可燃物な日々

表紙に戻る/過去の日記

ご意見・ご感想・誹謗中傷などございましたら、感情廃棄物再利用所までどうそお気軽に書き込んでください


4月15日(日)

 お昼過ぎに起きて、メール読んだら、友達からのメールが入ってたので、電話してみたら、今日はその子の家に数名の来客があるようなので、「じゃあ、あたしも行く〜」

 それで、昨日沖縄から帰ってきた子のビデオを見てたら、某氏がはるばる自転車をこいでやってきて(怪しいぞ〜)そして、友達と彼の別れるのくっつくの話がなかなかすごくて、そのあと某氏の話もなかなかすごくて警察沙汰になったみたいで(彼女の浮気相手の家に踏み込んでちょっと暴れたら相手が軽いケガをして通報されてしまったらしい)、まあその他いろいろ、「人生いろいろ」な話を聞いているうちに、もう一人某氏と親交深い人物がやってきたので、私は彼とバトンタッチして帰った。

 某氏の話はあまりにもおもしろかったので、もうちょっときいてあげてもよかったです。
 でも、もしかしたら訴えらる・・・とか・・・・向こうもそうとう脅えてるんだよな。きっと・・・・・でも、某氏は自分のほうがダメージを受けていると思っているので、向こうを許せるようになるのには時間がかかるだろう。
 実は、某氏の彼女を奪ったやつは、元わたしの超おきにいりで、「かわゆ〜〜〜い」とからかって遊んで(もらって)た男の子だった。真珠のような歯並びがキュートで、リスみたいに愛らしかったのに・・・・しばらく会ってなかったが、兄貴分の女を盗るとは・・・・大人になったのね・・・・

 38歳の失恋話はなかなか濃かった。

 別の人の話だが、「バンストとかさぶた」の話がなかなかだったのだが・・・・・・そのうち利用させていただきます。



4月14日(土)

 すごいなあ〜昨日の日記は・・・・
 なんか語ってますよね?なにが言いたかったのかなあ・・・・ふふふ
 なんだか酔っ払ったオヤジの意味不明の説教みたいですな。

 ところで、狂乱の「新歓」でしたが、ちょっとした事件がありました。

 我が社の今年の新入社員は男女各1名の計2名です。テーブルが5つあったのですが、その二人で各テーブルを回って、自己紹介の後に、男の子が先輩らに注がれたビールを飲まされていました。(彼はそれがわかっていたので、ちゃんと事前にクスリも飲んでいた)
 さて、新卒くんらはそうやって「夫婦漫才」のように興行していましたが、宴会開始後1時間くらいして、私の横に座っていたT部長が「みやのさんは、挨拶回りしないの?」と言ってきました。
 
 ぎくっ・・・・・・え〜?私はやんなくてもいいよね〜と、思いましたが、一応、社長と副社長の座っているテーブルくらいは挨拶に行ったほうがいいかなあと思ったのですが、一人で行くのは照れくさいなあ・・・・というキモチをモジモジすることで表現するというまた高度な演技力を駆使していたのですが、そうするまでもなく、部長もそんなことは承知でしたので、「じゃあ、1年目を連れていけば?」

 そのテーブルには、去年入社した若者が二人いました。そのうちの1名は「酒癖が悪い」ので有名らしくて、同期のもう一人が「彼はそろそろ本領発揮です」と、私の横で解説していて、「ほら、じゃあF、みやのさんのお供に行け!」と言われても、すでに目が据わっていて「なんで?」と凄んでいたのですが、「じゃあ、いいや、私は一人でも平気だから」と立ち上がると、彼もいきなり立ち上がって「じゃあ、いきましょう!」
 F君はお昼抜きのまま、夜にいきなりお酒を飲んでいるみたいだし、どうやら寝不足でもあるみたいでした。ちょっとピリピリしている雰囲気ですが、普段からわりと挑戦的な態度の子なのです。

 最初に社長のいるテーブルで、F君が一杯飲んでくれました。
 次のテーブルに行き、私が挨拶して、「ええと、それで私の代わりにF君が杯を受けてくれます」と紹介すると、そこにいたK部長が、
 「おお、F君。今日は電話を取り次いでくれてありがとね!」
 F君はなにやら、動揺しています。
 「え?Fがなんかやったの?」と他の人がその様子を見てつっこんできました。

 「今日さあ、5階に内線したら、Fが出て『Yいる?』って聞いたら『僕のところからは見えません』って言うんだよ」

 と、K部長。どうやらF君からYさんの席が見えないのは本当のようなのですが、立ちあがれば見えるのだそうです。
 社内でいろいろ引っ越しがあったので、内線番号などもまだ混乱しているので、どういう雰囲気だったのかは想像に難くないです。(K部長はYさんの番号がわからなかったのでめんどうだから同じフロアのF君のいる部署に内線したのだと思います)

 K部長もそれで怒っているふうでもなかったのですが、F君はそういうことを宴会の席で言われて悔しそうでした。
 そのテーブルでもビールを一杯飲まされて、「じゃあ、次はあっちのテーブルね」と私が言ったら、F君はつかつかと歩いていってしまい、飲み物が置いてあるテーブルにガンと両手をついたまま固まってしまいました。
 私は自分のテーブルに戻って、F君の同期の男の子に「F君が固まっちゃったあ・・・大丈夫かしら・・・もう限界?」と報告しました。同期のY君とF君の直属の上司であるMさんが様子を見にいきました。

 しばらくしてY君が戻ってきて、
 「あいつ、マジで泣いてますよ」
 「え?飲み過ぎで気分が悪くなってるんじゃないの?泣いてるの?なんで?」 
 「さあ?でも、ボロボロ泣いてますよ」

 それを聞いて、私のとなりのT部長が「なにかあったの?」というので、私が「そういえば、K部長になんか言われて、ちょっと様子がおかしかったんですけど・・・泣くような話ではないですよ!?」と言うと、「え?Kにまたなんか言われたんだ」と言うので、K部長に電話の取り次ぎで嫌みを言われたことを報告すると、どうやらそういうことはT部長の知る限り「この間も同じようなことがあったんだよ・・・・あいつ、またやっちゃったのか・・・・」だそうで・・・・

 その後、F君は店の外で泣きはらしていたようですが、30分くらいしたらいつのまにかまた席に戻ってきましたが、まだ涙が枯れていないらしくて、遠くを見詰めたままときどき涙を落としていました。(「妻に突然離婚届をつきつけられて呆然としている人のようだ」と、同期君に耳打ちしたらバカウケした)
 私も疲れているときなどは、つまらないことで泣いたりするので、なんか同情してしまいましたが、それにしても、こんな大勢いる宴会の場で一人ぽつねんと泣いているのって、そうとう変わった酒癖です。しかも同期君もF君が泣いているのを見るのははじめてだったみたいです。(いつもはもっと暴れる系らしい)

 そのまま、ほぼ1時間、F君は泣いていました。宴会もそろそろ終了というときに、K部長がいきなり私のとなりに来ました。別にF君をからかいに来たのではなくて、わたしの隣にいた女性に「Kちゃんっていつみてもイイ女だよなあ」と言いに来ただけのようでした。
 突然、F君の目が大きく見開いて、定まらなかった視線がK部長にぴしっと焦点を合わせました。

F 「Kさん!殴ってください!」
K部長&その他のみなさん 「?」
F 「俺を殴ってください。2発くらい殴られないと気が済まないっすよ!!」
K部長 「え?俺が、Fを殴るの?」
F 「そうです!すいませんでした!ごめいわくおかけしました!だから殴ってください!」

 F君の目からはまた滝のような涙が・・・・・

 他人があんなに泣いているのを間近で観察したというのも珍しい体験だ。
 それにしても、よくあれだけ涙が出ると感心してしまった。

 今日は土曜日出社。(今後、土曜日は出勤することが多くなる)
 新歓のあとだから、出社している人も少なかった。
 夕方になって突然吸い込まれるように眠くなってきた。

いろいろ気がついたこと(芸能編)

 ポップジャムでCOILを初めてみた。「ソフトマシーン」を歌ってたけど、私の知ってるCOILとは別物だった(笑)あれはもっと暗黒系だったような・・・ COILってどこのレーベルだったけ?MUTE?あ、それはRECOILだ・・・・

 「トップランナー」の司会が変わったの?大江くんじゃなくなって、なんと田辺誠一くんだ!役者としてはどうしてもあのセリフの棒読みが許せないのであるが、トークのほうが自然なかんじでよさそう。木曜日ね。(田辺くんがメンズノンノ表紙だったころは毎月買ってたのであるよ。後にMちゃんも「田辺くん切り抜きコレクション」を作成していたことが判明し、「うちら、同じ趣味?」と警戒した)

 電車の中吊り広告が、「新番組」ばかりの時期だが・・・・

 LOVE STORY の広告・・・・むっちゃ気持ち悪くないですか?

 (トヨエツとミポリン主演らしい、東芝劇場の北川ドラマみたいだけど・・・・あの笑顔・・・・こわすぎる・・・・・なんかもう完璧にイっちゃってるんですけど・・・・)  



4月13日(の金曜日)

 なかなか悩ましいものである。
 なにがって自分がちゃんと説明できないからだ。
 
 でも、かろうじてなんとか考えたのは、「人は誰でも自分を完全に客観視することはできない。だからそうしようと/そうできると思っている人の書いたものは、なんか変だ。そしてなんか不快だ。」そして「ちゃんと自分の立ち位置を明確にしている人の主張は、真夏に1時間歩いたあとに飲むビールみたいに内臓に染込んで、染込みすぎで、陶酔してしまう」ということだ。

 だから、自分が思ったことは、そのまま主張するしかないということだ。それが、我ながらバカみたいでもなんでも、それしかできないのだから。ただ、心強い(かも)しれないのは、私の目線が高いとか低いとかそういう相対的な評価はさておいて、その視点は私にしか持ち得ないものであって、そこから見えたものを「こう見えました!」と表現することは、それだけでそれなりに意味があるのだと思う。

 そういうふうに開き直れずにいる人も世の中には多いのを私は知っている。
 そして、そうやって自分の考えを封じてしまったほうが楽だということも私は知っている。
 でも、自分はそうはしたくないので、こうやって一生あがいていくのであろうということも私はわかっている。

 いつか誰かが私を助けてくれるだろう。
 もしかしたら誰かのことを助けることができるかもしれない。
 
 いや、そんなことが目的なのではない。
 では、なにが望みなのか?・・・・わからない。ほんとにわからない。このままずっとわからないかもしれない。

 ただ唯一確かなことは・・・・

 新歓コンパで飲みすぎてしまったなぁ 

 ということだけだ。
 
 新卒の女の子とね、話していてわかったんですけど・・・・4年生大学をストレートで卒業した子はね、午年なんですって・・・・ひとまわり年が違うんですね・・・・はぁ・・・・・・・

 まあ、会社の飲み会もたまに出ると、いろいろ社員の人とも話しもできるし、今日も「みやのさん、社員になったんですね。よかった、ずっといてくれるんですね!」とか女の子に言われてしまいました。どうも私は微妙な性差別者なので、男性には冷たくしてるらしいのですが、女性には優しいので、わりと女性に好かれるみたいです。

 ええと、だから・・・・なにを言おうとしてたんですっけ?酔っ払ってしまってよくわかんな〜い・・・・ 



4月12日(木)

 車のWILLのCMでUnderworldのBornSlippy(映画「トレイン・スポッティング」の最後のシーンで使われた名曲)が、なんか変な切り方で流れるものだから気持ち悪くてしかたなくって、部屋でCDかけて「お清め」というか「穴埋め」してます。

 4月10日の山形浩生氏が出演(?)した裁判の様子をタニグチリウイチ氏の記述(4月11日付)や、ぎょうこさんの記述などで読んでいましたが、「うう〜ん、これはなかなかおもしろそうだったので、あたしも行きたかったなあ」と悔やむことしきり。裁判所に足を踏み入れたことさえないので、やはり友達の裁判でも傍聴しに行こうかしら?(離婚の裁判も傍聴できるのかな?家裁だよね?)

 しかし、今日になって、鈴木晶という方(あたしはこの人が誰だかよくわかりませんが有名なんですか?)も傍聴されていたと部室に書いてあったけど、さらに、その鈴木さんとメル友だという内田樹という人の日記(4月12日付)を読んで、爆笑しました。

 裁判そのものについても、よくご存知ないみたいなので、的確に外しているのですが、まあそれはいいとして、そのあとに続く、しかし、これ以上書くと、関係各方面から罵声が寄せられそうなので、話題を変えよう。一般論をしよう。一般論のほうがヤバヤバな内容なんですけどお・・・

 ああ、わかってないんだな。ほんとにわかってないんだな。たぶん、こういう人多いんだよな。でも、きっといい人なんだろうな。
 「どうして女性はこんなことでいちいちめくじらたてるのかな?僕はおなじことされても平気だったよ」というようなことって、皆けっこう平気で言いますよね。(正論なことも多いけど、多くは噴飯ものなのである)

 女性は刃物で傷ついて血が出ているのに「なんで?僕も切ってみたけど怪我してないよ?」って、それはバターナイフでしょう!
 というかんじでしょうか?
  
 まあそのことにはあまり深く触れないことにして(長くなるから。でもそのうち突っ込もうと思って、こうして日記に残しておきます)、「るんちゃんのお父さん」で爆笑してしまったのは事実です。いや、そりゃ、だから、「るんちゃんのお父さん」をそこで出されても〜〜〜〜

 それで、「ぷぷっ」と吹き出しそうになるのを必死で堪えていたら、上司がいきなり
「みやのさん・・・ちょっと・・・」
 と、言って立ち上がり、廊下に出ていきました。「呼び出し?なに?仕事中にネット探索していて笑ってたのがバレた?」

 入社直後にあまりにも暇だったので、「がんばれゲイツ君」を最初から全部読んだりしていて、それがバレて(つうか、暇なのをアピールするためにわざとやってたんだけど)「控えてください」と叱られて涙目になったのも記憶に新しいのだが・・・・
 でも階下の会議室にさっさと向かう上司の左手には、なぜか電卓が握られていたので「もしや?」と思っていたら・・・・

 やはり「年俸」の話でしたー。といっても、もう4月も半月たっちゃったんですけどぉ(笑)
 なにやら電卓で叩かれて
上司 「去年はこんな年収だったと思うんですが」
私   「それよりもちょっと少なかったです」
 また、電卓を叩いて
上司 「一応、この金額を今年の年収にしました」

 やった!なんと100万円アップ!苦節2年。これでやっと転職前の年収に近づいた!
 100万は大きいでしょう。まさかこんなきっぱり上げるとは思わなかった。50万円きざみされるかと・・・・
 ただ、賞与の割合の多い会社なので、月収は下がるのを上司は気にしているのだが、年収さえちゃんとしているのならそんなのは大したことではない。

 しかし、微妙な年収ではある。今までの仕事ぶり+100万円かあ・・・・・元が安いので大したことはないのだが、一応ちゃんと評価されたというか、この先も私に働いてもらいたいということでしょう。それに、上司もちょっと出世したので、今までみたいな雑用をしている時間がなくなってきたのは明らかだ。だからこの金額には、上司がやっていた仕事をかなり引き継ぐという意味があるのだろうと、まっとうに解釈しておこう。
 まあ、私ってあんまし働きものでもないし、それほどの切れ者でもないのですが、手がかからないし、流れも読むし、なにか頼まれたら根掘り葉掘り聞かずにとっととやって後で修正していくというタイプで、使いやすいと思うので、あの金額で済むのだったら超お買い得だと思うんですけどね。

 これでやっと生活苦もやや解除になるのかなあ。この4年間、よくぞ家賃を払っていたものだ。清貧な自分に乾杯!

 しっかし、「別に正社員になったからってメデタクもないわい」とヒネクレていたが、金のことになると素直に「目出度い」と思える。こういうのを現金な人というのだろうか?
 これで、明日の「新歓」も気分よく参加できる。



4月11日(水)

 会社は組織変更に基づき社内引越し。ほんとは経理も同じフロア内を横に移動するはずだったが、諸般の事情で動かないことになった。でも夏にまたフロアが移動になる。
 働き始めて2年になるけど、最初は本館(親会社の経理に子会社の経理だけポツネンといた)→別館4階→7階と移動している。なにやらいろいろ動かすのが好きな会社らしい。

 バイトも総動員なので、若い男の子(全員現役大学生)がうじゃうじゃいて、「おねえさん鼻血出そう!」というよりは、「皆、なんかあいかわらず芋虫のようなスニーカーを履いている」とか「ジーンズのお尻のポケットがぼろぼろでマールボロがはみ出しているが、落としそうで心配だ」とか、「どうして皆、髪型が整髪料のCMと同じでザンバラでツンツンなんだろう」とか、視線がすっかりオバサンだな。

 それにしても仕事がどう引き継がれるのかさっぱりアナウンスがないので、こりゃあ、わたしが抱えているものは一つ一つ聞いてまわらなにゃいかんのかなあ?聞いてすぐ答えが返ってくるとも思えないし・・・・ふ。
 今日は久々に残業してしまったが、残業手当も無いなるとなんだか寂しいものである。

 4月になってから一回もスポーツクラブに行っていない。実は月曜日からちょっと持病が悪化しているのである。腰痛ではない。今まであまりてこずったことないので、病気だと意識もしていなかったのだが・・・・今回はちょっと・・・・年なのかしら。まあそれもあるだろうけど、原因はわかってるんだが、ややダルいのもそのせいかもしれないが、眠そうに仕事しているのはほぼ全員だと思うので、よくわからない。この病気については、もしかしたらもっとちゃんと書くべきなのかもしれないが、まだなんとも言えない。(このまま病院に行かずに済めばいいのだが)

 昨日、「ギャル男(ぎゃるお)」のことを書いていて、ふと思った。
 私は「稲本ギャル1号」だし(公認)、もしかしたらたぶん「山形ギャル」でもあるのかもしれない(自称)が、いい年して「ギャル」とか言って悦にいっている自分が情けなくなるときもけっこうあるので、じゃあ、だったら、私自身も「みやのギャル」を募集しようかしらと思ったりしたこともある。発想の転換ってやつ(笑)

 でも、さっぱりモテない男性の皆様には申し訳ないが、私は現実社会においてはわりとギャルには不自由していないというか、もてあましていたりするので、これ以上は望んでいないのである。
 とかなんとかゴタゴタわけわかんないこと言うと、またB君などの熱い友情に説教されるので、やめとくけど、だったらやはり「ギャルの男版」にすれば問題ないよなと思ったのだが、どういう名称にするものなのかよくわからないまま忘れていたのだけれども、そうか・・・
 ギャルオね・・・・

 「みやのギャル男 募集!」

 ・・・・・・なんか、すごく嫌なので即没。忘れてください。

 全然ちがう話ですが(強引に話しを逸らす)、昔・・・・私が高校生のときだからほんとに昔、家に帰ってすぐにトイレに入ろうと思ってドアを開けたら・・・そこは血の海だった。いや、正確には血の海ではなくて、壁や床に血しぶきが飛んでいたのである。驚いた。普通の女子高生だったら悲鳴を上げるところだろう。
 しかし、我が家は血塗られた家だったので、私は「おわ?」と思ったが、そのまま用を足し、外に出た。

私 「おかあさん!誰がトイレでくしゃみしたの?」
母 「●●(妹)よ」
私 「ちゃんと拭いておかないと、驚くじゃない!・・・急に客が来たら泣いて逃げちゃうよ?」

 兄弟3人とも「鼻血体質」だったので、鼻血が出ても誰も騒がず、ただ脱脂綿を鼻につっこんでおくだけだった。そのままテレビみてたり、ご飯食べていたりするのだが、たまたま「鼻栓」をしていた妹がトイレで派手にクシャミをしたので、鼻栓が勢いよく外れ、壁に立派な血しぶきを描いたのである。見事な出来栄えであった。すぷらったっっ!というかんじ。

 そんな家で育ったので、大人になって就職して、職場で鼻血を出したときに、救急車を呼ぶかどうかの騒ぎになったときのほうが驚いた。大人は鼻血を出してはいけないの?
 その後、何回かやっているうちに誰も驚かなくなったけど・・・

 寝不足や疲れ気味が続くと鼻血が出やすくなるみたいだけど、人前で鼻血を出すと、かなりのインパクトを周囲に与えるらしく、「じゃあ、今日は早びきします」というと、皆「そうしなさい」と快く見送ってくれるので、けっこう便利だった。あと、遅刻のいい訳にもよく使った。「朝、鼻血が出ちゃって・・・・」3回に1回は嘘でした。ごめんなさい。

 やはり目の前で血を流されると皆ビビるんだろうなあ・・・だいたい血の匂いがするから気がついて、早めに押さえられるんだけど、けっこう勢いのいいときは、ティッシュが間にあわなくて、手で押さえたら、手が血だらけになってしまい、本人は顔色も変えずにただ服や書類につくのを心配しているだけで、「あ・・・」とか言っているのだが、となりの席の人にしてみれば、「太陽に吠えろ」の殉職シーンを真横でやられているくらい驚くだろう。

 特に男性に血に弱い人が多いのは仕方がないが、前にイギリスに女3人で言ったとき、B&Bで部屋の中にある洗面台で顔を洗っていたら鼻血が出てしまったので、友達に「ごめ〜ん、鼻血でちゃったから、ティッシュとってくれない?」と言ったら、二人とも「ぎゃあ、血が出てるじゃない!」「やだ〜〜〜!」と騒ぐばかりでなにもしてくれない。

 そうこうしている間にも、洗面台には血が滴れていくので、ますます恐ろしい絵になっている。ぷち「サイコ」状態。白い陶器の流しに血液がどんどん吸い込まれていくのである。

 「ちょっとあんたら、女なんだからこの程度の血で脅えてる場合じゃないでしょ?」

 と言っても、「自分のならいいけど、他人の血は怖い」とか、腑抜けた男みたいなこと言ってるので
 「そんじゃ、わたしがそっちにティッシュ取りにいくと、床にも血をたらしながら歩くけど、いいのね?」
 とおどかしたら、やっと一人が目を背けながら片手でティッシュを差し出してくれた。
 
 ふつうはあんなもんなのかしら?
 



4月10日(火)

 早く寝ようと思っていながら、うだうだ日記書いて、やっと書きあがって、アップして、さて寝ようと歯を磨き終わったら、きょうみさんから電話。
 ここで書くのもなんだが、「毎日読んでるから」と言っていたので、あるものは有効利用しないとねというわけで、
 

 きょうみさんは、わたしが電話に出て「もしもし?」と言ったあと・・・・
 

 なぜなにも名乗らずに笑っているんですか?
 

 その笑い声で誰からの電話かすぐにわかるからいいのですけど、いつも「あたしまだなにもおかしなこと言ってないよね?」と思うんですけど・・・

 業務連絡終わり。(最近、先行者で有名な侍魂にうたれているので、ついつい大文字が使いたくなるのであった)

 台湾と沖縄に行っていたようだ。そうだよね、子連れだと休みのときしか動けないからねえ。でも、わたしなんてどこにもコブがついてないのに、どこにも行っていないのはなぜなんだろう。よくよく考えると、このまま5月に社員旅行でグアムに行くのが丸約4年ぶりの海外旅行。前回はヨーロッパ一ヶ月だったのによぉ。落ちたもんね。(飛行機じゃなくて、あたしがね)

 それで、結局12時近くまで話しこんでしまった。
 だからというのも、まるで友達を責めているようで心苦しいが、寝坊してしまった。

 先週末から、Y→Mちゃん→A→きょうみ と、「女友達サーフィン状態でノリノリ!」であるが男っけないのがバレバレだ。
 でもメールくださるのは圧倒的に男性なので「現実との剥離が云々」とか思っていたのだが、最近になってやっと女性からもメールをいただくようになってきて、「さて、やっと現実との融合がどうので」とか思ってたけど、それはいいとして、10時15分くらいに会社着。
 別に遅刻ではないのだが、タイムカードから解放されたとたんに時間にだらしなくなる自分というのも認めたくないし、それにそういう時に限っていつも遅い上司がちゃっかり座ってたりするからあなどれん。

 とか思いつつ、パソコンを立ち上げて、「そうだ、今日はメルマガが!」とメールを開けてみたら、おお、ちゃんと来ている!(あたりまえ)
 しかも8時に配達するように予約したので、すでに朝の早い方(つうか9時出社で普通か)やまだ夜が明けていないのかもしれない方から「ご感想」をいただいていて感激。
 それと、全然そういうのに関係ない友達から「クラブのお誘い」や「正社員おめでとう!祝賀会計画!」も入ってるし、Aは「掲示板に書いたのに反映されてない。検閲しているのか?」とか書いてくるので、全部読むのに時間かかってしまった。なにせ10通以上入っていると驚いちゃうもんで(笑)

 などとサボっている場合ではない。昨日からドカドカと請求書が届き、処理がまったく追いついていないのだ。
 ちみちみとやっていたら、上司が「明後日の会議に使うんで、***の収支表を3月末まで埋めておいてください」というので、午後はそれを先にやったりしていて、それでも昨日、事務アシスタントが休んでいた部署からもドカドカ請求書が回ってきたのに、上司が「支払いくらくらいになりそうですか?」といわれても・・・・「いや、まだ全然まとまってないんで・・・」「だいたい見たかんじでは?」だから私はそういう数字を瞬時に把握する能力ないんだってば。
 でも、たまたま一番上にあった請求書が「一千万」だった。「なんか今月は支払が多いみたいですねえ」すごい分析だ(笑)
 
 驚いたのは、今月末のアバウトな資金繰りを上司が作っていたのだが(短期借入金の返済期日のやりくりのため)、「じゃあ、多めに△△円にしておきましょう」と言うので、そんな「霊感山勘第六感」でいいのか?と不安になったので、電卓でまだ入力してない請求書をがががと計算してだいたいの総計を出したら、「△△円」マイナス300万円になった。要するに1000万円の桁は合っていたということ。すごい!ほとんど「どんぴしゃ」と言ってもいいくらいだ!

 一緒に働いて2年になるが、いつも「だいたいいくらくらいですか?」という聴き方をしてくる人だったが、そうか、彼の「だいたい」はけっこう精度が高いんだ。なるほど〜へえ〜でも、わたしの「だいたい」は誤差30%くらいあるんだよな。某国のミサイルよりも精度悪そう。

 話は変わるが、前に「ギャルの男版はなんというのか?」と書いたが、Aが「おもしろそうだから行こうよ!」というクラブ・イベントは昨今のトランス・ブームのおかげで「ギャルおよびギャルオ(ギャル男)」が押しかけてきているらしい。そうかあギャルオって言うのかあ。そのまんますぎるけど、定着しているようだ。
 
 また、話が外れてしまいましたが、「めるまが」のご感想とかご意見がありましたらよろしくお願いします。
 まあ、あんなかんじで、しばらく続けてみますんで・・・・

 次回予告は「正20面体」です。フリース手芸シリーズはそれでお終い。(酔っ払って、上に乗って寝てしまったため、ゆがんでしまった正方体があるが・・・)
 

 新庄がホームラン・・・・お祭り男だなあ・・・新庄の打率予想を世論調査したのか?テレ朝!たしかに久米宏はそう言ったような・・・聞き間違いだよね?



4月9日(月)

 昨晩、片付かない部屋に見切りをつけて「さて、寝ようかな」と思っていたら電話。「日曜のこんな時間(12時くらい)に誰だ?またB君じゃないだろうねえ」と思っていたら、Aだった。なにやら酔っ払っているようで要領を得ないが、渋谷で飲んでいて、これから来るという。NYに留学する友達の送別会だったらしい。渋谷だったらAYちゃんも住んでいるのだが・・・・彼氏が来てたな(苦笑)

 とりあえず、慌ててAの寝る場所を確保しているうちに20分ほどして到着。タクシーで来たようだ。それから、なんじゃらかんじゃら、喋っていて結局寝たのは2時近かった。
 朝になって玄関を見てみたら、シンセが入った紙袋が置いてあったので、「どうしたの?」と聞いたら、昨晩会った友人にやっと返却してもらった303(復刻版)らしい。

A 「・・・・それでさ、今日はK子さんと御払いしに行くので・・・・」
私 「があああ!またうちに放置していくのか?この粗大ゴミが散乱して玄関も通るのやっとの我が家にこんなものを置いてくの?」
A 「すぐとりに来るからさあ」
私 「昔そう言って101(ダルメシアンではない。やはりローランドのシンセ)が半年以上置きっぱだったじゃない!」
A 「うう・・・」
私 「まあ、いいや、放置しておくのなら粗大ゴミに出しちゃうもん」

 と、散々おどかしたが、よくよく考えたら捨てるよりも「ネットオークション」に出したらそこそこの値段になるのかしら?
 
 ところで、Aと本日「厄払い」に行くというK子さんは、私とタメのはずだったが・・・・・

私 「あれ?K子さんていくつだったっけ?」
A 「丙午だよ。後厄なんだって、私が前厄」

 おかしいな。私の厄年はもうとっくに終わったのかと思っていたが・・・・そもそも私は厄年に興味はなかったのだが、たまたま数年前(3年前?)の元旦にAとT君のところに遊びに行き、「うちら正月早々、こんなんでいいのかしら?いいわきゃないよね。」な過ごし方をしてしまったのだが、翌日、帰りがけに近所の寺に罪滅ぼしのために初詣をしていたら、お賽銭箱の横に「厄年の人は何年生まれの人」という表が置いてあって、そこに「昭和41年生まれ(33歳)」と書いてあり、ものすご〜〜〜く不愉快になった。

 自分が厄年というのも知りたくもなかったが、「え?私って数えで33歳なの?」というほうが悲しかったのだ。(満34歳な現在からすると、ちゃんちゃらおかしいエピソードである)
 
私 「もしかしてK子さんは、34歳が後厄だと思っているのかもしれないけど、あれが数えだということ知らないんじゃないの?」

 たまにいますよね、そういうラッキーな人。厄年だと思ってみたら、もう終わってましたっていう人。厄年なんて気がつかないで済めばそれでいいのです。Aみたいに、大学病院に行くような病気になり(目以外にも病院に通っているので忙しそう)、会社は潰れて、男には振られっぱなし(うちを荷物置き場にしているのでなにを書いてもいいと思っている)と、「なんか祟られているのか?」という状況なのに「まだ前厄・・・・つうことは」と心配になったので「厄払い」に行くというのはかなり深刻な事態だが・・・・

 でもAは「厄年」にこだわる権利があるからいいけど、前に自分と同じ年だった友人は「やっぱ厄年なのかなあ?」という根拠が、派遣でいった職場の社員の女性とウマが合わないとかいうありきたりのことだったりして、「そういうのは厄年のせいではないでしょ」

 今日は暑かった。蒸し暑かった。そして月曜日だから当然ダルいわけで、それに寝不足もプラスされて、午後は死にそうに辛かった。でもそ、の辛さがちょっと妙で、背中のけんこう骨の間くらいになにか重みを感じるのである。「なんかやなかんじだな」と思っているうちに、胃もムカムカしてきて、具合が悪くなってきた。これって、いつもの「ブルーマンデー症候群」とはちょっとちがうぞ・・・・・

 もしかして、昨日のカラオケでなにか憑いてしまったかしら・・・・

 マーク・ボラン、カレン・カーペンター、カート・コパーン、フレディ・マーキュリー、シド・ヴィシャス(にはもれなくナンシーも憑いてくるだろう)・・・

 いったい誰が背中に乗っているのだろうか?
 それともなにか別の恨みでもかってしまったのだろうか?

 とか思っていたが、帰りの電車でコトンと眠ってしまい「やはりどうやら単なる寝不足だったらしい」と一安心した。今日こそ、早く寝よう。



4月8日(日)

 Mちゃんの電話で起こされた。11時半。「今、起きたけど、大丈夫?」「私も今、起きた。大丈夫だよ〜やろ〜ぜ〜」

 というわけで、慌てて昨晩届いた棚を組み立てる。30分で組み立てたけど、テレビやステレオを置く時間はなくて、空の棚を部屋のど真ん中に放置したまま、待ち合わせ場所へ。
 食事しようと歩いていたら、アンケートのお誘いを受けたので、寄り道して「ストレート・ティ」を6種類も試飲。なにがなんだかわからなくなった。お腹もガポガポ。でも20分くらいで500円の図書券ゲット。最近この市場調査もギャラが安い。アイスクリームを一個半食べさせられたときには2000円の商品券くれたのに。

 そのあと、前から目をつけていたタイカレーの店に行ってみた。けっこう美味しかった。駅から離れたところにあるし、日曜とはいえ1時半というはずれた時間だったのだが、カウンターしかない席は一杯だった。

 そしてやっと、いつものカラオケ屋にたどり着く。
 今回は「高速」に加えて「ボイス・チェンジ」も駆使してみたのだが・・・・ニルヴァーナ(10代の魂みたいな匂い)を「女声→男声」にして唄うと、しゃれにならないくらい怖い。カートが頭から血を流して脳みそはみ出した状態で部屋に入ってきそう(イメージは映画「シックス・センス」より)で「これ、超こわいよ〜〜〜〜!夜中にこんな曲がとなりの部屋から聞こえたら、こわくて引越しちゃう」とバカウケ。

 「死んじゃったねシリーズ」として、わたしも負けじと、「男声」で唄いあげる「MY WAY」は、自分ではなくてぜったいにシド・ヴィシャス君が憑依してたな。ボイス・チェンジで低音にすると、声が変なふうに揺らぐので、なにも工夫しなくても自然とシドになれる。ヘロヘロってかんじ(笑

 GO WEST(ペットショップボーイズ)を男声で二人で唄ってみたら、「不気味なホモのカップル」になった。
 「T−Rexのテレグラム・サムを最高ピッチでやったら、ピーター・マーフィー版(BAUHAUS版の意)になるかなあ」というMちゃんの試みは失敗に終わった。(T-Rexのは緩すぎで難しい)

 <Mちゃんの野望>

 TOTOで一億円当てたら、投資で運用して増やして、それを元手に「CREATION KARAOKE」の会社を興す。
 ああ、そのときは私を経理で雇ってね!そういう仕事だったら安く働いちゃう。あたしがアラン・マッギー(クリエイション・レーベルの社長。もうレーベルは解散してしまったがプライマルやオアシスで大儲けしたのでもう悠々自適なのだろうか?)に商標使用料支払うわ!マイブラ(MyBloodyValentine)は全曲入れてね。プライマルもどうしてロックスばかりなのかしら、カム・トゥゲザーくらい入れればいいのに。はいやあざんざさんとかさ。ついでにラフ・トレードからおけもやろう。スミスは全曲ね。スミスはどうしてカラオケに入らないのかしら?(Bigmouth Strikesだけだ)需要あるはずなのにねえ。

 Mちゃんがすごいことをやった。「ドナドナ」(DAMの英語曲に入ってました)を「男声」で唄ったのだ。すごかった。もう涙が出た。
 ちょっと唄ってみたかったので「地上の星」(中島みゆき。プロジェクトXの曲)を唄ってみたら、Mちゃん「これなに?」「え?観てないの?プロジェクトX」「NHKは受信料払ってないから観てない」

 そうかあ、おとといYとも「あれは観た、これも観た」とその話で持ち切りで「でも、プロジェクトXっていったい何曜日にやってるんだろう?」「再放送もあるみたいだからよくわからないよね」「なんか毎日やってるような気がするときもある」「なんかあの中島みゆきの歌が耳からはなれないんだよね」「別に観る気もないけど、気がつくとやってない?」などと話していたのだが・・・・
 
 狂ったように3時間やって、かなり気が済んだ。
 そのあと、お茶して2時間くらい喋っていた。
 「明日も仕事だ。気が重いね〜」といいつつ別れて家に帰り、棚を入れ替えた。古いテレビ台はどうしよう・・・・ああ、また粗大ゴミが・・・・

 しまった!シドにはなったが、ジョニー・ロットン(私の周囲ではジョン・ライドン呼ばわりは禁止されている)になるのを忘れた!Mちゃんがロンドン・コーリングを唄っていたので、じゃあゴッド・セイブ・ザ・クイーンに持ち込んでから、QUEENになだれ込む計画をたてたのに・・・これでQUEEN IS DEADがあれば最高だとか夢想していたのだが、なぜかそこで全然関係ないけど「アリスのメドレー」にしてしまったんだ!

 なにやらストレスを真っ当に発散した週末だったような。
 やはり星空の下でニューオーダーを大合唱するために明日からもまじめに働こう。



4月7日(土)

 家具を受け取るために朝から自宅待機なのだが、昨日の留守電で二つ来るうちの一つが在庫切れだという連絡があり、今日届くのは棚だけだ。布団干したり、掃除したりしていたら、電話が鳴ったので「配送の人からかな」と思いきや、また清掃事務所。
 「洗濯機がないそうです。違う名前の人が出した冷蔵庫が置いてあるそうなんですが・・・」
 え?今朝はあったぞ・・・・・というわけで、電話を保留にして階下に見に行くと、たしかに洗濯機は無い。隣の家のおじさんが車を洗っていたので、
 「ここにあった洗濯機は、持っていったんですよね?」
と、聞いてみたら、
 「ああ、さっき清掃局が持ってったぞ」

 また、バタバタと部屋に戻り、「回収してもらったみたいです」と伝えたら、先方も「じゃあ、現場の連絡ミスですね」というわけで終了。なんかかなり混乱している様子が伺い知れる。多分、わたしの洗濯機の回収指令を受けた車が2台あったということだろう。

 やれやれというわけで、次は家具だが、これがさっぱり連絡も来ない。洗濯も済ませて、午後になり、写真を撮り直したり修正したりして、メルマガの最終仕上げをして、テスト送信などをしたり、マチリンさんに送ってみて「どうでしょう、編集長?」とお伺いをたててみたりして、なんちゃって編集ごっこをしつつ、第一回分を10日に配信予約して、これで一段落だ。

 でも、Webだと、「読みたい人は勝手に読んでいってちょうだい」と、で〜んと構えているのだが、それがメールで送るとなると「うう、こんなもんメールボックスの邪魔としか思えない」と恐縮してしまう。いつもいい訳ばかりしているが、「自閉症気質」なので、なにかちょっと環境が変わるととても落ち着かなくなるだが、順応性も高い(つうか依存体質でもあるので)から、慣れるのも早いんだけど・・・・

 そのあと、先週の春風の時に撮った写真を友達に送る作業などをしたり、メールに返事を書いたりしているうちに夕方になったが、まだ家具は届かない。
 寝不足だったので、さすがに眠くなり、「届くまで寝ていよう」と昼寝体制に入る。
 そのまま寝てしまい、ふと目が覚めたらもう8時。「どうしたんだろう?今日はもう来ないのかな?」と思いつつ、ご飯を食べていたら、やっと電話。なにやら要領を得ないおじさんだったが、とにかく「まだ、時間がかかりそうだが、10時過ぎになってもいいか?」ということだったので、「OKですけど、それより遅くなるようでしたら連絡してください」と言っておいた。

 10時過ぎにまた電話。どうやらうちの場所がよくわからなくて通りに戻ってしまったらしい。なので、もう一回戻ってもらうことにして、アパートの前で待つ。
 赤帽さんやっと到着。おじさんは、もうクタクタなのか、いつもクタクタなのかしらないけど、まだ荷物は10個くらいあったが今夜中に配達できるのか?しかも「いやあ、出荷が遅くてさあ・・・それでも早く運べっていわれるから、結局こっちにしわよせがくるんだよねえ」とかブツブツ言っているが、積み順もあまり考える暇がなかったのか、そもそもそういう概念がないのか、「どれだどれだ」と懐中電灯片手に私の荷を探すこと5分(だってもう10個しかないのによ?これまでもこの調子でやっていたとなると、遅くなったのも納得だ)、そして「2個あるんだよね」というので、「それは昨日連絡があって、在庫がないから棚のほうだけ届くそうですよ」とあたしが言ってるのに「でも伝票には2って書いてあるよ」と必死で探してくれているので、気が済むまで探させてあげて、やはり5分くらい経過してから、「ですから荷物は一個だけだと連絡があったのです。大丈夫です、問題ないですよ」と言ったら、やっと「そう?じゃあ、いいんだね?」と納得してくれた。

 おじさん、あの調子で今日中にあの荷物全部配送できるのかな?
 季節がら家具の出荷元もそうとう混乱しているみたいだ。伝票にはたしかに2となっていたのを1に書き直してあったが、品名のほうには何の説明もメモしていないので、あの赤帽さんにはどういうことなのかわからないだろう。

 というわけで、なにやら今日は要領の悪い仕事に振り回されて、ちょびっとイライラしたけど、なんとか我慢できる範囲だったが、これが普通なのか私が我慢強いのかは不明。ともかく、「この時期は配達関係は避けたほうが無難」とか思った。さて、在庫切れの商品はいつ届くのかなあ?
 
 今日の計画は「家具の組み立て」だったのだが、夜中にガタガタできないので断念。明日できるかな。
 そういえば、今週はスポーツクラブにも行っていない。金曜のパラパラも2週連続で休んでしまった。来週金曜は「新歓」だそうで、たしか去年は私にメールが来ていなくて(全社員に送られたのだが、わたしはアシスタント枠だったので担当者が送り忘れていた)、前日に出欠確認をされたので「急にいわれても・・・・」と逃げたのだが、今年は自らが「新入社員」扱いなので逃げられない・・・・2年前はちゃんと出たのでいちいち待遇が変わったからって数に加えてくれなくてもいいんだけど・・・・はあ(溜め息)またユーウツだ。
 



4月6日(金)

 横浜駅で東海道線のホームに着いて、公衆電話からYの携帯に電話していたら、電車がホームに入ってきた「今から30分後に着くから!」と叫び、電車に飛び乗るが、2分も停車しやがった。やはりこういうとき携帯がないと不便だ。やっぱ買うかねえ・・・・あまり欲しくもないのだが、公衆電話の減少は深刻だ。そもそも公衆電話を探して東海道線のホームを端から端まで歩いたので時間をロスしたのだ。

 帰宅ラッシュの横浜駅ですでにぐったりしていたのだが、東京駅が近づいてくると街並みが「ビルーーー!!!!」というかんじ(?)になるので、まるで生まれて初めて上京してきた人のような気分になる。すっかり都心では働けない体になってしまったことよ。もちろん、私が勤務している街にもビルはたくさんあるんだけど、駅から3ブロックくらいでビル街は終わってしまうので厚みが圧倒的に違うのだ。
 東海道線の中から「ほええ」とビルを眺めていたら、ひとつ気が付いたことがある。
 「ビルの中の天井が見えるんだ
 あたり前のことだけど、今まで考えたこともなかった。天井というか、夜だから照明が見えるのである。ただ蛍光燈が並んでいるだけだとつまらないけど、たまに変則的な並び方をしているビルがあって、おしゃれだ。夜のビルを鑑賞する際は、蛍光燈の並びかたしか判断材料がないともいえる。建築家の人はそこまで考えているのだろうか?でも、電車で通り過ぎるだけの口半開きのおね〜さんに「あのビルの蛍光燈の並び方はイカす」とか絶賛されてもね。

 そして、東京駅でYと合流して、上野で常磐線に乗る。私の記憶が確かなら、常磐線に乗るのは初めてだ。元千葉県民だが、総武線方面だったので、松戸やら柏に用などなかった。松戸で降りるのも初めてだったが、思ったよりも近くでびっくり。上野から20分なのか。
 駅前のスーパーで買い物して、Yの部屋(社宅)に到着したらもう9時。食事の支度をして、飲み始める。

 甕入り紹興酒は濃い口当たりだったが、やはり飲みやすく、「おいしいね」と飲んでいたら、「あ!あれを忘れている!」いかん、いかん、今夜のテーマは「台湾みやげのからすみを肴に紹興酒を飲む」であった。Yが慌ててからすみを用意。からすみなんてあまり食べた記憶がないのだが、「まったりとした口当たりのししゃもの卵」ってかんじで、こりゃあ酒が進んじゃうわとばかりに、ワインボトル1本分の紹興酒はあっという間に空になり、そのあと買ってきた缶ビールの大きいやつ(500ミリ)が半ダースあったのだが・・・・消えた。どこに消えたのだろう。ふしぎ。

 結局、3時くらいまで飲んでいたのだろうか。いろいろ話もした。Yとはあまり二人っきりで話しすることもなかったので、いろいろ知らなかった話もきけた。それはいいとしても(というかかなり深刻なプライベートの話だったりするから書けないわ)、ふと最近思った「既婚女性が旧姓で仕事する場合」(なんかちゃんとした名称があるのでしょうか?)のことを聞こうと思ったら、それについてはずいぶん苦労したらしく、オヤジたちに「そろそろ名前かえたら?」と名刺を作るたびに言われたりとか、かなり嫌な思いをしたらしい。

 そうかあ「え?名刺は結婚後の名前にするもんでしょ?」と平然と言った私と同じ年の男性社員を目の当たりにして、「こいつぁ・・・・」と呆れたし、その話を友達にしたら「ぷぷぷ・・・ドメスティックなとこだね。でもそういう人は多いんじゃないの?」と言っていたが、都心の大企業でも事情は同じらしい。

 私が別姓支持者なのは単に「だってめんどうじゃん」なだけだけど、それ以外にも自分の記憶力が悪いので、人の名前が変わるのもめんどうだ。友達が結婚しても、しばらく新しい名字を覚えられなかったりするので、会社の同僚が違う名前になっても馴染むのに時間がかかるし、それに違う名前で呼ぶのってなんだか照れくさいんだけど・・・

 自分がそんなだから新しい物事の記憶が鈍ってきているはずの「おじさまがた」も、社員の女の子の名前が変わっちゃうと覚えるの大変だから、旧姓で通してくれたほうが楽だろうと思っていたのだが・・・そういうものでもなかったのね。それにしてもどうして旧姓で通すのがそれほど気に入らないのかは不思議だ。Yも「そんなのどうでもいいじゃんね。なんでそんなにこだわるのかわからない」と怒っていた。

 今日は家具が届くので、Y宅を7時半ごろ出てまるで通勤するかのように都心に出て大手町乗り換えなんかしちゃって(大手町で乗り換えするのもおそるべきことに数年ぶりだと気がつく)家に着いたら9時。ところが、昨日回収されているはずの洗濯機が、アパートの前にまだ居座っている!

 「名前もばっちり書いてあるのに、これじゃあまるで私がルール違反した人みたいじゃん!」
 部屋に入ると留守電が点滅している。

 「世田谷区清掃センターです」
 どうも、住所が間違ってたらしく、センターの人も困ったみたいで、金曜の午後1時のメッセージだった。ありゃあと思い、センターに電話して事情を話すと、すぐに担当者から電話があり、やはり向こうがメモしていた住所が違っていた。私が言い間違えた可能性もあるので、「お手数かけてすいません」と低姿勢。とにかく持っていってもらわないと、いつまでもアパートの入り口に放置しておけないし・・・・と焦ったが、どうやら今日持っていってくれるみたい。
 なんかセンターの人もすごく感じよくて、きっとわがままな区民にいろいろ無理な要求とかされて、大変なんだろうけど、がんばってください。

 それにしても、せっかく「リサイクル法施行でてんてこまいの清掃センターにご迷惑をかけてはいけないわ」な〜んて殊勝なこと考えてたのに、だいなそーじゃなく台無しじゃん。
 しかし、家具がいつ届くのかわからないので早くに帰宅したのだが、それが幸いしたようだ。これでYのうちで昼すぎまでうだうだしていたら、洗濯機がいつまでもさらし者になっていたにちがいない。



4月5日(木)

●朝の大ボケ

 住民票をとってから出勤したので、10分ほど遅刻するのはわかっていた。もうタイムカードから解放されたので、10分遅れたら、10分遅くまで働けばよいという一応フレックスなので、それは社員になってよかったことの一つである。
 ところが、今朝乗った電車は、私の勤務地よりも手前の駅で停まって、「となりのホームの電車に乗ってください」とアナウンス。乗るときの始発駅でも、なにやらアナウンスしていたのでアクシデントではないみたいだけど、こういうことは初めてだと思いつつ、乗り換えたら電車もすぐ動き出した。あと3駅か・・・・と思っていたのに、ふと気が付くと

 「あれ?聞き覚えのない駅名・・・・」

 うわっと思って、慌てて降りた。いつも降りる駅の次の駅だった。2年間働いていたが乗越したのは初めてだ。それも、寝ていたのではなくて、単にぼんやりしていただけだった。
 たぶん、自分は駅名のアナウンスではなくて、「乗ってる体感時間」で「そろそろ降りるころかな」と思っているのだろう。だから乗り換えたことでその感覚が狂ったみたいだ。ああ、人間の感覚って不思議・・・・・・・などと、どんなメカニズムを捏造しようがなにようが、ほんとにボンヤリしただけだ。まったくもって春爛漫。
 反対方面の電車がなかなか来なくて、結局会社に着いたのは10時半だった。

●夜の大ボケ

 土曜日に組み立て式家具が来るから、「木槌」を購入して、明日は友達のうちにお泊りかもしれないから、おNewの部屋着を買って(ここんとこかなりMUJIに貢いでいる)、そのあと、近所の頑張ってる酒屋で目を付けていた「甕入り紹興酒」を汲んでもらっているときに、ふと「生ビール」も置いてあることに気が付き、そこに「バス ペールエール」があるのを発見してしまった。ビンやカンのはときどき見るが、生というのは初めてみた。

 というわけで、そこで立ち飲みしていくことにした。立ち飲みといっても椅子とテーブルはある。そういう問題ではないのかもしれないが、生ビールのテイクアウトっちゅうのもなんか気が抜けた話だから、そこで飲むのが一番だろう。そうよ、こんなに想像力豊かというよりも逞しい私なわけだから、ここは日本の小さな酒屋ではなくて、ロンドンの裏通りにある小さな冴えないパブなのよ。パブだったらパブなのよ。・・・・・と、またすごく無意味なことに灰色の脳細胞をフル回転させてしまったのだが、その甲斐もあったのか、そもそも空腹だったからなのか、いいかんじに酔いが回り、たりらりら〜んと鼻歌も軽やかに家路についた。

 家に帰って服を着替え、洗濯物をとりこもうとしたら気が付いた。

 明日が粗大ゴミ(洗濯機)の集収日だった〜〜〜〜!!!!!

 渋々、外出できる服装に着替え、コンビニに向かう。酒など買っている場合ではなかったのだ。「粗大ゴミ処理券」ちゅうものを買わないといけなかったのだ。いつも買おう買おうとしていたのだが、結局前日か。しかも、一番近いコンビニでは200円のを切らせていたので、さらに遠くまで行くはめになった。

 やっと家に帰ってきたら、酔いもかなり醒めていたので、ベランダから洗濯機を「せいや!」と持ち上げて、なんとか廊下まで持っていき、そこからは気合で階下まで運び、エントランス(笑)脇に置いて、「連絡済み」とか書いた紙を貼って、処理券も貼って・・・・・終わったあ。
 なんだか今週は「重い思い」してばかり。でもそれなりに鍛えているので背筋の手応えは以前よりよくなったかもしれない。やはり、清く正しい独身女性たるもの、粗大ゴミや家電製品のひとつやふたつ軽々運べるようでないと、うっかり手伝いを呼ぼうものならよけいな災いまで呼んでしまうということもありそうなので、この筋力は維持すべきであろう。

 とか、堅苦しいことを書いて逃避している場合ではなくて、「ビールでよかった〜、また泡盛なんか飲んでたら、こんなもん運べないっつうか運ぶ気がなくなってたよ〜」である。

 朝も夜もボケボケだったが、「春だから」で済ませようと思う。
 そのうちその言い分けも通用しなくなるかもしれないが、今年はすでに別の言い分けが「まだかな、まだかな、出番はまだかな」とうずうずして待っているので、来月も安心。

 もうちょっと待っててね。5月病・・・  (新入社員だから適用されると思っている)

 野茂がノーヒットノーランかあ・・・大リーグばかり盛り上がってるなあ。



4月4日(水)

 予想以上にメルマガに登録していただいて、ありがとうございます。
 念のため、繰り返しておきますが「去年の日記からピックアップする企画」なんであしからず。でも、とにかく初回のウリは初公開の「4次元立方体の3次元展開図のヌイグルミ」なんです。でも、それもたいしたもんではないしなあ。制作期間は長かったんだけどさあ・・・(弱気になってる)まあ、どうせ、この日記等もどうかんがえてもそうたいしたもんではないのでいいか。ははは(開き直ってる)

 昨日は、ぐちぐちと書いてしまったので、その前に成し遂げた偉業を書くのを忘れた。
 土曜日にテレビ用の棚が届くので、「土日にステレオが届くように手配しておこう」と近所の量販電器店に行った。計画通りにMDコンポを購入。なんとたったの、1.6ZDB!(日本円にすると約32000円)申し訳ないくらい安い。マレーシア製だって・・・・マレーシアの工場労働者の皆さん、ごめんなさい。

 配達してもらおうと思ったら「宅配便での配達になります」とのこと。だったら、なんとか持って帰ろうとつい思ってしまった。それに、かなりキモチが荒んでいたので、「音楽聴きたい」気分だったのである。
 簡単に梱包してもらって、外に出たら、

 し・・・しまった!雨だったのを忘れてた!

 重くてデカイものを抱えて、傘を差し、よろよろ歩いた。途中のガレージやマンションの入り口などで休み休み歩いた。家のそばまで来たら、筋肉が熱を持って汗が噴き出してきた。電器店からうちまで約800メートル。がんばりました。死ぬかと思った。(買ったばかりのコンポが雨に濡れて)

 NO MUSIC、NO LIFE

 どこかのレコ屋のポスターのコピーを思い出す。でも、だったらもっと早く買えばいいじゃん・・・なにもこんな雨の日じゃなくて・・・・と自分にこっそりとツッコんでみたりした。
 これだけのパワーが出たのも、ひとえにB君のおかげだと思う。いいわよ、いつでもまた電話してちょうだい。消費されてるなんてこれっぽちも思ってないから。そうよ私は無限の資源。だって私の資源は無限。・・・どっちのキャッチコピーがいいかな?「そうよ・・・」のほうがエラそうなかんじだ。

 家に帰ってさっそく組み立てて、久しぶりにCDが聴けた。音質にちょっと違和感を覚えたが、今日になったら、もう馴染んだ。けっこう低音が出るので、休日の昼間にはもっと大きな音を出してみたい。

今日の「遠くに行きたい」

 上司より、入社書類を渡される。昔働いていた会社はいい加減だったから、履歴書しか提出させなかったので、普通の会社ってこんなに色々と書類を出さないといけないのかと驚く。それでもほとんどは2年前の契約時にも提出したのだが、今回追加で必要なのは、

 住民票 ・・・・ なんか人種差別な香りがしてやだなとか思うのわたしだけ?だって前に不動産屋さんが「住民票を添付してもらうのは国籍の確認なんですよ」って言ってたもん。

 保証人 ・・・・ なんかあたしって信用されてないのって思うのわたしだけ?しかも2名も署名しないといけないのだ。婚姻届じゃあるまいし。「これって、普通、どうしてるんですか?両親?」「お兄さんはいなかったっけ?」「ああ、兄弟ですか、じゃあ弟だな」 これって妹でもいいのかな・・・へへへ・・・・とか思っちゃうの私だけ?部屋借りるときもそうだけど、この「保証人制度」ってなんとかならんのかねえ・・・・

 卒業証明書 ・・・・ そんな遠い昔も昔、前世紀の出来事を今更書類で証明すんのって超ダサくない?しかも詐称するほどのもんでもないし(私は高卒だし)「え?こんなもんいるんですか?」「卒業証書のコピーでもいいよ」「え?そんなもんどこにあるんだろう・・・○○さんは卒業証書なんてちゃんととってあるんですか?」「ありますよ」そうなのか〜まあ、多分親が保管しているだろうと思って電話したら「捨ててるはずはない。どこかにある」とのこと。「縮小コピーして、保証人の署名と共に送ってくれ」と指令を出す。

 ああ〜も〜めんどくさい。どうしてありのままのあたしを愛してくれないのかしら。そういう形式的なものが大嫌いなんだってば!!!
 「南極にペンギンの卵でも数えに行こうかな?」とまた意味不明な現実逃避。

●今日の「私って健全な小市民」かな?

 MDコンポを購入してしまったので、単なる大きなラジオに成り果てていたCDラジカセが邪魔になる。(でもおかげで最近はよくFMを聴いていたので、ニューオーダーがフジロックに来ることも知ったので、いいこともある)
 ベランダには、いまだに洗濯機が2台ある。
 週末にテレビとコンポ用の棚が来ると、現在使用しているテレビ台が不要になる。

 実は、新しい洗濯機が来ることになった時に、「4月から洗濯機は有料になる」と思って、慌てて区のゴミ処理部門に電話したら、なかなか電話がかからず、やっと繋がったら「洗濯機はもうこちらでの受け付けが終了しているので、直接清掃センターにかけてください」というのでそこに電話してやっと今週末に収拾してくれるらしい。

 その時に、CDラジカセも、テレビ台も頼めばよかったのだが、

 「リサイクル法の施行で、かけこみ需要(?)でてんてこまいってかんじのときに、もうずっと前から壊れているものまで出すというもの申し訳ない。新年度になって落ち着いたら連絡しよう」

 と、考えてしまったのだ。
 たしかに、CDラジカセとテレビ台のほかにも、テレビの下に放置されたビデオデッキがあるし、押し入れにはいつから使用不能になっているのか不明なワープロもある。そういうものをいつまでも放置しておく自分はそうとうトロいというか、だらしがないが、でもその寛大さがあるので、「4月半ばになって粗大ゴミセンターが落ち着いてからこういうのは処分しよう」という、区の職員を思いやるゆとりのキモチも生まれるのである。

 多分、わたしが粗大ゴミを出すのを一ヶ月遅らせたからって、別に影響もないんだけど・・・なかなかサクサクと粗大ゴミが出せないので、その言い分けくらいさせてくださいということを声を小にして囁いてみたかっただけだ。

こんな男に甘えられてみたい

 でも年の差がな〜 (冗談ですってば!)



4月3日(火)

 さて、いろいろあったが、ブロントサウルスも完成させたし、それでかなり気分も晴れたので「今週から通常モードだ!新年度っ!」と張り切って家に帰り(会社で張り切るのはもったいないのでセーブ)掃除でもしようと思ったら、留守電にメッセージ。「Bです。電話ください」
 なんだろう、こんな早い時間(7時半に電話があったようだ)に・・・・と、思いつつ、電話してみたら・・・・・ふぅ。

 要するに大した用事ではなかった。「ラーメン屋に置いてあった漫画に明らかにJ君がモデルの人物が登場してた」とかいう話。
 J君はかなり名前の通った映像作家らしいので、顔も広いわけだから漫画家の友達くらいいるだろう。それに、あの周辺(かつてB君ともよく一緒に遊んだあたり)は「業界君」や「横文字君」がわらわらといて、珍しくもなかった。J君の一群は、そういう映像系のスタッフばかりだったし、それに服飾デザイナーやスタイリスト、フリーライターにカメラマン、グラフィック・デザイナーにプランナー・・・・etc.あと、ヘアメイクとモデルだ!

 どうも、この間の電話でもBはJのとこをずいぶんと話していたので、「懐かしくなったかな?」とは思ったのだが、昨日はついに「ミヤノさん、Jの連絡先知らない?」と言い出すし・・・・
 「う〜ん、だってあんたもわかってただろうけど、あたしあんましあの辺と仲よくなかったっつうか、はっきり言ってあまり好きではなかったんだよね」
 Jの奥さんと仲が良い(つうか元カレの!)Fとはときどき会っていたから、Fに聞けば、J夫妻の連絡先は知っているだろうけど・・・・
 「あたし、あんまりFと連絡とりたくない。でもFの電話番号は変わってないかもよ?電話してみれば?」
 「おれもF苦手・・・・」

 Fは何度かうちに自転車でやってきてマンガを借りて行くくらいの近所だったんだけど、うちに来て、「ちょっと電話かりていい?」というから、「どうぞ」と言うと、自分の彼女に電話をかけて、夜中の1時まで長電話しているような不思議な人だった。あの行為はなんだったんだろう?今だに謎。別に第三者に聴かれるとスリリングな会話をしているわけでもなし。はたで聴いていてどうしたらいいのか逆に困った。

 とにかく、Bも含め、あのころの「知合い」たちのことを小説にでも書いたら、なんともいえない中途半端に不気味で甘ったるい青春小説(笑)ができあがっただろう。パートナーチェンジも激しかったしなあ。多分、私の耳に入っているよりもさらに複雑怪奇だったはず。
 「オクラホマミキサー状態」もしくは「ヘビメタバンドのメンバーチェンジ」とよく言ってちゃかしたもんだ。

 B君もわりと、頑固なやつだから、そういう「ちゃらちゃらした」かんじは好きではなかったみたいが、なぜかJ君のことは別格だと思っていたみたいだけど、でも私からすれば、J君も同じようなものに見えたのだけれども・・・・・(当時私も、経理とはいえ業界に属していたので、よけいにそういう業界ノリを警戒していたので、ずいぶんバイアスはかかっていたとは思うけど)

 そういうわけで、B君がJ君の話をだれかと分かち合いたい気分だったのに、私がそっけない反応をしたのがまず失敗。

 そのあとどうしてそんなことになったのかわからないのだが「フェミニズム」の話になり、私はそんな話題を他人と交わせるほどわかってないので、避けようとしたが、その言い分けが逆に彼の関心を引き寄せてしまったようで、
 「ミヤノさんはさあ、そうやっていつも考えすぎなんだよ。理屈を突き詰めるのもいいけれど、もっと現実を見つめようよ。じゃないと頭でっかちになっちゃうぞ」までは意味不明だけど我慢できたが、「そもそもフェミニストっていったって、所詮、男と女の問題なんだから、頭だけで考えるのは限界があるんだよ。結局、女は苦労してるとか不平等だっていうけど、おれなんて毎日うちのかーちゃんに叱られてさあ。でも、おれはこの女と一生添い遂げると決めたから、それで文句はないわけよ。そういう理屈をフェミニズムで説明できるか?」というのはなんだなんだ、またはじまっちゃったよ・・・・どうして彼は自分がなにもわかっていないのがぜんぜんわからないのだろうか?・・・でもまた「それってなんかの理屈が通ってるの?」と突っ込むと、「ミヤノさんは、どうしてそうやって頭だけで決め付けるの?世の中理屈だけでは通らないんだ。もっと心でわかんないと!」とか言うんだよな・・・・・ふう

 そして私も「だまって、ウンウン言ってればいいのにぃ」ついつい、「あのさ、フェミニズムがそういう話ではないってことだけは、たしかなんだけど・・・・Bちゃん、レディーファーストとフェミニズムの区別ついてる?」とか言っちゃうからダメな私。ドツボにはまる。

 そしたら向こうも反撃してくるわけ。

B 「俺はさ。ミヤノさんにウーマンリブとかになってほしくないわけよ」 (←いつそんな話に?) 「それで、ミヤノさんが女というものを語るのであれば、やはり子供を産んでからにしてほしいんだな」 (!!!!!?) 「それに、俺としては、ミヤノさんに結婚して幸せになってほしいんだよ!」 (どういう理論展開なの〜〜〜〜?)

 まあ、そんなんで、なにが「フェミニズム」なのか、誰が「フェミニスト」なのかさっぱりわからないままに、なぜか話しはまた「仕事」になっていて、

B 「で、あんたは今はそんな仕事してるけど、俺があんたを経理部長として雇ったら、年収2000万は出すよ!」 (自分の年収が500万もない人にそんなこといわれても、あたしはなんて言ったらいいの?) 「そう思うだろ?自分でもわかってるだろ?」
私 「ねえ、その話はいつもしてるじゃない。私、1000万円分も働きたくないし、それに見合う能力もないの自分でわかってるもの」
B 「なんで、自分をそうやって卑下するの?」
私 「そうじゃなくて、あんまし働くの好きじゃないの!それに卑下じゃなくて、身のほどをわきまえてるといってほしいなあ」
B 「どうしてそうやって逃げるの?自分の能力をもっと試さないの?」

 このあたりの会話は毎回やっているのだが、そもそも「一発当てて大物になりたい」というベンチャー魂全開のB君と、「工場で働いてもいいんだけど、座り仕事のほうがいいし、それにラインが自分では止められないから工場はいやだな。だから、自分でラインをコントロールできるから経理のおね〜さんなの」という私では、最後の審判の日になっても合意には達しないのはわかりきっているはずなのに、B君はそれを信じてくれないのである。ほんとに困った熱血漢だ。

 そんで、けっこうくたびれてきたら、また「結婚話」になり、
B 「だからさ、悪いこと言わないから、あんた見合いしろ。いいか、やっぱりな、親っちゅうのは子供のことを一番わかっているんだよ。だから親の持ってくる見合い話をなめちゃあいかんよ

 そうなのである。B君はうちの母親と同じことをときどき言うのだ、B君がなかなか信じてくれなくて何度も言うセリフに
 「どうせミヤノさんは、『こんな馬鹿な男、相手にできないわ』って捨ててるんだろ?」
 というのがあって、その度に私は
 「そりゃあ、自分からフッたこともないとは言わないけど、フられたことのほうが、圧倒的に多いよ!」
 と必死で反論するし、実際に「相手にもされなかった」という話などを披露すると

B 「でも、あんた、ちゃんと『好き好き好き〜〜〜』って言ってないだろ。男はそれに弱いんだよ!」

 とか言われると、その通りなんだけど、そういうこと言えない人もいるんだから仕方ないじゃないですか。
 この辺のやりとりは、向こうが私のためを思って言っているのがわかっていても、かなり悲しくなる。

 まあ、そんなかんじで、話はあっちとんだりこっちとんだりだったのだが、やはり私はまだ傷が癒えてなかったみたいで、自分で地雷を踏んでしまった。・・・・なんてこったい。(地雷の内容はここでは書くまい)
 自爆したのに、さらに追い討ちをかけられて、後半30分くらいは、泣きながら必死に訴えたのだが、やっぱり全然わかってくれなくて、そうこうしているうちに話がずれてきて他人の話になったのに、ビービー泣きながら話してるもんだから「なんで、そんな・・・他人のことでミヤノさんが泣くことないじゃん」と言われたが、もう止まらない。

 12時になったので、電話を切ったが、そのあともしばらくオンオン泣いていた。別になにが悲しかったというわけでもない。たぶん、春だから不安定になっているだけだと思う。あんだけ泣いたのも久しぶりだ。

 でも、いつも思うのだけれども、田舎でああいうキャラもつらいだろうな。
 だから、どうも「きちんと話のできる人間」として私のことを認めていてくれてるのもすごくよくわかる。まわりにそういうふうに彼の話を真剣に聴いてくれる人もいないのだろう。よく「頭のいい人間なんて・・・・」という話もするので、そういう人だと彼のことなんて、馬鹿にして相手にしないのもよくわかるし、私も実はそうしているつもりなのだが、どうも力が及ばないので、巻込まれてしまい、いつも低レベルな口論になりはてているような気もするんだけど・・・・・なので「世間で言われている頭いいやつより、ミヤノさんのほうがよく物がわかってるよ」って誉められても、それってB君にとって都合がいいというだけの話なのがわかってしまうくらいの賢さを持ってしまった自分が・・・ウガガガ、なにいってるのかわかんなくなってきた。

 まあいいでしょう。嫌いなわけでもないし、仲が悪いわけでもない。変な友達だな。
 後半になってわかったんだけど、どうやら夏前には彼もお父さんになるらしい。わたしにはよくわからないけど、多分ちょっとそれで不安もあるのかな?仕事もどうなるのかわからないし。なので、不安だから自分のことを考えるよりも私のことを考えてあげたい気分だったらしい。ど〜もありがとね〜〜〜あたしのことなんてほっといてくれていいになあ。
 そういうわけで、朝目が覚めたら、まぶたが腫れていた。どうせ、腫れぼったい目なのでいいのだが、泣いたのバレバレな顔で出社。夕方になってもまだ目が重かった。

 そして、家に帰って、これをダダーと書いて憂さを晴らしていたら、また電話が鳴ったので「またB君?」とおそるおそる出ると、Mちゃんだった。4月から彼女も正社員。私と同じく思いっきりブルーになったみたいだ。仕事の話をいろいろきく。Mちゃんと長話してたら、ちょっと落ち着いてきた。

 二人で「就職祝」にカラオケでブチ切れようと相談した。



4月1日(日)

エイプリルフールにふさわしいお知らせ

 昨年から熱烈なお誘いを受けていて、「いいですよ〜じゃあ、やりますよ〜」と返事していたのだが、そのままのらりくらりと逃げていた「めるまが」の話が再浮上してきたので、今度こそちゃんとやることにしました。

 「まぐまぐ」から発行します。これで私もきょうみさんと同じく「超美人メルマガ・ライター結集サイト・ミネルヴァ・ガーディアンズ」の一員になりました。(ここで神々な名前のメールアドレスをいただいたのだが、バッカスがもう空いてなかったので、プシケにしちゃった。えへ。個人的にはプシケというよりはサイケなんすけどね)

 ただ、こうやって毎日、日記を更新するのが精一杯な現状で、「週刊のめるまがの企画なんてできません〜」と言ってたのですが、「だったら過去の日記を載せれば」と編集長マチリンからアドバイスを受けたので、「それでいいんならやってみるか」というわけで、去年の日記から抜粋した「ベスト盤」になります。

 自分自身がほとんどメルマガを購入していなくて、ネットサイエンス・インタビュー・メールくらいしか読んでいないので、ふつうのメルマガというのがよくわかってないのです。そもそも私などは、こうしてWebページ作って、書いた文章も日記もこうやって載せているわけですから、読みたい人は勝手に読んでくれればいいのに・・・・・と、思っていたのですが、どうやら世の中にはあまりWebを見ない人も多いらしいですね。メールチェックしかしないらしい。
 そういう理由ですので、この日記を毎日読んでくださっている方には、新鮮な内容ではありません。
 なので、ここで宣伝するのも変なのですが・・・でも・・・・やっぱ・・・・やるからには発行数があまり少ないのもな・・・・・と、また小さなところで見栄っ張りなんで、丁度デジカメも買ったし、写真企画をそっちでやることにしました。

 とりあえず、当分ネタ詰まりにならないという理由で「象の写真」を載せます。(この題材だと少なく見積もっても1年くらいもつ)
 第一回目の予告はなんとあの、去年制作した「4次元立方体の3次元展開図のヌイグルミ」がついにその姿を現します!(でもこれって、勧誘文句としてはどのくらい有効なんだろうか・・・・?)

 恐竜の制作過程は紹介できましたが、フリースのヌイグルミを制作していた当時はそのような技術がまだ導入されておりませんでしたので、いったいどんなものを作ったのか見てみたい方はいますぐ購読申請しよう!解除はいつでもできる!ちなみにこの申請ページにはメルマガ見本のあとに「きょうみさんによる友情あふれる紹介」も掲載されています。

 ●春風

 今年もまた、大賑わいだった。着いてすぐ、タマちゃん(仕事で徹夜明けだと)に会って、そのままAに電話してもらったら、Aと一緒にAYちゃんもいて、アエラさんとKさんにも会えた。えらく久しぶりに、マホちゃんとも会った。髪の毛が短くなっていて、厚底のスニーカーを履いているから背が高くなっていて、「きゃしゃな男の子」のようだった。
 なんだか、けっこう寒くて、5時くらいには、A&AYと退散してしまった。帰りに主催者ブースに寄ってAKちゃんと挨拶。

 「しりあがり寿の漫画を返してないから、ずっと気になってたの〜!携帯をトイレに落としちゃって電話番号がわからなくてごめん!」

 そんなこと忘れてたし、そもそも何を貸していたのだろう?「エレキな春」かな?とりあえず、そこに置いてあった、芳名帳(?)に、連絡先を書いておいたけど・・・・これで連絡くるのかな?

 AYちゃんが渋谷に越したばかりで、元々Aの友人が住んでいたところで、かなり街中だとは聞いていたが・・・・ドンキホーテまで徒歩1分。BOOK1stまで徒歩2分くらいだ。ほんとに街中。日用品の買い物に困っているらしい。
 
 ●ブロントサウルスとお花見だ

 お天気が良かったので、野外ロケ敢行!これを一人でやるのは、かなりこっぱずかしかった。全身で「わたしはこれを仕事でやっているの」という演技をした。


表紙に戻る / 過去の日記を読む