可燃物な日々

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(いつのまにか復活してました。祝・決勝進出?)


6月15日(土)

 サッカーの後、「ER」までしっかり観ながら酒飲んでしまった。
 昨日も「会社で観戦できるのはありがたいが、でもなんだか手持ち無沙汰・・・・ビールがないよぉ」と言って同僚に笑われた。サッカー観戦にはビールが必須アイテムなのである。こうして毎晩テレビに張り付いてビール飲んでるから、かなり太ったみたいだ。その昔、「ツイン・ピークス」にはまったときには「ドーナツ食べながらビデオ鑑賞するのが通」と思い込んでいて、しかもビデオ屋のすぐ近所にミスドがあったために、全部見終わったときには4キロも体重が増えていた。
 今回はその記録を更新できるであろうか?

 お腹が痛くて目が覚めた。鎮痛剤を飲んでまた一眠り。なんだか具合が良くないが、それが子宮なのか肝臓なのかよくわからない。どっちにしろ休日はこんなもんだ。それでも、ときどき起き上がって少し部屋を片付け、またダルくなって横になり、また起き上がって本棚を少し片付け、というのをゆるゆると繰り返す。
 そうこうしているうちに、3時になったのでテレビを付けると岡ちゃんが、優雅に1次リーグのおさらいと決勝リーグの予想をしていた。
 前回は棚ボタの日本代表監督になった彼だが、今回はNHKのメイン解説者である。でも、岡田氏の語り口は淡々としていて、言葉もわかりやすいので好きだ。「デルピエロと食事した」などという自慢話が鼻につかないあたりに才能を感じた。
 逆に私が苦手なのが加茂周。声も嫌いなのだが、喋り方もあまり好きではないし、全体的に「偉そう」な雰囲気が漂う。それに、「この機会にサッカーに興味の無い人にもわかりやすく解説して、サッカー人気を底上げしたい」という姿勢がうかがえる岡ちゃんと違って、解説も散漫のような気がする。

●ドイツ-パラグアイ戦

 そう思ってたら、また加茂さんかよ〜。
 それは我慢することとして、今回私はまだチラベルトをちゃんと観ていなかったので楽しみにしてた。チラベルトってあんなに顔が膨らんでたっけ?もともとデカい顔だったが。
 
 カーン対チラベルトである。試合はいいから、最初からPK合戦でやるのはどうだろう?キーパーもキッカーも二人だけでやるの。
 ドイツ有利かと思っていたが、さすがパラグアイも粘りっこい。後半になっても無得点が続き、「これはやはり夢のPKか?」と期待したが、最後の最後でドイツが決めた。

 パラグアイの監督(前回のイタリア・チームの監督らしい)の髪の毛の生え際がすっかり白くなっていた。あれは「勝っているうちは毛染めしない」ということなんだろうか?負けちゃったんで、ゆっくり白髪染めしてください。

 それにしても客席はガラガラだったな。韓国での試合は狙い目みたいだが、今更韓国まで飛ぶ気力も無し。
 そういえば、デルピエロと親交のある岡田氏も「こんなに出来の悪いイタリアは初めて観ました。こうなると韓国が勝つ可能性はかなり高い」と言っていたが、日本人女性ファンにはデルピエロは圧倒的に人気があるらしい。別に顔だけでファンになっているのではないのかもしれないが、どうも私には「インチキ宮廷画家」にしか見えない。「肖像画を描くために」と称して貴婦人と部屋に閉じこもってそうじゃん。
 などと、私がボロクソに言ってしまうのも「調子悪い」せいだろうから、韓国戦はちゃんとやって見返してください。

 さて、夜の試合に備えて、買出しに行こう。
 
 親愛なるおじ様
 サッカーの試合の合間にスーパーに買い物に行ったついでに、久しぶりに本屋さんに寄りました。なぜなら昨日の夜、布団の中でふと「足長おじさんが読みたい」と思ったからです。その昔、とても話題になったテレビコマーシャルで、ケイコさんが夜中に突然「いなりずし」が食べたくなり、ノートに「いなりずし、いなりずし、いなりずし」と書き連ねておりましたが、昨晩の私の目の前に同じようなノートがあったらきっと「足長おじさん、足長おじさん、足長おじさん」と書いていたことでしょう。
 夜中に突然「足長おじさん」のことを何故思い出したかというと、自分でもよくわからないのですが、たぶんその前に「キャンディ・キャンディの主人公のキャンディはその後、ウイリアム大おじさまと結婚できたのだろうか?」と考えたので、それが「足長おじさん」に結びついたのだと思います。キャンディの「大おじさま」は彼女を養女にしてしまっていたので、その後もし恋愛することになったとしたら法律的になにか問題があるのでしょうか?
 そもそもなんで「キャンディ・キャンディ」のことを考え初めていたのか思い出せないのですが、とにかく「結婚したら離婚することはできるけど、親子の縁とを切るということは戸籍上はできるのだろうか?」ということを考えたのです。つまり、養子にした子供が気に入らないから、また他人同士に戻るとか、もしくは養子にした子供を妻にしたくなった場合には?

 そんなことを考えていたら、「足長おじさん」のことを思い出し、「あれはなんだか上手くやったような気がする」と思って、もう一度読んでみたくなったのです。
 本屋さんではすぐに文庫本で見つけることができました。新潮文庫にするか角川文庫にするか少し迷ったのですが、たぶん私が昔読んだのは新潮版だと思いましたのでそちらにしてみました。でも、文体がやたらと「お嬢様ことば」だったので最初はやや読みにくかったです。でも、昭和29年発行ですからこんなもんかもしれません。63年に改訂版になっておりますから、これでもかなり現代風にしたのかもしれませんし。
 
 でも、文庫版の「足長おじさん」だけ買うのは気が引けたので(私は変なところで見栄っ張りなのです)、他に買う本を探したのですが、これといったものが見つけられなくて山下和美の短編漫画を集めたものと、あと雑誌コーナーをうろうろしていたら「ユリイカ」が「フットボール宣言」しておりましたので、それを買うことにいたしました。サッカー観戦の合間に蓮見先生の「サッカー・プロレタリア宣言」でも読もうという作戦です。

 ・・・・ふう、疲れたからジュディ調終わり。

●イングランド-デンマーク戦

 私が台所に行った隙に最初の得点が決まっていた。あっけない。そしてオーウェンも得点したので、「終った」と思ったので、テレビの音も小さくしてずっと「足長おじさん」を読んでいた。昔読んだときにも思ったような気がするが、この小説は「足長おじさんに感情移入」しちゃうんですよね。孤児院の男の子を何人か大学に入れていた独身の金持ち男でちょっと人間不信気味な人物が、ふとした気まぐれで女性を大学に入れてみる。そして、自分に手紙を書くように要請するので、たぶん彼女が孤児院時代に書いていた作文がなかなか好みで面白かったので、その文章力と皮肉っぽさを独占してみたら楽しかろうという気持だったのだと思います。そしたら予想以上にそれが面白かったので、ちょっと様子を観に行ってしまったりして、そうすると自分のことが手紙に書かれることになるわけで、「お、自分はなかなか評判いいようだ」と、ちょっと気分よくなったりして、それで調子に乗って何回か会う機会も設けるわけですが、同時に彼女が他の男性のこと(親友の兄のことなど)を楽しげに書いているのを読むと心中おだやかではなかったりして。

 ジュディは「ジャービス坊ちゃん」と「足長おじさん」が同一人物だと想像もしていないので、好き勝手に書いているので「ああ、こんなこと書いたら!」と再読している読者(じゃなくてもカラクリは有名すぎて一般常識)はハラハラできるわけです。それにこうして日記を公開している自分としても、読んでいる人のことは書きづらいが(ナンシー関がネタ元とは会おうとしなかったということがよ〜くわかる)、「読んでないし、この日記の存在すら知らないはず」と信じている人のことについては書き放題なことを考えるとなかなか味わい深いものがあります。

 こういう「カルピス子供劇場」というか、後の「ハウス劇場」な「名作」を大人になってから再読するのは長年暖めていた計画でした。うちの母がそれに一時期ハマっていて、「アルプスの少女ハイジ」や「小公女」「小公子」などを読み漁っていて、「大人になってから読むと、これがまた違う視点があって楽しいのよ」と言っていたので「私も大人になったらやろう」と思っていたのですが、そろそろ大人になったかねえ。ふぉっふぉっふぉっ。(バルタン笑いで複雑な胸の内を表現しているつ・も・り)

 まあ、たしかに、子供のころは「小公子」のおじい様がむやみやたらと「アメリカ人は嫌い」という意味が全然わかってなかったし(アメリカもイギリスも私にとっては憧れの外国であった)、ある程度知恵がつくとそういう「少女小説」で漠然と読み飛ばしていた部分の本当の意味がわかったりして「そうだったのか」と発見することは楽しそうだ。
 「赤毛のアン」や「大草原の小さな家」などでも、私がよく不思議に思ったのは「ときどき襲撃してきて数ヶ月居座る叔母さんの存在」であったし、そもそも「赤毛のアン」でアンを引き取るのは夫婦ではなくて「独身の兄妹」なんですよね。あの時代のそういう小説にはけっこう「未婚者」が登場してきて、「結婚するのが当たり前」な日本で育った私には不思議なことでした。別にそれで敢えて「独身の叔母様」を目指したわけでもございませんけど。

 それでは明日はアイルランド-スペイン戦。
 家でテレビばかり観ている私をお許しくださいね。「ウィル&グレイス」が始まるまでゆっくりと「足長おじさん」の後半戦を楽しもうと思っております。

 ミヤノより 


6月14日(金)

●日本-チュニジア戦

 午前中、上司に「うちの会社は3時以降どうなるんですか?」とズバリと聞いてみたが、なにやら曖昧な返事。
 しかし、今日のゴルフ大会に行かなかった副社長(且親会社の役員)が、午後はうちの会社で観戦するとの情報が!
 「つうことは、副社長公認つうことか?」
 と確認するまでもなく、上司は社長室の仕切りのブラインドを下げた。すぐにもう1台のテレビをシステム部がすばやく持ち去る。早い、早いぞ、その瞬発力を仕事で発揮しろ!

 状況説明。
 うちの会社は親会社所有の別館ビルの4階から7階を使用してます。私がいるのが4階。社長室に大型テレビと総務に小型テレビ(両方とも液晶画面)が2ヶ月ほど前に用意されました。はっきりとは言わなかったけど、社長が「テレビくらいあってもいいだろう」と言って購入が決まったという経緯から「W杯観戦用」であるようです。
 4階→社長室
 5階→総務から持って行ったテレビを喫煙スペースに設置
 6階→Web用のストリーミングなんちゃら目的と称してすでにモニターを購入していたらしいことが発覚
 7階→一番大きい会議スペースがあるのだが、プレゼン用にプロジェクタ設備がある。どうやらそれがテレビも写ることが今日発覚

 というわけで、全フロア観戦できることに「なし崩し的」になっていた。仕事でもこのくらいの強引さとしたたかさを発揮すれば、売上倍増だろーに。
 おかげさまで私は社長室でゆっくり観戦できました。副社長と上司は7階に行ってしまったので、一緒に観ていたのはもう私以外に女子社員1名だけ。すぐに、先日私に「外人好きなの?」と言って私をムっとさせた先輩女性社員が入ってきて、

 「ところで中田って、ポジションンはどこなの?」

 という謎の質問をする。困る私ともう一人。二人ともそれほど詳しいわけではないので、どう応えていいのかわからない。「司令塔」というポジションを言っていいのだろうか・・・・・
 「え?ポジションって・・・・・?」と何を聞きたいのか確認してみたら
 「フォワードなの?」

 私は無視することにしたが、もう一人の子は優しいので、「フォワードじゃなくて、中盤というか、ミッドフィルダーでしょ?」「ああ、そうなの」
 いや、だから別にいいんだけど、仕事さぼってまで試合観る人のセリフではないと思うのだが。まあ、こういう人も観たい試合であったということで。
 それで彼女はほんとにわかってないので、ちょっとボールがチュニジアに奪われると「わー、あー、とられた!ダメじゃん」と騒ぐので「そりゃ、90分の試合でずっとボールキープできるわきゃないだろ」と突っ込みを入れたくなったが我慢する。

 前半終了。上司も戻ってきて、みんなでわさわさと仕事する。実は上司は忙しいらしい。

 後半。上司は日本の決勝進出が濃厚になったので、テレビの前になかなか来なかった。
 ぼんやり観ていたら、森島のシュートがポカリと決まった。
 いきなり、わらわらと仕事していた人たちが社長室に入ってきた。国際競技上で上映会(?)をしているのだが、そこの歓声が聞こえてきたので「決まったの?」と確認しに来たのであった。

 上司も「これで、もう決まりだろう。最低でも引き分けだし、1点負けてもいいんだろ?」とブツブツと自分に語りかけている。
 それにしても試合はなんだか盛り上がらないような気もした。チュニジアは個人技はあるが、高さがないので、日本の空中戦支配率も高く、「ちゃんと守ってれば負けないだろう」という安心感があった。

 中田がヘッドで決めた。「足で蹴るとホームランばかりだったが、頭だと入るじゃん」

 まあ、そんで終了。
 しかし、これで1位通過か・・・・会社でも「1位で通過すれば次はトルコだ!」と盛り上がっていたが、私としてはブラジルと対戦してほしいかった。
 それに、1位通過だと次回も平日昼間なんすよ?どーすんですか?2位だと夜だったのにぃ、とテレビ局の人も思ったであろう。

 しかし、イエローカード対策として稲本を交代させたり、中田に換えて小笠原を出してきたりと、「ニッポンもずいぶんエラくなったもんね〜」と嫌味のひとつも言いたくなった。
 しかし、トルシエの今日の選手起用はドンピシャで、今までの評判の悪さも「終りよければ全て良し」である。決勝リーグに行けた時点でトルシエの次の就職先でのギャラアップは必須だろうし。ああ、でも、これでまだダバディ君が観られるのね。がんばれニッポン!(でも、実はまた「ダバディでもらい泣き」がしてみたいという姑息なことを考えているのである。私は自分の快楽のためなら国をも売るのさ)

●ポルトガル-韓国戦

 初めてナイキのCMを観た。
 私のソウルメイトのダバディ君に比べると、韓国の監督にひっついている通訳はちょっと冴えないわね。服装もいいかげんだし、物腰も優雅さに欠ける。ふふ・・・(勝ったと思っている。どういう勝負だ?)
 やっぱり韓国すごいなあ、ポルトガルに負けてないどころか「負けられない」ポルトガルを押している。フィジカルでも負けてないし、フィーゴを完璧に封じているが、フィーゴはやはり調子悪いとしか思えない。
 これはいい試合になる。裏ではアメリカがなぜかポーランドにボコボコにされているし、と楽しみにしていたら、「ゲロゲロ、またレッドカードで一発退場?」たしかにシロート目にも危険なプレーだった。
 これで一人減ったポルトガルは引き分け狙いで守りに徹するしかないのだが、ぽっかりと決められる。

 うーん、これでポルトガルも消えてしまうのか?でも、韓国もポルトガルに引き分けてやれよ、と思ったのだが、また退場?
 2人抜きはきついだろう。
 どうなってしまうのだろうか、とすっかりポルトガル寄りになって観ていたのだが、貴重なチャンスもモノにできないポルトガル・・・・・奇跡は起こるのか?

 起こらなかった。韓国の決勝進出で胸を撫で下ろしたが、ポルトガルのこの敗戦はきつい。
 ポルトガルの監督の密かなファンになっていたので大変残念である。

 ポルトガルの監督って、映画「ハリーポッター」のハリポタ役の少年が、「育ち方をちょっと間違えて40年経つとああいうオヤジになる」と思っていたのだが、それを言いふらす機会がなくなった。彼は足が悪いらしく杖を持っているのだが「あれがホウキだったら私の説をみんな納得してくれるかなあ」と思っていたのにぃ。

 ああ、でも韓国はいきなりイタリアと当たるのか!いいぞ!イタリアになら勝てるかもしれない!美青年度では負けてない!(すっかりアン・ジョン・ファンに入れ込んでいるのであった。アナウンサーが「この人は女性に非常に人気があります」とわざわざ言っていたので、余計なお世話だと思ったが「ほ〜ら、私の趣味は普通じゃん」と自信が持ててよかったかも。趣味悪いとよく言われるからさ)

 おっし!イタリア戦は夜だ!がんばれ韓国! 

 ああ、週末もテレビばかり観ていて、部屋の掃除ができない予感。「あんたはもういつ突然死してもおかしくない年齢」と一生懸命念仏を唱えなくてはならない。まあでも、今月中だったら、「W杯に夢中になっていたのだろう」といいほうに誤解してもらえるかもしれない。うう〜ん。



6月13日(木)

 どうも眠いと思ったら、そういう時期か。ここ2ヶ月ほどは気候の良さなのか、鍼灸のせいなのか、暦のせいなのか(休日だと寝てられるからあまりしんどくない)かなり軽かったので忘れてた。

 今大会、初めてちゃんとイタリアの試合を観た。鍼灸院に行ってたから後半からだったけど。
 やはりイタリア・チームはほぼ全員の横顔が「青池保子のキャラクター」である。たしかに私の中の「エロイカに愛をこめて」心は刺激されるが、でもそのせいかどの選手もホモに見えてしまう。それにあのユニフォームは反則じゃないか?なんか肌に微妙にフィットする生地。「さすが、メンズ・ファッション王国イタリア!」と言ってしまえばそれまでだが、お色気過剰のような気がする。今日は白のユニフォームだったので乳首透けてるし。
 
 NHKのスタジオでの解説に北沢が出ていたが、メキシコ・チームは全員が「全盛期の北沢」のように小柄だかちょこちょこ動き回って、しつこいチェックで、「色男集団」にからんでいてなかなか好感が持てた。それに髪型も北沢っぽかったし(笑)
 北沢軍団に囲まれた色男軍団は、ちょっと動きがトロく見えてしまい、「おら、おら、カッコばっかつけてんじゃないよ」と突っ込みたくなってしまった。
 まあ、しかし、フランスもアルゼンチンも消えてしまったので、イタリアくらい残ってないと盛り上がらないだろうからがんばってください。

 そういや、スカパーの中継には普通に試合を流している映像とは別に「俯瞰チャンネル」や「ベンチ専用チャンネル」に、日本戦だと「中田チャンネル」など、いろいろなチャンネルがあるらしい。いいな〜、「俯瞰」も羨ましいが、「ベンチ専用」だとずっとダバディ君を見つめていることもできるわけだ。今日のイタリアの試合でも、デルピエロと交代して、デルピエロの活躍を見守っていたトッティの表情はなかなか複雑で、同点で試合が終った瞬間にも「まあ、よかったんじゃないかな・・・さて、一応、ちょっと抱きつきに行ってくるか・・・・と」考えてからユルユルと走り出すという、心象風景が現れていて楽しかった。

 W杯については私は何も予想してなかったが、「このチャンスを中国に潜伏する北朝鮮難民が見逃すわけがない!勝利への脱出さながらに、ボコボコと大使館に体ごとゴーーーール!になるのでは?」と友達に語っていたのだが、やはりけっこう飛び込んでいるようだ。
 
 あ、「マジックマッシュルーム所持」で逮捕された人がいる。あれはちょっと前まで街角で堂々と売っていたのだが、いきなり麻薬に出世してしまった。
 しかし「覚醒剤と同じような幻覚を引き起こす」とニュースで言っているが、覚醒剤って幻覚作用あるんすかね?そういう話は聴いたことないが。
 日本の「麻薬撲滅運動」はどうも「覚醒剤」が基準みたいだからだめよね。
 だって「覚醒剤と同じような幻覚を引き起こすキノコ」なんて宣伝しちゃうと、逆に「覚醒剤はキノコみたいな幻覚作用があるのか?」と思う人がいそうだもん。

 いやほんとに、何度も書いているが、「大麻と覚醒剤」の区別がついてない人がけっこういるのだ。そんで「大麻は外国ではあまり禁止されてないらしい。それに体や頭への害も少ないらしい」ということだけ知ってしまって、「大麻≒覚醒剤」「大麻=そんなに悪いもんではない」すなわち「覚醒剤もそんなに悪いもんじゃないだろう」という理論展開をする人を育ててしまっているような気がする。

 それにマジックマッシュルームが日本では長きにわたって「合法」であったことはけっこうマスコミにも取り上げられて有名なんだから、それを今更「覚醒剤と同じなんだよ」と説いたところで「本当は恐ろしい麻薬。マジックマッシュルーム」をアピールするよりも「なんだ、じゃあ覚醒剤もキノコみたいなもんか」ということをアピールしてしまうことになると思うのですが、私なんか間違ったこと言ってます?

 と、「覚醒剤」について語るとついついムキになってしまうのは、あれが「寝られない薬」らしいからである。眠たいけど仕事しなきゃならない人に人気があるらしいからである。(長距離トラックの運転手とか)疲れている人がもうひとふんばりできるらしいからである。だからなんだか貧乏くさいのが嫌いなのだ。
 麻薬なんてどれも貧乏くさいものだが、その中でも覚醒剤のみみっちさは飛びぬけていると思う。

 というわけで、眠いときにはちゃんと眠るのが一番飛べると信じてるから寝ます。



6月12日(水)

 昨日は「アイルランド人に負けるな」とばかりに飲んでしまったみたいで、家に帰ってからもW杯ニュースを観ながら友達2名と電話で話していて、そこでもまた飲んでいたので、朝起きたらさすがに二日酔い気味だった。昼になってもあまり食欲がなかったのだが、「こういうときにはピリ辛+たんぱく質」というわけで。麻婆豆腐丼を食べたら、あっさり全部食べてしまった。なんて元気な胃袋なんだ・・・・

 午後になってからは眠気との戦い。
 3時前に「さあて、今日のスタメンは・・・・」とネットでチェックしたら、ニュース・サイトの隅に「ナンシー関」という文字があるのをとらえたので、「なんだ?結婚でもしたか?」と思ったのだが、なんと訃報。びっくりびっくりびっくり。「私とそんなに年かわらんだろー?」と思ったが、39歳だった。先日も三谷組のあの名前はとっさに思い出さないが顔は永遠に忘れない役者さんがくも膜下で急死されたが、自分と近い年齢の人が急死すると動揺してしまう。やはり部屋はちゃんと片しておいたほうがいい。

 「もしも私が有名人になったら?」という夢想をたまにしてしまうのは私だけではないと思うが、「笑っていいとも」に出てもタモリにどう遊ばれてしまうのだろうか、などとぼんやり考えたりするように、「ナンシー関に似顔絵描かれたらどんなだろう?」と想像してしまった経験のある人は多いと思う。「似顔絵」自体より、その脇にどんな「キメの一言」を書かれるのかちょっと楽しみだったりする。
 「有名人」になる予定もない私ですらそう思うのだから、有名人さんたちは「ナンシーさんに描かれちゃいましたよ。ハハハ」と苦笑する日を待ち望んでいたのではないかと思われるので「まだ、私のことを描いてくれてなかったのに」と肩を落とした人も多いのでは、と思ったのだが、会社の同僚に「ナンシー関が亡くなったって!」と言ったら「誰それ?」と返ってきたので、がっかりする。ほんとに「惜しい人を亡くした」としか言いようがない。彼女が照らしてくれていたから輝いていたものは多かったはずだ。

 「もしかしたら、フランス敗退がショックだったとか?」と思ったが、W杯関連ニュースを観ていたら、ジダンのインタビューをやっていて、「ああ、やはり形相が変わっている」と思った。顔の皮膚の下の骨格が透けて見えそうだった。「やつれた」というより「面の皮が薄くなった」という印象。

 さて、今日は地獄のF組の決戦。社長が社長室でひっそりとテレビを観ていたので、ときどき覗いて「どーですかあ?」と声をかけるという気配りも忘れない「できるOLのつもり」の私。単に観たかっただけですが。
 でも、テレビでやってたイングランド戦よりも、地上波ではやってなかったアルゼンチン戦のほうが白熱してそうだった。結局、アルゼンチンも予選敗退。アルゼンチン国民の落胆ぶりを想像すると気の毒である。

 明後日の日本-チュニジアのときには皆さんどうするんでしょうねえ?韓国みたいに「仕事早じまい」みたいなことになるんでしょうか?うちの会社はどうなるんだろうなあ?その日はゴルフ大会なので会社の役職者の多くは「早目にあがってクラブハウスで観戦」の予定らしいのですが、私の上司である総務部長はゴルフやらないので(麻雀要員なのである)、彼がどう判断するのか見ものです。たぶん、本人もとても観たいはずだが。

 その前に明日はまたクロアチア-エクアドルなので、赤白チェッカーな人がいっぱい来るのを楽しみにしているのであった。
 昨日休みだった人に「昨日はすっごく楽しかったんですよ」と昨日の街の様子あれこれ語ったら、「外人が好きなの?」という妙な反応が返ってきて、それも腰砕け。なんか、こう、話が上手く通じない人っていますよね。それとも私の説明が悪かったか?まあ、その人も明日の様子を観れば、私が言いたかったことがわかってくれるだろうと期待しときましょう。別にいいんだけどね。

 ああ、眠いから今日は久々に早寝すっかな。
 なんだか今週は長く感じる。



6月11日(火)

 私の勤務地は新横浜です。
 私の友人や知人の多くは「横浜」と「新横浜」の区別がついてなくて、まあかくいう私も最初、「新横浜ってどこだ?」と思っていたのですが、ともかく「新横浜で働いている」と言うと「買い物とか食事が楽しそうジャン」という反応が返ってきます。食事=中華街・・・・あれは石川町です。買い物=というのは「横浜そごう」のことなんでしょうか?

 東京在住の皆さんに「新横浜は、新幹線が止まるけど、横浜とは地下鉄で4駅離れているし、JRに至っては直通もあまり無い」ということをいちいち説明しなくてはなりません。それでも最近は同年代の「ジャニーズおっかけ組」には「ほら、アリーナのあるところ」とか、また「サッカーおたく」には「ほら、国際競技場あるでしょ?」と説明すると、「ああ、あそこか〜・・・・・なんにもないよね」と、わかってもらえるようになりました。

 そんな「なんにもない」新横浜ですが、今日ほど「新横浜で働いていてよかった」という日もなかったでしょう。
 なにしろ、午後4時くらいには、街にはアイルランド・サポーターが大挙して押しかけてきて、昼間からまさに「飲めや、飲めや、飲めや、ときどき唄えや」状態でした。

 「酒の販売規制」ってどうなってるんでしょうか?
 夕方から居酒屋は開けていて、「試合前にとことん飲むぜ」と気合入った「緑色の集団」を吸い込んでましたし、路上では素人くさい日本人のオヤジがビニルプールに缶ビールを浮かべて販売してますし、コンビニも酒を大量に仕入れているらしく、「1リットル缶」をラッパ飲みしながら歩くアイリッシュ・サポーターを多数目撃。
 夕方に「ちょっと街の様子を見てみる」と散歩してみたのですが「試合開始4時間前ですでにこの状態?」という有様で大変楽しかったです。通りに面したスタンド・バーはすでに「まるでアイリッシュ・パブ」になっていました。「こ、ここはダブリンか?」(ダブリンには行ったことないけど)という感じで楽しい雰囲気。

 そうこうしながらも、また会社のおじさんと「ジダンがスタメンですよ!」「マジ?」「あ、ベルギー先攻1点だよ?」「え、ほんとっすか?」と、仕事そっちのけでハマっていて、社長も「こりゃ、フランスだめだわな」と話しに来るしで、ちっとも落ち着きません。すぐとなりのミーティング・スペースで接客している社員もいたのに「がああ、ベルギー2点目!!!!」などと騒いでおりました。

 結局、フランスが予選敗退。「あああああ、アンリ〜!」と、一人で「アンリがぁ、アンリがぁ、もう観られない」と騒いでおりました。チクショー、こうなったら次の休暇は「プレミアリーグ観戦ツアー」にして、アンリのシュート観に行くしかないのか!弟には自慢できそうだ。

 そうこうしているうちに6時になって、街はますます緑色に染まっています。
 社長が「ビールでも飲んで帰るか」と言い出し、私は思わず「今行くと、アイリッシュで占領されてますよ!」と言うけど「プリンス(新横浜)だったら大丈夫だろう」とのことで、私の上司が「ミヤノさん、行ってください」と指令を出したので(上司は今日の番人。夕方出社して、試合後落ち着くまで会社の見張り。前回の日本-ロシア戦では総務課長が2時まで番してた)、社長のお供で飲みに行く。

 「アイリッシュはこんなことに溜まってないでしょ」と思った新横浜プリンスであるが、関係者やアッパーなアイリッシュは宿泊しているらしく、ロビーにはまだ緑のユニフォームがちらほらいた。奥のバーで社長と飲んでいたら、しばらくして他の社員もやってきて「おやじ系なサッカー話」で盛り上がり、「さあ、今のうちに帰ろう」と8時には出た。

●ドイツ-カメルーン

 家に帰ると丁度ハーフタイム。同点か。つうことは、アイルランドの決勝進出は濃厚だ。さっき一緒に飲んでた他部署の社員が「○○さん(私の直属上司である総務部長)と今生の別れ交わしてきた?」と、いっていたが、「決勝進出に沸くアイリッシュ」はさぞかし盛り上がっているであろう。
 ドイツ・チームの前評判はイマイチであったが、あの守りの組織はカメルーンにも通用したらしい。

 久々にKM君から電話。
 元気そうだった。卒業制作はミュージカルでいくみたいで、完成したら見せてねというかんじで、1時間くらい話し込んでしまった。 



6月10日(月)

 ロシアでフーリガンが大暴れ・・・・チャイコフスキー・コンクールを観に行っていた日本人が暴行を受けたらしいが、国内では未曾有の「フーリガン・ブーム」だけど、海外のことまでは考えていなかった。まあ、私がもし昨日モスクワにいたら、「外出を控えよう」と思ったかもしれないけど、その日本人だって「ちょっとヤバいかも」と思ったかもしれないけど、でもだからって観に行かないわけにもいかないもんなあ。そのためにわざわざ行ってるわけだし。
 でも、たしかに日本や韓国に来ているサポーターではなくて、国で観戦している本当に鬱憤溜まっている人たちだろうなあ。人数も圧倒的に多いわけだし。それに「プロのフーリガン」の多くは自国に残っているわけだからねえ。

 だから日本でも本当に怖いのは「フーリガン」ではなくて、「フーリガンというものがいるらしい」と知ってしまった日本人のほうだろう。
 本当のサッカー・ファンはフーリガンに変な期待は寄せていないと思うけど、実際にフーリガンを見たことも無い日本ではそれをちょっと観てみたいという気持を持っている人は多いと思う。例えとして適当かどうかわからないが、2年くらい前に「ハッカー」という言葉が一般にも流行して、なんでも「ハッカーの仕業だ」とか「ハッカーは怖い」とかいう雰囲気になったときに、ある新聞のコラムで「政府系のホームページに落書をするのはクラッカーであって、ハッカーではない」と書いていた専門家がいて、「ハッカーとクラッカーの違いは、車のレースで例えたらF1ドライバーと暴走族の違いのようなものです」と、ちょっと違うと思うが、シロートには大変わかりやすく説明していたけど、「サポーター」と「フーリガン」もそういうふうにわかりやすく説明すればいいのに、と思ったが、どっちにしろ「破壊者」という概念を横文字でかっこよさげになにかすごいもののように語ってしまうと、「破壊するほど鬱憤溜まっていない人たち」が「そうか、そういう暴れ方もあるのね」と心の隅にとどめてしまうことが私には怖いのですが。

 昨日の試合も勝ったからよかったけど、あれで後半ギリギリで逆転なんかされたら、多くの人が「こういうときには暴れるのが正しい」と思い込んで、「なんちゃってフーリガン」をはじめてしまうのではないかとハラハラしてしまう。
 野球の場合には、あまり暴徒の話を聞かないのだが、(阪神ファンがグランドに溢れたことはあったかな)あれはきっと「負けたら暴れる」という概念が確立していないからに違いない。野球の場合には「勝ったほうの応援団がいかにバカをやらかすか」というほうが強いような気がする。道頓堀に飛び込むというのがその代表。まあ、日本のプロ野球の場合には「ホーム」「アウェイ」が曖昧だということもあるだろう。

 W杯みたいな大きな大会になると普段サッカーなんか観てない人が「なんか盛り上がっているから」と応援に参加して、「なんか負けたら暴れてもいいらしい」と思ってそうだし、それに「大晦日の河口湖を目指せ暴走大会」みたいに、マスコミにも注目される熱い戦いに全国から大勢集まってきてしまうのと同じように、みんなそういうわかり易いの大好きだからなあ。
 というわけで、チャニジア戦で敗退したら期待が最高潮なだけにヤバいと思うんですが・・・・・杞憂なのかな?

 前から思っているのだが、「悪いこと」をするのってとてもオリジナリティがいるような気がする。「こういう悪いことがある」ということを知らないと凡人には「悪」を生み出す才能が無いのだ。「悪」と言っていいのかは微妙だが、私が小学生のころはまだ「登校拒否」という言葉はマイナーだったので、なにか特別なことだと思われていたので、気の小さな子はとてもそんなことはできなかった。そして、私が中学生のころ「校内暴力」という言葉がメジャーになり、「そうか!ムカつく先生のことは殴ってもいいんだ!窓ガラスは故意に割ってもいいんだ!」と気が付いてしまい、行動に移した生徒は多かったと思う。窓ガラスを割っていいのは、野球のホームランボールや掃除当番がホウキでちゃんばらをして勢い余って・・・というようなことだけだと思い込んでいたので、そういう発想の転換は少なくとも私にはとても思いつかなかったので、暴れている生徒の多くもそうだったにちがいないと思ったのである。

 「誘拐」とか「保険金殺人」はかなり昔からあっただろうけど、それを最初に思いついた人は「ビジネスモデル特許」を申請してもよかったのではないかと思うし、「ハイジャック」は誰が発明したのだろうか?「・・・・ジャック」ってそれ以前にもあったんでしょうかね?「バス・ジャック」や「シー・ジャック」のほうが先だったのだろうか?
 それほどの犯罪ではなくても、ずい分前だが、「校庭に机を並べて数字が描いてあった」という謎の事件があった。なにが目的かわからなかったが、それが何かに対する反抗心からの計画だとするとあれを考えた生徒(ではなかったかもしれないが)は相当、独創性があったと思う。誰も傷つけず、何も破損せずに充分世間を騒がせたのだから。
 グラフィティー(いわゆる壁の落書)でもそういうチームが外国にいて、同じ日に何箇所かで同じメッセージをすごく高い場所(ビルの5階の壁など)に描く、ということをやって話題になっていた。かなり組織だってやっているらしいが、あれも一歩間違えば犯罪だが、うまくやればなんだかカッコいい。

 一旦、話題になってしまった頭脳犯罪が模倣されると、いきなり陳腐になってしまう。頭脳犯罪でなくても、単なる凶悪犯罪だって、最初に起こったときには衝撃的だが、それが2番手3番手になると「またか」と「模倣犯」扱いになるので、頭脳に自信のある犯罪者は絶対にやらないだろう。オウム真理教の真似や宮崎勤の真似といわれるくらいなら、なにもしないほうがいいに決まっている。「第2の三浦和義」も嫌だし、毒を盛るにしてもカレーだけはなんとか避けたいと思うだろうし、「うーん、わたし、その気になれば旦那を完全犯罪で殺せるかも」と密かに思っていた医療関係者は、先日の看護婦の事件で実現する予定を無期延期したであろう。まあ、愉快犯と営利目的の目指せ完全犯罪な殺人犯は性質が違うだろうけど。

 話は逸れたが、そういえば私が大学生だったころ、よくラグビー観戦した。チケット獲得から盛り上がり、「徹夜チーム」と「始発で援護」で作戦を組んで、「チケットとれたぞー」でまず飲み会(笑)。そして試合当日も盛り上がり、終ったあとは勝っても負けても「とにかく朝まで飲む」わけで、もちろん試合観戦も楽しいが、その後バカ騒ぎするのがとにかく楽しかった。コマ劇場前広場で校歌を歌って大騒ぎするのである。その権利は勝った方に与えられるということになっていたらしいが、でも予約の関係で敵対校も歌舞伎町にいるのだが、あまり小競り合いになったという話も聴かなかった。ただ「コマ劇場の前には昔は噴水があったのだが、母校の先輩が酔っ払って破壊してしまったらしい。そして、逃げるときに、とっさに敵の校歌を歌って敵に罪をなすりつけようとしたが、とっさに敵の校歌が思い出せずに♪おーおー!わ〜せだ〜♪と歌ってしまったのでバレバレだった」という伝説というか笑い話が残っていたが。
 まあ、あと飲み屋の看板を壊しちゃったり(酔っ払った学生が足がふらついて)、道で吐いたりという「暴挙」はやらかしたが、火をつけたり、ガラス割ったりはしなかったというか、そういうことを思いつかなかったのだと思う。たしかに酒癖の悪いやつもいて、敵対校の学生に食ってかかったりしたこともあったが、みんなで必死になって押えた。それだけは「やってはいけない」と思っていたのであろう。なんでだろう?倫理上の問題なのか、カッコ悪いということだったのか今となってはわからない。
 まあ、単に相手に憎しみをぶつけるほどの鬱憤も溜まっていない優雅な大学生だったからだったのかもしれない。

 どっちにしろ、昨晩の騒ぎの様子をテレビで観ていると「まあ、テレビカメラ向ければみんな盛り上がるわなあ」とも思うが、ああやって大勢で騒ぐことの楽しさを経験したこともあるので、なんとなく懐かしかった。そしてたとえ負けても、気持ちよく「ヤケ酒」をあおっていただきたいと切に願います。

 まあ、「フーリガン対策」も重要ですが「フーリガンとはなにか」を定義することによって、模倣犯が増えないようにと願っているというわけです。
 ちょっとね、モスクワの映像が生々しかったし、あれが外国の話であっても「日本との対戦で生じた」ということで、かなりインパクトもありましたので「なるほど、車を燃やすのか」「そっか、車をひっくり返すのか」「敵国のレストランを襲撃するのか」などと学習されてたらやだなーと思うわけです。

 「模倣犯」も映画化されたことですし、意地でも真似はやめようね。

●韓国-アメリカ戦

 観たかったなあ、韓国戦。会社のおじさんと二人でインターネットの文字中継を見て騒いでいた。他のおじさん社員もやってきて、社長もやってきて4人で渋く今後の日本と韓国の決勝リーグ進出の可能性について話合う。すっかりオヤジ・チームに溶け込んでしまった。社長が「今日はこのあとなにがあるんだ?」というので「ポルトガルですよ、フィーゴですよ。フィーゴ観ましょうよ!」と熱く指導してしまいました。
 ベルギー-チュニジアの結果が気になりながら帰宅。そっちも引き分け。ベルギーだめじゃん。赤い悪魔は高温多湿で茹であがっちゃったのか?

●ポルトガル-ポーランド戦

 こんなに大雨の中の試合も初めてかしら?でも、これから日本もいよいよ梅雨入りだしねえ。決勝リーグのころはどうなるのかしら。なんかやっぱ晴れてるときの試合のほうがいいなあ。
 でも、ポルトガルのプレーは「これこそ、私が思っているサッカー」というかんじで好きだ。パウレタのシュート後に再三繰り返された「飛行機ブンブンのポーズ」も「基本」というかんじがして、好感が持てた。ポルトガルの監督がなかなか表情豊かなおっさんでナイス。

 しかし、フィーゴがまだ29歳だというのがどうしても納得がいかない。ジダンは「髪型に騙されてしまうが、よく観るとやはり若いのかも」と思えてきたが・・・・ 



6月9日(日)

 昨日の夜中にNHKで「ウィル&グレイス」を観たあとつけっ放しにしていたら、マイルス・デイビスのドキュメンタリーが始まったので、ついつい観ていたら、しっかり後編まで観てしまって、3時になってしまった。いやーロン・カーターもいつのまにかおっさんになってたなあ。
 しかし、ウェイン・ショーターやコルトレーンやロン・カーターやハービー・ハンコックがマイルス囲んで演奏している映像を観て、「かっこよすぎる。クーぅぅぅ」と呟いておりました。サッカー熱のおかげでテレビの前でブツブツ言う癖がすっかりついてしまった。

 あんまりジャズは詳しくないのですが、マイルス・バンドがビバップ調の早い曲をやっていると、「なんかこれってサッカーぽい」となんでもサッカーに結びつけてしまう悪癖が勃発してしまいましたが、でも、あのジャズの「ソロを回す」という演奏法はパス回しにも似たリズムがあるような。そんでドリブルで中央突破するもよし、サイドを突いてセンターにあげるもよし・・・・・

 というわけで、現在メキシコ-エクアドル戦を観ながら、「どれ、マイルスのCDでもかけてみるか」と思ったのですが、あれ?なんかなかったっけ?たしかちゃんとしたのも1枚くらい持ってたような気もしたが、発見できたのは有名ばかり集めたベスト盤みたいなやつだけ。そんで、いきなり一曲目が「ラウンド・ミッドナイト」・・・・(わかる人だけ笑ってください。ちゅうか、有名か)
 でも、2曲目が「マイルストーン」で、これはなかなか「サッカーBGM」になるな。マイルス様をBGM扱いとはジャズ・ファンに殴られそうだが、そういや、うちの独身の伯父の趣味は「テニスと山登りとオーディオ」なのですが、伯父はよくスポーツ中継を大画面テレビで流しながら、音は消していて、かわりにジャズとかかけていたよな。よく「おじさん、音楽消して、ちゃんと音声出してよ!」とお願いしていたが。

 たしかに「マイルストーン」くらいのテンポの曲だとサッカーと合うみたいだ。ベースのボン、ボン、ボンっていうリズムがいい。それがゲーム全体のリズムで、そんで、シャンシャカと鳴るドラムがディフェンスラインのリズムで、トランペットがボールの動きを追って・・・・・
 映画「死刑台のエレベーター」で、マイルスが映像を見ながら演奏してサウンドトラックを作ったというのは有名ですが、あれと同じ手法で、「サッカーの名勝負」(私は生半可すぎて、具体的にどの勝負か思い浮かびません)を観ながら演奏してもらったら、どんな音になったかなあ。

 あ、あった、まともなアルバム。「カインド・オブ・ブルー」持ってた。これは「ビル・エヴァンス買い」しているなきっと。ビル・エヴァンスは演奏も好きだが、ルックスも大好きで、個人的には「お父さんにしたいミュージシャンbP」なのである。ちなみに2位はチャーリー・ワッツ。手堅い趣味である。
 マイルス・デイビスは親戚にしたくない人物だ(笑)
 
●日本-ロシア戦

 ゲスト解説者のベンゲル氏のスーツの色と髪の色とばっちりコーディネイトされてて素晴らしい。おシャレなおっさんだ。スタイリストがついているのかもしれない。

 ロシアってどうなのかなあ、と思っていたが、試合始まるとどうやら実力は日本とかなり同じくらいみたいだ。ちょっと雑なかんじだし、あまり特色がないあたりも日本っぽい。だから予想外に試合は面白かった。また、1点とっても攻撃をちゃんとする姿勢は評価したい。イングランドがアルゼンチンにやった守りぬきはやはりつまらん。それに日本がそれやると絶対不利だということか。

 稲本のシュートが決まるとご近所から黄色い歓声が聴こえてきた。先行した試合だし、ロシアの攻撃も続いたし、日曜の夜だし、これは視聴率出たのでは?

 それにしても、ダバディ君とトルシエが完全にシンクロしていて、トルシエが画面に写るたびにすぐ横でトルシエとそっくり同じポーズをしているダバティ君も写るので、そっちから目が離せなくなった。ベンチも囲み画面でずっと中継してほしい。アゴタ・クリストフの「悪童日記」シリーズをなんとなく思い出す。(もしくはモッ君がやった実写版「ブラック・ジャック」のピノコ役。双子が演じていた)
 結局守り抜いて、悲願の「W杯初勝利」、感慨深げに観客席の熱狂を眺めるダバディは麗しかった。トルシエのインタビュー(なんかいつもより、あのアゴの割れ目が力強かったように思えたのだが、気のせいだろうか?ちゅうか、そんなとこばかり観察すんな>私)の最中も、スタジアムの雰囲気を愛しそうに眺めていた。そして、インタビューが終ると、トルシエは係員の誘導でピッチを去ることになったが、ダバディ君はまだあの大歓声を見ていたいという後ろ髪を引かれる思いのようでした。

 なんか、ダバディ君のためにも、日本には決勝トーナメントまで残ってほしい、と思ってしまいました。(素直に「がんばれニッポン」と言えないだけかもしれない。その「あんまりニッポン、チャチャチャではないのだけれど、まあ応援してなくはない」という捻くれた態度のはけ口にダバディ君がはまっているだけだとも言える。と、冷静に自己分析しているのであった。)

 それにしても、ヒデは一本くらいワク内に入れろよなー。キーパーに止められてもいいからさあ。

●W杯関連CM徒然に

 マスターカードの「シャツ交換」CMばかり観ているような気がするし、今回あれが一番良くできてると思ったのだが、そういえば全然ナイキのCM観てない。たしかワイドショーでやっていたような気がするのだが。前回のW杯のときににはブラジル・チームが空港を駆け回るCMはよく観たし、大好きだったんだけどね。
 それ以上に多分話題性が高いのは、ジダンを起用してしまった日清カップヌードルのCMだろう。フランスの決勝進出もヤバが、なにしろジダンが出場できてないのに「ジダン!はや〜い!」と称えるCMは涙を誘う。ロッカールームでモニターを見ながら、一人淋しくヌードルをすするバージョンも用意しておけば別の角度からアプローチしただろうに。あれ?そういえば、「ジダンが地団駄」というダジャレCM、前にやってなかった?あれをまた流せばいいのに。

 ところで「サッカー狂」がなんちゃらというCMのシリーズはどこのメーカーなんだっけ?(笑)アディダス?
 トルシエが大声出して指示しているやつが「トルシエ君、なかなか役者じゃん」と思えてナイスだが(外人の大根は言葉の壁があってなかなか見破れないので得だが)、いったい何のCMだかわからないのはCMの出来としてはねえ。

 小野がスーパーマーケットでリフティングしているのは、女の子がかわいいが、やはり何のCMだか憶えてない。それよりも、女の子が小野に向かって短く「おまえもな!」と叫ぶところで、思わず「モナー」と頭の中で変換してしまうあたりが・・・・

●フランス語

 今日のトルシエのインタビューで「オージョーデュイ」(今日)だけヒアリングできた。「オージョーデュイ」の語感が好きだ。



6月8日(土)

 3月くらいから「会おうよ〜。いろいろ積もる話があるんだよ〜」とお互いに言っていたのだが、私も仕事が忙しかったり、向こうも深夜の入力の仕事してたり、その後はまたクーリエで忙しかったりしたみたいで、なかなか会えなかったのだが、そうこうしているうちに私は「W杯命」になってしまい「6月は無理かな」と思っていたのだが、ふと昨日の晩「明日、テレビでやるのはブラジル-中国戦だから、これは観なくてもいいかも」と思って電話してみたら、「ああ、会いたいと思ってたんだけど、日曜日からイギリス行くんだよ。3週間くらい・・・・」

 というわけで、なにか運命のお導きのように急遽会うことになった私とかみちゃんであった。
 明日の昼頃の便で渡英してしまうので、かみちゃんの家まで行くことになった。そんで、近所の焼肉屋に行ったら、丁度テレビでブラジル戦やってたが、やはり大量得点してました。
 焼肉食べながら、いろいろ近況を話す。かみちゃんが手伝った本が出たが、それがかなりの趣味本(ゴアトランス系の)で、豪華な内容だが2800円もするものが売れるのかとか、クーリエが5月はかなり忙しかったらしくアイルランドとNYとシンガポールに行ったとか、そういう話を聞きながら、私の方は「また見合いした」とか、かみちゃん相変わらず無責任に「いーじゃん、いーじゃん」と言うので、「よかったら紹介するよ」
 そんで、「なぜかアメリカ人に口説かれているらしいが、イマイチ性格合いそうもないのでほったらかしている」とことの経緯を説明すると、また「いーじゃん、いーじゃん、カワイイ人っぽいじゃん」というので、「じゃあ、今度アレンジするから、君がアタックしてくれ」

 などなど、「恋愛話」(?)や私が最近会ったNちゃんやHちゃんやKちゃんの様子を報告に花が咲き、2時間ほど喋って、「じゃあ、よい旅を」でお別れした。
 かみちゃんちは私のうちとは直線距離では近いのだが(タクシーで2000円強)、乗り換えが新宿・渋谷と2回あってそれがうざいので、今回はじめて永福町まで歩いてみたら、20分くらいで歩けた。次回はこのルートから攻めよう。徒歩は長いが電車は一本で済む。

 それで、井の頭線で下北沢まで行ってから、また20分強の家路につくわけだ。焼肉食いすぎたのでいい運動になった。(W杯命でスポーツクラブにも行けていない)
 下北沢の改札を出ると、見覚えのある顔がそこに立っていた。携帯電話で電話中だったが、手を振ると私に気が付いたので、電話が終るまで横で待っていた。
 「おー久しぶりじゃん」・・・・・・確かに、昨年末に会ったきりのN部氏である。
 「いやー、偶然だねえ。それに、丁度、さっきまでかみちゃんと会ってたんだよ。明日からロンドン行くらしいんで・・・」
 「あー、なんかそんなこと言ってたなあ。オレも電話でしか話してなくて会ってないんだけどさあ。でも、かみちゃんちからの帰りで、なんでここにいるの?」
 「乗り換えが億劫なので、永福町まで歩いたんだよ」
 「はあ、その位置関係よくわからんわ」

 N部氏も井の頭沿線の住民だが(たしか東松原)、かみちゃんちが井の頭線からそれほど離れていないことを知らないようだった。

 「で?そっちは仕事なの?」
 「そーなんだよー」
 「まあ、じゃあ、またそのうち」
 「ああ、そのうちなんかイベントでね」

 「そのうち」はまた年末になるかもしれない(笑)
 でも、さんざん徘徊している下北沢であるが、友達と遭遇するのは珍しいし、しかも共通の友達と会った直後というのも「シンクロニシティ」っぽい。
 ただ、N部氏と私はお互いの電話番号も知らないような仲なのだが、変なところでよくすれ違うのであった。渋谷の外れの南平台ですれ違ったときには「なんでこんなところにいるの?」とお互いの行動の渋さにうなったもんだ。(N部氏は職場の近く。私は三茶-渋谷間を徒歩移動中であった)

 ところで、かみちゃんは前に私も会ったことのある可愛い双子の姉妹と一緒に英国に行くらしいのだが「なんか、旅行馴れしてないらしくて、変なことばかり聞いてくる」とこぼしていた。
 変なことの例「ドルで両替した」「両替したら札ばかりなのだが、コインも用意したほうがいいのか?」
 どうも、個人旅行をしたことがなく、行ったことのある海外はサイパンだかセブ島だかの「日本語通じそうなリゾート」だけなんだそうである。なので初めての欧州旅行に気合が入っているらしいので「せっかくだから高級ホテルに泊まりたい」と言うので、かみちゃんとしては「どうにかして安いB&Bでごまかしたい」ようだが、「普通、ごまかされないでしょう?でも、いざとなったら別宿泊にすればいいじゃん」「それが英語が全然だめだから、地下鉄にも乗れないって言うんだよねえ。だから宿の手配も全部やんないとならなくて・・・・それに美術館や博物館も回りたいとか言ってるし・・・ちょっと面倒になってきた」

 それで、期間がグラストンベリー開催と重なるので「行きたいと思って調べたら、もうチケット完売なんだよ」というので「私はダフ屋から買ったよ。高かったけどね」とアドバイスしたが「でも、グラストン行くとなるとテントとか用意しないとならないので、旅なれない人つれていくとキツイかもよ」
 「テント?要るのかなあ?」
 「雨降ったら3泊テント無しはきついよ。それに朝方はかなり冷えたしねえ」
 「いざとなったら、双子を利用してどっかのテントにもぐりこむかな」
 「美人双子姉妹を売るのぉ?たしかにあれは好事家とびつくわ。ハハハハ。でも、それってゴアのときのOちゃん売ってくれ事件思い出すなあ」

 かみちゃんの「Oを売りそうになった事件@ゴア」

 私がK子さんとゴアに2週間滞在したのと入れ替わるように、かみちゃんとOちゃんがゴアに行った。アンジュナビーチは狭いし、日本人も溜まっているので、行動範囲はほとんど同じだったらしい。「○○ゲストハウスに泊まった」と聞いて、私は「え?あそこは女の子が泊まるようなところでは・・・・」と思ったのだが、けっこう汚い宿だった。でも日本人男性が数人長期滞在していたけど。
 かみちゃんとOちゃんが、部屋を見せてもらったときに宿のマスターがかみちゃんを部屋の外に引っ張っていき、「もし、おまえの友達とオレを二人きりにしてくれたら、部屋代はタダにするぞ」と言ったらしい。

 かみちゃんは一瞬何を言われているのかわからずポカンとしてしまったそうだが、すぐにその意味がわかり、「ちょっと迷ったよ〜」(爆。迷うなって!)
 だが、その宿はそれほど高い宿でもなく、たしか日本円で一泊1000円くらいだったはず。1週間でもたったの7000円。かみちゃんがそれを計算したかどうかは知らないが、「ダメだよ。NO、NO」と断ったそうだ。

 私は、そのオヤジのこともよく知っていたので、そんな取引を堂々と持ちかけるような人柄ではないと思ったのだが、それだけOが美しかったということだろう。それもよくわかる。「わかる」と言い切るのも理解ありすぎだが、でもOは顔の造作が特別美しいというわけでもないと思うのだが「雰囲気の総合としてはかなり高レベル」だった。でも気さくな性格だったので、クラブ仲間の男性陣にもとても人気があった。「いい女だよな〜」とよく賞賛されていた。私もOほどの「いい女」を他に知らない。
 元々、普通のOLをしていて、スーツ着ている姿は雑誌から抜け出したように決まっていたが、(私も「やーん、今度スーツ姿でお立ち台で踊って!」とリクエストした。Oはクラブでも「高いところ」が大好きで目立っていた)その後、仕事を辞めてバイトで「お水」をやったら、その色気にますます磨きがかかり「あーあ、おじさんたちは皆これに騙されるわけね」と同情した。

 あるとき、Oが主催するパーティが新宿のDJバーでやっていて、私はちょこっと顔を出したのだが、終電で帰るときにお店の外までOが見送ってくれた。
 「今日はどうも来てくれてありがとう」
 と軽く膝を曲げて体をドンピシャの角度で傾げてペコリと頭を下げているOの仕草はまったくもってホステス風。しかも、シースルーのひらひらしたシャツを纏っていて超セクシー。
 「やだー、すっかりバイト・モードじゃん。お色気過剰だよ。帰りたくなくなっちゃうじゃん」と私がからかうと、Oは「じゃあ、もっと本格的に」とさらに「お水度」をあげた見送りをしてくれて(声色が違っていた)、私は「こりゃー、こんな見送りされたら、また来たくなってしまうキモチわかるわ」と納得した。

 私でもドギマギするくらいのそのオーラである、あの宿のオヤジが彼女を一目見て、「これはなんとかしたい。自分にとってもビッグチャンス」と思い、インド人らしい直球勝負でアタックしたのはよーくわかる。でも、なぜかその直球を本人ではなく、その連れの友達に投げたのがよくわからないが、イスラム圏などの「女性慣れしてない国」ではときどき、そういうことはあるそうだ。女の子を連れた男性が「あれはおまえの奥さんか?」「いえ、ただの友達ですが?」「そうか、だったらいくらだ?」「へ?」
 なにか「本人に直接値段を聞いてはいけない」という文化なんだろうか?

 話は逸れたが、かみちゃんがたかだか7000円くらいで「Oを売ろうかとちょっと迷った」というのは冗談だとしても、大受けしたのだが、そのかみちゃんが「双子がいれば、だれかテントにもぐりこませてくれるかも」と発言すると「おい、おい、お〜い!」と突っ込みを入れたくなったのでありました。
 つーわけで「美人双子姉妹」を率いたかみちゃんの珍道中の土産話を楽しみにしていましょう。リッツやサボイの宿代がタダになるとしたら、かみちゃんはかなり真剣に悩むと思います。(まあ、売りはしないだろうけど「売れるみたいだけど、どーしよー?どーする?」と正直に悩むところがかみちゃんの魅力であるのです)



6月7日(金)

●アルゼンチン-イングランド戦

 (国歌斉唱)
 なんか、ブーイングっぽい口笛が響き渡る異様な光景。どっちもマナーがなってないぞ。

 (前半23分)
 ウギャー!!!!オーウェン外した!マジーぃいいい?あと、3センチ!

 この試合の審判は、世界でも指折りのスター審判らしい。さすがにFIFAも気をつかったようだ。たしかに、大荒れした昨日のフランス戦と違って、選手が判定に熱くならないで済んでいるようだ。サッカーの試合を左右するのは実は審判なのではと思えてきた。やっぱ昨日決めた遺言を撤回して、「子孫は全員でW杯の審判を目指せ!そして試合を大荒れさせて、両国間の亀裂を決定的にして、世界の紛争地図を塗り替えるのだぁああああ」にしようかな。

 (イングランドPK)
 ベッカム冷静にシュート。
 シャツをまくってコーナーに走っていったので「まさか、コーナーにシャツを置くのか?」と期待したが、「オレが決めた、オレが決めた、オレは7番。7、7、7、7番なんだよ〜ん」とばかりにサポーターに向かって7番をアピール。チームメイトが後ろからハグハグ。

 (後半)
 ウェインを交代させ、守りを固めるイングランド。
 もはや得点を重ねるつもり無し。
 ほとんど全員守備。
 なんだか、アルゼンチンの「壁サッカー」状態。

 結局イングランド守りきって勝つ。

 勝ったけどさ・・・・

 こーゆー勝ち方でいいのか?イングランド!

 まあ、これもW杯ならでは、というべきか。なんだか、スクイズで勝負する高校野球みたいなセコさを感じた。敬遠で逃げ切ったというほうが雰囲気か。
 オーウェンにシュート決めてもらいたかったなあ。ブーブーブー(一人ブーイング)
 PKで勝ちって好きじゃないんだけどなあ。アルゼンチンの猛攻を防いだのは評価するけど、それもPKの1点があったからできたことであって、やっぱ自力でもう1点入れないと、今後に繋がらないじゃん。

●フランス国歌を歌おう

 「フランス・チームが一番大きな声で国歌を歌っているような気がする」と昨日書いたが、今日の朝日新聞を見ていたら、「チュラム、人種の壁を壊しつづけ」というコラムが載っており、例の極右政党のルペン氏が「国歌も歌えないフランス代表なんて好ましくない」と発言したということも書いてあった。

 そっか、だから皆で、練習したのか。納得。
 ルペン氏は「国歌をちゃんとした音程で唄えないフランス代表なんて好ましくない」と発言してみる?日本のカラオケに設置されてる音程判定機買ってね。

●7つの習慣

 なんか会社で今度、段階的に研修を受けさせるシステムを作ろうとしているらしく、いきなり「総務の社員に試験的にいろいろ体験してもらう」と言われた。で、私が受けることになったのが「7H」とかいう「7つの習慣」というベストセラー本にもなっているメソッドらしいのだが・・・・なんなんだそれ?

 こういう、具体的じゃないやつ(「税務知識」とか「キャッシュフローの作り方」などが具体的という意味)を受けたことがないのだが、なんか好きくなさそうなんだよなあ。内容をさっと読んでみてもさあ。なんかこれって、「自己啓発セミナー」みたいじゃん。
 まー別にいいんだけどさあ。でも、私こういうの学ばなくてもけっこう天然でわかってるつもりなのよね。(けっこう自信家なのである。特に仕事に関しては)
 ただ、日本では「明確な目的を持って」とかやると、すぐに角が立つから、のらりくらりとやることで作為的に「無目的」を装ってるわけだよ。

 どんな組織も個人の集合で成り立っています。
 そして、多くの人々は「会社が変わってくれない」「誰かが変わってくれたら」と、考えがちです。
 しかし、一番大切なことはまず「自分」が変わることなのです。

 あーそーですね。でも私、気が短いんで、いっつも自分で勝手に変えちゃうんだけど、それやりすぎると角が立つので「この程度ならみんなついてきてくれるかしら」という感じでやってるんですが。
 ああ、それと「自分」が変わるは関係ないか。
 だから、自分に自信持ってるんで、「変わる」のはゼッてーヤダ。変わりたい人は私に合わせろ。

 でも、やーねー、これ人気セミナーらしくて、すぐに満席になっちゃうらしいのよね。

 そこがすでに間違っている!そういう自分を変えろ!

 と、思う自分の正しさに眩暈がしそうです。自分の能力(もしくは部下の能力)を信じられなくて、そんな研修に頼っているあたりでもうダメでしょう。まず、そこを変えろよ。
 まあ、でも、会社が高額のセミナー代を払ってくれるので、覗き見気分で行ってみよう。レポートは2種類出しちゃおうかなあ。表向き優等生版と、裏向け罵倒版。うふふ。(性格ひたすら悪い)

 とか言ってて、「先生の御本も読まなくては!」ってくらい洗脳されちゃったりしてね。楽しみ〜〜〜
 他にも「タイム・クエスト」というよくわからんものも受けるんだー。私ほど時間の使い方の上手い人他にいないよ?私生活では「時間を無駄にすることに生涯を費やす決意」を固めているが(具体的ミッションとしては休みの日はほとんど寝て潰すことである。これは厳密にプライオリティを考えた結果の結論なのである)、仕事だと時間を完璧にマネージメントしてるわよー。
 
 つうわけで、「私の能力」VS「怪しげな研修」はどちらに分配が上がるでしょうか。



6月6日(木)

●フランス-ウルグアイ戦

(試合前)
 「さて、今日もしっかり研究しなくちゃ」とノートを目の前に置いて観戦。

(前半の試合を見ながらノートに殴り書きしてたメモ)
 「フランス・チームは他の国の選手にくらべると大きな声で国歌を歌っているが、初戦のときにも思ったのだけど、誰も音程が合っていない。サッカーの上手さと歌の上手さはあまり関係がないらしい」

 「あんなに麗しかったアンリのもみ上げが消失!てゆーか、かなりツルピカ!ショック!」

(ハーフタイム)
 もみあげがどうのと言っている場合ではなくなり、アンリの退場で、騒然。でも、不満そうだが、静かに消えていったお姿に惚れ惚れしたが、ロッカールームでボカスカ暴れているかもしれない。のぞき見したい。
 それにしても、いきなり試合が荒れちゃったなあ。レッドカードが出る前までは、なかなか緊迫したいい試合だと思ったのだが残念。

 「これがワールド・カップなんですね」とアナウンサーがフォローしているが、これは悪いほうの代表的な試合だろう。ジャッジの良し悪しは私にはよくわからないのだが(トップ・プロの技巧を凝らしたファールを私は見破れない。そもそもサッカーやったこともないので)、この単なる「なんかアンリってすてき。うふっ」で、温厚が売りの私ですら、あの審判の家族がうちの隣に住んでたら、乗り込んでいって、刃物振り回して家族全員を人質にしてしまいたいような心地がしたので、「審判って大変ねー、みんななんでやりたがるのか、よーわからん」と思いましたので、まだ子供も産んでいませんが、「うちの子孫は未来永劫、サッカーの審判になるのは禁止」という遺言を残しておこうかと・・・・

(後半)
 「これじゃ単なる子供の殴り合い」だった前半だったが、後半になったらさすがにクールダウンしていたようだが、それでも双方とも勝利への執着は凄まじく、そのためかやはり冷静さを欠いてしまうようで、決定的な場面でも得点に至らず。結局、0-0で終了。
 いやー、これでどっちかが勝っていたら、どっちのサポーターも大暴れしていたのではないでしょうか?韓国の警備担当者も生きた心地がしなかったと思われ。

 はあ、これでグループAはグチョグチョだ。11日は昼間の試合なのかあ。観たいよ観たいよ〜アンリ〜〜〜〜
 
 はあ、今日のフランス戦は特に期待していなかったのに、疲れてしまった。明日のアルゼンチン-イングランドもこんなだったらどうしよう。前回も大荒れしたからなあ。そんな試合の審判にはなりたくないよなあ。

 というわけで世界中が「たかが球蹴り」に熱中しているが(注:ここで言う「世界中」とは「私が宇宙の中心なの」という絶対的な思想に基づき「私の宇宙の中の私の世界」のことである)、パレスチナもなんだかまたヤバいし、インド-パキスタンも緊張がつづき、サッカーに興味のないブッシュが両国首脳に電話をかけたとか。(これが、アメフトのシーズンだったらそんなことしている暇がなかったのでは?)

 「自爆テロとかミサイル実験しとらんでピッチで戦え!」と、ついニュースを観ながら思ってしまう、イスラムでもユダヤでもなくて、「球蹴り教」に期間限定入信しているなまくら信者はついつい思ってしまうが、たしかイスラエルは予選でけっこういいとこまでいってたのでは?「W杯を狙うバカなテロ集団もいないだろう」と思っていたが(世界中の貧乏人の反感を買うから)、イスラエル来るとちょっとなあと思っていた。

 あ、サウジはカメルーンに1失点だけ?
 「サウジのパトロンである湯水じゃなくて湯油のように金を持っているなんちゃら王子がカメルーンに賞金をちらつかせた」に1バレル。たぶん、あの試合観た人は全員そう思っただろう。賞金の条件は「1億円×サウジの得点/カメルーンの得点」かな?ああ、それだとサウジが0点だとおじゃんだ。0-1にしたってことは・・・・・なにか逆数とか対数とか私の苦手なやつを使用したのだろうか?それともカメルーン・チームも皆算数が苦手だったとか?

 う〜ん、これはなかなか面白い問題だ。(私がバカすぎるだけかもしれないが)
 1.サウジの王子はなるべく買収をさとられないように設定しないとならない
 2.だから、得点差はなるべく小さいほうが賞金が多いように設定する。
 3.かと言って大量得点も怪しいし、カメルーンが無得点というのも怪しいからサウジ1-1カメルーンを妥当な金額(1億円くらい)に設定して、サウジ2-1カメルーンがカメルーンが予選を通過できなくても満足できるくらいの高額に設定するが、サウジ0-1カメルーンあたりをわりといい金額(5千万円くらい。カメルーンのW杯前金が選手一人当たり500万円くらいだったらしいから、それくらいの金額)にしておいて、カメルーンの大量得点を押える。
 
 う〜ん。わからん。これは単純に「サウジが勝ったら10億円、引き分けだったら1億円。1点差だったら5千万円。2点差以上は0円」にすればいいだけですが(笑)な〜に考えてんだか。

 ところで、1次リーグの「勝利の可能性」は「こっちが引き分けの場合は、こっちがこうなって」という具体に影響し合うので、そういう思考が苦手な私には難しいということがわかった。テレビの解説みたいに「この試合で引き分けると勝ち点がこうなりますから」と表を実際に埋めながら考えればいいのだが、世の中にはそんな手間かけなくても、すぐにパパパと計算できる人がいるのでしょうね。



6月5日(水)

●ドイツ-アイルランド戦

*クローゼ(ドイツ)のゴール
 ゴール裏のカメラマンの列の前で空中回転。チームメイトがわらわらと寄ってきて、カメラの前で爽やかな抱擁。

*キーン(アイルランド)のゴール
 ロスタイムでの劇的ゴール。
 ゴール裏のカメラマンの列の前で側転と勢い余ってでんぐり返し。チームメイトがわらわらと寄ってきて、カメラの前で爽やかな抱擁。

 ヨーロッパ人はなんだかプロっぽすぎてかわゆくないようだ。今日の観察結果を観ると、思わずトルシエに抱きついていた日本チームが可愛い奴らと思えてくる。
 今後もこの「得点後の行動研究」は続けてみよう。果たしてヨーロッパのチームは監督に抱きついたりするだろうか?「組織」に対する欧米と東洋の感覚の違いが浮き彫りになるだろうか?私は前試合観ることができないので、「求む!衛星放送が観られる暇人の共同研究者」
 ニュースのハイライト・シーンだけだとなかなかわからないのよね。
 
 その他、今日のメモ
 カーン(ドイツのキーパー)を見ていると、どうしても「猿の惑星・・・・・」と呟きたくなる。あのまま出演しても充分通用すると思われる。
 ロスタイムの同点ゴールのときのマッカーシー監督のリアクションが最高だった。何度観ても笑えた。顎がパコーンと下に開いて、長い顔が倍長くなったように見えた。漫画でよく使用される表情だ。だれかか寒いことを言って周りの人があきれ返ったときの顔。それの実写版だった。つーわけで、ますます私はアイルランド贔屓になる。しかも、アイルランドのおかげで、ドイツ-カメルーン戦も楽しみになったぜぃ!!!!!

 地上波でやってくれなかったのでハイライトしか観てないが、フィーゴ率いるポルトガルがアメリカに負けた。ポルトガル・ファンは大ショックだろうけど、アメリカではどの程度話題になるんすかね?しかし、アメリカの大金星のおかげで韓国がかなり有利になったのでは?

●最新恐竜学レポート(金子隆一・著)

 「ゴジラとガメラの化石が発見された!」という帯につられて買っちゃった。
 「恐竜博に備えて予習しておくか」と思ったのだが、そういう本でもなかったが、「とにかく世界タイトルを狙ってだんだん巨大化する復元化石」の仕組みや、ブラックマーケットで流通する化石や、恐竜を特集したテレビ番組のいい加減さなどに触れられていて、これを読めば「裏の世界」に近づいた気にはなれる。
 「ジュラシック・パークは実現可能か?」とか、「羽根の生えた恐竜の化石?」など、恐竜に詳しくはないけど「わーい、恐竜だあ」という人(私です)には興味深いテーマが満載でなかなか楽しめました。 

 読書がはかどるのは、あまり仕事を頑張ってないので、よってあまり眼精疲労しないので、電車で本が読めるのである。
 「あまり仕事を頑張らない」のは、この時期としてのグローバル・スタンダードに合わせているつもりだが、でもアメリカ人はそんなもんグローバル・スタンダードだと思ってないだろう。でも、いいの、ミーはヨーロッパ志向ざんすから。

 まあ、しかし「ぜってー残業しないぞ」と気合入っているので、自然と効率がよくなっているのかもしれない。(希望的観測)
 だが、もしかすると、ほんとはやらなくてはならないことをすっぽりと忘れていて、後になってドワワワワと書類の山に溺れそうになるのかもしれない。(悲観的観測)



6月4日(火)

●日本-ベルギー戦
 
 いつもよりやや早目に出社したら、上司がすでに席に座っていた。「早いじゃないですか〜」と思わず笑う。(上司は通常、11時ごろにならないと来ない)
 うちの会社は一応フレックス制なので、9時に来れば5時に帰っていいのである。私もそうしようかと思ったんだけど「やっぱ別に日本はいいや」と愛国心より愛寝床心が勝った。

 それでも、5時を過ぎると先陣を切って社長が消え、上司も消え、となりの部のサッカーおじさんも消えたので、「私もとっとと帰ろう」と思い、5時半には帰った。
 三茶の商店街は、いつもと変わらぬ光景だ。母の娘時代だった東京オリンピックのころ、「東洋の魔女」で盛り上がったときには銀座は閑散としていたというが、いっくら「サッカーばかり」と言われても多様化の時代はこんなもんだ。NHKが「視聴率60%以上」と言っていたらしいが、街の様子を見ていると、7時過ぎの後半ならまだしも、「平均視聴率」はあまり稼げないような気もしたが、通り沿いの不動産屋では、奥にあるテレビに社員が釘付けだったし、そうやって小さな商店ではみんな観てそうだが、吉野家はその時間でも客はけっこう入っているし、テレビ観賞のお供としてサンドイッチを買ったパン屋も静かだったし、そんなに盛り上がっているわけでもないなと思いながら、酒屋でビール買ったら、そこでは奥のテレビが高らかに鳴っており、どうやら同点らしい。なかなか頑張っているなと思いながらテレビを横目で観ていたら、店のおばさんに「向こうもなかなか強いのよね〜」と話し掛けられたので、「いや、ベルギーは普通だと日本よりも強いんですよ」とたしなめた。

 酒屋を出ると、商店街のどこからともなく「ウォー!!!」という雄たけびが聞こえたので、「おわ?得点したのか?」と思いつつ、電器店の大型テレビを眺めるとまだ同点。そこにも人がパラパラと立ち止まっていたが、力道山の頃のような熱気はない。
 のんびり犬の散歩をしている人もいるし、おばちゃんたちは自転車止めたまま立ち話しているし、なんかあまり期待した感じではないが、そもそもいったい私は何を期待しているのだろうと思いつつ、裏道に入り、住宅街に突入すると、「そうよ、これよ」という光景がいきなり展開されていた。

 道沿いの家々から同時に漏れ聴こえる「オオーッ!」という歓声に感激する。暮れなずむ町に響き渡る声。ステレオに聴こえるテレビ中継の音。素敵。
 床屋の前に若者3人組がぼんやり立っていたので、なにかと思ったら、床屋の待合スペースに置かれた大型テレビに見入っていた。床屋も客がほとんどいなかったので、その子たちを中に入れてあげれば下町人情っぽくっていいのに。

 極めつけは、子供を自転車の後ろに載せた買い物帰りの若いお母さんが、玄関の前で自転車を止めて子供を降ろしながら。「○君の第一の使命は、テレビをつけて1chにすることよ!」

 日本戦を観るよりも、こういう町の風景を拾っていたほうが楽しいかもしれない、と思ったのだが、まあやはり観たいので、部屋につくと「うちにはテレビつけてくれるボーヤがいない」ことをちょっと淋しく思いながら、ビールをぶら下げたままテレビをつけてから冷蔵庫にビールを入れた

 しかし、「最高クラスの緊迫した試合」をいくつか観てしまった後では、日本-ベルギー戦は、「どっちもなんかなあ」であった。どっちが繰り出すパスも正確さに欠け、スピードもイマイチだし、雑な印象だった。ゴールはすれども「ああ!」というかんじでもなく、「すっぽ抜け」ってかんじだった。
 ベルギーが先に得点したのも「他の国のキーパーだったら・・・・」というかんじだったので、いきなり観る気をなくし、掃除することにした。日本戦は部屋の掃除にいいかもしれない。おかげさまで鈴木のゴールは見逃す。
 「あらあら、得点しちゃったわ。ベルギーはほんとに調子悪いんだな」と思いつつ、また観ていたら稲本のゴール。なんかJリーグの試合みたいな展開だなあ、と思っていたら、今度はベルギーもゴール。

 開幕戦っていうかんじではなかったような・・・・
 やっぱ町を散歩してたほうが面白かったような・・・・・
 でも、おかげさまでずいぶん床が広くなった。

●W杯での研究課題

 アフリカのチームは得点すると、真っ先にコーナーに駆け寄ってそこに脱いだシャツを置いたりするがなにか呪術的なものなんだろうか?
 日本と韓国はなぜか真っ先にベンチに懸けていってから熱い抱擁。日本がそうしていたのに違和感を感じたので「韓国は?」と思って注意してたら、日本とほとんど同じだった。同じ東洋勢として中国はどうするのだろうか?(まだ無得点。それに中国戦はあまり地上波で放送してくれない。ブラジル戦で中国が得点してくれるかしら?う〜むむ)
 欧州チームはベンチには駆け込んでなかったような気がするが、今後観察してみよっと。南米は?中近東は?要チェック。
 
●韓国-ポーランド戦

 日本選手も見習ってほしいアン・ジョン・ファンの見事な黒髪。黒い獅子ってかんじだ。外国人にとっては赤毛や銀髪よりもあっちのほうが脅威を与えると思う。
 韓国チームは黒髪率が高くて好感が持てる。

 それに試合自体が韓国戦のほうが段違いに面白い。ちゃんとボールをキープするし、私が「おおおお!」と呟いた回数も多かった。1対1の強さもあり、アジア人はどうしても体格的に劣ってしまうのだが、それを感じさせない。日本戦だと、かなりファールすれすれのことをしないと大柄なベルギー人と渡り合えない弱さが見えたが、韓国戦はそういうスレスレ感がなくて対等にやっているかんじがしたが、まあポーランド相手だからできたことなのかもしれない。

 しかし、韓国がこのペースで戦っていけば決勝リーグ進出もありうるだろうなあ。アメリカに勝ったら、北朝鮮も大喜びするだろうからいいかも。
 どっちにしろ、今回のW杯は「韓国が兄貴で日本が弟」ということになるのが一番まとまりそうだし。
 というわけで、全然やっぱり愛国心が芽生えないのであった。
 わたしゃ、面白い試合が観られればそれでいいのである。毎日やってるから幸せ〜

 明日はドイツ-アイルランド。楽しみ〜〜〜

 しっかし「チケット余っちゃいました騒動」にはねえ。私は元々チケットとる気がなかったので「ふ〜ん」と思っているが、ずっとチケットとろうとして悪戦苦闘したのにとれなかった人にとってはほんとにムカつくことだと思う。「怒ってガラス割った人」がニュースになっていたが、その程度で済んでよかったと思う。フーリガン対策よりも、そっちなんとかしないと、善良な市民もほんとに切羽詰ると暴れるよぉ?そっちのほうが重大なのでは・・・・・
 FIFAの癒着体質ではもはや、こんな巨大な大会を運営することはできないということを露呈した大会になってしまったようだ。(日本の構造改革の悪いお手本)FIFAに頭が上がらない「サッカー後進国でもある極東の開催国」が弱気なのは仕方ないとしても、次回開催地がFIFAをどのようにコントロールできるかが注目される。(なーんちゃって。実はなんにもわかってません)



6月3日(月)

 「ビューティフル・マインド」は映画では「ビューティフル・マインドって奥さんのこと?」というかんじだったが、原作本(?)ではその奥さんもやはりかなり翻弄されていたことが描かれていたので、「やっぱそーだろー」と安心する。

 なかなか面白い本ではあったが、肝心のナッシュ博士が「いかにビューティフル・マインドか?」というのがシロートにはよくわからないので、その奇人ぶりや病に侵されてからの「支離滅裂なところ」だけが、シロートには読めてしまうあたりが残念。ある程度、数学のことがわかる人だったら「この問題をこんな角度から捉えようとした」という天才のひらめきの凄さがわかるのかもしれないが、そのあたりが私にはよくわからないのだ。
 ただ、ナッシュ博士が病気のために落ちぶれても支援をしようとする人が多かったということから、「この天才をこんな不遇のまま埋もれさせてはいけない」という周囲の人々の思いから、「いかにすごい思考回路を持っていたか」が行間から読み取れる程度。

 他の学問でもそうかもしれないが、特に純粋数学の世界はシロートにはなにがなんだかわからないので、数学知識の無い人にそれを説明するのは難しいだろう。ベッカムが「顔はいいが、甲高い声で喋ると頭悪そうに見えるし、奥さんはお色気歌手」だけど、でも昨日のあのコーナーキックを観れば、すごいプレーヤーだということは、一般市民にもよくわかるであろう。そんで、テレビを前にして、「ほら、ここでパスを送るときに、全然見てない方向にパスっとパスするわけよ。中田もこういうパスは得意でキラーパスとか言われているが、ベッカムはそれをさらにさりげなくやるんだわさ」と説明すればサッカー知識の無い人でも「ほお、さすがに世界で最も人気のある選手ってゆーのは顔だけじゃなかったわけね」と納得するであろう。(ちなみに私の好きなのはベッカムではなくて、オーエンです)

 でも数学で「ここで、普通の選手なら、こうパスを送るんだけど、ナッシュはこっちからアプローチするわけよ」と説明するのは難しい。
 「フェルマーの最終定理」は、その難問に立ち向かった人々がいかに「当たって砕けたか」を羅列することによって、いかにそれが大変なことだっかを上手く説明していた。目が見えない人に「マッターホルンの北壁を登るのがいかに大変か」を文章だけで説明するような作業だったと思う。
 「ビューティフル・マインド」も、もうちょっとそういう記述が丁寧だったら、ナッシュ博士のビューティフルなマインドを一瞬だけでも感応したつもりになれたかもしれないが、一般(てゆーか、私)が疑似体験できたのは「精神分裂病」のところだけだった。

 ところで、今さかんに宣伝している映画で、またもや題名忘れちゃったが、グイネスが「ほんとは超デブだけど心は美しい女の子」を演じていて、主人公の男性には彼女の「外見」ではなく「内面」を具象化した姿が見えるという話のようだが、「美しい内面を表現するとグイネスになるわけね。ふんっ」と思ってしまったけど、あの手法で、「天才的なひらめきを持った数学者」をやるとどーなるんだろー?「ビューティフル・マインド」なわけだから、やはりビューティフルな外見になって、ブラピに見えたりするんだろーか?

 いや、ブラピだと「芸術的な数学的思考」ってかんじじゃないよな。「眺めのいい部屋」のときのジュリアン・サンズあたりだといいかもしれない。なにを始めるか予測不可能の謎の美青年ってかんじで。「そこで大口開けて走るか?」というかんじがなかなかいいかも。
 するってえと、ホーキング博士などはどうしよう?あの頭の中は、WASP系の役者よりも、ちょっとラテン系のほうがいいかな。アントニオ・バンデラスみたく、「ハンサムかどうかときどきわからなくなるが、でもやっぱカッコいい」というフェロモン系の魅力ちゅうか、粗野なのか貴公子なのかというギリギリのかんじ。もしくは、ジョニー・デップあたりでもよかろう。
 するってえと、(調子に乗ってきたぞ)アインシュタイン博士はキアヌかな。なんだか完璧に整っているが、なにか騙されているかんじ。ときどきビヨーンってかんじになると。(かなり個人的な意見だが)

 ええと・・・・なんだか楽しくなってきた。他に有名な学者は誰だ?ファインマン先生は難しいなあ。お茶目な雰囲気の美青年がいいのかなあ。別にお茶目な思考回路ではなかったのかもしれないが、お茶目なエッセイしか読んでないんで・・・・・誰だあ?う〜ん、無難にトム・クルーズとかにしておくか。う〜ん、ちょっと違うなあ。リーマンはヒュー・グラント。根拠無し。そもそもリーマン先生の名は知っていたが、どんな人だったか知らなかった。「ビューティフル・マインド」でちょっと触れられていたのでヒューってかんじかな・・・と。

 ハイゼンベルグとか、けっこう難しいかもしれない。(つーか、そもそもよく知らないので)金城君あたりにやってもらおうか。アジア系がいいような気がする。うーん、しゃーないから、この人に私の手中の珠であるレオン・ライあたりを振り分けてあげよう。
 シュレティンガーは(だんだん敬称略になってきました)、意味もなくトッティ。なんかトッティっぽい。これは単なる女の勘だ。(こう言えば全てが説明できると甘えている)
 こーゆーのはあまり考えないで、ぱっと思いつきでやったほうがいいのだが、そもそも思いつきの情報源がかなり薄っぺらだ。シュレティンガーの猫→トッティは猫科っぽい、とかそーゆーかんじでやっている。

 プランクはどうしようか?(物理学者ばかり思いつくのは単なる趣味)
 ボーアは?
 朝永先生は、キムタクってかんじだが・・・・

 ペンローズはねえ。ペンローズはねえ。ペンローズはねえ。・・・・・・・故リバー・フェニックスにしておく。(アインシュタイン=キアヌと絡ませるという監督の意向である)

 つーわけで、私にはよーわからん「ビューティフル・マインド」を視覚的に理解しようとする野心的な試みでした。(どこが?)

 マインドを具象化するとビヨルン・アンデルセンな数学者って誰でしょう?(だんだん発想が逆になってきた)
 「ディーバ」の郵便局員フレデリック・アンドレイ君もマインドの具象化として使用できそうです。(趣味丸出し)



6月2日(日)

 開催国になってやはりよかった。地上波でも沢山放送してくれることのうれしさよ。衛星放送もケーブルも導入されていない貧乏人でも卵かけ麦飯くらい食べられます。
 2時半からのアルゼンチン戦もちょっと気になったが、S君と約束していたので下北。
 彼が月曜日にとうとうハゲじゃなくて、「スキンヘッド」にしたので、眼鏡を買ってあげることになったのである。ちなみに坊主頭を推薦したのは私ではないのだが、なんとなく背中を押されたがっているようだったので、「ほんとに坊主にしたら、それに似合う変な眼鏡買ってあげるよ〜ん」と押してあげたのだった。(失敗しても数ヶ月我慢すれば復活するわけだし)

 下北には最近、何軒か「安い眼鏡屋」が開店している。最初に私が場所を知っている2軒だけ回ってみたが、どうもS君が欲しいのは「強烈なインパクト」のある眼鏡、もしくはサングラスらしく、なかなかぶっとんだものがないので、「まあ、他にもサングラスなら置いてある店は多いだろう」とブラブラしてみたら、次から次へと「ディスカウント眼鏡店」が現われる。いったい全部で何軒あっただろう。6軒はあったと思われる。新規の「ディスカウント店」に対抗して昔からあるお店も安売りしはじめていて、眼鏡店はどこも賑わっていた。いつのまにか下北は「眼鏡の街」になってしまったらしい。
 たしかに、5000円くらいからで、その場ですぐに作ってくれるみたいなので、その値段だったら何種類か服に合わせて買いたいと思うだろう。スニーカーやカバンのような感覚だ。

 何軒か観て回ったら、サングラス・コーナーでかわいいのを発見したので、それを購入。なかなか怪しくて良い。一生懸命悪ぶろうとする「ファンシイ・ダンス」の陽平君のようだ。(誉め言葉のつもり)
 途中で立ち寄った服屋でいかにもバッタもんの「ルパン」や「探偵物語」のTシャツがあって、そのとなりには「テクマクマヤコン」と書かれたアッコちゃんらしきTシャツ(いかにも安物というかんじ)があって、S君がそれを欲しそうにしたので「そのまま着て帰るのなら買ってやってもいい」と太っ腹(1000円だけど)なところを見せていたのだが、サングラスを買ってあげたら、本人も調子に乗ってきたらしく、やはりテクマクマヤコンTシャツも欲しいと言い出したので、「おっし」と買いに行く、ちょうどそのTシャツのところに他の客がいたので、奥に入って他のTシャツを見ていたら、「ペコポコ」を発見した。「あ、これもおかしいね」と言うと、S君の目がパッと輝き、「それだ!それが欲しかったんだ!」

 どうもパリに行ったときにそういうのが流行っていたらしい。フウランスは「怪しい日本語ブーム」だったそうで、まあ周期的に流行しますよね。
 それで結局、1900円でそれを買ってあげた。店主も「これ、けっこう何種類か仕入れたんだけど、よく外人の女の子が買ってたよ」と言っていた。そして、買ってすぐに、その場で着てもらった。

 坊主頭に変なサングラスにペコポコTシャツ。怪しい光を放っていた。長髪でそういうTシャツを着ると「おたく」くさいが、スキンヘッドだとそういう感じがしないので、なかなかまとまっているし、なによりも本人が満足しているのでよかったよかった。
 つーわけで、S君のイメチェンに協力して(すっかりパトロン状態)、私は「イングランド戦が始まるから〜〜〜」と帰宅。

●イングランド・スェーデン戦

 お、ベッカムがスタメンだ。完全復帰か。やはりあの「競走馬と同じ治療」」というのはすごいなあ。
 しかし、前半はエラいスピードでボールが回っており、「こんなテンションじゃあ、後半持たないじゃん」と思っていたのだが、やっぱり後半になって両チームとも走れなくなっていた。引き分けかあ。つうことは両チームとも、なんとかアルゼンチン(先に勝ち点3をあげた)には勝たないとならないわけだ・・・・・ああ、札幌(イングランド・アルゼンチン戦)が心配だわあ。

●スペイン・スロベニア戦

 やはりスロベニアはレベルが高いな。顔の。
 ザボビッチは偏差値62くらいで、「まあまあ」だが11番のパウリンはかなりのレベルではないか?
 あと、スペインのキーパーは国際レベルだと思う。(だから顔が)
 あのルックスを鼻にかけているようにしか見えないイタリア・チームよりもスペイン・チームのほうがなんとなく好感が持てる。

 前大会で「美男徹底マーク」をしていてわかったのは、W杯は1ヶ月間の長い戦いであるために、1次リーグで「あ、この人カッコいい」と目をつけて、決勝リーグでもその姿を探すと見つからなかったりする。だが、しばらく観ていると「あ、この人だったはず?たしかこんな名前だった」
 1次リーグを戦い抜いた美青年は、「目は落ち窪み、すっかり形相が変わってしまう」のである。
 その変容ぶりに「いかにW杯で勝ち抜いていくことがハードか」ということがよくわかるので、第一試合で美男をマークしておかないとならないのである。(へ理屈です)

 しかし、毎日試合を観ているとこっちも消耗しそうだ。
 それに部屋がまた荒れ放題になってしまったので、今日はなアイロンがけしながら観戦。引き出しを整理して「相棒が失踪したらしい孤独な靴下」を「靴磨き用」に格下げしたりした。

 サッカーに心を奪われているが、やっと「ビューティフル・マインド」読了。たしかに映画とは全然違う話。



6月1日(土)

 アイルランド・カメルーン戦。いい試合でございました。試合を観終わったらすぐに出かけなくてはならなかったので、テレビの前で歯を磨いたりしていた。
 エムボマの左足シュートも「すげえ」でしたが、ホランドが同点ゴールを決めたら、独りで「ヒュー!」とか言ってました。そのあとも一人で「うお?」とか「うあー」とか言いながら観戦してた。NHKの解説者が「Eグループはいいグループですね」というベタなダジャレを披露していたが、次はドイツ戦かあ、楽しみである。

 6時半に新宿南口集合。先日久々に会ったHちゃんがアレンジしてくれて、やはり超久々に会うKちゃん交えて飲み会。
 新宿集合なので「もしかしたら?」と思ったのだが、やはり以前は新宿西口の高層ビルで働いてたKちゃんお気に入りのアイリッシュ・パブに行くつもりだと言う。「アイリッシュ・パブは今日は混んでいるのでは?」と思ったが、テレビを観る限りでは、アイルランド・サポーターは大勢新潟に集合していたので(解説者も驚くくらい沢山いた)「今ごろ新宿にいる人はあまりいないか」と思ったのだが、入ってみると狭い店内はびっしり立ち飲みの客であふれていた。

 テレビは3台設置されていて、さっきまではここで大勢の人がアイルランド戦を観戦していたと思われる。8割は外国人客で、「ここはどこ?」というかんじだったが、奥のほうのテレビの死角になる席は空いていたので、そこに陣取ってビール1パイントに、フィッシュ・アンド・チップスなどをつまみにしながら、喋っていたが、ちょうどデンマーク戦が始まったので、客たちは点が入るたびに大歓声。

 かなりうるさかったが、サッカーにあまり興味のないHとKも「なんか、やっぱりW杯って楽しいんだね」と喜んでいた。9時くらいになると、アイルランド国旗をマントにしたおっさんたちがドヤドヤと流れ込んでいた。どうも、新潟から帰ってきたのだと思われる。ビール2パイントづつ飲んだ私らは、河岸を移そうと店を出るが、次から次へとアイルランド・サポーターがやってくるので、「わー、どんどん集まってくるね」とにっこりと「シャムロック(店名)あっちだよ!」と指差してあげました。引き分けだったから、みんなあまり大騒ぎではなかったが、アイルランド人は適度に垢抜けてなくていい雰囲気だ。いきなり3人でアイルランドびいきになる。「今度はアイルランド戦のときに飲みにいったらすごいことになってるかも」
 でも、ああやって外国のサポーターがゾロゾロと歩いている姿はなかなか楽しい。皆さん飲みすぎないように。

 そんで目指した次の店は「ベルギー・ビールの店」だそうで、「つうことは、そっちにはベルギーサポーター大集合なのか?赤い悪魔カモーン!」な気分で行ってみたら、やはりブラッセルズ系列店で無茶苦茶オシャレで大人のバーだった(笑)。サポーターはいなかった。というかテレビないし(爆) 
 下北経由で帰ったのだが、テレビのあるカフェには外人客が溜まっていた。みんな部屋で一人で「よっし」とか言ってるよりも、人が集まっているお店で観たいと思っているらしい。

 旧友Kの近況。職場は変わらないらしいが、最近自宅にケーブルテレビが入ったので「アニメにはまっている」と言うので「アニメってどんなやつ?」と聞いたら、「ガンダム!」(実際には今放映されているのはゼータ・ガンダムらしい)毎晩30分づつ放送されているので欠かさず観ているのだそうだ。そろそろまた英国旅行に行きたくなってきたらしく「食費を切り詰める日々だが、唯一の生活の潤いがシャアなの」って、すごい「潤い」だな。
 かなり入れ込んでいるようで、携帯の待ち受け画面が「シャア」になってた。「シャアの声がいいんだよ」とすっかりシャアのとりこのようである。そんで「ガンダムの前にコブラもやっててそっちも観ている」とのことでした。きっとカラオケに行ったら、ガンダムのテーマ曲歌いだすんだろうな・・・・元々「魔女ッ子メグ」が彼女の得意曲だったが・・・・


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