可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました
5月31日(木)

 やっと回復してきたっぽい。
 朝なんとか、目が開くようになったし。

 今回の風邪で、一番被害を蒙ったのは、睫毛のようです。目ヤニでバリバリになっているのをなんとか開けようとすると、睫毛も抜けてしまうので、ただでさえ本数少なそうなのに、かなり間引きされてしまいました。

 調子悪かったから、今週はほんと長かったよ。
 明日は、もっとよくなってるかもしれないから、今日も早寝でがんばろう。
5月28日(月)

 風邪がちっともよくなりません。
 日曜日はまた寝込んでしまった。熱はなかったんだけど、朝目が覚めたら、目が開かない。目やにがびっしりだったのである。

 目は目やにでグチャグチャ。鼻もぐちゃぐちゃ。喉もぐちゃぐちゃで、まるで瀕死の捨て猫みたいな有様である。

 それでも、午後の競馬中継は観た。
 「ウォッカどうかなあ?」と想ったからである。
 そしたら、快勝していたので、びっくりした。

 しかし、「牝馬64年ぶりの快挙」らしいので、こういう場合は、同じ女性としてどーたらこーたら思うのが普通なのかどうか知らんが、そーいや今日、うちのギャンブル好きの役員に「ダービー買ったのか?」と言われ「いいえ?」と言うと「なーんだ、メス馬ががんばったのに」と言われても・・・・つーか、普段、馬券なんて買ってないし、それに例え、オリンピック100メートル走で、男子に混ざってジョイナー(故人)が出走するって言われても、「がんばれ、女性!」って応援しねーよなあ。

 てゆーか、ダービーの後、私が真っ先に思ったのは「ああ、風邪でこんなにぐわいわるくなけりゃ、ウォッカで祝杯上げてたのに・・・・」ということであった。酒飲みは酒が飲める理由を常に探しているのである。

 今日、出勤したら、私と同じころに発病していた上司もまだ回復していなかった。「ミヤノさん、医者行った?」と言うので「いや、それほどでもないので。それに医者行くとハシカとか貰いそうじゃないですか(笑)」
 上司は「もう一週間たつから、今日こそヤクもらいに行く」と早退していた。

 さて、おとといやっと先週の月9の感想を書いていたのに、もう月曜日だ。
 鼻ズマリで集中力が鈍っているので、ただでさえ散漫な日記が、ほんと収集つかなくなっているが、私が言いたかったのは「おねげーだから、藤木君は眼鏡かけてくれ」である。
 それだったら、話がつまらなくても我慢して観るのに。(「小早川なんとかの恋」はそれでけっこう観ていた)

 あと、やはり話が逸れていたが「渡辺謙&玉木宏の2時間ドラマ」に関しては、玉木君の彼女役を抹消してほしかった。国仲涼子には恨みはないが、彼女が登場しなければ、最初から最後まで「うふふ?ひょっとしてモーホ?」と楽しめたのである。
 2人の仲を嫉妬していた渡辺謙の同僚のジイサンあたりをトヨエツ友情出演にしてくれたらベストだった。

 風邪は治らんし、せっかく観たドラマはそんなだし、「世の中、自分の思い通りにはいかない」と再確認した先週であった。

 しかし、日曜日の夜、NHK特集で、ハンセン氏病で強制的に中絶させられた老婦人の話をやっていたけど、やや作り手の説教臭いテーマが見え隠れするんだが(「普通の家族の幸せ」とか「子供を持つよろこび」とか「中絶はよくない」とか)、それでも、現代の医学でいえば「たいした病気ではない」というか、法定伝染病ですらない病気にかかったために、「普通の家族の幸せ」を得ることができなかった人が、それでも隔離病棟を脱走して2人も子供をもうけって話を観ていると「目やに・頭痛・鼻水・咳・鼻の下がボロボロ」くらいでクヨクヨしていちゃダメだろう、と思うのだが、でも、だって、ほんとに辛いんだもーん。

 結論。人は自分の身に起こった不幸がなによりもかによりもエビよりも一番辛い。だから地球温暖化よりも、自分の部屋の冷暖房が大事なんだよね。

 さあ、明るい明日のために、今日も早寝だ。(この行為はなぜか自分にも地球にも優しいようだ。そうか、人類全体がひどい風邪をひけば、温暖化ガス削減になるな。ええと、つーことは、新型インフルエンザに乞うご期待ってこと?)
5月26日(土)

 木曜日に「わー、やっと風邪がよくなってきた」と、ついうっかり酒を飲んで己を試してしまったのだが、翌金曜日にまんまと超ぐわいわるくなる。(自己責任)

 微熱が復活し、鼻水と咳に苛まれることになってしまった。
 「う、せっかくよくなってきたのに、ゲホゲホ」と己を責めていると、同僚M嬢が「大丈夫?」と心から心配しているのが心苦しくて「いや、よくなったと思って、酒飲んだアタシが悪いのです」と正直に言うと「なんで、お酒なんか・・・」と言われたが、いやほんと、酒飲まない人にはわかんないでしょうね。あと、ゴホゴホ咳しながら、タバコ吸ってる人のことも理解不能だろうよ。

 なので、金曜日もとっとと帰ったのであるが、珍しく「朝から晩までしっかり雨降り」な日で、帰宅途中にふと、「こんな雨がジャコジャコ降る夜には、よくカエルが道を横切っているはずでは?」と思い出した。
 そーいや、今年はカエルを目撃したっけ?

 日本人を年齢で大まかに二つに分けると、明らかに「老人」グループに属するようになった私であるが、最近ほんと、めっきり「物忘れ」が激しくなったけど、「最近のことはすぐ忘れるが、昔のことは覚えている」というのも、どういうことなのかよくわかってきた。

 それでも、「フツーの人」よりか、なんとなく周囲のことに関心があるので、この間も残業時の雑談で「昔いた派遣の人」の話題になり「あんな人もいた、こんな人もいた」って話をしているときに、私が妙に名前をちゃんと言うので、みんなに「よく覚えているねえ」と驚かれたが、それは私が「派遣の人」という失礼な認識をしていないからでしょ、と思ったが、実は私が支払い担当なので、請求書で派遣スタッフの名前を文字で見ているので、他の人よりもきちんと名前が頭に入っているだけである。
 ほんと、派遣経験のある自分からすれば、とても失礼な話だが、みんな「○○部の派遣さん」と口にするくらい、名前を覚えようとしないんだよね。バイト呼ばわりする人もけっこういるし。

 それはいいとして、「ええと、もう5月も後半だが、今年私はカエルを見ましたっけ?」とボケ老人が「今日はお昼を食べましたっけ?」というように自問自答しながら、雨降りしきる中、とぼとぼ歩いていたのだが、家の前の道に曲がったときに、思わず「おわ?」と声が出てしまいました。

 立派なカエルが、路地の真中に鎮座ましましておりました。

 あ〜、も〜、こいつら、ほんとバカだから、なんで道の真中でじっとしてるんじゃ!

 アパートの前の路地は、昨晩のタモリ倶楽部では「未こすり犯劇場」とかなんとかで、とにかく「狭い路地が多い東京世田谷」から、曲がりきれなかった自動車が電柱や塀を擦ってしまうスポットに焦点をあてていたけど、あれに取り上げてもらってもいいくらい「軽自動車じゃないと無理。てゆーか、かなり手前に行き止まりって書いてあるだろうが」な「こすりゾーン」なのである。

 なので、車の通行量は少ないので静かでいいのだが(自分の引越しでは苦労した)、バイクや自転車は、その代わりにビュンビュン走っているのである。
 身長160センチの私ですら、その路地の入り口ではよく、自転車に轢かれそうになるのだ。坂道なので、けっこうスピード出てるんですよ。ミラーつけてほしいのだが。

 車に轢かれる可能性の少ない道なだけに、この道を横切るカエルの遺伝子は存続する可能性が高いらしく、毎年見かけるのだが、やっぱ、今年も出たか。
 とにかく、いつものように、手掴みはできないから、靴先でつんつんつついて、空き地に避難させた。早くしないと、自転車に轢かれちゃうじゃない。

 で、晴天の今日、同じところを歩いていると、やはり自転車がビュンビュンと坂を下ってきたので「昨日のカエル大丈夫だったかな?」と思ってから、やっと気が付いた。
 昨日は、あんなに朝から雨が降っていたので、自転車なんて通らなかったんだよ(笑)
 だから、放っておいてもよかったのだ。
 自分では、すごくいいことをした「つもり」であったが、エコ活動なんてこんなもんかもね。

 でも、今朝、駅へ向かう道を歩いていたら、ミミズの轢死体は3つくらい見た。カエルのを見ないのは、それだけカエルがいないってことなんだろう。私が小学生の頃は、あんな雨の日の翌日には、登校時に必ず一つや二つはカエルの轢死体があったもん。あと、大ネズミのもよくあったな。(ああ、また30年前の記憶ばっかり鮮明で・・・・)

 さて、昨日の夜は激鼻詰まりと咳と頭痛で辛かったが、がんばってフジテレビの2時間ドラマ観ました。

 だって、山田太一脚本で、主演が「世界の渡辺謙」で、相手役が玉木宏君なんですよ。これは観ないと。

 「わけあり」の謙さんと、やはり「そこそこ、わけあり」の玉木君演じる「孤独な2人の男の出会い」というお話でした。
 山田太一の脚本は、あいからわず演劇チックに不自然で、でもまあ、それを「味」というか「芸風」だと納得できれば、そのテレビドラマとしては不自然なセリフ回しをどう役者がうまくやりこなすかを眺める楽しみがあります。

 さすがわ「世界の渡辺謙」は無難にこなしていたし、玉木宏のほうは、どうせ不自然な美男子なので(整形しているという意味ではありません)あのくらい、セリフが不自然なほうが、しっくり来るのかもしれない。

 でも、今週は体調不良のため、最近観てなかったドラマを観る機会が多かったのだが、ちょうど、1クールの中盤だったので、どれも中ダルみしているのか、つまんなかったなあ。

 長澤まさみと山ピーの月9も初めて観たのだが、そもそもあのストーリーだとゼッテーつまんねーだろうと思っていたのだが、やっぱし期待通りだった。
 幼なじみの女子と、とうとうすれ違いのまま、彼女の結婚式になった山ピーが、タイムスリップして過去に戻り、彼女に告白しようとするのだが、うまくいかない、って話らしいが・・・・やっぱり「ラブコメ」にすらなっていない。

 8度5分の発熱を抱えて、寝るに寝られないから観ていたので、ちゃんと把握しているのかはわからないけど、今週の回では、彼女に、とあるコンペに出品するチャンスがやってきて、未来から来た彼には、彼女がそのコンペでいい成績をあげて、それで彼よりだいぶ先に行ってしまったことや、そのことで担当教諭と親密になることがわかっているので、ここはなんとしても阻止しないと、っていう話らしいのだが、だったら徹底的に阻止しようとしても、やることなすこと裏目に出て・・・・っていうのが基本だと思うのだが、「やっぱし、彼女を手助けしてあげたい」っていうことが裏目に出ていたの、か、なあ?よくわかんなかった。

 つーか、過去に遡っているから、絶対に有利ななずなのに、なぜ上手くいかない?ってあたりをちゃんと描いてくれればいいのだが、そういう展開でもないんだよね。ただ、過去のすれ違いを同じようにやっているだけっぽい。
 まあ、毎回あの展開じゃあ、脚本もくたびれるわけで、私の観た回がたまたま出来が悪かった可能性もあるんだけど。
 あと、それも想定内だったが、山下君の顔は今のジャニーズで一番好きだが、ドラマ映えしないなあ。亀梨君もドラマだとびっくりするほど華がないんだけどね。
 そもそも、長澤まさみが「10代最後の日だから、自分の想いにケジメをつけたい」っていうようなことを言うんだけど「はあ、そうでっか、今日が20歳の誕生日だと・・・・よかったですね」と、月9の客って20代、30代のOLじゃなかったのって思うのだが。

 それはいいとして、主人公の恋敵となる藤木君だけが妙に光ってましたね。つーか、あの役をミッチーにしておけば、もっとハジけると思うんだけど、つーか、藤木君のほうを「山下を過去に飛ばす妖精」にして、三上博を山下君の恋敵にしたほうが、もう少し面白かったのでは?

 なんか、「みんないい人」で、主人公2人も密かに想い合っているのに、なぜか上手くいかない、っていうのは今風な描写なのかもしれないが、なーんか「ネットカフェ難民」みたく緩くて、なにが問題なのか、よく考えるとよくわからんみたいな、「これって結局、いわゆる適応障害であって、貧富の差の問題ではないのでは?」ってゆーか、だって、長澤まさみと山下君がお互いに実は好き合ってて、お互いにいいかげん告白しようとしているのに、なぜか結ばれないって、「大学出ても、なぜか定職につけなくて、日雇いで働いているうちに、ネットカフェで寝泊まりするようになちゃって」っていう人が、「なんとかこの状況から抜け出したい」って、そんなの誰でも普通にやっていることなのに、なぜかできないらしい、っていう不思議さを今回の月9ドラマは表現しているのでしょうか?

 で、そのドラマの中で、藤木君が一昔前のドラマだったら、バリバリの御曹司になるはずの役をボヤーっと演じているあたりが今風です。

 つーか、藤木君VS山ピーって、個人的には「二大後輩対決」でしょう(笑)

 有名人卒業生がミスター長嶋しかいなかった高校に、藤木君が燦然と現れたときには嬉しかった。
 山下君に関しては、うちの大学にまさか、ジャニーズが入るとは想像すらしてなかったので、えらく驚いた。私の頃は「男子学生は全員、体育会系かアキバ系」だったんだけどな・・・・
 それを言うなら、当時の青学だって「男子学生は全員、大江千里」だったもんな。

 単なる時代が違うというだけか。
5月24日(木)

 よかった、やっと風邪が快方に向かう。
 溜まっていた仕事もなんとか片付いてきた。

 というわけで、気分がよろしいので、ここ一週間くらいで書き残した・・・?、ちがうか、書きそびれていたことでも。

●久々に野球観戦して思ったこと

 後楽園球場の開放感を知っていたから、コンサートで足を運ぶたびに東京ドームの閉塞感が気になった。
 なので、積極的にドームで野球観ようとしなかったのである。
 と言っても、ドームが出来てから何度か神宮球場に足を運んだのは「たまに、ヤクルト戦のシーズンチケットを回してくれれる得意先があったから」なんだけどね(笑)

 しかし、今回初めてドームで野球を観て、ドームの利点に気が付いた。
 そりゃ、「雨でもOK」ってのは凄いことである。大きなメリットだ。
 しかし、今回気が付いたのは「ドームだと、ファールボールがよく見える」ということだった。

 前に日記にクドクド書いたと思うが、私はファールボールが苦手で、特に高く打ちあがったボールはどこに落ちてくるのか全然わからなくて怖かったのである。昼間の球場だと、青空をバックにして遠近感が全然わからないし、ナイターだと夜空をバックにして、やはりどの辺の上空にあるのか全然わからなかった。

 しかし、ドームだと、バックに屋根があるし、屋根は格子状になっているので、位置が確認しやすかった。
 私より近視の(っていうか、矯正してないだけ)M嬢は、こっち側にフライが上がるたびに、ビクっと緊張していたが「こっちに飛んでくると笛で教えてくれるんだよ〜」と私が余裕かましていられたのは、「明らかに自分の方に飛んでいない」と目視で確認できたからである。

 まあ、あと3塁側というのがよかったのだろう。1塁側のほうが、ファールが飛び込んでくる可能性が高いんだね。あと、ドームだと内野2階席がデンジャラス・ゾーンのようだ。今回は、さすがに2階席はほぼ無人だったので、2階で跳ね返ったボールが1階に落ちてくることも何度かあり、1塁側内野席のベンチ上くらいの席の人は、かなり油断できなかった様子であった。まあ、今後私が、ドームのあの辺の席に座る可能性は限りなく低いであろう。

 あと、久々に生観戦して思い出したのは、「そーだよー、生で試合観ると、けっこう、いつも使わない神経使うんだよな」ということであった。
 最近は、テレビで野球を観ることもほとんどないが、テレビ中継だと、画面はきちんと編集されているので、ゲッツーとってる隙にランナーがホームを狙った、なんて場合にはすかさず画面はホーム・ベースを映すのだが、球場で観戦している場合には、カメラの切り替えを自分でやらなければいけなくて、もちろん、慣れていれば普通にできるのだろうけど、シロートはついつい打球に視線が行ってしまい、走者のことを忘れてしまうので、「おお、ゲッツーか」と思っていたら、なんだか歓声が上がっているので、「あれ?」と思って目線を映すと、「そっか、もう1人ランナーいたんだっけ」と、すでにホーム・ベースをとった後だったりする。

 3塁にランナーがいて、外野フライが上がったときなど、「おお〜、入るか?」と、そっちばっかり注目してしまい、タッチアップのことを忘れてしまいがちだが、これも慣れてくると、自分1人で2カメと3カメをカメレオンのようにこなすことができるようになるのかもしれない。

 野球中継のディレクターって、試合終わるとグッタリだろうなあ。

 私も久々の野球観戦で、しかも、あの日は延長12回までやったから、あっち観たりこっち観たりで、けっこう普段使わない頭の筋肉を使ったようで、だから、ただビール飲みながら「いやー、やっぱしベテラン中継ぎの投球は安定してるにぃ」なんて、知ったかぶりオヤジみたく呟いていただけなのに、その翌日から妙に疲れが残ったもん。

 野球の話といえば、今朝、出勤時に遊歩道で「ウォーキング・エクササイズ中」の有閑主婦2名とすれ違ったが、2人の話題が「日ハムと巨人が対戦して、日ハムが勝ったでしょう?」「そー、ダルビッシュが勝ったのよね〜。もう、感激しちゃって〜」

 やはり主婦連はダルダルに注目していたか・・・・そりゃそうだよね。
 先日発表された、恒例のサラリーマン川柳でも「ハンカチで ヨン様卒業 ぼくの妻」というのがあったけど、私とM嬢も「韓流おばちゃんたちが、相当数、ハンカチ王子に流れてると思われ」と推測していたけど、ダルにもけっこう流れてきてるな、きっと。

 そーいや、もう少し前に、サッカーのレアル戦を観にいったM嬢とT嬢は「ベッカム・ファンの女性が減ったような気がする」と言っていたので、私は「きっと、ヨン様に流れちゃったんだよ」と分析(?)したが、ベッカム→ヨン様→ハンカチ王子のラインは、ほぼ同じ人たちで形成されているのかもしれない。

 いや、私は、アンリ様→ビョン様→マー君観にいったけど、やっぱしダル様も観たいわーん なので、ちょっと亜流ですけどね。

 亜流といえば・・・・

●NINについて語るときに我々の語ること

 日曜日にNINのライブに行きましたが、駅に向かう途中、連れのT嬢に「あーあ、こんなに沢山若者が来るんだねえ」と語った。
 だってさ。
 「今日は、ちょっとコンサートのチケットとってしまったので、お先に失礼します」と同僚たちに言うと、必ず「何の?」って聞かれるのはまあしょうがないにしても、それでもまあ、私が行くライブとしては、メジャーなほうかも、と思い、重い口を開けて「ないん いんち ねいるずの・・・・」と言うと、相手が困った顔をするのを正視できなくってね。

 そーいや、個人的テクノ全盛期に派遣先の同僚たちと昼食に出かけ「好きな音楽は?」って聴かれたときも困ったなあ。「いや、私、ちょっと趣味が特殊なんで」と正直に申告したんだが、「例えば、どんなの?」って言われても・・・・、テキトーに応えておけばよかったのだが、けっこう真面目ないい人たちだったんで、いい加減なこと言うのも気が引けて、でも、アンダーワールドだ、フィラ・ブラジリアだと正直なこと言っても、相手が困るのもわかっているから、「ええと、もっと、この人たちと接点があるようなの、なんかなかったっけ?いっそ、YMOとか言っておくか?」と真面目に考えすぎて、とうとう「いやー、ほんと言ってもわかりませんから。なんつーか、パンクみたいなもんで」と笑って誤魔化したのだが、「パンクって?」と言われたので、ますます困ったのであった。ためしに「ピストルズ・・・とか?」と小声で言ってみたのだが、スルーされたし。

 ちなみに、私が「これからライブ行くんで、お先に」と言ったら、「なんのライブですか?」「いや、マイナーですから、ほほほ」と応えたら「もしかして、今日だったら、○○○?」と言ってくれた20代後半女性がおりましたが、私はその「○○○」がよく聞き取れないほど知らなかったので(日本のインディーズバンドみたいだったけど。つーか、インディーズっていうのがすでに死語?)、どっちもどっちなんですけどね。

 で、話は戻るが「あーあ、こんなに沢山若者が来るんだね。私なんてさあ・・・」とT嬢に愚痴ると、T嬢は「でも、けっこう真面目そうな子が多いよね」

 実は私はNINのライブに行くのも初めてなのだが、T嬢は来日公演はほぼ行っているらしい。
 「NINって、幕張とか、ベイNkとか、こっち方面でやることがなぜか多い」と言っていた。「ベイNKは駅から遠いから、だったら、ここのほうが全然マシだよね」と私。

 それはいいとして、T嬢曰く「トレントは引き篭もりだし、けっこうメッセージ散りばめるから、こういう客層になるのかなあ?」

 「そのあたり、ちょっとスミスっぽいかもね」と私。
 「モリッシーは、ずっと実家にいたけど、トレントも祖父母の家に30歳くらいまでいたみたいだし、モリッシーはそれで詩を書いたりしていたわけだけど、トレントはきっと・・・・・体鍛えてたんだろうなあ(笑) アメリカですから」

 と言うT嬢は、過去に3日間くらい「どうやったらトレントと結婚できるのだろう」と考えこんだくらい「トレントのルックスが好き」だったんだそうで。

 T嬢曰く「NINのライブ観るたび思うんだけどさあ、なんかトレントさんの工房ってゆーか。」

 NINはいわゆる「バンド」ではなく、「トレントさんの工房」なんである。アルバムはトレントさん1人できちっと作り、ライブはトレント師匠が厳選した弟子を選んでツアーを回るのだ。

 なので、ライブでも重要なのは客の反応ではなくて、あくまでも「トレント師の構築した世界」なのである。だから、アンコール無しできっちり終了。レンブラントやセザンヌの絵画のように「どこも足せない。どこも引けない」はずなのである。

 なので、確かにツアーメンバーは、「バンド仲間」というよりは、一流レストランのシェフと弟子みたいなかんじなのである。

 「でも、『あの、トレント亭で1年修行した人なら間違いが無いでしょう』と他でも高く評価されそうだよね」と私。

 でも、今回のトレント師は、やや「お客様に喜んでいただけるように」を意識していたような気がしたけど。

 さて、NINの後のT嬢との打ち上げでは、T嬢がGWに旅行したポルトガル話を聞きつつ、「フジロックどうよ」話になり、私は知らなかったのだが、T嬢によると、ビースティが最後に来日したサマソニの公演は「サマソニ史上、最低の盛り上がり」を見せたそうで「ビースティもセットによってずいぶん違うからねえ」とのことで「うわ〜ん、フジロックだから本気見せてほしいびょーん」

 あとは、「ヴィニ(ドゥルッティ・コラム)は、ほんとに、ちゃんと苗場までたどり着く体力あるのか」という心配することしきり。

 それにしても、今年のフジロックは「キュアが23年ぶりに来日しまっせ」を皮切りに「ビースティも来ますよ」「ドゥルッティ・コラムも来ますよ」と、そりゃ、うちらはいいかもしれんが、20代の人たちはどう思っているのだろう?

 T嬢は、「こうなったらいっそ、今年はフェスやらないUDOと協力して、KISSでもやってもらいたい」と言ってみたが、ほんとそんな感じ。いっそホール&オーツとか、どうですか?

 ああ、いいなあ、大人のフェスだわ。夜空の下で「♪プラぃベ〜 アイズ」で、パン、パパンと皆で手拍子、どうでしょう。
5月23日(水)

 体調があまりよろしくなくて日記がちゃんと書けてませんね。

 それにしても、ぐわいわり〜

 日曜日は、意外と元気だったのですが、夜になったらダルくなってきて日記の途中で寝てしまい、月曜日は早寝したせいか、午前中は元気だったのですが「ちょっと胃もたれ気味かな」とお昼は中華粥にしました。

 ところが、午後になると、だんだん頭がボーっとしてきて「こりゃ、熱がある」と急いで仕事を済ませて、5時前に会社を去った。
 ときどき、そういう症状のときでも会社から一歩出たとたんに全快したりすることもあるんだけど、今回はほんとにだんだん具合悪くなってきた。

 とにかく悪寒がするので、冷房が効いた電車内でガタガタ震えていました。
 背中も痛いし、これって、もしかするとインフルエンザ?と思って、コンビニで水やヨーグルトなどを買い込み、ヨレヨレと家路についたが、家に着くとさっそく熱を計ったら、8度5分ありました。

 ああいう症状のとき、遊歩道の花壇にある「グラジオラス」とか「ダリア」と書いてある花の名札(花札?)って、全部、怪獣の名前に見えるということに朦朧としながらも気が付いたりしていた。

 その日は、きょうみちゃんのお土産だった、アンプルに入っているヤバそーなローヤルゼリーをぶちこみ、(ポンプじゃなくて、スロトーでチューするんだけど)風邪薬飲んで、冷えピタシートをおでこに張り、痛む背中や腰にサロンパスを張り捲くって、熱と闘いました。

 火曜日は元々休みの予定で、「パスポート受取に行こう」と思っていたのだが、まだ熱が7度5分くらいあるので大人しく寝ていた。
 でも、そんなにぐわいわるい(語感が気に入って連呼したくなった)わけでもなく、ぼんやりテレビを観ていて、フジテレビのドラマの再放送が始まり「ショム2の人たちって、いつ観ても大して活躍していないよな気がするなあ?」と思っていたり「あ、また阿部ちゃんの専業主婦のドラマの初回だ。もう3回目くらいかも。でも、最終回を観たことは無い」と思っていたりしたのだが、5時くらいになったら、また頭痛がしてきて、顔が熱くなってきたので熱を計ると、また8度5分だ。

 まあ、夕方って熱が上がりやすいんだよな。

 そして、今朝は、朝起きて熱を計ると7度ジャスト。びみょー
 まあ、マスオさんも休暇中だし、しゃーねー、ヤクしばいて誤魔化すか。

 しかし、ほんとにただの風邪なのかな?症状が軽いハシカでは?

 この風邪の特徴としては、インフルエンザみたいに体中に痛みがあることと、喉が腫れることかな。咳はそれほど出ない。

 ハシカといえば、今、日本は諸外国から「渡航自粛地域」とかに指定されているのだろうか?だとしたら、ちょっと愉快である。

 それはいいとして、今日は熱こそ上がらなかったけど、やっぱりぐわいわるかったので、早めに引き上げてきた。食欲なかったけど、無理やり食べて、さて、寝るべ。もー、頭痛がうざくて、ほんと頭がボーっとするのが辛い。
5月20日(日)

 ふー、濃い一週間だったので、日記が途中になってしまった。

 水曜日はタイ・フェスと野球観戦のことを日記に書いていたら途中で力尽きてしまい、木曜日はなんだか疲れが抜けないので早寝して、金曜日は退職する人の送別会に参加。

 で、土曜日は会社に12時集合で、恒例のBBQ大会の準備。
 今回は、関連会社のVIPもいらっしゃるということで、いつもはダラダラ準備しつつ、自分らで真っ先に美味しそうな肉を焼いて試食しているうちに、だんだん社員が集まってきて、暗くなるころには「けっこう人が集まったなあ」なんていう緩い集いなのだが、VIP参加のために「VIPよりも先に来てください」というお達しと「来れる人はなるべく来るように」というプレッシャーが加わったため、2時ごろには大盛況になってしまい、私は野菜の買出しして、バーベキュー用の野菜を切ったりしただけなのに、3時頃にはぐったり疲れてしまった。

 「ワイン飲まないの〜?」などと言われても「いや、ちょっと夜に用事があるもんで」と飲めないし。
 いや、飲んでもいいけど、飲んだら、横浜から新木場まで行けなくなるじゃあないですか。

 4時半ごろに、こっそり抜け出して(いつもはBBQ会のときには出勤扱いにするのだが、今日は「休日」扱いにしたのよ)新木場に到着したのが6時だった。

●NIN

 先日「東京ドームで初めて野球観たぜ」と書いたが、今回は「アゲハは何度か行っているが、スタジオコーストは初めて」であった。
 あの箱は、コンサートのときには「スタジオコースト」という名で、深夜からのクラブ営業のときには「ageha」という名で出ているのである。
 「あそこ、舞台なんてあったっけ?」と思ったんだけど、入ってみてわかった。

 クラブ営業のときには、右端というか、一番奥のフロアを見下ろすバルコニーみたいなところがDJブースになるのだが(なので、DJの顔がよく見えないので、誰がプレイしているのかわからないのが不満なハコ。私はDJに憧れる青少年ではないが、やはりDJの手元とか観たいし。それに、「手元」というのかレコードや機材さばきも芸の一つのジェフ・ミルズ型DJだとちょっとねえ?)、コンサート営業のときには、クラブでいうところの「奥」というのか、通路から階段降りて正面にあんな大きな舞台があるとは気が付かなかった。

 しかも、2階席もあったんだ。へえ〜〜〜〜〜

 金土日、3日間の公演はソールドアウトだったので、覚悟はしていたが、やっぱしかなり混んでいた。
 着いたときに、すでに前座をやっていたので、ロビーでビール飲みつつ休憩して、前座が終ったときにフロアに降りて、左端の空いているところに居場所を確保した。

 7時きっかりくらいにNINの演奏が始まったが、おお、わりと音がいいじゃん。
 端のほうは、客の密度も低いので、舞台の全部は見えないけど、トレントと左右のギターはよく観えるのでいいでしょう。
 ZEPPよりは、このハコのほうが断然いいねえ。つーか、なんであんなにダメなんだろう、ZEPP。


 ライブは8時半くらいにきっちりと終わり、外に出たら、T嬢を発見したので、大井町まで「りんかい線」で移動して打ち上げをした。だって新木場なーんもないんだもん。港湾労働者用(?)の牛丼屋とかファーストフードしかない。


5月16日(水)

 そんじゃあ、リクエストにお応えして、「タイ・フェス」から遡ってみましょう。

●タイ・フェス2007

 M嬢の新居を訪問した後、下北にあるカオマンガイ屋でカオマンガイ(鳥肉の蒸したのが載ってるご飯。タイの牛丼みたいなもんか?)を食べていたら、M嬢が「そういや、そろそろタイ・フード・フェスなんだよね」と言うので「この時期だったっけ?ああ、そういえば、そうだ。GWの前後だったね」と思い出した。

 記憶を辿れば、3年前の2004年、M嬢とT嬢との3人で行って、そのときに「フジロックでルースターズ再結成だけど、どうよ」という話をしたっけ。
 そのときも、かなり混雑していて、歩き疲れて地面に座り込んでいたときだったような気がする。
 それ以来行っていなかったのだが、風の噂で「年々混雑がひどくなる」とは聴いていた。

 なので、今回も「土曜日は仕事だけど、日曜日なら。でも混んでそうだねえ?」と少し気乗りのしない返事をしていたのだが、日曜日の昼過ぎにMちゃんから電話がかかってきたときには、空模様もほどよい曇天で「ま、散歩がてらちょっと行ってみますか」という気分になったのである。

 渋谷まで歩いて行ったのだが、道玄坂に差し掛かると、前方からなにやらデモ行進でもやってくるのかと思いきや、鹿児島祭りであった。「渋谷・鹿児島おはら祭」という名称らしい。
 踊りの団体が道玄坂をふさいでいた。
 道行く若者が「これって、よさこいと、どこが違うの?」と言っていたけど、祭りちゅうのは、みんなこんなもんだ。

 それはいいとして、待ち合わせ場所をTSUTAYAにしたのだが、通行止めで抜けられないらしく、地下道を通るしかなくて、歩行者は地下道で「ええと、あっちに行くには・・・」とウロウロしてました。

 TSUTAYAでM嬢と合流すると、祭り好きのM嬢は、「ああ、こっちも気になる」と、すでにかなりテンションあがっている様子。
 そこから代々木公園目指して歩きはじめましたが、公園通りは相変わらずの雑踏で、M嬢は「ここからすでに混んでいる」と、まるで全員がタイ・フェスを目指しているかのように言いますが、途中の渋公(CCレモンなんちゃらって名前になってしまいました)でまず、「アキバ系の大きなお友だち」がパレードを離脱。ハロプロ系のライブでもあったのでしょうか?
 そして、NHK前の公園入り口も激混みでしたが、NHKホールでもなんかやっていたようです。帰るときに、違法行為なブロマイド屋台で判明したのですが「氷川きよし」絡みだったようです。なので、そのあたりで中高年が離脱。

 NHKホール前もタイ・フェスのブースが出ているのですが、あの道にあるのは、NPOやタイ食材や雑貨や衣服のブースなので、それほど混んでないはずなのですが、ひときわ大きなテントを構えていた「タイ輸入フルーツ商社」のブースは大行列。
 む〜んと香る、ドリアンの匂い。

 他にもフルーツ輸入業者のブースは何店かあったけど、どこも大盛況でした。

 さらに奥に進み、野外ステージがあるあたりが、食べ物屋台のエリアなんですが、そのあたりはもう、通勤ラッシュの新宿駅の3倍くらい混んでいた。
 ほぼ毎年足を運んでいるM嬢が「あんなに混んでるのに、ベビーカーで子供連れてくる親のキモチがわからん」と怒ってましたが、たしかに子連れが多い。大人が1人で歩いていても、辟易するような混雑なのにねえ?それに、タイ・フードは子供向けじゃないし。

 あと、自転車ひいて来る人や、犬連れの人っていうのも多くて驚いた。

 3年前に比べると、食べ物屋台は減らしていて(今年から「タイ・フード・フェス」ではなく「タイ・フェス」にしたらしいし)、その分、座って食事できるエリアが増えていたのだが、やっぱしそれでも収まらなくて、地面にシートを敷いて場所とりして花見状態な団体も多く、それで通路が狭くなり大渋滞するのだ。

 予想はしていたが、やっぱりかなりの混雑で、かなりヤル気を無くしたが、「奥のほうだったらもう少しまともかも」と思って入っていったら、奥のほうはまだ許せる雑踏で、屋台にもそれほど行列していないので、それぞれ10分くらい並んで食事とビールをゲットして、さらに奥のほうの植え込みの間に座る場所を見つけてやっと一息。

 待ち合わせをしたのが3時だったから、もう4時近かったけど、昼間よりも晴れていて日差しが強烈であった。

 とりあえず、お腹も少し埋まったし、ビールも飲んだので、やっと落ち着いて一周できたというか、M嬢は「少し人込みも落ち着いたかな」と言うが「いや、たぶん、うちらが慣れてきただけでしょ」
 最初にご飯モノを頂いたので、次の一皿は鳥の焼いたのにしてみたが、けっこう油っぽかったので満腹になったから、「じゃ、装飾品屋台のほうも腹ごなしに冷やかしてみましょ」と、NHKホールのほうに戻った。

 そしたら、渋谷AXの姉妹店みたいな仮設ライブハウスみたいのがあり、そこに大きな看板が出ていて「芝生でくつろげるカフェがあります」とかなんとか書いてあったので、中を覗いてみたら、「わー、ほんとに芝生だ!」
 SHIBUYA@FUTUREというらしいですが、超穴場でした。
 小ぶりですが、芝生の丘があり、シロツメクサが咲いていて、そこにもったいないほどゆったりとテーブルが置いてあったのです。
 屋内スペースもあり、そこでダメそうな欧米系若者がぐったりと大きなソファで熟睡してました。なんて贅沢な空間。
 シロツメクサの咲く丘で、小さな子供が「丘から転げ落ちるごっこ」を飽きずに繰り返しているのを眺めながら、しばしゆったりとお茶できました。

 日が影ってきて、涼しくなってきたので、「じゃ、そろそろ人ごみに戻りますか」とカフェを出て、また象のヌイグルミなんてうっかり買ってしまったりして、探していた「象の髪留め」も見つかったし、暗くなってきたので「さて、じゃあ、最後の詰めにもう一食」と飲食屋台ブースに戻ると、もうビールは売り切れてるし、フルーツも完売らしく店員さんたちが嬉しそうに一本締めしているし、残った飲食屋台ブースもラストスパート。

 ええ、もし、行くんだったら6時以降がお勧めでしょう。ビールが無いけど、周辺の「普通の屋台」ではまだありました。スーパードライでよければね。
 タイ料理が食べたいだけだったら、タイ料理屋に行ったほうが、同じ値段でゆっくり楽しめますが、「ああ、みんな、こんなにタイ料理好きなんだなあ。よかったなあ」という気分を味わいタイのなら、けっこう楽しいのですけど、でも、体調のいい人というか「GWにディズニー・リゾートに行く元気は当然ある」ような方にしかお勧めできません。

 8時終了だったので、ギリギリまでいてから帰りました。
 けっこう疲れた。

●東京ドームでやっと野球を観た話

 まあ、それで、M嬢と別れるときに「たぶん、田中君の登板は火曜日だと思う」ということで、月曜日の午後にパ・リーグの予告先発をチェックしたら、「キタ〜〜〜」だったので、タイ・フェスの疲れを引きずったまま、火曜日はいつもより1時間以上早く出勤して「今日、私、すごーく早く帰るから」とマスオさんに宣言して、4時39分の電車に乗って東京ドームを目指した。

 無職のM嬢が先に行って指定席チケットを買っているはずだったが、6時少し前に待ち合わせのゲートに行くと、少し遅れてM嬢がやってきて「何時にチケット買ったの?」と言うと「えーと、けっきょく5時半くらいについた」

 昨晩も電話で話し合ったのだが、お互いに今日の試合がどのくらいの集客力があるのかよくわからず、とりあえず「売り切れることは無いよね」というのは確信できたのだが、まあ、ハンカチ王子だって神宮を満員にはできないわけで、マー君こと田中君の登板が東京ドームをどのくらい埋めるか全くの未知数であった。

 そもそも私は、楽天の選手で田中君以外に知っているのはノムさんくらいである。選手じゃないか。
 あと、M嬢から散々話を聴いているので、ウィットという外人がいるのは把握している。

 さて、「どんな席かなあ」と中に入ってみると、「ひゃー、こんないい席?」
 ドームの巨人戦だったら、たとえ三塁側でもあんな席をゲットするのは不可能であろう。ベンチの上の方の席だったんである。

 さすが、パ・リーグ。こんないい席が当日券で手に入るなんて・・・・
 しかも、やっぱしほどよく空いているので、ゆったりと観られる。これで3500円は安いぞ。

 試合開始10分前くらいで入れたので、始球式も拝見できました。抽選で選ばれた幼児がやっていて「きゃーーーー、ちっちゃくて可愛い〜」と2人で盛り上がる。

 しかし、東京ドームで野球観るのも初めてなんだが、コンサートはけっこう行っている。
 思い出してみよう。スティング、YMO再結成、ストーンズ3回(初来日だったので浮かれすぎた。アリーナと1階席と2階席。3種類の席から堪能できた)、プリンス(友だちがチケットを余らせたので付き合った)、バクチクも観ちゃったなあ。あんときはT嬢が、バクチクの事務所と仕事で縁があったので軽い気持ちで「じゃ、チケット頼んでよ」とお願いしたら、プレス席の横の席を用意してくれちゃって、すんごいいい席だった。あと、U2観たのが最後だったかなあ?

 後楽園球場では、何度か野球の試合を観たが、コンサートも行ったよ。サイモン&ガーファンルに、あと、ヒューイ・ルイスも観たな。
 ヒューイ・ルイスは、大学中退してバイトしていた先の先輩が「チケット余っちゃって」と言うので付き合ったのだが、つーことは後楽園球場は私が20歳過ぎたあとでも存在していたのね、きっと。(ドームは1988年生まれらしいので、私が22歳んとき)

 さて、試合開始。
 まず、楽天の攻撃だった。
 事前にM嬢から繰り返し「楽天の守備は、かなりイマイチ」と聞かされていたのだが、先発メンバーを観ると「今日は、やらかすショートじゃないや。でも、レフトがやらかすレフト」ということで、「プロのくせに、そんなに守備に不安があるって・・・・・私が中学校のソフト部だったころの自分を思い出す」

 私は「ちょこんと当ててヒットを出す」&「見た目よりも超足が速い」という天性の1番バッターだったらしい。
 その当時、試しに出塁率を出してみたら、もの凄い数字が出たもん。7割とか8割行っていたと思う。
 中学女子のソフトボール部なんて、守備のレベルが相当引くいから、サードやショートのところにゴロを転がせれば1塁がとれたのです。私、なぜかバントがうまくてね〜。セイフティ・バントの女王でした。

 ただし、近視&乱視のため、守備が全然ダメで、監督は私を試しにセカンドに置いてみたのだが、全然ダメで、しょーがないから、外野に置かれた。うちのチームはピッチャーが天然で変化球を投げたので、外野フライなんてほとんど飛んでこないレフトに置かれたのである。

 県大会はそれで優勝できた。
 しかし、関東大会に出たら、さすがにレベルが違ったので、たまにショートのエラーや、コースが偶然絶妙だったゴロを拾うことしかしなかった、暇だったはずのレフトのところに外野フライがやってきて、ぜーんぜん見失いました。だから目が悪いんだってば。高く上がると、どこに飛んでるのかさっぱりわかんないんだもん。

 いや、自分の話はいいんだけど、「日ハムVS楽天」に戻ると、初回の楽天の「ボコボコのゴロ」を日ハム守備は、面白いほどのエラーでピンチになりました。
 テレビ中継じゃないから、リプレイしてくれないので(日ハムのホームゲームだし、場内ビジョンでそんなもんリプレイするわけもなく)、「え?なに今の?なんでエラーになる?」という、プロにあるまじき「女子中学生ソフト部級エラー」連発だった。

 もう大爆笑。
 「Mちゃんが、楽天の守備やヤバい、ヤバいと言っていたけど、日ハムもすげーじゃん」

 ただ、立ち上がりの違和感からの崩れで、相手が楽天じゃなければ3点くらいとってもいい浮き足立った状況だったけど、さすが楽天、1点で終った。

 1点リードだとねえ、先発投手としてはねえ。

 さて、試合内容はさておき、6時半くらいになったら「そろそろ飯食うか」
 M嬢がお弁当を用意してくれていた。

 私は野球場に足を運ぶのが、たぶん15年ぶりくらいなので「野球場にはビールの売り子が来る」というのをすっかり忘れていて「そっか、席をはずして買いに行かなくてもいいんだ」とちょっと感動。コンサートのときにも売り子さんが来てくれればいいのに。

 しかし、ドームの売り子さん、キャバクラっぽい女子ばっか。
 M嬢に「私の知ってる売り子さんと違う」言うたら「ああ、ドームは特にそうらしいよ」

 プチ・キャバクラ状態である。
 オジサンたちは、ビールを買うときに、ケバい売り子さんとの会話も楽しんでいるようである。
 私がビール売りのギャルと目線を合わせたときにも、ニッコリと極上のキャバクラ営業スマイルをかましてくれたが、その笑顔はいらんから、800円のビール、700円にまからんかね?

 あ、でも、私が40歳独身OLじゃなくて、「40歳独身サラリマン」だったら、キャバクラよりも、こっちのほうがいいかな。

 弁当つつきつつ、ビール飲みつつ、まったりと観戦していたのだが、M嬢は私相手にディープな解説に忙しい。「あの人は田中君に誰々を紹介してくれた」とか「鉄平はいい子で皆に可愛がられている。星野が中日では出場機会が無いからと、楽天のノムさんに預けた」とか。

 肝心の田中君の出来は、M嬢にも難しかったみたい。
 最初のころは、あんまし「ノってない」ふうに見えたが、回が重なるごとに、ストレートに威力が出てきたかんじ。真横から見ているので、配球が外なのか内なのかがわからない。

 でも、まあまあなんじゃ、と思っていたら、スコーンとホームラン打たれ「あー、やっちゃったー」と嘆いていら、ノムさんが出てきて6回で交替。
 Mちゃんは「このタイミングでなぜ替える?」と不思議がっていたが、後で2ちゃんを観てみたら「120球超えたから」という単純な理由でした。現地にいると、そういう単純なことがけっこうわからないんですよね。たしかに、けっこう球数投げていたのは感じていましたが。

 それからが怒涛の投手リレーで、M嬢の話では「楽天には、まともな左投手がいない」とのことでしたが「けっこう、左いるじゃん」「いや、これで精一杯」

 途中で「いや〜、今日は沢山、投手観たなあ。もう何人目かわけわからん」状態でした。

 関係ないけど、日ハムのユニフォームは、選手をカッコよく見せるデザインになっているのですね。ヒチョリとか「足なが〜」と思いましたが、ヨー・チョンソとか、ほんとに足長くて遠目でもカッコいいな思いましたもん。

 (すかさずM嬢の解説が入り「ヨーの兄はソフトバンクにいて、ヨー弟は同じチームに入りたかったんだけど、日ハムになってしまい、涙の記者会見だったはず」とか。かなり「明日、自慢できないトリビア」でした)

 熱烈・田中君ファンを抱える私としては、田中君に勝投手になってもらいたかったのですが、残念ながら、同点に追いつかれ、田中君の勝ち星は消えたまま、延長戦にもつれこみました。

 熱烈・田中君ファンの友人は、必然的に楽天ファンでもあるので、「せめて、5連勝」ということで最後まで観ましたけど、12回表で相手のミスで得点できて、辛くも5連勝を飾れたようです。      

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