先日来、マスコミでストーカー事件等と報道されていますが、情報が断片的なせいか全体像がよく分からないので教えてほしいというお問い合わせを多数いただきました。 そして今回の事件の背景には私が議員であるという要素があり、また、自分が公人である以上は自分が経験した事件について皆さんに報告しなければならない部分もあると考え、一連の流れを公開することにいたしました。 このページでは、例の男の肉声も公開していますが、これを聞いて不快に思われる方もいらっしゃるかもしれないということを、あらかじめ申し上げておきます。 なお、この肉声をお聞きになるためには、QuickTime Pluginが必要になります。プラグインのダウンロードは、http://www.apple.co.jp/quicktime/download/index.htmlを御覧下さい。 ※佐野は、議員になる以前からもなってからもFとは一切面識がなく、それは現在も同様。 ●1998年秋ごろ
●1999年4月の統一地方選挙期間
●1999年6月〜
事務所の留守電に残されたFの肉声その1(1999.06.23:341KB) ●1999年7月1日
●1999年7月〜8月
●1999年8月〜9月
●1999年10月〜11月
●1999年12月(議会開催月)
●1999年12月25日
●1999年12月26日
●1999年12月27日
●2000年1月11日
●2000年1月14日
●2000年2月上旬〜
※ 逮捕後のFの手紙をめぐる議会事務局(役所)の対応
以前、議会運営委員会にかけるなどしたFの手紙の一連の扱いについて、課長が「私どもの判断ではなく、議長の判断。議長は王様。」と発言したのが印象的。 ※Fからの手紙がマスコミで取り扱われることについて、議会事務局。
議会事務局によると、過去、議会運営委員会宛の市民からの要望書(手紙)は例がないという。だから、その処理についても前例がないということだそうで・・・。 内容はどうであれ、議会運営委員会宛の市民の要望書という形式を満たしているだけで、議会運営委員会はFからの手紙をわざわざ委員会にかけ、今後は取り扱わないという結果が出たあとでも、議会の正副議長と委員会の正副委員長がいちいち決済している。このように事実に反する内容ばかりの『要望書』でも全て通常通りに処理する必要があるのか。 佐野がFからの手紙を見るには、この決済が終わるのを待って、議会事務局まで出向いてコピーをとらせてもらわなければならない。以前はFAXで送信してくれたのだが、どうもマスコミが逮捕後のFの手紙に注目してから役所の態度が硬くなった。役所も議会も有権者市民の無体な横暴をどこまで許すのか。 Fが初めて事務所に現れた様子から、身の危険を感じ面会を断ってからというもの、Fは私の政策のいちいちを問題化し、政治活動への『抗議』を理由に攻撃をしてきました。その一方で、目的はよく分かりませんが執拗に面会を求め続けました。政策を攻撃するだけでなく、事務所近くの市民や市役所への手紙など、政治活動への妨害ともとれるような行為も繰り返して来ました。きわめつけは、本来政治活動に関係のない自宅にまで押し掛け、ハンドマイクで大騒ぎし、ご近所に大迷惑をかけたことです。私だけではなく、多くの人に迷惑がかかりました。 最初から全部読んでくださった方には、私がFとの面会を断った理由もお分かりいただけると思います。議員には果たすべき義務がありますが、成熟した有権者市民にも守るべきルールが存在すると思います。 私の信念は「働く人、がんばっている人を応援する」ということです。仕事が忙しくて役所に市政の文句を言いに行く暇もないけど、市民としてのルールをきちんと守り、がんばって働いて貴い税金を黙って納めている、という大多数の善良な市民の方こそ、私が応援していきたい方たちなのです。 また、お身体が不自由だとか、そういった事情があって働きたくても働けないという人は、もちろん社会全体の助け合いで積極的に支えて行くべきです。そういった方々への支援は惜しみません。 しかし、十分に健康で働けるのに働こうともせず、お役所や議員など、公的なものに不平不満をぶちまけ、有権者市民である自分の権利ばかり主張し、相手には最大限の義務を課すような考え方をする人を支援しようとは思いません。 私は議員です。皆さんが納めて下さった税金から歳費をいただき、活動させていただいています。活動の過程で、有権者市民の皆さんからの相談をお受けするというのは基本です。色々とアドバイスや物言いをいただいたり、ということも重々承知しています。しかし、有権者であるからといって、際限なく横暴な要求を通そうとするような人には疑問を感じます。『有権者の声に耳をかたむける』のと『有権者の言いなりになる』のは全く違うということです。 少々言葉がきつくなりましたが、今回事件に巻き込まれた事で、自分のスタンスがより明確になり、また、色々と勉強になりました。これからも皆さんの身近なところでよりよい仕事ができるようがんばっていこうと思います。今後ともよろしくお願いいたします。 |