自民党・平沢勝栄氏へのインタビューのなかで、渦中の田中真紀子前外相更迭の背景についてお聞きしました。
平沢氏は今回の小泉総理の取った措置について、「今回の問題での更迭はおかしい。田中さんが正しい。喧嘩両成敗で収拾できるような問題ではない。真実は何か、正しいのはどちらかという問題だ。私は田中さんを支持する」と、とても分かりやすいコメント。誰もが本当のことについては口をつぐんでいる印象のぬぐえない中、とても勇気のある発言だと思いました。
さらに、「小泉総理は派閥力学で田中さんを斬った。悪い自民党に戻りつつあるし、政界七不思議といわれた小泉総理の支持率も下がるだろうから、内閣の運営も厳しくなるだろう。いつか斬ろうと思っていたのだろうが、いま斬ったのは大失敗だ」と続けました。
一方の当事者である外務省についても、「当初はピースウィングの大西さんがウソをついている、という方向に持って行きたかったのだろうが、田中さんが発言して計算が狂った」と、白黒をはっきりさせています。
ただし、真紀子前外相についても「チョンボがあった」そうです。どういうことかというと、「民主党の菅直人幹事長に事前に根回しをして質問させたことが、党内の反発を招いた」とのことです。これが自民党内部での更迭の理由となっているようです。
このインタビューは、フレパーTVで後日アップ予定です。こちらもお楽しみに。
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