可燃物な日々

表紙に戻る/過去の日記

ご意見・ご感想・誹謗中傷などございましたら、感情廃棄物再利用所までどうそお気軽に書き込んでください

9月30日(日)

 きょうみさんとフローラで待ち合わせして、前に彼女が南の島に行ったときに買ってきてもらった化粧品の受け渡し。きょうみさんは早い時間に帰ったが、私はそのままダラダラと飲んでいて11時くらいまで居座ってしまった。
9月29日(日)

 あーなんか、環境変わると頭が混乱するわ。
 前に友達が言っていたことで、私も激しく納得したのだが、 私たちの親の世代は機械全般に弱い。ファックスも留守番電話も電子レンジも最低限の機能があれば十分で、たとえ便利な機能があっても使おうとしない。新しいことを覚えられないのである。携帯電話に毎回かける番号を打ち込んでいるとか、電子メールでも毎回アドレスを入力していた、なんて話はよく聞く。
 で、私たちくらいの世代になると、ちゃんと説明書を読むことができるし、人から聞いたりして、ある程度の機能は使うことができる。

 「でも、機械が変わると、戸惑うんだよね。どうしても、前にあったボタンを探しちゃう」

 そうなんだよね。たとえば、派遣で働いたときに、いろいろなタイプのオフィス電話があって、非常に戸惑った。私がずっと働いていた会社では、受けた電話を「保留」してから内線番号を押して相手が出たら自分の電話を切ると転送できた。でも、派遣先の電話は、「保留」すると転送できなかった。転送するには「転送」ボタンを押してから内線番号を押さなければならなかった。私がそれをスムーズにできるようになるのには一ヶ月必要だった。

 自宅で使っている電話でも、どれを押すと保留になるとか、どれを押すと留守電セットされるとかを習得するのにとても時間がかかるのだ。だから、新しい機械を導入するのが苦手である。それに、家電製品はそれぞれに癖があって、試行錯誤しながらその癖になじんでいくので、新しい機械にすると、その関係を一から築かないとならないのが面倒。人間のお手伝いさんだって「お茶いれてください」と言ったら「紅茶ですか?日本茶ですか?」と確認されるかもしれない。「ああ、前の子だったら、そんなこといちいち言わなくてもよかったのに」と思うのがストレスだ。

 というわけで、パソコンのソフトも勝手にバージョン・アップするのは勘弁してほしい。新しい機能が便利なのかどうか知らんが、こっちは「今までこうやってたのと同じことしたいだけなんだけど、それはどうやればいいの?」と現状維持に必死である。そして、会社で使う表計算ソフトでもワープロソフトでも、バージョンアップしたからって、これといって便利になったという実感はない。多少、ボタンの位置が変わったことに戸惑い、新しいボタンは無視して、やはりなんとか現状維持に努めるだけだ。

 これはIT関係だけのことではなくて、身の回りの品でもよく起こる。気にって使っていたカバンが壊れて、同じようなものを探そうとすると「無い!」。気に入っていた靴が壊れても、同じデザインのものは見つからない。それを回避するためにはリーガルみたいな「定番」が売りのブランドに頼るしかない。

 ブーブーブー
 私みたいな「変化を好まない」人には、心地よくない世の中よね。
 それに、結局、自分のマシンなのに、他人任せっていうのも面白くない。これが自動車だったらあたりまえだし、自動車のエンジン交換できる人って特殊技術だと思うんだけど、パソコンはそういう「プロ任せ」という役割分担が微妙なので、ヤラシーと思う。

 まあ、文句言っててもしょーがないし、そのうちこの環境にも慣れるであろう。
 今日は、休日出勤。一人さびしく仕事してた。でも、明日締め切りの仕事はなんとか終わった。
 ここんとこ、自分のペースで仕事できないのが大きなストレス。でも、今までもそう言いつつも、なんとか順応してきたので、そのうちなんとかなるだろう。

 現在読んでいる本が「遺伝子があなたをそうさせる」という本で、こういう「気質」っていうのは育ちの影響もあるけど、遺伝子の影響というか、遺伝的に気質を左右する脳内物質の分泌に個人差があるというようなことが書いてあるのだが、まだ5分の1くらいしか読んでないけど、どうも私は「新奇追求性」のレベルが低いようだ。
 株式に投資するよりも、定期預金を好むし、だいたい冒険が嫌いだし、なによりも環境の変化をストレスだと感じているわけであります。
 たぶん、新製品が発売されるとすぐに欲しくなってしまう人は、「新奇追求性」のレベルが高いんだろうな。そんで、そのレベルが離れているカップルは離婚しやすいという説には妙に納得。旦那選びの際には参考にしよう(笑) 

9月28日(土)

 ハードディスクを入れ替えて、いろいろインストールしてもらいまして、やっとパソコンが使えるようになりました。S君ありがとう。
 しかし、ネットスケープのコンポーザが私に断りもなく勝ってにバージョンアップしていて、なんだか使い勝手が悪い!不要なタグが入ってしまうのだ。これじゃあ、普通の「ホームページ作成支援ソフト」みたいだ。機能がショボかったから愛用していたのによぉ。私は新しい物が苦手なので、慣れるまで時間がかかりそうです。

 とりあえず、これで目出度く日記再開と相成りました。
 しかし、明日は日曜だというのに、月末までにやらなければならない仕事が終わらず、出勤しなければならないのです。とほほ。
 いろいろ、書きたいことはあるが、今日はこのくらいで。
9月27日(金)
 とってつけたように、空白の一ヶ月のことを埋めておこう。
 8月の末にマシンの調子が悪くなり、S君を呼んで診てもらって、そのときには修復ソフトを使ってなんとか治ったみたいだったのだが、すぐにまた変になって、シロート目にも「こりゃダメかも」な状態になったので、再度診てもらったら、完全にハードディスクがお亡くなりになっているようだった。
 「本体だけ新しいの買っちゃおうかな」
 とも思ったのだが、とりあえずハードディスクの交換をしてから様子を見ることになり、S君に注文してもらって、それが届いたら交換してもらうことになったのだが、S君が突然「インドに10日くらい行ってくる」とのことで、彼が帰国するまでハードディスクの交換ができないことになった。

 そもそも、私の使用頻度からすると、たった1年くらいでハードディスクが壊れるはずはないようで(たしかに、会社のマシンなんてほぼ毎日8時間起動しっぱなしでも2年くらいへっちゃらだ)そうなると、ハードが壊れた原因も探らないといけないとかなんたらかんたらだったが、私にはさっぱりわからんのでとにかくお任せするしかない。

 そんなわけで、9月はほとんど自宅でマシンを立ち上げることができなかった。メールは会社から開けられたので、それほど不便はなかったが、休みのときには手持ち無沙汰だったし、「こういうときに限って友達からお誘いメールが来てたりすんだよな」などと心配になったが、幸いにもそういうすれ違いはなかった。(それはそれでちょっと寂しいが・・・・)

 日記が書けないと、なんだか「ネット上のもう一つの人格」を失ったような軽い喪失感があった。
 きっと多重人格の人がだんだんと人格統合していくときに、こんな気分になるに違いない。今までなら仕事の愚痴も「日記の人格」に大いに語らせていたのに、そのハケ口がないのには戸惑ったし、テレビを見て「あ、おもしろー」と思ったことを語りかける相手がいないことが寂しいというか、そういう大事件ではないものの、書き留めておくと面白いものがどんどん流れていってしまって溜まらないことに寂しさを覚えたのかもしれない。

 とは言うものの、ほんとに仕事も忙しくって、マシンが壊れなくても、どーせ職場の愚痴ばかり書いていたと思うので、これと行った影響もなかったのだが、そんなかでも、「楽しかった事件」としては、前に上京されたときには、連絡のすれ違いでニアミスしてしまったアクビさんとやっとお会いできて、しかも韓国海鮮料理はめちゃ美味かったということとか、こっそりと誕生日を迎えるつもりが、なぜか父と落語に行くという渋い誕生日になってしまったこととか・・・・
 あと、とうとうフランス人彼氏と入籍しちまったAの新居にも遊びに行った。MYRさんとルームシェアしてて、遊びに行ったときにMYRさんもサマソニにモリッシー観にいったという話を聞いて大笑い。
 Aは新婚というよりも、仕事と生活に疲れきっており、「もう、化粧する気も起きない」というくらいくたびれきっていて、「すでに倦怠期か?」というありさまだったが、あれはあれで幸せなんだろう。しかし、いろいろ話を聞いていると、結婚って「好きだから一緒にいる」ということよりも経済的な取り決めとか、生活スタイルの擦り合わせとか、よく芸能人が離婚会見で「価値観の違いが・・・・」と言うが、まさに「価値観の摺り寄せ」が大事みたいで、「ガーぁぁぁあ!めんどくさそー!あたしにゃやっぱ向かないようだ」と思いました。

 というわけで、パソコンが壊れたり、親友が結婚したり、自分が36歳になって「どこに出しても恥ずかしくない30代後半」になったり、久々に父と二人っきりの水入らずというか「水はいらねーから酒持ってこい」状態で、バカスカ酒飲んだり、「これからは、すぐに眠たくなってしまうクラブよりも、寄席に行こう!小三治師匠のサインをゲットするぞ!」と決意したり、という9月でありました。

表紙に戻る / 過去の日記を読む