のお札みたいにありがたい)前回溜めたポイントが2千円分くらいあったので、それを使いきり、駅前のコンビニでドリンクを買って、よーし、これから高尾山登山だ!

 ほんとはね。
 今週末は、雨の予報だったから「よーし、じゃあ、モンベル寄ってから、ゴア合羽(ゴアテックスのレインコートをそのように表記するのが正しいらしいと、2ちゃんで学んだ)で高尾山登山だ」と張り切っていたのですが、予報が変わっちゃって週末は「曇り」になってしまった。ちぇ

 つーか、グランベリーモールから1キロくらいのところに「高尾山」があることを知ってました?

 私もたまたま、前にグランベリーモールに行ったときに「緑に囲まれた、いいところだ」と絶賛したのですが、よく考えるとそれほど緑豊かでもなかったような気がして、グーグルの「航空写真と地図を重ねて表示」のところで確認してみたりしたら、やっぱし南町田周辺は、グランベリーモール以外にも、大型店舗がたくさんあるし、周辺も宅地化が激しいので、私の第一印象ほど緑豊かではなかったのです。

 本当に緑豊かだったのは、お隣の「すずかけ台」のほうで、そっちは東工大がデーンとあって、つーか、それしかなかったりするのだが、ふと「高尾山」というのが目に入った。

 なんで、こんなところというか、地図で見ると、まるで東工大キャンパスの敷地内に「高尾山」があるのだろう?と思って調べてみたら、その山頂にある神社は、れっきとした高尾山からの「飯縄神社」であり、「飯縄神社」っていわれてもよくわかんなかったのだが、高尾山の神社の元は、長野の「飯縄神社」らしく「それって、どこよ?」とサーチしてみたら「戸隠」のお隣であった。

 図書館で調べたら半日かかるところをインターネットってほんとに便利よね。

 よくわかんないけど「天狗系」らしい。

 とにかく、東急線が通る前からある由緒正しき山であり、神社であるということはわかったので、モンベル詣でのついでというか、「こっちを詣でたいキモチがあるので、ついでにモンベルに寄ろう」という言い訳にしてみた。

 話は逸れるが、「空ッ梅雨で首都圏のダムは貯水量が著しく下がっているようなので、どーしよ、白髪染めができないわ、私って、ほら、エコ重視の人だから」とグダグダ言っていたのだが、念のため、ダムの貯水量を調べてみたら、いつのまにか「去年並」に復活していた。
 きー、だから「メディア・バイアス」じゃないの。貯水量が「史上最低」みたいなこと報道してて、いつのまにか去年並に復活していても、それは伝わらないのである。

 まあいいや、私も知らなかったことにしよう。ほんとは白髪染めが面倒だっただけである。

 さて、グランベリーモールを抜けて、ニトリの前を通り、大きな道路に出て、さらに246号はけっこう渋滞していたりする歩道をテクテク歩き、高尾山への道である緩やかな坂道を登っていった。
 ひなびた道であったが、いちおう、神奈中バスの路線でもあるようだ。
 坂道を上がっていくと、前方にまるでテーマパークのような建物が・・・・
 どうやらラブホらしい。昼間なので地味に見えるが、暗くなるとケバいネオンがキラキラしてそう。そっか、この先を行くと東名の入り口があるみたいだし、そういう土地なのね。(成田とか、職場の新横浜もそうなのだが、「高速入り口の側の田んぼや畑や山しかないところは、なぜかラブホエリアとして栄えるらしい)

 そのラブホ地域に突入直前に「高尾山」という看板があったので、私道みたいな急な坂道を登ったのだが、神社への入り口と思しきところに「立ち入り禁止」という鎖がかかっていた。「ん?入っちゃダメなの?」と思ったが、徒歩で入る分には構わないような雰囲気だったし、その向こうは畑というか、家庭菜園というか、とにかく農作業をする人の姿がちらほら見えたので「ま、いいや」と中へと進んでいった。

 マイナーそうな山であり、神社があるということで、周囲は雑木林で囲まれていると思っていたので、「昼間でも女性一人じゃ、ちょっとな場所かも」と想像していたので、人の気配がしたのでホっとしたが、それにしても、「やや規模の大きい家庭菜園」みたいな農地の中って・・・・・

 この場所をネットで調べると、どうやら「歴史的な三角点」のある場所らしく、それが、どういう種類のマニアにどう有りがたがられるのか、さっぱり想像もつかないが、けっこうここを制覇した記録を残しているサイトはあるようで、ここなんかも上の方に出てくるが、でも、たった半年前の記録なのに、ここで公開されてる写真だと神社の周囲は、枯草の原っぱのように見えるのだが、実際に訪れてみると、3人くらいの中高年男性が個別に黙々と農作業しておりました。

 ひょっとしたら、ほんとに「中規模の家庭菜園」なのかもしれない。

 しかし、神社を囲むように、全部、ごちゃごちゃした統一性の無い菜園になってました。

 せっかく来たので、お賽銭に100円玉を入れて、周囲の景観を堪能してみましたが、景色がどうのこうのというより、目の前にそびえる東工大の建物の立派さのほうが気になるっていうか、「こんなに土地がふんだんにあるのに、なんでこんな高層キャンパス建てたのだろう?」と思ったりする。

 帰りは「すずかけ台」まで歩いたのだが、ほんと、すずかけ台ってなーんもないのね。

 「まちBBS」での「すずかけ台どーよ?」スレッドは3年半かけて、コメント数やっと300というご長寿スレだったが、それはこういうことだったか。

 駅前にドーンと野村不動産のマンションが建っているが、駅前で食料品買えそうな店はコンビニだけ。
 東工大生はどこでお茶するのだ?ああ、きっとキャンパス内で全部間に合うのね。(中央大多摩キャンパスも、同じ理屈でキャンパス内の飲食店が超充実という噂)

 土曜日だったから学生の姿は少なかったけど(平日でも、そんなにワラワラいないような気がしなくもない)、アジア系の男子の姿が目立った。留学生多そうなかんじ。アジア系留学生たちは、エリート然としていたけど、その他の日本人学生と思しきは、全員アキバ系に見えるので、ちょっとだけ心癒される。
 もっと都心の大学キャンパスに足を踏み入れると、私の時代には考えられなかったような「ジャニーズ度」(髪型およびに服装だけですが)が異様に高くてびっくりするが、こういう郊外の国公立大キャンパスでは、まだまだ「古きよき時代」のダサさが受け継がれているような気がする。実家の近所の農工大も、やっぱしそんな感じだし、この間散策した学芸大もそんな雰囲気があったけ。
7月4日(水)

 やっと梅雨らしくなってきたので、カエルを2匹目撃したが、その内の一匹は「白骨死体」であった。
 でも、絶対数が少なくなっているので、死体目撃しただけでちょっとうれしくなったりする。
 それに、あんなに白骨化した死体も珍しい。ふつう、近所の人が片付けるだろうし。
 もしかしたら、カラスががんばってツツいたのかもしれない。お魚食べるのが上手な人の食べ跡みたいだったもん。

 さて、健康診断の結果が郵送されてきた。
 今回は、健康診断前日に飲みに誘われ「明日、健康診断なんで〜」と断ろうとしたら「何言ってんの、普段どうりにして実力で勝負しなくちゃ」と言われたので、ついつい飲みに行ってしまったから、「前日に酒飲むとどうなるかな?」と少し気になっていた。
 20代のときにも、健康診断の前日が会社の送別会で、深夜まで飲んでタクシーで帰宅したため、検診スタッフに心配されるほどの低血圧を記録してしまった。いや、ただの寝不足なんで・・・・

 あと、引越しをした翌日に健康診断を受けたときには、尿酸値でひっかかった。その後、尿酸値が異常値を示すことはなくて、「あんときゃ、物凄いストレスかかってたんだろうなあ」と納得した。

 さて、今年も「大酒飲みの偏差値」ことγ-GTPは12であった。
 西原氏は、今は亡き夫に、自分のγ-GTPがやはり10ちょっとであることを告げると「なんだ、その生娘みたいな数値は!」と叫ばれたエピソードを漫画に描いていたと思うが、ほんと、こればかりは体質ですなあ。

 しかし、今回は意外なところでマークを受けた。
 「貧血の疑い有り」

 わー、たしかにヘモグロビンの女性基準値が「11.3〜15.1」なのに、私の成績は「10.0」ってコマネチですか?

 前日の飲み会は、社長が贔屓している寿司屋の新装開店のお祝い宴会だったので、マグロを死ぬほど食べたんですけどねえ〜、なんで鉄分不足しているのかしら?別に「アレ」でもなかったし。「アレ」のときには、たしかB判定くらいになったと思うが、「そりゃ、貧血気味ですわよ」と開き直ったが、あんなにお魚たくさん食べた翌日に貧血系検査でC判定というのも納得がいかない。うーむ、野菜が少なかったのか?

 あと、元々低めだった中性脂肪が、最低記録を更新してしまった。

 過去3年分の記録によると、63→71→63と推移していて、低めといっても基準値内だったので「コレステロールは高め(だいたい190〜210くらい)なのに、中性脂肪はなぜ低いのだろう?」と思っていたが、今回「39」を記録して、B判定になってしまった。

 しかし、世間一般的には「中性脂肪が高い」のほうが問題になっているので、低いとなにがいけないのかよくわからない。
 だいたい、イメージ的には中性脂肪を押し上げそうな、ラーメン、カレー、ポテトチップスが大好きなのにね。

 ネットで調べてみたところ、中性脂肪値が低い人はけっこう多いらしい。
 そんで、中性脂肪値が低いことは、それほど問題ではないという雰囲気であった。

 勝手な結論だが、血圧も高いと「万病の元」呼ばわりされるが、低いのはあんまし問題にならないというか、私も20代のときには、ときどき異常に低いときがあり、たしかに立ちくらみや貧血みたいな症状は体調の悪いときに起こったけど、30歳すぎたらそういうことも少なくなり、「基準値内のやや下目」というあたりで安定している。

 わー、体脂肪率25.2だって。これは過去3年で最低値だ。

 なんとなく、全体的に「栄養失調気味」な数字であった。おかしいなあ。
 まあ、小太りはするが、それほど肥満にならない体質なんだろう。
 そういや、祖父の葬式のときにも、ハゲは多かったが、デブはいなかったなあ。

 あと、今回、一番目立ったのは「尿蛋白」であったが、これは数年に一度「擬陽性」みたいなのが出るのよ。ただ、「要・再検査」ってほどのもんでもなく「来年もきちんと検診して、経過を見ましょう」程度なので、ええ、来年は健康診断の前日に寿司を大量に食べながら焼酎をガブ飲みしないように気をつけます。

 そういや、昨日は休みだったので、前から友人M嬢に「引っ越し祝いに寿司おごるよ」と言っていたから誘ってみた。近所の美味しい寿司屋で、「おまかせ」でじゃんじゃん出てくるつまみが美味しくってね。
 「ほほほ、わたくし、夏のプチ賞与が出たので、がつーんと食べましょう」とばかりに、かなり豪快にオーダーして、日本酒も焼酎もニ杯づつくらい飲んだら、さすがに比較的安い店なのに、お会計は1万9千円弱になりました。客単価7千円くらいの店なのになあ(笑)
 大将が「そろそろ握りにいきますか?」と言うのに「いえ、もうちょっとつまみを」って、あと2皿くらい食べたし、握りもそこそそ食べたのに「締めでかんぴょう巻」まで平らげてしまったのであった。

 20万円ばかしの夏のプチ賞与をモンベルで散財してから、寿司屋で2万円の大判振る舞いで、かなり消化したと思われ。
 モンベルといえば、トレッキング用のブ厚い靴下を昨日履いて歩いてみたが、「おお、やはりこれだけ弾力あると、膝にこない!」と感激。2千円の靴下はやはりそれだけの価値はあるみたいだ。もっと買おうかしら・・・・

 そういえば、私がモンベルに大金をつぎ込んでまで備えているフジロックでは、たぶん「最後の大物」が発表されて、それは「ハッピー・マンデーズ」だったりしたので、「それってビミョー」と思ったのであるが、同時にタイムテーブルも発表されたのだが、マンデーズとヴィニ・ライリー(ドルッティ・コラム)が同じ時間にやるって、さらにどうよ?

 そんなところで「ファクトリー・レーベル がちんこ対決」されてもよ〜

 そういや、今年は本家(?)のグランストンベリーが開催されたが、そのラインナップ観ると「めぼしいのは、フジとサマソニで観られるな」ってかんじだった。
 ありがたい世の中になったものである。
 私が97年にグラストンベリーに行ったときには、「こ、ここは中国か?」と絶叫したくなるほど、ひどいトイレだったけど、あれは少しは改善されたのだろうか。

 何度も書いているが、あの当時のグラストンのトイレは、たしかに個室で洋式便器だったが、「中で繋がっている」という、「災害時のトイレ」みたいなやつで、汲み取りバキューム・カーがやってくる直前の早朝など、水位があがっていて、便座の30センチ下が「肥溜め」で、それは体感的には、「5センチ下が肥溜め」くらいの恐怖で、あの時同行した友人に「みやのちゃん、この間はインドに行ってたんでしょ?インドってトイレがひどいんでしょ?」と言われ「インドでこんな肥溜めを見たことは一度もない!」とインド人の名誉にかけて絶叫したのであった。

 インド人はあんなトイレに絶えられないと思うよ。
 ほんと、水道が整っているところでは、水をホースでジャージャー流していたので、日本の首都圏のJR駅のトイレよりもきれいにしていたもん。(最近は日本の駅のトイレも格段にキレいになったが)
7月2日(月)

 日曜日は朝6時半集合のイベント仕事でした。

 5時半くらいに渋谷で乗り換えると、朝帰りの若者でけっこう混んでいてゲンナリします。
 いつも愚痴っているけど、私だって、ほんの10年前までは、朝帰りチームだったはずなのに、そんな日々はもはや10万10年前くらいに感じるぜ。

 幸いにも天候には恵まれて、ときおりパラパラと雨が降る気配もあったが、傘さすほどでもなく、ときおり薄日が差して蒸し暑さに磨きをかけたりもしていたが、そういうときは木陰や(木陰の多い会場でした)建物の影に避難すれば大丈夫だった。

 しかし、フジロックなどのイベントでは、掲示板などに「係員の対応が悪い」などと盛り上がることがあるけど、自分がこういうイベントでスタッフ側になると、努力はしてても、とっさの質問などにうまく返事ができないことが多い。
 特に我が社のイベントシーズンは、7月から12月なので、今回は「初っ端」なわけで、去年蓄積していた「個人的・接客マニュアル」をすっかり失念していたりする。
 あまり多くはないのだが、やはり一日で二人くらい「公衆電話どこでしょう?」と聞かれたりするので、秋になればちゃんと事前に確認しておいて、スムーズに対応できるのだが、今回も「あ、どこだったっけ?」と思ったけど、幸いにも過去何回か使用したことのある会場だったので「すいません、うろ覚えなんですが、たしか、あそこだったと・・・」

 私だって、午後にはけっこう地理を把握していたので、あのイベントが仮に3日間行われるのなら、テキパキできただろうけど、やはり一日限りの会場での午前中は、自分が担当する場所しかよくわからないのである。

 で、やっぱし、客のほうは、案内スタッフを「全知全能」のように、あれこれ聞いてくるから、ほーんとアワアワしちゃんだが、でも、やっぱし、頭の良さそうなお客さんは、こっちがシドロモドロだとすぐに「この人は全てを把握してるわけではないんだな」と思うみたいで「じゃあ、詳しいことはあちらのスタッフに確認してみます」とニッコリ言われるので「すいません、よくわかってなくて」と素直に謝れるというか、そういう人に対しては、こっちもウソは言わずに済むのだなあ。

 あと、思うのは、やっぱし(連呼)、あれこれ聞いてくるのは頭悪そうな人が多い。主催者側だって、イベントの数をこなしているから、質問されやすい事項はきちんと事前に告知していたり、そういうのを皆さん目を通してこなかったりするので、当日にチラシで配布したので、99%の人は「終了時間は何時ですか?」と質問してこない。

 ほんと、その質問って、フジロックに例えれば「土曜のトリが始まる時間は何時ですか?」って聞いてるようなもんで、「タイムテーブル配布しとるだろ!」と思うのだが、やっぱし10人くらい聞いてくる。
 しかも、スタッフが誘導でガーガーとガナっている最中に聞いてくるので、私がそれにきちんと応対していると(そういう基本的なことを聞いてくる客は、こっちが丁寧に答えていると、他にもいろいろ質問してくるのだ)ああ、導線が乱れてしまったじゃないか、しかも、その客は、私が自動ドアを開けっ放しにしようとブロックしているところに話し掛けてくるので、流れの邪魔になっているのですが・・・・ああ、その空きに、あっちの自動ドアから人が流れ込んできてしまった・・・・・

 空気嫁よ、と絶叫したくなる。
 終了時間など、客の誘導が落ち着いて、スタッフがまったりしてから聴いても充分間に合うではないか?

 もちろん、全員がそんなだと、スタッフが発狂してしまうが、くどいようだが90%の客は、ちゃんと事前配布や当日配布された資料に目を通しており、9%の客は、「暇そうな係員がいたら聞いてみよう」とちゃんとわきまえているんだが、1%は忙しそうなスタッフに「終るの何時なんですか?」ってマイワールド全開なだけなんだが、その数名のために、けっこう神経すり減らすのである。

 あと、けっこう手強いのは「自分のミスをどうにか他人のせいにして昇華させたいタイプ」の客。

 このイベントは諸般の事情で会場を男女分けしてあった。

 ええと、例えるなら、子供用品バーゲン売り場を男女分けしたみたいなもん。
 そこで、下着の投売りもしていたんだが、男女分けを間違えて、お子様は女児なのに、男児向けのパンツを買ってしまったお母様がいたとする。

 「あら、うっかり間違えてしまったわ」と気が着いて返品を申し出たら、こっちも快く返品に応じる手はずになっている。たしかに、妙なテンションのバーゲン会場だから、そういう間違いはけっこう起こるのである。
 そのときにも、こっちは下手に出て「いちおう、男女の区別はしていたつもりですが、いったん中に入ってしまうと、区別がつかなくなるので、けっこうあるんですよ」とニコヤカに対応したつもりなのだが、そのお母さんは、「自分の判断ミス」を認めるが嫌だったのか、それとも、ミスしたことでテンション上がってしまったので、それをまくしたてることで解消したかったのかわからないが、「いえ、私も変だなあ、とは思ったんですけど、そういう男女の区別してるなんてわからなかったものですから、なんだか流れのままに買ってしまって・・・・」と、まくしたてるので、とりあえず、「この人は、自分のミスだと認めたくないらしいし、それに、とにかくその顛末を誰かに話して同情してもらわないといけないらしい」とわかったので、10分くらい拝聴いたしました。

 そういうミスをした客は他にも2名いたので、正直な私は「実は、他にもお二人いました」と申告したら「そーよねー、ちょっとわかりにくいもんねー」「ええ、こちらとしても午前中はお客様が多かったので、男女の区別はかなりアナウンスしていたよなのですが、午後はゆったりしていたので、油断していたかもしれません」「そーよねー、こっちの売り場が男子専用ってわからなくってついねー」

 さらには「男児専用売り場」とは気が着かずに買ってしまったお客様が、「でも、まあ、これが気に入ったから、これでいいか」というケースもあり、って話をしていたら、その客もだんだんテンション落ちてきたらしく、やっと立ち去ってくれました。

 後で思い出したようにクレーム入れてくれなければいいのだが。

 たぶん、「あー、なんてことを!」って沸騰した瞬間に、ああして、ゆっくり時間をかけて、相手の話を聴いてあげれば、クレーマーにはならないで済むのではないかと思う。ので、頑張って相手するので、かなり疲れる。

 下手をすれば、ほんとに怒鳴り散らす人とかいるからね。
 先日も埼玉方面のJRが故障でストップしてしまったとき、大宮から通っている社員に「どうでしたか?」と聴いたら、「怒鳴ってる人、いっぱいいたよ」と言っていた。

 私も数年前に、田園都市線が落雷でストップしてしまい、あざみ野駅についたら大混乱だったことがあったが、あのときも99・99%の人は、黙々と振替輸送や「いいや、歩いちゃえ」に甘んずる態度だったが、約2名ほど、怒鳴り散らしている人がいて「怒鳴ったからって、どうにもならないし」と思ったっけ。

 ただ、あの時、横浜市営地下鉄に乗るときに「田園都市線は・・・・」とアナウンスしてもらえれば、渋谷に向かうのだったら東横線に乗る選択肢もあったわけで、クレームでないが、東急線と横浜市営地下鉄に「そういうときには、事前にもっとアナウンスしてもられば、急ぎの場合は、別の路線に乗り換えるので・・・」と意見のメールを書いておいた。

 そういう「ご意見」が多かったのか、最近は接続する他社の路線の情報をマメにいれてくれるようになり、「んー、京浜東北線そうなのか、じゃあ、東横線にするか」と事前に判断できるようになったように思う。

 実際に「怒鳴る人」の割合いはかなり少ないんだが、「怒鳴りそうな人」はその10数倍いらっしゃるので、けっこう神経使います。
 

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