可燃物な日々

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4月30日(火)

 悲しいとき〜 (あの人たちも、このネタひとつでもけっこう長持ちしてますね)

 悲しいとき〜

 銀行へ行こうと外を歩いていたら、スーツ着た50歳くらいのオジサンに「職安はどこですか?」と聞かれたとき〜

 銀行へ行こうと外を歩いていたら、スーツ着た50歳くらいのオジサンに「職安はどこですか?」と聞かれたとき〜

 前は、駅から少し離れたところにあったのですが、数ヶ月前に会社の近所に引っ越してきていたことは、経理の人間としては知っていたのですが、なにしろそういう給与関係は全部親会社にお任せしているので、私が足を運んだことはなかったのですけど、

 「ああ、ハローワークはたしかこの向かいのビルのどこかに・・・・」
 と呟きながら、探してみたら、「公共職業安定所」と書いた案内板を発見。

 「ああ、ほら、あれですよ」
 「あっ、ほんとだ、どうもありがとうございます。初めてなんでわからなくて・・・」
 と、おじさんは照れくさそうに笑うと、点滅する青信号を目指してダッシュしていきましたとさ。

 なかなか感じのよいオジサンで、道を聞くときにも、きちんと丁寧にたずねてきたので、てっきり「労災病院」を探しているのだと思いました。よく道は尋ねられるのですが、年配のかんじの良い人は「労災病院」で、若い人や、あまりお行儀のよくない中年夫婦(「ほら、わかんないんだったら、あの人に聞いてみなさいよ!」などと奥様がダンナに言っている場合が多い)は「ラーメン博物館」です。

 もしかしたら、単に退職者の手続きに来た総務の人なのかもしれませんが、でも、やはり多分リストラされたんだろうな・・・・だって、なんだかたそがれてたし。
 しかし、こんなGWの谷間に職安に行くなんて・・・・気の毒・・・・・しかも、ちゃんとスーツ着てるところが悲しさ2割増量。
 必要以上に親切にしてしまい、「ほんとですね、あの看板じゃわかりにくいですよね。しょっちゅうあの前を歩いてますが、全然気が付きませんでした」と無駄に喋って、サービスしてしまいました。

 つーわけで、今日はそのオジサンのおかげで、「仕事があるだけマシだ」と思えたので、ブーブー文句を(心の中で)言わずに、大人しく働きました。
 でも、隣の部署の人たちが、ずっと雑誌を読んでたり、お喋りしているのを観ると、ちょっとムっとしましたが、「人は人、私は私」と自分に言い聞かせて、黙々と仕事してました。いや、別にそんなに忙しくもないのですが、今週できることは片付けておかないと、来週が地獄だからです。

 ああ、忙しがっているうちに、4月も終わりですな。

 という終り方も自分で納得できないので・・・・
 「職安」と言えば、私は一回も「失業手当」を給付してもらったことがないのだが、(前の会社を辞めたときには、貯金もあったし、優雅に旅行しようと思ったので、行かなかった。あのときは30歳以上だと6ヶ月給付されたので、ちょっともったいなかったけど)小さな会社の設立を手伝ったので、雇用保険の手続きには何回か行った。
 私みたいに、「仕事で行っている人」の多くは、制服着た総務のおねーさんだったりするし、そういう事務職の人は優雅に待っていたが、それに混ざるように「仕事が無いから来た人」も多くて、その中でも「失業手当給付」だけを目当てに来ている人はやはり余裕があったが、「ほんとにそこで仕事探そうとしている人」
は一目でわかるくらいくたびれていた。

 まあ、そんなことは予想がついていたし、仕事を辞めて失業手当の申請に行った友達からも聞いていたのだが、自分の仕事が済んで、建物を出たらいきなり中年女性に話しかけられたのにはびっくりした。以前、保険会社に勤めていた友人(男)が、保険の外交員を増やさないとならなくて、「職安で張るのが仕事」と言っていて、なるほどなあと思ったのだが、そっか保険業界の常識なんだ!職安前でのナンパ(?)

 「いえ、私は、失業して来ているのではなくて、仕事で来た総務の人間なんですが・・・・」
 と、言ってもけっこう食い下がってきた。最後には向こうも諦めて「そうなんですか、あなたみたいなステキな方と一緒にお仕事できたらいいなあと思って声をかけたのですけど、ホホホ」とか言われて、「もし、興味があったらぜひ説明会に来てくださいね」とパンフを渡された。宗教関係とも違って、相手は「勧誘のプロ」だから、それなりにちゃんとしていたが、強引だったぞ。

 宗教といえば、未だにあの「手相の勉強しています」は滅びないが、あれはあれで成績をあげられるのだろうか?昔はけっこう相手してたけど、ロクに占ってくれないからつまんないんだもん。せめて手相の勉強してるフリくらいするのが礼儀であろう。
 渋谷などでは避けて通るが、三茶などで人に声をかけられると、道を尋ねられるのかと思って立ち止まってしまい、立ち止まる労力だけ損した気分になるからやめてほしい。道を聞かれやすいのは「私が内面はどうであれ、外見が親切そうで頭がそこそこ良さそうに見えるということよね」と思って張り切って積極的に相手しているのであるからして、ナンパや勧誘だと、ほんとにがっかりするのです。

 明日は労働保険料の書類を作らないとなんねー。
 前にも一度やったことがあるが、社員数5名だったからチョロかったんだけど、あーめんどくさ。今まで親会社の経理でやってくれてたんだけど、「そろそろそっちでできるでしょ?」とポンと渡されてしまったのであった。別に難しくもないんですけどね。前年度の社員の給与と臨時雇い(パート・アルバイト)への給与を月々交通費も合わせて集計するだけなんすけどね。
 でも、そーやって他人からはホイホイと新しい仕事を押し付けられるのに、私が他人に押し付けられる仕事がほとんどないし、他人にやらせても私がコントロールしないといけないので、仕事が増える一方なのをなんとかしたいのであった。

 シゴト、シゴト、シゴト〜♪ シゴト〜が増えると〜♪ と「サカナの唄」(題名なんて言うのか知らない)の替え歌で憂さ晴ら散らし・・・・寿司。(ダジャレを言わないと気がすまない気分だったので、満足である。さ、寝るとするか)



4月29日(月)

 「みどりの日」だかなんか知らんが、私には関係ない。
 唯一関係があったのは、朝、いつもと同じ時間に駅に着いたのに急行電車が行ったばかりだったことだ。休日ダイヤですと。
 こんなGWの最中、新入社員は社員旅行に拉致されてしまったし、私の上司も同行したし、有給とってる人も多いので、会社も静かで仕事ははかどった。
 この調子で明日明後日も静かだとずいぶんはかどるのだが、そうもいかないかな。

 すっかり通っている、鍼灸院にまた行く。 
 そんで、HPにタイトルをつけたほうがいいと前からアドバイスしていたが、なかなか意味が伝わらないので診療室にあるマシンをいじくって「ほら、こうすればタイトルが入るんですよ」と小生意気に指導するが、こっちもホームページ作成ソフトを使ったことがないので、やりかたがわからないので<TITLE>タグの間にタイトルを入れただけだが・・・・
 それにしても、ソフト使用して作るとわけわかんないタグがどわわっと書いてあって、よくわからん。もう一箇所おかしいところがあったのだが、それは私では治せず。そもそも私には「レイアウトをどうこうする」という志向が全く無いので、このページもネットスケープ・コンポーザーを使って、ただワープロみたいに書いているだけなのである。「字がびっしりで読みづらい」という人には「自分でウィンドウの大きさを調節したり、文字を大きくしたりしてください」と言っている。

 先生に「さっきまで、ミヤノさんの日記を読んでいたんです」と爽やかに言われて、「どわわわわ」と思ったが、「でも、他の人のページもいろいろ読んでたんで、どれがどれだかわからなくなってしまいました、すいません」といわれて、ほっとする。最近、変なことばかり書きなぐっているので、いいんです、ちゃんと読んでいただかないほうが私には都合がいいのです。(特に面と向かって会う人には)

 さて、ついにイメルダ君が帰還。さっそく電話ががかってきた。
 「だから、外人なんて、毎日電話してくるものだから、ダメだと思ったわ」とか言われたが、「あんたに言われたくないよ」と、またカワユクない返事をいたしましたが、ちゃんと旅行話もおとなしく拝聴いたしましたとさ。
 しかし、信じられないことに、オルセー美術館に行って「笛を吹く少年」にも「オランピア」も目に入らなかったという。あそこにはそれ以外にも「美術の教科書常連さん」がひしめいているというのに!
 「じゃあ、あなたの知ってるモナリザ以外の名画はなんなの?」
 「う〜〜〜ん、う・・・・・んと(困っているらしい)、ゲルニカとか・・・・あと、ゴッホのひまわりも観たことある」

 なるほど、ルーブル美術館に行くと、日本人団体旅行客が続々とマッハの早さで通過していくが、オルセーではあまり見かけない理由がちょびっとだけわかったような気がする。



4月28日(日)

 午前中に目が覚めて、超久々に「いいとも増刊号」を見ながらゴロゴロ。なんだかんだ言ってもタモリ好き。タモリの家に招けと迫る小池栄子にムっとしたりして(笑)、私だって招待されたい。しかし、小池栄子ってすごいなあ、こういう子だったのか、姿も中身も「爆弾娘」なのね。

 昼過ぎにやっと布団から抜け出し、コーヒーの飲みながらメルマガの準備。マチリンさんが、熱心にメルマガの宣伝をしている光景を目の当たりにして、少し反省したので、やっと久々に発行した。ついでに、昨日の事件も勢い余って書いてしまった。
 それで、なんだか気が済んだので、洗濯してから食事に出かけて、また皿うどん食べてから、渋谷まで歩いて、本屋をちょっと冷やかしてから、映画「ビューティフル・マインド」(公式サイトはフラッシュびしばしでうざいです。役者名を確認するのにえれー時間かかる。)をやっと観に行く。

 森山さんが、「本を読む前に映画を観たほうがいい」と書いていたので、そうしてみました。つうか、どーせ本を読む暇などなかったのだが。(現在、ちょこちょこ読めているのは「ホーカ・シリーズ」だったりする。ホーカ人は私の「女優魂」というか、なんかすぐに映画や小説の真似したがるところに大変シンパシーを感じております。私は仲間がいないので、1人遊びでやっているが、地球人が全員私のクローンになると、たぶんあんな感じになるということがよーくわかった)

 たしかに、この映画、題名の「ビューティフル・マインド」っつうのはナッシュ博士の奥さんのことですかい?という内容である。しかも奥さん役のジェニファー・コネリー、ちょっと前まではお人形さんみたいな美少女だったが、その美しさを維持しつつもシリアスな役がこなせる女優になっていた。アカデミー助演女優賞というのも納得。
 そんで「ノーベル賞を受賞した数学者の物語」というのもちょっと違う。ネタバレするからあまり書けない「サスペンス」な部分にかなりの時間を割いているので、もしかしたらずいぶん他のシーンは削られてしまったのかもしれない。私は「ゲーム理論」のことを名前だけでも知っているから、そのあたりの表現が薄かったのを不満に感じたが、「アカデミー賞だから」という理由だけで観た人は、いったいナッシュがどんな業績でノーベル賞をとったかよくわからなかっただろうし、そんなことはどうでもいいという映画であった。要するに「天才数学者」だということがわかればよろしい、ということ。

 結局、天才数学者ではあったが、人付き合いが下手で、(でも、「アメリ」の時も思ったが西洋社会の「人付き合いができない人」と日本のそれは随分レベルが違うようだ)、でも他人から評価されたいという欲求というか自意識はかなり強い人間が、それでもなぜか急に超美人に言い寄られて結婚もしたが、それで調子づいたときに、「君の頭脳が世界を救った」と評価されそうな仕事を与えられ、それにとりつかれてしまい、だんだんと精神の均衡を失い、立ち直るのにものすごい時間がかかって、やっと老人になって、そういう自意識から解放されていい意味で「枯れてきた」ときに、ノーベル賞もらってめでたしめでたし・・・・・という話だったんですかね?

 心理描写がちょっと浅いので不満だったが、所詮ハリウッド映画、エンターテイメントなのであろう。しかも、やりようによってはもうちょっと泣けた後半が、わりとあっさりしているので、泣けずに不満が残る。どうせ、ああいう話なら徹底的に「感動もの」にしてほしかった。ちょっと物足りず。やはり「光の旅人」のほうがホロリ系だったかしら?(どっちにしようか実は迷った)まあ、サスペンス的なところはそれなりに楽しめましたけどね。いいや、そのうち原作も読んでみよっと。

 予告編で、ヒュー・グラントのラブコメディーをやっていたが、髪型が若返っていて、それがわりと似合っていた。ヒュー様がどんなオヤジ俳優として着地するのか密かに心配しているのだが、なかなかこの人もしぶとそうだ。
 あと、金城君の「和製マトリックス」みたいなのもやっていたが、(わたしって全然題名を憶えられないのね)久々に金城君の美麗ショットを0.5秒くらい観た。前にも友達が語っていて、とても納得したのだが、金城君の魅力とは、「いつ見てもハンサムではないところ」なのである。キムタクなんかは、いつも同じ顔をすることができるし、日本のテレビタレントってわりとその辺が安定しているのだが、金城君はそうじゃなくて、「別にたいしたことないな」と油断していると、ときどき「ドキッ!」とさせるので、「それでアドレナリンが放出される」という友達の理論であった。(さすがに私の友達だけあって、そーゆー他人にはつまらないであろうことを熱心に語る)そして、一回その「ドキッ」を体験してしまうと、またなんかそういう顔をするのではないかと、ドキドキしながら待ち構えてしまうのである。要するにお化け屋敷と同じである。萩尾望都ファンの方なら「マージナルのキラの顔」と言えば納得してもらえると思われ。
 あとやはり予告編で初めて知ったのだが、「模倣犯」の映画化の話は知ってたが、中居君があっちの役なの?大丈夫かおい?

 さて、これで「ビューティフル・マインド」も観たし、あとは「ゴダールのウィークエンド」と「ET」だな。(この二つを並べることに妙な喜びを見出してしまう)
 あ、あと、「ビューティフル・マインド」の個人的な感想。昔のアメリカの大学ってあんなにみんなでスッパスッパとタバコを吸ってたんですか?だって最初の「ようこそプリンストンへ!」って学部長だかが挨拶する大学院の入学式みたいなところでもみんな吸ってるんだもん。アメリカ映画でみんながタバコ吸ってると「ああ、昔なんだな」とわかるという、「時代劇小道具」になってしまったな。
 それに、大学の様子というか生徒の様子の変遷がけっこう丁寧に描かれていたような。最初の方はみんなネクタイとかしてて、そのうち、長髪&カーリーヘアでTシャツになってきて、現在に至る。 

 さて、明日は仕事だ。今週はまた忙しそうなんだよな。



4月27日(土)

 また昼まで寝てた。
 今日もちょっと寒いようだ。よく寝られて快適。
 しかし、今夜遊びに行く約束をしていたので、その連絡をせねばならず電話する。
 F君が友達の家のホームパーティーに行くのに誘われたのである。どうやら、彼が仕事が終るのが遅い時間なので、8時半くらいに新宿で待ち合わせ、西武新宿線で数駅目のその友達の家に一緒に行くことになった。

 私は8時半前には新宿に着いてしまったので、彼の携帯の留守電に「駅の改札側にあるコーヒー屋さんで待っています」とメッセージを残して、そこで本を読んでいた。しかし、9時になっても現れず、私もトイレに行きたくなったのだが、そこにはトイレがなくて、駅ビルの上の階に行ってまた戻ってきたのだが、やはり彼はいない。「もしかしたら、メッセージがちゃんと伝わってなかったかな」と思い、また電話してみるが留守電応答。

 ムム、どうしよう。留守電ってことはまだきっと電車の中なのかな。と、しばらく改札付近をうろうろしてみるが、なんだか寒いし、それにただでさえ時間の遅い待ち合わせなのに、これ以上遅くなると、との友達の家にせっかく行っても1時間も滞在できなくなる。きっとなんか仕事が早くきり上がらなかったとか、電車が止まっちゃったとか、なにかあったのだろう。
 こういうときに自分が携帯を持っていないから不便なのだが、でもしょうがない、私はこういう「何時ごろ」という待ち合わせをあまり好まないので、あえて持たないでいるのだ。捻くれ者ですから。

 30分以上待ったのだし、これ以上待つのは相手にも負担をかけると私は考えたので、あきらめて帰ることにした。もう一回電話してみて留守電に「なにかアクシデントがあったのだと思いますので、今日はもう家に帰ります」と入れて・・・・・いや、このあたりの私のセリフは実は超訳である。英語で言っているのである。だから、そう言った「つもり」なだけである。以下、私のセリフと相手のセリフは全て超訳です。

 まあ、そんなわけで、家路について、帰りに下北で軽くご飯食べてたりしていたが、「あーあ、どうせ帰るとまたF君から、ゴメンネ攻撃の留守電入ってるんだろーなー」と覚悟はしていた。
 しかし、私のささやかな覚悟は見事に裏切られた。
 留守電には予想通りメッセージが入っていた。

1件目「君は今どこにいるんだ。僕は新宿にいる。大江戸線だ。電話してくれ」
 なんだか向こうも泡くってるらしく、早口でよく聞き取れないのだが、そんな内容。「なんで大江戸線?西武新宿だって自分で言ってたじゃん。それに私に西武新宿の駅は歌舞伎町の方でJRからは離れてるよって説明したつもりだったのだが・・・・・やはり私の英語が悪かったか・・・・電話で待ち合わせできるようなスキルねえんだよなあ、やっぱ」

2件目。私が入れたメッセージに気が付いたようだが、西武新宿線の駅がどこだかわからないようでパニック状態らしい。あ〜ごめんね、なんだけど、私もこの時間に一応自分の自宅留守電チェックしたのだが、ちょっと遅かったらしい。そんで向こうは私が帰ってしまったので驚いたらしく、なんだかワーワー言っている。それで早口だからよくわからないけど、私が渋谷経由で帰ると思っているらしく(フツーそうだよな。フツーじゃなくてごめんね。新宿には下北から行くのです)「これから渋谷に行くから渋谷で会おう、電話してくれ」とかなんとか。あー、もー家に着いちゃったしな。

3件目「今、三軒茶屋に向かっている。三茶で会おう」とかなんとか。えー?来るの?来てもらっても困るなあ。今日はお友達の家に行くというので、じゃあ一緒に行きましょうという話であって・・・・・

4件目。長いメッセージばかりなのでなかなか先に進まない。スキップ機能もあるんだろうけど、普段そんなもん使用してないのでやり方がよくわかんないから時間準に拝聴するしかないのである。そんで今度は三茶に着いたらしくて、「今、三茶の駅で」どうのこうの喋っているな・・・・・と思っていたら、電話がまた入り、メッセージは中断された。

 やれやれ、なんだか猛獣がパニック起こして暴れているみたいで、ちょっと恐ろしいが、もーしゃーねーなと諦めて電話をとったらAだった。
 笑いそうになる。
 Aには「ちょっと困ったことになっております」と数日前にメールしてたのだが、それで電話くれたらしい。向こうも相変わらずのハードワークで免疫機能がすっかり弱くなり医者に通いながらもなんとか働いている状況らしい。そんで、ちょっと身近な人間にトラブルがあったので私も気になっていたのだが、私は直接交流がないので傍観を決め込んでいるが、Aは親しくしている人たちが巻き込まれていないか気になるのだが、それを確かめる気力も時間もないとか、そんな話をして、「で、ミヤノさんのほうはどうなってんの?」「いや、ちょうどその問題の渦中なんですが・・・・なんだかかわいそうな状況になってしまった。どーしよー」などと、20分くらいお喋り。うちにはキャッチホン機能がないので、こういうとき便利。

 Aに愚痴って、少し気分も落ち着いたので、仕方なくF君に電話してみる。あれ、留守電だ。つーことは、諦めて帰ってくれたのかな。たぶん、私が話中だったので・・・・・しゃーねーな、と「電話できなくてすいません。今日は会えなくて残念でした。でも、今日はもう話したくないので、またね」とメッセージを残す。

 ふー。これじゃ済まないだろうな。
 すぐにめんどくさくなるという悪癖が勃発して、F君には「友達ということでいいのならお会いします」と言って、向こうもそれでいいというので、そういうことになったのだが、その直後にこれだもんな。なんかソリが合わないから、友達宣言しといてやっぱりよかった、とか酷いことを思う。

 これがほんとに友達だったら、こういう行き違いで待ちぼうけを食らわされても私はそんなに怒ったりしないし、多分友達のほうでも「ごめん、場所間違えた、悪かった」で済んで、私も「じゃあ、今度会ったときはあんたの奢りね」と言えば気が済むだけの話。
 そもそも、時間にルーズな友達が多いので、待ちぼうけには慣れているのだ。さすがに、ほんとにルーズな友達とは待ち合わせすること自体をなるべく避けて、「現地集合」などにしているけど。
 だから、F君の過剰な反応が単に私には理解不能なのである。

 まあ、それを「こわいなあ」と思っている私もずいぶんなので、ちょっと落ちたし、また電話かかってきそうで嫌だったので、きょうみさんに電話してしまった。(電話を話中にするという姑息な作戦)
 30分くらい話していたら、向こうにキャッチが入ったので、「悪いけど、かけなおす」とのことで一旦電話を切った。
 
 切った瞬間に電話が鳴った。ギョ。向こうは電話をずっと掛けまくっていたにちがいない・・・・・だから、そういうことすると、怯えるんですけど・・・・イジワルな奴だが気が小さいのです。
 なんかワーワー言ってた。私のヒヤリング能力を完全に見失っておるな。
 要するに、ちょっと離れたところにある職場から慌てて新宿に向かって、友達のうちが「西武新宿線」か「大江戸線」のどちらからでも行けるというので混乱して大江戸線のほうに行ってしまい、地下だから携帯が繋がっていないことにも気が付かず、それでやっとそれに気がついたときには私は「もう帰ります」で、ほんとに申し訳なくて、私が1人でお腹を空かせて、30分も待っていたかと思うと、もうなんってこったい、自分を殺してやりたいくらいだ・・・・・と、いうようなことを言っていたようだ。それで、会って話しがしたいから、駅まで来てくれと言う。

 「うーむ。なんだか気の毒であるが、ここでついついほだされてしまうのが自分の悪い癖であることもいろいろ学習したし、やはりNOと言える日本人にならなければいけない」

 と、心を鬼にして、「駅には行かない」と言うと、向こうも興奮しているのか、さらになにやら捲くし立てる、間に「アングリー」という単語が挟まるので、「なんか、これって、私が帰っちゃったから怒ってんのかな?それじゃよけい怖いよ、会うのが・・・・・」とビビっていたのだが、「来てくれ」「行かない」「お願いだから来てくれ」「やだ」「なんでだ?」「そっちこそなんで?」を数回繰り返していて、私も一生懸命「だから私たち、友達でしょ?今あなたのやっていることは友達の行動だとは思えない。そういうの嫌い。それに私は冷たい人間だらか、それをわかってもらわないと困るし、私には他人がこういうことでエキサイトする気持が全然理解できない」とか語ったのだが、向こうが涙声で「プリーズ」とか言うとさすがにかわいそうだが、いやいや、そーゆーのもよくないと思って、ええとそんじゃあいいぞ、会ってやろうじゃないか!でも、もう今後ニ度と会わないというのなら今日会ってやってもいいぜ!・・・・・・・というのを英語でなんて言えばいいのだろうと、目が泳いでいたら、向こうが泣き声で「たぶん、今日許してもらわないと、君は2度と僕に会ってくれないだろうし、電話もかけてくれない・・・・」と訴えるので、あ、そうかそう言うのね、いい勉強になるが、こんな英語習ってもあまり役に立たないような・・・・・というよりも、それでやっと私にも事情が飲み込めた。

 凄い勢いなので引いてしまっていたのだが、要するに向こうは私が待ちぼうけ食ってもの凄く怒っていて、それで帰ってしまい「あなたとは2度とお会いしたくありません」という態度に出てると思っているのだ。たしかに、私のキャラを知らない人にはそう思えるかもしれないし、さらに私が犬レベルの英語で「もう帰るけど、気にしないで」と言っているのだから、それを「怒っている」ととるのはわかる。

 それは違うので、またそれを一生懸命説明する。「私は30分待たされたことを怒っているわけでもない。お腹空かして待ってたとあなたは言うが、私はハングリーでもアングリーでもなかった。ただ、その後、こうやって電話がかかってくるのに怒っているし、駅まで来いとか言うのにも怒っている」
 「じゃあ、君の家の場所を教えてくれ!僕が行くから!」

 ううううううん。外人と英語で交渉するのって難しいな。そういう意味じゃないんだけどな。
 もーしょーがないから、こっちの主張をとにかく言いまくるしかない。
 ついに珍しいことに怒鳴りましたわ、私。

 「だから、会いたくないし、来てほしくないの!そういうの嫌いなの!これは私のやり方なの!もしこれを理解してくれないのなら、友達にもなれない。もう会いたくない。それに、私は待たされたことを怒って帰っちゃったんじゃないの!わかってる?私の友達もよく私を待たせるから、私のルールで30分しか待たないって決めてるの?それに、待たされたのは別に私のせいでもあなたのせいでもないじゃない。アクシデントだからしょうがないでしょ?だから、もしあなたが自分が悪いと言うのなら、ごめんねって一回だけ言って、今度は奢るから許してね、と言ってくれれば私はまたあなたと会いますよ!」

 なんか向こうもこれでいきなり納得したようだ。・・・・・怒鳴らないとわかってくれないの?声の大きいほうが勝ちなの?そ、それって、ちょっと個人的に苦手な世界なんですが・・・・・ああ、世界の壁は厚い・・・・・・

 「そうか、わかったよ。そうだね、30分しか待たないのがルールか、そうだそうだ。僕だってそうするよ。じゃあ、それが僕らのルールなんだ」

 ・・・・・・いきなり、条約を批准されてもな。

 「じゃあ、わかった。もう帰ってもいいかい?」
 「ぷりーず」(お願いだから帰ってください)
 「また電話してくれる」
 「めいびー」
 「今度またいつ会えるかな」
 「・・・・・」

 なんだか非常に疲れるが、これを乗り越えないと「英語ベラベラ」への道は開けないのだろうか。しかし、こういう英語に全然慣れていないし、慣れたくもないのですが、とにかく大声で自分の意見を徹底的に言わないといけないらしいことはわかった。それは多分、私の英語がダメなせいもあるだろう。もっと複雑なことが言えれば、自分の日本語でのやり方を表現できるかもしれない。とにかく英語だと「皮肉」も言えんのだよ。基本的に皮肉屋さんなのでそれを封じられると、素直な人になってしまうので、それを否定しようとすると物凄い強情を張らないとならない。

 しかし、友達には「英語力アップのためキープしとけば」とハッパをかけられているし、別に私は英語で痴話げんかしたいわけではないのだが、ポジティブシンキングすることにして、所詮、パレスチナ問題だって痴話げんか。こういう英語のスキルをアップさせれば、『パウエル長官助けて〜』じゃなくて、

 あたしが国務長官になって世界の紛争を解決してあげるわ

 という新たな(無謀な)野望を胸にして、まず身近な紛争を英語力で乗り切る練習をしたと日記には書いておこう。

 しかし、今日の状態だと、どうやら私の英語力は「犬並み」から、「頭の悪いワガママ女」程度にアップしたようだ。「犬」のほうがマシだと言う意見もあるだろうが、よしとしよう。このまま順当に行けば、「反抗期の中学生」くらいにはなれるかもしれない。
 先は長いが、今のオルブライト女史くらいの年齢くらいになれば・・・・・・

 壮大な計画を立てて、身近なことをごまかしているだけざんすが、F君からはその後メールが来て「友情で一番大切なのは理解し合うことだ」とか書いてあって、上機嫌らしい。
 あたしが国務長官になる前に、愛想つかされるような気もするけどね。

 まったく、ヤな女ですね。(他人に言われるとムカつくので、先に自分で言っておく。てゆーか、早く気がつきましょう、F君ともう1名)

 そんで、きょうみさんがキャッチで入った電話を終えて、また電話してくれたので「もーきいてよー」とまた一通り最初から愚痴った。2時までかかった。



4月26日(金)

 辻元氏の涙映像もなんだかなと思うが、あれはあれでもう終わりになるのだろうか。しかし、秘書問題っていうのは、なんだか家庭内でのへそくり疑惑みたいで、「少ない家計の中でみみっちくやり繰りしてました」な話なので、たしかに法の下の平等という意味では、「横領詐欺」となるのだろうけど、そもそも前にも書いたが「年収1千万の働きができる人が議員の数だけいるのか?」という私の素朴な疑問は未解決というか・・・・・テレビが暴き立てるのは、「こっちでもあっちでも、そんな秘書いませんぜ」なことばかりなので、中にはちゃんとやっている秘書もいるのだろうが、どうも数としては少ないような気もしなくもない。
 それはなんだか、「年功序列をやめて、優秀な成績をあげている社員にもっと給料をあげよう」と唄っても、よく考えてみればそんな社員があまりいなかったりして・・・・・な現実とシンクロするところもあり、容器をいくら立派に作っても、入れる中身がありませんでした、で、立派な容器が空いているから発泡酒でも入れるかという本末転倒なことになってしまうようなことになってしまったりして・・・・・

 と、また横道にずれたことを考えてしまったが、それよりもびっくりしたのは、山崎幹事長の性的スキャンダルの方で、残念ながらというのか幸いにもというのか、「テレビでは内容をご紹介できません」というほど凄いらしい文春の記事を読んでないので、何がそんなに問題なのかよくわかっていないのだが、国会でもとりあげられているので、よほどショッキングな内容なのかもしれないが、「凄いらしい」と思っていたほうが、実際読んで「なんだよ、ただの2流ポルノ小説じゃん」とがっかりするのもつまらないのであえて知ろうともしてないが、辻元証人喚問映像の後に、「怒れるオバサン議員」(たしか自由党かどっかの人)が、「あれは許せん!」と国会で堂々と演説しているのを見て脱力。

 しかも彼女は「女性は清潔なので、ああいうのに嫌悪感を抱く」というような事を堂々と述べており、「いや、あんたはそりゃ清潔かもしれないが、それを大前提にしちゃうと、うちに連れ込まれた男がびっくりしちゃうじゃないの・・・・」
 やはり「女性は清潔好きである」というのを裏切らないように、ちゃんと掃除しないといけないだろうか。シーツは毎日とりかえるとか・・・・・生ゴミを3角コーナーに放置しないとか・・・・・掃除機は毎日かけるとか・・・・・・

 そういう問題じゃないのはわかっているが、「女性は清潔」とか言わないでほしいよな。せめて、「私は清潔な人間だし、私のような精錬潔癖な人は世の中に多いから、そういう人は嫌悪感を持つ」と言ってくれれば、「そうなんですか。まあ、たしかにそういう人に不快感を与えるのはいけませんよね」とは思うわけで、それを「女性は!」と断言されると、どうやら私もその中に含まれているようだが、あたしは別に誰かが部屋の中でこっそり何してようと、私に迷惑かからなければかまわないし、しかも無理強いしたの監禁したのならともかく、合意の上でなにやろうと勝手じゃんと思っているので、だから、私が自分自身と合意の上で、不潔な生活してても、ああいうオバハンがやってきて、「女なんだから、もっとマメに掃除しろ!」とか言われたら怖いなあ・・・・・(昔、よく母にそう説教された悪しき思い出も甦るし)

 今日は、きょうみさんから急に「フローラへ行くが、一緒に行かないか?」と誘いがあり、仕事が片付くかわからなかったが、なんとか6時半には強制終了して、神楽坂に向かう。給料日後の金曜日だし、学生さんは新歓の時期でもあるだろうし、混んでいる飲食店街を抜けて、8時には到着。8人くらいで一杯になるこじんまりしたバーの雇われママであるマチリンさんとはメールなどではやりとりがあるが、実際にお会いするのは初めてだった。麦焼酎を飲ませていただいたり、いろいろ美味しいおつまみもいただいて、かなり安値で振舞っていただきました。
 そこの常連客であるU氏が、きょうみさんがすぐにコロコロ笑うのを気に入ったのか、気になったのか、「ほら、この人これで笑うんですよ」とライターをカウンターに転がすと、きょうみさんがそれを見てケタケタ笑うので、「ほら?ほんとでしょ?」・・・・・わたしゃ、付き合い長いので慣れてますが、そうか他人には珍しいのか・・・・そうかもしれない。そんでU氏がことあるごとにライターを転がして、それできょうみさんが笑い、というのを繰り返し、なんだかわからないが面白かった。U氏の奥さんが仕事帰りに寄って、彼女は全くお酒を飲まないので「車で送ってあげるわよ」と言ってくださったので、お言葉に甘えてカンバンまで居座った。

 しかし、いーなー、下戸の奥さんが車で送ってくれるなんて、酒飲みの夢だぞ。
 もっとも、奥さんに「行き着けの飲み屋」を把握されたくない人もいるだろうけど、U氏の場合は「おねーちゃん目当て」ではなくて、「誰かと喋りながら飲みたい」だけなのがよーくわかったので(酒好きの魂が通じ合うのである)、あれでいいのだろう。

 しかし、マチリンさんはバーの客にも熱心にHPのアドレスを宣伝していた。「超美人メルマガライター結集サイト」と書いてあるのに、実物が「わたしで〜す」と姿をあらわすと効果半減なのではとも思うけど(笑)まあ、また機会があったら寄ってみましょう。
 さて、かくいう私は最近、メルマガ発行をさぼっているので、ちゃんとやらないとな〜と思うのだが、イマイチ気乗りがしないなあ。

 まあ、でも、こーゆー気分のときには誰かとわいわい喋っているほうが、気が紛れてよいので、今日も夜にはどこぞのお宅(友達の友達んち)に飲みにいくことになったし、ヘラヘラと出歩くのであった。ニッポンは平和である。昨晩深夜1時くらいの246(国道246号線。地方在住の方のために補足すると、青山→渋谷→世田谷→多摩川越えて神奈川都民の住む住宅街を貫通したり、東名高速や第三京浜などの主要高速道路にアクセス)は、タクシーでびっちり埋まっていて、皆殺気だっていた。いったいどこが景気が悪いのか昨日の夜の東京を眺めているとわからなくなる。



4月25日(木)

 出勤。
 昨日めいっぱいダラダラしてしまったので、なかなか仕事に馴染めず。
 しかも午前中は会議だったのだが、また同僚がなにやら細かいことばかり心配するので、かなりイライラしてしまい、彼女が「だから、どうしていいのかわからないし」とか言うので、「じゃあ、私としてはこうしたい」と言うと、「でも、みんながちゃんと指示してくれないとやりようがない」とか言うので、「今、私が言ったでしょ?だからそうしてください」と、強気の発言してしまう。わかってるんだけどさ。彼女の言う「みんな」に私は含まれていないことが。いや、別に無視されているわけでもなくて、彼女は要するにやりたくないわけだから、「全員の要望が無いとできない」というそんなの無理だろうなロジックで逃避しているだけなんだよな。私がもっと暇だったらそんな仕事、とっととやっちゃうんだけど、そういう時間もないからしょーがねー。で、なんの仕事だって?倉庫にファイルを収納するには、いろいろ片付けないといけないのだが、いったい誰が置いたものなのかよくわからないガラクタを片付けられないという話。くだらねー。そんで、総務の書類をそこに保存したいと言われても、「どのくらい書類があるのかわからないと場所が作れない」らしい。場所なんてあれば埋まるし、なければなんとかなるもんだ。だがそんな曖昧なことではいけないらしい。相手してらんないわい。そんな会議で1時間無駄にして機嫌悪くなる。しかも、元々そんな倉庫を掃除するのを話し合うための会議じゃなかったのにさ。

 そんなんで、ちょっとイライラしたので、また昼食を半分以上残す。美容には悪いがとりあえず体重だけは減りそうだ。ありがとよ。
 昨日休んじゃったので、今日も残業。それほど溜まっていたわけでもないが、土日も休みだし、GWはサーバが止まる日があるので強制休みだし、今のうちに目鼻をつけておかないとGW前後が地獄の黙示録になってしまう。

 みんながなんのために働いているのかよーわからんが、友達も言っていたけど、世の会社というものは「仕事しない人が楽をできる」仕組みになっているらしい。いいよな、ああやって「できな〜い」とか言えて。私とかそれが言えないからついつい無理してがんばってしまう。
 この間ふと考えたが、私はがんばって仕事して出世したり、たくさん給料が欲しいわけではない。今の仕事量だと、もうちょっとくれてやってもいいよなとは思うが、あんまり貰っても、これ以上働くのも嫌だし、それにまあ、会社が順当に売上を伸ばしてくれるのはいいと思うし、そのために手伝えることがあれば喜んでやるけど、なによりも、「もっと優雅に仕事したい」のである。そのためには色々工夫したり改善しないとならないが、それは会社のためではなく、自分のためだ。

 それになんたって、総務は会社の中のサービス業なので、自分の仕事で目一杯ではなくて、いつも8分目くらいでやってて、残りは「財形貯蓄やりたいんだけど、利息っていいんですか?」などという質問に答えたり(多少いいことはいいが、今の世の中でいいも悪いも大した違いはない。タバコを一日一本だけ減らしたほうがいいと思う)、「2年前の夏ごろ発注したフォームの単価を調べてくれ」と言われれば調べてやり(そういうのはちゃんと自分で控えておけよ。経理に聞けば済むと思ってるんだから。そういや派遣社員の契約更新のたびに単価確認してくる部長もいるが、そういうのもわかってるんだから控えを持ってればいいと思うのだが)・・・・・ええと、なんだ、「そういう人に私はなりたい」じゃないけど、ゆとりが必要なわけです。

 ま、でも、こうしてブーブー文句言ってますが、現在、私生活が荒れているので、仕事の愚痴言っているとなんだか他のこと忘れられるのでいいんです。
 なんだかすっきりしない状況だが、まあいいか、モテるうちが花だと思って我慢しよう。友達に話しても、みんな笑うしさ。たしかに、これは笑い話だよな。私だってこれが他人事なら思いっきりウケてたよな。だからあまり深刻にならず、「10年後に振り返ってさらに笑う」ことを目指してがんばろう。(我ながらよくわかんない納得の仕方)

 しかしね。思い起こせば思春期のころから好きな人はいっぱいいたけど、玉砕しっぱなしの青春時代で、誕生日プレゼント作戦に出ても「ありがとう」で終ったり、本気チョコ(5000円くらいした)を渡せば、気味悪がられて口もきいてもらえなくなり、おかげでバレンタインなんて嫌いになったり、映画に誘えば「え〜、それはあんまり観たくないかも」と言われたり、コンサートに誘えば、終ったあと食事にも誘ってくれなかったりとか、そんなことばかりやっていたので、そういうもんだと思い込んでいた。
 そういえば、よく占いに「晩成」と書いてあったな。つうことはそういうことなのかもしれない。でも、てっきり初老くらいになったら金でも稼ぐのかと期待していたのだが・・・・そっちのほうがいいんだけどなあ。どうしよう、このまま運気がこっち方面だけぐんぐん上昇してしまい、40歳過ぎたら鈴なりにぶら下げて闊歩してたりして・・・・そういや、「アリー」でそういう女社長が登場してたなあ。女王蜂社長。よし、あれでも目指すか。(←と、また妙なことを考えて現実逃避中)



4月24日(水)

 お休み。目が覚めたのが11時。幸いなことに、上の階の工事もあらから終了したのか、工事の音に邪魔もされず、すやすや眠る。なんだか久々にたっぷり眠れたような気がするが、たまにこうしないとほんとに疲れる。
 起きて洗濯でもしようと思ったが、やはり体はダルいので、そのまま2度寝。
 結局、3時ごろにやっと起き上がって、洗濯機を回しながら、日記をまとめ書き。水曜日だし、映画でも観に行きたいところだが気力なし。
 日がすっかり影ってから、よたよたと洗濯を干し、またゴロゴロする。

 ひょっとしたら軽い「鬱」なのかもしれないが、疲れていて、しかもいろいろ問題を抱えているときには思考が止まったほうがラクなので、これは多分自浄作用。食いすぎで胃がもたれて、一日なにも食べられなかったりするのと同じ。一日や二日、なにも食べなくたって死なないし、胃が休まるわけだ。そんでもって、思考停止したって、別になんの問題もない。

 問題ないけど、やっぱりちょっとは考えてみよう。(暇だし)
 こういうときにはやっぱりアレですかね?「自分に正直に生きてみよう」とか言われたりすんですかね?
 しかし「正直」って言われても、それは例の「本当の自分」と同じで、「いったいどれが本当の自分だかわかるはずないじゃん」な話になるわけで、少なくとも自分にとっては「本当」だとか「正直」だとかよりも、「どうしたら有利か?」とかを考えちゃんだな。「有利」というか「どうしたらラクでいられるか」ということだけど。

 友達でも、東京に通勤するのが苦痛で辞めちゃった男の子がいたけど、彼の理屈は「あんな通勤電車に毎日乗ることはできない」というもので、彼は多分、あれを苦痛だと思う自分に正直に生きようとしたわけで、それはそれでいいと思う。だが、「みんなあれを耐えていていいのか?」というセリフは却下。都心に通勤することを辞めると、通勤はラクになるが、職探しは難しいのだ。それに「オレって毎日こんな思いをして働いているのさっ!」という、充実感も失うことになる。いや、自分も都心勤めやめて初めてわかったが、都心で働いていると、別にたいした仕事してなくても、なんだかすごいことやっているような錯覚は得られるのだ。そんなテンションのままで、半端に都心を外れると、すごく空虚になってしまうので、なにか他の「働く理由」を見つけないと苦しくなる。だから、かなりの労力を使って都心で働いていたほうがラクな人も多いはずだ。
 もっともそんなことまで考えている人はあまりいないと思うが、うっかり転職雑誌にだまされて、Iターンとかしてしまった人は、「毎日通っているだけでカッコがついた東京生活」のありがたみを実感することであろう。
 
 どっちがラクかは人それぞれなんで、例えば・・・つうか、こっちが本題か・・・・・私の友人は、今付き合っている彼氏から、「僕は自由に生きていくつもりでいたけれど、君無しの自由なんでありえないことがわかった」と言われて、けっこう感激したそうだが、私はそれを聞いて、「言われたのが私だったら、相手を殴ってしまうかもしれない」と言った。実際、発言者の真意はともかく、私の友人も一瞬その発言をクサすぎるとは思ったようだが、彼女は自分のテンションを維持するためにそういうことを言う彼氏を利用しようとわりと冷静に考えている。つまり彼女にとっては、「自分のことを一番に考えてくれている人間がいる」と思えたほうがラクだということ。

 そういや、先日B君と話していたときに、「毎日、彼女に電話しようと思う?(というか、彼は現在妻帯者なので、「思った?」という意味で)」と聞いてみたのだが、彼は自分はそういうタイプではないし、カッコつけ屋だから今の妻にも仕事の愚痴はあまり話さないらしい。そして、ついでに「でも、思うけど、そうやって毎日誰かに電話しないと気が済まないやつって、確実に、自分が無い奴だと思うな」

 「自分が無い」という表現も微妙だが、たしかに言いたいことはわかる。
 まあ、でもどうやら世間には私の想像を上回るほど、「恋人同士は毎日電話する」というのをやっている人たちがいるのであろう。
 そんで、「長いものには巻かれやすい」私も、「こーいうもんなのかも」と一瞬我慢するのだが、マジで3日しか持たない。自分なりに分析したが、多分私は「恋人同士の会話」というものができないからなんだと思う。
 「元気?」「うん、元気」「今日はどうだった?」「う〜ん、まあまあ。ちょっと疲れたけど」「そうなの?大丈夫?」「大丈夫だよ」・・・・とかなんとかなんですかね?よく知らないけど。たぶん、「ただ声が聴きたいから電話してみました」な世界なんだろう。

 私はこの「ただ声が聴きたいから」というのが、どうにもこうにも理解できないのだ。
 でも、たまにはちょっと誰かと話たくなって、電話したりするけど、その理由付けがちゃんとないと電話できない。たとえ「今週暇だから、どっか遊びに行きたいんだけど、なんかいいイベントない?」でもいいし、「この間、○○ちゃんと会ったら、あなたの話になって、最近連絡ないけどなにしてるのかなーっと思って電話してみました」でも、要するに「ちょっと話がしたかった」というだけなのだが、私の世界ではそれは理由として成立しないのである。
 たまに友人から「最近どうよ?」と電話かかってくることもあるが、それはそれでありがたく受けいれるし、そういう場合、私のほうで勝手にベラベラと近況を報告したり、向こうの近況を聴いてあれこれ意見したりで、結局1時間くらい話し込んでしまったりする。

 そうです。結局、私は「長電話して徹底的に語る」ので、「ちょっと声が聴きたい」とかいうことができないのである。だから、たとえば「元気?」とか言われて、それが英語でいえば「ハワユー?」な挨拶だとわかっていても、「元気じゃないよ、仕事が山盛りで・・・・・」と具体的な話をせずにはいられないので、それが恋人からでも同じ。そんでそれが週に一回くらいならいいが、翌日また「元気?」とか言われると、「カーーーーっ!昨日あんなに説明したじゃん。だから元気じゃないんだってば!一日で解決するもんか、バカ!」という反応をしてしまうのである。

 現在、ちょっと自己反省モードなので、色々こういう局面での自分の欠点について考えてみた。
 まず、どうやら私は「友達」と「恋人」の区別がちゃんとつけられない。というか、恋人にも友達づきあいのような礼節を求めてしまうようだ。
 あと、1人でいても、ちっとも淋しくならない。そもそも、家族で生活するのが昔から苦痛だったので、自活できるだけの金が稼げるようになったらさっさと家庭から離脱してしまい、その後もよく他人から「1人暮らしは淋しくない?」などと質問されるが、「全然」
 さすがに失業して、家でごろごろとずっと寝ていたら、そういうときに限って誰も電話もしてくれなくて、こっちから連絡する気力もなく放置しておいたら、1ヶ月後くらいにちょっと淋しくなり、「暇だから遊んでよー」と電話したりしたな。
 基本的に私が喜びを感じる趣味は、主に単独で楽しめるものばかりである。映画観たり、本読んだり、テレビ観たり、音楽聴いたり、そしてたまにそういうのについて誰か語れれば幸せなのである。旅行だって1人で行くし。そりゃ、1人だといろいろ不便もあるし、誰かと行ったほうが楽しいだろうが、逆にそういうところでちょっと人恋しくなったほうが、「やっぱ友達は大事にしよう」とか心を改めるので、「淋しい」と感じることも必要なのだ。

 要するに「偏屈」なんだから、ほっといてよもー。
 B君にも言われたが、私がこんなことをまくしたてるのは「本当に恋をしてないからだ」ということになるようだが、自分ではそんなことないと思っている。ちゃんと好きになったりするけど、私の「好き」というのは、相手と全てを共有することではないのである。どんなに好きでも相手はしょせん他人。「あなたの全てを知りたいわ」などというセリフは私の人生の脚本のどこにもないのである。「頼むから、私にとって都合の悪いことろは隠しておいてください」なのである。

 なんだかまたぐちゃぐちゃと書いてしまったが、まとまらない。まとめようという気もないが。
 たぶん、私はわりと淡白な人が好きなんだろうな。放っておかれて、「ちっとも電話してくれない。ちっ、しゃーねーな、こっちから電話すっか。めんどうだけど」くらいのほうが持続するようだ。過去にそういう人と付き合ったことがある。ほんとに放っておかれた。こっちから連絡しないと連絡してくれないし、かなり仕事の忙しい人だったので、電話してもなかなか合えず。たぶん、向こうはあんまり私のことが好きじゃなかったんだろう。それに、もし好きでも、私に対してベストを尽くせない疚しさがあったみたいで、離婚していて養育費も大変だったみたいで、金銭的にも精神的にも私とのんびり付き合ってられないという状況はよくわかったので、あまりまとわりつかず、半年くらいがんばったけどあきらめた。友達には、特に男友達には「そんなにあっさりと引くな」といわれたが、相手を困らせるようなことはしたくなかったのだ。それに私自身も辛かったし。あんときも、向こうがそれで良ければ、「あまり合えないけど、それでいいのなら」と言ってくれれば、私はそれでもよかったのである。

 友達には、「だったら国際線のパイロットと付き合えば?」とか言われた。そうかもしれないが、パイロットと知り合う機会がない。船乗りとかもいいかもしれない。しかし、昨今の通信網の発達で、海外にいるとはいえ、油断できないのである。
 そもそも、ほんとに「恋愛向き」ではない性格のようなので、それ自体が変わることはないだろうし・・・・・

 ともかく、現在そんな私を好きらしい人物が2名いるという「由々しき事態」に、頭を悩ませているのであった。そんで、ついつい「ゴキブリは2匹見つけたら、1000匹いると思え」というのを思い出し、「実はもっといたらどうしよう」と怯えているのであった。(←冗談です)
 こんな話すると自慢話にとられがちだが、まあそれも100%否定しないけど、この年になるまでこういう経験もないので、どーしていいのかわからないのである。そんなこんなで、自分のことで頭がいっぱいで、ニュースを観ていても、「パウエル国務長官、うちにもに来てくれないかなあ」とか思ってしまうのである。そんで、そんなこと考えている自分がえらくイジワルで冷酷なような気がして(つうか、ほんとにそうだ)、ちょっと悲しい今日このごろだったので、しばらく日記もかけなかったのであるが、あーあ、書いちゃったよ〜〜〜〜ん。

 自己チュウなんだも〜〜〜〜〜ん。
 しっかし、こんなところに書き流しても、なんの解決にもならんし、事態をよけいに混乱させるだけかもしれないが、いつも言っているが、この日記はあとで自分で読んで楽しむ用に書いているので(実際、後で読み返すとかなり楽しい)、そういう我儘くらいは許してほしいと思う。ささやかな楽しみなんだし。こういう書き方もズルいけど、ズルくてけっこう。ズルいのが嫌なら他所行ってください。



4月23日(火)

 けしからんことに上司はお休み。昨晩、あの後、他のメンツで飲みなおしてしまったらしい。
 仕事は相変わらず忙しかったし、新人の子がちょっと重たい仕事をしていたのだが、「今日は私も早くに帰るから金庫閉めるんで」と、まだ残ってやりたそうだったが、「それ、多分今週中でいいはずだから」と、なだめ、でも彼女は他にもいろいろやることがあるのではないかと不安そうだったが、たしかに私の様子を見ていると、自分が役に立ってないからだ、もっとがんばらないとと思っているようだが、そう無理をしてもいかんし、私自身もなるべく残業しないでできるうように工夫したいし、それに、もっとゆとりを持ってやりたいのである。
 まあ、でも、入社して早々、こんな状態だと焦る気持ちもわかるし、がんばってくれる気持はうれしいけどね。

 また、鍼灸治療に行く。
 先生に、「先週から生理になったんですが、いつもより軽いような気がするんだけど、鍼のおかげですかね?」と言うと、先生は「まあ、そういうことにしておいてください」と笑ってた。おかげさまで腰の調子はいいのだが、やはりハードワークのせいか、肩と腕はひどい状態。
 でも、明日は休みなのだ。
 4月前半にまともに休んでなかったので、休みを消化中。ほんとは29日を休みにすればよかったんだけど、その日が休めないから替わりなのである。



4月22日(月)

 会社の新人歓迎会。例年だと全社で行っていたのだが、今年は新入社員の数も多く、中途採用もこの時期に数人とったので、各部署ごとにやることになった。と言っても、となりの部署には新人が入っていないので、隣の部署のおじさんたちも招待したので、総勢16人で焼肉大会。
 久々の焼肉だったので張り切って食べたのであまり飲まないで済んだ。1次会帰ったので、帰宅したのが11時ちょっと前だったので、このくらいだとあまり疲れなくて良い。
 さて、シャワーを浴びるかと思いながら、冷たいお茶を飲んでいたら、電話。

 ちょっと電話恐怖症気味なので、かなり戸惑うが、逃げてばかりもいられないので、思い切って受話器を取ると、なんとB君だった。(地方在住の友達。私のマブダチの元彼でもある。現在1児の父)
 とりあえず、向こうの近況を一通り拝聴する。いつも断片的に近況を聞いているので、あまりその行動が線にならないのだが、今回はなんかセミナーみたいのに通っているらしく、それが「上場を目指せ」みたいなやつで、
 「ねえ、資本論理学って知ってる?」
 「なにそれ?資本論とは別もの?」
 などの会話が展開された。

 しかし、彼も相変わらずで、資本を集めるのはいいのだが、じゃあ何の事業やりたいのか?っつうのが曖昧だが、私とは相当性格の違う人物なので、高い志を持たないと行動できないのだろう。
 あとは、相変わらず、「田舎はすごいよ」な話。そもそも、彼が地方に戻って、ちょっとノイローゼ気味だったときに、いろいろ電話で相談にのったというか、単に話を聞いてあげたので、その後こうして長い間、「電話友達」として残っているのだが・・・・・
 要するに彼の言う「田舎」とは、その社会に馴染んで大人しくルールを守っていれば優しく守ってくれるのだが、彼みたいな正義感に燃えた人間がいったん「これは間違ってる」とか些細なことを指摘しようものなら、全員一丸になって弾き飛ばそうとする恐ろしいところらしい。まあ、東京だって似たようなもんだが、東京はコミュニティーの境界がはっきりしないし、それに数もひしめいているから「他に行くところ」はいくらでもある。まあ、それも表面的な話だが、「テクノ系」で問題を起こしたら「ヒップホップ系」に逃げることはできる。でも田舎だとそういうのが全部「音楽」で括られるから、すごく狭く感じるのだろうけど。

 向こうも一通り話し終わって、その後はいつもの「で、そっちのみんなは元気?」という話になり、私も先月はたまたまライフ・フォースに行ったので、その話をしてあげたのだが、まあ、そういう話を聞くのは向こうとしても複雑なのだろう。「おれはそういうのはもういいや」という態度であったが、まあそう言うしかないのだろう。
 そして、ついでに私のほうの愚痴も一通り披露してあげた。笑ってた。
 電話が終ったら、もう1時だった。シャワー浴びて、髪の毛も濡れたまま寝る。



4月21日(日)

 11時くらいに目が覚める。ダルダル。
 下の子が寄ってきて、ピグミンの説明を受ける。なにを説明したいのかよくわからなかったが、キャラはかわいい。
 学校でやっていた運動サークルの集まりに参加していた上の子も帰ってきたので、4人でもそもそと朝食。
 上の子曰く、「朝、行く前に呼んでみたけど、ゴーゴーと寝てんだもん」「あれ?じゃあ、いびきとかかいてた?」「すっごくね。そんで、耳のそばでこれ鳴らしても、ぜんぜん気が付かないんだもん」と、どうやらバク睡する私の耳元で、ネジを回すと鳥の鳴き声がするやつを鳴らしたらしい。・・・・・・これ、けっこうやかましいのだが、そうですか、全然知りませんでした。

 きょうみちゃんに駅まで車で送ってもらい、また長い家路につく。
 途中で「あり?」と思って、上野で慌ててトイレに駆け込むと、大当たりで、また慌ててドラッグストアに駆け込んで、ブツを買ってから丸井のトイレに駆け込む。

 家に着いたのが3時ちょっと前。また留守電が光っているので再生すると、「バーベキューはどうだった?」というF君のメッセージが昨晩。そして、今日の昼間にも「あれ?いないの?もしもし?・・・・・話したくないのかなあ?」とか入っている。
 電話してもいいとは安請け合いしたが、一日に2回以上していいと言った覚えはないが、あーもー、こーゆーのダメなのよ私!と怒っている暇もないのでシャワーを浴びて着替えて髪の毛を乾かして、その合間にメールチェックしたら、そっちにもF君から2通入っている!ついでにS君からも恨みごとが到着。

 かなり脱力し、なにもかもどーでもよくなってきたが、そうも言ってられないので、雨の降りしきる中、国立まで行ってチョムスキー氏のドキュメンタリー映画を観る。居酒屋が会場だったが、人がぎっしり入っていた。3時間弱の長い映画だったし、画面も小さく、椅子も居酒屋の椅子なので座りごこちはよくなかったが、映画は飽きない内容だった。
 「会えるかもしれませんね」と言っていた方には残念ながらお会いできなかったが、時間もすっかり遅くなってしまったので、また雨の中、帰路につき、下北の「真剣勝負」で胡麻ラーメンを食べて帰宅。

 なんか慌しい週末だった。しかし、少し気分も落ち着いたので、F君には「あまり電話しないでください。重いです」とメールを書く。
 自業自得だが、「男なんかみんな嫌いだ」とか思う。



4月20日(土)

 11時に起床して(9時ごろF君からモーニング・コールがあったが無視)、12時くらいには家を出て、2時半にはきょうみちゃん宅に到着。
 結局、客は私とYだけになり、3人でのんびり屋上でバーベキュー。ちょっと風はあったが、寒すぎず、暑くもなく、ちょうどよい屋上日和。
 Yは8時前くらいに帰ったが、私はそのまま居座り、お茶を飲みながら子供の相手をしたりしていて、そのまま子供も寝る時間になり、きょうみさんとダラダラ喋っているうちに、まだ残っているワインを飲みだしたら、結局もう1本開けちゃって、なにを話していたのやら、寝たのは3時過ぎというか4時近かった。ダンナが出張中だからできる荒業。



4月19日(金)

 1時間ほど残業してから、渋谷でF君と会う。しかし、ぜんぜん空いている店が見つからない。結局、30分くらいさまよってから、PRONTOで落ち着く。だから渋谷はやっぱり嫌いだ。
 家に帰ると、F君から留守電。会えてうれしかったとかなんとか。・・・・・・いやな予感がする。



4月18日(木)

 こうやって、日々けっこうプライベートなことも堂々と日記に書いているように、わたしゃボディラインは隠そうとするが、精神的にあけっぴろげなのである。
 まあ「精神的露出狂」なのだとも言えるが、私がわざわざコートをバっと開いてみせるのは、中身(?)を見てもらいたいからというよりも、「ね?お嬢さん見てください、この裏地!」という心境のようである。よーするに、「なぜこういう結論になったか」とか「なんでこういう行動をするのか」などをクドクド説明しないと気がすまなくて、そのためには色々と個人的な背景をも説明する必要があると思っているのかもしれない。
 
 とかなんとか理屈ならべるまでもなく、よーするに「お喋り」なのは否定しない。そんで、自分がわりと開放的なので、他人の「秘密にしておきたいこと」の範囲がよくわからないので、他人のことまでベラベラ喋ってしまうことも多く、親しい友達にもよく叱られたし、最近は「これは誰にも言っちゃだめだからね」と念を押されることも多い。別に言いふらしたいわけでもないので「これは宣伝禁止」と言われればちゃんと守っているつもりである。

 そんで一応、自分のお喋りのために他人が傷ついたりすることもあるということは、わりと気にしているのです。
 この日記にしても、最初のうちは、好きに書いていたが、どうしても書くからには「楽しく」書こうと思ってしまうので、マジメな人をからかうような表現も多くなってしまうわけで、するってえとそれを読んだ本人が傷つくだろうし、実際にけっこうそういうことは起きているので、最近は「知り合いにはあまり読んでほしくない」ということにして、あまり宣伝していない。

 まあ、たいていの知人・友人は、一回くらい軽く覗いてみて、あとは読むのがめんどうになるみたいなので助かっているし、それに相手が大人な場合は、私が多少へんてこに書いても、「あれは読み物として書かれたもの」と判断してくれるだろうし、しょせん限られたスペースゆえに、描写した人の人格そのものを正確に伝えることはできないし・・・・と、いいように解釈しているのだが、やはり「毎日読んでます」という人のことについて何か書くのはけっこう難しいのだ。
 それに、わりと鷹揚に考えてくれない人に限って、自分のことが書いてあるところだけをピンポイントにほじくったりするし・・・・

 などと、グチグチ書いているのは、ちょっと今はまた「う〜ん、これについてはあまり書かないほうがいいだろーなー」という状況が持ち上がっているからであった。しかも、昨晩は「そのこと」について、ちょっと電話で語り合ったのであるが、やっぱり私は変な奴らしい。自分で喋ってて、自分の言い分がかなり「ヘンテコ」なのにびっくりする。
 どうも、「真剣」と書いてマジに取り組むのを避ける性格のためか、「シリアスなことなのに、他人事のようにチャカしてしまう」というのがよっくわかった。
 そして、平然と、「まったく、まいっちゃうね?」などと笑いながら言っているのだが、私が悪いんである。言われたほうはたまんないだろう。

 念のため、あやまっておこう。

 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。

 ・・・・・3回言えば許してもらえると思っている悪い癖。(などと言うあたりがムカつくわよね。まったく)
 三顧の礼と混同しているとも言える。(・・・・・・)

 というわけで、ちょっともやもやした状態にいるので、そういえばメルマガもサボりっぱなしだ。過去を振り返る心のゆとりがないのである。
 掲示板の不調に関しても、多数(というか数通)のメールを頂いており、大変うれしく思っていますが、そういうわけで、ちょっと精神的に余裕がないので、本人的には助かっているので放置しています。そのうち、復活させるつもりですので、もうちょっとお待ちください。

 まあ、誰でもそうなんだけど、環境の変化に弱いからなー。一時的にガタガタになるし、自分との付き合いも長いので、なるべく山アリ谷アリを避けて平坦に日々を送れるよう、それなりに努力をしているのだが、そうもいかないときもあるので、そういうときには、じっと我慢して、慣れるまで待つしかない。それに、いつも書いているが、変化に弱いが順応性もそれなりに高いので、わりと立ち直りも早い。

 まあ、それに、日記にはこういう、もっさりとした書き方しかしていないが、幸いにも友達には恵まれているので、そっちのほうには具体的に語って聴かせているので、それで発散してる状態なのである。

 しっかしだね。ほんとに自分で自分が信じらんないわけよ、こーゆー状態。
 なんなのいったい?

 と、今はそれなりに悩んでいるということを書き留めておきました。

 ああ、でもこうやって書きながら、ふと思い出したけど、自分の人生って、クサい言葉で言うと「私の青春時代も、もうそろそろ終わりかな」などと達観するといつも大異変が起こり、「あれ?こんなはずじゃなかったのにな?」と、ぼんやり観察しているうちに、すごいことになってたりして、いや、そんなにすごいことしてたわけじゃないけど、考えてみれば、10代とか20代前半のほうがよっぽど地味に生活してたぞ。
 まあ、そんなこんなで、いっつも地味に着陸しそこなって(具体的に言えば「もう、他に何も楽しいことなさそうだから、そろそろ見合いでもして結婚するか」という心境にならず)「いい年」(親のセリフ)になっても、ヒャラヒャラしているのであった。

 あ、でもヒャラヒャラしてても、仕事はちゃんとやってます。今日は会社の考課面談だった。自己評価も当然高くしたが(つうか、自分で自分を評価できないような仕事はしません)、上司の評価も最高点だったので、客観的にみてもちゃんとやっているらしい。
 てゆーか、中途採用の悲しさよ、で、私の今現在の等級は「大卒の1年目」と多分同じくらいなのだ。その等級への評価としたら、そりゃ最高点つけるしかないだろう・・・と可愛げのないことも考えてしまうが、別に出世しようとも思ってないが、「代替の簡単にいかない社員」であると認められることは素直に嬉しいので、ちゃんとやりますわよ。

 このあたしを不採用にした会社どもよ。死ぬほど後悔するがいい!!(と、急に過去の恨みを思い出して、ちょっとハイになる) 

 仕事の話で思い出したが(いきなり平常モード)、新人さんはなかなか使えそうだ。
 昨日も親会社の社長からのわけわかんない電話を受けても、平然としていた。ちょっと困ってはいたようだが、「キャー?どうしよう?」などといわないキャラなことろが好感が持てる。私はそういう人が好きなのである。いきなり実務をあれこれやらせても、淡々と一生懸命やってくれるので、これは先が楽しみだ。それに、あまり感情を露わにしないタイプなのに、ルックスがわりとかわいいので得をしていると思うし。そのあたりはちょっと羨ましいのだが・・・・(自分が「怖い」といわれることが多いので)

 あ〜あ、書くには書いたけど、アップしたくない気分。今日はやめとこ。



4月17日(水)

 コスタリカ戦があるので、会社の近所は厳戒態勢(の予行演習)。
 今日の総務部は休みが2名(土日も出勤したりする会社なので平日に休む人が多い)、忌引きが1名、研修1名だったので、残されたのは私と新人と4時で帰ってしまう派遣の人だけ。静かだ。隣の部署も、2名が社員旅行中で、私の「非」お気に入りであるT部長は外出。残されたのは、派遣社員3名と社員の女性1名。うわーーーーい!今日は女の園だ!

 いいな、これ。私、こういうの好きかも。前に友達が「女性だけの会社で働いてみたい」と言ったので、「果たして女性だけの会社というものは、女子高のようになってしまい、馴れ合いすぎて傾いたり、OL同士の派閥抗争に歯止めがかからず崩壊したりしないんだろうか?」と思ったが、なんだか、たまにこういう状況になると落ち着いてていいぞ。

 夕方になると残念ながらT部長が戻ってきて、
 「なにかあると大変だから、今日は早く帰りなさい」
 と、校長先生のようなことを言う。いや、総務なんだし、「なんかあったら大変だからいてください」と言われるのならわかるんだが・・・・

 まあ、いいや。なんかあったら部長がなんとかしてくれるんだろう。それに、すでに夕方から鳴り響いているヘリコプターの騒音で、仕事する気がすっかりなくなっていて、他の社員と「コスタリカってどこなのかな?」「南米じゃあ・・・・」「アフリカ?」などと談笑しながら、コスタリカの観光局のホームページ観たりしてた。 
 そんなこんなで、T部長のお言葉に甘えて、6時になったら、速攻帰った。
 
 帰りに会社で履くサンダルを買ったりして寄り道してたので、家に帰ったらちょうどハーフタイムだった。私がお茶をいれている間に明神がゴール。そしてトイレに行っている間にコスタリカもゴール。

 とダラダラとサッカー観戦しつつ、やっと部屋の掃除をする。また大量の綿ぼこりを退治。ああ、まだ冬物コートがぶら下っているな。早くクリーニングに出さないとな。いつもこうやってGW間近になってから駆け込むことになる。暖房機もそろそろしまおう。

 きょうみさんと久々に長電話。あれこれ相談というか・・・・、いろいろ話すことがあったので12時過ぎまで話し込む。
 そんでやっと寝たと思ったら、今度は海外から電話。そちらも込み入ってしまい、長電話になってしまった。 



4月16日(火)

 上司が「金曜日までに3月分の試算表できますか?」っつうので、うううううんんんん、としばらく思案してから「できます」と言ってしまったので(「できません」と言えない損な性格)、今日はガシガシと3月分の伝票を打ったが、まだ半分。1時間ほど残業してしまったが、現金出納は新人の子がやってくれてるし、私は彼女が伝票入れたのをチェックしたりするだけなので、相当ラクになった。だんだん仕訳にも慣れてくれれば、もっとラクになるはず。今日も、「保険料とか年会費は消費税が非課税なの」とか説明したが、そういう色々と憶えてもらわないとならないことが多々あるので、じょじょにやっていくしかない。

 それでもほんとに随分と精神的には余裕がでてきたので、今日も久々にプールに寄って泳ぐ。腰や背中が弱っているので、だらだらと15分くらい泳いで、あとは水中歩行したり、サウナに篭ったりだけど、やはり手足を伸ばすと気持がいい。

 そんなこんなで、ここ最近は電車の中で本を読む気も起きないくらい消耗してたし(目が疲れていたので読書できず)、せっかく芽生えた映画心も停滞気味だったが、また復活できるだろうか?そろそろETもやるみたいだしね。
 まあ、一時的に猛烈に仕事してしまったが、やはり性に合わないので、のんびりやりたいもんである。

 しかし、ちょっとまた個人的に「めんどうなこと」に首を突っ込もうとしているような・・・・・・どうなるのかな?
 なかなか「老婦人の夏」(たしかドイツ語で小春日和のことをそのように表現するとか)のような日々を送れなさそうな、35歳の春なのであった。


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