可燃物な日々

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2月1日(木)

 いつもだと、月で日記のページを替えているのだが、昨日の話しの続きなのと、下の画像を作るのに1時間もかかってしまい、そんな気力がなくなったので、このまま続行。
 昨日「カマクラは釜倉だったのだ!」と大発見をしたつもりだったが、どうやらまた大いなる勘違いの早合点だったらしく正しくは「窯倉」だったようです。いつものとおりご指摘ありがとうございます。

 「ウォーター!」と叫ぶヘレンが手に握ってたのは粘土だったので、サリバン先生が必死で「ヘレ〜ン!オゥ、ノー!」と叫んでも、ヘレンは耳が聞えないので、そのまま外に走って町中の人に「ウォーター!」と粘土を見せまくり、「奇跡の人」の感動的なエンディングを台無しにしたような所業でございました。(参考資料「ガラスの仮面」)
 
 さて「あ〜またやっちゃったよ」と天を仰ぎましたが、天井しか見えませんでした。天丼が見えたらコワイですが。でも、またいい訳がましいですが昨日「釜倉説」を書いていて、何かひっかかるものがあったのですが、それがなんなのか「じわじわと」わからなかったのですが、おかげ様でどこで何が狂ったのか判明いたしました。

 図をご覧ください。絵が下手なのはマウスで描いているせいで、決して絵心がないわけではありません。約1名ほど、この絵にかなりの不安をおぼえるでしょうが、スキャナーのない環境なんです!ご覧になれば、誰でもこれが「かまどにくべられたカマの絵」だということがわかるでしょう。

 さて、いわゆる「釜」というのはAの部分で「かまど竈」というのがBの部分です。もう勘のよい方は私が何を説明しようとしているのかおわかりでしょう。そうです、「カマクラ」を鑑賞していて、私がイヒっと閃いたときには多分この画が浮かんだのです。しかし、あわれ食い意地のはった私はBの部分よりもAの部分をピンポイント拡大してしまい、そこから吹き上がる湯気などを想像したり「峠の釜飯食べたいな」などと考えてしまっていたのです。

 その証拠に、家で「でも釜ってああいう穴が開いていたっけ?なんかああいう穴が開いているほかのものがあったような・・・・」と考えていたのですが、その際もう一度「カマ」というものを心に描いてみたものの、やはりAしか目に入らなかったのであります。

 あれ?でも「窯」と「竈」は一応別のものですね。でも、形的にはこっちのほうがわかりやすいですよね。現代の「窯」ってもっと四角いという印象がある。(陶芸家さんが使うような焼き窯など)それに、「カマドだからカマなんだ!」と気が付いていれば、ショックは少なかったと思います。やはり火をくべるための穴を見落としていたのがなんとも悔しい。でも「釜」「窯」「竈」とつぶやいていると「カ〜マカマカマカマカマ♪」と「カーマは気まぐれ」(byカルチャークラブ)が唄いたくなってきました。

 以上、いい訳終わり。
 ちなみに今日の帰り道、この事件の「主犯」である近所のカマクラが未だにのうのうと居座っているのを見て「踵落し」をお見舞いしようかと思いましたが、敵の強度が不明確だったのと、そんなことをするのは、期限が一ヶ月前に切れた牛乳で「強い子のミロ」を作ったらお腹がピーピーになり、頭に来たのでルーブル美術館でフェロモン振りまいている「ミロのヴィーナス」に「ブス!」と落書きするような、とても大人げないことなので、大人な私はぐっと我慢いたしました。世の中が私のように我慢強い人間ばかりであれば湾岸戦争もクリミア戦争も起こらなかったでありましょう。

 えっと、今日はこれで疲れてしまったので他にも書こうと思い付いたことがありましたが、メモしておこう。
 「ババアになったらシャネラーになって○○○○の○○になる」これは別枠で書こうかなあ。
 
 あとなんだったかな・・・・そうだこれは書いておこう。

●一部で話題になっている山形浩生氏の行方

 私の大予想では、「インドの山奥で質疑応答の修行をしている」です。ダイバダッタの魂が宿るまでもうすぐです。(古すぎ?)
 「被告人養成ギプス」などをはめて血の汗を流して涙を拭いているのではないでしょうか?視線が散ると裁判官に印象が悪いので、明後日の方向を見てしまうと、電流が流れる装置なども開発されてそうです。
 もしくは月影先生に厳しい演技指導を受けているとか?だとすると、今ごろ包帯だらけになったり、紫のバラの人に見守られたりいろいろ大変そうです。



1月31日(水)

 今日は事件がいろいろ起こった。世間ではまた「少女監禁事件」で盛り上がっているようだが、ここは私の日記なので私にとっての重要ニュースをお送りする。

●朝の大惨事

 寝坊したわけではない。そんなのは惨事のうちに入らない。新聞で言えば穴埋め記事だろう。
 朝、目覚ましを消そうと布団から出たら、背中がひやりとした。寝ぼけていたので、またそのまま布団に戻り、目覚まし2号が鳴るまでお布団とラブラブ状態を満喫しようとしたのだが、やはり布団が冷たい。
 恐る恐る、背中に手をやると、濡れている。「寝汗かな?」と思ったが尋常な濡れ方ではないのだ。それに私はどちらかというと首から胸にかけての地帯に汗をかきやすく、過去に寝汗をかいたときには裏よりも表のほうが被害は大きいはずだし、たいてい首に汗が残っていたりするのだが、あごの下を触わってもドライなのである。
 だんだん意識が起きてきて、冷静になってみると「足も湿っぽい!」ことに気が付いた。「もしや、こ、これは・・・・まさか、あたしオネショしたのか?」とガバっと起きてみて、被害状況を確認した。シーツには染みが広がっていた。でもそれは首のあたりを中心とした「地図」であったので多量の汗かよだれとしか考えられない。それにアンモニア臭もしないので、「34歳でおねしょ・・・・まだ40年ほど早いだろう!」という不名誉は免れる。

 枕カバーも汗の染みが広がっていて、枕を持ち上げてみたら、枕の下まで染みができていた。いったいどれほどの汗をかいたのだろうか?高熱が出たときに強力な解熱剤を飲むと大量の汗が出たりするが、別にどこも具合は悪くない。
 考えられることは、昨日はスポーツクラブで「ボディパンプ」というクラスに出て、60分間みんなで楽しく筋トレをやったのだが、いつもは30分のショートクラスしか出ていなかったので、さすがに60分はきつかったし、重りもいつもよりやや重いのでやってみたのだが、それでも「ムキムキ」が目的なのではなく「寒いから背中の筋肉を動かしてギックリ腰予防」が目的なので、それほどスパークしたわけでもない。

 しかし、普段あまり使わない筋肉を刺激したために、夜中までくすぶっていたのだろうか?そういえば、肩の筋肉を鍛える動作が一番きつかった。そして、汗を大量にかいたらしいのも肩の周辺だ。
 燃え上がる筋肉を消火するためには、これだけの水分が必要なのかと「体の神秘」に感動する。
 それよりも「燃える女」という証拠で「精神的冷感性」という評価を覆すべく、写真にでも撮っておきたかった。やはりデジカメ欲しいなあ〜(そんなもんをHP上で公開していいものかどうかは疑問だが。かなり特殊な趣味の人には喜んでいただけるかもしれない)

 しかし、おかげでシーツも枕カバーもベッドカバーも寝間着もぐしょぐしょで洗濯物がゾウアザラシのように巨大な塊になってしまった。布団乾燥機をかけっぱなしで出社し、帰ってきてから念のためもう一回かけている。

●事態は急展開

 前に「いい人」ってなんだろう?と日記にも書き、「いい人はいい人らしい」と納得したりしていたが、今日はその当事者である友人からメールが届いていた。

>Aさんには奥さんがいるそうです。
>「奥さん」って何ですか?

 まるで俳句のようにシンプルで且つ「行間にぎっしり情感がつまっている」すばらしいメールである。季語があればもっとよかったのだが・・・・

●衝撃のカマクラ

 帰りの電車で本社の経理の女性と会い、お喋りしていたら「雪、すごかったですね〜」な無難なお天気の会話などをしていて、彼女が「部屋のベランダにも雪がたくさん積もったので、一人で雪だるま作っちゃった」と言うので、「そういや、うちの近所にも雪だるま乱立してますよ。でもね、一軒だけがんばってカマクラを制作したうちがあるんです。カマクラっていっても犬がやっと入れるくらいの大きさなんですけどね。まだ残ってるかなあ、アレ」などと話したので、帰り道にそのカマクラがその後どうなったか確認すべく回り道をしてみた。

 まだありました。どうやらその家の塀がうまく日陰になっているようです。それに、最初に発見したときは穴が小さかったのに、雪が氷状になってから中をまた削ったようで、広くなっていました。あれなら小柄な小学生だったら丸くなっては入れるのではないでしょうか?
 そう思いつつ、雪の芸術作品を眺めていたら、ふと「青い稲妻」(bySMAP)が私を打ちました。ゲッチュー!

 カマクラって、漠然とカマクラだと思っていて、発祥地がどこだかもよく知らないが(東北地方?秋田とか?中できりたんぽ食べてる画が浮かぶ)、でも「鎌倉」が発祥だからカマクラなんだとも思っていなかったが、でもなんでカマクラというのか今の今まで考えたこともなかった。キリンを見て「あ、キリンだ」と思うのとおなじように「カマクラだ」と思っていたけど・・・・この形は、この形は・・・・もしかしてもしかしてもしかすると「釜倉」なのか?

 「ウォーター!」と叫んだヘレン・ケラーのような形相で家に帰り、さっそく辞書をひいてみましたが、私が所有している小さな国語辞典に「かまくら」は載っていませんでした。でも、あの「お釜をひっくり返した形」から間違いないと思うのですが・・・・またいつもの見当違いだったらどうしようかと思いましたが・・・・どうしよう・・・・(弱気)

 実はもう一つ、今日はしょうもない発見もしました。電車の中で「KSD疑惑」と書かれた新聞が一部見えなかったので「SD」だけ見えて
 「LSD疑惑?また誰かマニアックなミュージシャンでも逮捕されたのかな?」
 と思ってしまいました。そして、アルファベットでKの次がLだという事実に微笑み(そんなんで喜ぶなっちゅうの)心の中でルイス・キャロルごっこ(そういうアルファベットを一文字づつ替えていって別の単語にしてしまうゲームを考案したのは彼ではなかったか?)をして車中楽しんでおりました。

●走る悪寒

 今日の昼過ぎに急に体調が悪くなり、寒気がしてきたので「これはいかん。寝汗もかいていたし、やっぱ風邪の前兆なのか?」と心配しましたが、家に帰ると良くなりました。どうやら仕事するのが嫌だったようです。「ほらほら、ツンとすまして仕事していても、体は正直だな」とかまた妙な一文が頭をよぎりますが、心配だったので、今日のヒップ・ホップは休業しました。M先生、わたしがいなくても寂しがらないでください。また来月はちゃんと行きます。

 心配性なんで今日は早く寝よう。布団も乾いたことだし。



1月30日(火)

 仕事で上司が雛形を作ったが、考える順序が違うと思った。
 最終形から作っていかないといけないはずなのに、初期の段階でこだわっていてはいけないのではないかと言ったのだけど、あまりわかってもらえないようで、とりあえず、相手のペースに合わせてみようと、その雛形でシュミレーション作ってみましょう。
 ちゃんと仕事もしています。

 「わたしって人気者?」発言を裏付けるかのように、ここんとこメールがドカドカ来るのでうれしい。ドカドカというのは10通くらいである。テンション上がりっぱなしなので、ちゃきちゃき返事を書く。

 友人Aは先週インフルエンザにやられ高熱で伏せっていて、月曜日も休もうと思ったのに「這ってでも来い」と無情の命令を受け「こうなったら皆にうつしてやる!」とおかんむりであった。いろいろ鬱憤が集積しているようなので
 「気晴らしに、こういうのに応募してみれば?」
 と稲本ギャル応募を知らせたら、「応募したよ!」と返事。ラッキー7をゲットできれば少しは彼女の憂鬱も晴れるのではないかと思ったら、なんと10番だった。やった二桁突入!

 かみちゃんからは鬱々としたメールが来たので「気晴らしにこういうのどう?」とやはり同じように教えたのであるが、「なんかサッカー関係なの?ちょっと怖い」との返事。
 あいかわらず彼女はちゃんと読んでいない。変なところで用心深いのが、らしくて笑える。(肝心なところでは無防備なのに・・・ロスでレンタカーを盗まれて大変なことになったりしていた。知合った日本人にキーを渡してしまったのだ)

 それよりも、なにげに「悩み多き友達」に向かって「新興宗教の勧誘」のようなことをしているが、こういうのやると性格が出ておもしろいな。他でも実験したくなってきた。ってこんなことに利用してすいません。

 さて、その他の活動予定として密かに画策している「初めての裁判所」計画であるが、ほんとにやるのかどうかよくわからないまま、「有給とらないと行けないのよ〜どうなってるの?」とジタバタしていたら、今日の裏日本工業新聞を読んだら、リウイチ氏には案内が来ているとの記述あり。
 
 「あたしにはなんのご案内もない」とムクれる。ベレー帽かぶって法定画家をやろうと思っているのにぃ。
 テンションがあがりっぱなしで現在かなり危険な状況である。もっとも平熱が低いので、このくらいで通常人の平熱であろう。
 インフルエンザの流行もこの気合で乗りきろう。
 
 ちなみにここ数年はインフルエンザにはやられてなくて、会社を休んだのは「ぎっくり腰」と「知恵熱」である。知恵熱は、イラン人を一人で八景島シーパラダイスでアテンドして半日英語を話していたら、翌日熱が出て結局2日休んだ。その前にも、英国人アーティストに紹介され、そのアーティストを招聘した友人が「彼らも、話しをするのがヤローばかりなんでうんざりしてるみたいんなんで、日本人女性ともお話したいかと思って・・・」というわけで即席「芸者ガール」になり、一晩中英会話を強要されていたら翌日立ち上がる気力もなかった。
 「昨日、1日中英会話をしていたら疲労困ぱいしたんで休みます」といったら上司は笑ってた。

 昔はけっこう休む理由を正直に申告していて、TR君が彼女にフられてボロボロ泣きながら夜中にやってきたときも、本人に大量に酒を飲ませて「気が済みました。もう帰ります」と、やっと言ってくれたのは朝の5時で、そのあと会社に行けず、上司に「明日になったら何が起こったのか説明いたします。とにかく今日はもう会社に行けません」と言ったら、女性上司は「じゃあ、明日の報告を楽しみにしているわ」と言ってくれたので、翌日のランチタイムにその話を披露して許してもらった。

 そういう大変なことが起こると熱が出るようだ。特に「英会話」は脳みそが沸騰するので警戒しているのであった。



1月29日(月)

 1月も、もうすぐ終わりかあ、怒涛の2月の予感が私を襲う(笑)
 その予感を盛り上げるように、TR君は2年ぶりに電話してくるし、「人妻@自殺未遂」も昨日今日と立て続けに電話してくるし・・・・その他諸々、食事会の約束メールに、カラオケやろうメールに・・・・あたしってもしかして人気者?(机を拳でゴンゴン叩いてしばし笑う)

 不穏な動きをみせているが、ちゃんと健全な活動予定もてんこもりだ。2日はハーバートのライブで竹村延和も出演するそうで、楽しみにしている。竹村さんは京都在住で一部では「あの人は京都の山奥で霞を食べて暮らしている」と噂されているが、私は「英国だとエイフェックス・ツインことリチャード・ジェイムスがヒネクレ者の変わりものアーチストとして名を馳せているが、それの極東版」と評価しているのだが・・・・リチャードは印税で稼いだ金で戦車を買ってイギリスの片田舎で走らせて遊んでるそうだが・・・・
 一度、竹村さんを知合いが東京に呼んで、ホテルに宿泊させ、翌日「迎えにいかなくちゃ」というので「あたしが行く!」と手を挙げたのだが、却下されてしまった。別に悪さ(?)するつもりじゃなくて、ただ寝起きの姿を拝見したかっただけなのにぃ。ケチ。あの長髪を結わいて寝ているのか興味があったのだが(笑)

 その時に竹村さんのレコードボックスを宅急便で送り返すことになり「え?これって末端価格(笑)いくらなんだろう」(DJさんが所持しているレコードの中には高額なものも混じっていることが多い)と、とても中身が見たかったのだが、たいそうボロっちい箱で本来開けるはずのところが緊急修理でガムテが貼ってあり、どうやら怪しげな開け方をするもののようだったが、下手に開けて閉じられなくなったら面目ないと思い泣く泣く諦らめた。

 リル・ルイスもまた来るらしいが、イエローだとまた死ぬ思いしそうなのでパスだけど、月末にはまた超私的「世界で一番美しいDJ」だと思っているLTJブケブ君来日なんで、こちらは死ぬ気で行かねばなるまい。

 って何が健全な活動だ。
 まあよいでしょう。たまにはテンション上げないと。某友人は燃え上がる想いに「消化器の販売訪問来ないかな」とこぼしていたが、私に必要なのは「発火装置」でしょう。ゴミくずなどを燃やしている場合ではない。ガソリン撒こう、ガソリン。

 「人妻」の電話は、「睡眠薬が変わったの」という内容だったが、なんとそれを昼間に私の留守電に入れたらしいのだが・・・・入ってない。
 「○○です。昨日お話していた睡眠薬ですが、今日医者に行って替えてくれと頼んだら、別なのを処方されました。今度のはヒロプノール(だったかな?)です。、これは効くのでしょうか?」
 こんな謎の留守電が入ってしまい、おびえている方がいらっしゃいましたら、ゴメンなさい。

 ちなみに前世紀最後の自殺未遂では市販の睡眠薬を108錠も飲んだそうだ。煩悩を消そうと思ったらしい。よく飲めると感心した。その根性を別のことに役立ててほしいと思う。(そもそも市販薬を108錠も買うのが大変だと思う。薬局を何軒回ったのだろうか?)
 夜中にダークになるそうで、「具体的にどうなるわけ?」と聴いてみたが、あまり憶えてはいられないらしい、なので「ダークになったらどういうこと考えているのか、メモ書きでもいいから書いておいてほしい。それ、あなたのためというより、私が見たいからね。宿題つうことで」と約束したが、そういう状態のときに書くという作業が出来るかどうかは疑問だけど「ミヤノが見たいなら書いてみるように努力はする」とのこと。
 
 なんか私がそういう「精神病」関連の話を異常におもしろがり、私の別の友人の事例を話すと向こうも興味を示すし、彼女が「ね?おもしろいでしょ?まあ、治療には当分かかるみたいだから、しばらく楽しんでもらえると思うよ」と言っていた言葉を一応よろこんでおこう。
 楽しく話ができるのであれば、内容はどうであれ私はどんなときでもちゃんと話を聴くからさ。そして、いつか「あんなときもあったね」と笑って話せるときが来ればいいのにね。

 本人は未だにアップダウンが激しいようで、辛いときはかなり辛いようだが「この辛さをあいつはちゃんと具体的に説明しろと言っていた」とチラリと思い出してくれれば本望なのです。(実際に悪魔のように知りたがりなのは本当なのだが、それに応えてくれる人は少ないので、きちんと解説してくれる気のある人は尊重いたします)



1月28日(日)

 朝目が覚めると日がたっぷり射していて暖かい。窓を開けてみると先週と同様に隣家の屋根に積もった雪が日光を反射していて眩しい。
 「屋根はシロガネ〜♪」と唄いながら洗濯に励む。

 昨日は閉じこもっていたので、今日は泳ぎに行く。昼にご飯たっぷりのカレーを食べたせいか、長く泳げた。マラソン選手が試合食前にどんぶり飯を食べるはこういうことかと体で実感。T君のフルマラソンは11日だそうで、完走が目標らしいが、現在エアロビで鍛えているようだ。SMAPが罰ゲームでフルマラソンをよくやっているが、歩くだけでも大変だろう。
 誰だったけ?ホノルルマラソンに参加した人?朝出発して夕方にはゴールできるそうだが、ホテルに戻り風呂に入ってさあ仲間と祝杯だと、靴を履こうと思ったら、足はマメだらけだし、翌日は極度の筋肉痛で皆歩けなかったという話しを聴いたことがある。
 私は歩くのは好きだけど、さすがに42キロも歩いたことはない。10キロくらい歩くと膝がガクガクしてくるのだが・・・でも、ホノルルマラソンはかなり楽しいようなので一度参加してみたいものだ。

 そういえば、学生時代に学園祭のフィナーレを飾る恒例行事「山の手線一周ハイク」には参加したことがあるが、あれは何キロあったのだろう?夜の10時くらいに出発して夜明けにゴールした。2回やったな。終電間近の池袋を通りすぎ、深夜の代官山を抜け、カラスしかいない銀座を歩くのだ。
 ジーパン履いて歩いていたのだが、家に帰ってフロに入ったら、足がすべすべになっていた。足がジーンズに擦れて、毛が無くなっていたのであった。
 2回目のときはかなりくたびれて、ゴールしてから講堂で豚汁が振る舞われるのだが、それに並んでいる最中に貧血を起こしてしまった。帰りの電車は当時は千葉に住んでいたので総武線だったが、朝の下り電車なので人も少なく、疲労が極まりすぎて、妙に覚醒していて、ちっとも眠たくなくて、隣の車両にいる人の会話が妙に近く感じ、内容の細かいところまでくっきりと聞こえてしまい「う〜む、俗に言う覚醒状態とはこういうかんじなのか」などと考えていた。

 友人が建築学科の卒業制作を3日間徹夜でなんとか仕上げ、提出してほっとしていた帰り道に、「道路のマンホールの蓋からゴブリンがわらわらと湧き出てきて、うわあなんじゃこれと驚いたんだけど、周囲を見回すと皆知らん振りなんで、『あ、これは幻覚なんだ。オレにしか見えないんだ』とわかったんだよ」何十時間か寝ないでいるとそういう幻覚を見るものらしい。あまり経験したくないけど。眠るの好きなんで。

 よく「三大欲」とかで「食欲・性欲・睡眠欲」と言われるが、昔の自分は「食欲・睡眠欲・性欲」が優先順位だと思ってた。だから失業してブラブラしたときは「食べてばかりいて太ってしまうのではないか」と危惧したのだが、蓋を開けてみると、ただただひたすら一ヶ月は眠っていた。16時間くらい寝て、10時間起きて、また16時間寝て、5時間起きて、10時間寝て・・・・と、常に睡眠時間の方が長くて、時差ぼけどころの騒ぎではなかった。そのうち生活パターンが出て来て「夕方のフジテレビとTBSのドラマの再放送は見なくては」と夕方には起きているようになったし、ちょうどW杯サッカーが始まったので夜中の3時にはきっちり起きたりしていたので、「明け方寝て、夕方起きる」というパターンに定着したのだが・・・・
 
 あのときは、お腹が空いても「でも眠たい」と寝てしまったりしていたので、「どうも食欲よりも睡眠のほうが自分にとっては重要だったようだ」と思った。それ以来、欲望に忠実に「睡眠優先」で生きている。だから平日に比べて、ごろごろしている休日のほうが体重が2キロくらい軽くなるのだ。
 たまには色気のある過去の記憶も思い出してみよう。かつて、あたしが眠いのに「ねえねえ」と手を出した男はグーで殴られました(笑)経験はないが、ケーキを食べようとしているときに手を出しても平手打ちかもね(大笑)
 色気のない話になってしまった。



1月27日(土)

 また雪だ。週末ごとに雪というのも悲しいが、先週と違って今週は特に外出の予定もないので閉じこもる。だいたい起きたのが、昼の2時だったし。(誰か電話してくれたみたいだけど誰?S君かなあ・・・メールが来ていたし)

 雪の予報は知っていたので、今日の予定はちゃんとたててあったのだ。
 「正20面体のヌイグルミを完成させる」
 あと、もうちょっとというところでまた放置されていたので「雪の日にお部屋でチクチクお裁縫」というのは、実に正しい過ごし方であるのだが、NHKの「みんなの歌 40周年記念」を観ながらやっと縫い上げて、ひっくり返して綿を詰めてみたら・・・・

 すでに指摘されていたのだが・・・・毬になった。蹴鞠にはよさそうなかわいらしいフリースの毬。大きさはハンドボールくらいなので、お部屋で急にドッジボールがやりたくなったときにはいいだろう。部屋の片隅にはすでに先輩(前世紀に制作)の「四次元立方体の三次元展開のヌイグルミ」が転がっているが、これに関してはいちいち説明しないとフツウの人にはなんだかよくわからないのは覚悟していたが、今回の作品を観たら「あ、かわいいボール!」と言われるのだろうな。「正20面体なんだけど・・・」と解説するのも面倒だ。

 しかし、こうやってだんだんと裁縫の腕も上がってきたので、いよいよアンモナイト・クッションの制作にとりかかりたいものである。夏になったらフリース生地に触わる気がなくなると予想される。

 なんだか今日は時々部屋の電気が一瞬暗くなるので「雪で送電線がおかしくなっているのだろうか?」と不安になる。停電は怖いぞ。

 ・・・・と書いていたら、電話。ななななんとTR君だ!私のフリッパーズのCD3枚を借りたまま2年間音信不通だった謎の友人(というか知合いというか)TR君である。
 まさか雪道をこれから返しに来るとか(徒歩40分くらいのところに住んでいるはず)なのか?と、構えたら、そういうわけでもなく、でもやはりCDのことだった。「ずっと借りっぱなしなんで気になって・・・・」
 彼とは友達というよりも知合いという程度で、昔よく遊んでいたときに交流のあった集団の一員が彼だったのだが、彼はその集団から離脱していき、その後会うこともなかったのだが、ときどきこうして連絡をよこすのだが、その行為については私もいろいろと勝手に想像していたのだけれども、今日は本人の口から、
 「まあ、返したいんだけど、返してしまうとミヤノさんとなんの繋がりもなくなるわけだし、こうして思い出して、悪いな〜と思って電話する口実もなくなっちゃうじゃないですか」
 と語っていた。それに気が付いたということは少し大人になったみたいだ。(多分、今は24歳くらいなのかな?)
 過去の人間関係を今更復活させる気もないが、それを全て断ち切ってしまうのも寂しい。その想いが、たまたまあまり関係なかった私に向けられているようなのである。
 あいかわらず、変なことばかり言っていて、「そっちは元気なの?」と聞いたら、「左足でピースができるくらい余裕っすよ!」ってなんじゃいったい?

 他にも変なこと言ってた。
 「ミヤノさん、いまでも象が好きなんですか?最近、ときどき象を見に行くんですよ。動物園とかに。思うんですけど、日本人ってすぐ、海だ、山だと出掛けるけど、同じような大きなものとして象も加えてもいいと思うんです」

 CDの返却は具体的にどうしようかという話になったら、
 「じゃあ、郵便番号教えてくださいよ!」「郵便番号じゃ届かないよ」「神社の隣って書いてもダメですかね」「ダメでしょ」

 それじゃあ、下北あたりで合流して酒でも飲もうかと持ち掛けたら、
 「それよりも闇鍋やりましょうよ!潮干狩りでもいいし、基地作りっていうのもどうですか?」
 「は?」
 「そういうのいいじゃないですか!なんか非日常ってかんじで!」

 たしかに非日常だが、どういう思考回路でいきなり「潮干狩り」なんだろうか?そのあと、「闇鍋」について1時間くらい語りあった。(闇鍋はどういう作法で行うべきか、どういう物を入れるべきか。TR君はどうしても「MONO」消しゴムと革靴を入れたいらしいので「消しゴムは却下。革靴は松坂牛にしてくれ」などと諭した)

 なにかもっとロマンチックなシチュエーションでCD返却しようということになったら(向こうがフツウに返却するのを渋るため)
 「じゃあわかった。ミヤノさんが三茶のキャロットタワーで白いハンカチを落とすんですよ。そんで僕がそれを拾って、『あなたの落としたのはこのハンカチですか?それともこのCD3枚ですか?』と声をかける!」

 どうにもこうにも話しがトンチンカンなのだが、向こうもそれには気が付いたらしく、
 「でも話していると、なんか溝が深まってませんか?うちら」
 「あの〜お言葉ですが、君とはもともと溝が狭かったというか近しい関係になったことがないので、溝が深くて広いのは元々です」
 「ああ、そうっすね。そうですよね」

 TR君は、変な若者である。「類は友を呼ぶ」というべきか。さて次回連絡があるのは何年後かな〜(今回のブランクは2年でした。全回会ったときには「じゃあ3年後!」と言っていたので、思ったよりも短かった。ちなみにご本人は「じゃあ、CD返すための待ち合わせは30年後とか来世ですかね?」と言っていた)

 ところで、彼は電話する前に「さて、このCDどうしよう。ミヤノさんに借りていたんだよな。ところでミヤノさんってどういう顔だったけ?え〜と、そうだ!もたいまさこに似てたぞ!」と思い出したそうです。本人は鈴木京香似だと密かに思い込んでいるので、そういう率直なご意見は厳粛に却下させていただきます。

 と、書いていたら、今度はきょうみさんから電話。また諸々、2時間超話してしまった。

 雪の日は長電話だね。



1月26日(金)

 今日もパラパラ。すっかり常連になってしまった(笑)
 水木金と連ちゃんスポーツクラブ三昧。今週はなにげに体育会系だ。

 「なにげに」で思い出したが、ちょっと前にワイドショーで「宇多田ヒカル、NYで秘密のデート」とかいうのをやっていて、ツアーに同行していたDJだかとデートしているのをすっぱ抜かれたようであるが、その記事の中で「でも、宇多田ヒカルは以前にも男と交際していたのがすでに報道されているので、別段めずらしいことでもない」という意味の文章が載っていたらしい。
 それに対応してヒッキーは自分のHPで「私ってなにげに魔性の女?」ということを書いていたと、テレビでやっていた。
 まあそれがどうしたという話だが、興味深かったのは、スタジオにいたキャスターも芸能レポーターもその「なにげに魔性の女」という意味がよくわかっていなかったのである。

 「これってどういうニュアンスなんでしょうねえ?」
 「まあ、彼女はヒッキー語みたいな、独特の言葉遣いをしますから、そういうもんなんでしょうけど・・・多分、『なんとなく』とかそういうかんじなんでしょう」

 とか話されていた。雰囲気では「ヒカル嬢は自身の魔性の女説を肯定している」と捉えられていたみたいだった。
 「なにげに」という言葉はかなり市民権を得た言葉だと思っていたし、自分でも会話では無意識に使用しているのだが、それを年配の方々がよくわかっていないということにそのとき初めて気が付いた。
 「なにげに魔性の女?」というのを正しい日本語で表現するとどうなるのだろうか?
 報道を見てヒッキーは「なになに?あたしが男をとっかえひっかえだっていいたいの?つまり魔性の女つうわけ?あ〜あ」と思った気持を短く表したのだと思う。私を始め「なにげに」が日本語として定着してしまった世代にはそのニュアンスがわかる。

 「なにげに体育会系」という私の言葉は「なんだか自分でもよくわからないがなんとなく体育会系になっております」という意味である。
 「なにげに魔性の女」も「なんだか私のしらないうちに魔性の女ということになっているようだ」という意味であろう。
 時間軸「いつからそうなったんだ?」というのと、強弱「どの程度そうなんだ?」というと「自分の意志に反してというか別に目指しているわけではないんですが〜」というのを同時に表現できる便利な言葉だ。

 「なにげに」っていつごろから普及したのだろうか?
 ところで、「なにげに」はほぼ習得しているつもりであるが、私が未だに使用方法に迷っている言葉は「いなたい」である。これも、ここ数年の間によく聞くようになった。ちなみに私の所有している辞書には載っていないので「なにげに」のような「新語」だと思っているのだが、どうなんだろう?

 「いなたい」って多分、音楽関係の言葉なんだと思う。いわゆる「スタジオ用語」というのかな?
 そう思う根拠は、その言葉はたいてい音楽を説明及び評価するときに使われているようだからである。
 ちなみに私の知る限り、あまり使用されていない。使用されたのはスクエア・プッシャーの1stアルバムを友人に聴かせたら、「なにこれ?いいじゃん!いなたいかんじ!」とえらく気に入ってくれた。もう一つはカリ・レケブッシュという北欧出身のミニマル・テクノのDJが来たときに、別の友人が「こういうのをいなたいっていうんだろうね」と言ったとき。(この説明は相当マニアックだな)
 前者は肯定的で後者はやや否定的な評価であった。両者とも、私が「いなたいってどういう意味?」と質問してもこれと言った回答をしてくれなかったので、それぞれどういう意味で使用しているのかよくわからなかったので、推測の域を出ないが、前者に関しては打ち込みの音楽であるが、ジャズのまったりした感じを上手く表現した「ダサ・カッコイイ」という意味で使用しているようで、後者は「ちょっとゆるくて、なんとなく垢抜けないかんじ」という意味のようだった。後者の頭の中には「いなたい≒田舎っぽい」という式が出来上がっているようだと思った。前者は「いなせ」とか「粋」と近いかんじ。

 録音スタジオなどで、「○○ちゃ〜ん、もっとイナタい感じで弾いてよ〜」などと言ってそうだと私は思ったのだが、そういう言葉ではないのだろうか?イマイチ肯定的なのか否定的なのかよ〜わからん。多分、肯定的な使用のほうが一般的なのだと思われるが、世間一般ではどのように使われているのかイマイチわからないので未だに定義できない「なにげに」謎の言葉である。
 
 「まったり」というのも音楽関係ではよく使われる。最初は「美味んぼ」などで料理を表現する言葉だったが、私の出入りする「夜遊び業界」では「あまり客を踊らせない」という意味でも使用される。
 
 「な〜んか今日はまったりしてるね〜」
 「ちょっと飛ばしすぎだから、ちょっとまったりしましょうよ」
 などが使用例。その後「まったりした曲」などに使用方法が広がった。これはわりとわかりやすいので自分でもよく使用した。クラブに行ってもロビーで座り込んで喋りにはまっている友達などに、
 「な〜に、まったりしてんの?」「だめだよ、まったりしてちゃあ」など。

 日本語の「新語」って栄枯盛衰が激しいのでついていくのが大変だ。前にスピリッツで連載しているホイチョイ・プロの「気まぐれコンセプト」で、「いかなる精鋭の暗号解読部隊を他国が持っていようが、もし日本の首相がコギャル言葉で機密事項の電話連絡などで使用したら意味がわからないに違いない」という意味の漫画を書いていてバカウケした。
 「だから〜北朝鮮がチョブチョバで〜マジムカ〜。そういえば〜アメリカは最近まったりしてるよね〜。ベトナムここんとこいなたくない?」(この例はちょい古いが・・・)
 などと会話されたら、たとえ電話を盗聴しても、いったいどういうニュアンスで言っているのかよくわからないだろう。でも過去の事例でも「美味しいところ」とか「ひんしゅく〜」とかは主にテレビの人気番組から出て来ているようなので、まめに観ていればついていけるのだが、最近はネットからそいういう「新語」が出てくることもあるみたいなので、私のようなオバさんがついていくのはなかなか茨の道である。

 そういえば、私の周囲でのみ通用する言葉もあったな。「豪華バンバン」とか「デッチあがる」とか・・・・数十人の狭いコミュニティで使用されていた。「パクった」「するり」なども外部とは違う用法で使われていて仲間意識の確認に使われてました。現在、生き残っていない。「アウト・オブ・ガンチュウ(眼中)」などはどのくらい広域で使用されていたのだろうか?懐かしいな〜。友達がNYのゲイクラブにうっかり行ってしまい、彼女が小柄だったせいもあって、「みんなレザーでキメたモノホンで、私なんて目に入ってなかったようだ」と語っていて「まさにアウト・オブ・眼中 !」とか言ったもんだ。



1月25日(木)

 今日はプールに行った。アクアビクスでまたバシャバシャ水を蹴りすっきり。友達でもアクアビクスにはまっている人がいて「コンチクショーとか声を出しながらやるとすっきりする」と言っていたが、私は無言でやってます。

 昨晩は「キアヌ問題」でムカムカしていたのだが、そういうときにこういうのがあるのを知り、「キアヌはもういい!これからはこっちだ!」と、勢いづいて応募してしまいました。我ながらよくわからない理由ですが、おかげ様で、私が「稲本ギャル」の記念すべき第一号になったようです。拍手。
 しかし「一番」つうのはいいですね。過去に何で一番になったことあるかなあと考えたが思い出せない。
 中学校までは成績が良かったのですが、「学年2位」が最高位でした。郊外の公立中学で最高2番っていうのはたいしたもんにはならないなとそのときにかなり達観していたのですが、その通りに全然たいしたもんじゃない大人になりました。
 100メートル走でも校内2位、市内4位でした。高校生になって体重が増えてから格段に遅くなってしまいましたが。昔はリレーの選手だったのにい。

 2番といえば、私の母は水泳が得意で今でもスイミングスクールには嬉々として通ってますが、小学生のころ母の母(つまり私にとって祖母)は「この子は将来、オリンピック選手になれるかもしれない。ちゃんとした水泳教室に通わせたほうがいいのだろうか?」とフツウの親バカらしく苦悩したようですが、その母が区(東京都港区)の大会に出場したときの成績がやはり2番だったそうです。祖母は「港区で2番ということは、東京23区では46番。それが全国だったら・・・・」と荒っぽく計算して娘をオリンピック選手にする夢は断念したそうです。

 それにしても「一番」だったことって思い出せないなあ。
 この間、女友達で集合していたときに「筋力」の話題になり、ためしに腕立てふせをしてみたら私が一番でした。他の子は全く運動してないので当然の結果でしょう。
 クラブで「今日はミヤノちゃんが一番踊ってたね」と言われたこともありますが、それって自慢になるのだろうか?
 長野の別荘からの帰り道の渋滞する車中で「人名しりとり」をして見事優勝したことがありますが、それは単に「ルパート・エヴェッレット」とか「ルパート・クレイブス」とかの「ル」ではじまる英国美青年の名前をしっかり覚えていたことが勝因でした。「ル」を制するものが「人名しりとり」を制します。(日本人の名前が「る」で終わるものが意外と多いので)

 わりと時間には正確なので待ち合わせ場所に「一番のり」することは多いです。でも、あんまり嬉しくありません。
 あと寝つきが悪いので、修学旅行とか合宿などではいつも一番最後まで起きてたなあ。「みんな寝ちゃった?」とつぶやいてみたらシ〜〜ンとしてて、そのうちイビキとか歯ぎしりの大合唱になり「いったい誰がこんなすごいイビキをかいているのだ?まさかクラスで一番美人の子では・・・」などと悲しい気持になったものです。おかげで他人から「イビキかいてたよ」とか「寝言いってたよ」と指摘されたことがほとんどない。他人の「寝言」ってすごく面白いのですが、皆が寝静まっている中で一人で笑うのって辛いんです。さびしいです。
 でも、睡眠薬を飲んで寝てしまったときには歯ぎしりしてたそうです。それを聞いたときには「私も歯ぎしりとかするんだ!」とちょっと嬉しかったのですが、いつもそうなのか薬のせいなのかよくわかりません。ってなんの話だ。

 これだけだとなんだか自分としては納得がいかないので「私がかつて一番だったもの」をなんとか思い出すか捏造するぞ。
 ちなみに現住所は○丁目28番地○号か・・・・だめだ。
 



1月24日(水)

 先週は食事会のためサボったヒップホップに行った。一週間飛ばすと振り付けが進んでいてついていくのが大変だった。
 帰りにコンビニで雑誌の立ち読み。FRAUの中吊り広告が気になったのだ。「一生を賭けてもいい男の探し方」

 それって、競馬雑誌で「全財産賭けてもいい馬の探し方!」とかいう企画のほうがまだ現実的だと思う。
 「やめとけ」・・・・・終わり。
 「悩める女」特集だったらしく、「私ってなんでこんないフラジャイルなの?」とか「私って冷たい女?」とか表紙に書いてあったが、私は全くフラジャイルじゃないし、冷たいのは気に入っているので(つうより目指しているの!)、該当外らしい。

 でも、羅列している女性の悩みを見ると、友人等にはかなり該当しているので、話のタネに買ってみようかと思ったが、ついでにやはり中吊り広告で気になった「キアヌ・リーブス妊娠中のガールフレンドをエスコート」で、FOCUSを見てしまったら、また血圧があがり(デュラン・デュランのジョン・テイラーのお下がりというのが強烈に気に入らない。まだサイモン・ルボンのお下がりのほうが許せそうな気がするが、そう思う根拠が自分でも不明)それどころではなくなってしまった。

 ムカついたので、帰り道に久しぶりにジロー(ハスキー犬)に遊んでもらおうと思ったが、ヤツはハチ公前で彼氏と待ち合わせしているギャルのように、こっちが話しかけても、目線は向くが、反応無し。
 ハスキー犬ギャル(たぶん、ジローはメスなんだと思う。メスだろうがオスだろうがあまり大勢に影響がないので真剣に確かめるのが面倒なので曖昧なままなのだが)に冷たい仕打ちを受け、とぼとぼと肩を落として家に帰る。

 ジローにすげなくされると、ついついまたヤケ酒をあおってしまうのであった。「どうしてお酒はやめられないの?」が悩みっつうのもなんだな。
 最近ふと、「腹筋をマジで鍛えると、格闘技の人みたいな見事な腹筋割れ状態になるのだろうか?」と思い付き、スポーツクラブに行くとガムシャラに腹筋鍛えたりしているのだが、未だにポヨポヨである。やはりがっちり貯えている脂肪をなんとかしないといけないのだろうか?こういう悩みもイマイチだ。

 やはり世間一般に認められる悩みを模索するためにFRAUを買って勉強したほうがいいのだろうか?でも秋元康の言うことを素直に聞いている人なんてこの世にほんとに存在するのだろうか?
 でも似たような疑問で「いったい誰がB’sのCDを買っているのだろう?買ったという人に会ったことがない。でも日本国民の20人にひとりくらいが所有している計算になるんだよね?」というのを前にテクノ系の友人達と話し合っていたのだが、その後、その研究会のメンバーのひとりが派遣で働いていたときに、女性社員の多くが会議室で昼ご飯を食べていてお喋りしていたところ、話題がB’sの新譜になり、10人ほどいた女性のうち6人くらいがすでに購入していたというショッキングな報告があり、「やっぱり、いるところにはいるんだ!」と当たり前のことだけれども、驚愕してしまったことよ。
 「やだよ、一ヶ月も昼間に物が食べられないなんて・・・飲み物もダメなんだって?」と思っても、地球上では多くのイスラム教徒がラマダンを敢行しているのだ。B’sのCDが何百万枚売れようが、そういうこともあるのだ。だから秋元康のご宣託をありがたく読むひとだっているはすだ。

 う〜ん、でもやっぱり、「一生を賭けてみたけど残念ながら破産してしまったときの対処法」とかのほうが知っておいたほうがいいと思うが・・・
 最近読まないけど、競馬新聞とかには風俗の広告と共に「日雇い重労働者募集広告」もちゃんと掲載されてたぞ。勝った人にも負けた人にも役に立つようになっているのだ。
 女性雑誌もそういう機能を取り入れて、ダイエット特集には「拒食症対応病院リスト」とか、買い物特集には「破産宣告を安価かつ親身にやってくれる法律事務所の広告」などを入れたらどうだろうか?もうやってるのかなあ?(最近、雑誌全般をあまり読まないのでわからない)



1月23日(火)

 また変な夢を見た。最近、変な夢が多いな。
 詳細はよく憶えていないのだが、とにかく雰囲気が「2時間サスペンスドラマ+2流ホラー小説+バトルロワイヤル」÷3で、とにかく残酷に唐突に人が死に、そこには何かからくりがあるのだが、それを暴こうとする自分も死の恐怖に晒されていたようだった。何時だかわからないが、途中で目が覚め、暗闇に邪悪な気配を感じて脅えた。

 こういう時に「独り寝」は辛いわ〜と、一瞬しおらしくそう思ったが、そんな寂しさを上回る妄想癖が暴走していたらしく、「でも、こんな悪夢を見て目が覚めて、隣に寝ている人がホントに血だらけで死んでたりしたら!こえ〜〜〜」と、さらに怖くなってしまった。

 職場で夏前にまた「組織改革」があるらしく、私の「正社員採用」はそのどさくさに紛れて厳かに執り行われることになったらしい。
 その他もろもろ、今後の仕事のことを話していたら派遣社員の話題になり、ここんとこ請求書の紛失が多くて、派遣会社から問い合わせが相次いだので、それを私が一応チェックしますねと話ていたら、それを隣の席のパートさんにやらせたらどうだろうと提案されたので、
 「でも、派遣社員への支払金額を見たら、彼女、やる気なくなるんじゃないでしょうか?」
 と言ったが、その意見はあまり受け入れられなかった。
 「別に派遣は専門職だから関係ないんじゃないかな?」だそうで。

 たしかにプログラマ補助とかWeb制作なんかは「専門」ってかんじするけど、その他の「営業アシスタント」なんかは、そのパートさんと手分けして給湯室の世話してくれてたり、お茶出ししたり、ゴミをまとめてくれていたりと、けっこう仕事内容がかぶっているので、自分が時給1000円(多分それより少ないのではと思う。パートさんの時給を私は知らない)だとして、向こうが2000円だとしたら、もちろん派遣会社が中抜きをしているのがわかっていても「ふ〜〜〜ん」と思ってしまうだろう。
 ついでに気になっていたので言ってしまったのだが、ある部署では、そこの請求書を私に持ってくるのは、私と同じ身分の契約社員でその人が同じ部署にいる契約社員の請求書を持ってくるので、「あ〜あ、同じような仕事しているのに向こうはずいぶん払ってもらっているのねって気が付いちゃうじゃん」と思っていたのだが、それも言ってみたが、上司はあまりピンと来なかったみたいだ。

 そういうもんなのかな?私は支払の仕事をしているので、見ざるを得ないが、やはりあれを見ると「ずいぶん支払ってるなあ。だったら私にももうちょっと払ってくれたっていいじゃん?」とか思ってしまうので、そういう不愉快な思いをする人はなるべく増やさないほうがいいと、派遣の請求書はあまり見せびらかさないほうがいいと思ってそれなりに気をつかっていたのだが・・・・それに同じ職種でも、けっこう時給が違ったりするので、そういうの本人達は知らないほうがいいじゃないですか?もちろん互いに「あなたはいくらもらってるの?」という話になってやいやい言ったりするのは勝手だけれども、社員の給料だと絶対に開示しないのと一緒だと思うんだけどなあ。

 と、自分が些細なことを気にしすぎなのか周囲が鈍感なのかはよくわからない。
 今日やっと、12月分の入金伝票を入力が完了したので「やっと終わりました」と言ったら「そう」とそっけないお返事。これのために今月8時間も残業してるのよ〜。大変だったのよ〜。と声に出して言えない気弱な私。いいんです、残業手当はしっかりいただきますんで。
 おかげで仕事も一段落した。またのんびりマイペースに舞い戻りだ。

 オリコンの小池会長が亡くなったというニュースにびっくり。いつ見ても元気そうだったので、自分よりも先に死ぬ人だとは思ってなかった。面識はないのだが、前に彼と仕事上の関わりがあった知人からけっこうプライベートな話も聞いていて、おもしろいオッサンだと思っていたのであった。
 お亡くなりになったといえば、以前から年寄りらしい気難しさを発揮していたうちのCDラジカセが、まじにヤバくなってきた。もう全てのCDを受け付けてくれない。前は選り好みしていただけだったのに。(ちなみに友人のCDデッキもやはりご老体で、第二次世界大戦の恨みがなぜか英国だけに向けられているようで、「日本とアメリカのは大丈夫なのに、UK盤を拒否する」と嘆いていた)テープも雑音がひどいので、もはや単なる「でかいラジオ」に成り果てている。週末も仕方なくずっとJ-WAVEを聴いていた。なんとかフロー(Mフロー?)というついつい怨みのキャッシュ・フローを連想してしまうユニットの曲(「ねえ、やめないでDJ、夜明けまでかけてDJ」とかいうサビ。そのうち私の行くようなクラブでもギャグ半分、マジ半分でかけるDJが出現すると思われる)がヘヴィープレイされてた。さっきテレビを観てたらCMでも使われていた。



1月22日(月)

 昨日は、「頭悪そうな若者達」を説明するのに一応自分の教養程度も基準として示すのが礼儀だろうと思い、見事に「そういう自分もかなり大したことないが、そんな私に見下されるようではいかんだろう」ということになりましたが、コスタリカもボリビアもアフリカ大陸所属ではありませんでした。
 家に世界地図がないのが前から不便だとは思っていましたので、いい機会だから買ってしまいました。おかげで以前友人が国際電話などかけたことないのに請求書が来て「きいたこともない国だった」というのが「ガイアナ共和国」だったというのを思い出した。(ベネズエラの隣)流行のネット詐欺だったようです。その友人も地図で調べてやっとどこにあるのかわかったそうだ。

 ところで、「トランス系に集う悪がきどもなんて、どうせアフリカなんて知らないでしょう」と書きましたが、その中でもかなりコアな方々はアフリカに興味深々であろうことがEquinoxのサイトにあるパーティー情報のページを見るとわかります。次回の日食をはじめ、アフリカでのパーティーはあいかわらず盛んなようです。よっぱど気合の入った人しか集まらないからでしょうか?

 気合といえば、今もやっているのか知らないけど、昔友人が語っていた「ぜひ一度行ってみたいパーティー」は、アメリカの砂漠地帯で開催されるもので、場所案内が「どこぞの田舎町から、なんたら道路を数十キロだか数百キロだか行ったあたりで、南に一直線(道路ではないところを走る)で約50キロ」とかいう、道で説明するよりも緯度経度で教えてもらわないと絶対にたどりつけないようなところでやるのだそうです。
 もちろん会場に水まわりなんてないので、3日間だかの水分と食料は持参という、「レイブ界のパリダカ」のようなパーティー。ちなみに毎年数人がたどり着けなくて行方不明になるそうですし、日射病で死ぬ人もいそうですが、皆さんチャレンジャーですよね。

 そういうトラベラーな人達って日本では「すごく金持ちか、すごく貧乏かどちらかだ」といわれていますが、まともに働いている人はなかなかそこまで暇と体力がないので、「一年の半年は男は土方、女はお水でせっせと働き、稼いだ金で半年遊ぶ」という人が多いみたいです。インドのゴアに行ったときはそういう人ばかりでした。
 デリーのパハルガンジーの安宿でお話したドイツ人のおねーさんは、もうお金がないので一旦国に帰るが「妹にお金借りようと思ってるの。もし貸してもらえたら、今度はタイに行こうかな」とアッケラカンと語っていて、その妹さんに同情してしまいました。インドにいるドイツ人はなぜかろくなもんじゃないのが多かったです。ゴアでは「ジャーマン・ラバー」という言葉が飛び交っていて文字どおり「ドイツ人のドロボウ」なんですが、「金に困った不良ドイツ人グループが空き巣に入るから注意しろ」と現地のインド人にまで言われてました。まるで、今の日本の「中国人窃盗団」みたいな扱いでした。

 それにしても世界地図を眺めていると旅情を誘われますが、ふと気が付いたのですが、今まで行ったところで一番北なのはベルリンなのだとばかり思っていましたが(モスクワは空港から出なかったので除外)、リバプールのほうが北みたいだな。棲息北限リバプールっていうのもイマイチなんで、次回はやはりコペンハーゲンなどを狙ってみようか・・・・でも赤道も超えてないんだよな。南はインド最南端(コロンボも空港からでなかったので除外)か・・・。あともうちょっとだったのにな。バリ島に行けばいいんだよな。
 今、やっと「銃・病原菌・鉄」を読んでますが、「食料栽培や家畜などは東西に伝播しやすかった」ということですが、個人的にも飛行機が使えるくせにユーラシア大陸をほぼ横に移動しているだけなので(アメリカ大陸はNY一週間だけ。緯度的に許容範囲)南北にはとっとと適応できなかった植物や家畜のキモチがよ〜くわかります。わかってどうするって話ですが、天候が厳しいところにあまり行く気がしない。

 友人で私とは逆に「行ったところで一番南はベルリンかな?」という人もいました。世界地図を広げて制覇したところを塗りつぶしていったら「水と油」のように分離することでしょう。暑いところに行く気がしないらしい。別の友人二人組は一緒にヨーロッパに行ったのに「北か南か」で途中で意見が分かれ、円満に南北分断して最後にローマで集合したそうです。
 
 まあ、どこでもいいのですが、やはり今の時期は暖かいところに行きたいなあ〜。



1月21日(日)

 12時前に雪は雨に変わり、このまま雨が降ってくれれば外出も楽なのにと思っていたのだが、いよいよ外に出ると雨も止んでいた。
 だが、雨があまり降らなかったせいか雪はけっこう積もっているので、轍を上手く選ぶか、脇に積もっている雪をぼこぼこ踏み鳴らしながら歩くかで、どちらにしても歩きにくい。商店街に出ると、歩道の雪は踏み固められていて、さらに歩きにくい。
 駅までの道は緩やかな坂道で、転ばないようにゆっくり歩く。12時ちょっと過ぎくらいには駅に到着したら、上り電車はすでに最終。いやな予感がしたが、表参道で千代田線に乗り換えようとすると、赤坂方面の電車はすでに終了。

 「そうだった!地下鉄は終電早いんだよ!」
 だから12時45分の待ち合わせって他の人はどうやって来るんだ?と不安になりつつも、そこで降りてタクシーを拾う。246はさすがに交通量が多いので道路の雪はほとんど残っていなかった。これならタクシーも大丈夫だろうと思いきや、TBS方面に入るコロンビア通りの坂道が通行止めになっていて、運転手さんは「このくらい大丈夫なんじゃないかあ?」と言っていたが、奥のほうでパトが点滅しているのが見えたので、やむなく迂回して、外苑東通りに迂回。タクシー代2000円。無駄金は嫌いなのに。

 ブリッツまでの階段は一応雪かきがしてあったが、そろそろと上るとその時間なのに入り口付近は混雑していた。さて、電話して待ち合わせ人を探さなくちゃと思いきや、「電話がない!」こういうときはほんとに携帯電話を持っていないのを悔やむが、困る時はこういう時だけで、めったにないからね。しかたなく、また駅への階段を降り、なんとか公衆電話を探し、相手の位置と服装を教えてもらい、また階段を上る。よかった雪も雨も降ってなくて。

 階段上にT君がいて、「でも、まだオレだけ。他のやつらは渋谷からタクシー乗ったって連絡があった」というので二人で震えながら待っていたら10分後くらいに、チケットを持っている友人が来た。なんとかチケットを受け取り、中に入る。
 混んでました。ロビーはすでに人でいっぱい。やっとの思いでロッカーにたどり着き、当然空きロッカーなどないので、持参した袋(bk1の大きなビニル袋二つ。見た瞬間「これはクラブの荷物保管用」と決めた。直に置くと飲み物が倒れてきたりして汚れるので大きなビニル袋は必需品。色はこういう黄色とかのほうが暗闇でも目立つので善し。タワレコと色がかぶるが、質感が違うので許す)にコートやセーターを入れてロッカーの上に置き、フロアに入るが、すでに混み混み。

 「こんなに混んでるのは久しぶりだ。まるで昔のクラブ・ヴィーナスを思い出すが、ちっともうれしくないぞ。踊れね〜じゃん」
 とかなり萎えるが、人込みに負けていてはいられない。しばらく場所を探していたが、DJがつまんなくて立っているのが辛くなり、「今のうちにトイレに行っておくか」とトイレまでまた人込みを縫っていくが、凄い行列であきらめた。

 ジュノのライブは3時からだというので、それまで二階のロビーで休んでいた。
 2時半ごろにまたトイレに行ってみたら、列もなくなっていて、準備万端。フロアに場所を探しに行く。後ろの方にやや隙間があったので、そこに陣取って、ライブを待つ。

 ほぼ3時丁度にライブが始まったのだが、いきなりステージに現れたのは、民族衣装(かなり土人ってかんじ)のアフリカ人によるアフリカン・ドラム・チーム、ドラムが一斉にドカドカと鳴り、場内騒然。スゲー!なにこれ?カッチョイー!!やべーよ!(周囲の声を拾ってみました)
 いやあ、たしかにこういうトランス系のパーティーではアフリカン・ドラムとかディジリードゥーとかの民族楽器のライブをやったりしますけど、ここまで凄いのは初めてでした。とにかくその迫力とリズムの素晴らしさに、1000人以上詰め込まれた、多分アフリカの国名を3つ以上言えないような若者たち(あれ?そういう自分は何個あげられるかな?エジプト。南アフリカ。モロッコ。アルジェリア。ナイジェリア。ウガンダ。ケニア。ジンバブエ。コスタリカ。ガーナ。ええ〜と・・・チェニジア。ボリビア。赤道ギニアはアフリカ?マりっていうのもあったような。ナミビアっているのもあったような。コートジボワールは国名ではないか・・・・)にも、かなりダイレクトに「アフリカすげえ!」と思い知らしめたことでしょう。脳みそではなく脊髄へ一撃っていうかんじで。

 いや、あれはもう、「そうですね。人類の起源はアフリカなのですね。私たちはこの鼓動から生まれ、そして地球上に広がっていったのです。このリズムこそ母なる鼓動。そこから生まれる波動こそが世界を動かしているのです」とかなんとか、うっかり語りたくなるほどだった。
 と、理屈をこねている場合ではない。感激のあまり、ぼーっとつっ立ってると、周囲の若者たちにゴンゴンぶち当たられ、振り回す腕で顔を殴られ、「おめえ、胸触わってんだけど、気が付けよ!」な状態でしたので、負けちゃあかんとこっちも周りをボコボコ殴りながら踊ってました。(こういうところで凶暴性を小出しにしているので普段は温和なのである)

 そんなわけで、確かにジュノ・リアクターのライブは凄かったけど、ジュノ・フューチャリング・アフリカンドラムというよりは、アフリカン・ドラムのサポートがジュノといった風情で、マニュピレーター氏もギター氏(個人の名前なんて知らないよあたしゃ)も、「このドラムと一緒にやれてオレたち最高にしあわせ」という感じで控えめに電子音を流しておりました。よくわかってますね、彼らは。さすが世界有数のトランス系テクノユニット。

 チケット代6500円で、「なんだよ高いよ、それでこんなにギュウギュウに人いれちゃって、イクイノも金もうけに走ってるな!」という真っ当な怒りもどこへやら「これだけのドラム・ミュージシャン(5人はいた)を引き連れてくるセットだからギャラが高くても仕方ないか。やはり打ち込みより生の迫力だ」と納得。
 行く前に、アエラさんに電話したら「ジュノは何度も観てるから、もういいんだけど、大阪公演がかなりよかったという情報が入ったのでそんなにいいのなら行ってみるかなと思って」と言っておりましたが、大阪で観た人が「これは絶対に観ておいたほうがいい」とMLなどで流したのでしょう。たしかにその通りでした。

 つうわけで「アフリカ万歳!」・・・と両手を上に掲げてヒューヒュー!!!

 4時半くらいにライブも終了し、人も外に出始めて、フロアも少し隙間が出たが、もう踊る元気なし。汗だくでヘトヘト。さて、そのアエラさんを探そうとうろちょろするが見つからないので、とりあえず荷物を持ってロビーに戻ると、ミカちゃんに会い、「いや〜混んでて大変。でもライブは最高だった」などと立ち話していたら、アエラさんが通り掛かり、「やあっと会えましたね」

 私は遅くに来たのでもらえなかったが、どうやらフジテレビがジュノのライブを公開録画で収録するみたいで1月27日にフジテレビのスタジオの観客を募集していて、そこで名前を書けばOKでもちろん無料。アエラさんはさっそく今回来れなかったかみちゃんの名前も書いてあげたようだ。でもフジテレビがこんなの本放送で流すのか?ハイビジョン枠?(前にNHKがケン・イシイの公開録画やって、そのときも友達は大挙して押しかけて、平日の夕方だったので私は行けなかったのだが、あとで放送を観たら友達がかなり写っていて面白かった。シルエットでわかるんだよね。踊り方とか髪型で)

 友達にも会えたので、5時には会場を後にした。階段はうっすらと氷が張っていて、手すりにつかまりながらそろそろと降りる。三茶に付くと、昨晩はシャーベット状だった歩道の雪もほどよい冷え込みでサクサクと固まっていて、自分の足が鳴らす「サックサク」というリズムに合わせなぜか「トップ・オブ・ザ・ワールド」をハミングしながら調子よく歩く。よかった「雪の降る街を〜♪」じゃなくて(笑)

 朝のニュースを観ていたらフィリピンの新政権が始動したみたいだけど、いまさら気が付くのも遅いが、新大統領って可愛らしい女性なんですね。何歳なんだろう。すごく若く見えるが・・・小柄なせいもあって。いいなあ、日本も美人が首相になんないかなあ。サミットなどで各国首脳が並ぶと、いつも体格が貧弱なのが気になり、森君はガタイはいいのだが、ルックスいまいちなんで、こうなったら加納姉妹の妹クラスを首相にして見栄えだけでもなんとかしてほしい。あれくらいの美女だったらサミット恒例の立ち位置に微妙かつ壮大な駆け引きがあるらしい写真撮影でも当然中央はキープでしょう。大丈夫、フランス人が美女を中央に案内してくれます。

 などとくだらないことを考えつつ眠りについたと思ったら電話。熟睡していたので反射的にとったら、かみちゃんだった。
 「今、成田に着いたところ〜。どうだった?」
 「いやあ、すご〜〜〜〜くよかったよ」
 「ほんと〜?残念だあ」
 「でも、来週ジュノの公開収録があるみたい。アエラさんがかみちゃんの分もキープしてたよ」
 
 いいんだけど、電話のあと時計を見たら9時だった。(苦笑)
 また寝て、なんとか起きたのが午後1時。がんばって洗濯をする。ベランダに出ると、隣の家の屋根に積もった雪に日光が反射して「これじゃ雪焼けしちゃうよ」とUVカットクリームを顔に塗って、ひたすらお洗濯。早く春が来てくれないと週末にしか洗濯できないので春を待ち望む。

 肉体疲労時の特効薬「近所の銭湯に行って、熱い風呂と水風呂に交互に10回くらい入る」を久しぶりに行う。最近はスポーツクラブばかりに行っているので、銭湯にあまり行かなくなった。一時期、サウナ・ジャンキーになっていたのだが・・・
 銭湯に行くときにもbk1袋は役に立ちました。いいぞ、この袋、丁度いいぞ私には。こういう袋って友達に物をあげるときとか貸すときに使ってしまうのでけっこう残ってないし、ハードに使用するとボロボロになっちゃうから数があったほうがいいのだ。最近は服屋は紙袋が主流なのでビニル袋の在庫が不足していたのだと、なぜか今更、袋に目覚めた今日なのであった。(こういうのは「この袋は続けてください」とメールでもすべきなんだろうか?気がむいたらやります)



1月20日(土)

 昨日は日記を書きながら猛烈に眠くなってしまい、アップできず。

 変な夢を見た。友人がなぜか料理人になっていて、「珍しいものを食べさせてあげる」というのでそのレストランに行ってみると、でてきたのは「コウモリの姿煮」だった。フレンチ風。クリームソースがかかっていたが、羽はしっかり形が残ってた。食べたが、まあまあ柔らかくておいしかった。友人は「こんな食材もあるんだよ」と生きている白蛇を見せてくれたが「それはカンベンしてくれ」と言った。

 今朝は電話で目が覚めたが、まだ午前中だったので留守電に応答させたら、またかみちゃんだったので慌てて受話器をとる。

 「今、ロンドンなんだけどさ〜」
 また国際電話でわざわざなんの用だろうと思いきや、今夜EQUINOXがあり、ジュノ・リアクターが来るのだが、チケットをとってあるのに行けなくなったので、替わりに行かないかという。赤坂ブリッツらしいので、「じゃあ、行くよ」と言って、かみちゃんのチケットを持っているというなんたら君(寝ぼけていたので名前忘れた)にさっそく電話。
 彼も寝ていたらしく、(朝の10時半)かなりコールしてから出た。「かみちゃんのかわりに私が行きますんで」「12時45分に待ち合わせで、チケットはオレの友達が持ってるからそこで受け渡し」ということで、なんかちょびっと不安だが、とりあえず「夜遊びはしばらくお休み」宣言していたのに「やむにやまれぬ事情」なんで・・・・

 それにしても、イクイノなんて久しぶりだ。トランス系からは意図的に遠ざかっていたので・・・・野外だったらまあ我慢できるのだが、屋内だとけっこう苦しい思いをしたので懲りていたのだ。でも、ジュノのライブはけっこう評判いいので、しょっちゅう来日しているものの一度も見たことないので、一回くらい聴いてみるのもいいかなと思ったもんで。
 チケット代が6000円もするそうなので、銀行に行ってお金を下ろしてこなくてはと夕方、食料調達ついでに外出しようとしたら・・・・・また雪?ひええ、けっこう激しく降り始めた。
 
 手袋やタイツなどを買い、「雪の降る街を〜♪」と歌いながら帰ってきた。こんな天候の中、夜出歩いて大丈夫なんだろうか?明日の明け方まで降るって?明日の明け方帰宅なんれすけろ(涙)もうこうなったらアフター(アワーズ)まで突進か?

 でも、どうやらセンター入試らしくて、受験生は大変だ。あたしの外出はしょせんお遊び。でも寒いのは一緒。
 



1月19日(金)

 金曜の夜はパラパラだ。なんだか、ますます男性が多くなっている。皆なにを求めているのだろうか?
 一人、見かけない男性がいて、年は20代後半かな?冴えない感じの方だったが、そいつが凄かった。けっこう振りはすぐ憶え、バリバリに踊ってた。彼と先週もいたエアロビ常連者達が、必死にやっている姿はビデオにでも撮ってホームパーティで流したら「イージーライダー」よりも盛り上がりそうだ。この面白さを他の人に見せられないのが、ただただ残念だと思う。

 今日の曲は「ゴジラなんとか」というやつで、(いつもと同じで、ここで聴く以外に一生真面目に聴くことはないだろう)サビの「ゴ〜ジラ、ゴジラ」のところで、ゴジラを表現するのだが、それがこぶしを作って手首を曲げて横に「猫にゃ〜ん」なかんじにするというもので、「そ、それはゴジラではなくてETだろ、ET!」と思った。(映画「ET」流行当時、誰にでもできるETとして流布したポーズだ)

 帰りにTSUTAYAに寄って雑誌を見ていたら、CUTの表紙がなんと窪塚洋介くん!美しい!
 でも中身を見たら他は大した写真も載ってなくて、表紙が一番よかったが(ありがち)、しかたない、表紙に金を払おうと、久々にCUTを購入してしまった。窪塚くんは久々に「ピンナップ心」が動く逸材なのであった。部屋に貼ろうっと。トヨエツがルナ・マティーノ着てる写真のとなりがいいかな。

 火曜日のNHKの11時くらいから窪塚君が出ているドラマをやっていて、父親役らしいのが加藤雅也(実は昔からかなり好き。紀香はお目が高いといきなり評価上がった)だし、けっこう楽しみにしているのだが、ちゃんと観ていないのでイマイチ話の筋がわからない。今週はAが泊りに来ていたので、Aが愚痴をこぼす中、横目でちらちら観ていたのだが。
 「GTO」で発見して以来(「金田一少年」は観ていなかった)、彼の出演するドラマはなるべくチェックしているのだ。

 最近、「単に顔が好き」な俳優があまりいなかったので貴重なのである。田辺誠一くんがメンズノンノの専属だったころは買い捲っていたが、役者になったらあまりの大根ぶりに悲しくなった。野村証券のCMでもセリフ棒読みかげんが泣ける。逆に竹ノ内豊はモデル時代はあまり注目していなかったが、役者になったらけっこう好きになった。声がいいのですね、彼は。

 こういう「いい男話」をまくしたてると、いつも男友達に叱られるのだが(「あんたそんなこと言ってる場合じゃないでしょ」とか)、そういう時には思いっきり反論するのだが、別に「窪塚君とお付き合いした〜い」と言っているわけではないのである。ああいうのは美術品と一緒なの!パリに行ったら、オルセー美術館に行って「オランピア」にうっとりするのと同じなんです。あの絵を部屋に飾る気はないが、小銭(入場料)で見せていただけるのなら、観に行きますって。そりゃあ、オルセー美術館が「オランピアはミヤノさんに差し上げます」というのなら喜んでいただきますけどね。だから窪塚君が普段はどんな人かどうかはどうでもよくて、テレビや雑誌などで「こ、これは!」と私に感動を与えるショットだけを収集しているだけなんです。でも、彼がどうしてもうちに来たいというのならお断りはしませんけどね。(でも「オランピア」と同様、置く場所がないな)
 
 「美少年趣味」はそういうものなのです。滝沢くんも大好きだが、タッキーけっこうムラがあるので、いいときは「この世のものとも思えないほどキレイ」だけど、どうでもいいときはどうでもいいし、どうでもいいときのほうが多い。そういうときはテレビ消しちゃいます。

 ええと、また脱線いたしましたが、CUTなわけで窪塚君のインタビュー記事も載っているようですが、そんなもんどうでもいいのです、人となりが知りたいわけでもないので「もっと写真載せろよ」とぼやいているのであります。
 「いい男」といえば、KDDIの広告は凄いことになってますね。浅野君と永瀬君では飽きたらず、豊川君まで出動していて「契約料は総額いくらなんだろう」と元業界の経理のおねーさんとしてはソロバン弾きたくなります。

 だめだ、脱線が止まらない。CUTに載ってた山形先生のコラムは「占星術」がテーマなようですが、なんかイマイチ、ピンと来なかったなあ。
 関係ないが、SMAPが「Let It Be」で、一番最後に「占い〜なんて〜怠け者の運命!」と歌ったのを最初に聴いたときの衝撃つうか「すいません、すいません、そのと〜りでございます」と恐縮し、その後もカラオケでその歌詞を自ら歌うと脳みその中をピューと風が吹きぬけるのであるが、そういう「痛み」はないな。
 
 そういや、ますます関係ないが、欧米人は自分の血液型を知らなかったりするが、星座はちゃんと知っているようで、前にもイギリス人を3人掛かりでアテンドしたときは、3人とも英語がアンポンタンなので話題に困ったが、なぜか星座の話になった。でも英語で「乙女座」ってなんて言うんだったけ?virginみたいな単語だったと思い、「えっとえっと、バージン・・・・」と言ったら、笑いながら「アーユーア バージン?」というベタなツッコミを受けたが(「あら?試してみたい?」ときり返したかったが、そういうとっさの英語力皆無で悔しい)、さそり座はスコーピオンで通じて、うお座はフィッシュで通じたのだが、イギリス人の彼の星座は?と聴いたら「サジタリウス」って何だ?と3人で顔を見合わせたら、彼はおもむろに弓を引くジェスチャーをしたので、「あ!射手座だ!」とわかり、楽しいジェスチャータイムになった。(天秤座とか、水瓶座とか・・・12星座をジェスチャーで表現してあてっこするとかなり時間が潰れました)



1月18日(木)

 昨日は大量の中華料理を大量のショウコウ酒で流し込み、満腹のあまりに忘れていたが、朝の私は怒っていた。(証人:その場に居合わせたA)
 朝のワイドショーで「出会い系サイトで知合った高校生に刺された主婦」のニュースをやっていて、ワイドショーとしてもその事件をどういう角度で取り上げていいのか曖昧だった。「出会い系チャット」が云々なのか、刺した高校生が「18歳の心の闇」なのか、どうしていいのかわからずといったかんじであった。そんなことは私にとってもどうでもいいのだが、コメンテーターが「二人が実際に会ったのは2度目なんですよね。いくらネットで意気投合したと言っても、最初に会ったときに、この高校生は相手の女性がかなり年配なのは気にならなかったのでしょうか?」と発言。(多分、テレビ朝日?フジテレビ?忘れた)

 刺された主婦は32歳であった。私より二つ年下である。
 「なぬう!年配?今、あんた年配っていったね!あんたみたいなオヤジ(50歳くらい?)に年配って言われたくないぞ!」
 と、テレビに向かって叫んだ。

 そりゃあ、その18歳の少年が真剣に交際できる年齢の女性ではないのは確かだが、でも会ってみて「う〜ん、まあいろいろ教えてもらえるかも。」くらいは考えられるくらいの年齢ざんしょ?実際に刺した少年のほうがぞっこんで、やや怖じ気づいて退き気味になってしまった主婦を刺してしまったようなので、「年配」が少年にとって問題ではなくて主婦のほうの問題であったことは想像に難くない。

 と、朝から血圧上がったが、今朝は「石坂浩二再婚」で、石坂氏60歳、相手の女性37歳なのに、誰も「この女性は、石坂浩二が年配なのは気にならなかったんでしょうかねえ?」と言ってくれなかった。もし、誰かがそう発言しても、それは私には関係ない(私は現在60歳の男性ではないため)ので怒らなかったと思うが・・・・

 寒さが緩む気配もないので、セーターが必要になり、ユニクロに寄った。すでにウールのセーターはバーゲン価格になっており、1200円のアンゴラのカーディガンを2着にタートルネック1900円に、普段用のナイロンのコート(防水加工だ、今年も野外パーティーに行けるぞ!)3900円にインナー500円2着と調子に乗ってネルシャツ1200円まで購入。締めて11、285円。一番でかい紙袋がパンパンになってもこのお値段。狩猟本能はかなり満たされた。

 買い物をあまりしないため、たまに大量に買い込むと「ナチュラル・ハイ」になる。古代の人がコーヒーやタバコでトリップできたのと同じ仕組みで、耐性がないのですぐにラリってしまうのだ。
 そして、ぶっ飛んでしまってどこに着地したかというと「コージーコーナー」だった。なぜか甘いものが大量に食べたくなり、ウィンドーをじっと眺めたが、買い物金額が安かったため、ある程度理性が働いていたようで「ホールケーキはやめておこう」と判断して、サバランとティラミスを一個ずつ買った。今日の夕飯はそれで終了。

●サバランの想い出

 私の通っていた中学校は徒歩25分くらいのところにあり、やや遠かった。中学校の側に小さなケーキ屋があり、別にたいして人気のある店でもなかったが、親子面談などで母と一緒に帰宅するときは、いつのまにやらそのケーキ屋に寄ってケーキを買うのが習慣になっていた。サバランがなぜ選ばれていたのかよく憶えていないが、多分母が好きだったので、最初は他のものも買っていたのかもしれないが、バラバラに買うと兄弟喧嘩にもなるし、いつのまにかサバランだけになっていた。
 私の家は、別に計画したわけではないようだが、見事に3年おきに子供が産まれているので、兄弟3人がその中学に通うのに9年間かかっている。だから私が卒業した後も「親子面談や父兄会のあとはサバラン」というのが6年間続いた。なのでミヤノ家にとってサバランは想い出深いケーキなのである。
 
 そして、私は親子面談でもいつも先生に誉め殺しにあっていたような優等生だったし、進路相談でも「もう1ランク上げても大丈夫ですよ」といわれちゃうくらい成績もよかったので、親が学校に来てもなんの問題もなかったので「お母さんが学校に来る=サバラン」だった。
 弟や妹が、親子面談をどうとらえていたのかは知らないが、姉は母が中学校に行く日をとても楽しみにしていたのであった。

 書いていて気が付いたのだが、私の中学校での成績及びに素行がすさまじくよかったので、先生と会った母親がとてもご機嫌になったので、ケーキを買ってくれたのではなかろうか!?
 ・・・・まあ、それも要素の一つではあるけど、一番の理由は母が「ケーキ大好き」だからに決まってますよね(笑)

●「彼はいい人です」の謎

 暇だからついでに書いちゃえ。
 ある友人が飲み会で知合った男性のことを好きになった。隣に座って必死にアピールしたのだが、どうやら彼は彼女の連絡先もメールアドレスも聞いてくれなかったのでがっかり。でも、合コンだったわけでもないので、ここであきらめちゃいかんと、その会に連れていってくれた女友達にその話をすると、友達は彼女の意中の彼Aさんの連絡先は知らなかったが、その場にもいたBさんのメールアドレスを教えてくれた。
 AさんとBさんは、スポーツ仲間なのである。友人はイケイケになっていたので、さっそくBさんにメールして「実は、Aさんのことがちょっといいなと思ったんで・・・・」と失礼なくらいストレートな文章を送った。

 返事がなかなか来なかったので「ひょっとしたら、突然仲人役をお願いしてしまったのでBさんは不機嫌になってしまったか?」と心配したが、「風邪ひいてて調子悪いです。Aさんのことは後ほどちゃんと書きます」というメールが来たので「ちゃんと、っていうのは、Aさんには彼女がいるからあきらめろ、とかいうことかしら?」とブルーになったが、しばらくしてメールがまた来たのでドキドキしながら読むと、なにやら自分とAさんがどういう友達だかの説明に加えて最後に「Aさんはとてもいい人です」

 そして、その後、あいかわらずAさんの連絡先は不明らしい。
 詳しいメールのやり取りを読んでいるわけではないので、多分友人が暗に「Aさんを紹介して!」と書いた意味がBさんに伝わっていないとも思われるが、でも「Aさんはいい人です」と書いているので、友人がAさんのことを好きらしいということは理解しているようだが、それにしても、好きだからこそそういうメールを勇気を出して書いているのに、「いい人です」と言われても、それはわかっているので不要なんですが・・・・

 「あの人は悪い人です」っていう情報ならいいけど、わざわざ「いい人です」と教えてくれるのってなんなんだろう?
 その話を聞いていて、私もふと思い当たることがある。数人から「あの人はいい人でしたよ」というメールもらったことあるわ。(送った方を非難するつもりはありません。念のため)
 
 例えば、上に書いた「年配」発言したコメンテーターと知合いの方がいて「でも、あの人いい人だから、そんなつもりはなかったんですよ」という弁解なら、別にいいのだが、「好きな人」が「いい人」だと聞いても「そりゃそうだろう」としか返答のしようがない。
 そして、別に女性は「いい人」だから彼が好きなわけでもないのである。というよりも、女性が女性を評価するときに「あの子はいい子だよ」と言ったら、それはたいてい毒を含んでいるので、男性が男性を「いい人」と評価すると「なにか裏がある」と勘ぐりたくなるのである。

 ちなみに私が「あの子はいい子ですよ」と言った場合、それは「テキトウにかわいらしいし、あしらいやすいくらい馬鹿だから、あんたが相手するのには丁度いいでしょ」という毒を含んでいる場合が多いし(心からいい子だと思っている場合もまれにあるが、いい子というのは所詮誉め言葉ではない)男性を評して「あの人はいい人だよね」という場合は「毒にもクスリにもならない」というのと同等なことが多いので、同性が発する「いい人/いい子」には警戒心がどうしても湧いてしまう。

 でも、男性はけっこう気軽に「いい人/いい子」を使うようなので、気の置けない男友達相手だと「なに?いい人ってどういうこと?それじゃわかんない。くわしく説明しろ」と食ってかかったりするが・・・・
 
 とりあえず、BさんはAさんのことを「いい人」と評したようだが、それ以上なにかやってくれるつもりはないようである。それが故意なのか天然だかわかんない。
 くどいようだがAさんが「いい人」だろうが「悪い人」だろうが、こっちは別に構わないのである。やってほしいことは、Aさんのことが好きな女の子の存在を教えてくれて、連絡するようにハッパかけてくれることなのである。AさんとBさんがどういうお友達かどうかなんてどうでもいいのである。AさんとBさんが飲むときは誘ってくれればいいだけである。そうすればBさんは「私とAさんのために尽力してくれたすご〜く『いい人』だから、ミヤノさん、Bさんどう?」ということになると思うので、なんとかしてやってくださいよBさん。



1月17日(水)

 あれ?先月はクリスマスのときじゃなかったか?早いぞ。と、こういう半端にオープンな場で自分の体調を公表していいものかとも思うが、でも早いぞ。
 というわけで、本日体調不良。痛みはそれほどでもないが、集中力がいつもの10分の1くらいになってしまう。ちんたら仕事する。上司がなにか指示していたが、頭の中を素通りしていた。

 今日は定時で切り上げ、浜松町の有名中華料理店でYとオーストラリアから一時帰国しているYの妹とその友人一同と食事。
 妹さんには、こちらが現役高校生だったころ、小学生だった彼女に会って以来だ。一度結婚したらしいが、出戻っていろいろあって、なぜかオージーにいるようだ。5歳違いの結婚運のない姉妹だが、私も6歳下の妹は一度も結婚していないので、「結婚運のなさ」で勝負したらどちらの姉妹に軍配があがるのだろうかと考える。

 料理はさすがに美味しくて、シャオロンポーが特に美味。
 それにしても寒くて、浜松町は海に近いせいかビル風というよりも海風みたいな風が吹いていて、冷え込んでいた。
 でも、三茶に戻ってもやはり寒い。今の時期、誰と会っても「寒いですね〜」と言えばとりあえず会話になるが、それは単なる「天候のあいさつ」ではなく心からそう思っているのである。

 ところで、前も飲んだ「アメリカ土産の鎮痛剤」であるが、青いパッケージのほうが「スリープなんとか」と書いてあったので「眠くならない」のだと思い込んでいたが、今日も仕事中に飲もうと思って、しげしげと眺めていたら(あたしは具合が悪いのよ―というパフォーマンスのつもり)ふと気が付いた。「For Pain with Sleeplessness」って、ひょっとして「眠れないほど痛いときに」って意味?つうことは、やはりこちらの方が眠くなるっていうことか?よく読んでみると「Take tabs at bedtime」と書いてあるし、「Sleep Aid」って「眠くならない」というより「眠れます」だよなあ。ははっははは(笑ってごまかす)どうりで食後に飲んだらダルさ倍増だったわけだ!

 まあ、鎮痛剤の「眠くなる/眠くならない」程度だったらいいが、この程度の英語力が欠落しているというか早合点だと、外国の薬を飲むのに不安があるなあ。よく「プレグナンシー」というのが書いてあるが、それはあまり関係ないし「アルコホール」と書いてあるのは当たり前だし、その程度の単語がわかってりゃいいやと思っていたのだが、よくないみたいだ。

 クスリといえば、MG氏の胃潰瘍の原因が首の痛みで処方されていた鎮痛剤のせいだったらしく、会社でも歯の治療でやはり鎮痛剤だか抗生物質が原因で十二指腸潰瘍になって入院中の人がいて、そういう強い薬がどうやらかなり刺激的であることがよくわかった。あまりクスリは飲まないので、鎮痛剤もいつも用法の半分くらいにしても効くので、そういう体質は維持したほうが身のためらしいが、それはいいとして、用法の英語くらいちゃんと読まないとやっぱだめですね。

 とりあえず、こういう日はひたすら眠いので早く寝ようっと。そして、こういう体調のときはなぜか免疫力が下がるみたいで、過去にインフルエンザにやられたときはいつもこういう時だったので、養生しないといけないのだ。(と、いいつつ、また大量にショーコー酒を飲んでいたりする)



1月16日(火)

 今日も残業だ。だんだん単純伝票入力作業にも慣れてきて、それほど消耗しなくなった。だから心身ともにそれほどダメージはないのだが、目の負担は大きい。
 朝の電車で隣に座っていた20代後半のサラリーマン二人が「100時間をやっちゃうとさ、50時間ってあっという間で、それほどのもんでもなくなるんだよねえ」などと話していた。最初なんのことかわからなかったが、どうやら残業のことらしい。でも100時間っていうのは、彼らはその時間に電車に乗っていたので10−18時が定時として、100時間÷20日で約5時間で・・・・毎日23時までか・・・・やだな、そんなの。奴隷のほうがまだ労働条件いいぞ。

 でも友人A嬢は昨日私が寝たころ電話をかけてきて(多分12時半くらい)、「もしかしたら、今日泊めてもらうかもしれない・・・・」って、その「もしかして」って何?来るんだったらさっさと来ないと、もう寝かけてるんだからと思ったが、結局そのまま私は寝てしまったのだが、どうしたのだろう?タクシー代もらって帰ったか、ホテルでもとってもらったか、朝まで働いてたのだかしらんが、彼女もうかうかしてると100時間超過だな。

 などと思いつつ、今日もスポーツクラブに寄って、1時間くらい軽く汗流して帰ってきたら、留守電にAのメッセージ。
 なにやら大変なことがあったらしく、話がしたいので(つうか一人になりたくて、家に帰りたくない状態だって。チャンス!って思う人がいたら引き取っていただきたいぞ)うちに来るそうだ。
 そんなこと知らなかったので、のんびり帰ってきたのだが、どうやら向こうは8時半から私の帰りを三茶で待っていたらしい。携帯ないんでごめんね〜。

 などと書いているうちにAがやってきて、てっきりクビにでもなったのかと思いきや、「MBAでバリバリの上司にコテンパにやられて泣きそう」という仕事上の愚痴をこぼしていた。
 「いつもそう思っているけど、今日もまたミヤノさんが携帯を持っていないのを怨んだよ!」
 だけど、私にとってはマイペースを保つのには携帯ないほうがいいようだと、再確認したことよ。


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