可燃物な日々

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12月29日(水)

 前に「エンタの神様」で長井秀和が、「新橋あたりのオヤジ・サラリーマンが首からぶら下げてるiPodは、忘年会の景品だ。間違いない」なんて言ってましたが、それを苦笑しながらも「あたしも、iPodを首からぶら下げるには、忘年会しかないのだ」と観念しておりましたが・・・・・全然当たらなかった。

 DVDプレーヤーとか、PSPも狙っていたのだが、全然ダメでした。

 欲しけりゃ、買えよ。と自分に突っ込みを入れてますが、そこで一句。

 それっくらいの 金はあるなり 法隆寺

 「それっくらいの」のところは「これっくらいの お弁当箱に♪」の節で詠んでください。

 忘年会終ったら、とっとと帰りました。とっとこハム太郎。
 だって、やっぱり今日は出勤しようと思ったんだもん。

 でも、朝起きたら「やっぱ寝てたい」と思ったのですが、「今日のワンコ・グランプリ」を観て、なんとかテンションあげました。

 昨日の28日が御用納めで、電車でもサラリーマンなんて見かけなかったんですが、なにせ、うちの親会社は「定休日は元旦のみ」っていうサービス業なので、今日もけっこう「年末のご挨拶」に来る客がちらほら。社長はいないってば!

 けっこう電話も多かったし、なんか、「わりと暇な平日」と同じくらいだった。

 あたし、休日出勤したつもりだったのに・・・なんで、来客にお茶とか出さないといけないのか、悲しくなってきたが、でも、12月に入ってから、ちっとも自分の仕事ができなかったので、今日は5日分くらい仕事できた。捗る捗る。

 「おおおー、やっぱ自分の仕事に専念すれば、このくらい進むんだ。できるじゃん」
 と感動した。
 これで、明日も出勤すれば、かなり追いつくかもしれないが、でも、そうなると休みが減るだけだし・・・・

 どっちにしろ、来年も忙しいので、「もう、いいや」と思って、明日は休むことにしました。

 もっと、平日休んで、休日に出勤すれば、なんとかなりそうだけど、そうもいかないのが辛いなあ。

 ふと、そろばんを弾いてみた。
 今年の年収を勤務時間で割ってみたのである。

 時給2100円ちょっとだった。
 お昼休みは一応、差し引いてみたのだが、お昼休み時間もけっこう仕事していたりする・・・・

 手取りで考えれば、事務職派遣社員よりはいいけど、派遣会社に支払っている単価を考えると微妙だなあ。
 それに、時間外割増は計算してないし。(てゆーか、そんなもん無いのです)

 自分で派遣会社作って、自分を派遣しようか(笑)

12月27日(火)

 被害者が多数出ている手前、あまり大きな声で言えませんが、脱線事故のニュース映像を観るたびに「さぶい〜〜〜」と体感温度が下がってしまいます。吹雪を全く体験したことのない暴走育ち・・・・ちがう・・・・房総育ちなのでした。

 中学校のとき、先生はよくこう言ってました。「千葉は気温が温いので、偉い人が出てこない。だから、総理大臣になった人もいない」

 ほんとは、ちょこっとだけ総理になった人がいたみたいですが、任期も短く「つなぎ」扱いだったらしいし、それに千葉といっても、流山のほうで、房総半島ではない。
 それでも、はやり冬は寒いのですが、でも、ああいう「本場」の映像を見せられると、「ああ、わたしって、ユルいところで育ったんだなあ」と思います。

 でも、寒いところって、屋内はガンガン暖房かかっていたりするんですよね。うちの母もよく「スキーに行くと、しもやけが治る」と言ってました。そんで、千葉に戻ってくると、またしもやけになってしまったらしい。

 その昔、父の同僚がNY勤務から戻ってきたときに、我が家に挨拶に来ましたが、(海外なんて初めてだし、英語もロクにできんし、周りは外人ばっかだし、定時になるとさっさと帰っちゃうし、秘書はプライドばかり高くて言うことちっともきかないしで、すっかりノイローゼ気味になって、何度も泣きながら父に国際電話して「もう帰りたいです〜」愚痴っていたと、母から聞いた。母の分析によると、彼は父よりやや下の世代のエリートで、せっかくのNY栄転なのに、上司やライバルの同僚に愚痴るのはプライドが許さず、ボーっとした人柄の父を標的にしたらしい)その時に「東京に帰ってきたら、トイレや風呂が寒くて、風邪ひいちゃいました」と言っていた。

 セントラルヒーティングに慣れちゃうと、東京の冬は外はいいけど家の中がねえ。

 そういや、育った千葉の郊外でも、私が小学生のころはセントラルヒーティングを導入する家がけっこう多かったが、その多くというか、ほぼ100%がすぐにセントラルヒーティング設備を使わなくなった。
 「外にある灯油タンクから、夜中に誰かが灯油を盗んでいるかと思うくらい、あっとう間になくなるので、灯油代がかかってしょうがない」
 という理由であった。

 両親が移り住んだ、今の家もそういう「セントラルヒーティングの亡骸」が残っていた。しばらく使った形跡はなかったが、撤去するのも面倒なので残っていたらしい。大工仕事の好きな母が、地道に撤去していた。

 さて、今日も忙しかったが、なんか全然仕事してなかったような気もする。
 ええと、まず出勤してから、ミスして振り込んでしまった個人2名に、お詫びと「おねげーですから、返金してください」というお手紙を作り、それから決算処理の仕上げ(役員賞与や配当金の振込&通知書の郵送手続き)、契約書に捺印して返送、前に飛び込みできた派遣会社が「年末の挨拶」にやってきたので適当にあしらってカレンダーだけ頂く。

 ところで、こういうときに限って、「飛び込み営業電話」が多いのはどーよ?
 ただでさえ、得意先が挨拶にやってくるので対応に追われているというのに、「年末で忙しいでしょうが、ぜひ年明けにご挨拶を」とかしつこいが、こっちはそれどころじゃない!しかも、中途半端にホームページで得た情報から根ほり葉ほり言ってくるのでウザいんですけど、なんでこんな時期に・・・・

 「担当者不在です」と言ったほうがよかったのかもしれないが、そう言うとしつこく何度もかかってくるので、なるべく出てきちんと断ることにしているのだが、こんな時期にしつこいと、マジに心証悪くすると思うので、この日記を読んでいる営業特攻隊の皆様には一考を促したい。

 あたしだって、忙しいんだよ〜

 そんなわけで、「受付兼秘書兼経理」という仕事の私は、経理の仕事がロクにできないまま、やっと6時過ぎには仕事ができたけど、8時になったら目がシバシバしてきたので退散しました。

 やべー、やっぱ、年末もう一日くらい出勤して、一日びっちり集中してやらないと、来年が地獄かも。
 「年末年始はぜってー人並みに休む」と決意して、毎日残業していたが、やっぱし残業じゃ捗らない。
 他の人はどうだか知らないが、私は定時を過ぎると、異常に効率が悪くなるのだ。集中力がほんとに散漫になってしまう。

 うーん、どうしようかなあ。明日ちょっと早めに出勤しようかなあ。でも、それじゃ焼け石に水だしなあ。

 まあ、明日になってから考えよう。でも、明日は最終日だから、もっと客が来るはずで、今日よりもドタバタだろうなあ。
12月26日(月)

 今年も残りわずか。仕事はあと3日。
 年末年始はちゃんと休みたい。
 そんで、もう残業できるのもあと2日だけ。(28日は残業不可能。私用じゃないよ、会社の忘年会だよ)

 つーわけで、今日は10時まで残ってしまいまいした。
 最近はそうでもないけど、私はあんまし残業しないというか「早く来て、早く帰る」ので、遅めに出社する同僚たちは、私が帰るのを見送ってから「さあ、あともう少し」と思うらしく、私がいつまでもいると、まだ早い時間だと思うらしく、「あれ?もう9時じゃん?ミヤノさんがいると時間間隔狂う」と言われてしまいました。

 帰りにラーメン食べて家路につくと、もう11時半。
 飲んでこの時間になるのは珍しくないが、そうでないとなんか虚しい夜更けの空かな。ああ、冬の大三角があんなに高い・・・・

 疲れているが、なんか仕事以外のことを書きたい気分。
 だって、言い訳にもならんけど、あまりに忙しかったので、大きなミスをしてしまったのだ。ほんとに、うっかりミス。ファイルの見間違え。
 それで、落ち込んでいたのだが、そのミスの修正をする暇もなく「明日にしよう」と、帰り際にメールをチェックすると、そのミスを起こした振込依頼を出した人(親会社の社員)から、「いつ修正の振込するのか?」というメールが入っていて「あああああああ、もう忙しくて忘れてたんだってば」と頭を掻き毟る。

 私だけじゃなくて、今、うちの会社はみんなこういう飽和状態で、「いっぱい、いっぱい」→「考えられないミスをする」→「さらに、いっぱい、いっぱい」という悪循環に陥っているような気がする。なんとかしてほしい。

 仕事以外の話し・・・・

 あ、昨日の牝馬戦は盛り上がりましたね。スグリが勝ってしまい、「わあ、馬券買っておけばよかった」と思ってしまいました。

 ところで、なんかうやむやになっている「マオちゃんがなんでトリノに行けないの?」問題ですが、世間的にはどういう意見が多いのかわかりませんが、ワイドショー的には、「日本スケート協会が弱気」というあたりを弱気に呟いているようですが、今朝の情報だと、どうやら国際連盟会長にはこっそり打診してみたけど、「ルールはルール」と撥ね付けられたと、声低(声高の反対)に反論しているようです。

 どーでもいいっちゃどーでもいい話だけど、私は、年齢制限遵守派である。
 だって、今回の大会でも思ったけど、マオちゃんはまだ子供の体だ。
 ああいうのがトップに立つ競技としては、体操があるけど、あれもだんだん加速していって、「サーカスに売られた子供の曲芸」になってしまい、ファンの多くはもっと大人っぽい新体操に流れたと思う。

 なので、フィギュアスケートが年齢制限を設けたのは、選手のお子チャマ化を避けたからなのではないか?
 今でも、18歳のミキティは「自分はもうオバサン」という意識を持っているようだし、数年後には、マオちゃんくらいの子でも「そろそろ引退かな」とか言い出すだろう。
 フィギュアの場合には「表現力」の比重も高いので、ただ高くジャンプできる子供は、なかなかトップクラスになれないが、でも、中にはそれくらいで、けっこう踊れてしまう子もいるのだ。マオちゃんもそうだけど、年齢制限を設けたきっかけになったというタラちゃん(なんとかスキーって名前だったな)なんて、立派に舞っていた。

 想像してごらん。マオちゃんや、タラちゃんみたいなのしか出てこない大会を・・・・

 なので、「こりゃいかん。やっぱりミシェル・クワンみたいのが出てこないと・・・・」というわけで、年齢宣言を設けたのかと私は思っていました。

 で、確かに世界のトップレベルである、マオちゃんが年齢制限にひっかかったというのは、痛恨のことかもしれませんが、でも、2日とか3日ならともかく、2ヶ月以上足りないっていうのは、もうしょうがないでしょう。
 これ認めちゃったら、「じゃあ、私は3ヶ月足りない」なんていうのが出てきて、どうしようもなくなる。

 で、あんだけ元気よく跳べるのって、たぶん、あのくらいの年齢なんでしょう。伊藤みどりだって、ジュニアのころのほうが威勢よかったもん。シニアに来てから、体が重くなってきた。

 で、重要なのは、年齢制限なんて、前からわかっていたことで、だからこそ、マオちゃんは、最初からオリンピックに照準をあててやってないのです。でも、どの国際大会に出ても、どこの選手も「目指せ代表」と思ってやっているわけで、そんな中でそういうプレッシャーと無縁に伸び伸びとやったら、ひょっこり頭角をあらわしてしまったのではないでしょうか?

 ってゆーことを誰も言わないのが不思議だ。いや、私が耳にしていないだけか?

 そんで、くどいようだけど、せめて20歳前後の選手が中心になるような競技であるべきだし、そうじゃないと人気スポーツとして成り立たないだろう。
 オリンピックにしても、ショパンコンクールにしても、毎年やらないので、年回りで不利になる人もいるけど、それはそれでしょうがないことである。

 彼女が4年後までトップを維持できるかは、わからない。
 安藤ミキみたいに、17歳くらいでスランプを迎えたりするのであろう。

 関係ないが、ミキティにはフランス人騎手を乗せると、けっこう走るんじゃないかな?
 ちょっと、そんな気がした。根拠は全くない。(ハーツクライはフランス人騎手でしたが)

 つーわけで、無敵の3歳馬というか、奇跡の2歳馬という趣きのマオ号に、古馬の意地でスグリ号が勝ったという牝馬戦を堪能したのでした。

 全然関係ないが、数ヶ月前、会社の他部署のオジサンに「ミヤノさんて、マオちゃんに似てる」と言われたときには、「え?あの天気予報の?え?全然似てないけど?」と言ったら、「ちがうよ、スケートのマオちゃんだよ。なんか喋り方も似てるんだよね」と言われて「誰それ?」

 あんときは、姉のほうが有名だった。モデル転向するとかで。「ああ、あの人の妹か。でも顔わからんなあ」と思ってネットで調べたんだが「まあ似てなくもないな」と思ったんだけど、もはや、そんなこと言うと総スカンになりそう。
 でも、今まで言われた「あの人に似てる」という中では、一番似てたかも。
 あ、でも自分では「もたいまさこに似てる」と言われたときが、一番納得したんですが。 

 以上、残業疲れでピリピリしていたので、放電するために殴り書きしましたので、まとまりがありません。(いつもだろ)
 さ、もう寝よう。明日も忙しいのだ。ピリピリ(まだ放電し足りないようであります。放熱して布団を暖めましょう。今日も寒いっす)
12月25日(日)

 昨日に比べると、少し暖かいせいか(気温はたいして変わらないが、風がないと体感温度が違う)、寒冷鬱からは多少脱却し、ちゃんと掃除洗濯しましたが、やはり人間の気分を高めるのはイベントですね、イベント。有馬きねーん!

 昼食食べてから、また半分眠ってたんですが、有馬記念のテレビ放送が始まり、パドックを眺めているうちにだんだん覚醒してきた。
 やっぱ、馬券のひとつも買っておけばよかったかも。
 でも、今まで、一度しか馬券を買ったことがないのであった。あと、もう一回買ったことがあったけど、それはパシリだったので除外。(しかも、買い間違えたせいで当たりを外したと叱られて踏んだり蹴ったり)

 宝くじを買うよりは、有馬記念でディープインパクト以外の単勝をどれかに一点買いしたほうが、確率は高そうだと思ってたんだけど、思っただけでしたが、もし買っていたとしたら「リンカーン」だったはず。なーんかきそうな気がしたのだ。あと、なんかの理由で(ゴロ寝しながらレースを観ているだけなので、なんかグっとくることがあってもすぐに忘れる)リンカーンはちょっと好きらしい。
 芦毛の馬は好きなのだが(未来の白馬らしいし。目立つから憶えやすい)、あんまし黒や濃い茶の普通の色の馬には注目しないのである。生で観たらキレイなんだろうけど、テレビ観戦だと、あんまし映えないから。

 いやー、しかし、有馬記念はいっつも面白いよなあ。
 私はサッカーでもW杯だけ夢中になるけど、競馬もたいして興味はないが、有馬記念はやっぱ面白い。
 テレビで観てても、あの最終コーナーを回ったあたりの観客の歓声というか怒号というのか、あれは盛り上がる。

 今回は、ディープインパクトが後ろから上がってきて、コーナー回ったとろこで「跳ぶ」か?と思って、みんなが「うぉーーー」と言いかけたところで、なんか伸びず、固唾を飲んで見守ってしまった人も多かったようで、私もテレビの前で、「うわっ、伸びねー、でも行くか?だめか?うぉーーーー」と一人で叫んでました。

 ゴール前はけっこう鳥肌立ちましたわ。
 あー、楽しかった。
 それに、リンカーンも3着に入ったし、「私の勘もそうナマクラではないらしい」とご満悦。

 気の毒だったのは、テレビ中継でゲストに呼ばれていたお笑い芸人のアンタッチャブル。
 ディープが勝ったとき用のお笑いコメントはたくさん用意していたらしいが、まさかハーツクライが来るとは・・・・しかも「ハーツクライ」なんて、「ボクの心は泣いてます」とか「ボクの心は暗いです」という、ベタベタなことしか言えないのは、彼らもわかっていたようで、「もう、一回やり直せないんですかあ?」と、ドシロートとしての安全なコメントで我慢していた。

 さすが、ベテラン井崎氏は「ハイセイコーが負けたときのダービーみたいに、場内がドヨーンとしちゃった」と笑ってました。ほんとに、長年この世界でトップを走ってる人間は違うね。また番組終了直後に、井崎氏が出てるダビスタみたいな「競走馬育てゲー」のCMが可笑しくってさ。

 昼間にこんなCMいいのか?と思ったけど、競馬中継の後だからいいのかな?
 ホテルの部屋で、バスローブを着ている井崎氏の後ろから「産んでもいい?ちゃんと育てるから」という若い女性の声。顔色が変わる井崎。しかし、それはゲームでの競走馬の話しであった。・・・(ゲームの紹介)・・・・井崎が女性がやっているゲームを後ろから眺めて「なんかスタミナないね」
 女性「やっぱ、しゅぼば(種牡馬)が弱いかなあ〜」

 そりゃ、井崎の種じゃ走らんだろ〜、と競馬ファンならずとも、当たり前すぎる突っ込みをいれたくなりました。

 しゅぼば(←この音感が気に入っている。フランス語だと、馬ってシュノバとかなんかこれっぽい言葉だったような・・・)と言えば、今回の有馬記念でも出走場の半分以上がサンデーサイレンスの子供だったのでは?
 勝ったハーツクライも、2着のディープインパクトも、3着のリンカーンだってそうだ。

 前にも書いたが、私もサンデーサイレンスの子を産みたかった。そんで、「よその女の子供に負けてたまるか」と闘志を燃やす・・・・と、大奥状態になる。有馬記念に「お母さん席」を設けてみたらどうだろう?牝馬同士の激しいガンの飛ばしあいが楽しいかも。係り員が目を離したすきに横の馬に噛み付いていたり、こっそり足蹴したりとか。
 で、勝った馬のお母さんも花輪をかけてもらって一緒にウィニングランだ。
 JRAも富裕層のマダム&コマダム獲得作戦にこんな企画はいかがだろうか?

 それにしても、ここんとこ続けて観ているフジテレビの日曜競馬中継であるが、「若槻千夏の使えなさは、なんとかならんか」と嘆いていたが、何回か観ているうちに、あれは彼女の勘が悪いせいもあるけど、私のイチオシである福原アナも相当意地悪なのではないかと思えるようになった。

 まるで、舞台上で他人のセリフを奪う役者のごとく、千夏嬢が「では、今日のその他のレースの結果です」なんて言おうとすると、先に言ってしまうのである。

 優しそうな顔をしているが、福原アナはけっこう気性が荒いのかもしれない。

 馬で言えば、前をとろとろ走る馬に我慢できず、ついつい飛び出してしまうタイプなのか?

 もっと深読みすると、グラビアアイドルに親切にしていると、奥さんが妬くので、あれはわざと噛みあわなくしているのかもしれない。

 たぶん、ほんとのところは、競馬中継は時間内に目いっぱいの情報を入れなくてはならないので、彼は彼のペースでやりたいので、「以上、阪神のレース結果でした」の「た」を言ったところで、継ぎ目を入れずに「では、今日の有馬記念をもう一度振り返ってみましょう」と女性キャスターに繋いでもらいたいのだが、若槻千夏はその呼吸がわからないので、福原アナが喋り終わってから一呼吸置いて「では・・・」とやるもんだから、その一呼吸に福原アナが我慢できずに「では最後にもう一度・・・」と言い出すから、二人のセリフがかぶってしまうのだろう。

 あの二人の呼吸が合うまでに、どのくらいかかるのだろうか?要チェックである。
 と、言っている自分が超ヒマすぎるのかもしれないが(笑)

 さて、有馬記念のレースが終ったが、夜は牝馬レースですよ!
 有馬記念が大本命を外したので、夜のレースはスグリあたりがきそうな気がしてきた。(オグリじゃないよ)

 昨日の男子も盛り上がったみたいですね。採点ミスで。
 「プログラムのミスで」なんて言うから、またF通かと思ってしまったが、もっと人為的なミスだったようだ。でも、その解説をきいても、なにがなんだかさっぱりわからなくなってしまった。

 うーむ、しかし、やっぱしフィギアは顔だろうか?
 他人の顔について難癖つけるのも心苦しいが、本田君って、ほんとにルックスに恵まれなかったよなあ。顔もそうだけど手もズングリしていて、同じように美しく踊っても、どうしても滑稽になってしまう。今は解説で活躍している五十嵐氏も現役時代は、ルックスで苦労しただろうしなあ。技術があっても映えないのだ。

 もちろん、スポーツであるから、プロの目はちゃんと技術も評価するんだろうけど、男子のオリンピック代表争いにしても、見た目だけだと断然、高橋だよなあ。

 その昔、会社の同僚たちとテレビでスケートの試合を見ていたとき、ビールマンの全盛期で、日本は伊藤みどりだったのかなあ?
 とにかく、男性の同僚が、ビールマンが氷上に出てきたときに「だって、この人なんかさあ、出てきて、立っただけで10点ってかんじじゃん」と、「日本選手はそこんとこで基本的に負けている」と言っていた。
 たしかに、立ち姿の美しさだけで得点取れそうな選手が西洋には大勢いる。手足が長く、顔がきれいなだけで、同じことをしていてもあっちのほうが「よさそう」に見えるのだ。

 でも、あれから20年近く経って、女子選手の体型は著しく西洋化してきましたよね。(そういや、健康診断の統計でも、女子は足が長くなっていて、男子は胴長になっているという結果が出てたような気がする。なぜ?)
 スグリが出てきたときに、ほんとにそう思ったが、ミキティ(えーと、安藤ミキ?)も試合のときにはちょっと堅いけど、公開練習なんか観てると、ほんとに体型がキレイ。ミキティは自分を美しく見せる勘を持っていると思います。化粧も上手いし。

 マオちゃんの妖精ぶりは、若さからくる自然体ですけど、ミキティの美しさはあれは計算でしょう。17歳で、あれだけ計算できるとは、(スタッフが優秀なのかもしれませんが)感心しますが、それが本番で生かせるかどうか。

 さて、ほんとはスケートにもそんなに興味なかったんだけど、有馬記念の余韻で、「こっちも番狂わせがあるかも!」と急に期待が高まってきました。結果はどうなるでしょうか?
12月24日(土)

 めりい くりすま〜す

 「今日は午後3時までに用事を済ませなくっちゃ」と、昼過ぎには外に出ましたが、天気予報のおっさる通り「北風ビュービュー」で寒いったらもう。
 それでも無事に図書館で本を借りて、「えーと、今日と明日の食材を買わないとな」と、ついつい赤ワインとか、スモークサーモンとか、ブルーチーズを買ってしまいました。でも、主食は「50円引き!」だった、山菜おこわ2人前ですが・・・・湯気が出てて美味しそうだったし・・・いいもん、明日もこれでしのぐもん。

 それで、3時前にはちゃんと戻ってきたのですが、テレビをつけてから気がつきました。
 「有馬記念は明日だった・・・・」

 日曜日に決まってんじゃないのよねえ?でも「クリスマスは有馬記念」って連呼されてたから、ちょっと間違えてしまいました。だって、日本ではクリスマスと言ったら24日のことでしょ?(←自分の間違えをなかなか認めたがらない悪い癖)

 さて、寒さのあまり、脳みそがシャーベット状になっているので、日記もさぼりがちでありますが、昨日はちゃんと朝4時50分起床、7時集合のイベント仕事に行きましたとも。
 「さて、今年最後の朝の落語かあ」と思っていたのですが、いつもは日曜日にやるイベントですが、12月だけは23日の祝日にやるのでした。
 ま、でも、いつもは元気いっぱいの「めざましテレビ」のキャスターさんたちの、「まだエンジンかかってません」な「まだムクんでる起き抜けの顔」を眺めることができました。

 昨日も寒かったけど、風がなかったからまだマシだったかな。
 夕方前には帰宅できたが、ぐったり疲れて、8時前には眠っていたようだ。

 その前の日は?
 ええと、二日酔いだったのだが、10時に用事があったので、ちゃんと出社しました。
 振込を大量に送信したのが、3件戻ってきてしまい、振込先を確認して再取組依頼書をせっせと作っているうちに、午前中は過ぎていき、そうこうしているうちに、「納税証明書が急ぎでほしい。郵送して月曜日必着なんです」と営業部から依頼があったので「税務署行けば、すぐとれるけど?」と言ったら、担当者が「やっぱ、そういうことなんですよね・・・・」

 「急ぐなら自分で行けば?」と言われることは覚悟していたらしい。
 そりゃ、私だって、暇だったら、散歩気分で徒歩で往復30分以上はかかる税務署に喜んでいくけどさあ、あんたら普段、社用車乗り回して得意先回ってるんだから、車で行けばいいじゃん?

 「わかりました。じゃあ、手が空いてるものを探しますんで、申請書だけ用意してください」
 ってなわけで、申請書を記入して、委任状も用意して捺印して、営業部社員に渡した。「早ければ、10分くらいで発行してくれるから」

 結局、人手はあったが、車がなかったらしく、若手営業マンが歩いて取りにいったらしい。そっちも年末の得意先周りで忙しいだろうが、こっちだって忙しいのじゃ。

 以上が、22日の主な仕事だったが、その前日の21日は友達と飲んでいた。

 待ち合わせ時間に20分も遅刻して来たので、奢らせました。焼き鳥だったから、安かったみたいだけど、分給200円くらいにはなったのだろうか?
 いつも待ち合わせに遅れる人なので、この日もかなり激怒寸前だったのだが、奢りと決めたら気分も収まったので、今後そうしよう。

 さて、今日もほんとに寒いので、ほんとに何もする気がしない。
 明日は少し暖かいようなので、掃除洗濯できるかも。

 えーと、今日は「エンタの神様」もないので、チャングムが始まるまで暇なのだが、これと言って書くこともないなあ。

 そーいや、今週は「大奥」が最終回でした。全部観たわけでもないけど、3分の2くらいは観たのかも。
 最初は小池栄子にハマって、あの半分眉でギラギラと睨むのがツボにはまり、楽しみにしていたのですが、小池栄子が丸くなってしまってからは、なんと言っても藤原紀香がすごかった。

 会社の同僚ともその話しで盛り上がったのだが、その子も「ノリカが始めて演技派に見えた」と感心していた。
 関西出身の女優に多いのだが、標準語の発音をさせると、どうしても棒読みになってしまうのである。沢口靖子なんかもそうでしょ?
 そんなわけで、藤原紀香が出ていたドラマなんて観るに耐えなかったのだが、(てゆーか、どれに出てたか全然憶えてないくらい。記憶から抹消してしまったようだ)「そうか、関西弁バリバリのクサい役やらせると、ちゃんとできるんだ!」とお茶の間の話題になっているのである。

 時代劇なら使えることがわかったし、現代劇でも、ああいう大袈裟な悪役なら大丈夫なのかもしれない。セリフ回しさえクリアすれば、絵としては存在感のある人だし。演出家が上手ければ、あれだけできるのだ。もっと有効活用しよう。

 えーと、あとなんかあったかなあ。
 そうそう、今日の昼間、図書館に行くときに、図書館のそばにあるイタリア料理屋のテラス席に2組も座って食事していた。
 寒いだろうに。
 いつも、そんなに混んでいる店でもないのに、「クリスマスだから」ってことなのかもしれないけど、だからって、こんな寒い日に外で食べるほどの店でもないだろう。

 ケンタッキーも昼間から行列ができていた。
 あれも毎年、不思議に思うのだが、ケンタなんていつでも食べられるのに、なんでクリスマスになると行列ができるのだろう?
 「行列のできる店」というのはわかるのだが、クリスマスでケンタで行列するのも「クリスマスの醍醐味」なんだろうか?

 あと、混んでいたのはコージーコーナー。
 あそこも根強い人気があるね。

 私にとって、コージーコーナーは幼少のころの「ハレの店」であった。マクドナルドは「銀座で映画観たあとで、家族でお食事」という店であったが、コージーコーナーも時々買ってもらった。
 あの小さいケーキ。プチフールとか言うんだっけ。自分で選べるというのがよかった。白鳥のシュークリームは味よりも「見た目」として重要だった。あの、小さいケーキがたくさん入っていて、全部種類が違うというが、とてもとてもよかったし、「一人二個づつ」というのも感激だった。

 銀座に行って、親が「そうだ、コージーコーナーでケーキ買って帰ろうか?」なんて言おうものなら、もう興奮のあまり鼻血出そうだったもん。

 マクドナルドと同じで、コージーコーナーも私が大きくなると、「庶民的な店」に成り下がってしまい、高校生や大学生が「お茶する」店になってしまった。店舗も劇的に増えたし。元々、値段は高くもなかったので、だからそこミヤノ家の「ちょっとお出かけのときに使う店」に指定されていたのだが、郊外にまで店舗ができるようになると、有り難味がなくなってきた。

 でも、三茶の店も、数年前に出来たのだが、人気あるんだよね。
 やっぱし、マーケティングがいいというのか、手土産としてはブランド力がないけど、「自宅用」だったら、質・量・値段のパフォーマンスがすごくいいんだよなあ。私も1年に一回くらい「一人でケーキを死ぬほど食べたい」って気分になると、迷わずコージーコーナーだ。

 うーん、まだ「チャングム」まで2時間もあるなあ。
 と、マジメに嘆いているクリスマス・イブですが、暇なので、少し早いけど今年を振り返ってみたりすっか。

 これも、私がよく言っていることですが、よく「一年があっという間だったねえ。年々早くなるよ」と言いますが、マジメにちゃんと一年を振り返ると、けっこう一年って長いんですよ。
 たとえば、私は今年の3月にニュージーランドを旅行しましたが、あれなんかもう3年前くらいのことのように感じる。
 今年の初めは、支店での支援業務で忙しかったなあ。あの可愛かったバイト君、元気かなあ。支店長や支店のスタッフとはたまに顔を合わせます。

 そんで、確か、4月に組織変更があって、K嬢が隣の部署に異動しちゃうし、総務の人数が激減して、仕事が増えてしまったのであった。
 そしたら、初夏のころ、クララが退職を表明して、お盆の頃に後任のイライザが来たんだよなあ。
 イライザも次の仕事見つかっただろうか?
 彼女とハイジのおかげで、ずいぶん賑やかな秋であった。

 おかげで、なかなか残業地獄から抜けられないで今日に至る。

 なーんか、仕事の愚痴ばっかな一年だったな。
 引き篭もりが激しくなってしまい、あまり友達と交流してないので、プライベートではたいした事件も起こらなかった。
 このまま立派な孤独な老人になりそうな予感である。

 そういえば、先日のニュースに「人口自然減少が早まった」という記事があり、「過去の出生人数のグラフ」などが載っていたけど、相変わらず「ひのえうま」が派手に凹んでいるので苦笑した。ふと、若い同僚たちに「ひのえうまって知ってる?」とそのグラフを見せてみたのだが、「名前だけは知っている」と言う。なんで、そんな大疫病みたいに人口が減っているかまでは知らないという。

 「ひのえうま事件」のちゃんとした研究って、あるのかな?
 そんで、あと20年後には、同じようなことが起こるのかねえ?(2026年)
 ちょっと楽しみだったりする。テレビ局がインタビューに来るかも(笑)

 そしたら「結婚する前に喰ってしまったので、とうとう独身でした」とか言って、盛り上げてやらないとな。(寒冷鬱気味であるが、少しだけ生きる希望が湧いてきた)

 さて、クリスマス・イブらしく、ワインにチーズでもチビチビやりながら、チャングムを待つとしよう。(始まる前に潰れそうな予感。気をつけろっ)
12月20日(火)

●ポッポッポ〜♪

(副題「もっと自分を信じよう」)

 ♪ 今日も 愚かなあたいの 失敗談を 聞いてくれ〜

 この話は、ほんとは昨日「前編」が書かれるはずでしたが、シェフの気まぐれ部長のせいで、すっかり忘れ去られていたのでした。

 昨日のことです。
 私は十数件の総合振込をファームバンキングで送信しました。
 1件を除くと、新規登録ばかりで、けっこう神経をつかいました。
 銀行振込をよくなさる方はご存知でしょうが、口座番号を1桁間違うのと同じように、口座名義も1字でも間違うとエラーで戻ってきてしまうのです。それを変更してやり直すと、手数料が振り込み手数料と同じくらいかかってしまうし、変更の用紙を作成しなけらばならないしで、金と時間の無駄になってしまいます。

 その振込みの依頼をしてきたのは、Kさんでした。
 数ヶ月前から、Kさんは、毎月この十数件ある振込みが発生する仕事をやることになったので、事前にいろいろレクチャーして、経理に都合のよい一覧表を作ってくれました。

 「振込み先の漢字はどうでもいい。とにかく、カタカナで書け」

 トーシローに振込先を確認すると、こんなのを寄越します。

 ○○銀行 ○○支店 総合口座 吉川 一

 通帳見て書いたんだろうけど、「総合口座」ってのは、プロの世界には無いのです。
 あるのは「普通預金」か「当座預金」だけだ。普通は。(この間、初めて「別段預金」っていうのに振り込んだ。お役所でした)
 ちなみに、定期預金口座には振り込みできません。貯蓄預金はどうなのかな?

 それはいいとして、「吉川ー」さんに告ぐ。
 漢字はいいから、カナを教えてくれ〜〜〜〜

 仕事している担当者は、「よしかわ」なのか「きっかわ」なのか知っているかもしれないが、経理担当者はあんたが何様だか知らんのだ。で、名前は「はじめ」なのか、「かず」なのかどっちだ?

 こういうのけっこう多いです。「田中一郎」さんだったら、「うん、君はフリガナいらない」と認めますが、けっこう他人には読み方がわからないのが多いんですよ。銀行の「例」には「渡部」っていうのがよく挙がってます。「わたなべ」か「わたべ」かわからない。

 逆にフリガナがないから、常識的な読み方をしたら、エラーで戻ってきて「あれれ?」と思って本人に確認したら「ふつー、そんな読み方すっか?」な読み方だったので、「変更手数料さっぴくぞ、ごら〜〜〜」と思いましたが、「あの〜、今後、振込先を教えるときには読み方も添えたほうがいいと思いますけど〜」と弱気に教育的指導しました。

 まあ、そんなことはどうでもいいのですが、Kさんが作ってくれた表にはちゃんと、漢字での口座名義と、カタカナの口座名義が並んでるので大丈夫なのですが、私の指導が至らなくて、カタカナのほうはいつも「タナカイチロウ」となっているので、「苗字と名前の間に空白がほしいな」と思っていたのですが、ちゃんとやってくれてるので、なかなかそういう細かいことに難癖つけることができなくて今に至る。

 でも、今回のミスはそれが原因ではありません。
 ただ、口座名義の中に、私に緊張を強いるものがあったのです。

 やたら長くて、全然スペースがなかったのです。

 (関係者の方がもしこれを見ても、あまり勘ぐらないでください)

 その振込先は・・・・・

 ハトムクジュウ○○○カイダイヒョウミヤノヤマミヤコ

 以上、一部だけ「仮名」ですが、私はこれを見て、頭の中にまた「ジュゲム・ゲノム」の二重螺旋が床屋の看板みたいにラリラリ周りましたが、心を落ち着けて、漢字の名義を確認しました。

 「鳩椋十○○○会代表宮野山美也子」

 分解するとこうです。「鳩椋十 ○○○会 代表 宮野山 美也子」

 これは、組織を名乗っているけど、実は個人名義の口座です。よくあります。株式会社や有限会社では、代表者の名前を省略するのが、この業界(振込業界)の掟です。(入れてもいいんだけど)

 しかし、法人ではなくても、たとえば学校の生徒会が管理している口座は、管理者である先生を「ダイヒョウ」として「○○高校生徒会 代表 田中一郎」という口座も作れます。町内会や生徒会、サークル活動なんかでは、よくこういう口座を作ります。あと、SOHOやってる人とか。

 こういう口座の場合、代表者の名前は省略できません。たぶん、「○○会」ってのがオマケであり、代表者の名前のほうが重要だからでしょう。(ほんとのことはよく知らんが)

 もちろん、こういう振込先を指定してくるほうも、よくわかっているので、「振込先教えてください」というと、きちんと書いてくるので、長ったらしくて嫌いなんですが、文句言ってもしょうがないので、全部入力します。

 昨日の私も、黙々と「ハトムクジユウ」(小文字は認識しないので、全部大文字。だから「きっかわ」さんが振込先を他人に教える場合には「キツカワ」と書いたほうが通っぽい)と入力してました。

 あれ?

 これ、ちがくない?

 ・・・・・・・遠い記憶を検索している・・・・・・・

 あれ?
 「むくはとじゅう」じゃないっけ?

 うーむ。
 しばらく、Kさんの作ってくれた表を眺めていた。

 ハトムクジュウ?
 ムクハトジュウ?

 なんか、今流行りのIQテスト番組みたいだ。「時期尚早」VS「時期早尚」?
 見れば見るほど、どっちだかわからなくなる。

 Kさんが作ってくれた表の漢字名義を確認してみたが「鳩椋十」となっている。

 あれ?じゃあ、「むくはとじゅう」って憶えていた私が違う?

 がーーーーーん

 また、やっていたか、私。
 たしかに「むくはとじゅう」って変だ。
 「はとむくじゅう」のほうが、なんかしっくり来るのかも。

 だいたい、「鳩椋十」だか「椋鳩十」だか知らんが、どこで区切るのだろう?「ハトムク・ジュウ」なのか「ハト・ムクジュウ」なのか「ムク・ハトジュウ」なのか「ムクハト・ジュウ」なのかハトジュウ・ムクでも、ジュウムク・ハトでも、もうどうにでもしてくれっ

 なんだか、なにが正解なのか、さっぱりわからなくなり、その時点で「自分はずっとこう思っていた」というのがなんなのかもすっかり見失ってしまい、忙しかったせいもあるけど、「しっかりモノのK嬢が正しいに違いない。私がずっと間違っていたのよ、どーせどーせ。今日はこれを日記のネタにしよう。なんでずっと、ムクハトジュウだって信じていたのだろう?」と、最終的にはKさんの用意した「ハトムクジュウ」で入力してしまったのです。

 これをお読みの一般常識に長けた皆様は苦笑しておられるでしょうが、なんせ長年ずっと「ぱすかびる家の犬」だと信じて疑わなかった私でございますから、この手のことにほんとに自信がなく、ちゃんと調べもせず「自分が間違っていた」と決め込んでしまったのでした。

 さて、今日になって、振込エラーがFAXされてきたので「あんだけ件数があったから、1個くらい間違ってるよなあ」と、ポリポリと頭を掻きつつ、内容を確認すると、「あれ?あの渾身の力をこめて入力したのが、返ってきちゃった・・・・」

 しばらく、何が間違っていたのかわかりませんでした。「銀行名?支店名?預金種類?口座番号?」と思いつつ、そのエラー通知書にはしっかりと「受け取り口座名相違」と書かれていました。

   「あ、きっと代表者の氏名が違っていたな」

 一字づつ確認してみましたが、合ってました。
 「あれれ?じゃあ、Kさんが、写し間違えたのかなあ〜」

 ほんとに5分くらい「何が違っていたのじゃ」と悩んでいたのです。ばか。

 ふと、「そういや、昨日、ハトムクジュウっていうのに、違和感を憶えたんだよな」と思って、「もしや・・・」と思って確認してみたら・・・・Kさが作った表の最初のほうはちゃんと「椋鳩十」になっていたのです。

 しかし、私より若いKさんは、その名前に馴染みがなかったようで、振込先を書くときに、うっかり「鳩椋十」に転換しちゃったらしいのです。
 間違ってたのは、Kさんでした。きっと「変な名前」と思って、きっと「猫ヒロシ」あたりと混同したのでしょう。

 それはいいのですが、「あれ?」と思った時点で、「これは、私が違うんだ」と勝手に負けを認めてしまった自分って・・・・・
 一言、Kさんに確認すればよかった。「あれ?ハトムクジュウだったっけ」と。
 そうすりゃたぶん、Kさんは「変な名前だよねえ、それって有名な人?」と、あっかるく答えてくれたことでしょう。

 すごい有名ですが、代表作挙げろと言われると私もちょっと・・・・
 有名な童話作家ですよね。たぶん、教科書に載るような。
 だって、私がスラスラと「ムクハトジュウじゃない?」って思ったくらいですから。

 でも、私が弱気になったのは、今までの生涯において、会話で「ムクハトジュウってさあ」って口に出した記憶がなかったので、自分で勝手に読み方作ってただけのパターンだと思ってしまったのです。しくしくしく
 ムクハトジュウ先生ごめんなさい。

 つーか、変なペンネーム作ったあんたが悪い!

 (なんかきっと、深い理由があったのだと思いますが・・・・でも、その「どれが正解なのか直感ではわからない」という、事務職OL殺しの暗号的ペンネームのために、私の貴重な時間15分くらいと、振込変更料800円くらいが無駄になりました。と文句の一つも言いたい)


12月19日(月)

 どえええええ

 ぼええええええ

 今週も忙しいが、気合を入れてがむばろう(死語の世界っぽい)と思っていたのです。

 おじさん、マッチはいかが?

 気分はマッチ売りの少女でした。

 マッチを売って帰らないと、部長は部屋の中に入れてくれないのです。

 もう、何ヶ月も前から、「マッチを早く売るように」ってネチネチ言われてたんです。

 年末はそんな暇ないけど、やっと年明けに「マッチ売り計画」を立てたのです。計画書も部長に見せて、「あ、いいんじゃない」って言ってもらいました。
 今日になって、「そうだ、いろいろ予約を入れないと」と、業者に声をかけて、「年明け早々に」と話しをして、社内の担当者にも話しをしたら「この、クソ忙しいときに!」と、マッチを雪の中に投げ捨てられそうになりましたが「ああ、これは部長が売ってこいって言った、大事なマッチ」と必死で庇いました。

 そんなわけで、やっと根回しも済んだ夕方、会議から戻ってきた部長が一言こういいました。

 「やっぱ、あの件、そんなに急がなくてもいいや。ボクも忙しいし」

 がーーーーーーーーーーーん

 ショックのあまり、口答えする気も起きず、ただ、一緒に計画を進めていた同僚M嬢に言うのが辛かっただけですが、M嬢にこっそりそう言うと「えええ?なんでなんでなんで?」と言われ、「いや、よくわからんが、なんか急にそう言いだした」
 優しくおっとりしたM嬢ですが、私より芯が強いというか、「曖昧なものを許さない」というか「曖昧なものに強力な不安を覚える」という性格なので、「もう手配したって、言った?」と言われましたが、手配といったって、馴染みの業者や社内担当者との間のことですし、そんなこと言っても時間の無駄というか、「駄々こねると精神力が無駄に消耗する」という性格の私は、部長に「はあ、そうですか」としか言えませんでした。Mちゃん、すまん。

 これが、部長の気まぐれなのか、それともなんか重大な計画変更が見込まれているのかわかりませんが、もう、あんまし深く考える気も起きません。

 たいしたことじゃないんだけど、なんか、どーでもよくなって、そうなると、何もかもどーでもよくなってきた。
 人間、疲れが溜まっていると、些細なことで、呆けるようだ。

 これも、自己防衛本能なんだろう。キリキリすると限界を超えそうなので、「ま、いっか」って何も考えなくなってしまうようだ。

   それはいいのだが、「怒ると疲れるから」という理由で、心に麻酔をかけてしまったので、ぼやーんとして、なーんもヤル気にならなくなり、今日も残業2時間で切り上げたが、今日やるべき仕事が半分もできてなかったので、明日以降にしあわせ・・・・

 えーと、「手と手のシワを合わせると?」って、「しあわせ〜」じゃなくて「しわよせ〜」ですよね。なーむ
 (疲れると、いつもこの話しを書いているような気がしなくもない)

 ええまあ、ほんとにたいしたことじゃないんですよ。
 元々、部長が言い出したことだし、数ヶ月前から、「まだか、まだか」と言われていたけど、なかなかできなくて、やっと年明けなら、と思って、バリバリと動いたら、「やっぱ、まだいい」と言われて、凹んでいるだけです。
 私の企画が潰されたわけでもなく、ただ「はーい、はい、やりますよ。やればいいんでしょっ!」と腕まくりしたら、「やらなくてもいい」と言われてずっこけた(これも死語の世界っぽい)だけです。

 って、さっきから同じことをずっと繰り返しているあたりに、自分では気がつかないけど「表面上は静かだが、内部では煮えたぎっている」ということが確認できます。

 でも、ほんとにたいしたことじゃないんですよ。笑ってしまうくらいに。
 年末にこんなことでつまづいてることがほんとにアホらしくて笑ってしまう。ひくひく(ひきつってるらしい)

 アホらしいことで悩むのもアホらしいので、美容のことを考えて早寝しよっと。
12月18日(日)

 また日記を書いてなかった。

 金曜日は飲みに誘われたが、どこの店も満席で、1時間くらいさまよってしまった。

 土曜日はほとんど寝てました。図書館に行って、やっと届いた「問題な日本語」を借りてきたが、予約待ち数ヶ月だったのに、中味は30分だった。

 夜は「チャングム」を見て「ああ、チャングムの命が助かったと思ったら、今度はオジサン?」と、この密度の濃すぎる「一難去ってまた一難」な技に感心する。これでやっと10話を過ぎたころだが、このドラマはなんと50回くらいあるのだ。ずっとこのペースでやるらしいので、ほんとに凄いよね。ERなどが「オーケストラ」だとしたら、チャングムはギター独奏でここまで密度を濃くしてるんだから。

 土日は少しは掃除もしました。
 切れてる電球があったので、全部取り替えた。師走らしい行為である。

 床に積んであった書類も少し整理したら、未開封の宝くじがたくさん出てきた。今年はジャンボを全て買ったのだったな。今度まとめて、番号を調べてもらおう。もちろん年末ジャンボも買いましたわよ。
 宝くじ当てて、その後は月収10万円くらいのフリーター生活するのが夢なんだってば。でも、すぐに店長候補とかになってしまいそうだが、そういう心配は当たってからしよう。

 
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