可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました
12月31日(日)

 iPodがちっともご飯を食べてくれません。
 どうやら充電アダプタを買わないといけないらしい。
 ペットって金がかかりますね、やっぱ。さて、名前はどうしよう?
 黒光りしちょるから、またアンダーソン君ですかね?
 ポッド→どっぽ君→国木田っつーのもいいね。

 さて、新しいペットに夢中になっているうちに、もう大晦日だ。
 そろそろ準備して、実家に帰らんと。
 まあ準備っていっても、着替えを多少と、コンタクトレンズ用品をそろえるだけですが。

 少し掃除もしてみたけど、ほんとに少し。埃が舞い上がっただけかもしれない。BGMは大工です。

 変わり映えのしない年末年始ですが、今年は「平凡」「平穏」の素晴らしさを再確認した年だったかもね。友人にいろいろ不幸がありましたので・・・・・
 年末になって友人の結婚や出産のニュースが舞い込んで、ホっとしました。

 というわけで、今年もわたくしの周辺雑事にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

 よいお年をお迎えください。

 私の来年の目標は「ぜってー、スキャナー・ダークリー観てやる」です。リベンジです。そんな超至近距離の目標でいいのか?
12月30日(土)

●ああ無情 サザエさん編

 やっぱし大掃除なんてしたくないから、今日もせっせとiPodにCD食わせて、やっと15枚入れたから、一緒にお散歩することにした。なんだか犬を飼った人のようになっている(笑)

 さて、今日こそ、「スキャナー・ダークリー」だ!と意気込んで渋谷までテクテク歩いたが、新品のスニーカーがまだ堅くて、かかとが当たってしまったので途中のコンビニでバンドエイド買って応急処置。
 それでなんとか、シネセゾンに着いたので、さっそく切符を買おうとして「次の回を一般1枚」と言いながら、財布を出そうとしたら・・・・・・無い。

 部屋も乱雑だが、カバンの中も乱雑な私は、カバンの中に小さな手提げ袋を入れてあって、その中に貴重品を入れておくようにしている。でも、ときどきその中にちゃんといれてないときもあるのだが、今回はそうではなかった。というか、ある映像がフラッシュバックしたのである。床に転がり落ちた財布を昨晩目撃していたのである。手提げをなにかの用で出したときに転がり落ちたのであろう。しかし、超不精モノの私は、「カバンのすぐ横に転がっているから、外出するときには気がつくだろう」と放置していたのである。

 なので、財布が無いことはすぐにわかったが、窓口のオネーサンの手前、ガサゴソと探すフリだけしてから「あ・・・財布忘れたんで、出直します」と照れ笑いをして立ち去った。
 あー、かっちょわる。ってゆーか、大ショックである。その映画は1月12日で終ってしまうらしいから、「年内に観ておかないと、来年はけっこう慌しいし」と思っていたのに。キアヌー、ごめん。今年はキアヌで〆ようと思ったのによー

 それよりも、映画館の整理券を手に入れてから食事して開演を待とうとしていたので、お腹ぺこぺこだったのだが、金が無いとは!
 いや、小銭入れは別に持っていたので、さっきのコンビニで千円札を出したっけ。でも、釣りは700円くらいだった。
 うーん、靴に当たってしまったから、帰りは電車かバスにしたいのだが、食事はどうしよう。まあ、500円で食えるところはいくらでもあるだろう。というわけで、290円ラーメンの店で、ラーメンと餃子を食べたが、会計は500円少々で済んだ。

 食事が済むと、バスで三茶まで戻った。
 家に帰ると、やはり財布は、カバンのあった場所のすぐそばで転がっていました。

 はあ、虚しい。

 散歩の疲れと、虚しさからくる脱力感で、しばらく布団の中でフテ寝してました。
 いやほんと、急性鬱に見舞われたようで、体が動かなくなってしまったのです。

 そしたら、暮れのこんな時間(6時くらい?)に呼び鈴が鳴ったので「誰だ?大家さんかしら」と思って、ノロノロと玄関に行ったのですが、人の気配がしないので「なんだろう?」と思っていたら、隣で「エ○バの・・・・ですが」と声がする。

 あー、よかった。今、宗教の勧誘なんかと顔を合わせたら、殴ってしまうところだったわ。で、見込みアリとみなされて入会させられる。

 それにしても、結局、私に残されたのは「ああ、財布を持たずに渋谷に出てしまった」という「恥かしい過去」と、年末だというのに乱雑な部屋だけである。iPodはいるけどね。
 だが、ひとつだけよかったのは、映画館に行く前に食事していたら、所持金700円以上のものを食べていた可能性があったのだ。会計のときに真っ青になっていただろう。まあ、iPodをカタにすれば、ツケにしてもらえただろうけど。そんなことになっていたら、家まで戻ってから、財布を持ってまた渋谷に出なければいけなかったので、ほんとよかったよ。
12月29日(金)

●我が家にiPodがやってきた

 昨日の飲みすぎで、起きたのは昼過ぎであったが(正確に言うと13時55分)、すぐにiPodの包装を開けてみた。でも、開封したからって、こいつはただの空っぽの箱に過ぎないから、さっそくiTunesをダウンロード。

 しかし、これを親会社の忘年会の景品として用意したとき(出入り業者としてのお努め)、電気店で「これは、パソコンが無いと使えない商品で、しかもインターネットが繋がってないと・・・」と何度も何度も説明されたが、電気屋が念を押す気持がよくわかった。
 簡単な操作マニュアルは添付されてるのだが、簡単すぎる。
 私のような、ギリギリ「オバサンとオネーサンの狭間で」な人間は、いちおう、CD→iTunes→iPodっていう手順を漠然とは知っているけど、もう少しオバサンだったら「きぃーーーー、どうすりゃいいのよ!」と怒るだろう。

 ウィンドウズが流行ったとき、「インターネットがすぐできるって言ったのに!」というクレームが多かったとか・・・・そういう人にプロバイダーの概念を教えるのにエラく苦労したそうだが、そのくらいならまだよくて、「ウィンドウズ買ったが、どうするんだ?」って騒ぐので、よくよく話を聞いてみると、パソコン持ってなかったとか・・・・

 話は逸れるが、最近、渋谷に出るときによく利用する東急バスは、車内アナウンスで「不審物などを発見した際には、お近くのサービスプロバイダまでお知らせください」と言うのだが、最初のころ「サービスプロバイダって何?もしかして、なんか不審なことがあったら、ケータイでアクセスしろとか、そういうことになっているのだろうか?」と思っていたのだが、そんなわきゃないので、よく考えてみたが、どうやら、運転手のことを「サービスプロバイダ」って呼んでるらしいんだよね。

 社内でどういう役職つけようと勝手だけど、それじゃあ、客は戸惑うじゃありませんか。カタカナ名称にしたいのなら、せめて「お近くのサービス・スタッフに」でしょう。つーか「ドライバーにお知らせください」でいいじゃん。

 私の亡くなった祖父は、ガクはなかったけど、けっこう頭のいい人であったが、晩年「どうもカタカナ言葉が苦手でなあ」と嘆いていた。外来語辞典を買っていたけど、「なんじゃこりゃ?」って思った単語を覚えることができなくって、辞書で調べることもなかなかできなかったらしい。
 その血を受けているので、私もねー。

 さて、無事iTunesもダウンロードできたので、CDを読み込んでみた。
 2万曲も入るそうだから、なんでもかんでも入れればいいのである。手近にあったJimJiminee(地味すぎるセレクト)をPCに差し込んでみました。

 ぶおーーーーーーっと音がして読み込み開始。
 しかし、一曲読み込むのにずいぶん時間がかかるようだ。それでも、CDをカセットテープに落とすよりは早いんだろうけど、でもCD一枚読み込むのに20分くらいかかるような・・・・

 iPodを充電しながら、iTunesにCD食わせつつ、洗濯しながら、私は二日酔いのため昼寝してました。(もう昼寝っていう時間じゃ・・・・)

 おーし、せっかくのiPodであるからして、今日は晴れてるけど風が冷たいが、絶対外出しちゃる。
 そうだ、観たい映画があったから、渋谷まで歩こう。
 よしよし、4時に出れば、5時10分の回には間に合うな。

 CDはやっと三枚(他はキーンとクイーン)読み込めたけど、こりゃ、地道に読み込みしないとダメらしいなあ。一生懸命やっても100枚やるのに3日はかかるぞ。なーんか意外なところで手間どってしまった。

 さて、iTunesには3枚入れたが、これは自動で接続されたiPodに流れているのかと思ったが、私の操作が悪かったのか、そういうものなのか、iPodにはなーんも入ってなかった。
 どれどれ、なんかやって流さないといけないらしい。どうやるんだろう?
 おいおい、全然わかんないぞ?
 しかも、どうやらiPodが検出できなくなっている。

 うーむ、オンラインマニュアルを読むと、「そういうときにはとにかく再起動」というパソコンみたいなことになっている。書いてあるとおりにリセットしてみたけど、ダメ。
 パソコンの仕組みはわかってないが、経験豊富な私は、iPodとPCを繋ぐUSBコネクタを外してから、もう一度差し込んでみた。(会社のPCのセキュリティカードもいつもこうやって再起動してるので)

 即座にiPodに音源が流れ込んでいるようで「更新中だからコネクタ外すな」という指示。
 なんだかわからんが、とにかくそれでよかったらしい。

 ほんとはCD全部じゃなくて、「このCDからはこの曲」って選びたかったんだけど、そんな貧乏くさい機能はデフォルトになっていないようだ。2万曲の容量あるらしいから、とにかくなんでもブチ込んでしまえという発想なんだろう。2万曲っていっても、4分くらいの曲がってことだけど、時間でいえば8万分かあ、70分くらいのアルバムでも1000枚は入る。さすがの私も、そんなにはCD持ってないから、全部入れてもまだ余るらしい。

 てゆーか、ビデオやゲームもできるんだけど、さ・・・・

 うーむ、こういう人には「iPodなの」、で充分だと思うが、大きいほうが当たっちゃたんだからしゃーないじゃん。持ち腐れ決定である。しゃーねー、そのうち慣れてきたらゲームでもダウンロードしてやっか。

 というわけで、時間切れで、3枚しか読み込めなかったけど、iTunes→iPodは、あっという間だったから、慌てて支度して出かけました。
 でも、時間が押してしまったようで、渋谷まで歩いていたら、「ああ、もう5時」
 ちょうど、とおりがかったシネ・セゾンでは「スキャナー・ダークリー」上映中で、「こっちにしようかしら」と思ったが、そっちも次回は7時だったので、やはり初心に帰って(つーか、まだ二日酔いだったのでCGビシバシ系はちょっとキツいと思った)、イーメジ・フォーラム近くのジョナサンで夕飯食べてから読書で時間潰した。

●ダニエラという女

 たいして話題にもなっていないが、モニカ様が娼婦を演じる、フランスのラブコメらしい。
 しかし、覚悟はしていたが、「フランス製ラブコメ」というのは、日本人には理解不能なものが多いけど、それだけに「おフランスの珍味を堪能」という味わいもあるのだが、この映画はさらによくわからん演出するので、わけわからん。

 まあ、モニカ様は美しかった。
 出産直後の撮影だったらしく、巨乳がさらに乳牛のようだったが、あれこそ熟女の魅力というものであろう。バリバリの娼婦メイクよりも、スッピンに近いほうがいいね。

 こういう映画にありがちな、若い女性客に混じっての「R指定目当て」なオッサン客がちらほらであったが、思ったよりも客入ってました。
 でも私はやっぱり、「艶」がドギつすぎるフランス映画よりも、英国製ラブコメのほうが好きだなあ。ほら、ヒュー様が出てくるああいうのですよ。

 さて、明日「やっぱ、大掃除なんてしたくねー」という気分になったら、またiPodと一緒にお散歩に出て(今現在また熱心にCD食わせてます)「スキャナー・ダークリー」でも観にいくかね。

 我ながら、なんだかわびしい年末の過ごし方であるが、妹から「ねーちゃん、実家にいつ帰ってくる?それに合わせてカニ持っていく」という家族愛溢れる留守電が入っていたが・・・・ねーちゃん、この間、カニに当たったんだけど・・・まあ、火を通せばたぶん大丈夫・・・・・

 話は戻るが、iPodってボタン少ないから、直感的に操作できないんだよね。
 まあ、デジカメも「写真のファイルサイズ変更ってどうするんだっけ?」といつもあちこちいじりまわしているけど、iPodは私の苦手な「タッチパネル式」で操作するのが多いようだ。音量もそれだから、音量を変えようとするたびに、いっしょうけんめい、表面をこすってます。

 いろいろスキンシップを試行錯誤しないと、お友だちになれないようです。ベタベタ触りまくったおかげで、真っ黒いオサレなボディは、私の指紋だらけになってしまい、ちっともオサレではありません。
12月28日(木)

 マックといえば、当然マクドナルドだったミヤノさんのところに(マックの口紅は一本だけ持ってましたが、友達から貰ったドドメ色のでした)ついに、リンゴのマークの製品が!

 ついに悲願の忘年会の景品でゲットしたぜ、iPod!(上から読んでも、下から読んでも?)

 さー、これで音楽聞きながら電車乗ったり、散歩したりできるんだな。
 買おう買おうと思いつつ「でも、こういうのは景品で当たるかも」と躊躇すること3年くらいか?

 しかし、こんなの当たってしまったら、宝くじは当たらないのか「くじ運が熱烈上昇中」なのかは、大晦日にわかるであろう。

 それよりも、今は相当酔っ払っているので、到底無理であるが、明日になったらこいつにCD読み込ませてみないとね。そんなに難しくはないだろうけど、なにせ、未経験だからさ。iTunesっていうのをダウンロードするってことはわかっているよ。

 まあとにかく、文明に一歩近づいたらしいので、目出度いことである。
12月27日(水)

 昨日は休みだったが、大雨に負けてほとんど外出できなかった。掃除も洗濯もしなかったし、いったい私は何やってたんでしょう?(再放送ドラマ「結婚できない男」をずっと寝転がって観てたりしました。阿部ちゃん演じる嫌味な男、いいっすね)

 そんで、今日は晴天だと言うのに出勤。やーん、今日を休みにすればよかったよ。
 しかし、予想はしていたが、昨日は超忙しかったらしい。予想以上に忙しくなってしまったのは、派遣のAさんのお子さんがノロにやられてAさんが急遽休みで、S課長も体調が悪く出先から帰ってしまったそうだし、K部長も発熱でヘロヘロだったというのに、昨日は社長の最終出勤日だったので、年末の挨拶客が殺到し、「ぼく・・・・昨日はほとんどお茶だしで終わりました」とマスオさんが呟いていた。

 ああ、そりゃ、気の毒だったねえ、私も昨日出て、今日休めばよかったよ〜、少なくとも洗濯はできただろう、と言っていたんだけど、結局今日は、私とAさん二人っきりで留守番で、だから今日休むのも無理だったんだから、昨日が忙しいのわかっていたけど「人手はあるだろう」と思って休んだのよ。

 つーか、この人数で、土日出勤するっていうのがそもそも無理なんだから、しょーがないだもん。

 それにしても、この会社に入る前も「代表者に近い部署」でずっと仕事しているので、年末年始の挨拶攻撃ってどうにかならんのかって思う。
 まだ、オープンな会社だと、客がドワドワと勝手に入ってきて、勝手に挨拶して、つむじ風のように去っていくから、「ああ、なんだか落ち着かなくて仕事にならない」ってだけだったが、今の会社では、去年あたりからセキュリティーが厳しくなり、来客をいちいち入り口まで迎えに行かないといけなくなったので、ひっきりなしに来られるとほんとに迷惑なのである。

 しかも、いちおう社長室にお迎えしてご歓談ということになったら、お茶出さないといけないし、ほんとそれだけで年末は終ってしまう。

 今日は人数も少ないけど、役員は全員休みだったから「来客もないからいっか」と思ったら、昨日社長に挨拶に来ていたはずの取引先ご一行(社長、副社長、専務の3名)がやってきたので「あの〜、フロアにわたくししかいないのですが・・・・」と行ったら「やはり年末にご挨拶するのは難しいですねえ(笑)」と言うので、「あの〜、でも、昨日もお見えになったのでは?」と言ってみたら、「ええ、社長にはお会いできましたけど、K部長やI役員にも・・・・」「あの〜、昨日、IやKもおりませんでしたか?」「いらっしゃいましたけど・・・・」

 よくわからん。

 そんで、たぶんあいつら(呼ばわりで)、明日も来るぞ。
 近所の会社だったらわかるけど、電車で1時間もかかる距離なんだけどなあ。

 そんで、絶対に年始早々にも押し寄せてくるのだ。

 年末年始の挨拶は商売人にとって最優先事項なのかもしれないし、役員なんてそのためにいるんだろうけど、来客応対する下っ端の私らは、年末進行でただでさえ忙しいのに、来客応対で全然仕事にならんのだ!

 よしわかった。私が独裁者になったら、まず「年末年始の挨拶」を禁止してあげよう。全国の気の毒な「事務アシスタント」のために。

 さて、派遣のAさんのここ数日の仕事は、年賀状だった。営業部から依頼があって「宛名シール貼りと切手貼り手伝って」というので、ちょうどAさんも手が空いていたので「ぜひ、どうぞ」と言ったのだが、どうやら今年の担当者は「出さないで非礼となる可能性があるなら、とにかく名簿にあるかぎり全部出そう」という方針だったらしく、700枚近いリストを持ってきた。

 Aさんは顔を上げる暇も無いほど忙しくなり、張り切ってやってくれたのでよかったのだが、でも、自分の目の前に積み上げられた年賀状の量に驚いたらしく「こんなの初めて見ました」と笑っていた。
 「ということは、年始にはこのくらいの年賀状が来るのでしょうか?」と郵便物仕訳係りの彼女は、「おお、来年も忙しいぞ」と気合が入っているようだ。

 「うん、まあ、そのくらい来るかもね。でもさ、うちが出した年賀状だって、ちゃんと見てくれる人は少ないだろうしね。うちに来た年賀状がどんな扱いされるか見ればわかると思うよ。」

 法人宛ての年賀状なんて、ほんと無意味である。
 でも、うちだっていっぱい出してるし、いっぱい来る。
 ただのゴミである。まあ、溜めておいて、当選番号調べる楽しみはあるが。

 私は年賀状を全く出さないが、でも個人同士の年賀状っていうのは、「去るもの」の消息をかすかに追えるという意味があるし、「年賀状だけの付き合いになってしまった」というのも、それなりに意味があると思うが、会社同士の「ただ名簿にあるから」というのが何年もやりとりされている年賀状っていうのは、ほんとに無駄だと思う。

 公共工事の無駄がどうのというよりも、こっちをなんとかしろ、といいたい。ほら、森が泣いてますよ〜〜〜〜

 でもきっと、みんな「ただリストに載ってるから」という理由で真面目に出しているのだと思う。
 「あそこから年賀状が来なかった」なんて言う人なんて、いないと思うんだけどな。
 だってさ、今日も残っている社員で「年賀状をもう用意したか」なんて話題になって「印刷はしたけど、まだ全然手をつけてなくて」とか「私はもう全部出したよ〜」なんて会話していたので、ついうっかり「みんな真面目だねえ、私は年賀状全然出さないから」と言ったら「え?出してないの?」「うん、申し訳ないけど、一枚も出さない。全員に出さないから、勘弁してください(笑)」と言ったら「へえ〜」と変な顔されたが、君たちも私に年賀状出してくれてるんだけど、私が返事も出さない無礼者だということに気がついてないのだね。

 ちゃんと返事をチェックしている人もいるだろうけど、ほとんどの人がそうなのではないか?
 会社の名簿全員に出しておけば、あとは知らないのである。「自分は完璧にやった」で満足してお終いだ。

 まあ、年賀状はそれほど害はないし、それで郵政省が成り立っているのだから、「真面目な人が全員ちゃんと買う宝くじ」だと思えばいいし、出来合いの印刷ではなく、毎年、あれこれ工夫して作っている年賀状を貰うのは大好きだし、その慣習自体を憎んでいるわけでもないが、会社に沢山来る、意味のない年賀状を仕訳していると、「ああ、時間の無駄」と嘆くのだが、今年はAさんがやってくれるから、ま、いっか、である。

 やはり年末年始の挨拶のほうをなんとかしてほしい。
 出入りの業者さんが「たぶん、今日で今年最後になりますので、よいお年を」とついでに挨拶してくれるのは、全くOKなのだが、用もないのに挨拶だけしにくるなっちゅーの。

 つーわけで、今日も残業して、なるべく仕事を済ませたけど、明日もドカドカと客がやってくるんだろーなあ。ああ、憂鬱。つーわけで、外回りの営業の皆さんは、出迎えたOLがうんざりした顔をしていても許してあげてください。さらに年始には「おめー、また来やがったのかよ、年末に来たばかりだろ」っていうのが顔に出ますが、それも見ないふりしてくださいますよう、お願いいたします。
12月25日(月)

 いやー、月9ドラマ「のだめカンタービレ」感動の最終回でございました。
 原作漫画では淡白に表現されてた「千秋とのだめの恋愛?」も、さすが月9というアレンジでクリスマスまでひっぱりましたねえ。このドラマ、ほんと、漫画原作ドラマ史上に残るであろう「漫画の中の人物を映像で120%表現」で、今日の仕事の帰り際、「ああ、のだめ最終回だから、わたしゃもう帰る」と呟いたら、マスオさんに「月9史上一番の地味なキャストらしいっすね」と、どこで仕入れたかわからん情報を得ましたが、たしかに、玉木くんにしても上野ちゃんにしても、「月9で主役?」というクラスだったけど、それだけにスケジュールに余裕あったのか、演奏シーンがドラマ史上類稀なる出来だったし、他のキャストもほんと「漫画から抜け出してきたよう」っていうか、千秋先輩もそうなんだけど、「漫画は彼をモデルに描いたのではないか?」と思えるほど。黒木君なんかもよかったし、ミッチー王子の「音楽評論家・佐久間」なんかは漫画とはビジュアルが違ったけど、雰囲気的にはぴったりというか、原作を上回る飛ばしぶりだったし・・・・

 原作は、ちょっと雑なところがあって、ネームがわかりにくいところもあったんだけど、ドラマはそういう欠点を補ってくれたので、ほんとにいいドラマでした。
 ああ、玉木君演ずる千秋様を失った私は、来年からどうすればいいのでしょう?

 つーか、これだけ強い印象を残してしまった玉木君は次回作ではちょっと苦労しそうだけど、あれだけの当たり役をきちんとこなせた彼ですから、次の作品もきっと私を感動させてくるでしょう。

●クリスマスの衝撃

 クリスマスには全く関係がないのですが、今日、朝の電車に乗っていたら、前に立っていた若い女子が持っていたカバンが目の前にちらつきました。
 ちょっと漫画っぽい絵があしらっている、いかにも「イマドキの若者が好きそうな派手はカバン」でした。
 そういうののブランドには超疎いのですが、あまりにも目の前にあったので、思わずブランド名というか、デカデカと貼ってあるブランド名をチェックしてみたら・・・・・

 これってたぶん、正統派「趣味は読書」の人というか、硬派な「趣味はほんとに読書ですってば」な人には、すでに有名なのかもしれませんが、そのブランド・タグというのか、それを眺めていた私にイカズチが落ちました。げっちゅー(それは青い稲妻)

 GARCIA MARQUEZ

 って、書いてあったんですよ。

 LOVE BOAT とか、ジル・スチュアートとか、サマンサ・タバサくらいまでは、なんとか「名前は知ってる」程度には追いついていたのですが、GARCIA MARQUEZってのは初耳ってゆーか、それって、ノーベル賞受賞作家で「百年の孤独」ではないですか?

 気がつけば、みんな持ってる、ということに気がついて、その後電車で他にもう1人、さらに、出勤後に銀行のATMに行ったら、もう1人そのブランドのバッグを持っていました。

 昼休みに、おそるおそる「ガルシア マルケス」で検索してみたら・・・・・ぎゃぼーーーーーーん!

 「ガルシア・マルケスが好きです」って言うと、もはや違う意味になってしまうようです。

 しかし、なんでこんなブランド名にしたのだ?
 最先端のオシャレなバッグを持つギャルは「百年の孤独」なんて一生知らないと思うし、「百年の孤独」を無人島に持っていく本に挙げる人は、ギャルに大人気のブランドなんて一生知らないと思うし・・・

 なんだか物凄いパラレルワールドが展開されてるようです。

 こうなったら、サマンサ・タバサって人に、ノーベル賞受賞してほしいです。

 しかし、少し前に「百年の孤独」が大手書店では平積みになってたりしましたが、もしかして、それが原因で再評価されてたんですか?

 最先端のガルシアマルケスのカバンを買おうと思ったギャルが「あれ?アマゾンでひっかかったけど?」って、ついうっかり「百年の孤独」を買ってしまって、その20人に1人くらいが、「超すごーい」って評判になったのか?(あの小説、「つまんないと思っても、とにかく50頁まで我慢しろ。それを超えたらもう夢中。っていう作品ですから。私は友人のそのアドバイスがあったので、なんとか読了できました)


12月24日(日)

 ぶもー、昨日の天皇誕生日も出勤した非国民ですが(経営者に不敬罪を適用してほしい)、今日もお仕事でしたけど、今日は何の日でしたっけ?(非キリスト教徒)

 ♪ きょお〜はなんの日 気になる日〜 (早朝仕事から帰ってきたばかりなのでハイテンション)

 もちろん、♪あたし〜を燃やすひぃ〜〜じゃなくて、有馬記念の日でしょう。ディープのラストランですよ!

 さっそくテレビ中継を観ています。
 どうなるのかなあ〜
 って、別にそれほど競馬ファンでもなく、ディープのファンでもないんですが、あえて言うなら福原アナのファン(笑)だから、若槻千夏が嫌いなの。病欠中は女子アナが普通にやってたのでよかったんだけどなあ。

●自由だあ!

 「エンタの神様」で人気上昇中のイヌイヒロシのネタですが・・・・・

 今日もイベント仕事で、朝5時半起床で、いつものようにNHKで「日本の話芸」を見つつ支度して(今日は落語じゃなくて講談だった)6時半に家を出たら、風が冷たくてエラい寒かったけど、今月上旬に同様のイベントのときには、4時起床で5時の電車に乗ったから、今日はとってもラクしていることになります。

 今回は叔父会社仕切りのイベント会場。実は私は、会場チーフの某氏のファンなのである。むふふ。
 童顔で年齢不詳だが、地位からすると30代前半か半ばなのだろうか。顔は福原アナ系ののっぺりした坊ちゃん系で、背が高く、手足が長く、とっても痩せているので、背広姿であれだけ細いのだから、中味入ってないのでは?と妄想が膨らむ。脱いだら別の意味で凄そうな人である。私が密かにつけたあだ名は「叔父会社のタマサブロー」である。ほんとに女形っぽい。

 うちの会社にときどき会議でやってくるので、めいっぱい挨拶しているのだが、まだまだ私の顔を覚えてくれてないようである。
 話は逸れるが、今日は私が配置された会場に叔父会社の若社長が来ていた。私が仕事していたら、「ああ、ミヤノさん」って呼びかけられたのでびっくりした。「あ、あたしの顔と名前が一致しているのか・・・・」
 用件は、源泉徴収票を早く欲しいということで(彼はうちの会社の役員でもある)、私がそういうのをやっていることを覚えてくれたらしい。ちょっと嬉しかった。実は、つい先日、先代社長で、現会長である、彼の父親が久々にうちの会社にやってきたので、私がお茶を出したら、「あんた、観たことない子だけど、誰?」と言われたので、そう言われても名を名乗るほどの者でもないので、どう返事していいのか困ったが、近くにいた部長が「彼女、けっこう長いですよ?」とフォローしてくれたのである。なんでも自分に都合のいいように解釈する私としては「きっと、こんな落ち着いた感じの美人がいきなり現れたから、動揺したのね、うふ」と思うことにしたんだけどね。

 別にグループ会社のVIPたちに顔を覚えられるような仕事してないし、会長とはめったに顔を合わせることがないからしょうがないのだが、二代目にはいつのまにか「あそこの経理主任は彼女だな」と覚えられていたらしい。

 どうでもいいことだが、私はイベント仕事で声を出して客を誘導したり、いろいろ気を利かせて物品を先回りして準備したりするのは苦手であるが、「深窓の経理のお局様」としては、けっこう頑張っているつもりなのであるが、やはり普段、接客の仕事している人や、営業系の人と比べると見劣りがするので、私のことを経理の人だと覚えてもらえば「経理にしては現場でもまあまあ」って思ってもらえるのではないかと・・・ぶちぶちぶち。

 あ、ディープぶっちぎりでしたね。そりゃねえ、ここで勝たないとJRAもねえ。

 さて、話が逸れまくりましたが、その叔父会社のカワユい兄さんでありますが、性格もおっとりしつつ、あっさりと明るく、そのくせ、かなり無難に卒なく、「さすが、若くても出世するだけあるな」という感じなんですが、ああいうキャラがもっと悪ぶった感じのファッションで、イキがってベスパなんて乗ってたら、モンド系っぽくなってもっといいかもなーんて妄想の世界に浸っていたのですが・・・・・(女顔なので、いろいろ着せ替え妄想しがいがある)

 イベントが終了して帰るとき、彼は「ああ、ボク、車で来たんで・・・」と出口脇の駐車場に向かったのだが、彼が乗り込んだ車は、さっきそこを通りがかったときに、「こんな派手な車で誰が来たんだ?」といぶかった車だったんです。

 横からのフォルムは、まるでポルシェみたいだったけど、どうやらそれが最新型のフェアレディーZなんだって・・・・銀色バリバリのZ・・・・・・ZZZZZZZ(脳死)

 というわけで、かわいいと思って目をかけていた、清潔感あふれる童顔痩身の「タマサブロー」が、Zをブイブイ乗り回しているという事実を目の当たりにして、「うわ、ダサっ」と百年の恋がいっぺんに覚めるのか、それとも「想定外すぎる!」と意外性に衝撃を受けて、惚れ直すのかは・・・・・・自由だ!!!!!!!!

 わーん、でもやっぱし、ずっと「華奢で可憐でかわいい!」と思ってたのに、今後、彼の姿を見るたびに、背後にあのド派手な銀色Zも霊視してしまうではないですか・・・・いや、そりゃあ、けっこう派手な車好きですけどね。でも、派手な車に乗ってる男はあんまし好きくなくて、どっちかというと派手な車は自分で乗ってみたい!(無免許)ついでにG1馬にも一度でいいから乗ってみたい!(馬に乗ったことすらない。ポニーくらい)

 それに、私の好みのタイプっていうのは、車よりもママチャリ乗って仕事に来るんだけど、実は自宅には「オヤジのお古」なジャグワーが停まっていたりしたりして・・・趣味が偏屈ですんません。

 というわけで、淡い恋心がヅダヅダになったステキなクリスマスイブでした。

 あ、でもね、叔父会社は若社長の趣味がいいのか、けっこう美人率が高くて、今回もすごいキレイな子(Aラインの黒のエレガントなコートが似合いすぎ)がいたので、6人いた人員をそのセクションのチーフであった私が二組に分ける際、迷わず自分の組に振り分けちゃいましたよ。ほほほほ。

 って、あんたいったい仕事で何やってるんですか、って話ですが、ほんとにイベント仕事が嫌いなんで、せめてもの楽しみを見つけないとやってらんないんですってば。だから、来シーズンはまた新たなアイドルの出現に期待します。「ああ、早起きヤだけど、あのお美しいお姿を拝めるなら・・・がんばって、名前覚えてもらわなきゃ」っていうのを励みになんとかやってるんですってば。

 さて、まだ5時だが、もう眠いよ、わたしゃ・・・
 明日からもまた猛烈に忙しいというか、ほんと今年の最終コーナーだしな。跳べ!ディープのように!と、精一杯自分にムチ打って頑張ろう。

 そういや、有馬記念で、なかなかゲートに入らない馬がいて、「ああ、朝、仕事にいきたくない自分の姿のようだ」と涙しました。
12月23日(土)

 日記はちゃんと毎日書いているのだが、仕事が忙しいので機嫌が悪いらしく、どーも書いていることがイジワルくなっていくので、自分でヤになって消してしまいました。
 自分が底意地の悪い性格だっちゅうことはわかっているが、それをわざわざ残さなくてもね(笑)
 そーゆーのは、はっきり書くよりも、行間から漂うくらいでよろしーのです。

 さて、金曜日は休みだったのだが、なんだか頭痛がして寝込んでしまった。
 体調不良というよりも、前日夜に「そろそろ焼酎くらい飲めるだろう」とトライしたところ、全然大丈夫だったので調子に乗ってたくさん飲んでしまったからだと思われ。

 毎日残業して、家に帰ると風呂入って寝るだけの生活だというのに、せっかくの休日を体調不良で潰すとは悲しい人生である。まあ、これといってやりたいことも無いんだけど、「観る美容液」であるモニカ様の映画を観に行きたかったんだけどなあ。

 そんなかんじで、仕事と酒に溺れる日々でございますが、先日、九州に住む(諸般の事情で実家に戻った)旧友Nから葉書が来て、相変わらずのようだったが、その中に「Hちゃんはダンナさんの転勤で今はNYにいるそうです」って書いてあったので、「へえ、あのHがNYかあ〜」と思った。

 「自分は仕事して自立できないから」と、まるで就職活動するように見合いしまくっていたが、結局、派遣先で花見に行ったときに、隣のグループの男性と仲良くなり、結局、恋愛結婚ということになったと思ったらすぐにそのダンナが北海道の帯広だか旭川に転勤になり、あれだけデパート命だった彼女が(派遣で働いて金を溜めると意気込んでいたのだが、「仕事がきっちり5時に終るのでついつい買い物に寄ってしまい、ちっともお金が溜まらない」と嘆いていた)車がないとどこにも行けないような所で生きていけるかと思ったのだが、戻った後で話を聞いてみれば「完全三食昼寝つきの優雅な引き篭もり主婦」ライフを彼女なりにエンジョイしていたようだ。

 ところが、ダンナが転職を決意して、東京に戻ってきたのはいいのだが、「結婚したからってラクできないんだねえ〜」と、どうやらダンナの転職で収入がダウンしてしまったようで、また派遣で働きはじめたのである。
 最後に会ってから4年くらい経っているので、その後、ダンナがまた転職したのか知らないけど、NY転勤っていうと、事情を知らない他人は「栄転?」って思うし、海外転勤の場合は普通は手当ても厚いはずだから(少なくとも生活費稼ぐためにパートできないわけだし)、また優雅な専業主婦ライフをエンジョイしてるのかなあ?寒いからって引き篭もってそうだが。

 私以上にボーっとした生活を好んでいたマイペースなH嬢であるが、北海道だNYだと、なかなか派手な展開になっているというあたりが、おもしろいね。

 なーんて思っていたら、今後はまた別の友人から封書が届き、「クリスマスカードかな?」と封を開けると、なんと、いつのまにか結婚して出産しておった。
 しかも、ダンナはアメリカ人?

 わー、夜遊び仲間で結婚した人のほとんどが国際結婚なのはなぜ?
 H嬢だけだよ、フツーの日本人と結婚したのは。
 あとは、フランス人と結婚したA嬢に、北アイルランド人(英国人とも言う)と結婚したアエラ嬢に、N子も風の噂でフランス人と結婚してフランスに渡ってしまったようだし・・・・

 まあ、そんなわけで、この間は夜遊び仲間の訃報に接して、ひどく落ち込んだりしたけど、こういう目出度い話は大歓迎である。みんな、がんばって子育てして、私の老後にはちゃんと年金納める若者を世に出してくれたまえ。ああ、アメリカ人と結婚したMZちゃんは、サンフランシスコに住むんですか・・・・

 なんとか、シスコに戻る前に、赤ちゃん拝見したいと思います。
 
12月20日(水)

 いやー、昨日は久々に酒飲んで日記に愚痴っちゃったなあ。(体調不良でしばらく酒が飲めなかったのだが、禁酒は一週間も続かなかった)

 さて、今朝は鉄分不足で腹が痛かったが(表現を緩和したつもり)、やはりそーも言ってらんないほど忙しく、おまけに昨日から寒さが厳しいので辛いよ。

 派遣のAさんの手が空いてしまって、M嬢と影でこっそりと「困ったねえ」と相談。Aさんは手が空くとすぐ「手が空きました!」と快活に発表してくれるのはいいとしても、なんでもかんでもバッサバサやってしまうので、またすぐ「手が空きました!」なので、気の弱い私もけっこう追い詰められていたが、M嬢ももはやネタ切れらしい。

 ホントは、11月分からごっそり溜まっている伝票入力をやってほしいのだが、それを入力するシステムがまだPCに入っていないのだ。それをやってくれる部署には、何度かお願いしているのだが、「ごめーん、手が空いたらやるから」状態。
 20分くらいでできることなんだろうけど、そんな暇もなかなかないのはよくわかるので(自分だってそんな状態で、あちこちからの依頼を放置しているし)あんまし強く言えないんだけど、まあ、そういう状況もAさんには披露しているので彼女もそれについては黙ってくれているようだし(前に来た派遣の人で、そういうのにしつこく「なんでですかね?」ってまくしたてる人がいて、あれは疲れた)、それであんましキビキビと「手が空きました!」とは言わなくなったのだが、本人は言っているつもりはないんだろうけど「ああ、手が空いちゃった」とデカい声で独り言を言うので、こっちはハラハラしてしまいます。

 今日はそのAさんも病院に行くので早退しちゃったし、他の人も休みだったり外出してたりして、私がフロアに1人きりだったときにハイジが用事でやってきた。
 そんで「結局、人員補充ってどうなったの?」って聞いてきた。
 うーむ、よくわからんのだよ。

 その件は課長に任せてあるのだが、最初は課長の仕事を補佐する派遣を雇って、課長が経理を手伝う、というか、ゆくゆくは彼が経理のトップに、っていうビジョンは共有できたのかとばかり思っていたが、先日の話だと「経理で派遣」という話になっていたので「ええ?派遣はダメです」と言ったら、それはわかっていてくれたようで、半年後は正式採用を念頭にいれた派遣契約(紹介予定派遣とかいうやつ)を考えてくれているようだが、でも、そういう人雇ったら、課長が経理に食い込むって構想は?

 今のところ、ハイジも出向先でそれほど忙しくないようで、こっちの仕事をやってくれているので大丈夫だが、だんだんそれどころじゃなくなるだろうしなあ。
 まあ、私としては、それでもいいんだが。できない仕事はやらないだけだし。
 でも、それでも毎日残業の嵐で、丸々1ヶ月分は遅れているのだが、やってもやってもちっとも追いつかないというのに、年末年始に来年は出張と、さらに仕事が溜まるだけだけどさ。

 今日はあまりにも書類が溜まりすぎていて効率が悪くなっていたので、少し整理してみました。
 だって、一ヶ月前にすでにファイルした書類を「おかしい、アレが無い!」って探しまくった末に、「あ、ここにファイルしてあった」と気がついて、「こんなことではいかん」と反省したからです。

 ほんと、キャパ・オーバーで、右から一つ入れると、左から忘れていくって感じで、自分でも恐ろしくなるくらい。まるで、一ヵ月分仕事を溜めた末に神経症で緊急入院してしまった人の後を急遽引き継いで、手探りで仕事してるみたいなんだもん。
 
12月19日(火)

 前に書こうと思って、保留にしていた話。(実は、何だったか忘れて自分の日記で確認しました)

●印紙

 マスオさんがまず内線をとって、なにやら話していたのだが、それを保留にして「ミヤノさん、Yさんが印紙の件で聞きたいことがあるそうです。うちって印紙のストックってありましたっけ?」

 おい、マスオさんよ、印紙は切手と一緒に保管してあるのを知らんのか?経理に来て半年以上経つのに?前に領収書の切りかた教えたと思うんだけどなあ、と思ったが、気を取り直してY嬢の電話に出た。

 Y嬢からの印紙の問い合わせってなんだろう?彼女の部署は、契約書を作成することがないし、あったとしてもあの部署のボスは私の元上司だから、Y嬢を通さずに私に直接頼んでくるだろうし・・・・と思いつつ、電話に出ると・・・・

 Y嬢曰く、「あの〜、実はですね、昨日、忘年会がありまして、その代金の清算書を書くのですが、お店の領収書には印紙を貼る欄があるんですけど、3万円以上だから印紙を貼る必要があるんだそうです」

 心の中で「だから?」と突っ込みを入れてみたが、おっとりと品のよいY嬢(かつて、クララが在籍していたときには、東のクララ、西のY嬢と称えられていた)が丁寧に語るのを邪魔するほど私は無作法ではない。

 「でも、昨日、そのお店には収入印紙がなかったようで、お店の人が自分で貼ってくれと、200円渡してくれたんです」

 それがどうかしましたか?と思ったので、無粋な私は素直に「だったら、印紙買って貼ればいいじゃない?」と即答した。

 Y嬢は「経理にも印紙ってあるのでしょうか?」と言うので「あるけど、現金でやりとりすると、こっちもめんどいから、200円もらったなら、悪いけどそれで自分で買ってくれる?」と答えたら・・・・・

 「ああ、そうですか・・・・そうですね・・・・・それで、印紙ってどこで買えばいんでしょう?」

 え?


 ぱっと見、20歳くらいにしか見えない可憐なY嬢であるが、もう30歳だし、昨年結婚して、今は妊娠中なのである。そういう人に「印紙ってどこで売ってるんですか?」と真正面から聞かれるとは。
 いや、私も経理畑の井の蛙であるから、私にとっては収入印紙は馴染み深いけど、一般人はたしかにあんまし印紙なんて買わないよな。でも、使わないにしたって、例えば小切手を作りたかったら銀行に行くとか、自分では経験無くてもなんとなく「あの辺で」っていう想像力は無いのか?

 てゆーか、そういう「えー、そんなことも知らないの?」って思われそうな質問だってことすら頭を過ぎらないらしいあたりがすごい。そんなのわざわざ経理に質問するよりも、同じ部署の人にさりげなく聞けばいいだけじゃん。

 たぶん、真面目な彼女は、自分ではわからなかったし、どうやら高度に経理的なことだと思ったらしく、わざわざ内線してきたのだろう。
 そんで「あの〜、郵便局で売ってますけど?もしかしたら、切手と同じように、コンビニでも売ってるかもよ?」と言ったら、「わあ、そうなんですか!」ってさあ、インターネットが自由に使えるんだから、そのくらいネットでも調べてくれたまえよ。

●退職願

 同じ日の午後、総務部長のところに、今年いっぱいで退職する予定のO嬢(美人だけど、別にそういう意味でエロくないです。あそこにピアスとかしてませんって・・・・たぶん)が退職願を書いて持ってきた。

 それを見て部長が「おい、おまえって・・・・」

 O嬢は「なんか変ですか?」

 部長は「こういうのは、フツー、一身上の都合によりって書くんだよっ」

 「え?そうなんですか?結婚するからっていうのじゃダメなんですか?」とO嬢。

 そこで、横にいた生真面目な社会保険担当M嬢が「Oさんは、失業保険いらないの?」
 「えええ?いりますよ〜、ぜったいもらいますよ〜」とO嬢。

 M嬢がくどくどと「結婚が理由の退職では、雇用保険は支給されない」と説明する横で、部長と私で「フツーさあ、ちゃんとこういうのもネットで調べて、定型どおりに書いてくるもんだけどさー」と話していた。

 部長が「まったく常識知らないんだなあ」と嘆くので、「そういや、午前中もY嬢が・・・・」と印紙の話を披露すると、部長は大笑いして(1年前までその部長がY嬢の直属の上司だった)「あいつに、駅で売ってるっていえば、ぜったい素直に駅に買いにいくぞ!」

 たしかに、あのとき私が「みどりの窓口で売ってるよ」と言えば、何の疑いもなく行っただろうが、私はそこまで意地悪じゃありません。

 しかし、笑い事じゃないな、これ。
 会社の中核を担う、30代前半の女性社員が「印紙ってどこで買うんですか?」とか、自己都合の退職であることを形式的に表明するだけの書類に「結婚のため」ってなあ・・・・・

 まあ、そこまでは笑い話で済んでいたのである。わたくし的には。
 なぜなら、二人とも「事務職」ではなかったので、浮世離れしててもしゃーないかな、と思っていた。

 それから一週間くらいして、また別の女子社員から「ひとつ御伺いしたいのですが?」と内線がかかってきた。

 うちの会社で、最も大勢のパートさんを使っている部署で、パートさんの給与をまとめる仕事をしているBさんである。実は、O嬢と同じ部署だったのだが、この春異動になったから、浮世離れ度では同じだったのだが、もう半年もやってるので、そういう事務系の仕事にも慣れてきた頃だと思っていた。

 そしたらなんと「退職したパートさんの給与明細が手渡しできなくて、ちょうど、送る資料がありますので、それと一緒に送ってもいいでしょうか?」って質問だった。

 質問の意味が全くわからなかったので「ええと、逆にそれのどこがいけないの?」

 「給与明細を普通に送ってはいけないと教わりました」

 え?えええええ?誰がそんなこと言った?と問い詰めると、「H部長が・・・・そういう法律があると」

 法律を振り回されると、私もきちんと経理を勉強した人間ではないだけに、ちょっと弱気になり、そういうのに詳しい自分の課長に「そういう法律ってあります?」って聞いてみたら「はあ?」

 やっぱ、そんなのあるわけねーよな。こっちだって、退職した社員の給与明細を普通郵便で送ってるくらいだし・・・派遣で仕事してたときには、派遣会社から普通郵便で送られてきたしな。だいたい、そんなもん、書留で送ってこられたほうが迷惑だよ。

 しかし、それで謎がひとつ解けた。
 B嬢がそのセクションについてから、退職したパート社員の給与明細をいちいち経理に「送付してください」と社内便で送り返してきたのである。給与明細を出力するのはマスオさんの仕事だが、マスオさんも「なんで、いちいちこっちに戻してくるのだろう?あっちで郵送してくれればいいのに」とボヤいていたのだが、どうやら、あっちでは「普通に送ってはいけないから、経理に戻してお願いするように」ってマニュアルになっていたらしい。

 なので、マニュアルに従ったB嬢に罪はないんだけど、それでも「常識的にそれはありえん」という発想は無いのだろうか?

 後から思いついたのだが、たぶんH部長が言った「法律」というのは「宅配便で親書を送ってはいけない」ということだったのだと思う。それが下には間違った形で伝わってしまったのかねえ?

 それはいいとして、私が「そういう法律はないので、普通に送っていいんだよ?」と言うと「でも、ちゃんと届かなかったらどうするんですか?」って、「ちゃんと届かなかったら、また出力して再送すれば?」としか言いようがない。んなもん、いちいち書き留めで送ってられっか。在宅パートの月収3万円くらいの明細書ですよ?

 私がまくしたてると、B嬢は不審そうな返事をしていたが、なんであんなに自信なさげなのかねえ?

 友人に「うちの会社って〜〜〜」と愚痴ると「そうとう、レベル低いんだね」とピシャリと言われて、けっこうヘコむが、自分自身の常識レベルに自信満々というわけでもないので、「まあ、この程度はよくあることだろうし、それに、ちゃんと教育してあげてない上司にも責任あるし、そもそもうちの会社の場合、上司達も似たりよったりだし、せめて、よそから来た自分がそういう面で役に立てれば、給料に見合う仕事ができるだろう」と前向きに考えているのだが、こう立て続けに起こると「もはや、私だけの力ではなんともしがたい」と落胆してしまう。

 中小企業にありがちな「中の下の集団」の特徴なのか、みんなすごく真面目でいい子なんだけど、「それ、違うだろ〜〜〜」なことでも、引き継いだからには、真面目にひたすら踏襲するみたいなのである。

 そんで、そういうマインドの人が多いと、とにかくみんな真面目ないい子なので「ひたすら細かくする」という方向に進むのだ。

 たとえば、仕事を3時のお茶当番に例えると「Aさんはコーヒー、Bさんは日本茶」と、すでに細かいマニュアルがあるというのに、Cさんが「紅茶がいいな」と言えば、紅茶も用意してしまったり、Dさんが「ボクはコーヒー薄め」と言えば、そうしてしまうのである。

 それを引き継いだ後任は、冷蔵庫に細かいお茶だしマニュアルを貼り付けて、必死でそれを維持しようとする。
 いや、もちろん、顧客の依頼がって話だったら、収入につながるわけで、そこまでやってもいいけど、明らかに内部向けのモノで、なんの生産性の無いことでも、みんな真面目にどんどん細かくしていくのである。そのために何時間も残業して。

 私なんかは「お茶の要求が細かいなら、みんな自分でやれ〜〜〜」と怒鳴るけど、真面目なコはそういうことをしないから、どんどん仕事を増やしていくのだ。「これは重要じゃないから、テキトーに」っていう発想がないし、前任者が残したマニュアルは絶対に守らないといけないらしいのだ。

 そういう心がけは企業としてはいいこともあるが、問題なのは「目的」を見失っているところである。
 私が特別頭がいいとは思ってないが、私は「結果」がちゃんと出れば、過程はどうでもいいというか、なるべくラクにできるようにするのだが、真面目がとりえのコたちに、それを説明しても、ぜんぜんわかってくれないというか、「だから目的はこれだから」って言っても、まともに聞いてくれないのである。

 そういう人たちには、なぜか「法律ではそうなっている」って説得のほうが効果的だ。
 夕暮れのスクールゾーンで、「下校時の子供が多いときには、車のスピード落とすのが常識だろう」って言うと「じゃあ、何キロで走ればいいんですか?だったら、ちゃんと、何時から何時までは制限速度20キロって表示してくれないとわかりません」って言われても、さ・・・・ってかんじ。

 で、たぶん、彼らはたとえ夏休み中でも、スクールゾーンを決められた時間には時速20キロで走るのであろう。
 退職願に「結婚のため」と書いた彼女は、その後、私の助言に従ってインターネットで調べたらしく、再度、きちんと便箋と封筒を使って(「便箋と封筒ありませんか?」って総務にやってきた)「一身上の都合により」っていう立派に常識的なのを持ってきたが、部長に「おまえ、さっき、会社の定型の書類で出したから、あれでいいんだ」って言われていた。(ちゃんと用紙がある)

 「やーん、せっかくネットで調べて、常識通りにやったのに」と嘆く彼女に、「最初からそうやればいいのに」って部長とM嬢と私で溜息つきながら苦笑した。
12月18日(月)

 まだ体調万全ではなかったけど、なんとか出勤。
 お昼になっても食欲がなかったが、「お粥みたいのしか食べられなくって」という話をしていたらマスオさんが「だったら、あそこの店で中華粥やってますよ」と教えてくれたので、混雑する時間を避けて行ってみました。
 先日、開店したばかりの中華屋さん。

 お昼にお粥セットがある店というのも珍しいが、下はピータン粥(850円)から上はフカヒレ粥(1600円くらいだった?)まで揃っているとは嬉しい。
 しかし、先日、その店で忘年会をした人によると「新規開店の店はしばらく寝かしてからのほうがいいね」とのことで、まだコナれてない店という噂だったが・・・・・

 温いお茶に、冷め切った点心に、生暖かいお粥のセットでした・・・・

 しかし、病み上がりの身には温いお粥のほうが体に良さそうだったが・・・・

 いや、あれはもしかすると、「ニッポンのイソガシー サラリマンの客」向けに素早く食べられるよう工夫されているのかもしれない。と本気で思ったが、会社に戻ってからマスオさんに「味はまあまあだったが、お粥が冷めていた・・・」と告げると「やっぱ、そうでした?」って、キサマー!一昨日食べていたなら先にそれ教えろって!(マスオさんってホントに変な人だ)

 だが、さすがに医薬同源を誇る中国四千年の中華料理。あのヌルいお粥のおかげか、夕方になったら三日ぶりの空腹感に襲われた。そういや、胃痛も感じなくなった。やはり、あのお粥のヌルさに秘密が?

 でも、あんなの中国で出したら、三日で潰れると思う。
 しかし、昼にお粥を食べられるのはいいと思うので(年末年始は特に)、もっと精進してほしい。けっこうあちこちに出して成功している中華屋なんだけどね。

 では、興が乗ってきたので、もう一つヌルいものを紹介。

 

 写真の腕も相当ヌルいが、被写体のヌルさはそれを上回っているはずの「三茶しゃれなーど商店街」である。
 この辺の地理に詳しい方には「茶沢通り」と説明したほうが早いだろう。

 いちおう、クリスマスシーズンだし、年末だしぃ・・・・ということで、「いちおーイルミネーションしてます」という姿勢は見せているが、中途半端すぎて「やらないほうがいいのでは?」という突っ込みをしたくなるのは置いておいて、今年は普通の色(白というか金というのか)に加えて、何を勘違いしたのか「青」をあしらっているのが物悲しさをかもし出している。

 最近のイルミネーションは青が流行しているらしいのだ。六本木ヒルズが発祥なのかな?それ以前にも、渋谷あたりでも見たような気もするけど。

 参考資料「六本木ヒルズのクリスマス・イルミネーション

 などと、地元をコ馬鹿にしつつ、歩いていたら、こんなものを発見した。









 



 ・・・・・マジでヒルズ目指してませんか?

 いや、ほんと、ここだけなぜか、プラチナ・ホワイトと青が絡んでいたのです。
 しかも、これって、老舗和菓子屋の前に桜の木(あれ?梅だったっけ?)が立っているという、商店街随一の癒しスポットなんですけど(犬の散歩途中の老人がよくベンチで休んでるし)・・・・確信犯?

 ほんと、何を狙っているのかさっぱりわかりませんが、とりあえず、毎日これを眺めるたびに、癒されるっちゅうか、体の力が抜けていくっちゅうか、以上、ヌルい中華粥とヌルい地元のイルミネーションのコラボをお送りいたしました。(どこがコラボだ)

 いや、自分はこういうヌルいものたちに支えられて日々を生きているんだなあ、と実感したものですから。


12月17日(日)

 まだ本調子ではないようで、土曜日も昼過ぎまで寝ていたが、夕方になって元気になったので「この怒りをどこかにブツけんと気が収まらん」という勢いで取り付かれたように日記に書き殴ったが、書き終わるとまたぐったりして、夜はダラダラとテレビ観て、エンタの神様が終ると寝てしまったのだが(11時)、今朝目が覚めたらすでに12時近かった。 

 まだ食欲が無いので、インスタント味噌汁くらいしか食べられないが、なんだかフラフラするし、頭痛もしてきたので「これはミネラルが不足しているからか?」と思ったので、ちゃんとした食材を買出しに行こうと外に出たが、やっぱり途中で疲れてきたのでコンビニでカロリーメイトとか買ってしまったよ。

 まだ胃もときどき痛むので、明日も休んじゃおうかなあ。有給いっぱい持ってるし。

 しかし、なぜかこういう体調の悪いときに、部屋の掃除をしたくなるのだが、ほんと真性天邪鬼だなあ。
 10分くらい掃除してから、疲れてヘタり、じゃあ靴磨き、と10分くらいやってるとまたヘタり。
 でも、おかげで、大掃除の下地はできたような気がするが、年末になったらすっかり復調して掃除なんかしないのであろう。

 さて、カロリーメイトと野菜ジュースで最低限の栄養は補給したし、あとは自然治癒力に任せて、またダラダラと寝るかね。(まだ夕方5時ですが)
12月16日(土)

●当たるなら 宝くじに当たりたいなり 法隆寺

 私の体調を「仕事」に例えると、今回の事件はこういう風になると思います。

 ただでさえ年末でせわしなく、目の前の仕事をこなすのが精一杯だったとき、急に変な仕事が舞い込んできました。

 「情報セキュリティーレベルを更新するので、各部署は速やかに対応すべし」

 わー、暮れの忙しい時期に、なんじゃそりゃ〜〜〜〜と、ミヤノ部は大パニックです。
 しかも、部署にはそれに対応できる人がいなかったのですが、勤続25年のベテランお局社員が「あら、それって、私が入社したころにもやったわ」と言うので、過去の資料を必死で探して、やっと見つかったのですが「でも、これって古すぎで、今と違うみたいです」というわけで、イチからやることになりました。

 そんなわけで、みんな通常業務をあきらめて、そっち最優先でせっせと残業してやっているところに、営業部から「1億円の仕事が入りそうなんで、見積りや契約書作るの手伝ってくれ〜〜〜〜」

 ぎゃぼ〜〜〜〜〜ん!(のだめ化激しい今日この頃)

 というわけで、胃痙攣と嘔吐と激しい下痢に見舞われたのでした。

 以上、木曜日の忘年会というか、「ハイジの栄転の激例会」で、私だけなぜかどうやらカニに当たったらしいことについて、自分なりに考察してみたわけです。

 カニの美味しい店で、カニ刺しが出たのですが「わー、こんなん食べるの初めてかも」と美味い美味いと食べていたのですが、ちゃんと1次会で帰って12時には床についたのに、明け方4時くらいに胃が痛くなって目が覚め、激しい胃痙攣に「うぬぉーーーー」と悶えること1時間くらいで、やっと立ち上がって胃薬を飲むことができたのですが、痛みは全然消えず、さらに1時間くらい「うぬぉーーーーー」と苦しんでいたら、やっと吐くことができて「ああ、これでなんとか眠れるか」と思ったのですが、胃痛はそのまま続き「こりゃ、暴飲暴食のせいじゃないなあ」と思いましたが、それからしばらくすると、今後は激しい下痢で、1時間に6回くらいトイレにいって、やっと「もう、出るものは何もない」という状態に落ち着き、脱水症状を回避するために水分補給しながらも「これは、カニに当たったか、もしくはまた呪いウィルスか?」と症状を分析しているうちに朝になってしまった。

 とりあえず、熱はないようだから、ノロウィルスじゃないかもしれないが、あれもいろんな症状があるみたいだからわからない。
 それよりも問題だったのは「今日はどうしても休めない」ということでした。

 金曜日はどうしても銀行の窓口に行かないといけない仕事があるのですが、マスオさんが休みなので、私まで休んでしまうと金庫が開かないので、他の人に頼むわけにもいかないし、それに、M嬢も親戚にご不幸があったそうで、急遽休みにしていたので、そうなると、大事な会議のお茶出しが・・・・

 関連企業の社長や役員が大集合する定例会議なのですが、いつもは親会社でやっているので私らが関わることは無いのですが、金曜日は諸般の事情で我が社の会議室でやることになっていたのです。
 M嬢がそのお茶出しを頼まれていたのですが、急に用事が入ってしまったので「葬儀は午前中に終るから、なんとか午後から来ることはできるんだけど」と言っていたのを私が「そこまでしなくていいよ、だいじょぶ、だいじょぶ」と快く引き受けてあげたのですが、まさか自分がこんな状態になることまでは想定してませんでした。

 朝の9時くらいには、なんとか胃の痛みも「15分に一回くらい猛烈にギュっと痛くなる」程度に収まったので、会社に電話して、派遣のAさんに「体調悪いんだけど、なんとか11時には出社するから」と告げて、なんとか11時は会社につきました。

 昨日、一緒に飲んだS課長は元気そうだったので、「じゃあ、やっぱしカニが原因じゃないんだ・・・・つーことはノロウィルスかも」と言うと、課長も心配してくれて「早く帰っていいよ」と言うけど、課長とAさんだけじゃ、夕方の会議のお茶だしの準備できないでしょ〜

 だって、私だって、20人ものお偉方が集まる会議のお茶だしなんて、したことねーから、どうしていいのかわからんだに。
 部長にも「もしかして、ノロウィルスかも〜、そしたら私がお茶出したら、うちのグループのVIPが壊滅してしまいますが、それはそれで面白いかも」と冗談まじりで言ったら、親会社の女子社員に「その会議でのお茶だしマニュアル」を聞いてくれました。
 ベテラン女子社員が不在だったようで、下っ端に聞いたところ「ポットで用意して置いておくだけです」と言うことだったので「だったら、ポットの用意をAさんに指示すれば、私はいなくても大丈夫か」とホっとして、早い時間から食器を会議室に運んだり、お茶とコーヒーのポットを指示して、あとはコーヒー落とすだけというあたりまで、そろそろ帰ろうかな、と思っていたら・・・・・・

 親会社のベテラン女子社員が、気がついてくれたようで、「さっき指示したのは別の会議のマニュアルでした」と電話。

 それで、やはりコーヒーをカップ&ソーサーで1人1人に出さないといけないようで、しかも、「A社の○○社長と、うちの○○取締役と、○○部の本部長は紅茶で、B社の○○副社長は薄いコーヒー」

 知るか、そんなもん!全員、水でも飲んでやがれ!
 と絶叫しそうになりました。
 だって、そうなると、役員の顔を全く知らないAさんには無理だから、私がやるしかないじゃない。

 まあいいや、Aさんを助手にすればなんとかなるだろう、とフラフラの体にカツ入れて、紅茶の準備していたら、S課長が急な用事で外出することになり、そうなるとAさんはフロアに残ってないと誰もいなくなってしまうので、「げろげろ、私1人で20人にコーヒー?」

 そう嘆く間もなく、ゾロゾロ集まり始めたので、せっせと用意したのですが、狭い会議室に20人も集まっているから、後ろをすり抜けながら4つづつ運んでも5往復。もう、こっちは夜明け前からゲロゲロ&ピーピーでフラフラだっちゅうに、大急ぎでそんなことやっていたから、もう汗だくだし、ほんとに倒れそうになりました。やっぱり、ノロウィルスだとよかったかも。(まさに呪いだ)

 話は前後しますが、部長の見立てによると「やっぱ、あのカニじゃない?生はヤバいなあ、と思って、オレは一口でやめておいた。そんでインフルエンザの予防注射打ったばかりだったから、体調が不安定だったのかもね」とのこと。
 カキなんかもそうですが、体調が悪い人だけ当たったりするから、そういうことだったのかもしれません。だいたい、カニなんてめったに食べないのに(茹でガニの足の食べ方が超ヘタだったので、部長にも笑われていた)、いきなり生なんて食べるから「ヤバい」以前に、胃がびっくりしたのかも。

 そういや、友人T嬢も「カキがダメになった」と嘆いていたな。
 前にも書いていたかもしれないが、T嬢は自分がカキに当たる体質になってしまったことを3度目でやっと気がついたらしい。最初の2度は、「ああ、飲みすぎだ」と反省していたらしいのだが、3度目は酒を飲まずに夕飯にカキグラタンを食べただけで同じ症状になったので、やっとカキが原因だとわかったそうである。

 ちゅうことは、私ももしかして「カニがだめ」な人になってしまったのだろうか?
 あんまりカニに執着してないので、別にいいんだけど・・・・
 (T嬢はカキが大好きだったので、とても悲しんでいた。私も牡蠣フライが食べられなくなったら、がっかりするけど)

 そんで、部長に「吐き気や下痢は収まったんだけど、胃痛が続いて」と言うと、「じゃあ、中間管理職の定番を分けてあげよう」とガスター10を分けてもらった。(薬事法違反?)
 あれで、けっこう緩和されたけど、でもやはり時々、胃がシクシク痛むので、ほんとに夕方まで青い顔してうずくまっていたんだけど、20人コーヒー出し競技が終ったあと、戻ってきた課長に「大丈夫だった?ごめんね、ごめんね?」と労われたときには、なんて言うのでしょう、火事場の馬鹿チカラといのか、「気力だけでなんとかやった」というすごいハイテンションになっており、「コーヒーくらい自分たちで汲みやがれ!お茶だしなんてさせてっから業績不振なんだよっ」と気炎が炎上しまくったので、課長も暖かく拝聴してくれましたが、「もうあとはやるから、ミヤノさん、早く帰りなよ」となだめられて、やっと6時には会社を出ることができました。

 おかげで、夕方から熱が出てきたみたいで、ほんとにフラフラになって自宅に戻り、「熱計ろう」と思ったが、のだめ部屋みたいな我が家のどこに体温計があろうものか。それでも、あちこち掘り返してみたが、結局発見できなかった。

 そういや、仕事中も頭がぼんやりしているのか、「あれ?さっきもらった書類、どこに置いたっけ?」とか「さっき、金庫を開けたのに、鍵をどうした?」と、フロアを彷徨うので、S課長やAさんに「ミヤノさ〜ん、大丈夫?」と心配されたが「いや、だから全然ダメなんですってば」

 ほんと、大丈夫なフリもできないほど、ダメだったんだけど、まあ、お茶だしもなんとかなったし、たぶん、かなり雑な出し方をしたので、後でどっかからクレームが入るかもしれないが、「お茶だしがあったから、休むに休めず高熱を押してお茶だししたアホらしさよ」というのは方々に吹いてまわったので、根回しはOK。ちゅーか、ノロウィルスかも〜〜〜っていうのも吹聴しておいたので(仲良しの役員さんに)、感染が怖いなら、こっちでそんな会議するなって、人手もノウハウもないんだから。

 いちおう、万が一の場合のメモ。
 あの人数にコーヒー出すなら、会議室の片隅でカップにコーヒー汲んで配るのでは異常に時間がかかるので、最初から席にカップを置いておいて、ポット持って巡回する「旅客機のスッチー方式」もしくは「ホテルのバンケット方式」にしたほうがいい。で「コーヒですか?紅茶ですか?緑茶もございますよ?」ってやりゃあいいんだな。それでも最低二人は必要だが。

 体調よければ、事前にそのくらい思いついたんだろうけど、カニに当たった体で立っているのが精一杯だったから、そこまで思いつかなかったよ。

 というわけで、

 カニ食えば 散々な一日になるなり 法隆寺

 終わりがよろしいようで・・・・


 全然よくねーよ!(でも、笑い話にしようとする自分の姿勢は自分で誉めてあげたい)


 昨日は家に帰ったらバタンと寝て、微熱があったせいか、ぐっすり眠れて、今朝起きたら、まだ胃はときどきシクシクするけど、痛みはかなり和らいだので、ゆっくり寝ていたら、だいぶよくなりました。天気がいいから洗濯した。部屋の掃除も少ししてみたけど、体温計はやっぱり出てきません。
 パンやヨーグルトをちびちびと食べているので、ダイエットにはなるかな。

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