可燃物な日々

表紙に戻る/過去の日記


7月31日

 眠いし、だるいし、暑いし、月曜日だし。
 社長は「小説 聖書」読んでるし。
 甲子園で優勝した高校に電報打ってるし。
 上司は夏休だし。
 新しい、派遣社員来たし。
 部長は新潟行ってるし。
 宅配便は不在連絡表が入ってて明日配達だし。
 もう月末だし。
 雪印。
 明日も暑いみたいだし。
 今日は鰻も食べたし。
 落ちもなんにもないけど、
 とにかく眠いし、早く寝よう。



7月30日

 土曜日は、エル・トゥーラというかバレット・トゥーラのパスタ・パーティに行きました。
 結局、SくんHくんに加えて、Aちゃんが参加。(大学時代サークル仲間で落ち着いた)Aちゃん、昨年暮れに会ったときには代官山のお店で働いていたので、土曜日は休みじゃないと思っていたのだが、最近また職を変えたようで、元気そうだった。
 
 Hくんの免許取得苦労話とか、Sくんが上司とケンカした話とか、相変わらず残業多いとかで、私にしてみれば残業手当もらえてうらやましくもあるけど、でも月70時間とかはやだなあ。
 Hくんの妹さんも相当残業が多いそうで、最近40万もする時計を買ったらしく、兄Hくんが説教したそうだ。「40万の時計を買うなんて、年収3000万以上の人間のすることだ!」その通りなんですけど、休日出勤までしてストレス溜まると女性はそういう高額なものを買うことでストレス発散しがちなのもわかる。前に友人がそんな理由で「アルマーニ買っちまった」こともあったしなあ。別の友人もあまりの重労働のため、肌荒れがすごくて、稼ぎを「高額化粧品」につぎ込んでしまう悪循環に泣いていたし・・・
 
 などと楽しく旧友とお話していたのだが、私はついついまた飲みすぎてしまい、不覚にも潰れてしまった。
 なのでほとんど食べていません。(涙)もうこれで最後だっちゅうに・・・・
 帰り際にはなんとか意識が戻ったので、シェフに「今後どうされるんですか?」と伺ったら、相変わらずの淡々とした口調で「まあ、いろいろ話はきているのですが、来年くらいにはお知らせできると思います」ということでした。

 スタッフのニーチャンたちとも、もうお会いすることはないかもしれないと思うと寂しいなあ。たしかにチャラチャラした奴等だったけど、あまりそういう人達と触れ合ったことなかったもんで、けっこう面白がってたんですが・・・・
 
 TOKちゃん御一行もいらしていて、TOKちゃんとなんか話したような気もするが、記憶が断片だ。なんかわたし、とんちんかんな受け答えをしたような気がするんですが・・・・忘れてください。ただの酔っ払いだったということで。

 かみちゃん(本人の希望でイニシャル表記解除。なぜCにしていたかというと、本人がよくCammyって署名してたから)からメールが来ていて、どうやら先日の鳥肌の公演のときの映像が「筑紫哲也のニュース23」で使われたらしいのだ。ひえええ、そ、そんな親とか会社の人が観ていそうな番組で・・・娘が怪しい右翼の集会に参加しているとか誤解されそうだ。
 かみちゃんが録画してくれたらしいので被害状況を確認せねば。あたしあのときサングラスしてたかなあ・・・・してなかったかも・・・・だいたい変装してても声でわかっちゃうだろうしなあ・・・・それにしても、詳細はわからないものの、もっとマシな受け答えをした人いなかったんですかい?それともやはり三つ編み6本で焼きソバ持っていたのがいけなかったのだろうか。いやいや、ここはポジティブに受けとめて「ホホホ、あたしが美しかったからね」とか思うことにしよう。
 しかし、こうなるとスポーツクラブの取材の方も心配になってきた。あっちもTBSだし。でもどうやら7時台の番組なんでチェックできないんだよなあ。

 もう7月も終わりなんですね。やっと夢の話を書いた。一応これで終わり。また何か思い出したら付け足すかも。今回の夢にはおまけ付き。だんだん修正の腕が上がってきたので、また写真撮ってもらおっと。実はすでに狙っているものがあるのだ。これです。共演者として不足はない。なんてったって向こうは、うん十億円の絵画のモデルさんだし。(正確にいうと、そのモデルさんを真似て品種改良されたものですが)咲いているうちに遊びに行きたいです。

 二日酔いで頭痛がするが、がんばって図書館に行き、帰りにTSUTAYAに寄ったら、ダレン・エマーソンのMIX CDが出ていて、ジャケットの写真がまるでジョージ・クルーニーのよう(誉めすぎ?)だし、試聴したらけっこう正統派テクノだったので買ってしまった。あと、今更BASEMENT JAXXも・・・・なんか暑いんでああいうラテンばりばりハウスをがつんと聴きたかったので・・・・うーん、やっぱ景気いいかんじで元気が出るなあ。このノリで掃除にせいを出さねば。(しっかし、いっつも掃除のことばかり書いているような気がする。でも、こうやって自分を鼓舞しないとほんとにしないからなあ。)

 かみちゃんから電話があって、ビデオをさっそく送ってくれたとのこと。ありがたやー。またMちゃんちに行ってチェックさせてもらおっと。FUJI ROCKの話も聞きたいし。
 かみちゃん曰く「かっこよかったよ。ちゃんと理論的に話してるかんじで」ということだし、焼きソバは写ってなかったようだし、「いいなあ、ニュースに出るなんて、全国放送だよ!」と言われ、そう考えるとたしかに滅多にないことだし、青春の思い出の1ページにはなるかもしれないと少し気分もちなおしたが、果たしてビデオを観たあともそんな悠長なこと言ってられるだろうか。また「ひー、こんなもんをよくも!!!忘れてくださーい!」と、暴れる可能性大。

 それよりも、私がどうのということよりも、「鳥肌実がニュース23で紹介された」ということのほうが重要なのだよ。すごいじゃん。



7月28日

 はあ、やっと今週のお勤めも終わりだと、1階の社内便ボックスに書類を入れてから帰ろうとしたら、物流の人に「帰るんですか?雨ですよー」と声をかけられたが、彼はいつも私を騙すので(内線を他人の物まねで出たりする。2回やられて2回ともひっかかった)信用できんと思いつつ外に出たのだが、本当に雨だった。疑ってごめんなさいと素直に反省。

 にわか雨を見上げつつ、折り畳み傘を広げていたら、目の前をトンボ(多分シオカラトンボ)がぶんぶん旋回していた。雨で羽が濡れてしまうのがいやで、「どうしよー、どうしよー」と必死で雨宿り先を探しているのだが、慌てすぎてどっちに飛んでいいのか混乱している様子。(と、解釈した)

 その様子がまさに「いとおかしく」て、「ここはやはり一句読まねば風流人とはいえないだろう」と思い、傘を広げながら考えたのだが、そんな普段やらないことを急にやろうとしても無理だった。帰りに電車の中でも考えたのだが、やはりなかなか急には一句ひねりだせない。また2日くらいたったら急に思い付くのかもしれない。最近ほんとに鈍牛モードなんだよなあ。

 得意先に1千万多い金額の請求書を送ってしまった。単価が間違ってた。でも単価は得意先ごとに自動で出てくるので、件数だけしかチェックしてなかった。どうしてそんなことになったのか原因不明。バグか?気が付かなかった私が一番悪いのだが、そのまま支払って下さった得意先も相当豪気である。それも10億円が一千万違ってるんじゃなくて、2千万が3千万ですよー。
 私も反省したが、チェックする上司も、またそれに目を通して最終ハンコ押す部長も「え?気が付かなかった・・・・」とちょっと反省しているようなので、そうそう私のことそんなに信用しちゃだめよ、見た目は「ちょんぼ」なんてしそうに見えないけど、中身はけっこうぼけぼけなんだから!と、心の中で警告を送る。

 そういや、心に残る「大ちょんぼ」といえば、銀行の渉外の人に小切手を渡して翌日持ってきてもらったのだが、なんか目の前に札束積まれたので、「なんですか?これ・・・・」と聞いたら、銀行の人が「なにって、昨日依頼された現金ですよ。これだけ現金押さえるのに苦労したんですよー」と顔をしかめている。私が頼んだつもりの現金は900,000円。目の前に積まれたのは9,000,000円でした。
 残りの8,100,000円は、持って帰っていただきました。ごめんなさーい。一桁まちがえて小切手作りましたああ!!!
 あと、一桁間違えて多く振り込んじゃったこともあったしなあ。長くやってると、いろいろ失敗もあるよね。えへ!と、ごまかしとこ。
 このくらいのミスを気に病むようでは経理のおねーさんは出来ません。

 今日の衝撃的な出来事。
 世田谷線の踏み切りが降りたので、電車が通過するのを待っていたら、なにやら見慣れぬ車両がやってきた。サザエさん電車でもないし、あのフロントに書かれたアルファベット3文字はなんだろうと凝視していたら、なんと広告だった。最近は広告バスは話題になっていたけど、まさか世田谷線にまでその波が押し寄せていたとは・・・・ううむ、イマイチ納得がいかないが、仕方あるまい、「ここはきっとロンドンなんだ」と思い込んで心を平静に保つことにした。

 今は「進化と人間行動」を読んでいるのだが、(2ヶ月前、世田谷区には一冊も購入されておらず、だめもとでリクエストかけておいたら今ごろ手元に届いた)、ショウジョウバエの話で Time flies like an arrow.Fruiteflies like an apple.という、かなりどうでもいい一文が紹介されていて失笑。不名誉にもFruitefliesのトップブリーダーになってしまった我が身を反省して台所に貼っておこうかなと思った。



7月27日

 あ、なんかとても喜んでいただいたようで、照れくさいです。(そもそも、こんな書き方していることからして公開交換日記風で照れくさいな)
 でも、自分のイチオシの本を読んでもらえるのって嬉しいですよね。
 私も、塾で中学生に数学とか教えているらしい友人に「だったらこれ読んで、数学のおもしろさをガキどもに伝えてあげなさーい!」と「フェルマーの最終定理」をお勧めしたが、読んでくれただろうか・・・
 
 Webのいいところって「あの本おもしろいよ」というのが、ホームページでもメールでも文字で残るので、その後探しやすいことだと思う。って、当たり前のことだが、それ以前も今でも、喋っている最中に本の話になっても、作者名も題名も忘れてしまい、またわざわざ聞くのもめんどくさくて、結局読まなかったりするし、新聞の書評などもあとで「あそこに載ってた本、なんだったけ?」となりがちなので、記憶力の悪い人(私)にはかなり便利になったもんだ。

 最近は見知らぬ方がこの日記をお読みになってるかどうだかはよくわからないが、(怖いのでこのページにはカウンターを入れていない)トップページのカウンターの上がり方が以前より増えてはいるので、すっかり開き直ってしまい、今までこのページの存在を特に教えていなかった友人たちにも積極的に宣伝しているのだが、私の友人たちのネット接続時間は概して短いみたいで、あまり隅々まで読む人はいないようなのだが、それでもやはりこの日記に目を通すと自分のことが書かれているのを読んでしまうわけで、今まであまりそれに対する反応もなかったのだが、たまたまちょっとクレームではないがご指摘を受けたので、ちょっといいわけしときます。

 友人のことを書くときには、一応それなりに気をつかっているのですが、どうしても「このページを見てない人、もしくは存在すら知らない人」についての方が書きやすくなってしまいます。あと、読んでもあまり気にしないだろうと私が勝手に思い込んでいる人についてもついつい甘えてしまいます。
 そういうわけで、よく登場するMちゃんについては、インターネットが出来ないくらい古いマック所有者なので、登場頻度が高い。これ読んだら絶交されるかもしれません(笑)。なので別に名前を伏せる必要もないのだが、将来有名な人になるかもしれないと私が淡い期待を抱いているので、あえて匿名にしているのだ。有名になったらご馳走してもらおうと思っているので・・・・
 Cちゃんもどうやらあまり読んでないようなので、かまわないのだが、彼女は知合いが異常に多いのと、一応たまにライター活動をしているので伏せておいたほうがいいのかなあと思った。
 
 他の友人に関していえば、愛称をそのまま使用しても問題ないんだろうけど、バランスの問題でイニシャル表記にしているのです。でも、共通の友人が読んだら誰だかわかるようにはしておきたいので、そこで問題なのは「同じイニシャルの人が多い」ということだ。悩むのよー。

 あとやはり人間関係において、書いてはまずいこともあるわけで、その辺の判断が人並みより鈍い私には悩みどころなので、だったら書くなよと石が飛んできそうだが、でも日記なんて夏休の宿題以外で書いたことないので、これはちゃんと書いておくと後で自分で読むととても楽しいことに気が付いてしまい、すっかりはまっているので、なんとか友達を失わずに円満に進めたいところであります。(よく、口が軽いと叱られるので・・・)
 
 あと、いないと思うけど「自分のことが書かれてない!」とお怒りの方。それは多分、あなたのことを書くとあなたが気にされると判断して割愛しているのだと思います。

 なんだか長いいいわけになってしまいました。
 ま、いいんだけどさあ。どーせそんなに読まれてないだろうし。と、また開き直ってみたりして・・・

 そういえば、今日は会社で若い女の子が「キャー!」と悲鳴を上げたので、何事かと思ったら、待望のゴキちゃん出現!
 鮮やかに退治してさしあげました。やっと「自己表現」の場が与えられたわい。おかげで、心から感謝されたので、これで彼女の中で私の位置は上がったであろう。ゴキブリを自分で持ち込んで、さらなる躍進を目指そうかなとちょっと思った。今朝のニュースでやっていた「自分で放火して、消火活動に一番乗りしていた消防団員」の気持ちがちょっとわかった。
 ゴキブリを利用して成り上がる・・・・か。
 



7月26日

 会社からの帰り道、駅の階段を降りているときに気が付いた。
 「あ、靴が・・・・」
 今朝は雨だったので、久しぶりに革靴を履いて出社して、会社用のサンダルを履いていたのだが、このところサンダルばかり履いているので帰るときも違和感がなくてそのまま靴を机の下に置いてきてしまったのだ。別になにも不都合はないのだが、忘れ去られた靴がなんとなく不憫である。誰もいない深夜のオフィスで寂しくて泣いているかもしれない。でも、あのひとたちカップルだし、お互い励ましあって、明日を待つように。

 「ハンニバル」読み終わる。
 ううむ、これはなんと言ったらいいのだろうか。とりあえず、レクター博士の熱烈なファンであるミザリーがトマス・ハリスを縛り上げて書かせたとしか表現のしようがない。もしくは「レクター博士ファンクラブ」がコミケ用に出版したとか・・・
 私には想像するしかないが、世の男性諸君が憧れの清純派アイドルがあっさりとヘアヌード写真集を出してしまったときの喜びとともに味わう落胆の気持ちとはこういうものなのだろうか?たしかに脱いだところも見たいと思ったし、散々空想は巡らしたものの、それが形になって目の前の紙っぺらに印刷されていてもなんだか複雑なわけで、といったところか。
 映画化されるとどういうことになるのか・・・心配。

 電話がつながらなくなっていた友人から留守電が入っていた。
 「自宅の電話番号が代わったんですけど、えーと、何番だったかな。ちょっと見当たらない・・・・また携帯に電話してください」
 携帯にまたかけたら留守電だった。
 いや、別に何事もなければいいんですけど、やはり何かあったのではと思ってしまうのが普通ではないでしょか。私なりに心配しているのですが・・・・

 今日もヒップホップをやったのだが、客の一人がなんでだかしらんがテレビの取材を受けているらしく、撮影されていたので、ひょっとしたら必死の形相で踊るというか手足をばたつかせる私も見切れで写ってしまっているかもしれない。TBSだといっていた。番組名を最初に「取材が入りますんで悪しからず」と告知してくれたクラブのスタッフの人も「なんでしたっけ?」と言っていたくらい聞いたことがなかった。「いけいけ・・・」とか「はりはり・・・」とかそんな題名だったような・・・・そういう「どうせ、誰もそんなもの観ないだろう」というのに限って、知合いが偶然観てしまったりするからなあ。

 その昔、テレビ番組の仕事をしているときに、東京テレビのお昼のクイズ番組を制作していて、人手不足のため、なぜか私がゲストまわりのお茶くみ兼雑用で駆り出されたのだが、一日で一週間分撮りだめする視聴者が応募して解答者になる番組だったのだが、「急に友達が来れなくなりました」とかで解答者はペアなんだけど、たまに一人欠けてしまうので、そういうときはそこらへんにいるスタッフが出動になった。
 
 最初のころは、スタジオの事務のねーちゃんとかが駆り出されていたのだが、一回しか使えないので、だんだんやれる人が少なくなり、ついに私が指名された。仕事だし、仕方ないので見ず知らずのオバさんとペアになって出場したのだが、なにせ「笑っていいとも」の裏の超低視聴率番組だったから「こんなもん誰も観ないだろう」と気にもしてなかった。
 
 オンエアされたときは会社の同僚が面白がってテレビを付けるので、からかわれながら観ていたのだが、家に帰ったら(当時はまだ親と住んでいた)母が「今日あんたテレビに出てたでしょう?」というので、びっくりして「なんでわかったの?」と聞いたら、なんと大学時代の後輩がテレビを観ていて驚いてうちに電話してきたらしい。それで母がテレビを付けたら娘が出演していたということだった。
 ほんと、誰がうっかり観るかわかんないからこわいよ、という話。



7月25日

 6時7分にタイムカードを押して、さあ帰ろうと廊下に出たら、宅配便屋さんと出くわした。伝票見ながら「えーと・・・」とか言っているので「どちらの部署宛てですか?」とニッコリお伺いしたら「ええとー、経理課のミヤノさんです」って私だ。一瞬、会社に私宛てに荷物なんて来るかいな?と思ったが、そっかあ、もう来たのか、bk1で注文した本。慌てて机に戻りシャシハタで受領印押して、クロネコヤマトのにーさんと一緒にエレベータに乗る。
 「昨日注文したのに、もう届くんですねえ。早いですねえ。」と、何気なく話し掛けたら、にーさん誇らしげに
 「これはTODAYサービスなんで、東京近辺だと即日配達なんですよ。」
 「へえー」
 「ただ、配達が5時くらいになってしまうんで、横浜とかに来てしまうと、ドライバーが帰れないんですよね」
・・・?どういう意味なんだろうと思ったが、忙しい方を捕まえて根掘り葉掘り聞くのもなんだったので「大変ですねー」と相づちを打っておいたが、物流の仕組みがよくわからないのだが、普通は配達もその近辺担当がやるのだが、そのTODAYサービスはそんじょそこらの配達とはわけがちがうんでい、ということなのであろう。ご苦労様である。

 ご苦労様はいいんですが、それほどのご苦労をかけても、私は今レクター博士とラブラブなので、注文した本を読むのは当分先なのよね。そのあとにも数冊控えているし。
 配達はついでの時でいいので、送料とか手数料安くしてくれないかなあ。今は開店出血サービス中らしくて無料だからいいけど。でもそんな優先順位つけてるほうが面倒か。
 
 でも、今は都心に住んでいるからあまり有り難味ないけど、高校生のときは、うっかり「明日新宿に行く」なんていうと、写真部に買い物メモ渡されて「ヨドバシカメラ」に買い出しに行かされたり、先輩に本のメモ渡されて「紀伊国屋」うろうろしたり大変だったんで、「大型書店まで往復運賃1000円以上かかる」ところに住んでいる人には涙がでるほど便利なんだろうなあ。修学旅行の帰りに東京駅で解散になったら、迷わず「八重洲ブックセンター」に寄り道したりしたしなあ。

 つうわけで、買ったはいいけど当分寝かしそうな「宇宙はこうして始まり こう終わりを告げる」なのであった。うっかりクリックしたら、魅惑の「こむずかしい単語」が並んでいたし、そのわりには一般向けみたいだし、それに自分のものならいくら風呂の中で読んでもだれにも文句いわれないだろうと思ったのだが・・・重いのでバスタブに落としそうだ。バスタブ関連では、たしか、アルキメデスさんだかだれだか忘れたけど、純金の見分け方を発見されたはずなので、これ以上バスタブを溢れさせても、この私が後世に残るような大発見をする可能性は限りなく低く、しかも限りある資源の無駄遣いにしかならないので気をつけよう。
 とりあえず、夏休の課題図書はこれで決まりだ。この本でもう一度「あたり」をつけてから、入門書に戻ろうっと。とにかく超対称性の壁をぶち抜けなくて思考停止しちゃったし。まあ一生停止してても何も困らないんだけどさあ。ははは(自嘲的な笑)しかし、この本読んだらまた要らぬ壁を増やしそうな予感もするが。煮詰まるとまた変な花が咲くかもしれないけど。

 結局、なにがやりたいかというと、毎日とてもショボイ現実と対峙しているので、現実逃避がしたいだけなのかもしれない。
 今日も、さっそく売り上げ予測を表にして上司に見せたら、「ミヤノさんが作った数字の7月、9月はだいたい僕のと同じだけど、8月は2千万違ってた」なんて言い出すから、あせってしまい「え?だって、8月が一番シンプルじゃないですか?」と不安顔で言ったら「僕が作ったのは、単純に割合計算だったから・・・」それにしても、2千万も違うか?
 2千万ごときでおろおろしている自分が悲しいぜ。でも、ちゃんとチェックしてくれてないだろうなあ。私は新参者だから、あまり数字の動きに勘が働かないのだよ。大丈夫ですかねえ。

 なんかここんところ、そういう「表作成」の仕事が増えてしまい、本業の「支払をまとめるお仕事」がとても滞っている。請求書の束に溜め息。
 
 今週末は「トゥーリア」じゃなくて「エル・トゥーラ」(この話を友達にしたらウケるかなあ?)に行くのだが、Mちゃんがなんとその日はフジロックに行ってしまうので(ごめーん、日にち勘違いしてた。だと)席が一つ余ってしまったので、「誰か行かないかなあ」と探しているのだが、メンツ的に「大学関係」なので、そうだ・・・超久々にあの人を誘ってみようか・・・でも電話するの怖いんだよなあ・・・・とかなり躊躇したが、思い切ってかけてみた。

 呼び出し音・・・・「はい、もしもし、Wでございます!」出た、お母様!うう、緊張するう。
 「あの、わたくし、M大学の○○研究会でお世話になった、ミヤノと申しますが」
 「はあ・・・あら・・・ミヤノさん!?」
 って、私、そちらに電話したことって、ここ15年で5回もないと思うんですけど、ほんとに私の名前憶えてましたかあ?
 「あの、どうも、おひさしぶりというか、その、Mさんは・・・・」
 受話器をそのままにしたまま、お母様が息子をお呼びになる。「ほら、ミヤノさんですって!」とか言ってるし・・・・お母様ったら、その昔から女友達をびびらすそのハイテンションは健在ね。(大事な一人息子を悪い虫から守る意図であるなら、かなり有効な手口である。ちなみに昔電話かけたときに所属を名乗らなかったら「どちらのミヤノさんですか?」と聞かれ、ものすごくびっくりした。あとで、彼に時々電話していた友人に「サークル名まで言わないとだめ」と教えられた)

 5年ぶりにお話するW氏の声は元気そうだった。最後に会ったときには配達(コンビニなどに乳製品を配達しているらしい)をしていたが、その仕事をまだ続けているらしい。朝が早い仕事なので、なかなか世間離れした生活を送っているようだ。友達からの誘いも久しぶりというご様子で喜んではくれていたが、夜出歩くのはおっくうらしい。
 彼は10年程前に何があったのか知らないが、わりと本人が気に入っているふうに見えた仕事を辞めてしまい、たしか2年近く引き篭っていた。そのころは、心配だったので、たまに呼び出したりしていたのだが、5年前に会ったきりになっていたので、たまには会いたいんだけどなあ・・・とにかく気軽に電話しにくいのが難。 



7月24日

 それにしても毎日暑いにゃあ。暑いのはわりと好きだけど、暑い中働くのはやはり嫌いである。
 4連休あとで、すっかり昼寝癖がついてしまい、午後の眠気と必死で戦う。夏はやはり昼寝を義務づけるべきであろう。シエスタ!
 
 友達に久しぶりに電話してみたら、「この電話番号は現在使われておりません」だと。どうしたんだー!暑さボケかと思って何回かダイヤルしてみたが、やはり「この番号は・・・」だった。うーん、実家暮らしなのになあ・・・夏のミステリイ。

 ミステリイといえば、「ハンニバル」は上巻後半でやっと猟奇になってきた。そうこなくっちゃ。レクター博士の嗅覚描写が好きである。私はあまり嗅覚は鋭くないのであるが、なぜか香りの話は好きだ。「香水ジルバ」も「香水」も好きな小説である。

 今日も出社早々、めんどくさい表を早く作れとせかされ(休み前にほとんど作ってあったので、チェックするだけで済んだが)、明日はなんと「今期の売上予想」を立てる手伝い。主幹業務のシミュレーションをしなくてはいけないらしいが、そんなの暑さでやられている私に任せていいのかねえ。でも上司もボケボケみたいで、自分でやってみたけど上手くできなかったので、バトンタッチらしい。そうよね。みんな暑さでボケボケなんだから同じよね。

 どっかの国(イギリスだったっけ)の市役所みたいに、気温が何度以上になったら業務中止にしてほしい。家庭教師のトライのCMみたいに「28度以下じゃないと勉強しない」「じゃあ、クーラー付けなさいよ!」「そんなの贅沢だよ」というのはとても正しい。

 文句ばっかり言っているけど、それでも暑さで頭がぼんやりするのは好ましいと思っているのであった。



7月23日

 えーと、また朝まで電話してて、(電話ばっかしてるなあ)そのまま、シャノアールでモーニングセットAコースを食べながら、新聞などを読み、9時の開館食後に図書館に行くが、そうか夏休なんだよなあ、若い子たちが朝から席とりしているよ。私が子供の頃(20年前?ぎょえー)は、自宅にエアコンのあるうちは限られていたから、みんなでよく図書館に集まったものだが、今の子たちはなんでわざわざ図書館で宿題やるのかなあ?
 リクエストした本が届いているとの連絡があったので、とうとう来たかなと思っていたが、大当たり、「ハンニバル」上下巻到着。待たされました。しかもこの猛暑の折りに手元に届くとは・・・・丁度いいかも。

 と、てっきり「涼しくなる読みもの」だとばかり思ったのだが、上巻は穏やかだった。なんか普通ってかんじだ。面白くないわけではないが、前作からあまりにも間が開いてしまったので、私がさらなる刺激を求めていろいろ読んでしまったからかなあ?(羊たちの沈黙を読むまで、ほとんどスリラー系は読まなかった)
 期待しすぎということもあるのでしょう。まあ、後半に期待。

 結局、4連休にしたものの、暑さに負けて、ほとんど部屋でごろごろしていた。これで夏休の第一弾は終了だ。第2弾はいつのなるのだろうか・・・流動的な計画しか立ててない。やっぱ阿蘇行こうかなあ。



7月22日

 昼前に目が覚めるが、とてもだるくて、そのままごろごろしていたら2時になってしまった。ああ、図書館に行かなくちゃと思ったが、外は暑いし、やっぱだるいし、そのまま横になっていたら、いつのまにかまた寝てしまったらしい。目が覚めたら8時だった。まるで何者かに呪いでもかけられたかのようなこの眠気。(他人のせいにしないように!)
 夕方から出掛けるつもりだったのだが・・・・パス。パスが多いなあ、ここんとこ。

 またモデムの調子がおかしくなる。いつも同じ症状なんだけど、ポートの割り当てが狂うのだが、なんでなんだろう・・・
 
 ニュースを観ていたら、今日はとても暑かったそうだ。寝ていたのは正しかったらしい。明日は36度かあ、明日も体のためには寝ていたほうがいいようだ。そうかあ、残念だが、明日も引き篭ろうっと。

 すっかりだれているのに、カウンターが2000超えていた。なんかしないといけないのかなあ?2000を踏んだ人には、記念として入手したばかりの「新島崖くずれ写真」送るとか・・・・いらないか・・・・少し背筋が涼しくなるかもしれないけど。



7月21日

 またまた朝5時まで長電話。
 
 昼には起きて、3時くらいに虎ノ門着。さあ、スマトラ、やってるかしら。やってた。時間外しているので、客は私一人。それも、平日の新橋にはとてもふさわしくないような格好していて、リーマン諸君の視線が熱かったのに、その服装で単独スタンドカレー屋というもの、なかなかできないことである。食べている間にガタイのいいサラリーマンが一人入ってきて、大盛り&サラダをオーダーしていた。

 スマトラのカレーは記憶よりも味がよかった。量もたっぷりだったし。ライスのわりにはカレーが少ないような気もするが、それは御新香系でフォローすればよい。やっぱり、超うまいわけではないけど、2週間に一度くらいは食べてもいいかも。それにチェーン店にありがちなマニュアル化がされていない中途半端さかげんもきっと私好みなのであろう。

 お腹が膨れたところで、日比谷野音に向かう。4時くらいだった。すでにけっこうな人がいたが、100人くらいという程度で、まあこんなもんかというかんじ。途中で列が整理されて、ぐーんと前に詰めた。どっちにしろ、列にはどんどん後から来た人も入ってくるし、膨らむんだろうけど、どうせ私も今は一人だけど、五人分くらいならんでいるわけだし・・・・
 日差しが強くなかったので、木陰ではなかったけど本も読めたし、6時半まではそれほど長いとも思わなかった。

 7時開場のはずなんで、そろそろCちゃんが来るはずなのだが、ちょっと不安になってきたので、公衆電話から電話してみる。

 「ごめん、ごめーん。車で向かってるんだけど、今、大渋滞でさあ」
 「ど、どこなの?」
 「えーと、新宿」

 そりゃあ、7時に間に合うかどうか怪しい。でも私のチケットはCちゃんが持っているので先に入って席とることもできないし・・・

 「もう一人、友達がならんでるはずなんで、今連絡とってみるよ」

 というわけで、私が気まぐれでしてきた「かなり怪しい服装」が役にたった。なにせ、象柄プリントの巻きスカートに三つ網6本、サングラスに黒い帽子という非常に説明しやすいものだったので、初対面のAちゃんもすぐに私を発見してくれた。しかし、彼女のチケットもCちゃんが持っている。どうもCちゃん以外にチケットを持っているのはHさんという方のようで、その人にも私は一回しか会ったことないし、そもそもHさんは開場前に来るつもりはないようなので間に合うかどうかもわからない。

 Aちゃんが、Cちゃんからの電話を受けている間、彼女の食べかけの屋台焼きソバを持って立っていたら、うろうろしていたTBSの撮影クルーにつかまる。やはり服装的が目をひいてしまったのだろうか?有給とってこんなところ来てるのバレたらヤバイではないか・・・・とも言えず。

 「鳥肌実の魅力ってなんでしょうか?」って、私たちそれどこじゃないんですけどお・・・
 「き、きゅうにきかれてもお・・・・」
 「いえいえ、焼きソバ持ったままでどうそ!」って、あんたおもしろい絵を撮ることしか考えてないんでしょ?
 もう、わけわかんないので、とっさに、
 「えーと、ああいうネタは、学校でちゃんと歴史の勉強した人にはわりと面白いのではないでしょうか?」
 と、自分でも意味不明の答えをする。
 「あのような右翼ネタについてはどう思いますか?最近は国旗国歌法制定も話題になりましたが?」
 なるほど、そういう切り口の取材なのねえ。だったらもっと若い子に聴いてよー。あたしオバサンなんですう。サングラスしてるからわかんないだろーけどー。
 「えー?そういうのとはぜんぜん別ものだと思ってみているんですけどお」
 「ちなみにあなたは、どちらかといえば右寄りですか?左寄りですか?」
 「はあ、別にそういうのではありませんが・・・・」

 ううむ。もっと余裕があれば「私は実は共産党員なので、調査目的で訪れました」くらいのことは言ってさしあげたのに・・・・ほんとにそれどころじゃなかったんだから、プンプン。だいたい、他の子にインタビューしたって、みんな単に「ヤバイねた」を楽しんでるだけだと思うので、もっと聴き方に工夫をしないと、あの子たち下手すると「右と左」もよくわかってないかもよ。

 そうこうしているうちに、Hさんが誘ったという女の子2名もCちゃんと連絡がとれて、私を探し当ててきたが、彼女らのチケットもCちゃんが持っているわけで、前売り持ってない人が何人集まっても「どうすりゃいいのだ!」状態。
 必死で向かっているCちゃんは、ついには「列でならんでいるほかの人に席とりたのんでみてよ」と無茶苦茶言い出すし・・・・そんな見ず知らずの人に「すいません。10席キープしておいてくれませんか?」なんて言えないよー。君ならそのくらいのことはやることは知ってるけどさあ。

 7時になったので、「もうだめだねえ。どーしよー」とあきらめた瞬間、Cちゃん到着。ほとんど同時に、その時は駐車場に車を入れにいったJ君の弟が到着。なぜか会社の同僚2名付き。(なんと鳥肌実のCDを会社でかけたところ、その2名もぜひ観たいと名乗り出たそうなのだ。パンクスの兄J君に比べると見かけはまともだが弟君も相当なもんだと思った。ナイスな兄弟である)
 結局なんだかしらんがどたんばで人数が増えて、私としては「4時からならんだ甲斐がありました」だったが、ふー、冷や冷やさせるぜ、さすがCちゃん。

 つうわけで、始まる前にのドタバタが強烈で、肝心の鳥肌実の公演は・・・・イマイチだったかな?
 私が一番ウケたのは「IT革命のITとは!インターナショナル・天皇崇拝であります!」だったかな?
 ネタ(演説)も短かったし、今回は「選挙演説をする鳥肌」の映像につぎ込んでしまったようだ。せっかく選挙というものがあったのだから、もっとネタのほうも掘り下げてほしかったなあ。

 まあでも、彼はけっこう波のある人みたいだし、ピン芸人って結局だれもフォローしてくれないからねえ。Aちゃんいわく「ライブの魅力ってそういう浮き沈みというか当たりはずれがあるってことだから・・・」そうだよねえ。まあ今回は外れってことで。

 お腹空いたので、Cちゃんたちを恵比寿まで引き寄せようとしたが、Cちゃん「焼き肉が食べたい」とのことなので、そのまま渋谷で焼き肉食べた。なぜかCちゃん、「胡椒は肉の毒性を消す」との「みのもんた」の教えにはまっていて、肉にはあらかじめ大量の胡椒とニンニクがまぶされる。香辛料の量が多いのはへっちゃらなので、それに付合ってバカバカ肉食べていて、ビールも飲んだし、お腹いっぱいになったら眠くなってきた。
 「どーすんのー?これから恵比寿にいくの?」
 と言われるが、ちょっと限界だったので、そのまま車で家まで送ってもらった。

 はあ、それにしてもアタシ、Cちゃんに振り回されるの快感なのよね。ほんとに。鳥肌よりもCちゃんの方が今日はおもしろかった。ほんとに。
 「鳥肌は会って話してみたら、思ってたのと違ってがっかりだった」といいながら「ことり事務所に入りたい」とか言うし。がんばれCちゃん!



7月20日

 寝潰した。

 夕方、買い物に出掛けた。近所の西友はなぜか大賑わい。サングラスを購入。1000円。

 あれえ?明日の待ち合わせというか、私が鳥肌でならぶわよーん、つう電話しようと思ってたのに、Cちゃんが電話中。8時から1時間おきにかけていたんだけど「そもそもキャッチホンがあったのではないか?おっかしいなあ」と思い、携帯にかけてみたらすぐに出て「あー明日ねー」と話し始めるので「今、家にいるの?」「外だけど」「・・・話し中だったんだけど」「あ〜!!!」

 子猫を飼い始めたそうだ。いたずらしてよく受話器を外してしまうそうだ。

 前はCちゃんちには2匹猫がいて、本当は「寒山とジュットク(どういう漢字でしたっけ?)」という名前だったが、「チャとシロ」と呼んでいた。(茶色と白だったから)シロは無愛想だったけど、チャはよく寄ってきて、ひざの上にのったりしていて、よく顔も踏まれた。客慣れしていたので、雑魚寝している連中をものともしなかったのであった。
 いつのまにか実家に帰されていて、しばらく猫のいない日々が続いていて、遊びに行ってもちょっと物足りなかったのだが、猫生活復活したのね。

 なんか最近、生き物ネタばかり書いているが、今日はまともな生き物の話だった。よかった。

 つうわけで明日の予定は、新橋の「スマトラ」でカレーを食べる、日比谷野音でならぶ、鳥肌の演説を聴く。なので、日比谷近辺の某N社の方々、わたしは近くでうろうろしてますよー。余力があったら恵比寿にも寄るつもりなんでよろしくー。



7月19日

 日曜日の夜にAさんに電話したのだが、留守電だったので、「そっか新島に行ってるんだきっと。でも地震で大丈夫だったのかなあ?」などと呑気なことを考えていたのだが、昨晩やっと連絡がとれて、やはり新島のパーティーは中止になっていたそうで、Aさんは土曜日の朝方到着して、民宿でのんびりしていたところを地震に襲われ「民宿の台所の食器が割れていたけど、それほど大きな地震だとも思ってなかった」というくらいで、テレビで道路が寸断されているのを見てびっくりしたそうな。
 それからしばらくして、中止のアナウンスが入り、島民の迷惑にならないようさっさと引揚げたそうなのだが、なんとも気の毒な話である。
 一番気の毒だった人々は、熱海からの船で新島に到着したところ「中止なのでそのまま帰ってください」と宣告されて、島に足もつけずにUターンした人々だったそうな。

「せっかく群発地震にもめげずに皆集まってくれたのにねえ」
と、思いきや、Aさんの話によると、竹芝桟橋には釣り人やサーファーやひと夏のアバンチュールを求めているようなギャルなどがわんさかいて
「みんなぜんぜん気にしてない様子だった」
皆様なかなか逞しい。

 Aさんから、阿蘇山のパーティーの話(東京から組まれるツアーバスは神戸まで行ってから、フェリーで九州のどこかに着いてからさらにバスに乗ることになるそうだ。何時間かかるんだろう)や、秋にはイートスタティックとかシステム7が来日するらしいとか、いろいろ情報を得る。屋内の場合はいいのだが、野外となると台風が気になるなあ。あとは「気力」。

 どうしよっかなあと思っていたが、仕事的には問題なさそうだったので、金曜日に有給とって4連休にすることにした。
 これで、金曜日に鳥肌実の日比谷野音で並べるぜ。いっつもCちゃんに任せっきりだったので、たまには協力しないとね。日焼け止めあったかなあ・・・ついでに金曜の夜にはフラスコがあるようなので、寄れれば先日の「酒代」の清算ができるであろう。

 週末までには図書館で借りた本を返却しなくてはいけないのだが、まだ「超ひも理論入門」読み終わっていない。ツイスター理論など、けっこう盛りだくさんな内容なので、いちいち考えていると異様に時間がかかり、かといって理解できているわけでもなく、なんとなくつらつらと読んでいて「全体像がつかめればいいのよ」とまるで「洋書」を読んでいるような気分に陥る。
 しかし、意外にもこれを読んでいてやっと「トポロジー」がなんなのかわかってきた。説明しろっていわれても困るけど。
 「なるほどお、じゃあさあ、私という物体をトポロジー変換(ていうのか?)していくと、どういう物体になれるのだろう。えっと、そもそも穴はいくつあるのかなあ」
 などと、頭の中でぐにゃぐにゃやってしまったりするので、こりゃあなかなか先に進めませんわい。
 「それにしても、こんなことばかり考えている学者さんたちは、普段はどんなお話をしているのだろうか?やはりスパイス・ガールズの中では誰が一番好きかというようなことも雑談するのだろうか?奥さんに『家にいるんだったら、子供の勉強みてやってよ。』と叱られて、『マイナス×マイナスは何故プラスになるのか?』なんて教えるのに、ついつい虚数の概念まで盛り込んでしまって、子供に『おとーさんの説明ぜんぜんわかんないよ』とか言われてしまっているのであろうか?」
 などと、ついつい考え込んでしまうので、なかなか先に進めない。



7月18日

 健康診断終了。体重は53キロが記録されたので、一応許せる範囲内。日曜日、月曜日とドライデイにしたので血液の数字も期待できるであろう。

 女捨ててる(というか人間失格?)としか思えない「コバエの話」をついつい書いてしまったので、後悔するかと思いきや、さらにエスカレート。
 といっても、コバエの話を友人(女)にしたら、彼女の家は現在「アリさんのパレード」状態らしい。どうも、台所の小窓の立て付けが悪く、隙間が開いていて、そこから侵入してくるらしい。2階なのに。

 彼女もやはり薬品を使用しての駆除には抵抗があるらしく、しかもアリだし、外で大パレードしてくれるぶんには全く構わないので「アリの巣コロリ」系のもので根絶やしにはしたくないようで、かといって寝転がってテレビを観ていたりすると体を這い上がってきたりして、ついには砂糖壷を発見されて「これはなんとかしなくては・・・・鴨志田さん(西原理恵子のダンナ)のように部屋に蟻塚が出来ても困るし」と、いろいろ思い悩んでいるようなのである。
 私の助言としては、
「窓から毎週、角砂糖を投げておけば、わざわざ2階まで上がってこないんじゃない?」
「しかし、その養分のおかげで巣がますます繁栄して、結局また進出してくるかもしれない」
 ううむ。それも一理ある。

 その話をしていて思い出したのだが、インドに行ったとき、カニャークマリという最南端の日の出と日没が同じ場所で観られるという聖地に滞在したのだが、なかなか「江ノ島」な風情のところでよかったのだが、そのホテルにもアリが這い上がってきた。
 たしか3階だかの部屋だったので、最初は「海があるとはいえ、乾いたところだから、水を得るためにアリさんも大変だなあ」と、洗面台まで到達してくるアリさんを見て見ぬふりをして見逃していたのだが、その翌朝、私が寝ている間にけっこう数が増えていたので不審に思い、洗面台をよくよく観察してみると、水だけでなく、何かに群がっている。
 なにか食べカスでもあったかと、たかっているアリを払ってみると、そこには・・・・・

 なにせ、乾いていて埃っぽいところであったので、顔を洗っているときに鼻に水が入ったので、そのまま「ふんっ!」とやったら、けっこう立派なハナクソが出たのである。その重みのためにちゃんと流れなかったようなのである。
 その夜、いつものように水を汲みに来たアリさんが「お、いいご馳走がある」というわけで、同僚たちを呼び寄せたようなのである。

 なんかなんとも形容のしがたい気分に陥った。
 それこそ、リサイクルの究極の姿なんだろうけど、「あたしって、けっきょく、しょせん、単なるタンパク質の塊なのね」とインド最南端でいきなり深い悟りを開いてしまった。さすがインドである。

 タイムマシーン(本物)は、いつの間にか消えてしまっていて悲しかったが、こちらでまとめられていました。これでまだ見ていない友達にも教えられます。



7月17日

 昨日も早く寝ちゃおうかなと思っていたのに、「でも、なんか日曜日にやらなくてはいけないことがあったような・・・またすっぽかしとかしちゃったかしら?」などと考えていたら急に思い出した。「月食だあ!」

 慌ててベランダに出る。南向きだし、斜面なので月を見るのにはいいロケーションなのだ。
 まだこれといった兆候はなく、何時から始まるのかインターネットで調べたら、もうそろそろらしいので、NHKで「四大文明」なぞを観ながら欠けてくるのを待つ。そのうち肉眼でも端っこが暗くなってきたのがわかり、5分ごとに外に出て観察。
 10時の森本がやってるニュースショーにはすっかり真っ黒。
 ほんとは、欠けたらもう寝ようと思ってたんだけど、やっぱり復活するほうも観たくなり(それにしても、この用語の知らなさは本当に元天文部なんだろうか?高校生のときは観測記録付けたんですよ)、がまんすることしばし・・・・長い!長すぎる!こんなに長いと有り難味が少ないぞ!と、空に向かって空しくツッコむ。
 野球中継延長で30分遅れの「オシャレ関係」でおすぎとピーコに大うけしながら(それにしてもやはりあの二人は一緒に出演していると最高である。一人だとつっこむ人がいないから、なんか嫌味になりがちだけど)

 「光はまだか!」

 と、空を拝む。「電波少年」と「ガキの使い」(あれ?あの番組はそういう題名だったけ?ごっつええかんじは・・・ちがうか・・・)を観ながら、やっと光りが戻ってくる。がんばってたけど、やっぱり12時ちょっと過ぎにリタイアしてしまった。

 以上の文で表現したかったことは、部屋から観測していると、あまり集中できないということです。やはり野外で行うのがいいと思いました。寝椅子かなんかあったら最高でしょう。

 ちなみに今朝出勤したときに、上司に「昨日は月食ご覧になりましたか?」と上品に質問したのだが、「外出てみたんだけど、見つからなくてさあ。あれってやっぱり、見えなくなっちゃうの?」だと。月がだいたいどの辺に出るのかわかってなかったらしい。もしくは薄曇の出た時間だったのか?

 猛暑のために、タムタム死す。
 水はちゃんとやっていたのだが、やはり昼間私のいない時間の温度は過酷だったようだ。南向きなので外にも出せないし、出勤前には風呂場に置いておいたりしたのだが、介抱の甲斐もなく・・・・アジアンタムって熱帯の植物じゃなかったのかなあ?勝手に「ジャングルの下草っぽい」と思っていたのだが・・・それとも私の部屋が熱帯雨林を上回ってる?
 やはりサボテンしかだめなのだろうか。

 その代わりの生物としては、最近どうも「小さいハエ」(体長2ミリくらい)が多い。実は大変不名誉なのであるが、繁殖のお手伝いをしてしまったのだった。まさかあんなところにあんなもんが入ったままの袋が転がっているなんて・・・・
 袋の中を覗く勇気はなかったので、2重3重にして捨てたのだが、そのあとたしか10匹くらいは処刑した。その後、見かけなくなったので、「やはり殺虫剤を使わなくてもなんとかなった。エコロジーとはこういう行為である。」と御満悦だったのだが、昨日あたりからまたちらほら飛んでいる。会社でもけっこう、ふよふよと飛んでいるので暑さで繁殖しているのであろうか?

 それにしてもコバエくんたちに一言どうしても言いたい

 人のうちでいちゃいちゃするな!

 カップル2組攻撃して一組は片方(男女の区別がつかない)だけ逃げた。愛が燃え上がっているところを襲われて、恋人が死んでしまったわけだし、復讐されないかと心配だ。



7月16日

 中途半端に寝たせいか、久しぶりに変な夢を見た。
 なんと会社の夢。

 なんだか親会社の取締役連中とかが行ったり来たりするので、なんなんだろうと思っていると、会社の中に会場を設置して顧客集めのイベントをやっていた。そのイベントの余興として、社員がいろいろと出し物をやっているようで、私のいるフロアがバック・ステージ状態になっていて落ち着かない。
 私のすぐ側の机に陣取って必死に草稿を暗記している方も見覚えないけど他の社員の応対から本部の偉い方だと判明する。
 
 やはり役員らしきおじさん2名が、スピーチだかを終えて上機嫌で戻ってくる。私のすぐ横に立って「いやあ、緊張しちゃったよ」「でも反応よかったじゃないですか」「ああ、○○さん、お疲れ様!」などと話しているが、なんだか興奮状態のため持っていたコップと水差しが傾いていたので、水が床にこぼれたので、かがんで拭いていたら、上から水が降ってきた。なんか私にわざと水をかけているようだった。
 何事?と思ったが、同時に「まあいいや。今日はどうせプールに行こうと思ってたし・・・」と冷静に受け止め、黙々と床を拭いた。彼らは謝りもしないで立ち去り、その様子を見ていた私の上司(やっと実在の人物登場)が「よく、がまんしましたね・・・」とねぎらいの言葉をかけられた瞬間「そーだよな、怒ってもよかったんだよな。バカヤロー」と思う。夢の中でもトロい私。

 ぞうきんの始末をして席に帰ると、さっきまでとなりにいた役員が、私の上司と話しをするために私の席に座ってしまったので、座るところがなくなり、その役員に「お茶でもいれましょうか?」と声をかけたら「うんと熱いお茶がいいな、すぐに持って来てね」というので、そうかもう出演時間が迫っているのだなと思い、慌ててまた給湯室に戻るが、なかなかお茶がうまく入れられない。

 湯飲みと茶托が合わなかったり、湯飲みが欠けていたり、よく見たら湯飲みではなかったり、他の人に呼ばれてしまったりと、コメディーさながらの邪魔が多数入り、何度やってもまともなお茶が用意できず、おろおろしていたら、そこで急に「これは夢なんだ」と気が付き、変な湯飲みのままお茶を出してみたら案の定問題はなかった。

 窓の外が騒がしいので外を見ると、なぜか実在しない広い駐車スペースが広がっていて、そこで警察と消防署が合同訓練をやっていて、消防車が放水している横で、人質救出の練習などをしていた。

 いったい何をどうするとこういう夢になるんだろうか?

 そんなこんなで今日はさすがにだるくて、外は暑そうだし、閉じこもる。途中放置されていた夢の話9をやっとまとめた。


表紙に戻る / 過去の日記を読む