可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました
6月16日(金)

 体内日付変更線が押したり引いたりしているので、どこがセンターだかわからなくなり、どこで日記をアップしていいのか混乱してますが、今日はお休み(明日の土曜出勤)だったので美容院に行って、7ヶ月ぶりにストパかけました。下痢止めではないです。

 そういえば、今年のアジサイはどこも色がとても良いと思う。なにが原因なのだろうか?(雨量なのか、気温なのか、土壌なのか)

●イングランド×トリニタート・トハコ(濁点で迷うので、思い切って濁点削除しました。日本語表記には元々、濁点などない!)

 スウェーデン戦も面白かったけど、トリニダートったら、カリブ海の島国のくせに、守りが鉄壁で、それに我慢できなくなった「大国」が攻めの姿勢で挑むと、うまくカウンターかましてくれるから、ハラハラドキドキで退屈しない。
 イングランドも初戦が暑さで後半バテバテだった反省と、初戦で勝ち点挙げてるから、この試合はわりとゆっくり進めていたようだ。
 でも、前半は得点無し。
 ベッカムもあまり目立たなかった。
 後半になっても、無得点で「こりゃ、またトリニダートがドローに持ち込むか?」と思ったのだが、やはりルーニー投入したら、守備陣が動揺したのと疲れもあったんだろうけど、やっとクラウチが頭で押し込んだ。

 その前にもベッカムはクラウチに完璧なセンタリングを出したのだが、まさかのファールボールだったので「クラウチだめかも」と思ったが、やはり今回のベッカムは凄い。せっぱつまったところで、あんなにゆったりしたボールを挙げられるなんて。
 そんで、やっと1点挙げたと思ったら、それまで散々、ランパートがミドルシュートを打っていても決まらなかったのに、ジェラードがスコーンと決めてしまった。

 でも、トリニダートが勝ってもおかしくなかった試合だった。テリーの必死のセーブで防いだシュートもあったし。あれが決まっていたら、勝ってたかもしれない。

 イングランドのFWは、オーウェンとクラウチだと「C3POとR2D2」だが、ルーニーとクラウチになると「ガキ大将とそれにひっついているヒョロ長いイジメられっ子」であった。で、ルーニー様がハッタリをカマしている間に、クラウチがジュース買いに行って1点と。

●近所のC3PO君

 朝、駅に向かうとき、いつも10メートル先くらいを歩いているスーツ着た若いサラリーマン君がいるのだが、体つき完璧にC3PO系なのである。で、頭髪も坊主刈。それだけでも「スーツ着たC3PO」にしか見えないのだが、彼はいつもヘッドフォンをしていて、それが、もうC3POの耳の部分以外の何物にも見えない。

 「ああ、今日もC3PO君が前を歩いている」と思いつつ駅に向かっているのだが、ふと「なぜ、いつも少し前を歩いているのだろう?」と思った。

 その疑問は、すぐに解決した。

 「後ろを歩いているときは、見えない」

 でも、目撃する頻度が高いから、出勤時間がかなり被っていることは確かである。
 しかも、実は彼は、うちのアパートから2軒先に住んでいるのであった。朝、アパートを出て、歩き出したら、いきなり前にインターセプトされたので「C3PO君、超ご近所!」と感激した。

●オフサイドを知らなかったあの頃

 私が小学生の頃は、サッカーなんてマイナーなスポーツだったので、まともに試合を観たこともなく、オフサイドなんてルールも知らなかった。

 中学生のとき、体育の授業でサッカーをやった。
 一般的な女子って、スポーツに疎いので、バスケやサッカーをやらせると、とにかくボールに群がっていく。ゴールデン・リトリバーの団体のほうが、まだマシなゲームをするだろう。

 私は、そういう「普通の女子」が球技に挑む姿勢が、小学生のころから嫌いだった。だって、なんかバカみたいなんだもん。もう少し、頭つかって「フォーメーション」とやらを考えればいいのにさ。「普通の男子」はそこそこ散らばってやってるのによ〜。

 その、体育の授業のサッカーも悲惨なものであった。
 みんながボールに向かって走る姿は「魚群」みたいだった。
 アホらしくなった私は、1人で敵陣のゴール前でサボっていた。「私がここにいればさあ、そんな技ないのはわかってるけど、長いボールを入れてくれれば、余裕で得点じゃん?」と、自分の頭の良さに感心していた。

 私が、間違いに気が付いたのは、それから何年も経ってからである。
 先日、えらく早く帰宅したときに、近所の小学校で、幼い子供たちがサッカーをやっていて、みんなでボールを追いかけており、「こいつらが、サッカーの醍醐味に気がつくのはいつなんだろう?」と思ったときに、「オフサイド・トラップ」なんて概念が全く欠如していたあの頃の自分を思い出したのであった。

 そういえば、イングランド戦に話は戻るが、入場のときにベッカムと手を繋いでた子が、見事なベッカム・ヘアで、かわゆかったです。
 あと、ベッカムのマンU時代の盟友で、トリニダートのキャプテンであるヨークが倒れたシーン。
 苦しそうに倒れていたが、パンツの中に手を入れていたので「あ、これはもしや?」と思ったのだが、NHKのアナウンサーや解説の伊原はスルーしていた。さすがNHK。
 でも、周りを囲むトリニダートの選手も、トリニダートのベンチ陣もみんな笑っていたのを私は見逃さなかった。
 サッカーでも「椿事」ってあるんですね(笑)

●呪いの携帯電話

 この話しをやっと書くことができる。

 午前中、私は銀行に行っていた。会社に戻ると、ハイジが「ミヤノさん、携帯が鳴ってましたよ?」と言う。

 「え?私の携帯は鳴ったりしないよ?」

 ハイジが苦笑する。私は常に「ケータイ音痴」をアピールしているけど、それがポーズではなく「本物」であることをハイジはよく知っているのだ。
 「でも、その辺で鳴ってたんだけどなあ?」と言うので、たしかに、たまに携帯会社から「プリペイド期間が切れそうですからチャージしろ」なんてメールが届くので、そういうのかもしれないと思い、携帯を探してみたら「あ、持ち歩いてた」

 銀行に行ったついでに、自分の預金も下ろそうとして、お財布が入っているボーチを持ち歩いており、そこに携帯も入っていたのだ。「やっぱ、あたしのじゃなかったよ?」

 午後になって、私がまた席を外していて、戻ってきたら、ハイジがまた「どこかで携帯が鳴っていた」と言う。

 ハイジでも、マスオさんでもないとなると、誰の携帯?
 その日は、M嬢がお休みだった。
 私とハイジとマスオさんの席は近いけど、M嬢の席は少し離れているのだが「もしかして、Mちゃん、携帯を会社に置き忘れたとか?」とM嬢の机を開けてみるが、携帯は置いてなかった。

 「あ、もしかして・・・・」と私。
 「携帯を返却した人がいるから、それかも」

 4月に大きな人事異動があったのと「経費削減」を謳う総務部長の一声で、携帯からピッチに変更した人が何人かいたのだ。返却された携帯は、M嬢が「壊れたら、こっちに変えてもらおう」と保管していたはず。

 「どっか、この辺の鍵のかかる棚にしまっていたはず」と、あちこち開けてみる。
 無い。

 隣の部署のK嬢が「どしたの?」と言うので、「どっかで携帯が鳴ってるのに、どこにあるのかわからないの〜」と説明。

 「この辺で、音が聴こえてたんだ」とハイジも必死であちこち暴いている。

 「なんか、こーゆーのって、エドガー・アラン・ポーとかの怪奇小説っぽくない?」と私。

 ほんとは、ブラッドベリの小説を思い出していたのだが・・・・
 女の子が「空き地で、女の人の悲鳴が聞こえる。あの人、埋められてるのよ!」と主張しても、誰も真面目に聞いてくれない、っていう短編。

 やっと、M嬢が管理する棚で「休眠中のはずの携帯」を発見した。
 しかし、全部、完璧に死んでいた。

 「やだー、もし、これが鳴っていたとしたら、まさにホラー映画じゃ〜ん」である。

 しかし、そこまで来て、私は突然思い出した。「あ、もしかして、T君の携帯?」
 総務に迷惑をかけまくるT君は、先日「ケータイが死にました」と電話してきたのであった。M嬢にそのことを伝えると「戻ってきた古いのがいっぱいあるから、それに替えよう」と言っていたので、そのときに、M嬢が中古携帯をたくさん抱えていることを知ったのである。

 「そうか、社内便だ!」

 ピシピシピシと推理が進む私の独り言に、助手のハイジは「え?なに?Tがどうしたの?」と戸惑っていたが、私の席の斜め後ろ3メートルのところに社内便の置き場があり、そこを漁ると、「あった!たぶん、これだ!」

 T君宛ての、分厚い封筒が発見された。中を開けると、電源の入った携帯。私はよくわからないので「これでしょ?」とハイジに渡すと「たしかに、着信してます」

 というわけで、やっと「泣き叫ぶ女の人」を救助。よかった、よかった。

 という、別にたいした事件ではありませんが、自分が上手く謎解きできたので、名探偵になったようなカタルシスと「どこかで携帯が泣いているんです」という少年ハイジの言うことを信じて行動した自分がステキでした。(実は「幻聴じゃないの?」と何度も口に出しそうになったのだが、グっと堪えたのだった)

 さて、今日はアルゼンチンだけサラっと観て寝ようっと。
6月15日(木)

 さて、昨日は9時には出社しましたが、もう眠くて眠くて「ああ、今ごろドイツでは夜だ・・・・」と思いながら、なんとか堪えてましたが、夕方になったら、ほんとに朦朧としてきて、「もう16時間くらい起きてるんだから、そりゃそうだ」
 午前1時に起きてるんだから、午後5時は体感的には夜中でした。そんで帰宅、早めに帰宅して7時には家についたんだけど、もう午前様な気分でヘロヘロ。「でも、スペイン戦みたい〜」と思って我慢しようかと思いましたが、そんなことしたら「徹夜明け」みたいなことになってしまうので、2時間ほど昼寝して、なんとかスペインの試合を観ることができました。
 「午前1時に起床して、そのまま朝まで観て、出勤」という作戦は、かなり消耗するので、中3日くらい必要のようですが、でも、昨日はスペイン戦だけで12時には寝たので、ぐっすり眠れて、朝はすっきりだったので、あと1時間ずらして、「朝8時出勤、4時に退社、6時就寝、午前1時起床」っていう作戦はけっこう有効かも。
 あ、でも決勝リーグは午前0時キックオフだ・・・・・午前2時から4時の間に昼寝すれば・・・・(3バックか4バックかで悩む監督よりも切実である)

●スペイン×ウクライナ

 ウクライナはとにかくシェフチェンコが一枚看板だったようですが、実況アナが「シェフチェンコ」を連呼しても、私にはその姿が観えませんでした。いったい、どこにいたのでしょう?透明人間?それとも地雷だったのか?

 解説は反町さんで、彼の解説を聴くのは今大会で二度目だが、どうもクールすぎるというか、ネガティブ目線というか、要するに華がない。ケナすんだったら、もっとボコボコに言ってほしい。
 内容的には、私みたいなシロートにはタメになるようなことを言っているのだが・・・・

 解説といえば、NHKがスタジオ解説者として起用している小島 伸幸は、恐ろしいまでに無難。
 温和なルックス、温和な話し方、と温和すぎで、ハーフタイムに眠くなってしまうのが欠点。

 そういや、NHKのスタジオでは城も出てたな。日本戦だったっけ?
 「城にとやかく言われたくねーよなー」と思った人は多いと思う。

 テレビ東京は、オマールこと、トルシエを呼んでいた。
 通訳挟んでまで、御伺いしたいようなコメントは全く言わなかった。
 ラモスも出ていたけど、フランス大会のときみたいに飛ばしてくれなかった。

 今大会は、解説者も揃って地味である。今のところ。

 えーと、それで、不発だったウクライナですが、ルックス的には、セルビア・モンテネグロよりも、こっちのほうが、ピクシー系でした。
 そういや、私は観てないのですが、チェコに「ルックスはアイドル系」っていうのがいるみたいですね。でも、あだ名が「モーツァルト」って何?
 写真で観るかぎりでは、日本のGK川口を砂糖漬けにしたようなかんじだったが・・・・

 スペインのGKカシージャスは、予想してたよりもゴツくなってなかった。

 さて、エクアドル×コスタリカが始まってしまいましたが、今日観たいのは、やっぱしイングランド。
 クラウチ出るかなあ。
 クラウチがあまりに高いし細いのでびっくりしましたが、2メートルくらいのフォワードって、他にもたくさんいるんですね。

 あんまし詳しくないが、サッカーの有名選手って、あんまし大きくないというか、今大会もどうやら水面下で激しい火花を散らしていたらしい、ペレとマラドーナだって(ペレが主役なのが面白くなくて、マラドーナは開会式をブッチしたとか)、「世界的アスリート」としてかなり小柄。

 今、NHKでやっている井原の解説は、なかなか爽やかに明るく、好感が持てる。
 そういや、どこだったか忘れたが、前園の解説は「ああ、この人、ほんとに生真面目で、融通きかないんだろうなあ」と、現役時代のどこかスコーンと抜けなかったもどかしさを思い出した。

 8年後くらいには、きっと中田がネチネチ呟いていそうな予感。

 さて、ちゃんと試合観るか・・・・
 もう2戦目になったので、ここらあたり1次リーグでは面白いのである。
 3戦目になると「引き分けでいっか」というチームと「ここで負けたら生きて帰れない」というチームの温度差が目だってきて、まあ、あれはあれで面白いのだが。

 つうわけで、相変わらず「自分メモ」なので散漫であるが、自分用記憶媒体なので、これでいいんだけど、これを読んでるサッカーに興味の無い人には「サッカーのことばかり書いててすいませんねえ」と謝ると同時に、サッカーに興味のある人にも「サッカーに関係のないことばかり書いててすんません」ってペコリである。

   
6月13日(火)

 おはよーございます。
 今は日本時間14日午前6時です。
 ドイツ戦観終わって「うーむ、これから1時間だけ寝るか、このまま起きて会社に行くか」で悩んだ結果、起きていることにしたので眠気覚ましに日記書いてみました。

 ええと、昨日と今日の境目も見失っているけど、日本戦はいつやってたんだっけ?
 そうそう、月曜日の夜でした。今は水曜日の朝ですね。

 そんで、日本戦は一応見ていたつもりだったんだけど、気がついたら朝でした。
 「あー寝ちゃったよ。いつ寝たんだ?ハーフタイムまでは記憶があるぞ?」と思ってテレビつけたら、前半は1−0だったのに、結果は1−3になってたので「ありゃりゃ、申し訳ない。私が寝てしまってから大量得点されてしまたのね。敗因は私かも」と一瞬マジに思ったのですが、どうやら同点になったのも後半の終わりのほうだったらしいので、私がハーフタイム直後に(後半始まったのは記憶にあるのだが、オーストラリアの選手交代は記憶にないので、後半5分くらいで沈没していたらしい)意識を失ったこととは無関係だったようです。

 沈没した原因は「日本戦のお供は、やっぱ日本酒かな」とチビチビ飲んでいたことだと思う。
 しかし、おかげでよく眠れてしまったので、いつもより早くにすっきり目が覚めたので、1時間早く出社したのだが、すでに3人も出社していたので、びっくりした。
 どうやら、みんな早く帰ったので、早く起きてしまったらしい。

 「負けちゃいましたね〜」という会話が交わされる中、「すいません、寝ちゃいました〜、負けたの私のせい?えへ?」とか言って失笑を買った。
 昼になったら「日本の得点、審判が誤審を認める」なんてニュースが入って、「やっぱし?」と笑ってしまいましたけど。

 で、いつもより早く出勤したのは、いつもより早く帰ろうとしたからである。
 でも、やっぱし6時過ぎになってしまい「そうだ、私、早く帰って昼寝するんだった!」と大声でアピール。
 ハイジに「今日はなんでしたっけ?」と言われたので「フランス・・・・と、ブラジル」
 「フランス弱いでしょ」と言われたが、「弱そうだから、今日観ないと、もう観られないかもしれないじゃん!」

 あと、どう考えたって、国際的には「日本×オーストラリア」よりも「ブラジル×クロアチア」だろう。
 「日本×オーストラリア」なんて、日本とオーストラリアの人しか見てないよ。あと、クロアチア人で暇な人は気になるから観るだろうけど、ブラジル人は関係者以外観てないと思うな。

   つーわけで、7時くらいに帰宅し、昨日の飲み残しの日本酒をカーっとあおって仮眠。
 ふと、意識が浮上したので「あれ?もうすぐ?」と思って目覚し時計のパコちゃん(電波時計)を確認すると、「1:15」だった。
 げえええ、なんで?12:45にセットしたはずなのに〜〜〜〜〜

 よくよく確認すると、PMになってた。液晶文字のAとPの区別がつき難いので、ときどきやるのだが、また、やっちたよ〜。よかった気が付いて。恐るべし体内時計。

●フランス×スイス

 フランスもスター選手が多いわりに印象が地味だなあ。
 アンリ様もすっかりオジサンになったしなあ。ジダンは昔からオジサンだったので、変わってない。
 そんで、結局、引き分け。
 スイスはいいチームだった。
 スイス×韓国は、なかなか面白そうだ。その試合は地上波でも見られるみたい。

 でも、フランスの試合は、もうBSでしか放送してくれないのだ。悲しい。
 正直言って、もうアンリ様はいいかなって気もしてきたが。

 全試合観てるわけでもないが、今大会は選手の髪型が全般的に地味ではないか?
 それとも前回が派手すぎて、なにか通達が回ったのだろうか?

●ブラジル×クロアチア

 5時間寝たとはいえ、フランス戦が終った午前3時ごろはさすがに眠かったが、部屋の電気つけたまま1時間ほど横になって軽く眠った。

 4時に試合開始。
 クロアチアは、やはり美男度が高い。イタリアといい勝負かも。そういや、ハイライトでしか観てないが、イタリアのトッティ王子も髪型が地味になっていた。あの髪型のほうが顔立ちに合っていると思った。

 クロアチアと言えば、実況アナウンサーが「っちっち」を繰り返すことになる「っち率」が非常に高いチームであるが、今回も「っち」がつかない選手のほうが少ないくらいだ。セルビア・モンテネグロとの違いは「ビッチ度」は低いこと。
 コバッチが二人もいたのだが、そういやERの色男担当コバッチ先生もクロアチア人だったっけ?

 しかし、クロアチアは今回一番の「血縁チーム」なのかもしれないが、二人のコバッチは「コバッチ兄弟」だという。そんで、コバッチのどっちかは「ニコ」って名前なのだが、ニコというファーストネームの選手はもう1人いて、そっちは監督の息子。そんで、レコ兄弟っつうのもいたらしい。
 実況アナウンサーも、ときどき言い間違えていた。
 代表選手に二組兄弟と親子一組っつうのはW杯記録になったりしないのだろうか。

 クロアチアは、あのブラジルをよく封じていたようだ。でも、ブラジルって1次リーグのときは、あんなもんのような気がする。

 前回でも「紅一点」を誇っていたカカであるが、今回も「カカ選手もかっこいいですよね〜」なんて言われていたが、でも、なんか、前回が中学生だったとしたら、今回で高校生になってしまったかのような・・・・食べ盛りです、って感じだ。友達の息子に久しぶりに会うと「まあ、大きくなったわね」と言いたくなるけど、あんなかんじ。

 実はブラジルの「ビジュアル系」を1人で担っているのはキーパー君なのだが・・・・・モジリアニの彫刻のモデルっぽいと思うんだが。

 前回の日本での開催のときもそうだったけど、昼間の試合はそうとう暑いみたいで、フランスなんて完全にバテてましたが、日本もバテバテだったし、もう少し涼しくなってくれたほうが、面白い試合になるんだけどね。じゃないと、後半になるとユルユルになるので、退屈して寝てしまうのだよ。

 さて、今夜はラクだ。10時からのスペイン戦しか地上波で放送しないから。

 さあ、シャワー浴びて、会社に行くべかな。
 夜に余力があったら「呪いの携帯電話事件」のことでも書こう。
6月12日(月)

 今日も、明子ばあさんは、解体業者をじっと見守っていた。
 じろじろ見ていたら、ちょっと目が合ってしまった。
 明日から私がターゲットになったらどうしよう(笑)

●オランダ×セルビア・モンテネグロ

 試合が終わると深夜なので、こうして翌日になって試合の感想を書いているのだが、やっぱそうなると4年前の「W杯テレビ観戦日記」に比べると勢いがなくなると思ったが、それは単に自分に勢いがなくなっただけかもしれない。

 あと、やっぱし、日本開催の前回に比べると、遠い感じは確実にある。
 なにしろ、試合中継は深夜ばかりだし。
 でも、個人的には、こういう遠さのほうが好きなんだけど、てゆーか、遠いはずなのに、目の前で起こっているような錯覚を覚える瞬間が好きなのだが、まだまだ初戦。そんな衛星中継の電波と「数億人のテレビ視聴者が発する電波」がオゾン層を破壊しそうな勢いの試合なんて、大会ごとに一回あるかないかだ。

 さて、いちおう、この日記のために、試合観戦中にメモをとることにしているのだが、別に大したことはメモっていない。
 パラグアイの試合のときには「5」と「キーパー交代 もらい泣き」と書いてあるだけである。
 サンタクルスが美形なのは、事前にわかっていたけど「お、5番もイケてる」とチェックしただけである。

 スウェーデン戦にいたっては、「シンガポール人審判」としか書いていない。
 あんまり大写しにならなったけど、けっこうイケてたような気がする。シンガポールのIT企業やってる華僑の中年ぼっちゃんってかんじだったような・・・・まあ、日本でいえば、ユーセンの社長みたいなかんじ。

 スウェーデン選手に、「私が心に思い描く、これぞ北欧美青年」つーのがいなかったのが不満。まず、剃髪禁止だ。

 さて、オランダ戦のメモといえば、「キーパー & 監督 →横に座ってる人」だけであった。
 ベテランのキーパーが、まあまあのレベルだったくらいで、一番イケてたのは監督だった。有名ストライカーだったらしいが、そんなもん私は知らん。あくまでも見た目だけで判断させていただく。

 監督だけだと、「まあまあかな」で終わりだったけど、横にぴったりと座っていた兄さんはどういう役職だったのかわからないが、二人並べると「アジアのビーチでくつろぐ、オランダ人モーホーカップル」にしか見えなくて、なかなかのものでした。

 セルビアは、ストイコビッチ発祥の地だというのに、ちっとも後継しとらんじゃないか!
 がっかりだよ!(by桜塚やっくん)

 ビッチ度だけは、さすがに高かったが・・・・・

 しかし、中南米の国の名前も難易度高いが(さすがに「コスタリカ」がどこにあるのかはわかってきた)、東欧も、昔の世界地図が塗り替えられてしまったので、どこがどこになったのか、なかなか覚えられないが、セルビア・モンテネグロが「旧ユーゴスラビア」らしいのは、やっとわかったけど「モンテネグロの独立が認められたので、セルビア・モンテネグロとしては最後の大会です」って、まだ解体しとるのか?

 さて、そういうどうでもいいことは、どうでもいいとして、試合内容であるが、初戦だから押さえていたのかもしれないが、かなり優等生的な試合運びだった。オランダがカウンターで得点したけど、あれも、そういうのの練習光景にしか見えなかった。

 地上波でやらなかったので見られなかったアルゼンチン×コートジボワールをハイライトで観たのだが、マラドーナが客席ではしゃいでいたなあ。
 あと、ベッカムのおさらいをしていて、フランス大会で一発レッドカードだったシーンを蒸し返されていたが、あんときのベッカムは確かに輝くように美しかったなあ、と今さらながら思った。23歳だったのか・・・・
 あの系統が「25歳の壁」にぶち当たるのは、英国ポップス好きには浸透している事実であるが、そう考えると27歳だった前回がギリギリのところで踏みとどまっていて、今回の円熟ぶりは、誉めてあげてもいいのではと思った。TBCのエステが効いたのであろうか?

 さて、いよいよ今夜は日本の初戦である。
 ヒディング監督もずいぶん太ったような気がする。
 オランダ名産は、チューリップだけではなく「サッカーの名匠」も含まれるらしい。変な国。

 オーストラリア選手は、事前にチラホラ観る限りでは、「ウィリアム王子をバリバリ体育会系に育てるとああなりそう」という人材が多かったように思う。
 そういえば、スウェーデン選手には、日本人が「これこそ北欧人だ」と思える人が少なかったが、応援スタンドには大勢いたし、国際映像も普段は「各国応援団の美人」とか「顔ペインティングが派手な人」を拾うはずなのに、スウェーデンに関しては「私が心に思い描く北欧の美少年」をよくアップにしていたと思う。
 やっぱし、考えることは同じなのだな、と感慨深い。

 イングランド戦のイングランド・サポーターの顔立ちは、8割がた、やっぱしルーニー顔だった。
 ベッカム顔をしたイギリス人は、あんなとこで貴重な人生を無駄にしないのだろう。少なくとも、日本で英語教師などをして、せっせとコマしているはずだ。(どっちがより棒に振ってるかは、判定微妙だけど)

 うーむ、やはり、第二戦くらいにならないと、キャラが見えてこないなあ。
 でも、1次リーグで地道に予習しておかないと、決勝リーグが楽しめないので、地味な試合でも無理して観ています。「ドイツ×ポーランド」という「戦場のピアニスト」な試合を地上波で見せていただけないのは残念ですが。
 あと、イタリア戦もダメらしい。フランス戦も、明日のスイス戦を逃すと、他の2試合は地上波でやってくれない。NHKもBSで放送するなら、ついでに地上波でもやってくれりゃいいのによ〜
6月11日(日)

 しまった、寝坊した。
 先日、ベルセバのライブに行ったときにT嬢と「フジロックどうする?」という話題になり、帰宅してからチケット発売状況をチェックしてみたら、一般発売初日にすでに土曜日にチケットは完売していた。

 毎年、土曜日が真っ先に売り切れるので(金土とか土日で組み合わせたい人が多いだろうし、土曜日一日だけでもっていう人も多いのはよくわかる)、「早めに・・・」と思っていたのだが、初日に売り切れるとは思っていなかった。
 T嬢は「三日間券で、日曜夜に帰ってもいいや」と言っていたけど、宿もすでにほとんど埋まっているようだったので、「どうする?」とメールを出した。

 そしたら、T嬢は即座に三日券と湯沢駅からは少し離れている(タクシーで5分)という宿を確保したと言うので、じゃあ、私もそれについてくか、と思って三日間通し券を買おうとしたら・・・・・げ、完売?

 というわけで、今日の10時に望みをつないだのである。
 チケットぴあでは、電話予約しても、一週間の期限内にチケットを発券しない場合、それが翌日になってひっそりと流れていることがあるのだ。
 9時半に目覚まし時計かけていたのだが、ふと目が覚めたらまだ8時前で、トイレに行ってからまた寝て、その後も何回か目が覚めたのだが「まだ暗いし、9時にならんのか?」と思っていたのだが、さすがに「あれ?」と思って起きだして時計を確認したら、午後2時でした〜〜〜〜〜〜

 昨日、寝たのが午前3時だったので、たっぷりぐっすり寝てしまったらしい。暗いし涼しかったので、昼だか早朝だか区別つかなかったし。
 それでも、ぴあに電話してみたのだが、やっぱり完売していた。
 もしやと思って、フジロック・ファンサイトの掲示板を見てみたら「さっき、ぴあで買ったよ〜」の書き込みが数件・・・・時間は10時12分とかになっており、やはり、10時から電話すれば、入手できたのかも。泣き。

 まあ、今回、チケット入手でウジウジしていたのは、「一番観たいのは、金曜日のマッドネスで、できたら、土曜日のトラキャンも観たいな〜」という程度だったので、マッドネスはすでに東京公演が決まっていたので「わざわざ、苗場に行くか、それとも東京のでいいのか」で悩んでいたのである。

 でも、こうなったら発想を転換して「一番の目的は温泉。そのついでにマッドネス鑑賞」ということにして、金曜日のチケットだけ確保した。
 土曜日のが手に入るかわからないが、ヤクオフでは3万円くらいの高値がついているようだ。

 ネット・オークションの功罪というのか、チケット余っても気軽に売ることができるようになったのはいいとして、最初から投機目的で買う人が多いのではないかと思う。
 特に真っ先に売り切れる駐車券は、村上ファンドに投資するよりも効率がいい。何倍とかの値段で売り抜けるのだ。

 あと、ムカツくのが「権利の販売」
 「チケットを予約した権利」を売るのである。
 これは、ほんとに「ノーリスク」である。
 要するに、予約番号を売るだけで、自分は一銭も負担しなくて済む。もし、売れなくても、損しないし(予約に要する電話代だけ)、値段がつけば、それが丸まる儲けだ。送料負担すらない。予約番号を購入者にメールすればいいんだから。

 W杯でも問題になっているが、ネット時代の「人気イベントのチケット」は、確実に利益を産むので「本当に行きたい人」にとっては、ムカつくけど、そういうのだけでチマチマ商売している人はけっこういるんだろうなあ。
 そう考えると、昔ながらのダフ屋っていうのは、チケットの現物を持って現地に出向かないといけないので、「とてもアナログなお仕事」として、好感すら抱いてしまう。人件費もかかるし、売れ残りのリスクも抱えているわけだし。

●イングランド×パラグアイ

 今回、イングランドはけっこう有力視されてるらしい。ベッカムも円熟期に入ったようだし。その分、容姿も円熟していたが・・・・

 結局、決勝点となった、最初の得点は、観ているこっちもまだ立ち上がり状態で、気もそぞろだったときに「あれれ?今の入ったの?」というかんじだった。

 でもまあ、私はわりと、イングランドの試合は好きみたい。あの縦にビシバシ切り込むパスを眺めているのが好きだ。でも、後半になると、ダレるんだよなあ。今回もやっぱしそうだった。

 個人的な注目選手は、パラグアイのサンタクルス。お、5番のカセーレスもけっこうイケてるぞ。
 どちらも、南米の貴公子フアネスよりも、美形である。

 でも、残念ながら、パラグアイの美形たちは、あんまり活躍できなかった。テレビでアップになる回数は、ポマードぺったりのメキシコ人審判に負けていた。

 W杯の記録が塗りかえられたらしい。キーパーの交代最速記録だってさ。
 あれは気の毒だった。
 顔を覆いながら、退場していくキーパーの姿に、思わずもらい泣きしてしまいました。第二キーパーも、まさか、こんなタイミングで交代するとは思っていなかったわけで、試合に馴染むまでに時間がかかってしまったようであった。

 イングランドの注目選手は、長身フォワードのクラウチ。
 前大会のアイルランド代表だったクインさんを思い出させる。
 前大会で、負けが見えてきたアイルランドは、ともかくロングボールで長身のクインさんの頭に合わせ続けるという、にわかサッカーファンにまで衝撃を与えるようなワンパターン作戦を敢行したのである。

 友人T嬢は、クインさんを「W杯出場選手版 スター・ウォーズ」でC3PO役に推していたが、今回のイングランド代表クラウチは、ゴールを決めると「ロボットダンス」を披露してくれるらしい。

 クラウチとオーウェンが並ぶ絵は、身長30センチくらい違うから(クラウチ2メートル。オーウェン1.7メートル)今大会の「C3PO&R2D2大賞」の最有力候補だろう。

 そのオーウェンも復帰から日が浅いようで、動きはイマイチだった。
 ルーニーはベンチを暖めていたが、今後、出場するのかな?

 日本人は、ついついイギリスを「ベッカムみたいな顔がたくさんいる国」だと思ってしまいがちで、確かに、あの系統で外貨を稼いでいるのだが、でも、イギリスの底辺を支えているのはルーニーみたいな労働者階級顔であろう。
 私は、イギリスを旅行しているときに、ぜったいにルーニー顔の人には道を尋ねないと思う。

●スウェーデン×トリニダード・トバゴ

 今大会の「え?それって、どこにあるの?」ナンバーワンのトリニダード・トバゴ。
 どこに濁点つければいいのか、わからない。

 国の人口は「川崎市と同じくらい」らしい。

 多くの日本人が、今回のW杯出場がなければ、一生その存在を知ることもなかった小国である。

 なので、もちろん「スウェーデン優勢」だったのだが、いやー、やってくれましたね。
 後半直後に、1人退場になり「あちゃ〜」と思ったが、スウェーデンもお疲れ気味で、攻撃に精彩がなかったんだけど、よく守りきったよなあ。

 でも、この「まさかの引き分け」でトリニダートの方は、かなり消耗してしまったと思うので、次の試合はボコボコにされてしまいそうな気もするが、「初戦の難しさ」というか、面白さを堪能できました。

 これで万が一、トリニダード・トバゴ人とお話しする機会があっても「あんときのスウェーデン戦は、トリニダードが、ぽっかりと先制点あげちゃいそうな気がしましたよ〜」と楽しく会話することができます。
 でも、今までの人生で、スウェーデン人とお話しする機会もなかったくらいなので、トリニダート人と会う可能性は著しく低い。

 さて、今日はこれからオランダとセルビアの試合観るだけだな。メキシコ×イランのために、明日を棒にふるつもりもないし(笑)
 明日もオーストラリア×日本でやめておいて、(アメリカ×チェコは午前1時からだけど、微妙)、明後日の「フランス×スイス」(午前1時〜)「ブラジル×クロアチア」(午前4時〜)に焦点をしぼったほうがいいかな。
6月10日(土)

 やっぱ、午前1時からの試合観るのは平日はきっとキツいな。

●ドイツ×コスタリカ

 始まる前に昼寝しとこうかと思ったけど、せっかくだから開幕セレモニーも観てしまった。
 音のとりかたが「試合中仕様」のままだったので、セレモニーの音声が小さすぎた。
 でも、バイエルン地方伝統のダンスなどは、「エロイカより愛をこめて」愛読者には、「ああ、少佐もこの踊り踊ったわ〜ん」だった。

 人気歌手が登場しても、音声が小さくて、よく聴こえなかったが、でも、イル・ディーボが登場しても、よく聴こえなかったので、ムカムカしないで済んだ。

 開会式のメーンイベントは「レジェンド−伝説の男達」だったらしい。
 でも、ゾロゾロとジジイばっかり出てくるので、誰が誰だかさっぱりわからない。
 プレス資料にも「ペレとマラドーナが登場」くらいしか出回っていなかったらしく、現地実況アナウンサーと解説の金田で必死に同定作業するが、同定できたのはほんのわずかだった。
 こういうときのために、オタクなスタッフ用意しておけよ。軍事おたくみたいに、一目でヘリや戦車の機種を言うようなヤツ、サッカーでもきっといるだろうに。サッカーの名選手だって「爆撃機」とかあだ名ついてるじゃん。

 私がはっきりわかったのは、ドゥンガとリッティくらい。

 つーか、リッティって、やっぱ、あそこで行進してもいいような名選手だったんだよな。
 私はサッカーには疎かったが、弟が「キャプツバ世代」だったので、部屋にリトバルスキーのポスターが貼ってあったりした。
 それを思い出したのは、彼がJリーグ初期に日本に売られてきたからで、「弟の部屋に飾ってあったような名選手がねえ?」と思ったのだが、Jリーグの試合に興味なかった私にとって、リッティは「パッくん」みたいな存在だったというか、それ以上というか、バラエティ番組で、さんまときちんと掛け合いができたので、「本当にW杯の英雄だったのだろうか?」と疑問に思っていたのである。

 ペレは、なぜかクローディア・シファーをエスコートして登場。
 クローディア・シファーの肩書きも「元・スーパーモデル」になっているらしい。とほほ。

 しかし、嬉しそうにゾロゾロと歩いてくる大量の中年や老人を眺めて「ああ、30年後にまた同じような企画があったとして、ここにベッカムが混じっていても(優勝してないので、いまのところ有り得ないが)全然わからないに違いない」と、思った。

 開会宣言はドイツ大統領だか首相だか。
 その脇を嬉々として固めるのは、まだまだ会長を務める気満々のブラッターと今大会委員長のベッケンバウアー。

 選手として優勝し、監督としても優勝経験のあるベッケンバウアーは、自国でW杯を開催させ、これぞ人生のハット・トリックと言うべきか。
 「皇帝」がいまだに「皇帝」なのが、ちょっと気に食わないというか、私がこの人の娘や孫娘だったら、この存在を少しでも中和するために、無理やりグレると思うのだが、残念ながら血縁ではないので、テレビの前で「このジジイ、きっとドMに違いない」とボヤくのが精一杯である。

 そういや、マラドーナはあの行列をブッチしたみたいで、彼は自浄能力に優れすぎである。

 さて、午前1時にやっと試合開始。
 もう、眠くなっていた。

 バラックはやっぱり出なかった。
 カーンも控えキーパーとしてベンチに座っていた。
 カーンは、今回はベンチ入りも出来ないと思っていたのだが、「ベンチの守護神」としての役割を与えられたようである。
 相変わらず、えらくテレビ映えする。
 4年前、私を含む、多くの日本女性をなぜか熱狂させたカーンであるが、やっぱしカーンがいないと、ドイツなんてどうでもいい。後は監督が「不倫してみたいオジサマ」度が高いくらいか。「今日のクリンスマン部長、ステキでした」とかなんとか。

 バラックもカーンも「鬼瓦系」なので、ベンチはかなり絵になっていた。

 なーんて、ボヤいていたら、ドイツが先制点。
 ラームという小柄な選手が、見事なミドルシュートを決めた。

 ドイツといえば、「観ててもあんまし面白くないけど、なぜかなかなか負けない」というチームであるが、あんな美しいシュートをプレッシャーが相当かかっているはずの開幕戦で決めるとは。

 そしたら、すぐ、コスタリカも隙をついて、ひょろろろろーっとゴール。

 おもしろくなってきた。
 しかし、またクローゼがヘディングでこぼれたのを押し込んでしまった。
 クローゼ・・・・・、いい選手なのかもしれないが、なぜか君がシュートを決めると、私は眠たくなってくるのだよ。
 テレビ映えしないんだよなあ。
 なんか、こう、小役人っぽいというか・・・・

 なので、後半の途中で寝てしまったようです。
 
 地上派オンリーの貧乏人なんで(衛星放送を導入するくらいの小金はあるのだが、心が貧乏人なので)、午前4時からの試合が観られません。

 残念なことでありますが、サラリーマンとしては、よかったのかもしれません。

 またバカ・ニュースを収集。
 日本代表サポーターが集結するボンの市長が「日本が勝っても、ドナウ川には飛び込まないように」と勧告したとか。

 細かい心遣いありがとうございます。
 でも、そのニュースのときにボン市内を流れるドナウ川の映像も入ったのですが、一目で「これは道頓堀とは違う」とわかる、立派な河川でございました。
 あの川にダイブするような人はいないとは思いますが、でも、きちんと「不測の事態」を想定しているボン市に「やはりドイツって凄いなあ」と好感を持ちました。

 さて、これから10時からイングランド戦で、チャングム観てから、スウェーデン観ないといけないので、昼寝します。
6月9日(金)

●明子ばあさん?

 よく通る細い道がある。
 見事な月下美人を軒先に置く多肉植物の育成に熱心な家や、猫のスフィンクスや、犬のクロがいる道である。
 車が通り抜けられない魅力的な路地だ。
 人間と自転車は、階段がついた道路を通ることができる。

 その短い通りに面した一軒家が最近、取り壊されようとしていた。
 階段道の上には、解体業者の小さなトラックが停められていて、私が朝、通ったときには、作業員たちが仕事前の一服をしていた。

 その二軒先くらいの、道路に面してない家の狭い入り口に老婆がじっと立っていた。
 道路には出ていなくて、自分の家に繋がる通路から、解体業者たちをじっと見つめているようだった。
 身長140センチくらいの、真っ白な「おばあちゃん」だった。

 ああいう老人はときどき見かける。
 なにもやることがないから、近所をじっと見張っているのだ。
 うちの近所にも1人いて、彼女のおかげでゴミの不法投棄は少ないような気がするけど、おかげで自分もゴミを出すときにとても緊張する。

 解体業者を影からじっと見つめる老婆もきっと、業者が吸殻をポイ捨てしないようにとか、とにかくなにか悪さをするのではないかと見張っているのであろう。

 しかし、今朝もその道を通ったのだが、梅雨入りにふさわしく、冷たい雨が降りしきっているというのに、やはり老婆は同じ場所にいた。

 しっかり、レインコートを被っていた。

 解体業者の皆様もさぞかし仕事しにくかったであろう。

 レインコートで武装して、外を見守る老婆の姿は、かなり怖かった。

●W杯バカニュース

 W杯の楽しみとして「バカ・ニュースが増える」ということがあるのだが、今日は「フランクフルトでチケット800枚が道に落ちてた」というニュースがあったので、さっそく大喜びであった。
 本物か偽造チケットか、まだ判別されてなかったけど、決勝戦のチケットも含まれていたようで「こういうときこそ、末端価格でいくらと表現すべきであろう」と思った。

 「フランクフルトで、W杯のチケット800枚(末端価格5千万円)の落し物?」って書いてあると、バカ度が増して、おもしろいのに。
 グラム単位の末端価格は麻薬よりも高いかもしれないし。

 そういや、フランス代表のシセが骨折で出場が絶望だとか。ちょっと残念。
 フランスを応援しているわけでもないが、前回があまりにもだったので、アンリ様のお姿をほとんど拝めず、「今度こそ」と思っていたので、ぜひ頑張ってほしい。

 バラックも怪我しているみたいだけど、今日は出場するかな?バラックが好きなわけでもないが、数少ない「顔と名前が一致する選手」なので。

 予習として読んでいた「世界の作家23人により ワールドカップ教室」は、ほぼ読み終えた。
 なにせ、白水社の本なので、けっこう格調高いというか、「もっと下世話でもよかったのに」と思ったが、作家によって切り口が違うので「W杯をテーマにした短編集」としては、まあまあの出来。
 でも、熱狂的自国サポーターが書いたものは少なく、「アメリカ生まれでアメリカ育ちだけど、幼いころ自分と母を捨てた男はイラン人」が書く「イラン」であったり、「アメリカ人だけど、妻がイタリア人なので、毎年6月にはイタリアに里帰りし、必然的に4年に一度は妻の実家でW杯観戦」が書く「イタリア」だったり、「アメリカ在住だけど、ポルトガルの離島のサーフスポットに夢中だった、あの頃」が書く「ポルトガル」だったりした。

 編者の前書きもそうだったのだが、どうやらアメリカ人インテリで、ちょっとサッカー好きっていう人種は、自分と立ち位置が近いようで、なんだかホっとする本であった。

 自分も「普段はほとんどサッカーに興味がないくせに、W杯だけは別」なんだけど、「日本代表サポーター」という存在はどうにも不可解だ。
 今日もNHKニュースでやってたけど「日本優勝を信じて、長期滞在を決め込み、ボンで借家を借りました」なんていうのを観ても、その心境がよくわからない。
 まあ、W杯なんて、お祭りだから、日本でも3年に一度とか7年に一度というお祭りというのは、異様な盛り上がりを見せたりするけど、日本代表サポーターも、「御輿かつぎに命を掛けた若い衆」ってことなんだろう。

 世界各国から、長い予選を経て選ばれた32台の御輿がドイツに集結するわけで、祭り好きには堪らないイベントである。子供山車の付き添いでもいいから参加したいだろう。
6月8日(木)

 鈴香ちゃんも村上君も三番手以下に押し下げて、シンドラー躍進。ブッチ切りである。

 最初に「エレベータ事故で高校生死亡」のニュースを知ったときに「あーあ、どこのメーカーだよ」と思った。エレベータについて詳しくないが、大手家電系メーカーの寡占状態のはずだと思っていたのだ。
 そしたら、「シンドラー」という聞いたことない名前だったのである。

 そんで、「シンドラー」といえば、アレしかないので、多くの人の胸の内に「シンドラーのリフト?」という言葉がよぎったであろう。
 「シンドラー」→「シンドラーのリスト」→「そういや、エレベータってリフトって言うじゃん!」

 「シンドラーのリフト」までたどり着いた人は、たぶん、英検3級以上で、映研4級以上くらい。

 しかし、一般的日本人にも馴染みの深いドイツ系の名前であるからして、「えええ?ドイツ製なのに?」と、そっちのほうがショックであった。
 ドイツ製品とは、日本製よりも高価であるが「その価値はある」というのが定説であろう。ベンツに象徴されるように。

 なので、事故があったマンションが「東京都港区」にあったので、てっきり高級マンションで、そういう億ションで採用されるような、高級エレベータなのかと思っていたら、都営アパートだというので、さらにびっくり。 
 その後、「各地で不具合が報告されてます」で挙がってくるのが、大学だったり、役所だったり、公営住宅だったりしたので「なんで、そういうのばっかなの?」

 シロートでもわかる「仮説」が浮上した。「入札が絡んでるな」と。やっぱしそうだったらしい。値段が安いんだと。

 そんで、シンドラー社というのはスイスが本社らしいが、スイスって言うのも高級腕時計でお馴染みなので、都営アパートなんかで使われてるっていうのも・・・

 グローバル経済の功罪というのか(生産拠点は中国との噂だし)、ドイツ系の名前のスイスの会社が、そんな粗悪品を売りつけるとは。
 もちろん、モノはよくてもメンテナンスが、ということもあるだろうけど(エレベータの保守って月に2回くらい来るような気がする)、ベンツのメンテ代が異様に高いのは、「傷ひとつない」を維持するためだったように記憶しているが・・・・(特殊コーティング代とか、えらい掛かった。前の会社で社長の車がベンツだったのだが)

 この事故で、ドイツ車やスイス時計のブランドまで落ちるというものでもないけど、「ドイツのだったら、大丈夫」という「信仰心」には多少のケチがついたであろう。

 スイスから本部のトップが来日するらしいが、そのトップの名前が「ヘス」っていうのも、なんだかなあ。かと言って、このご時世に「ベッケンバウアー」なんて名前のトップに来られても困るけど。

 今後、どう展開するのかわからないけど、今のところ、自分の中の「記号論っぽいもの」が微妙にザワザワしているようです。

 ただでさえ、明日の深夜からいよいよW杯開幕なので、ソワソワしているというのに。(酒を抜いて体調整え中)
6月6日(火)

 オーメンの日。
 こんな日にふさわしく、朝から大量出血だ。

 ところで、オーメン君・・・じゃなくて、ダミアン君は、私と同い年で1966年6月6日生まれ。
 彼のほうが、先に不惑に達しました。
 (でも、女子は何年も前に不惑になると思ってるけどね)

 というわけで、今日は調子がヨロシクないので、メモ的に。(といって、いつもなかなかそういかないのであるが)

●ミソ・ラーメン

 「気」が乱れているときには、辛い味噌ラーメンで気を入れることにしている。
 ネギもゴマもたっぷり入っているし、滋養あふれてそうだし、体が温まるから、少し気分が軽くなる。
 体が温まるどころか、汗だくになるので、しばし気分がすぐれないことを忘れる。
 実は、そこのラーメンは、そんなに美味しいとも思わないのだが、「薬膳」だと思って食べている。
 わりと人気店なのだが、薬だと思って、無理やり完食している自分がちょっと可笑しい。

●ねずみ

 裏路地を歩いていたら、ネズミが伴走してくれた。小さいねずみ。体長5センチくらい。ひょっとしたら、脱走したハムスターだったのかもしれないが、ネズミだと「ぎゃーーーーーーー」で、ハム太郎だと「きゃは?」というのも、よくよく考えたらずいぶん不公平な話しである。

●猫

 最近みかけなかった「スフィンクス」を久々に目撃。
 もちろん私が勝手につけた名前で、いつも、その場所でスフィンクスのように入り口を見張っているのである。
 でも、今日はスフィンクス座りではなく、エジプト猫座りしてたので、同じ猫なのか自信がなかった。
 外のほうが居心地がいい季節になったので、出てきたのだと思うので、またマメにあの場所をチェックしよう。

●犬

 さらに帰路を進んで、遊歩道に出たら、犬をつれた男子2名と女子2名(全員、中1くらい)が立ち話。
 犬は男子が散歩中だったようだが、女子とすれ違い、わりとデカい犬は大喜びで女子に飛びつく。
 そりゃあ、もう、やり放題。
 胸に手をかけるわ、顔は舐めるわ・・・・
 でも、女子は「かっわいい〜〜〜」と喜んでいる。

 男子が大きな声で、「なんだよー、そいつなんて臭いのに、いいんだもんなあ・・・・・オレなんか、ちっとも臭くないのに(同じことをしたら)ダメなんだよな・・・・ちぇっ」と1人でクサっていたのが、出来そこないの青春ドラマの1シーンのようで、ひたすらおかしかった。

 「いいなあ、犬は・・・・」と思ったときが、男の子が「男」になる最初の一歩なのかもしれない。
 かわいいねえ〜(by「いつもここから」)

 さて、まだ余力があるので書いておくが、ネズミで思い出したのだが、私の通う小学校でもときどきネズミが出た。
 あるとき、教室にネズミが舞い込んできて、大騒ぎになったことがある。
 なぜか、その経緯を覚えていないので、私がその場にいなかったとき(掃除当番で他を担当していたとか)だったのかもしれない。

 私が教室に帰ったときには、騒動はすでに終結していたとうか・・・・・凍結していたというか・・・・・こう着状態だった。
 どうして、そうなったのかわからないのだが、ともかく、ネズミは「オルガンの中」に捕獲されたのである。

 あの小学校では、各教室にオルガンが一台置いてあった。
 4年生までは、各クラスで音楽の授業をやっていたし、合唱曲の練習は、クラスでピアノを習っている子が伴奏担当になっていたと記憶している。
 オルガンはとてもシンプルな作りで、足踏みオルガンを電気式にしただけだった。
 キーボードを箱の上に載せただけの作りで、中は空洞だった。・・・・・ということに、その時初めて気がついたのである。

 だって、オルガンが逆さまに置かれていたんだもん。
 で、その底に、ネズミが捕獲されていたのであった。
 いったい、何をどうすると、ああなるのか、今から考えると不思議だ。

 きっと、オルガンの中に逃げ込んだので、慌てたみんなで、「せーの」とひっくり返してしまったのだろう。

 そして、私が現場に到着したときには、教室内は妙な緊張感に包まれ、逆さオルガンをみんなで遠巻きにしていた。
 「えー、ネズミが出たの?あたし、見たことない!どれどれ」
 と、オルガンの中を覗きこむと、別に何も見えない。
 隠れちゃったのかな?と思っていたら、隣にいた誰かが「しっぽだけ見えるでしょ?」

 ネズミだってすっかり怯えて、機械部分に身を押し込めていたのだが、「頭隠して尻隠さず」の方程式に則り、しっぽは丸見えになっていたのである。つーか、そう言われて、そのビローンと伸びている「何か」が、しっぽだとわかったのである。てっきり、オルガンの中の配線だと思ったよ。

 小学校低学年のときのことだし、「子供だから、自分がちっこいから、なんでも大きく見える」の法則だった可能性もあるが、でも、あの尻尾の根元は自分の小指の付け根くらいあった。

 「で、でかい・・・・・」

 たぶん、いわゆる「ドブネズミ」だったのだろう、けっこう大きかったらしい。
 あれが、教室に走りこんできたら、そりゃ大騒ぎになっただろう。

 そんで、たぶん、あのネズミがそのまま放置されていたのは、担任が救助を求めに職員室に走ったからで、結局、生徒がいると処分できないということになったのか、もう放課後だったから「みんな、早く帰るように」と言われて、みんなで「あのネズミはどう処分されるのか?」ということで話題もちきりのまま下校したのだと思う。

 そんなわけで、今でもネズミを目撃するたびに、自動的に「逆さまオルガン」の映像がフラッシュバックするのであった。
6月5日(月)

 週末、ほとんどテレビを観ていなかったので、今朝のワイドショーが秋田の幼児殺人事件と村上ファンドで大盛り上がりしていたので「ほえ〜」と思った。

 村上ファンドについては、これと言った感想はないのだが、欽ちゃんを起用した某保険会社のCMを観るたびに、村上氏との類似に思いを馳せてしまうので(村上氏を観ると、欽ちゃん以外の何者にも見えないのだが、欽ちゃんを観ると欽ちゃん以外の何者にも見えないなあ、とか)、そっちの関係者が今現在どう思っているかのほうが気になる。

 秋田の方に関していえば、事実は小説よりも奇なり、とは言うが、この結末については「最初にみんなが思ったこと」の通りになってしまい、(実際、当初から警察にもマークされていたようで、週刊誌では騒いでいたようだが、興味なかったので知らなかった。ワイドショーでの執拗な露出にその気配を感じてはいたけど)、凡庸な小説のよう、というよりは、小説になっていない。

 あの事件で、印象に残るのは、登場人物達が住む「団地」である。
 普通の人が思い描く団地と違って、平屋の一軒家が20軒くらい並んでいるので、最初は「なんで?」と思ったが、その付近では「団地」と呼ばれているらしい。

 でも、家のデザインはけっこうおシャレだし(よく見ると、安っぽいのだが)、広々と建っているように見えるし(都会からすれば)、なにしろ平屋だし、欧米の郊外っぽい感じがする。もしくは、そういうのをお手本にしていたはずの昭和30年代くらいの東京郊外の分譲地。
 ああいう団地が、あの辺りでは一般的なのか、それとも、あそこだけの独自企画なのか、ちょっと気になっていた。

 そういや、今はほとんど姿を消したはずだが、実家のある国分寺の近辺には、一戸建てで賃貸の都営住宅があったな。あの近辺の竪穴住居跡の遺跡を両親に連れられて見学したときに、母が「こっちのも、もはや遺跡よ」と案内されたのだった。10年くらい前のことである。

 なんか、あそこも不思議な空間だったな。都も、そんな準一等地(駅から遠いとはいえ、中央線から徒歩圏内)に一戸建て賃貸じゃあ、もったいないから、「本当の団地」への転居を促していたようだが、居住者は当然のことながら何十年も住み着いた高齢者が多かったので、なかなか立ち退きが進まなかったらしい。そのときも、立ち退いた家屋はどんどん取り壊されていて、でも、残った頑固者はそういう空き地に畑や花壇を作ってしまうものだから、広々とした緑溢れる敷地に超ボロ家(トイレからは当然のことながら、カラカラが出っ張っている)が点在しているという、荒んでいるのか、牧歌的なのか、判断が難しい場所になっていた。

 ネットで検索してみたら、あったあった、こういうやつ
 そういや、ヤギが飼われていたっけ・・・・・「なぜに、ヤギ?」とびっくりしたような記憶がある。

 東京都下には、まだ、ああいう秘境がけっこう残されているのかもしれない。

●そろそろ予習開始

 自分の中ではちっとも盛り上がらないW杯であるが、でも、予習くらいしておこうと、「世界の作家32人による ワールドカップ教室」という本を買ってみた。
 まだ前説しか読んでいないのだが、私とそう年齢が離れていない、アメリカ人サッカー・ファン2名が編集しているらしく、彼らの前説がなかなかよかった。
 アメリカ人サッカー・ファンも、自国チームに全然興味ないのね(笑)。

 自国が出場しているのに、他の国のチームも応援しているのは(さすがに対戦国を応援する人は少ないだろうが)日本人だけかと思ったのだが、アメリカにもそういう人がいることを知り、アメリカ人に対する好感度が上がった。
 私も、別に日本チームに全く興味がないわけでもないし、試合が始まれば、けっこう応援しつつ観ているのだが、でも、「W杯を純粋に楽しむためには、日本チームがちょっと邪魔」だと思っているのである。

 そういえば、前回の大会では、事前に毒を吐きまくった蓮實御大は、今回はどうしてるのだろう?
 「ユリイカ」は、今回はサッカー特集組んでないみたいだし・・・・

 また、蓮實センセーのサッカー漫談読みたいなあ。
 つーか、テレビ局も、邪魔くさいタレント揃えないで(あれがあるから、日本戦がますます嫌いになってしまう)、蓮實センセーを解説に呼べばいいのに。

 その昔、テレビのステレオ放送が始まったころ、丁度その頃、テレビを買い換えた我が家では、必然的にステレオ放送が受信でき、あるとき、プロ野球にチャンネルを合わせたら、オジサンたちがずっと選手の悪口を言っているので「なんだこりゃ?」と思ったのだが、それは副音声の解説だった。
 音声の選択が、前のままだったので、偶然そうなっていたのだが、確か、金田とあと二人くらい、それクラスの大御所がダラダラと酒場談義のように喋っていたのだ。「この選手は、結婚してからダメになったなあ」とか、そんな話ばっかりしていた。

 今は副音声が受信できないテレビを使用しているので、スポーツ中継で副音声が利用されてるのかどうかわからないが(昔は、解説抜きの音声が選択できたりした)、副音声で、蓮實×渡部対談でボヤきっぱなしというのもちょっと観てみたい。
6月4日(日)

 6月2日は「オバチャン記念日」となったが、昨日の6月3日は「ベルアンドセバスチャン」を観に行きました。
 偶然、韻を踏んだので、書いてみただけです。
 いや、何事も偶然ではないのかもしれない・・・・
 それは、これから「アグネスチャンを目撃」とか「レスリーチャンが憑依」などが起こったら、シンクロニシティーについて深く考察してみようと思います。

 さて、友人にゃおちゃんから「ベルセバ来るけど行かない?」とメールがあって、「場所どこ?」と確認すると「品川」
 品川?飛天の間でディナーショーか?
 と思いましたが、「ステラ・ボール」というホールが出来ていたようで(品川近辺も雨後のタケノコのように、いろいろニョキニョキ生えているので、オバサンにはついていけません)、ネットで確認すると、それは水族館の中にあるとか・・・・

 さて、昨日は出勤だったので、神奈川から京浜東北線で品川入り。
 横浜から品川までの東海道線沿線を利用すると、いつも激しい違和感があるのだが、やっとその理由がわかった。
 どうやら、線路がいっぱい並んでいるのが気に入らないのである。
 それは、中央線だってそうなのだが、中央線のほうがホームと街が近くないか?

 京成線というショボい私鉄沿線育ちだったので(田園風景の中を突っ走るスカイライナーは、まるで巨大な毛虫のようだと、高校の屋上から眺めながら思っていた)、あの広大な線路の流れの中に、ポツネンとホームがあるのが、どうも落ち着かないらしい。
 電車が走っている最中も、電車で移動というよりは、それなりの河川(多摩川くらいの)をボートで川降りしているような心細い気分になる。

 バラナシでオートリクシャマンをやっていた人が、出稼ぎでピョンヤンでタクシー運転手始めたら、あんな気分になるのかもしれない。

 さて、品川駅到着。ここも、リニューアルしてから何度が足を運んでいるが、その巨大さになかなか慣れない。
 たぶん、あの駅をそのまま中国に置いたら、普通以下なんだろうけど。

 そんな気分で、品川プリンスの敷地に入り、「エプソン・アクアスタジアム」の標識を頼りに奥へと進むと、イルミネーションで飾られた通りが現れた。
 うーむ。
 ライブハウスといえば、雑然とした繁華街の中のビルにあったりするので、こう整然と「うぇるかむ」されると、「本当にここでいいのか?」と戸惑う。

 水族館の入り口の横が、ライブ会場の入り口であった。
 それらしき人の流れ(外人客多し)についていくと、目の前に華麗なメリーゴーランドがクルクル。
 けっこう回転速度が速いような気がする。私はたぶん、苦手だな、あれ。

 メリーゴーランドの輝きと回転に、精神的に軽いひきつけを起こしたが、気を取り直して前に進むと、今度はシネコンの入り口だった。
 なんか、夢を見ているといか、軽く悪夢っぽい。
 ベルセバのライブに行こうとしているのに、メリーゴーランドにぶち当たり、なぜかその後、ダヴィンチ・コード観てました、みたいな。

 やっとステラ・ボールに到着。
 高級感溢れるシックなコインロッカーがお出迎えしてくれた。
 なんだか、久々に見る「バブリー」である。
 トイレがまた、すごかった。
 まず、数が多い。普通、こういう会場では、多少は並ぶものだが、ここのは、あまりにも数が充実しすぎていて、手前の半分くらいしか使用されてなかった。
 しかも、デザイナーズ・トイレ(笑)
 流しもオシャレで、もちろんエア・タオルもたくさん設置してある。

 フロアは天井が高く(二階席もある)、横長に広いので、調整卓が張り出しているところは、混んでいたけど、その奥に進むとかなり空いていた。
 キャパが1800人くらいだそうだが、2000は軽く入れられるであろう。
 床もしっかりした木製である。

 今のところ、あまりライブスケジュールは入っていないが、ここはいったい、どういうコンセプトで作られたのであろうか?
 私の仮説は「団塊世代を見込んだ、社交ダンス用のホールなのでは?」
 宿泊施設やレストランも潤いそうである。
 でも、天井にはシャンデリアなどかかってないし、照明機材ムキ出しの普通のライブハウスだった。

 にゃおちゃん曰く「プリンスも経営傾いても高級志向を変更できなかったのでは?」
 たしかに、あの敷地にあるんだから、プレハブに毛の生えたようなのは置きたくない気持はわかるが、スタンディングのホールで、微妙に高級感溢れているというのも無駄なことのような気がしてならない。

 あ、でもスケジュール確認してみたら、韓国歌手のライブが入っていた。
 それなら、わかる。プリンスに宿泊してくれそうだし、帰りには、食事してくれるかもしれない。

 もしかしたら、今回のベルセバ公演は「客層の確認と、周辺施設への販売効果の分析」が目的だったのかもしれない。洋楽ポップス系としては客層が大人しく、どっちかというと「おされ系」なので。

 さて、ベルセバのライブは、期待通りにまったりとよろしかったでございます。
 あのホールは、音質はけっこう良いようだ。もっとも、ベルセバは大音量バンドではないのですが・・・・なにせ、グラスゴーの至宝なもんで(笑)
 しかし、キャパ1800人のホールで2日間がソールドアウトだから、けっこう人気あるね。

 なにしろ、わたくしはオバサンなので、「イマドキの若いもんなんてよー、どーせ、歌姫かラップしか聴かねーんだろ」と思い込んでしまいますが、ベルセバみたいな、非常にジャンル分けしづらいものに、これだけ客が集まるというのも嬉しいやら、ちょっと寂しいやら。

 そういえば、にゃおちゃんと帰りに飲んでいて、フェス話に花が咲いたのだが、彼女の会社の後輩の若い女の子が、なんか他のアーチスト目当てで、某フェスで初めて「レッチリ」を観たらしく、「あのボーカルの人って、なんであんなに歌が下手なんですか?」と素朴な疑問を述べたらしい。
 周囲の先輩方は、「いやー、あれはあれでいいのだ」と必死に説明したらしいが、先輩方としては「今の若い子は、なんでそんなに歌唱力が大事なの?」とそっちのほうが不思議だったらしいけど、私もそう思う。

 私の世代では、「バツグンの歌唱力」っていうのは、ダサかったのだ。
 つーか、歌唱力をアピールするということは、「他にこれと言ってアピールすることがない」という意味に近かった。

 さて、ライブが終わり、私らは「早くプリンスの敷地から抜けよう」と、さっさと外に出て、「普通の居酒屋がいいよ〜」と、ほんとに普通の居酒屋に入った。
 土曜日だというのに、仕事帰りのサラリーマンぽい人などで満席に近かった。ホテル勤務の人たちの会社帰りのオアシスなのか?たしかに「高級感あふれる上品な職場」で仕事していると、モツ煮込が人気ナンバーワンの店で心を浄化したくなるかも。

 にゃおちゃんと、みゃーのちゃんの話題を言えば「フジロックどうする?」
 私らが、一番見たいのは「マッドネス」と「トラキャン」だったりする。あと、「ロックンロール・ジプシーズ」(苦笑)

 あと、「サマソニどうよ」などと話していたら、にゃおちゃんが「実は、やっぱしドイツ行くんだよね〜」

 スペイン戦チケットをゲットしたらしい。「もしかしたら、ポルトガルのも取れちゃうかも」

 前回もアイルランド・サポーター券で、行っていたけど、韓国に行くのは「1泊二日」で済むし、結局、3試合観たけど、会社はそんなに休まなくても済んだようだが(新横浜での試合には、仕事後に新幹線でかけつけたりしてたようだし)、ドイツともなると、やっぱり一週間以上休むことになってしまったそうで、けっこう大変だろうけど、「でも、元気なうちに行けるW杯もこれで最後かな・・・と」

 たしかに、次回の南アフリカは、ちょっと厳しいだろう。
 でも、なんとなく、4年後に「これが最後だと思って・・・」と言っていそうな気がしなくもない。

●納得できないCM

 BMWのCM。
 カラスが道に置いた木の実を抜群のステアリングだかなんだかで、ひょいと優雅に避けて走り去るBMW。

 「クルミくらい挽いてやれよ」と思う。
 つーか、クルミを踏むと、なんか走行上不都合なことがあるのか?
 だとしたら、私は免許も車も持ってないから、おたくの客では全然ないんだが、でも、このあたしだって、ひょっとしたら、高級車の購買に関わることだってあるかもしれないので、セレブな彼氏(笑)が「今度、車買い換えるんだよね〜、やっぱBMかな?」と言い出したら、「でも、あの車、クルミごときで足とられるらしいから、なんかイヤ」と言うかもしれないぞ。

 なんだかんだ言っても「カラスに意地悪している」というのが気に入らないらしい。

●大変、納得できたCM

 相変わらず、キモい朝日新聞のCMが大量に流れているが(「キモい」は朝日新聞にかかっているわけではない。私は子供のころに洗脳されているので、朝日新聞はけっこう好きなのである)、その隙間にヒョコっと日経新聞のCMが流れた。

 サッカーの戦略と経済の戦略は似ているというイメージを流した後に「スポーツも日経視点で」とか訴えていた。

 うん。わかるよ。W杯が盛り上がったら、みんな日経よりもスポーツ新聞買うよな。
 でも、サッカーはけっこうインテリジェントなスポーツなんだよ。だから、オレ様のスポーツ解説だって、それなりのもんなんだぜ、だって、みんなオレ様を頭いいと思ってるじゃん、だったらバカ・スポーツ新聞より、オレ様のサッカー解説のほうを読めよ、って言いたいんだよね。気持はすごくよくわかる。

 でも、その昔の「冬にはホットカルピス」や「鍋にはビール」みたいな、パラダイムシフトを演出したCMに比べるとちょっと弱いけど、その弱さというか「みなさん、就職活動のときには、付け刃で日経読むでしょ?内定もらったからって、見捨てないでください。日経新聞こそ、できるビジネスマンの共通語なんです。だから、サッカーも野球も日経視点で語れてこそ、立派なサラリーマンになれるのです」と、偉そうだけど、泣き入ってるかんじが好感が持てる。

 日経新聞の広告は、その昔は野々村真のやつがよかったけど、(クイズ番組でいつもバカにされているので、「よーし日経読んでリベンジ」という風情)、どうせ「スポーツも日経新聞」と謳うんなら、松木安太郎あたりを起用して、「日経読んでから、テレビでサッカー解説してます」とかやったほうが面白かったんだけどなあ。それじゃ、売上落ちるか(笑)

 
6月2日(金)

 朝の電車内での、ショッキングな出来事。

 私の隣の、端の席が空いたと同時に、親子連れが乗り込んできた。
 小さなアニキは、さらに小さな妹を抱えてその席に「よいしょ」と座った。
 でも、ずっと妹を抱っこしてるわけにもいかないだろうから、と私の反対側に少し隙間があったので、ちょっとつめてあげた。子供だったら充分座れるだけの幅ができた。
 前に立っていたお母さんが、「ほら、じゃあ、横に座りなさい」と私に礼も言わずに子供に指示したのはいいとして、「○夫は、こっちに座って、○子を端にするの」と言うときに、「ほら、だから○夫は、こっちのオバチャンのほうに座るの」と言ったのだ。

 がーん、がーん、がーん、オバチャンって言ったなああああああああ

 しかも、20代前半の若いママに言われるのならまだしも、そのお母さんは、私とそんなに年が変わらなそうに見えた。同年代に「オバチャン」と言われると、ふかーく傷つくんですけど・・・・
 だいたい、他人に堂々とオバチャン呼ばわりされたのも初めてのような気がする。

 そりゃ、この間のBBQ大会で、上司の息子に「おばさん、おばさん、クソババア」と連呼されたが、あれは、いつも私が彼をイジめるから、わざと言っていたのである。その度に私が逆上したフリをして、「おばさんって言うなあ〜〜〜〜」首を締めて楽しく遊んでました。

 というわけで、「6月2日は、オバチャン記念日」に決定しました。

 そういえば、電車内の出来事と言えば、昨日の帰りの電車で微妙にヤな感じのことがあった。
 席が8割くらい埋まっていたのだが、私は連結部に近い一番奥の席に座っていた。
 そしたら、途中で、私の前に立つ男性がいた。
 それは別に不審なことでもないので、気にしてなかったのだが、さらに次の駅で、私の横の2席も空いたのだが、彼はそのまま立っていた。
 そうなると、ちょっと不自然な気がしたが、「でも、すぐに降りるのかもしれない」と思っていたんだけど、ちっとも降りる気配がない。
 お向かいの席も全部空いていて、電車のその部分は私しか座ってなくて、目の前に彼が立っているというのは、外から眺めても不審であろう。

 しかも、彼は手ぶらではなく、大きめのカバンを脇に抱えていた。
 私が、あと15歳くらい若ければ「もしかして、盗撮?」と疑っただろう。

 しかし、ミニスカ履いてるわけでもなく、胸元が強調された服を着ているわけでもなく、そもそも、地味でカジュアルな服装をした「おばさん」を盗撮するわけもなく、「でも、なんで、こんなに空いてるのに、私の前を動かないの〜〜〜?キモい〜〜〜〜」と思ったので、勇気を出して、見上げてみました。もしかしたら、ケータイとか本に夢中になってるかもしれないと思って。

 そしたら、バッチリと目が合ってしまったのでありました。
 わーん。
 よっぽど席を移動しようかと思いましたが、でも、別に変なことされてるわけでもないので、勇気が出なくて、降りるまで我慢しましたけど、別に悪意があったわけではないかもしれないけど、ああいう鈍感さって困りますよね。

 逆に今日の帰りの電車で「あ、これはスマート」と思ったのは、私がドアにダイブしたら(まだ、大丈夫かと思っていたら、思ったよりも早く閉まったのでアセった)、さりげなくドアに手を添えてくれた男性がいました。
 ちょっと、うれしかったです。

 今日の夕方、部長が「〜〜〜〜〜〜〜」と宇宙語で、なにやらわめいていました。最初、聞き取れなかったのですが、「わー、虫がわいた」と言っているようで、自分のゴミ箱を給湯室に運んで行ったので、給湯室を覗き込んで「どうしました?」と言ったら、「このゴミ箱は、このまま捨ててくれ」と叫んでいます。

 中味はすでに、給湯室の大きなゴミ箱に放ったらしく、でも、空のはずの部長のゴミ箱の底には、こびりついた腐敗物らしきものが・・・・
 そういや、汚いなあ、とは思っていたんだけど、たぶん、カップラーメンなどを食べたときに、そのゴミ箱に捨てたので、食べ残しがこびりついていたようだけど、乾燥しきってたから問題ないと思ってたんだ、実は。

 しょうがないから、殺虫剤で消毒しておきました。
 現場見てないから、本当に「わいた」のかわからないけど、窓を開けていたから、外から来たんじゃないかなあ?
 でも、私も「その道」に関しては、不本意ながら経験豊富であるので、あのくらいの「生ゴミ」でも、小さなハエはすぐに発生しますからねえ。

 で、「虫を発生させてしまった」ことに動転した部長は、「このゴミ箱はもうダメだ」と言いますが「でも、よく三角コーナーの生ゴミにたかる、あの小さなショウジョウバエみたいなやつでしょ?」と聞くと「そうだ、あれだ」

 それくらいで、ゴミ箱ごと捨てたら、流行りの「モッタイナイ」に抵触するではないですか。
 しょーがないから、ゴミ箱に塩素系漂白剤を流し込んで、しばらく放置してから、水で洗い流すと、ヘドロ状のものが大量に流れ出てきた。
 でも、それをきちんと洗い流したら、ピカピカになったので、部長は接待ですでに退社していたけど、部長の席の横に戻しておきました。

 なんか、また、お母さんぽいことをやってしまったような気がする。
 10歳下の息子を二人抱えてしまい、「お母さんな自分」になっていることに自分で気が付くとき、部長もやはり気が付いていて、よく笑われていたのだが、ついに部長のお母さんまで演じることになったか・・・・

 部長は45歳なので、どっちかというと私が演ずるべきなのは「妻の役」だと思うのだが、妻役の場合、こういうときにはどうすればよかったのだろう?妻にもよるけど、「ええ?虫がわいたの?いやー、そんなのゴミ箱ごと捨ててちょうだい!」っていうのが妻っぽいのか?
 実際、部長が「虫が〜〜〜」と騒いでるときに「どしたの?」と通りががかったK嬢は「虫?やだ〜〜〜」と逃げていったし。

 「虫?はあ?そんなの洗えば大丈夫だって」と言って、新しいのを買ってあげなかった私の行動は、かなりお母さん度が高い。
 30歳男子2名のお母さん役をやっているのもかなり不本意だというのに、45歳男子のお母さんまでやってる自分って・・・・・・精神年齢は何歳なのだろうか?(70歳くらいなのかも)
6月1日(木)

 朝日新聞のCMが、また変なかんじ。
 前のは「ジャーナリスト宣言」というトホホなコピーであったが、今度のは「言葉は○○」を羅列していて、なんか似たようなのあったよな。オノ・ヨーコが「フォート いず ラーヴ」とか挙げていくやつ。

 しかし、この間、親会社のロビーで人を待っているときに、そこに、朝日新聞のと似たコピーを発見してしまったのである。
 よその広告にケチつけてるバヤイではないらしい。自分の飯のタネがこのありさま。給料を月5000円くらい返還してもいいから、あれはやめてくれんかのお。

 さて、リニューアルした、うちの会社のロビーであるが、新たにテーブルや椅子が増設され、「なるべく、ここで接客するように」ということになった。
 しばらくして、なぜか花が生けられていた。
 その奥に、Kさんが仕切る「新会社」があるので、Kさんの仕業であろう。
 彼女が、その事務所を準備するのに、真っ先にやったのが「生け花」であった。

 まあ、中で何やろうと勝手だが、ロビーはオタクの領土じゃないだけどな・・・と思ったのだが、そこのほうが新しくて綺麗なので、そこの上司もロビーで接客していた。
 そしたら、今日になって、花が増えていた。机は3つあり、昨日までは奥に一番近いところだけに花瓶が置いてあったのだが、今日は真中の机にまで進出。

 世界征服って、こういうマインドの人が成し遂げるのかもしれないなあ、と、ふと思った。

 まあ、「いいこと探し」が得意な私としては、「Kさんが見張っているから、椅子が乱れっぱなしということもないだろう」と思って心を浄化。

 この間まで「ファミポテの買い食い」にハマっていたのだが、今週になって、近所のパン屋のクロワッサンの買い食いに激しく没頭している。
 クロワッサンが大好きなのだが、そこのはかなり美味いと思う。三茶にお住まいの方がいらしたら、茶沢通りの元リトル・マーメイドだった場所にできた「ボヌール」って店です。

 ここのクロワッサンがも〜、サックサクで、バターの甘味と酸味がたまらん。
 今日も2個食った。1個150円くらいするのだが、毎日これだけでもいいかもしれない。

 なんか、ここ数日疲れ気味で、寝しなとか、歩いてるときに「ああ、素晴らしいことが頭に浮かんだ」と思う瞬間もあるのだが、そういうのをすぐに忘れてしまい、日記に書き残そうとしても、残っているのは「つまらん自分」だけである。
 別にそれで気落ちしているわけでもないのだが、ふと浮かんだ「お、これは」って言うのをきれいさっぱり忘れてしまうと、なんかものすごく素晴らしいことを思いついたような気がしてしまい、「私ってすごいのよ」って変に勘違いしそうだから、ちゃんとしっかり覚えておいて「やっぱし、大したことないな」と真っ当に自己完結したいものである。

 そういえば、この間、衝撃的なことがあった。

 田崎せんせいの「日々雑感」を読んでいたら、高ニの息子さんが試験直前に「有機化合物の命名法がまったくわからない。教えろ」と言ってきたという

 「え?有機化合物って何?」と思った、ミヤノさん40歳目前であった。

 そんで、調べてみたら、DHAの略称でお馴染みのドコサヘキサエン酸などのことらしい。

 ヘンチクリンな名前だと、ずっと思っていたが、ドコサやヘキサって数を表していたのか?

 知らなかった〜〜〜〜〜〜

 でも、ええ?高ニの中間テスト?
 そんなのやったっけ?

 絶対にやってないと信じたい。
 だって、いかにも私が好きそうなシロモノじゃん?

 私、ペンタが「5」っていうのも、就職してから知ったんだよね。
 昔の日記のどこかに書いたはず。「ペッタンコ事件」
 業者のオジサンが「・・・ペンタ」という会社に出向になって「その社名って?」と聞いたら、「ほら、ぺったんこってあるじゃん」と言うので、みんなで顔を見合わせたのだが、勘のいい人が「ひょっとして、ペンタゴンって言いたいの?」と気が付いたのである。

 それまでは、ペンタゴンというのは、なんとなく「カネゴン」の親戚みたいだと思っていたらしい。

 それはいいとしても「ドコサ イコサ ドコカ オクタコンタ」なものに、20年前の自分が全く無反応だったわけがない。
 それに、私は物理はからっきしだったが、バケ学はわりと得意だったのよ。
 先生が板書した化学式の間違いを指摘したりしてたもん。
 数学でも、二次方程式までは好きだったので、化学式は大丈夫だったのだ。「センセー、それだと、右辺は2Naのはずです〜」なんて言っていたのだ。

 うーん、やっぱし教科書が変わったのかな。
 私のときには、教科書の変換期で、「数学U・V」などがなくなったりしていたが、理科もけっこう変わっていたけど、あの後、また大きく変更したのかな。

 しかし、なんとなく悔しい。私は「クイズ ヘキサゴン」もわからなかったんだもん。
 でも、「カノッサの屈辱」が、わかってない人も大勢いたから、私も単に「教わったはずなのに、覚えていないだけ」かもしれないし、もしかしたら、高校の化学教師(ヒョーロク。ロシア人ではなく、そういうあだ名だった。本名忘れましたっ)の怠慢かもしれないけど、でも、わりかし教科書はきちんと目を通したほうなんだけどなあ。少なくとも、そんなのテストには出てこなかったと思うが・・・・

 しかし、とても気になるので、1966年近辺の生まれで、80年代に公立高校に通ったが「有機化合物の命名法?そんなの、教科書にしっかり書いてあったよ。中間・期末試験に出たよ。」という方がいらっしゃいましたら「♪おしーえて、おじぃ〜さん」  
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