可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました
6月30日(金)

 昨日は、出血多量でバタンと寝てしまった。
 今日も体調はイマイチだったが、月末なので気忙しい。

 夕方、疲れてきたのだが、部長に「先日、確認お願いした件を・・・」と言うと、「あ、じゃあ、ミヤノさんがKさんに確認して」と言われ「なんで、あたしが〜〜〜」と思ったけど、そんなんでゴネててもしょうがないので、日記には久々に登場するKさんに内線で確認した。
 そしたらKさんも上司に確認しないとわからないらしい。部長にそう言ったら笑っていたけっど、だから〜、最初から、部長と向こうの上司で話してくれれば一発なのによ〜。

 しばらくしたら、Kさんが「こうしてください」と言ってきたが、話しが全然違うでやがんの。
 うへえ、と思ったが、電話の向こうでKさんは「・・・・ということでよろしいでしょうか?」

 慌てて「ちょっと話しが食い違っているようなので、確認して折り返します」と言って、部長に確認すると「ええ?そうなの?」

 って言われてもよ〜
 こっちだって、せっかく用意したものを作り直さないといけないわけですよ。

 で、向こうは他の要求もしてきて、それに関しては部長は毅然と「それはダメだよ」と私に言うが・・・・・

 もー、ちゃんと最初から話し詰めておいてくだせーよ。
 つーか、用意した一式をもう持って行ってしまった人もいるのだ。

 久々にカチンと来たので「もー、やだ!なんなのいったい!」と私なりに全身を使ってバタバタと暴れた。
 体調不良で眠かったし、忙しい日の夕方だったから、その勢いで涙目になって「えーと、えーと、どうしよう、もう持ってった人には連絡しないと・・・・」とブツブツと言いながら、でもどこから手をつけていいのかわからなくなって呆然としていたら、ハイジが「じゃ、とりあえず全員にメールしておきます」

 ハイジの冷静な対応で、なんとかおさまりました。
 その後、「で、どうなるわけ?」と確認してきた人たちに「あそこの会社が我がままで」と言いたい放題したが、みんな、「あの会社絡み」は要注意だと知っているので、こちらの不手際を責めることもなく、「大変だね」と労ってくれたので、よかったけど。

 あの会社にはしばらく振り回されるだろうなあ。
 憂鬱。

 しかし、久々に激怒したので、ただでさえ疲れていたのに、ほんとにグったりしてしまった。
 滅多に怒らないから、かなり消耗するのだ。

 気分を変えて、最近読んだ本のメモでも。

●ディアスポラ

 今まで読んだ、イーガンの長編では、一番読みやすかったが、でもさ・・・・(以下、ネタバレ有り)

 あるところに、ゲームが大好きな男の子がいました。
 ゲームだけやっていれば幸せでしたが、「君、そんなんじゃ、本当の人生は楽しめないよ」と言われて、男の子も「それもそうかな?」と思ったので、外の世界で大冒険することにしました。
 波乱万丈の末、海の果ての孤島にたどり着いたときには、仲間は旅を断念したり、死んだりしていたので、一人ぼっちになってしまいました。

 男の子は、荷物の中にそっと忍ばせていたPSP(太陽電池付き)を取り出すと「さて、これでゲームに没頭できるな。大冒険したし、ゲームの腕も上がっているに違いない」と残りの人生をゲームに費やすことにしました。

 ・・・・って話しだったんで、かなりズッコケタのですが。

 イーガンさんは物凄い「へりくつ野郎」なので、毎回、「いつか説教しちゃる」と思うのですが、でも、けっきょく術中にはまっているだけらしい。
 とりあえず「彼のお母さんはそうとう苦労しただろうし、彼女だか奥さんがいたら、大変だろーなー」と思うだけです。「ゲームばっか、やってないで・・・・」と軽い気持で嫌味を言ったら、こんな長編でお返しされちゃあ、たまらんよな。

●「ルパンの消息」

 アル中仲間の部長に「失踪日記」を貸したら、お返しに貸してくれたのが横山秀夫の幻の処女作。
 処女作だけに、「どシリアスな踊る代走査線」度は低かった。
 高校の落ちこぼれ不良たちに親近感は覚えなくても、昔懐かしい気はしたので、けっこう楽しく読めた。

●「わたしを離さないで」

 カズオ・イシグロの小説なんて初めて読んだ。「日の名残」の映画観たことしかない。
 主人公が青春時代を丁寧に振り返っていく話で、だんだんと「意外な事実」が見えてくるという構成で、その前に読んだ「ルパンの消息」とほぼ同じ構造なのだった。
 横山秀夫1957年生まれ。カズオ・イシグロ1954年生まれ。同世代と言っていい二人が描く「青春の思い出小説」を偶然、立て続けに読んでしまったことになる。

 もちろん、「女の子同士の些細な心のすれ違い」を驚くほど緻密に描いた「わたしを離さないで」に軍配が上がるが、これって男子が読むとどうなんだろう?

 昔、誰だか忘れたが、友人の男の子に「女の子って、すっごく仲よさそうだったのが、突然、そうじゃなくなったりするじゃん?あれって、わっかんねーな」と言われたことがあったけど、今度、そういう質問してくる男子がいたら、この本読ませようと思った。


6月28日(水)

 どうでもいいですが〜

 ロナウジーニョが国家斉唱のときに、くちびるをベロンベロンと嘗め回す仕草が怖い。

 今朝、日記を書き終えたあと、やっぱし寝てしまったのだが、起きたらもう2時半だった。
 夜寝られなかったら、ウィンブルドンでも観よう。

 夕方、買い物に出かけると、遊歩道で小1か、それ以下なお子チャマたちが、たむろっていた。

 「サッカーやろうぜ」
 「じゃ、オレ、ベッカム」

 うーん、やっぱしベッカム人気は衰えずか。
 しかし、ベッカムの名乗りは無視されてしまい、その子は「じゃあ、トッティでいいや」
 イケメンならなんでもいいのか?

 「じゃ、オレはルーニー」

 顔だけで判断しない児童がいたので安心した。

 つーか、君たち、おままごとじゃないんだから、役を決めるのに時間さいてないで、さっさとサッカーしろよ。

 しかし、その後も「じゃあ、誰が川口やる?」と配役ばかり気にしていて、ゲームを開始する気配が全くなかった。
 まあ、子供の遊びサッカーなんて、そんなもんだろうけど、日本人選手で名前が挙がったのが川口だけっつーのがね。

●ヤフオク参戦のその後

 全然ダメです。
 もちろん、値段が高めというのもあるのだが、まあまあの金額で落札されることもあるんだけど、どうも性格的に苦手らしい。

 「ぜってー落とす」という強い気持が無いのもあるのですが、私が入札したものを他人がさらに高値をつけると「うん、じゃあ、君に譲るよ。安く買えるといいね」とすぐに降りてしまう。
 でも、私以外の人が競りに参入するので、ズガガガと跳ね上がったりしてるんだけどね。

 でも、私が「まあ、いいや」と思って降りたものが、私の希望価格くらいで落札されてたりすると「もう少しネバればよかったかなあ」と思うけど・・・でも、たわむれに「じゃ、もう一声」と入札してみると、ライバルがすぐに応戦してきたりして、そうなると、もうどうでもよくなってしまう。気合負け。

 せっかくだから、目的の物以外にも覗いていたりするのだが、昔、試供品で貰って、けっこう気に入っていたんだけど、今は廃盤(?)になっている香水が出品されていて、シロート出品なので、けっこう安かったのだが、すでに入札していた人がいたので「ま、いっか」だったりして、「せっかくヤクオク参入したんだから、地道に評価でも上げておくか」と思っているのにも関わらず、全然何も買えないでいるのであった。


6月27日(火)

 現在時刻 28日の午前6時半で、寝ようかどうしようか考え中な、平日の朝。

●ブラジル×ガーナ

 ガーナがもっと頑張ってくれるかと期待していたのだが、やっぱしブラジルつえーよ。
 日本戦でやっと起きたロナウドがまた先制点を決めていたが、「三年寝太郎」はやはり、もっと後まで温存しておいたほうがよかったのではないか?
 後半とか、ほんとに観ていて気の毒なくらいだった。

 で、今日もまた、4時からの試合は地上波でやらないので、「どーしよー」と悩んだけど、「でも、フランスも最後だしぃ」と思って、うしみつどきに外を出歩き、W杯放映してるバーに潜入。
 おかーさんに叱られそう。
 つーか、万が一、通り魔などに襲われたら、「被害者のミヤノさん(39)は、W杯を観ようと外出したところ・・・・」なんて言われてしまうではないか。

 深夜3時半に1人でバーに入るのも勇気がいるというか、それだけで孤独死しそうだ。やっぱ、次の大会までにスカパー入れよう。
 でも、同じ境遇の人はけっこういたみたいで、意外と混んでました。隣に座ってた子も「ブラジル見終わって、さあ次だと思ったら、テレビでやらないんで、慌ててここに来た」と話してました。

●フランス×スペイン

 負け犬生命をかけて(?)観たかいがあり、素晴らしい試合だった。
 やっぱし大画面で観るといいね。
 細かい動きまでよくわかったし、画面が横に収縮していたようで、ただでさえ、「私好みの細長いアフリカ系ばっかり」なフランスが、さらにスリムになって少女漫画のようでした。

 「オジサンになった」と思ってたアンリも大画面のアップで観ると、けっこう惚れ直した。
 アンリのいいところは、ハンサムで手足の長いアフリカ系なのに、表情が「釣られちゃったお魚みたい」なところであることを思い出した。
 オフサイドをとられるたびに、「ほえええ」って顔をするので、きゃーーーーーである。(笑)

 見知らぬ他人と隣合わせてサッカー観戦するというのも初めてのことかもしれないが、周囲のつぶやきを聞きながら観るのもなかなか楽しいものであった。
 どっちかというと、フランス贔屓が多かったようだけど、ああなると、もうどっちでもいい感じで、シュートが外れるたびに「わーん」って溜息が店内に反響。

 最後にジダンがシュートを決めたときには拍手が巻き起こっていたが、私は笑いが止まらなくて・・・・

 つーか、フランスはやっぱし、この試合は僅差で負けておいたほうがよかったのでは?
 だって、次はブラジルでしょ?有終の美を飾れるのか?

 アンリはシュートを決められなかったが、アンリが獲得したファールが決定打になった。
 隣の席の男子も「これは、アンリの方からぶち当たってるじゃん」と言っていたけど、私もそう思った。イタリアもオーストラリア相手にPKをとったが、試合後半になってくると、演技力というか、「ファールをとる野生の勘」がモノを言うらしい。

 アンリは途中交代になったけど、試合が終了したあと、脱いだユニフォームをブルンブルンと降る「マラドーナさん状態」になっており、私が心の中で思っていたことを店内の誰か他の客が「あ〜〜〜、アンリが浮かれてるぅ〜〜〜〜」と大きな声で言ってくれたので、こういうのも他人と一緒に鑑賞する醍醐味なのであろう。

 で、そのバーでかなり飲んでしまったので、ヨレヨレで帰宅したのだが、ふふ〜ん、今日は休みなんだもんね。

 土曜日に出勤するので、今日か明日休むことができたのだが、迷わず今日にしたのよ。
 ハイジか私が土曜に出ればよかったので「どうする?」と相談したが、ハイジも「どっちでもいいですよ」と言うので、「じゃ、あたしが明日休むよ」「え?いいんすか?」

 「そのかわり、明日休みにして、朝までサッカー観るから」

 ハイジもマスオさんも激しく納得していた。私って、いい上司だわ。

 そもそも、昨日も、結局、イタリア×オーストラリアを観てしまい、さすがにそれで寝たのだが、朝6時に、なんと自然と目が覚め「なーんか、同点の予感」と思ってテレビつけたら、スイス×シャフチェンコはやっぱし延長になっていたので、延長戦見て、「あーん、朝からPKはキツい」と思っていたら、スイスが負けてしまった。
 無失点で敗退するという記録になったらしいが・・・・けっこう変態チームだったのかも。

 つーわけで、振り返ってみると、月曜の夜、少し昼寝して、12時からイタリア戦観て、2時に終って、寝て、6時にスイス戦観て、ちょっと寝て、出勤して、夕方眠くなってきて、帰宅してまた軽く昼寝して、12時からブラジル戦観て、その後、ウィンブルドン観て、外出して4時からフランス戦観て・・・・・・さて、朝7時だ、どうしよう。

 細切れ睡眠が続くと何がなんだかわからなくなってくる。売れっ子タレントみたい。
 今夜は試合が無いので、どうすれば時差ぼけを修正できるのか、だけが問題である。

 よし、これで地獄の週末さえ、潜り抜ければ、あとは早起きすればいいだけだ。先が見えてきたぞ。  
6月26日(月)

●イングランド×エクアドル

 かなり蒸し暑いようで、ゆったりした出だしというよりは「始まる前からバテてんのか?」って感じだった。
 イングランドはオーウェンを欠いて、システム変更してきたようだが、私はシステムに疎いのである。
 だいたい、テレビ観賞じゃあ、よくわからんのだよ。

 でも、ルーニーが1トップで、まるでクラスでハブにされたいじめっ子みたいだった。
 エンガチョされてるのかと思ったよ。
 なので、ふてくされて、1人で万引きしていたが、フォローが来ない。
 エクアドル商人のガードが固いということもあるけど、やっぱ1人じゃねえ?

 そんで、味方のはずなのに、ルーニーに財布すられたウォール街のビジネスマンみたいなランパードが慌てて走ってきたり、リンゴを盗られた八百屋さんのジェラードが追っかけてきたりするが、悪がきルーニー大将を捕まえることはできない。それどころか、ルーニーが「ちっ、じゃあ返すよ」と投げ返してきた財布やリンゴをエクアドルのストリート・チルドレンに横取りされてるし。

 やっぱ、クラウチにチュッパチャップスを万引きさせてる間に、トレードカードを箱ごとゲットするしかないが、そうこうしているうちに、ベッカム王子がベンツで店に乗り付けて、執事に箱買いさせてしまった!

 (試合観てない人には「なんのこっちゃ?」だが、4年後に「さて、前回、私はどんなこと書いてたっけな?」と読み返しても、なんのこっちゃと思うのが確実に予想できるので、で自分向けに補足しておくと、1トップのルーニーがポツネンと苦戦していて、暑さのためか、豪華中盤も上がりが遅く、いよいよクラウチ投入か、ってときに、ベッカムが華麗なGK決めちゃったんですよ)

 ビクトリア妃大喜び!
 幼い子供はイマイチ状況を把握していなかったようだ。
 うーむ。マラドーナVSビクトリア妃の応援バトル観てみたいな。もう決勝でしか当たらないので、たぶん無理だけど。

 でも、1−0になった後のルーニーは「くっそ〜、こうなったらゼッテー万引きで決めてやる」とばかりに暴走していたので、かわいかった。短い首に、ガッシリした肩幅、ソバカス顔&ガニマタで突破する様子は「がんばってる小さな怪獣」ってかんじだった。

●ポルトガル×オランダ

 イングランド戦が2時に終了し「さて、昼寝して、次は4時だな」と思って、どこのチャンネルでやるのか確認してみたら・・・・・・・

 地上波でやらね〜のかよ!

 北朝鮮かここは?ゴラぁ

 そんなだから、日本は1勝もできないんじゃ、ぼけ〜

 つーわけで、川渕キャプテンは「オシム・・・・あ、言っちゃった」とかボケかましている場合ではなく、4年後までに、清く正しい労働者が、明日も仕事だというのに、がんばって朝の4時に起きられさえすれば、せめて決勝リーグくらいは全試合を観られるようにするのが「強化」であるということに気がつくべきである。

 ただ、朝になって結果を知ると「史上最多の4人退場」という相当荒れた試合だったようで、「見逃して残念」だたのか「観なくてよかった」だったのか、よくわからない。

 さて、今夜もオーストラリアがイタリアにどの程度やれるか、ってゆーか、ヒディング監督がまたイタリアをキレさせるかどうか気になるし、「けっこう、いけそうなスイス」と「調子上げてるらしいシェフチェコ」っていうのも興味あるけど、さすがに今日の昼間はボケボケだったので、ここらで休まないと持たないかも。

 明日のブラジル×ガーナとか、「これでW杯では、いよいよ見納めかも」なフランスのアンリ様もありおりはべりいまそがり。

 しかし、前から今度の日曜は休めないことがわかっていたが、もしかしたら土日月が出勤になってしまうかもしれないことが今日判明した。

 準々決勝を意地でも全部観ようとすると、マジに過労死するかもしれない。

 W杯は大好きだが「死ぬほど好き」なわけでもないので、どのあたりで妥協するかが目下の悩みである。
6月25日(日)

●スイス×韓国

 土曜の明け方4時に目覚ましをセットしたけど、ふと気がついたら薄明るくなっていて「やっば〜〜〜」と慌てて起きたら、4時半にはなってなかったので、ホッとしながらテレビをつけると、なんだか流血してんぞ?
 スイスが得点した直後だったようだ。
 ヘディングでぶち当たって、双方、額を割っていた。

 やっぱし韓国の試合は熱いね。
 韓国チームを素直に応援できない人は多いけど、韓国の試合のほうがいつも面白いんだけどなあ。
 私はあんまし中田が好きではないけど、韓国の試合観てると「ああ、日本も中田レベルが5人くらいいると、こういうふうになるのかも」と思ってしまう。

 そんで、結局、韓国は負けてしまい、決勝リーグ進出を逃したが、この内容だったら、泣いて悔しがっても絵になっただろう。
 おかげで、フランスが決勝リーグ進出になったけど、韓国に出てほしかったなあ。

 さて、土曜日は朝6時にまた寝て、昼過ぎに起きて、夕方6時から飲み会。
 少し早めに新宿に着いたので、久々に伊勢丹を見学していたのだが、給料日後だからなのか、いつもこうなのか知らんが、めちゃくちゃ混んでるので、眩暈がしてしまった。

 愛用しているロクシタンの石鹸を買ったのだが、「7月1日より値上げ」とのこと・・・・・
 値上がりするのはタバコだけではないのか?

 500円(消費税抜き)→600円ですと・・・・・

 くすん。
 わりと高い石鹸であるが、でも3ヶ月くらいは使えるので、「このくらいの贅沢はいいだろう」と思っているのだが、100円値上げは悲しいわ。ロクシタンは空港の免税店も出しているけど、免税店だと石鹸なんて置いてないのよね。あったら、1年分くらいまとめ買いするのに。

 ちなみに、私は「L'OCCITANE 」っていうのをなんて読むのかわからなくて、ずっと「ロシナンテ」だと思ってました。

 さて、飲み会は9時には終了したのだが、私は「スウェーデン戦が・・・」と珍しく二次会は不参加。
 しかし、チャングムが終ったのが、12時10分で、それからチャンネルを変えたら、もうドイツが1点入ってました。
 「ありゃりゃ」と思っていると、すぐにまたドイツが得点。

 「なんだ、せっかく早く帰ってきたのに・・・・」と思ったが、後半、スウェーデンがPKになったので「これで得点すれば、面白くなるな」と思ったのに、ラーションが外しやがった。
 あれで「終った」と思ったので、いつのまにか寝てしまったらしい。

●アルゼンチン×メキシコ

 かなり酔っ払っていたので、目覚まし掛け忘れていたのだが、電気もつけっ放しだったので、ふと目覚めたら4時半だった。なんだかこの時間に起きるサイクルになっているようだ。

 テレビをつけたら「1−1」だった。
 メキシコの試合は予選ではちゃんと観たことなかったのだが、アルゼンチンをペースに乗せないで頑張っているようだった。中盤の拾い合いが激しいので、目が覚めてきた。
 メキシコは負傷での交代が続いたので、延長戦になるとキツそうだったけど、でも、アルゼンチンをよく封じていたと思う。まあ、最後はやっぱし「個人技」の差だったな。
 あのロングシュートには、さすがの反町さんも「いや〜・・・・・、いや〜・・・・」と絶句していたが、でもやっぱし素直に「すごいですね」とは言わなかったように思う。相当な頑固モノだ。
 こういう人を自己啓発セミナーにブチ込んでみたら、意外とコッテコテの誉め上手に変貌したりして面白いかも。

 さて、今夜は12時からイングランド、4時からはポルトガル×オランダ。

 今週は、仮眠と観戦が続きそうだけど、どこまで観られるか?
6月23日(金)

 深夜の高速道路で前後を走って欲しくない大型トラックを目撃。「大虎運輸」だって。

 そういば、会社で雑談してたとき「某大手暴力団の幹部のベンツはすぐに見分けがつく」という話になり「なんでですか?金色だから?スモークが特殊とか?」と言ったら、「ふふ、ナンバーが3つ並び数字なんだよ」とのことだった。333とか555とか888ということらしい。
 そう教えてくれた人は、家族で箱根だか熱海だかの温泉旅館に行ったら、隣の有名旅館の周囲にズラりと「一目でわかるその筋の車」が勢ぞろいしていて、超ビビッたと笑っていた。

 そんで、先日、うちの近所を歩いていたら、「げげ、並び数字」という車を発見して「こんな近所にその筋の人が?」と思ったのだが、よく考えてみれば、「その筋の」小型のワゴン車っていうのもね(笑)
 そのお宅は、駐車スペースに生姜を大量に天日干していたりするので、「どの筋」と言われれば、「八百屋さん」なのである。

 さて、給料日の金曜日。今日は居酒屋に繰り出す人も多かろう。
 そして、一つのテーブルにつき、おしぼりの数よりも、焼き鳥の串よりも、もしかしたら、枝豆の数(莢じゃなくて豆でカウント)よりも「あーあ、ワールドカップも終っちゃったね」という言葉が全国で激しく消費されたいたかもしれない。

 我が社でも、激しく連発されてて、そのたびに、律儀な私は「これからなんですが・・・・」と小さな声で反論していました。

 昨日は、帰宅後2時間ほど仮眠してから、11時から始まる「イタリア×チェコ」を楽しみにしていたのですが、チェコが全然ダメで盛り上がりませんでした。
 でも、おかげで、ガーナが決勝進出!ガーナサッカー協会「前」会長である、ニャホニャホタマクロー氏はお元気なんでしょうか?

 午前1時に寝て、「いちおー目覚ましかけておくか」と4時にセットしたら、けっこうすんなり起きられたので、テレビをつけたのだが、ブラジルはけっこう主力選手を使っているようだった。
 「ジーコさんに失礼だから」ということなんでしょうけど、ジーコ効果がこんなところで・・・・

 日本がやっとまともなゴールを入れたので「もう、これでいいじゃん」と思ったが、せっかくだから引き分けくらいには持ち込んでほしいと思ったのであるが、前半終了間際とかに同点になるとヘコむけど、そういうのってよくあるんだよねえ、と思っていたら、ほんとにそうなった。

 ロナウドは、今大会は、見事なまでに「三年寝太郎」になっていて、それでもオーストラリアもクロアチアも「いつ起きるかわからない」と警戒して、厳しくマークしていて、そのために、他の選手がフリーになってしまうという、見事なまでの三年寝太郎効果で(もしくは「かかし効果」)、「このまま、決勝戦まで寝たままで、そんで、決勝点をいきなり決める」という、ベタベタなシナリオを考えていたのに・・・・日本代表ったら・・・・。

 でも、なんか、寝たままシュートしているような気もしましたが(笑)

 後半になったら、うつらうつらと寝てしまい、でも「あ、もう1点入ったか」というあたりまでは意識があったのですが、気が着いたら4点入ってました。
 明け方に夢を見ると、ほんのわずかの間に「大河ドラマ1年分」くらいの壮大な夢を見たりしますが、半分寝ながらの後半も体感時間で3時間くらいあった。

 なので、昨晩は、細切れの浅い睡眠しかとってなかったのですが、今日の夕方まで持ったので(5時くらいになったら急激にダウン)決勝リーグはこれで乗り切れるかもしれません。でも、やっぱり連ちゃんはつらいかも。

 ビール飲みながら日記書いていたら、かなり眠くなってきました。

 また4時に起きて「スイス×韓国」観るので、もう寝ます。

6月21日(水)

 昨日の昼過ぎに、ハイジが「今日、マスオと飲みに行くんですけど、ミヤノさんも来ます?」と声をかけてくれた。

 お、やっと来たな。
 実は、「女の第六感」は非常に微弱な私であるが、「なぜか周囲のちょっとした会話を傍受してしまう」という能力のため、ハイジがあちこちで、こそこそ相談というか報告をしているのは耳にしており、それで、「なんか、あるな」とは気が着いていたのである。

 「歩く精神安定剤」であるマスオさんが来てからは、ハイジもかなり安定していたが、それでも「なんかあるな」と思うと、ここ最近の「ご機嫌ぶり」は、私の「常時アンテナ1本しか立ってませんが、一応、女の勘ということで」でも受信できたし。

 なので、いつ私に報告してくれるのか、楽しみにしていた。

 だって、私の導き出した予想は「もしかして、結婚すんのかな?」だったのである。

 今まで至近距離でのオフィス・ラブをことごとく見逃していた私であるが、やっと察知できるようになったか?

 さて、飲み会が始まり、最初の1杯はウォーミングアップって感じで「日本代表どうよ?」という無難な話題だったが、30分くらいしたら、ハイジが「実は報告することがあるんすよねえ」と言うので、私も「そうだと思ってたんだ〜」と「あたし、ボーっとしてるように見えても、けっこう鋭いんだから」をアピールするために、満面の笑みでハイジの言葉を待った。

 「実は、辞めるんですよ」

 も〜、下手なジョークで照れ隠しかよっ、と笑顔を継続して続きを待った。

 ・・・3秒後。続く言葉はなかった。

 笑顔、フリーズドライ。

 まあ、晴天の霹靂であるが、ここは砂漠地帯じゃないので、にわか雨なんてしょっちゅうだから、「えー、うそ、雨?」と思っても、しょせん雨である。

 辞める理由を聞いてみたけど、これと言った理由もないというか、ハイジにとっては大きいらしい理由が、私にはよくわからなかった。彼の考え方は私とは大きく異なるので、宇宙人同士の会話みたいなことになるのはわかってるから、私もあまり突っ込まなかったけど。

 まあ、意地でもしがみつくような会社でもないわけだし、ハイジも30歳で転職したくなるお年ごろなんだろう。

 まだ、転職先が見つかっているわけでもないし、いったん、故郷に帰りたいという気持もあるようだ。
 なので、退職時期が未定である。
 部長にはもう報告済のようで、「退職希望日が決まったら教えてくれ」と言われたそうで、総務部を集めて「どうでしょう?」と相談してきたらしいが、本人はできれば、7月末がいいらしい。

 「それまでに、マスオに引き継ぎできるか・・・・」

 って、まだ経理業務を初めて、たった2ヶ月のマスオさんである。性格はおっとりと「いい子」だが、その分、不器用でもあるので、金庫開けるのに20分もかかっているのだ。
 頭の回転が速かったハイジですら、一通り任せられるまで、1年くらいかかったのよ。

 「せめて、決算まで・・・」と言ってみたが、それだとかなり先になる。
 それに、ハイジが気にするのは「ボーナスしっかり貰うタイミング」だったりするので、まあ、辞めるとき、そういうのを一生懸命気にする人はけっこういるけど、まあ、それで何十万か違うからなあ。でも、今の部長はかなりシビアなので、辞める人には満額出さなかったりするみたいだけど。

 ハイジの損得勘定はいいとして、初心者のマスオさんと私だけになるとすると、また、ハイジが来る前の悪夢が・・・・
 社内募集しても、総務+経理なんてやりたがるような珍しい人、滅多にいないんだけど、ハイジにしても、マスオさんにしても、元の部署が「肉体労働系」だったので、「もっと頭つかう仕事がしたいし、もっと中枢(っていっても、ゴキブリの中枢神経よりも粗雑だがな)に近づきたい」という一心というか、「もっと外に通用する仕事」で「やりたがる人は少ない」っていう消去法で「経理とか、やってみたいです」って申し出るらしいんだな。

 また、あそこの部署から吸い上げるか・・・・
 でも、あそこも、マスオさんの後続は、まだまだヒヨッ子ばかりだし、性格的に総務部に置いておいてもいいようなのはいないしなあ。

 つーわけで、W杯どころの騒ぎではなくなってしまいましたが、そういや、北朝鮮も「エースストライカー」をウォームアップ中らしく、W杯に別次元で参加しているようです。イーガンの「ディアスポラ」では、6次元の「別宇宙」が出てきましたが(5次元空間で、窓や床は4次元立方体)、あの宇宙だったら、北朝鮮もきっとW杯に参加していることになるでしょう。

 そーいや、「もう一つの戦い」として、ヤフオクに挑戦してみましたが、だんだんわかってきたよ、仕組みというか、カラクリが。
 プロが多いんだよねえ。
 終了間際にボコボコと高値で入札されていて「こんな金額でいいのか?」と思っていたが、真っ当な値段で落ちるものも散在し、その差はなにかというと、プロ(もしくはセミプロ)は、「サクラ」を投入して、自作自演で落札しちゃうらしい。

 入札している人たちも、それをわかっていて、「できる人」はちゃんと「シロート」を見分けているようだった。出品履歴などをきちんと精読すると、たしかにある程度わかってくる。
 ただ、あまり高値がつかないので、プロたちは、あの手この手で、値段を吊り上げようと操作しているようだ。

 でも、ここでのやりとりって「ラクに儲かる仕事はない」っていうのの、いい実例だと思う。
 千円の利益じゃ、やってられないので、いろいろ頑張って「相場」を吊り上げようとしているが、その間にコンビニでバイトしてたほうが、よほど利益が上がるような気がする。

 まあ、出品するほうも、心得ているので、最初は安値でつってから、終了間際に吊り上げて回避して、また出すのである。いつか、カモがひっかかるかもしれないが、でも、人件費はけっこうかかりそう。サイドビジネスだと思えば、まあまあか。

 なので、かなりヤル気をなくしてるので、傍から見ると「冷やかし」にしか見えなくなっているのだが、だって、適当な金額で入札してみても、終了間近になると、競る気も起こらないような金額になってしまうんだもん。
 でも、面白い研究材料だから、「マイ・オークション」でいろいろ拾って、経過を観察することにハマっている。いい暇つぶしっちゅうか、おかげでサッカーに身が入りません。

 まあ、私の次のお目当ては明日の「イタリア×チェコ」と明後日の「スイス×韓国」なので、昨日今日は中休みなのでありました。 
6月19日(月)

 いや〜、いけるかなあと思っていると、終盤間際にやられちゃって・・・・

 と、実はヤフオクに初挑戦してます。
 昨晩もサッカーそっちのけで、そっちに燃えてました。
 目標落札価格は4万2千円なのだが、終了5分前くらいになると、ボコボコとつりあがり、今のところ市場価格は4万5千円くらい。
 ただ、それなりに出品されているので、暴騰もしないが暴落もしない。
 今後の相場に注目である。
 今は、「ダメ元」の気分でやっているので、自分が考える値段より少しでも高くなると「これ以上、値段をつりあげたくない」と自制が働くので冷静だが、今後の自分もその冷静さをキープできるか注目。

●狐の嫁入り?

 日本の「勝ち点1」で(さすが産経新聞は、勝ち点だけを強調しており、サッカー知らない人が見たら、勝ったかのような微妙な1面だったので笑った)、今日もまたドヨーンとしていたが、そんな皆さんの傷ついた心を(私だって、フランスが韓国とドローで、覚悟はしていたけど、けっこう傷ついているのよ)焦がすように、午後になると強い日差しが照り付けていた。

 午後いちに銀行に行こうとしたら、蒸し暑いは、日差しは強いわで、「ひー、紫外線が」と早歩きになってしまったが、ビルの谷間を歩いていると、なにやらポツンと水滴が腕に落ちた。
 「ん?鳥のフン?」と思ったが、ただの水滴だったので「そっか、みんな急にエアコンのパワー上げたから、水滴が散っているのね」と思ったが、でも、歩けども、歩けども、なんだかときどきポツリと水滴が落ちてくるので、地面を見ると、どうやら雨が降っているらしい。

 空を見上げても、これといった雲もないのだが、3歩歩くごとに1滴くらいの、非常にまばらな雨が降っていた。

 お天気雨のことをなぜか「狐の嫁入り」と言うが、嫁入りほどの派手さはないので、「狐の初恋」というあたりがよろしいかと思ったが、でも「嫁入り」と「初恋」だと、ちょっと遠すぎるような気もするので「狐の外泊あたりか?」とキツネ嬢を不良娘にしたりして遊んでいたのだが、ふと、いいのを思いついた。

 「狐の事実婚」

 この降ってんだか、エアコンの水滴だか、木の枝から雨水が落ちてきたのだか、曖昧な「お天気雨」に実にふさわしい名前であろう。気象予報士の森田さんあたりに広めてほしいものである。(今のとこ、グーグルではオンリーワンだった)

 さて、狐について深く考察していたせいなのか、今日の夕方は変なものを引き寄せてしまったらしい。

 仕事で、早朝に出勤していたので、今日は5時過ぎには退社したので、乗換駅についたときには、まだ明るかった。
 人がまばらなホームの端のほうに移動していると、小学校1年生くらいの息子と母親が立っていた。
 母親は、大声で息子を叱っており、そのせいか周囲には人がいなかったんだけど、私は面白いからわざと寄せてみました(意味もなくサッカー用語を使いたくなるお年ごろ)。1メートルくらいの至近距離に人が立つと、人目を気にしてトーンダウンするかなあ、と思って。

 しかし、母親の剣幕はずっとキープされていたので「いったい、ご子息は何をやらかしたんだろう?」と思ったら、どうやら、テニス教室に通っているらしいんだけど、今日のプレイがなってなかったので説教されてるらしい。

 おもしろいから、ずっと聞き耳を立てていたのだが、ご子息は個人レッスンも受けているし、母親と練習もしているようだが、そういうときは、伸び伸びとできるのに、他の子と組むと、遠慮がちになってしまうらしい。
 母親は、それにイライラするようで、「○ちゃんは、決して下手ではないでしょ?でも、気持で負けてるのよ!1人だったらちゃんとできても、これから他の人と、知らない人とも、どんどん試合をやってくわけでしょ?そんなときに、遠慮してたら、力出し切れないでしょ?」というようなことを延々とネチネチ言っていた。

 まあ、中学や高校の部活のコーチなどが、練習に身の入らない生徒を前にして、あんな風に説教することはあるけれど、まだ小学校低学年の子に・・・・・
 それに、母親の口調は、まるで赤信号で飛び出した息子を「そんなことしたら、死んじゃうんだから!」とヒステリックに怒鳴りつけているみたいで、たかだか習い事のテニスで不甲斐なかったからって、あんなに怒らなくても・・・・
 子供は口答えもせず、黙って聴いていた。「なんで、プレイ中に遠慮するの!」と叱られていたが、あの様子を観る限りでは、そういう性格の子なんだろう。
 個人レッスンまで受けさせているということは、お母さんのほうは、マジでやっているのかもしれないが、たぶん、「なんだよ、クソババー」とか歯向かうような子じゃないと、世界では通用しないと思うよ〜

 だいたい、スポーツの習い事で、あんなに怒る母親っつうのも初めてみた。ピアノの発表会間近に、娘を怒鳴り散らして練習させていた母親は見たことあるけど。でも、あんなに怖くはなかったよなあ。ただ「おらおら〜」ってだけで。

 さて、「超コワい、スポーツ英才教育ママゴン」の後、三茶に着いたのだが、むしょうにお腹が減ったので、久々にマックに入ってしまった。
 私はけっこうマクドナルドが好きなのだが、ヘルシー志向になってからは、ちょっと足が遠のいていた。
 だって、別にマックでサラダなんて食べたくないんだもん。

 まだ早い時間だったので、座席は学校帰りの高校生で一杯だった。ああ、若いエキスが・・・・
 その時間だと、わりと「真面目そうな子」が多いらしい。「夕飯までには帰ります」っていう雰囲気。
 8時以降くらいになると、とぐろ巻いてる、見た目が美しくない高校生が多くてねえ。

 空いている席を見つけて、ハンバーガーにかぶりついていた。ハンバーガーを食べているときは、他に何もできないので、ひたすら集中である。ハンバーガーを食べ終わると、ゆっくりポテトを食べながら、本を読んだりするが、図書館で借りた本だと汚さないように気をつかう。

 それはいいとして、手と口は忙しかったが、目と耳が暇だったので、目はボーっと窓の席を眺め、耳は別にどこに向けたわけでもなく、ただ顔の両脇に漠然とついていた。
 マックでの高校生の会話など、英語よりも耳に入ってこないので、無意識に遮断しているようだが、ふと、なにか異質なものが・・・・・

 斜め後ろに座っていた男子の話しが、ちょっと異質だったのである。
 最初「名人」だの「弟子」だの言っているので、格闘技の話とか、少年漫画の話をしているのかと思っていました。でも「デシ?デシはちょっとなあ・・・・・でも、コーシとか好きだったら・・・・」

 って頭の中で変換されていたので、ドラゴンボールの登場人物みたいなものかと思っていたのです。

 なので、漢字変換に切り替えてみたら、「げええ、会話に孔子が出てくる高校生なんて、20年ぶりくらいに目撃した」と思いました。そりゃ、いるところにはいるんでしょうけど、自分が高校を卒業してみると、わりとそういうのに会わないんですよね。

 というわけで、思わず後ろを振り返って確認したのですが、やっぱし、どう観ても高校生。16歳くらいにしか見えないんだけど、まるで面白かった映画を語るように「中島敦」を語っていました。「山月記」がマックの店内で連呼されるとは・・・・

 で、どうやら「弟子」はお勧めじゃないらしくて、お勧めは「名人伝」らしんだけど、「でも、はっきり言って、つまんないよ」と言い切る。読みにくいし、読んでて楽しくもないらしいんだけど、でも、どうやら、彼が普段、クラスメートと会話している「オレたち結局、バカからは抜けられないんだよ」みたいなことをビシっと書いてあったので、そこに感動があったようです。

 おお、ちゃんと読めてるじゃん、どころではなく、私は中島敦なんてほとんど読んだことないです(泣)
 だって、漢字が多いんだもーん。

 つうわけで、テキストを探してみたのですが、やっぱ、ほぼ漢文だった。
 うーん、でも、なんとなく覚えているから、教科書に載っていたやつとか、あと「勉強のため」と短編集の一冊くらいは高校生のときに読んだのかもしれない。

 でも、今の私は、イーガンの「ディアスポラ」を読んでいるところで、やっと「わけわかんない理論的なところはテキトーに飛ばす」という技を習得しつつあり、「今まで読んだイーガンの長編では、これが一番、とっつきがいいぞ」と思ってるところなので、中島敦なんて読んだら、勢い余って、全部読み飛ばしてしまいそうです。
6月18日(日)

 やっぱり昼寝しておかないと、午前1時からの試合はキツいなあ。
 チェコ×ガーナは途中で寝てしまいました。
 後でハイライトで観たら、面白そうだったので残念。
 でも、これでイタリア×チェコが壮絶なことになりそうです。
6月17日(土)

 そういえば、昨日は美容院にいた4時間くらいの間、美容師さんとほとんどW杯話をしていたのだが、最後のほうになったら「カッコいい選手」の話題になり、美容師さん(30代半ばくらいの女性)は「ブラジルは、カカしかいないですね」と言うので「でも、カカは前のほうがよかったなあ」なんて返事していて「私もまだ画面では観てないんですが、チェコにアイドル並ってゆーのがいるらしいですよ?」なんて付け加えたら、美容師さんも「へえ、チェコですね。チェックしてみよう」と言っていて、まあ、無難な「W杯はそこそこ観ている女性二人(それほど親しくなもない)の時間潰し会話」だったのだが、美容師さんが、2秒ほど押し黙ったあと、こう言ったのでびっくりした。

 「でも、ほんとうは、私、アンリが好きなんです」

 「じ、実は、私もそうなんです・・・・・」と私。

 まるで、精神病院の談話室で初対面な二人が「実は私、宇宙人なんです」「・・・・・実は、私もです」って穏やかに会話しているかのような、微妙な緊張感溢れる短い会話であった。

 美容師さんはさらに「でも、今回のアンリって、なんだか普通っていうか、普通のオジサンになっちゃったような・・・」というので、私も「ほんと、そうなんですよねえ」と溜息。

 まるで「でも、自分の星へ帰る方法を忘れてしまって、帰れなくなっちゃったんですよ〜」「あら、私もそうなんです。困りますよねえ?」って雰囲気の会話であった。

 私たちが、自分の星に帰るためには、アンリ様が黒ヒョウのように舞って、華麗なシュートを決めて、せめて準決勝くらいまでは残ってくれないといけないのだが、「どうも、ダメそうですねえ」と精神病院の談話室にあるテレビを眺めつつ、肩を落としているのであった。

 あんなに私を魅了した、アンリの「膝下」も、今回、ベッカムのほうが美しいので悔しい。

●アルゼンチン×セルビア・モンテネグロ

 いやー、凄かったですね。

 明石家さんまが。

 試合開始直後にチャンネルを日テレに合わせたので、「さて、誰が解説してるのかな?」と思いきや、さんま・ゴン中山・北澤だった。
 日本が誇る「喋れるストライカー」であるゴンと、お笑い界の天才司令塔さんまという豪華ツートップに、自分のポジションをよく理解しているのはピッチ上だけではない優秀な頭脳を持った北澤がボランチである。

 ゴンはボケに徹しており、さんま兄さんに球を集めていた。さんまもゴンに当ててから、オーバーラップしまくり。ちょっと、スベって球が泳いでも、北澤がしっかりキープ。

 たぶん、さんまがあれだけ飛ばしてなければ、私は前半で寝ていたと思う。
 明らかに「決まった」試合であったが、さんまが「こうなったら、メッシ出ないかなあ」と盛り上げるので、それに付いていったのである。

 どうやら、さんまはルーニーも引いたらしい。
 そんで、アルゼンチン戦では、メッシのユニフォーム着て「メッシ、メッシ〜」と騒いでいたら、ほんとに出てきた。

 まんまと、メッシのW杯デビューを観覧したどころか、初アシストに初ゴールである。
 「いやあ、自分みたいなW杯好きには、たまりまへんな〜」と言っていたが、超売れっ子のさんまが、ドイツに行けたことも凄いが、観たいものを観てしまうという天性の「引き」に、ただただ脱帽。

 それに、とにかく明るいし、ポジティブだし、けっこうオタクだしで、「今後、解説は全部さんまで全然OK」と思った。W杯を一緒に楽しむ人としては、最高レベルであろう。

 つーわけで、アルゼンチンがボコボコに得点を決めたというよりは、さんまが1人で6点入れたような中継でございました。
 W杯が終るまで、ずっとドイツにいてほしい。代わりにタモリが「さんま御殿」とか「から騒ぎ」を仕切りますから(笑)。

 さて、今夜は10時からポルトガル戦で、フィーゴ部長のコンディション確認と、CMでお馴染みのクリスチャン・ロナウドとやらのチェックするつもりだが、「チャングム」との激しいポジション争いが予想されます。

 午前1時からは、噂の「モーツァルト君」が本当にイケているのか厳しくチェックする予定。(私の好みではないよな気がするので、目線は厳しい)

 自分の「イケ面」判定には、コッリーナさんよりも自信持ってるんだってば。
 なので、フアネスとかイル・ディーボには毅然としてイエローカードというか、レッドで一発退場願いたい。

 あ、サンマったら、今日のCXの「ポルトガル×イラン」にも参加している。
 ただの「W杯ミーハー」ぶりを遺憾なく発揮。各国プレス・エリアで目撃したチラベルトを「悪徳不動産屋みたいだった」と言って飛ばしてます。

 昨日も「テベスは眉を剃りましたよね?ね?ね?」と騒いでいたし(実況アナウンサーも仕方なく付き合って「テベスもおめかしして挑んでます」とコメント)、わかりすぎてます、さんま師匠。もう、ひっぱるひっぱる。最高級の酒場談義である。
 でも、ちょっと疲れてるみたいで、(あと、ポルトガルがあまり得意じゃないみたいだ)、かなりスベってるな。

 ちなみに、イランの監督はアネハ系だ。

 じゃ、間もなくキックオフなので、さよなら。
6月16日(金)

 体内日付変更線が押したり引いたりしているので、どこがセンターだかわからなくなり、どこで日記をアップしていいのか混乱してますが、今日はお休み(明日の土曜出勤)だったので美容院に行って、7ヶ月ぶりにストパかけました。下痢止めではないです。

 そういえば、今年のアジサイはどこも色がとても良いと思う。なにが原因なのだろうか?(雨量なのか、気温なのか、土壌なのか)

●イングランド×トリニタート・トハコ(濁点で迷うので、思い切って濁点削除しました。日本語表記には元々、濁点などない!)

 スウェーデン戦も面白かったけど、トリニダートったら、カリブ海の島国のくせに、守りが鉄壁で、それに我慢できなくなった「大国」が攻めの姿勢で挑むと、うまくカウンターかましてくれるから、ハラハラドキドキで退屈しない。
 イングランドも初戦が暑さで後半バテバテだった反省と、初戦で勝ち点挙げてるから、この試合はわりとゆっくり進めていたようだ。
 でも、前半は得点無し。
 ベッカムもあまり目立たなかった。
 後半になっても、無得点で「こりゃ、またトリニダートがドローに持ち込むか?」と思ったのだが、やはりルーニー投入したら、守備陣が動揺したのと疲れもあったんだろうけど、やっとクラウチが頭で押し込んだ。

 その前にもベッカムはクラウチに完璧なセンタリングを出したのだが、まさかのファールボールだったので「クラウチだめかも」と思ったが、やはり今回のベッカムは凄い。せっぱつまったところで、あんなにゆったりしたボールを挙げられるなんて。
 そんで、やっと1点挙げたと思ったら、それまで散々、ランパートがミドルシュートを打っていても決まらなかったのに、ジェラードがスコーンと決めてしまった。

 でも、トリニダートが勝ってもおかしくなかった試合だった。テリーの必死のセーブで防いだシュートもあったし。あれが決まっていたら、勝ってたかもしれない。

 イングランドのFWは、オーウェンとクラウチだと「C3POとR2D2」だが、ルーニーとクラウチになると「ガキ大将とそれにひっついているヒョロ長いイジメられっ子」であった。で、ルーニー様がハッタリをカマしている間に、クラウチがジュース買いに行って1点と。

●近所のC3PO君

 朝、駅に向かうとき、いつも10メートル先くらいを歩いているスーツ着た若いサラリーマン君がいるのだが、体つき完璧にC3PO系なのである。で、頭髪も坊主刈。それだけでも「スーツ着たC3PO」にしか見えないのだが、彼はいつもヘッドフォンをしていて、それが、もうC3POの耳の部分以外の何物にも見えない。

 「ああ、今日もC3PO君が前を歩いている」と思いつつ駅に向かっているのだが、ふと「なぜ、いつも少し前を歩いているのだろう?」と思った。

 その疑問は、すぐに解決した。

 「後ろを歩いているときは、見えない」

 でも、目撃する頻度が高いから、出勤時間がかなり被っていることは確かである。
 しかも、実は彼は、うちのアパートから2軒先に住んでいるのであった。朝、アパートを出て、歩き出したら、いきなり前にインターセプトされたので「C3PO君、超ご近所!」と感激した。

●オフサイドを知らなかったあの頃

 私が小学生の頃は、サッカーなんてマイナーなスポーツだったので、まともに試合を観たこともなく、オフサイドなんてルールも知らなかった。

 中学生のとき、体育の授業でサッカーをやった。
 一般的な女子って、スポーツに疎いので、バスケやサッカーをやらせると、とにかくボールに群がっていく。ゴールデン・リトリバーの団体のほうが、まだマシなゲームをするだろう。

 私は、そういう「普通の女子」が球技に挑む姿勢が、小学生のころから嫌いだった。だって、なんかバカみたいなんだもん。もう少し、頭つかって「フォーメーション」とやらを考えればいいのにさ。「普通の男子」はそこそこ散らばってやってるのによ〜。

 その、体育の授業のサッカーも悲惨なものであった。
 みんながボールに向かって走る姿は「魚群」みたいだった。
 アホらしくなった私は、1人で敵陣のゴール前でサボっていた。「私がここにいればさあ、そんな技ないのはわかってるけど、長いボールを入れてくれれば、余裕で得点じゃん?」と、自分の頭の良さに感心していた。

 私が、間違いに気が付いたのは、それから何年も経ってからである。
 先日、えらく早く帰宅したときに、近所の小学校で、幼い子供たちがサッカーをやっていて、みんなでボールを追いかけており、「こいつらが、サッカーの醍醐味に気がつくのはいつなんだろう?」と思ったときに、「オフサイド・トラップ」なんて概念が全く欠如していたあの頃の自分を思い出したのであった。

 そういえば、イングランド戦に話は戻るが、入場のときにベッカムと手を繋いでた子が、見事なベッカム・ヘアで、かわゆかったです。
 あと、ベッカムのマンU時代の盟友で、トリニダートのキャプテンであるヨークが倒れたシーン。
 苦しそうに倒れていたが、パンツの中に手を入れていたので「あ、これはもしや?」と思ったのだが、NHKのアナウンサーや解説の伊原はスルーしていた。さすがNHK。
 でも、周りを囲むトリニダートの選手も、トリニダートのベンチ陣もみんな笑っていたのを私は見逃さなかった。
 サッカーでも「椿事」ってあるんですね(笑)

●呪いの携帯電話

 この話しをやっと書くことができる。

 午前中、私は銀行に行っていた。会社に戻ると、ハイジが「ミヤノさん、携帯が鳴ってましたよ?」と言う。

 「え?私の携帯は鳴ったりしないよ?」

 ハイジが苦笑する。私は常に「ケータイ音痴」をアピールしているけど、それがポーズではなく「本物」であることをハイジはよく知っているのだ。
 「でも、その辺で鳴ってたんだけどなあ?」と言うので、たしかに、たまに携帯会社から「プリペイド期間が切れそうですからチャージしろ」なんてメールが届くので、そういうのかもしれないと思い、携帯を探してみたら「あ、持ち歩いてた」

 銀行に行ったついでに、自分の預金も下ろそうとして、お財布が入っているボーチを持ち歩いており、そこに携帯も入っていたのだ。「やっぱ、あたしのじゃなかったよ?」

 午後になって、私がまた席を外していて、戻ってきたら、ハイジがまた「どこかで携帯が鳴っていた」と言う。

 ハイジでも、マスオさんでもないとなると、誰の携帯?
 その日は、M嬢がお休みだった。
 私とハイジとマスオさんの席は近いけど、M嬢の席は少し離れているのだが「もしかして、Mちゃん、携帯を会社に置き忘れたとか?」とM嬢の机を開けてみるが、携帯は置いてなかった。

 「あ、もしかして・・・・」と私。
 「携帯を返却した人がいるから、それかも」

 4月に大きな人事異動があったのと「経費削減」を謳う総務部長の一声で、携帯からピッチに変更した人が何人かいたのだ。返却された携帯は、M嬢が「壊れたら、こっちに変えてもらおう」と保管していたはず。

 「どっか、この辺の鍵のかかる棚にしまっていたはず」と、あちこち開けてみる。
 無い。

 隣の部署のK嬢が「どしたの?」と言うので、「どっかで携帯が鳴ってるのに、どこにあるのかわからないの〜」と説明。

 「この辺で、音が聴こえてたんだ」とハイジも必死であちこち暴いている。

 「なんか、こーゆーのって、エドガー・アラン・ポーとかの怪奇小説っぽくない?」と私。

 ほんとは、ブラッドベリの小説を思い出していたのだが・・・・
 女の子が「空き地で、女の人の悲鳴が聞こえる。あの人、埋められてるのよ!」と主張しても、誰も真面目に聞いてくれない、っていう短編。

 やっと、M嬢が管理する棚で「休眠中のはずの携帯」を発見した。
 しかし、全部、完璧に死んでいた。

 「やだー、もし、これが鳴っていたとしたら、まさにホラー映画じゃ〜ん」である。

 しかし、そこまで来て、私は突然思い出した。「あ、もしかして、T君の携帯?」
 総務に迷惑をかけまくるT君は、先日「ケータイが死にました」と電話してきたのであった。M嬢にそのことを伝えると「戻ってきた古いのがいっぱいあるから、それに替えよう」と言っていたので、そのときに、M嬢が中古携帯をたくさん抱えていることを知ったのである。

 「そうか、社内便だ!」

 ピシピシピシと推理が進む私の独り言に、助手のハイジは「え?なに?Tがどうしたの?」と戸惑っていたが、私の席の斜め後ろ3メートルのところに社内便の置き場があり、そこを漁ると、「あった!たぶん、これだ!」

 T君宛ての、分厚い封筒が発見された。中を開けると、電源の入った携帯。私はよくわからないので「これでしょ?」とハイジに渡すと「たしかに、着信してます」

 というわけで、やっと「泣き叫ぶ女の人」を救助。よかった、よかった。

 という、別にたいした事件ではありませんが、自分が上手く謎解きできたので、名探偵になったようなカタルシスと「どこかで携帯が泣いているんです」という少年ハイジの言うことを信じて行動した自分がステキでした。(実は「幻聴じゃないの?」と何度も口に出しそうになったのだが、グっと堪えたのだった)

 さて、今日はアルゼンチンだけサラっと観て寝ようっと。
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