可燃物な日々

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5月31日(木)

 社員旅行だなんだかんだやっているうちに、5月も終わってしまった。5月病になっている暇もなかった。
 明日は人間ドックなんで今日は休養である。早起きしないといけないのだ。

 日記よりも、グアム日記のほうを早いとこなんとかしたい。



5月30日(水)

 このところ、夕立のような雨が多い。洗濯物が悲惨なことになっている。
 かなり久々にフレンチなどを食す。でも、こじんまりしたお店だったので、そんなにフレンチフレンチしているわけでもなかったけど、シェフが一人と給仕の女性が一人で切り盛りしてた。二人の顔が似ているので、夫婦みたいだけど、兄弟のようにも見えた。

 前菜のサーモンが厚みが5ミリくらいあるのが2枚。前菜なのにメインのような分量。サーモン大好きだから感激。
 メインは帆立とエビと緑の野菜が渾然となった「洋風八宝菜」みたいなお皿だった。野菜がたくさん食べられました。

 ここんとこ、ちょっとエンゲル係数が上がっているかも。



5月29日(火)

 「目指せ悪い女」なことを書いたまま、アップせずに寝てしまったのだが、今日になって「妻も愛人もいる」という男性からメールをいただく。
 妻の親友と、妻が不在のときに親密になっているようなのである。しかも、妻の親友は彼の元彼女だったりするから複雑だ。
 「ヘンリー&ジェーン」は、そんな雰囲気の話じゃなかったっけ?アナイス・ニン(う・・・・こんな名前だったっけ?変な名前なのでちと不安)が間に挟まる。
 ちなみに、この場合の「アナイス・ニン」は、人間の女性ではなくて「ギター」だそうですけどね(笑)
 ギターを挟んでの三角関係か・・・・・

 今日は久々にプールに行ったが、ちょっと寝不足なので、ほどほどにしておいて、軽くサウナで汗を流し、おそるおそる体重計に載ってみた。グアムに行く前よりは1キロほど減ったみたいだ。でも、まだ、禁煙前より3〜4キロ増加している。

 会社の給湯室で、女性営業社員が3人くらいで長々とミーティング(愚痴大会)を開催していた。
 「休みが少ないんだからさ〜その分、お金の面ではもうちょっとなんとかしてもらいたいよね」
 「そうだよね〜休み少ないよね〜」

 そうなんです、私も覚悟はして正社員になったのですが、やはりけっこうハード。昇給よりも、休日の増加を望んでいる社員は多いと思う。
 そのかわり、週末に出勤すれば、平日休むことができますが、普通の週休2日の企業だって、有給休暇使えば平日休めるわけだし、こっちは有休使ってやっと土曜日を休みにしているという状態。
 なにが悲しいかって、カレンダーの祭日を眺めて「次の3連休は・・・」と意味もなく眺める楽しみがなくなってしまったことです。いえ、別に休んでもいいんですけど、有休使うか、次の週の土曜日は出勤すればいいだけです。
 まあ、前に働いていたプロダクションも土曜日は休みじゃなかったので、隔週で当番制っぽく出勤してましたけど、3時くらいには帰れたしなあ・・・それに、祭日はちゃんと全部休みだった。

 というわけで、今の会社の勤務日数に早く順応しないとなあ・・・・なんて考えていたのですが、給湯室で愚痴っていたのは、みなさん学校卒業後にそのまま入社した3〜6年目の女の子たちでしたので、「そうか、他を知らなくても、そうなんだ」と思ったのでありました。

 そういえば、おかげでうちの会社は「有休消化率」は異常にいいのではないでしょうか?だって、土曜日休むだけでけっこう消化しますからね。おじさん方もしっかり有休は使っていると思います。なんとかなんないのかなあ〜とも思いますが、親会社と同じ就業規則なんで、これを変えるのは難しいんだろうなあ。
 
 日曜出勤したので、気分は水曜日なのに、現実は火曜日だということに、ちょびっと苛立っているのでした。 
 週休3日が、一番自分のリズムに合ってるんですけどね。出て出て休んで出て出て休んで休んで・・・・はぁ・・・・・



5月28日(月)

 深夜まで長電話してしまったので、つい目覚ましをかけるのを忘れて寝てしまい、起きたら9時45分だった。いつもだったらもう家を出る時間。慌てて支度して出勤。11時を過ぎてしまった。
 よって今日は、7時過ぎまで会社にいるはめになった。遅く出社したら、遅くまでいればいいだけなんだけど、その分、夜が短くなる。

 帰りに昨日取り置きしてもらってた服を買って、ついでにパンツなども試着してみたが、やはりパンツはなかなかサイズの合うものがない。
 あきらめて、サンダルを見に行くと、サイズがぴったりなのがあったので購入。シンデレラのお姉さんにならなくて済んだ。

 バルタン星人などを作っていると、モテなくなると指摘されたが、もともとモテないんですぅ。(恐竜だとOKだと言うのだが・・・)
 だめなのかなあ・・・バルタン星人。
 だとしたら、「未だに独身」の公式理由は、「バルタン星人が理想の人なんです!」にしようかなあ。いろんな意味で説得力はある。というか、それ以上根掘り葉掘りされなくて済みそうだ。そういえば、「理想のタイプ : ダルメシアン(101匹わんちゃん)みたいな人」とかつて公言していた友達も未だに独身だ。こういうのは「理想が高い」とは言わないんだろうな。

  あと、悪女入門もいろいろ伝授(?)してもらったが、小心者の私にはやはり難易度が高そうだ。複数の男性にCCでメール書いたり・・・・・って私もときどきやってるけど、そういうことではない。「複数の男性」同士は互いを知らないのである。
 とある方のメールの設定が変になってて、CCで来たメールに対して「全員に返信」にすると、「メールを送った人以外の全員」に返信されていたようである。
 その設定にどんな使い道があるのだろう?と思ったが・・・・なるほど、

 「皆さん、彼女とどういうご関係なんですか?」って書くときには便利だ。奥深い。
 



5月27日(日)

 日曜出勤。私のフロアはあと2名来ていた。
 でも、あまりにも静かだったので、逆に集中できず、メール書いたりして遊んでしまった。溜め込んでいた帳票の出力とファイリングをちんたらやる。

 稲本さんが最近やたらとご自分の写真を載せている。
 私もここんとこ、自分の写真をついつい載せてしまうので、ちょっとやりすぎかなと反省していたのだが、「自分の写真を人前に晒すといういけない快楽に浸ってしまうのは、どうやら私だけではないらしい」とか思って、ちょっと嬉しい。でも、あちらはプロが撮影しただけあって、見せびらかしたいキモチもわかるが、わたしのはデジカメ写真だからねえ。一緒にできないか。ああ、やっぱユリエちゃんとお友達になりたい・・・・

 こちらのプチbk1を拝見していたら(仕事しないで、そんなことばかりしているダメOL)、「くもんのペーパークラフトには、バルタン星人もある」
とのこと。そうだったのか!知らなかった!みんな探し物が上手ね!と、さっそく見てみたが、写真がないのでよくわからないが・・・・・そそられる。欲しくなったので買いだ。(まだ買ってないけど、買い物かごには入れた)こんなもんばかり買ってどうする、って作るに決まってますよ。フォフォフォ・・・・

 くもん出版はそろそろ私に一冊くらい無料で進呈してくれてもいいのではないかと思う。(笑)

 そうなのだ、そんな妙齢の女性に相応しくないものばかり買っている場合ではないのである。弟の結婚式が迫っているのに、まだ衣装を用意していない。というわけで、勢いづいて帰りに服屋に寄って、前から色が気に入ってた服を試着してみた。かなり派手な若草色のシルクのスーツだったが、着てみたらそれほど派手でもなく、着心地もよかったので、よし購入!と思って財布を開けたら、カードが無い。グアム旅行のときに入れ替えてしまったままであった。取り置きしてもらう。かっちょわる。

 さて、次はサンダルを買わないとねえ。これがなかなか難題なのだよね。またシンデレラの姉状態になるんだよな。
 あと、今週の課題は「酒を断つ」
 金曜日にプチ人間ドックに入れられるのだ。今まで肝機能ではひっかかったことがないのだが・・・
 以前、健康診断で「再検査」になったのは、引越しの翌日だったために疲れが出たのか「尿酸」でひっかかる。原因があまりにも明らかだったので再検査受けず。あとは、会社の送別会で午前様でタクシー帰宅した翌朝、いつもの起床時間よりも1時間も早く起きて健康診断を受けたら、血圧測定で看護婦さんに「いつもこんなに低いんですか?」と聞かれるくらい低かった。それも原因が明らかだし、別に命にかかわるようなことでもないので再検査はぶっちした。その後、健康診断のときには「血圧を測るので、エレベーターを使用してください」と廊下に貼ってあったけど、無視して階段を上がるようにしたら、血圧でひっかかることはなかった。階段2階分上がれば、正常値になるんだから問題ないと思う。



5月26日(土)

 超久々に舞浜に行く。ディズニーランドじゃなくて(未だにTDLバージンを守り抜く私であった)、ベイNKホール。
 最後にあそこに行ったのは、忘れもしない「ポーグスがジョー・ストラマーを率いて来日!」したときであった。何年前なんだろう。調べる気もおこらない。
 
 駅のバス乗り場は当然行列。行列をなめるように、ビデオ撮影している変なチームがいた。気が狂った演技をした女性がよれよれと歩くのを小型ビデオで男の人が撮影していて、カメラマンを後ろに誘導しているのは、スーツ着た女性。
 さらに並んでいると、今度は花嫁を抱きかかえた新郎が列を横切る。その後ろからは、ええと、あれはなんという名称なんだろうか・・・・ジャバラでプラスチックで「ピョコン!」と音が鳴るおもちゃのトンカチ・・・・を持った軽装の男性が、新郎の頭を「ピョコン!ピョコン!」と叩きながら、列に並ぶ人に「ね?こいつ殴ってやりたいでしょ?」と問わず語り・・・・・皆、かなり酒が入っている披露宴後の風景らしいのだが・・・・なんか変な人ばっかりで、これもひょっとして、鳥肌実の公演の演出のひとつなのではないかと深読みしたくなったりして。

 バスでNKホール到着。かみちゃんがアリーナをとってくれたのだが、最前列のブロックの後ろの方でまあまあいい席。
 まだ、誰も知合いは来ていないようだと、ポツネンと座っていて、ふと横を見ると、7列くらい向こうに見知った横顔発見。ケイちゃんだった。クラブ友達だけど、かなりごぶさた。挨拶していると、奥さんのYユキちゃんも来て「ひさしぶり〜こんなことで会うとは、キャーキャー」と盛り上がる。ご夫妻は鳥肌は初めてらしいのだが、ユキちゃん物販の行列に早くも煽られてしまったのか、パンフやキーホルダー(竹槍)買っていた。

 「ポスターも欲しくなっちゃったけど、旦那に叱られそうだから〜」
 ・・・・観る前から、すごいことになっているご夫妻であった。

 そうこうしているうちに、かみちゃんも到着して、開演直前にアコちゃんも来た。なんとユリエちゃん同伴。ドキドキドキ。(モデルになりたいという野望があるのであった)

 さて、開演。変なエスニックなお経が流れたあとに、エクソシストのテーマみたい(というかそのもの?)な音楽がチンチロと流れたら、いきなり場内大爆笑。「なんか簡単すぎるよ〜」とかみちゃんと文句を言い合う。アリーナ後方から鳥肌実が登場し、練り歩く。大盛り上がり。「なんか、やってる本人が一番楽しそうだよね〜」ってかんじ。

 内容は、リウイチ氏が書いていたとおりでした。
 今回はシャブ中がハイテンションで喋りまくるという一応新キャラも披露。かなりまとまっていた。政治家ネタが多かったけど、「参院選よろしく!」というのがネタなのかどうか・・・・・また日比谷野音で「決起集会」やるとか言っていた。
 終了後、ユキちゃんは今度はビデオを買っていた。かなりハマったらしい。

 帰りのバスを待っているときに、ユリエちゃんと、かみちゃんの古い友達のマキちゃんが、学校の知合いだったということが判明。友達の友達の友達が友達だったという話でした。世の中狭いぞ。
 とかなんとかやっていたら、「次のバスが来るのは30分後です」というので、かみちゃんとマキちゃんと駅まで歩いた。3人で熱い恋愛話が炸裂してた。
 



5月25日(金)

 給料日のせいか、渋谷は大混雑。食事しようにも、混んでてなかなかお店が決まらない。東急本店の奥のほうにやっと空いているお店をみつけ、軽く食事した。会計のときに、お店の人が「ミントは好きですか?」となにか差し出すので、ミントガムでもくれるのかと思いきや、ケースに入った生ミントの葉をくれた。めずらしいお土産だ。

 Sと一緒に今日で閉店するというバーに初めていく。最初で最後(笑)
 閉店パーティーなので、客が店から溢れていて、外で立ち飲み状態。客がそれぞれ持ち込んだ酒やお店が用意していたシャンパンをかなり乱暴にちゃんぽんして飲んでいたので、初めて会う人とも会話が(たぶん)弾んでいたような気もするが、いったい何を喋っていたのかよく憶えてない。(なんかHenry Cowの話をしていたような。なにを隠そう、わたしはFred Frithの大ファンでした。あのとき酔っ払ってて名前が出てこなかったが、John ZornとFred Frithが一時期よく吉祥寺の曼荼羅でライブをやっていて、欠かさず行ったものだ。靴ブラシとかでギター弾いてて最高にかっこいいオッサンだった。そういえば、John Zornは最近はどうしているのだろうか?)
 2時ごろには外で座り込んでベロンベロンになっていて、気がつくと、さっきまではスマシ顔でカウンターの中にいたバーテンダーもよれよれになってて道に座り込んでいる有り様。
 なんとかタクシーに乗って、「よくぞ家に帰れました」というかんじ。朝7時に目が覚めたら、しっかり服着てたし、当然コンタクトもつけたまま。あ〜またやっちゃったよ。こんなに飲める自分が大好きだ。しかし、これじゃぜんぜん痩せないよな。

 アスキードットPCに連載している山形氏の「コンピュータのき・も・ち」を読んだら、「本体がどれだかわかっていないシロートはけっこういる」みたいなことが書いてあった。胸に手を当てて回想。

 派遣で行ってた会社が、わたしを上回るシロートさんしかいなくて、マシンがトラブったときに、サポートに私が電話するはめになった。先に男性社員(フロッピーとCD-ROMの区別がついてなかったレベル)に電話させたのだが、後ろで聞いていてイライラしてしまったので、受話器を奪い取ってしまったのだ。だって、彼はほんとにわかってなくて、私が後ろから「だからサーバとの接続が・・・」とかなんとか言ったら、

「サパーの調子が悪いのです。え?だから、サパーです」

 ・・・・・夕飯の心配してどうする・・・・・・そうか、この人は「サーバ」という単語を知らないのか・・・・私のほうがまだ数倍(数十倍と言えないところが悲しいが)マシだ、と思ったのだが・・・・電話で話していたら、サーバの問題ではないようなので、「じゃあ、こっちかな・・・・」と思ったのだが、そして私はちゃんと「その箱」がPCだということは理解していたのだが・・・・

「でも、この箱はなんて呼ぶのだろう?」

 ・・・・・・しばらく「君の名は?」とその箱を見つめていたが、箱君は自ら名乗ったりしてくれない。名札もついていない。前に会った人にパーティーなどで再会して「ええと・・・名前がわからん」とおろおろしているときみたいだ。
 仕方がないから、

「ええと、モニターの下にある箱が・・・・箱というか、なんというか・・・」と言ったら、サポートの人がすかさず、「本体ですね?」「あ・・・・本体?それでいいんですか?」

 なーんだ、それでいいのか・・・・恥かいたではないか!でも、モニターとキーボードという名称に比べると、「本体」呼ばわりはなんか失礼なのではないだろうか?「本体」だってカタカナ英語で呼ばれる権利はあるのではないか?
 そんな漠然とした名前だから、あまり重要視されていないような気がする。

 「本体」が市民権を得るためにも、「もっとかっちょいい名前をつけてあげよう」と思ったりした。余計なお世話である。



5月24日(木)

 寝不足が続く。
 午前中はけっこう元気だったのだが(朝ごはんのせいかなあ?)、夕方から眠けとの闘いだった。
 それにしても、雨が降りっぱなしというのはなんなんだろう?もう梅雨が来たのかと思ってしまうではないですか。

 グアム旅行記がなかなか書けない。別にたいしたことがあったわけでもないので、だらだら書いていると、けっこう長くなってしまいそうだ。ミニマルで長いという・・・・

 ほんとうに眠いから今日は早寝する。



5月23日(水)

 寝ていて、ふと思い出した。
 私はあまり同じ本を何回も繰返し読まない。(マンガは除く)
 でも、たまに気に入った小説などは、何回か読んだりする。

 小説といえるのかどうかわからないけど、「南の島のティオ」は大好きで何回も読んだが、いつも誰かにあげてしまうので、手元にない。

 この本も3回くらい読んだ。「ぼくの美しい人だから
 最初、映画を観たんだ。「セックスと嘘とビデオテープ」で印象的だったジェームス・スペイダー君目当て。
 映画で大感激して、帰りのロビーでパンフのとなりに置いてあった原作を買って帰った。
 それで本を読んでまた大感激したのであった。
 さらに浮かれて、読めねえくせに洋書まで買って、セリフだけ抜き読みした。
 映画もその後、ビデオで3回くらい観た。

 「私も40歳過ぎたら、ぜったいこれをやろう!」とか思ったりしていたような気がしなくもない・・・・・・・

 いや、べつに、だからなにって話なんですけどね。
 オンライン書店bk1のブリーダーになりまして、本にリンクを張って、そこからお買い上げになった方がいらっしゃると、私にポイントが付くという仕組みになっています。なので好きな本を並べてみて、リンク張る練習をしているのであった。 



5月22日(火)

 同じフロアにある営業に新しい派遣社員が来た。前にいた人は2児の母で、愛想もよくて話しやすかったが、今度はかなり若い子だった。でも、ふつうに話ができる子のようでよかった。
 溜まった仕事はなかなか片付かないのに、また新しいこと頼まれてしまった。それも前期と今期の月別比較という、これまためんどうな・・・・でも、私はデータだけ抽出してあげればいいみたいだけど、少々データをいじらなければならないので面倒な作業。まあ、暇よりはいいんだが・・・

 会社から帰り、家からAの携帯に電話したら、MG氏の車に乗ってた。二人で秋葉原のマック館(?と皆呼んでいるが私は行ったことがない。E君が店長)でハードディスクを調達していたらしい。MG氏は三茶でAを降ろして帰ってしまったので、そのままAとご飯を食べる。
 ここんとこ、私はE君に会っていないので「元気そうだった?」と聞いたら、「元気そう。なんだか男っぷりが上がっていた」「男らしくなったってこと?」E君はなかなかの美青年で「王子様」と呼ばれていた。クラブ仲間なのだが、弟もいて、顔もまあまあ似ているのだが、私が注目したのは、E兄弟は踊り方がそっくりなのである。それも、体の傾げ方がなにげに左右対称で「まるで双子」だった。遺伝子と踊り方にどういう関連があるのか、後ろで眺めながらよく考えたものだ。

 Aが「やっぱ、恋してるとちがうのかね」とか言うから、「そ、それじゃあ、MKちゃん(E君の元彼女)に悪いよ・・・・MKちゃんのときよりも、今の彼女のときのほうが、いい男になったとかいうのは・・・・・」「そ、そうか・・・・」

 家に篭っているAは、また少々自律神経がやられているみたいで、具合悪そうだ。顔がすっかり細くなったような気もする。太り気味の私からすればうらやましいとも言えるが、「立って歩いているのもつらいし、食欲もない」状態のようだ。負のオーラに包まれていた。私の健康を少しわけてあげたいくらいだ。

 日記書いてたら、電話。なんかまた長電話になってしまった。しかも、またなんかベラベラと言わなくてもいいことを喋ってしまったような・・・・どうしてこう喋り出すと止まらなくなるんだろうか?
 あまり裏表のない自分の性格は気に入っているが、あまりにも明け透けなのは逆に人を傷つけることもあるのかもしれないと反省。 



5月21日(月)

 出勤。いつもどおりの会社。机に書類がきちんと揃えてしかも無造作に積んであって感激だわ。
 あんまし仕事する気もなく「今日はリハビリ」と思っていたのに、午後になって上司が「今日中に先月の試算表作っちゃいましょう」と悪魔のようなことを爽やかに言い放って会議に行ってしまった。
 おいおいおい、まだ入金も全部打ってないんだってば。
 
 慌てて伝票入力する。営業の人に頼まれてた得意先別集計もまだ手をつけてないのに・・・
 ただでさえ、4月から部門コードが変更になっているので、毎月同じ伝票もコピーで使えないので時間がかかるのだ。
 結局、6時になってもさっぱり終わらず、「明日でいいですよ」と言われたので、くたびれたから帰った。

 今日、会社で唯一うれしかったこと。
 隣の席のパートのKさん(毎回書いているが美人)が「もしかして、みやのさん、禁煙しているの?」と聞いてくれた。ああ、やっと私のことをちゃんと見てくれている人がいるのがわかって、とてもうれしかった。しかも、美人(笑)だし。
 でも、グアムでやっぱり喫ってしまったのよね。またがんばろ。

 三茶で安いチャイナドレスを見つける。う〜ん、いいなあこのスリット。これで私もマギー・チャンか?(あの映画はまだ観ていない)と思ったけど、さすがに弟の結婚式で着るのもなんだし、他に着ているところもないし、そもそも試着する勇気がない。チャイナ服は試着したことないんだけど、その昔、大中で人民服は着てみた。だって私の当時のアイドルはYMO!(20年前)
 そして、わくわくしながらカーキ色の人民服を着てみた千葉県在住の少女は試着室の中で痛く傷ついていた・・・・
 だって、そこには、ほんとに、中国の田舎の村にいそうな「おばちゃん」が鏡に映ってたんだもの・・・・ちっともオシャレじゃなかった。(江青女子もまっつぁおってかんじでした)

 「わたし・・・・この服・・・・・似合いすぎる・・・・・・」

 それ以来、中国製の服は警戒している。でも、パジャマみたいなスーツは似合った。頭にお団子二つ作って、青いスーツに身を包み、渋谷クワトロでニック・ケイブのライブ(笑)に行った。来てるはずの友達に会えなくて、翌日「わたし、すっご〜く目立つかっこうだったのに、なんでわかんなかったのかなあ?」と聞いてみたら、「え?あのチャイナ服着てたの?変わった服装だなと思って遠巻きにしちゃったよ!」と笑われた。
 あの服は実はタイに行ったとき、ディスコに遊びに行く用に調達したのであった。あそこでもかなり目立っていた。

 友達からメールが返ってきた。「そんなの別にいいじゃん」「大丈夫」という反応でした。だれもびっくりしてくれなかった。ちょっとさびしいかも(笑)でも、私もそう思っていたので、よかった。でも、やはりこういう場合はもっと過剰にクヨクヨして、友達に「そんな気にすることないよ!大丈夫だよ!」とか言われても「でもでもでも〜」と煮え切らなくて・・・・と、やっても楽しそうだ。
 そういうお手本には事欠かないので、いざとなったら真似しようっと。(能天気)

 今週はメルマガはお休みします。頭が青い空、青い珊瑚礁から帰ってきてからにしよう。

 あと、bk1のブリーダーにやっとなりました。こちらも紫外線でヘロヘロになっている脳みそが回復したら取り組みます。(そんな大変なことではないんだけど、なにせリンク張るのが苦手というかめんどーなんで・・・・)
 



5月20日(日)

 グアムから昨日帰ってきました。食べてばかりいたのでしっかりまた太った。なんとかせにゃ。
 グアム旅行記はまた別口で書こうと思っています。

 本なんてあまり読まないかと思っていたけど、けっこう暇はあったので、わりと読めた。300ページくらい読んだ。でも丁度、帰りの飛行機で読んでいた「言論の自由」の章でのフィルタリングがどうのこうのの話が具体的によくわからなかったのは、わたしの頭が悪いのか、疲れていて集中力がなくなっていたのか不明。もう一回読んでみる。

 グアムのことよりも、他でいろいろあって、さっき友達にはメールで書いた。きっとみんなびっくりしてくれたことでしょう。さて、わたしはどうするのかなあ。どうしたいのかなあ。わはは。(ああ、思わせぶりでわかんない人にはごめんさない)

 でも、自分でもびっくりしたのは、自分があまり動じてないということだ。神経が太いとは思っていたが、こういうときは本当に太いな。(現在、胴回りもかなり太いが・・・)わりと、小さいことではすぐに動揺するのに、こういう重要なことではわりと豪胆らしい。それがいいことなのか悪いことなのか、私にはよくわからないけど、あまり考えても、答えのバリエーションは限られているということはわかっている。

 まあ、でも、こういう類のことで「ほえええ」となるのもいいのではないかと思う。
 しかし、こういう書き方をしていると、この日記はしばらく「ほえ〜」とか「ふぅ〜」とか「ほよよ〜ん」とかになってしまうな(笑)。そのあたりをどう妥協するかも問題なのだ。 
 そうやって、ちょっと現在、人格が分離してしまっているのを「困ったな」と思うと同時に「なんか、おもしろいな」と思っていたりするのである。

 とかなんとか、書いていると、なんのことだかわかっちゃうよね。(隠し事が苦手というか、とにかく言いふらすタイプなのである。それはそれで困ったことだけど、でも自分の日記なんでいいよね)
 
 明日から仕事か・・・・あ〜あ。



5月15日(火)

 つうわけで、やっと明日からグアムだ。3年ぶりの飛行機だ。わ〜〜〜い。行きはJO9411で帰りがJO942なんで、特に念入りに整備しておくように!(業務連絡)

 それにしてもいったい向こうでどんなカッコウすればいいのかまだ決まらない。普段の旅行だと「もう日本では外では着れないボロになったシャツ」を着て行き、向こうで捨てて帰ってくるという、「アポロ方式」もしくは、こっちのほうが的を射ているが「ゴミを輸出」しているのになあ・・・・(ガンジス川に穴の空いたシャツを投げ捨てたのはかなり神聖な行為っぽくて泣けた)

 それはやめておくとして、これはやはり予告通りにやりましょう。(わりと支持された)
 
 社員旅行@グアムに「CODE」を持参。(ああ、リンクしている暇がない)リゾートホテルのプールサイドでお花が飾ってあるトロピカルドリンク片手にパレオ付き水着のまま寝転がって読むんだ〜。
 これで多分、わたしの豊満な水着姿にクラっときた男性社員に口説かれたりする事態は避けられると思う。虫除け。角で殴るとけっこう破壊力ありそうだし。でも、すごく変な虫が寄ってくるという可能性もあるが(笑)

 でも私の予想としては「やはりパトリシア・コーンウェルにしておけばよかった」と後悔しそうだ。(・・・とわかっているのに、最初に社員旅行の話が決まったときに「ちくしょう、こうなったら、こんな本とか読んじゃうもんね〜」と一般人をビビらすであろう豊満なその厚みで選んでしまったので、意地でもやってやる)

 ところで、昨日慌てて作った「恐竜たちとピクニック」ですが、今日、会社で見て愕然とした。「なんか、これって恐竜じゃなくてあたしばかり目立っているじゃん」なに考えてんでしょうねえ、まったく。ティラノより大きく写っている。でも、修正している暇もない。表紙も変になってしまったが・・・・。帰ってから直します。

 とにかく今、一番気がかりなのは、明日、4時に起きられるかってことだな。5時に家を出る・・・と。

 というわけで、なんか落ち着きがありませんが、行ってきます! 
 



5月14日(月)

 ああ、まだなんの荷造りもしていないぞグアム旅行。かなりやる気なし。

 隣の席のパートのKさん(毎回言っているが美人)は明日お休みなので、「ミヤノさんとはしばらくお会いできないわね」と言われた。そこで、旅行の話になり・・・・

K 「もう荷造りはしたの?」
私 「いえ〜なんにもしていないんです〜でも、別にドレスアップするようなディナーとかないでしょうからね?」
K 「あら、そういうのはないの?」
私 「いや、わたしも初めてなんで知らないですけどね。でも、サンダルで入れないところに行くというなら、行かなけりゃいいじゃないですか!靴がないからって・・・・ハハハハハ!」
K (笑っていいところなのか困っている様子)「でも、いいじゃない、日常からの脱却ってかんんじでしょ?リゾートだし」
私 「え?でも会社の人と行くんですよ?社長も部長も来るんですよ?脱却できないでしょう・・・・日常どころか職場から!ハハッハハ!!!」
K (口の端が引きつっている)「そう・・・そうよねえ。社長もいらっしゃるものねえ」

 ごめんなさいKさん、あなたにやつあたりしてもしかたないんだけど・・・・お土産買ってきます。(マカダミアナッツでいい?)

 そういえば、話が変わるが、発言した本人が日記に書かれてしまうのではないかと心配していたので、書くのやめようかなと思ったけど、やっぱり書いちゃお〜(懲りない性格)

 私は平凡なただの「少女漫画あがりのホモ好き」なのですが、よく酒の席などで男性に「男と付合ってもいいなと思ったことはあるか?」と聞いています。
 以前も元サッカー部だった男性に、

 「サッカーって野球や他のスポーツに比べると、得点が入ったときにやたらと濃厚に抱き合わない?野球だと手をパシパシ合わせるだけなのに・・・・ああして、毎回、がっしり抱擁していると、中には『あ・・・・こっちかも』と気がついてしまう人がいるんじゃないかなあ?野球選手になっていれば気がつかないまま結婚して2児の父になっていたものをサッカーを選んでしまったばかりに・・・」

 と、話てみたら、別に彼がそうだと言っているわけではないのに、やたらムキになって、

 「いや、それはない、ぜってーない!ほんとにない!まったく考えたこともない!それとこれとは別!」

 とまくしたてるので、「こんなにムキになるとかえって怪しいな」とか思ってしまったのですが、他の人の反応もこんなもんで、たまには話を合わせて盛り上げてくれたっていいのにとか思ってしまうのですが、そういうことしてくれる人は少ないです。役所広司ファンの男の子(彼女有り)が「彼にだったら抱かれてもいい」と熱く語ってくれたくらいでしょうか。

 さて、今回もどういう話の流れか、その質問をしてみたら、

 「う〜ん、かっこいい男の人だったらありうるかも」

 との、魅惑的なお答え。思わず私の目はキラキラと輝いたのでありました。

 「え?じゃあ、じゃあ、かっこいいって例えばどういうかんじの人?」

 と、聞きながら私の頭の中では「ううむ。多分、キムタクとかタケノウチとかソリマチではないんだろうなあ・・・いかりや長介とかかなあ・・・・それじゃ老けすぎかあ・・・どういうのがかっこいいんだろう・・・・」といろいろ考えておりましたところ・・・・

 「う〜ん、まあ、医者とか・・・・」

 ふうん、なるほど、かっこいい白衣の似合う医者にはやはり男性でもクラっとくるのかしら・・・・歯科医にサレンダー状態っつうのもいいな・・・と、私が一生懸命、妄想をフル回転させていたのに・・・・

 「あとは・・・・・金持ちとか・・・・」

 ・・・・・・それって・・・・・・金さえあれば(例外はいるだろうけど、一般人からしたら医者=高収入であろう)、男でもOKっつうこと?・・・・「かっこいい」はどこにいってしまったの?金があればかっこいいのか?

 話は飛ぶがそれで思い出した話。(あまり関係はない)
 ここんとこ「高校時代回想モード」どっぷりなのだが、これもそうです。

 Bちゃん(25年来の付き合い)と高校生のときにちょっとした言い争いになった。たしかBが私にちょっと面倒なことを頼んで、私が渋々それをひきうけてやってあげたのに、お礼ひとつ言わなかったので、それにムっとして、私が文句を言ったのである。(親しい仲だからって、そこに甘えてはいけなんじゃないか−とかなんとか)そうしたら、Bが反論してきた。

B 「のんちゃん(高校以前の友人&家族は私をこう呼ぶ)だって、けっこう甘えているじゃん!」
私 「え?私が・・・・どう甘えてる?」
B 「・・・・・・たとえば・・・・・いつも私の昼ご飯を欲しがるし・・・・・」
私 「え?」

 たしかに、Bの母は仕事をしていたので、あまお弁当を作ってくれなかったので、Bは自作の弁当を持ってくることもあったが、家においてあるデニッシュ食パンを持ってきたりしていた。それが育ち盛り(かなり太ってた)の私には、すごくおいしそうに見えて、かなりしょっちゅう「Bちゃ〜ん、一口ちょうだいよ〜」と言って、もらっていたのだった。

 その行為を「意地汚い」とか「食い意地がはっている」と責められれば何も言わないが・・・・今はそういう話ではないんですけど・・・・でも、そう思っているのは私だけで、彼女は本気でそう言っているのだから、反論のしようがない・・・・

私 「う・・・・まあ、たしかにそれを甘えているというのなら、そうともいえるかもしれないが・・・・」

 思わぬ反論にしどろもどろになってしまったのをよく憶えている。

 何が言いたいかというと、自分がまったく予想していない答えが返ってくると、腰砕けになっちゃうわよねということでした。(←深い)



5月13日(日)

 飲み過ぎた。昼過ぎても食欲が湧かず、ふらふらしていた。
 昨晩、Khuv君の誕生日DJに行っていたAが、なんだか話したいことがいろいろあるようだったので、渋谷まで拝聴しにいく。今度はベトナム料理屋。なんか話しながらボーっとしてきたが、それは朝帰りでシャンパン飲み過ぎのAとて似たようなもん。

 結局、AYちゃんが仕事から帰ってくるまで喋ってた。11時すぎに帰宅。くたびれきって、すぐに寝てしまった。



5月12日(土)

 再度、念願の野外ロケ!
 前回は、一人でふらりと実行してしまったし、ロケ地も近所の遊歩道だったりしたので人通りが多く、とても目立ってしまったので、今回は撮影助手を手配いたしました。
 
 梅丘駅で集合。大きな紙袋に欲張って3体入れて運んできたのだが、どうしてもシッポがはみ出してしまう。通りがかる人がときおり覗き込むのだが、それが年配の女性ばかりなのが不思議。フラワーアレンジメントの新素材などに見えるのだろうか?

 夕方になって風が出てきたので、「役者さんたちが転がってしまうのでは」と心配したが、一番やっかいだったのはプテラノドンだった。まずテグスでバランスよく吊るすのが難しい。そしてやっと水平に吊るせても風でクルクルと回ってしまうので、なかなかシャッターチャンスにならない。プテラは細っこいので、全体を入れると、どうしても顔が小さくなってしまうので、写真映えがあまりしなかった。

 やはりフォトジェニックだったのは、顔もお尻も大きくて、シッポが太いティラノサウルス君だった。

 いろいろ恐竜同士を組み合わせて「恐竜大戦争」を撮影するつもりだったが、「せっかくだから恐竜と記念撮影」というわけで、助手に撮ってもらったら、助手が「ファッション誌っぽく撮る」と言い出し、恐竜抱えて、ウォーキングしてしまった。通り掛かりの人はいったいなんだと思ったでしょうか?一応、最初から変なかっこう(インドで買った巻きスカート)をしていたので、「これは仕事なの!あたしはクリエーター!」という、無意味な演技は通用したのではないかと自負しております。

 けっこうたくさん撮影したのですが、あまり時間がないので、今回はこれくらいにして、また暇を見て並べたいと思います。
 
 初夏の風に誘われて―恐竜とピクニック@羽根木公園
 
 さて、撮影終了後、打ち上げというわけで、豪徳寺のカフェというかバーというか、買い物帰りの母娘がアイスミルクティを飲んでいる横で明るいうちから乾杯してしまい、その後下北沢に移動して、前も一回Mちゃんと行ったモンゴル料理店「遊牧民」に行って食事していたら、恐竜を発見され、「欲しい、欲しい」とおっしゃるので、酔っ払ってて上機嫌だったし、「すごいすごい」と誉められて、かなりうれしかったし、それに、もうカメラには収めたし、それにまだあと5体も作るのにもはや置き場はない状態だったので、お子さんが恐竜好きだというその方に差し上げてしまった。(経営者の娘さんらしい)

 そしたら、お店の店員の女の子(モンゴル人)も「そのカラスが欲しい」(プテラのことである)と言い出したので、「こうなったらもってけドロボー」とばかりにテグス付きで贈呈した。

 とういわけで、3体のうち、2体も養子に出してしまったのでした。かわいがってあげてください。
 



5月11日(金)

 もしかしたら自分で思っているよりも私って優秀なOLなのかもしれない。あんなに溜まっていた仕事があっさりと片付いてしまった。思ったよりも残業しないで済んだ。これで心おきなく社員旅行に旅立てるわ。(来週の水曜日出発)
 浮かれて今日は久々にパラパラに出た。今日は男性客が少なくてちょっと寂しかった。

 久しぶりにカエル関係のメールをいただく。
 その方はなんと、「犬がでかいカエルを踏んでしまいビックリして振り返った」という場面を目撃したそうだ。犬の戸惑う表情が想像できておかしい。「なに?なに?今のなに?」ってかんじで、犬はびっくりしただろうけど、カエルは顔色ひとつかえず、むすっとした顔で、のそのそとまた歩き出したであろう。カエルってそういうやつだ。だから好きなんですけどね。

 メールといえば、ちょっと前に友達がこんなメールをくれた。彼女の姪っ子の話。

 Yちゃん(4歳)には見えないお友達がいます。
 ある日、幼稚園から帰ってきたYちゃんは、家に入るなりひとりでテキパキとかばんを置いて、お洋服を脱ぎお風呂を入れて入っていたそうです。
 ビックリしたママがどうしたの?と聞くと、
「今日は見えないお友達に大きな玉をもらったの。それがYの心の中に入って、それがあるとYは何でも出来るようになるの。」
 と言ったそうです。
 そして更に、「でもね、ママが怒るとその玉が小さくしぼんじゃってできなくなっちゃうの」って‥
 スゴイでしょ?
 う〜ん、いいなあ、見えないお友達。おねえさんにもその大きな玉くれないかなあ。(なんに使うんじゃ?)

 子供のこういう話はおもしろいので大好きだ。
 実は私はある目的のために「一人くらい子供を産んでもいいかもしれない」と思っている。
 その目的とは、「胎内記憶を聞き出す!」である。

 3歳くらいまでの子供は、「お母さんのお腹の中」のことを憶えているらしいという話はよく聞いていたので、「そのうち、どっかの子供に質問してみよう」と思っていたのだが、あるテレビ番組でその様子をとらえた映像を紹介していたそうだ。
 それによると、わたしみたいな見ず知らずの怪しいオバサンなんかには、おいそれと語ってくれないらしい。
 お母さんと二人っきりのときに、さりげなく質問すると、こっそりと教えてくれるらしい。もちろん、子供が全員語ってくれるとは限らないのだが・・・・いいなあ、聞いてみたい。

 さて、明日はまた恐竜たちと外出だ。天気がよいといいな。



5月10日(木)

 芋蔓式にまた過去を回想。こういうときって「もうそろそろお迎えが来るのかなあ」と、人生走馬灯な心境になる。

 さて、今日のお題は「交換日記」である。でも、残念ながら私が日記を書いたのではない。
 中学2年生のときだったと思う。1年生のとき同じクラスの子が、2年になって私と同じクラブになったので、けっこう仲よくしていた。Sさんとしておく。そのSがあるとき、
 「ミヤノのクラスのAってヤツと実は付合ってるんだ」
と、話してくれた。「付合ってる」という具体的な内容は「交換日記」だという。
 そして、そのことは「絶対に秘密」らしい。

 さて、私にあえてその「秘密」をもらしたのは、Sが私を親友と見込んだからではないようだった。
 「それで、この日記をAに渡してくれない?」
 要するに私は「配達係」を任命されてしまったのである。

 いくら温厚でボケっとしていた私でも、さすがに「え?」と思ったが、まあ友達の頼みだから仕方がない。渋々ひきうけた。
 私がA君に「ほら、預かったから」とぶっきらぼうに日記のノートを渡すと、A君も憮然としていた。その時は照れくさがっているのだと思っていたのだが、その後、事態は複雑になってきたのである。

 どうやら、学年でも男子に人気のあった、お色気過剰な(当時はフェロモンという言葉は使用されなかった)女子Tが彼のことを狙っていたのである。今から考えるとA君がなぜそんなにモテたのか謎だが、たしかTとSは幼なじみで、要はSの彼氏の気をひきたかっただけのようであった。よくある話だ。
 
 A君は人生で初めて「女性が自分を巡って争う」という事態をそのまま真に受けてしまい、それまでは、ちょっとばかし顔のかわいい、ぽやっとした男の子だったのだが(なにせ中2ですから)、いきなりギラギラしはじめ、しかも「オレってモテモテさ」という勘違いがそれに拍車をかけ、陰の「カッコイイ男子ランキング」を瞬く間に転落していったのだが、本人そんなこと知る善しもない。若さゆえ、仕方なかったが、まず、いやいや日記を運ぶ私に対して「ツン」とし始めた。

 その態度は明らかに「そんなに堂々とそんなもん持ってこられちゃ困るな」と語っていた。
 さすがの私もその様子にはムっとしたので「あたしだって、好きでやってるんじゃないんだからね」と言うと、「ふっ」と笑われたりした。
 私はSに「もう、やだ」とこぼしたが、SはAを繋ぎ止めるために必死である。必死といっても、当時の中学生にできることといったらたかがしれていて、要するに詰るようなことを言ってばかりいたので、めんどうになってきたA君の態度はますますSに対して冷淡になっていき、焦ったSは休み時間などにAを階段の踊り場に呼び出して問い詰めるということをよくやっていた。やり方としては最低である。
 
 もちろん「呼び出し係」は私である。「え〜?やだ、そんなことするの」と散々渋ったが、Sは「いいの!呼んできて!」と強引である。
 教室に戻ってA君のところに行き、「あの〜ちょっと来てくれる?」と言うと「なんで?」「おねがいだから来てくれる?」「ちっ、しかたねえなあ」
 なんで私がこんな思いをしてまでこんなことしなくちゃいけないのかと泣きたくなった。

 それまでは、一応「秘密」といわれていたので、そのことをあまり他の子には話していなかったのだが、「呼び出し係」を2回やらされた後、とうとう頭に来て、他の子に「実は・・・」と愚痴ってしまった。
 
 瞬く間に「そりゃあ、ひどい」ということになり、結果としてSは「村八分」(当時はハブという言葉は使わなかった)になってしまい、私のいたグループからは完全に弾かれ、他の子と仲良くするようになってしまった。
 そんなわけで、「交換日記運搬業」はとても後味の悪い結果になってしまったのである。結局、SとAは「別れた」ということになり、そうなると、TはAなんて相手にしなくなり、A君はその後、女子に嫌われた男子になってしまい、それが本人としてはどうしても納得できなかったみたいで、かなり苦痛の中学校生活を送ったであろう。またTは、そのあとも、私のほかの友達とも悶着を起こしてくれた。要するにカップルの間に割って入るのが好きな人だったらしい。今ごろどうしているのだろう。
 卒業後、Aの入った高校は、私の高校より手前の駅にあり、たまに帰りの電車で見かけた。いつも女の子といちゃいちゃしていた。
 余談であるが、Aが通っていた高校は、その後「あそこは、男女交際が派手」と評判になり、志願者が激減していた。Aの他にもそういう宣伝活動した生徒が多かったのだろう。

 Sとは卒業後会うことはなかったが、たしか25歳くらいのときに、出産時に亡くなった。なにがあったのか詳しいことはわからないが、初産で母子ともにダメだったらしく、葬儀に参列した友人が「ダンナさんは、ほんとにがっかりしていて、かわいそうで見ていられなかった」と言っていた。私もその話を後で知って、「そうか、もうあの嫌な思い出を笑って語る相手はいないのだな」とがっかりした。「あんときゃ参ったよ〜あんた強引だからさあ〜」と話しができればよかったのに・・・・
 
 というわけで、「交換日記」というのは私の中ではあまりいい想い出ではない。
 ああ、なんか暗くなってしまった・・・・ 

 というわけで、あまり関係ないのだが、ときどき私の日記がよそ様の日記にリンクしていただけることもあるが、私は他人の日記について、日記の中で言及するのがすごく苦手なのである。なぜかというと、それがなんとなく「交換日記」を連想させるからである。まさにトラウマになっているので、「あ、これって交換日記っぽい」と思うだけで、酸素が欠乏したような気分になるのだ。



5月9日(水)

 図書館で思い出したが、私も中学高校と図書委員だった。高校生のころは、「できるだけ3年間続けてください」と言われていたので、3年間やったはずだ。貸し出しカウンター当番はよくサボっていたけど(だってほとんど客もいなくて暇なんだもん)、図書委員になると、図書室を掃除することになるので、通常の掃除当番は免除されたので、気に入っていた。そして私はなぜか密かに世渡りが上手かったのか、それとも偶然なのか憶えていないが、かなり長い期間「雑誌室」の掃除をしていた。

 雑誌室って今から考えるとずいぶんと贅沢な空間だ。図書室とドア一枚で区切られた小さな部屋だったが、日当たりもよく、そこには病院の待ち合い室にあるような長椅子と低いテーブルが置いてあった。談話室もかねていたと思う。新聞もそこにあったんだっけな?あまりよく憶えていない。
 県立高校であるから、予算も潤沢ではないわけで、雑誌の数も限られていたが、よく憶えているのは、あのころ「装苑」が「SO-EN」になって、洋裁雑誌からファッションン雑誌へ転向して(DCブランドブーム前期でした)、そのリニューアルで「専属モデル」としてデビューしたのが鷲尾いさ子だった。たしか同じ年くらいなのだ。
 掃除といってもダスキンのモップで床をこすればいいだけで、そもそも生徒は図書館になどろくに寄りつきもしないので毎日掃除する必要もないくらいだったので、いつもそういう雑誌を読んでサボっていた。

 図書委員の先輩にNさんがいた。Nさんは私のいた高校で当時もっとも伝説的な人物だったかもしれない。私が1年のとき3年生だった。
 いつも半袖のシャツを着ていた。真冬でも半袖だった。南極越冬隊になるのが夢で、そのために耐寒訓練をしているとのことだった。すごく礼儀正しくてまじめな好青年であった。
 私が入学する前に、その学年が修学旅行で京都に行ったときのエピソードをきいたことがある。
 
 当時、我が母校の校長は、生徒全員に嫌われていた。森元首相を見ると、青山羊校長を思い出したもんだ。ああいう雰囲気の油っぽくて目つきが悪く、口も悪く、品もなかった。ほんとにヤクザみたいなおっさんだった。母校は一応、地元ではそこそこというか学区では一番の高校であったし、「元藩校」ということで、古い木造の校舎のイラストが郵便切手にもなったような伝統のある学校で、生徒はそれなりにプライドがあったので、品のない校長のことを皆嫌っていた。
 Nさんの学年が修学旅行に行くときに、事前に体育館で説明会が開かれ、一通り注意事項などが述べられたあと、校長が締めの言葉としてこう言ったそうだ。

 「いいか、東京駅の集合場所に一分でも遅れた生徒は連れていかないからな!」

 校長がわざわざ大声で言うことでもないが、皆「また始まった」と聞いていたらしい。
 さて、当日の東京駅。集合場所で点呼が行われた。校長の一喝が効いたのか遅刻した生徒はいなかったようだ。
 しかし・・・・・なんということでしょう・・・・・当の校長が遅れてきたのだ!

 職員も生徒も、心の中で「あ〜あ」と思ったであろうが、校長自身もかなりきまりが悪かっただろう。当時はそういう言葉はなかったが、今だったら「逆ギレ寸前」という心情で集合場所に現れたのだと思う。
 そこで、つかつかと校長の前に歩み出たのが、Nさんだった。
 そして、淡々とした落ち着いた口調で、

 「校長先生は、遅刻した者は旅行に連れていかないとおっしゃいました。ですから私たちは、遅刻なさった先生をこの旅行に連れて行くわけにはいきません」

 と、言ったそうだ。校長の顔は真っ赤になったという。そのとき周囲で固唾を飲んでそのやりとりを見守っていた他の生徒はきっと拍手喝采するのを我慢するのに苦労したにちがいない。そんなことして「修学旅行は中止だ!!!」なんて、東京駅で怒鳴られたらかっちょわるいもんね。青山羊さん、まだ生きてるかなあ。

 そういえば、Nさんはよくベレー帽をかぶっていなかったっけ?ともかく、図書委員で山岳部だったNさんは、当然のごとく北海道の大学に進学したが、その後の進路はちょっと変更になったみたいで医学部に入りなおしたと風の噂でききました。(だよね?)南極には行かないのかなあ。医者として行くつもりなのかもしれない。

 そういえば、Nさんはベレー帽だったが、きょうみさんはチェックのシャツで登校したことあったよね(笑)
 ブレザーの制服は白いシャツを中に着るのが決まりだったのだが、夏などは皆Tシャツを着ていたりしていた。でも、緑のタータン柄のシャツを着る人は他にいなかったと思う。たしか、T(数学のセンセ)先生に、「○さん、そのシャツはどうしたのですか?」と聞かれていて、「す、すいません!白いのが全部洗濯中だったんです!」と言って許してもらっていたのをなんとなく憶えている。しかも、その言い分けが本当だったということも。

 話がすっ飛んでしまったが、図書委員の話。たしかに、こんなことできました
 でも私はやった記憶がない。おかしいな、なんでなんだろう?私だったらきっとやると思うけどな・・・・

 その謎はすぐに解けた。

 私が当時好きだった男の子は、本なんて読まなかったのだ。だから貸し出しカードは真っ白よね。

 そういえば、高校の図書館もいつも閑古鳥な鳴いていたが、大学の図書館も試験直前以外はいつも空いていて穴場だった。奥のほうでは椅子を並べて昼寝している学生もいたくらいだ。私も真似して、椅子を並べて寝転がって本を読んだりしたな。



5月8日(火)

 今日もちまちま働いた。
 でも、このペースで行けば、なんとかなるであろう。
 
 また久々にプールで泳いだ。少しまじめに運動しないと・・・・タバコやめると太るってほんとだな。なんでなんだろう?別に食べている量が増えているわけでもない。でも酒量は増えた。

 仕事でイライラすることが多くなってしまったので、ついタバコが吸いたくなるが、いまのところ会社では吸っていない。
 でも、クラブとか友達の家ではついに貰いタバコするようになった。連休中も5本くらい吸ってるかもしれない。

 そこでも悲しくなるのだが、ふつう3ヶ月もやめていると、むせたり、くらくらしたりするらしいのだが・・・・まったく平気なのである。胃腸も丈夫だが、呼吸器・循環器系もかなり丈夫らしい。

 別に悲観することではなくて、自慢すべきことなんだろうけどさ・・・・

 そういえば、差し出し人もなにもない無名のメールが来ていて、添付ファイル(.EXE)がついていた。なんなんだろう?ウィルス?
 もし善意で送ったものであったらご連絡ください。こわいから開けません。



5月7日(月)

 結局、昨日は夕方5時くらいに寝た。ふと目が覚めてトイレに行ってから時計を見たら、3時だった。また布団に入ったらすぐに眠りについたようで、次に目が覚めたらもう7時だった。目覚ましが鳴るまでとろとろとしていた。久々にちゃんと寝られてしあわせ。

 仕事が溜まっているので、急ぎのものから片付けるが、とても気をつかう叔父会社(親会社の兄弟会社)への請求書をやっと出力して、FAXを送り、原本を社内便の箱に入れたのが午後2時くらい。
 6時すぎに、S部長から「もう請求書、出しちゃった?」と内線。「なんか変更なんですか?」「う〜ん実はさあ・・・・」

 慌てて社内便箱に行くと、まだ発送されてなかったので、取り戻してから、一部削除して100万円ほど安くなった請求書を再度出力して、FAXしてから電話かけてみたが、先方の経理部はもう電話に出ないので帰ってしまったのだろう。社印を管理している人が会議中だったので、原本の発送は明日やることにして、その他の仕事をかたしてから、9時からのテレビをどうしても見たかったので7時半には会社を出て駅へ向かい、地下鉄の階段を降りていると、後ろから「おっす」と声がするので振り向くとK部長。

 「請求書、どうなった?」
 S部長とT部長が話していて、訂正がわかったのである。
 「訂正して、出し直しました。いつもだと翌月で調整しちゃうんですけど、決算ですからねえ」
 「あ・・・もしかして、叔父会社への請求はもうこれで終了?」

 ・・・・だからS部長は慌ててたんじゃない。私に叱られると思って・・・・(私は叱らないので、私の代わりに叔父会社の経理のおね〜さんに叱られてほしい)

 「ええ、そうですけど・・・」
 「あ・・・そうかあ・・・しまったなあ・・・・」
 「え?まだなにかありますか?」
 「う〜ん、ちょこっとなんだけどね。2月と3月にちょこっとやった分があったんだよ」

 もう5月なんですけど。・・・それで叔父会社が4月決算なことは私よりあなたのほうがよくご存知でしょう。

 「じゃあ、明日の朝にまた訂正しますが・・・・」
 「大丈夫かな?」
 
 大丈夫です・・・でも、かっこわるいですけどね。2回も出し直し。

 「あ、でも俺、明日の午前中、直行するところがあるんだ」
 「はあ・・・・・」
 「どうしよっか?」
 「・・・・・」
 「早く出さないとまずいよね」
 「・・・・・何時ころお戻りになるんですか?」
 「う〜〜ん、3時かな」

 大丈夫です。私が明日電話して「すいませ〜ん。昨日、訂正が入ってFAXしたんですけどぉ、今度はまた追加があるそうなんですよぉ。ほ〜〜んとにいつもいつも、お手間ばかりかけても〜〜しわけないんでっすけど、今日の午後には資料が揃いますんでぇ、もう少しお待ちください〜ほ〜んとに申し訳ございません」って言えば向こうもわかってくださると思います。ふぅ。まあ、なんてったって、叔父会社。血の繋がりがありますから。でも、向こうの経理の人と私にはなんの血の繋がりもないのが辛いですけどね。

 つうわけで、なんか釈然としないまま家路に着いたのであった。
 やっと池澤夏樹の「すばらしい新世界」を読み始めた。
 世田谷区の図書館は本を借りると、借りた資料名と返却期限を印字したレシートみたいなものを出してくれる。ときどき、前の人のレシートが本の間に挟まっているのだが、この本にも挟まっていた。前に借りた人はどうやら、この本と一緒に「あいどる」(作者名は入ってないのだが、これはどう考えてもギブソンだよね)も借りたらしい。

 昨年9月に出版された「すばらしい新世界」を今ごろのんびり読んでいるのには深い共感を覚えるが、「あいどる」を今ごろ読んでいるのはトロすぎないか?しかも、なぜこの組み合わせなのだろう。しかもこの人は、一緒に雑誌「danchu」も借りている。なにか繋がりがあるのだろうか?でも、なんとなくお友達になれそうな気がする。(笑)

 さて、9時からNHK教育で、私のパラパラの先生がテレビに出るというので観ていたら・・・・ちがうじゃん!先生がテレビに出演するのではなくて、またスポーツクラブに取材カメラが入っていたのだ!スポーツクラブに貼ってあった紙には単に「○○インストラクターが出演」となっていたのだが、先生よりも生徒さんのほうが沢山写っていた。私のイチオシの真っ黒君(いつも黒いダボダボなカッコウをしている)もかなり写っていた。あれはやはりかなり完成された被写体なので、カメラが寄りたくなる気持がよくわかる。あとは、他の常連の男性がインタビューまでされていた!
 このところ、パラパラのクラスはすっかりサボっていたのだが、よかった・・・・・それにしてもあのスポーツクラブはけっこう取材が入るので油断できない。



5月6日(日)

 というわけで、結局7時過ぎまでファミレスで喋っていた。具合の悪かったはずのKがかなりハイテンションで飛ばしていた。相変わらずである。でも、ここんとこDJのブッキングがけっこう入っているのでかなり調子はよいのかもしれない。
 クラブの薄暗がりの中では、Kの履いていたパンツがどうみても「牛柄」にしか見えなかったので、そう言ったら、「これは白黒ではなくて、茶色も入っているから三毛猫なんだ!」と反論されたが、ファミレスで見るとたしかに茶色も混ざっているが、「でも、やっぱり牛だよ。ホルスタインとジャージーのあいのこパンツ!」だった。そもそも、牛でも三毛猫でもいいけど、変だよそのパンツ。Kは、来週で30歳になるそうだ。
 「やっと大台の仲間入りだね」と言ったら
 「ま・・・・でも、心は22だから」
 「・・・・・」
 「体は40かな?」
 異論なし。
 でも、AとKはそう言って常にからだのあちこちが悪いのだが、なんだかんだ皆に心配かけながら長生きするのだと思っている。

 帰りの電車はやや混雑していて、座れなくて辛かった。

 そういえば、なにやらバタバタしていて書き忘れていたが、2日の夜、雨の中、三茶を歩いていたら、ついにカエルと遭遇。近所のマンションの入り口の階段にいた。うれしくなって思わず素手で掴んでみたが、ぶよっとしていた。片手で掴むのがやっとの大きさのヒキガエルである。道路に出ていないので問題はなかったが、あんなところをのそのそ歩いていたら、マンションに入る人が仰天してしまうだろうと思い、コンビニ袋でくるんで掴み、お隣の小学校の敷地に移動させた。本当はもっと遊びたかったが、急いでいたので残念だった。

 それにしても、なんだか落ち着きのない連休であった。なんだかんだ言っても、予定はすべて消化したようだ。休みが少ないと愚痴りながらも、けっこう遊んでいるではないか。
 家に着いたらもう9時だった。布団を干して、溜まった洗濯を片づける。

 今日は早く寝よう。目標16時間睡眠。



5月5日(土)

 出勤しても仕事にならないが、それでも来週はど〜〜〜しても休みたかったので、意地で出勤。私のいるフロアは私だけだったが、他のフロアはぼつぼつ人がいた。結局、昼ごろ出社して、6時半くらいに退社してしまった。どうせ来週は残業になるだろうから、このくらいのインチキはいいだろう。あほらし。

 関内の本屋で時間を潰して、8時半にAとCと待ち合わせ。MG氏はMYRさん宅で潰れてしまったらしいので来られなくなったらしい。
 Aが遅れてくるというので、Cと一緒にエスニック居酒屋に先に入ってバクバクご飯を食べた。Cちゃんともずいぶん久しぶりなはずだ。2年ぶり?会わないうちにミセスになっちまったんだもんな(笑)でも、ヤック氏も某N社系列の正社員になったそうで(正社員になったのは生まれて初めてらしい)これでCちゃんも「専業主婦になれる?」

 結局ゴールイン(笑)して、現在しあわせに暮らしているらしいCちゃんと「そういえば別れたカップル」の話題で盛り上がる。ユミちゃんの離婚はKHUVが皆にアナウンスしているらしく、ここでも話題。新たにBJ(アメリカ人)の「できちゃった婚になりそう」という話題も加わり、もう噂話満載。ひさびさに会うと、噂話の交換会になるのはしかたないだろう。

 そうこうしているうちにAもやっと着いて、ご飯食べながらKHUV村上が来るのを待つ。やつは渋谷でレーベルのリリースパーティ(何をリリースしたの?)で具合が悪くなったみたいで、それでなぜか弱気になったらしく、一緒に入店したいと電話してきたそうだ。その前に「一緒に行こうよ」と声をかけたときには「それって同伴?」とか言って、渋っていたのに・・・・どうやらまた「大腸ガンかもしれない。半身がしびれる」とわけわかんないこと言っているらしい。

 そういうAもCちゃんたち夫妻に「失明するかもしれない!」と知らせたきりその後の報告をしていなかったので、Cちゃんたちは「もう手術したのかな。大丈夫かな」とかなり心配かけていたようだ。具合が安定したら、ちゃんと知らせないと、Kみたいに「もう死ぬかもしれない」と噂が出回ってから半年後くらいにピンピンしていたりして「おめえ、心配したんだぞ!」と叱られて、今やすっかり「オオカミ少年」なので、そうならないように気をつけるように。

 結局11時ごろにKが「今から渋谷を出発する」との連絡が入ったので3人で先に店(EX BODEGA)に入る。
 GWなのに皆あまり出掛けるところもないのか、けっこう客が入っていて、ほどよいかんじで居心地がよかった。曲も落ち着いた雰囲気でなごむ。渋谷駅前でも時々やっているらしい、GOROさんのディジリドゥのライヴは奥さんのミッシェルのベリーダンス付き。
 GOROさんは筒だったらなんでも吹いちゃうらしく、Cちゃんちでは掃除機のホースで見事な演奏を披露してくれたそうだ。

 くつろぎながら聴いていると眠くなってきたりしたが、なんとか5時半までがんばる。
 そのあと、AとCとジョナサンで朝食を食べていると、Kたちも来た。なんか、彼はすっかりテンションが上がってて、私たちも疲れていたが煽ってみたら、もう喋る喋る。
 そうこうしているうちに、ヤックさんたちDJチームもやってきて、クラブ帰りにファミレスで集合っつうのも久しぶりだなと思った。



5月4日(金)

 当初は3日に会社の電力点検で午前中は停電だというお達しだったので、やむなく昨日休んだのだが、雨だとできない点検らしく、今日に変更になっていた。だったら、今日休みたかったよ。
 まあでも、ゆっくり12時くらいに出勤したら、サーバやホスト係の人たちが電源を切るために出社しているくらいで人も少ない。でも、わたしはけっこう仕事が溜まっているので、やらなくちゃと思いきや・・・・・が〜〜〜ん!

 経理のサーバ(会計ソフトもそれにのっているらしい)は親会社のほうにあって、そっちも電源落としているのだが、他のサーバはシステム担当者が起動させているのだが、経理サーバは経理の部屋にあるので「鍵がかかっているから起動できない」とのこと。
 親会社は、3・4・5日が休みなので、今日も明日も起動しない。
 つうことは、会計ソフトはもちろん、ファイルも触われない!なにもできない!

 月末締めの請求書を出力しようと思ったのに!
 商品コードを変更しようと思ったのに!
 うわあ、その他もろもろ、けっこう今日明日でのんびりやろうと思っていたのに、だから仕事が溜まっていても残業しないで済ませてたのに、予定が狂った。このままでは来週が思いやられる。

 同僚も「これじゃ仕事になんないから、もう帰る!明日も休みます!」と帰ってしまった。私はそれでも6時までぼんやりしていたが、さて明日はどうしよう。有休にしてしまうのも惜しいし、明日出勤するつもりで予定を組んでいるのだ。でも出勤してもなにもすることがない。あああ、だからグアムなんかやめとけばよかった。あれのおかげでほんとに辛いじゃないですか。もう泣きそうだ。

 もういいよ。こうしよう。明日は出勤して、「本でも読もう。多分フロアに私一人だから集中して読めるわ〜」・・・・・・・わ〜ん(号泣)

 なんかなんかこういう無意味なことって大嫌いなんですけど・・・・これが働くってことなのかしら?(ちがうと思う)
 正社員になってもなんかちっともいいことがないんですけど、早くボーナスくれないと、私もテツ&ユミを追いかけてインドへ逃亡したくなりますが・・・(で、向こうでユミちゃんとテツ君を奪い合っているという噂になる。どわっははは)

 なんか、もうダメすぎて、落ち込むというよりもなんか逆に楽しくなってきたという危険な状態。
 で、今、3日分の日記を書いていたら、電話。妹。実家に弟夫妻(入籍したらしい)が遊びに来るからおいでというお誘い。

 ねーちゃんはなあ、ねーちゃんはなあ、休みじゃないんだよ!全てグアムが悪い!

 と、まくしたてた。空しい。(結局、寝不足だから機嫌が悪いのだ)



5月3日(木)

 3時に起きて、シャワーを浴び、Aを率いて板橋のMY宅へ。
 すでにnonorikoとガイとルークは来ていて、3人で生春巻きを作っていた。MYちゃんはトムヤムクンを制作中。
 ガイがキリン・ビールのTシャツを着ていたので、「それどうしたの?」と聞いたら、工場見学に行ってもらったらしい。キリンの工場が都心にあるとは知らなかった。たしか府中のあたりにサントリーの工場があったので、それを教えると「じゃあ、アサヒは?」う〜ん、行ったことないなあ。

 ルークが友達と制作した「レゴのアニメーション」が今現在、スパイラル・ギャラリーで上映されているらしく、観に行きたいが、いけるかなあ?共同製作者はテイ・トウワと友達だそうで、パーソンズ出身らしい。(M−Floもパーソンズ卒なんだって)
 ルークは先月までスリランカに行っていたらしくて、両親はロンドン在住だと聞いていたので、おばあちゃんでもいるのかなと思ったら、祖父母はヒンドゥー教と仏教徒で宗教が違うみたいで、スリランカにいるといろいろ問題があるので現在オーストラリアにいるとか・・・・言葉がよくわからないので詳しい事情はわからなかったのが残念。
 でも、恵比寿にあるという美味しいスリランカ料理の店の場所はちゃんと聞いた。

 ガイのほうは、両親が日本に遊びに来て(初アジアだったそうだ)一緒に広島から岡山、奈良まで旅行したそうで、「広島では牡蠣をいっぱい食べた。超おいしかった」そうだ。

 MYとnonorikoは、MYのUK時代の友人(イギリス人と在英NZ人)がタイのプーケット島で結婚式をあげたので同行。写真を見せてもらったが、楽しそうだった。

 「いいな〜海かあ〜」と羨ましいがったが、「あ、私もグアムに行くんだった!」

 そんなこんなで、食べて飲んで喋っていたが、明日仕事なので11時ごろ退散。かなり飲んでいたので、家に帰ったらまたパタンと寝た。



5月2日(水)

 なんかこの調子だと社員旅行に行く前に仕事が片付くのか不安になってきた。でも「できません」とか言えないしね。難しい仕事ではないのだが、人事異動に伴って、いままで入力していた部門コードが変更になってしまったので、チャキチャキ片付かないのだ。単に自分の頭がトロいだけ。

 そんなかんじで就業後、急いで帰宅し、コンビニおにぎりをほお張りながら着替えて化粧し直して、後楽園へ。ジオポリス前に集合。南北線はやはりここでも深くて、エスカレーターを駆け上がってやっとこさっとこ9時5分くらいに着いたがAの姿はなく、電話しても繋がらないし、不安になっていたところにやっと登場。本当なら、スタッフと知合いのEちゃんが仕切るはずだったのだが、身内に不幸があったそうで欠席。なのでEちゃんの学校の友達ともどもAが率いて中に入る。

 設営中の会場内で仕事の説明。取締役という名刺をくれたS氏は、いかにもいかにもいか〜〜〜〜にもギョウカイ人なので、見ていてうれしくなる。開演前でテンションが上がっているらしく、説明もあまり要領が得ないので、こちらから質問しなければならない。
 仕事は結局、2ヶ所あるVIPルームにいるVIPにお酒を運ぶというもの。「そんなに人数来ないと思うから」
 彼の想定しているVIPっつうのは、スポンサー関連らしく、「タバコとお酒の話には気をつけてね」だそうで、学生さんたちは「え?なに?どういうこと?」とびびっていたが、ギョウカイでは常識だ!(あたくしも、パシリの時代には不○家のCMを撮る現場に用意する飲み物を買いに都内を走りまわったものよ。不○家の烏龍茶なんて置いてるお店少ないんだもん。もちろんお菓子も全部不○家。かつてないほど甘党な現場になった)

 こんなスポンサー周りという重要な仕事を「タダで入れてあげるから、ちょこっとお手伝いしてね」なボランティアスタッフ(?)にさせておいていいのかと首をかしげるが、開演後しばらくしたら、VIPがお出ましになり、御用聞きをしてドリンクを運んでいたが、どうやらVIPカードが大量に配られたらしく(ありがち)スタッフの友達の友達までVIPパスぶら下げている有り様になり、上の階のVIPルームはそれでも落ち着いていたが、下の階のほうは人が多くなってしまって収拾がつかない。

 ロビーもフロアも客で溢れかえっている状態で、音もなんだかつまらないし、みなテキトウにVIPルームで休んでいるというかんじだったが、他の子はけっこう真面目に働いていたが、わたしは仕事の疲れもあって、かなりヤル気がなく、たまに灰皿の掃除をしたり、スーツ着た人にだけ「お酒をお持ちしましょうか?」と声をかけたついでに自分のドリンクもとってきて飲んでいたりした。

 2時半くらいからシステムFがやるというので、フロアに降りてみたが、3時ごろにやっと始まると人がどわどわとフロアに降りてきたので退散。VIPルームで座って拝聴させていただいた。
 こんな苦労をした甲斐があって、やっと「エピック・トランス」というのがどういう音楽なのか分かった。
 要するに「軽いかんじのゴア・トランス」で、ビロビロ上下する虹のようなメロが爽やかにかけめぐるのだ。ゴアトラのような「壮大な物語性」という雰囲気はなく、(大袈裟じゃないってこと)あくまでソフト。
 その爽やかトランスで、若いお客さんたちは大盛り上がり。盛り上がっているというよりは、盛り上がるために来ているのだ。「この雰囲気はなんかに似ている・・・」と考えていたのだが・・・「一気飲みだ!」私が学生だったころ居酒屋を席巻していて多数の救急車を出動させたあの乱暴な飲み会。酒の味なんかおかまいなし、とにかくわっせわっせと飲みまくるという絶望的なまでに無意味だったあの飲み会の雰囲気を彷彿とさせる。

 それにしても、あの空虚さは別の意味で「感動」だ。(今回のパーティーのテーマは「感動」なんだって)
 でも「空虚」とか「真空」という言葉を捧げるのはちともったいない。
 フロアの真ん中でいろいろ考え込んでしまったのだが、この場にぴったりな形容は、なぜか「完全なる真空」ではなくて「永遠の平等」だった。

 「平等」っていうと少しニュアンスが違うのかもしれないが、要するに「誰も選ばれていない」のである。
 それは私みたいな、80年代に青春を過ごした人間にとってはかなり不可解なことである。私の好きだった音楽は常に少数派であったのだが、でもそれゆえに「自分は選ばれたリスナーである」とずっと思っていた。だから、ライヴに行ってもクラブに行っても、「ちがいがわかる人達」が集合しているという意識が強かったので、あっといういう間に結束したりした。

 もはやこのフロアにはそんな「選民意識」や「仲間意識」は無い。しばらく前からそういうのに敏感な人達は指摘していたが、「自分のグループ以外の人」=他人なのである。
 誰が聴いても楽しく踊れる素敵な音楽に合わせて、酔っ払って仲間とわいわい踊っている若者がぎゅうぎゅうに詰まったフロアはまるで、ハチ公前広場をそのまま運んできたようだった。

 そうだ、皆こうして平凡に生きていくんだ。誰も選ばれないから、誰も脱落しない。見渡すかぎり平坦な、なんの起伏もない世界。辛い坂道も深い穴もないから、歩くのは楽ちん。だから厚底靴でも、ミュールでも渡り歩いていけるのだ。前を見なくても、鏡を見ていればOKなんだ。鏡に写った世界が全て。マスカラが落ちたら世界は終わる。全員が偏差値40になっちゃえば(矛盾した表現)この世はこんなにハッピー!天は人の上に人を作らず!!!!

 な〜んて、もっとそんときはすごいこと考えていたんだが、今となっては思い出せない。ただ、そんなこと考えてたさなかに、ジョン・ロビンソンが「New Years Day」(もちろんU2)のイントロをかぶせる。なぜかそれでフロアは沸騰!

 「や、やめてくれ〜〜〜〜!!!!!」

 と、叫びそうになる。ううううう。私がかわりにお詫びいたします。土下座。
 でも、ジョン・ロビはやはり偉大だ。ふつう皆もっと「考えすぎちゃって」自滅していくのだが、ヤツはプロだ。仕事だと割り切っているよな。でも、それは私の勝手な思い込みで小室哲哉みたいに「仕事だと割り切っているように見えるが、実はほんとに好きでやっている」のかもしれない。

 うん。なんかバカにしたことばかり書いているが、いろいろ勉強になりました。クラブ文化の世界でも「円周率は3」現象が起きているのだな。

 結局、終了したのが5時半。その後、お客さんが帰るのを待っていたら、スタッフが余ったビールチケットを全部くれたので、皆で打ち上げ状態。残った食べ物をつまみに反省会(?)
 掃除を済ませ、帰ろうと思ったが、私たちを集めたスタッフの人が見あたらないので、「どうしよう、いちおうご挨拶して帰りたいよね。でも彼もきっと手が離せないよねえ」とうろうろしているので、「電話してみれば?」と私が言ったら、なぜか私が電話するハメになり、「あの〜お手伝いチームは帰ります〜おつかれさまでした〜」と話していたら、下のステージからK氏は駆け上がってきてくれて、「ありがとありがと、ほんとにありがと」と腰が低い。

 あとで「Kさん、いい人だね〜ああいうふうだと、またいつでもお手伝いします〜〜〜って言っちゃうよね」(言った)などと話しながら、家路に就いた。ボランティアというか入場料5000円分は働いたからいいかと思っていたが、お車代(笑)が出た。私はサボってばかりいたのだが・・・

 ところで、サボってばかりいたので、若い子たちに「私は何歳でしょう」クイズをやっていたのだが、誰も30過ぎだとは思わなかったのでまたいい気になっていたが、よく考えたら、そもそも30歳過ぎた人がいると思っていないんだよな(笑)しかも「お手伝い」で・・・・

 やたらとトイレが近くなり(ビールを3杯以上いっきに飲んだから)駅のトイレに寄りながら、家についたがもう8時。Aがそのまま着いてきたのだが、私は床についてすぐに寝てしまったらしい。「よっぱど眠かったんだね」
 眠かったよ。
 



5月1日(火)

 そういえば、ここんとこ弟の結婚にかかりきりで私にあまり嫌みを言っている暇もなくなってしまったみたいで、めっきり日記のネタになるような言動をしなくなった母から電話。GWに父と温泉に行くのだが(誘われたのだが、休めないといって断った)、なにか緊急事態(なにせ老人が3名ご存命なもんで)が起きた際の連絡先を知らせてくれた。
 そのあと無駄話。

母 「そういえば、S(弟)の新居にもうお嫁さんが来て住んでるらしいのよ」
私 「そりゃあ、来るでしょう」
母 「知らん振りしてていいのかしら」
私 「知らんぷりしてたほうがいいでしょう。つうか挨拶に来いっていう意味?」
母 「そうじゃないけど、新居も見たことないし」
私 「見に行かないでいいと思うよ」
母 「まあねえ。向こうのお母さんもどうやら私がこんなだから、かなりほっとされてるみたいだし・・・・いいのよね」

 そのあと、私が「5月はなんかバタバタしてそうで、美容院にも行けないかもしれない」と言うと、母もなにやらサークル活動の旅行にも行くみたいで「私も美容院に行けないかもしれない」・・・・・私はいいけど(花婿の姉などボサボサ頭でもいいと思っている)、母もそれでいいのだろうか?うう・・・実は似たもの母娘????(不満)

 母のことだから直前になって「やはり美容院くらい行かなくては」とドタバタするだろうからいいのだが(付き合い長いのでだいたいお互いの行動パターンを把握している)、そのあと、「なんか私も落ち着くのは結婚式が過ぎてからかなあ」と言ったら、

母 「あら、あんたもそう?私もそうなのよ!」
私 「いや、私の言っているのは、結婚式がどうのではなくて、社員旅行にも行くので、5月は休みがタイトだからっていう意味で・・・・」
母 「でもね〜、結婚式が終わったら別の意味で忙しくなるかなと思って・・・」
私 「なんで?」
母 「だって、うちに来たりしたら、ほら、ダイニングの椅子も足りないからなんとかしないといけないし・・・・」

(みやのさん、意味がよく把握できず、しばらく沈黙・・・・・考え中・考え中・考え中・・・・・)

私 「誰がうちに来るの?」
母 「あの人たちが」
私 「Sちゃんたち夫婦がってこと?」
母 「遊びに来ても、座る場所もちゃんとないと思って・・・・」
私 「なんで来るの?」
母 「来ないかしら?」

私 「来るわけないでしょう!」

 そもそも、弟は年に一回くらいしか実家に来ないのだ。それが、嫁さん連れてきたりするかぁ?だいたい実の娘(わたくし)だってロクに帰りゃあしないのにさっ!
 というわけで、私の友達がいかに「だんなの実家に行かないで済ますために」どんなに苦労しているのか話してあげたら、

母 「それもそうねえ。そういえば、そんな話してたわねえ。なんか皆ね、子供が結婚すると、とたんにおかしなこと言い出すのよ。そのたびに笑って聞いてたんだけど、自分の番になるとやっぱり同じようなこと言うのね。自分ではおかしいのがわからないのね。だから、私が変なこと言ってたら教えてね」

 そういう指導は頼まれなくてもします。ああ、○子さん(伏せ字にしているのではなくてマジに名前忘れた)、うちの弟にしておいてよかったわね。母は私が教育しますから・・・とか言っておいて、自分が悪魔のような小姑になって、毎週、弟の新居に押しかけたりしたら笑えるな。

私 「でも、結局そうなるんじゃないかとは予想してたけど、わたしはお嫁さんに会うのが結婚式当日になっちゃうね」
母 「でも、お母さんだってSH子さん(母の弟の奥さん)と会うのなんてお正月だけよ。年に一回」
私 「そりゃ、そうでしょう。だいたい、私がSに会うのがここ数年は年に一回なんだからさ、その奥さんにそれ以上会うわけないじゃん」

 なんかうちって、「かなりクール」なんでしょうか?

 明日はやはり後楽園だ。ジオポリスのアトラクションが無料開放らしい。でもどんなアトラクションなんだろう。どうせ混んでるんだろうな。
 私は何係やるんだろう?補導係だったらぴったりだ(笑)


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