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3回目 お答えいただきました。ハッキリと「作る気はございません」というふうにいわれてしまいましたが、ちょっとはぐらかされた感じもしましたので、もう一回質問してしまおうかな、というわけで、よろしくお願いします。 ここに1冊の本があります。タイトルは「桶川女子大生 ストーカー殺人事件」。筆者はニュースキャスターの鳥越俊太郎さん&取材班となっています。言わずと知れた、猪野詩織さんの事件のことが書いてあります。21歳の若さで、理不尽な暴力の犠牲となり、命を失った詩織さん。亡くなるまでも、嫌がらせに悩まされ続けました。 警察の動きにも問題はありますが、法律や条例のバックアップがなかったことは、警察の動きを大幅に狭くしたことでしょう。当時一部のメディアでは、詩織さんを「イケイケのブランド大好き女子大生」に作りあげました。しかし、私から言わせてもらえば、イケイケのブランド好きで何が悪いのか。もっと悪いのは非常識な行為に走るストーカーなのです。私だって、皆さんご承知の通りか分かりませんが、ブランドは嫌いじゃないですよ。
また、何かの度に後手後手に回り、非難される行政の姿勢にも疑問を感じます。それよりも、今のうちに効果が確かな対策を、しっかりと立てることが大事だと思います。事前の努力は、見込み効果が高ければ高いほど望ましいと言えますが、今回のストーカー規制法の補完条例は、まさにそういった見込み効果の高いものではないでしょうか。国は国民の生命財産を守る義務があります。私は、市にも同じように市民生活の安全を守る義務があると考えます。国の施策に取りこぼしがあれば、市がそれを補うのは当然のことです。それが私の考える、市民に対する安全保障です。
時のケネディ大統領の所信表明じゃありませんが、「国民がこの国のためになにが出来るのか」「八王子市民として何をこの街にしてあげられるのか」私は市民の代弁者として選ばれているという立場にありますが。何でもかんでも行政まかせというのは如何なものか、と考えてるリベラルな皆さんの代弁者だと思っています。多くの市民の皆さんにとって八王子の風土、風俗、歴史伝統、未来予測図を考慮したどこよりもしっかりと整備されたストーカー条例を打ち出すということは、どれだけ、八王子市民としての喜びやプライドに結びつくことか。宮城県、長野県、栃木県、顔の見える知事が誕生し、地方それぞれの特色がはっきりとしていく21世紀。あれもこれもの行政から、「オンリーワン」をもつ行政が生き残れる時代となるのではないでしょうか。
市長 再度のご質問でございますけれども、全国各地で発生しております、ストーカーおよびストーカー行為による卑劣な犯罪ってものは、新聞報道で読むたびにですね、これは心から憤りを感じています。そのことはまさに同感であります。もちろん、市民にはひとりでもこういうふうにあって欲しくない、これは私の心からの願いであります。ただですね、市が独自の補完条例を作るって事については、私はどちらかというと、大向こう受けをねらうよりもね、やはり実質的なものを大事にしていかなきゃいけないんじゃないかなって思ってるんです。例えば八王子市で独自の条例を作っても、当然の事ながらこれの実効性って事を考えたら、警察との連携は欠かす事の出来ないわけで、警視庁との綿密な調整が必要となると思います。これは私はやはり東京都のレベルでやるべき事じゃないかなって思っておりまして、実質的に実効性の乏しいと思われるような条例を八王子市独自で作ったところで、私はあまり意味はないんじゃないか、っていうふうに思っております。警察でも、法に触れない場合でも、状況に応じて防犯指導や相手方への指導警告、関係他機関の紹介など、被害者の立場に立って適切な自衛対応策を具体的に支援していくというふうに明言しておりますので、こういう点では私は、警察の対応というものも期待をして見守っていきたいとこのように思っていますから、ぜひご理解をいただきたいと思います。
質問を終えて 結論からいうと、市長さんにはハッキリと「NO!」と言われてしまいました。しかし、埼玉県をはじめ10の県でストーカー法を補完する条例ができているのは、それだけストーカー行為の規制を求める声が大きく、またそれだけ多くの人が法の不備を指摘しているということのあかしなんですね。ですから、今回の「NO!」は、毎度拍手喝采の石原都知事のものとは違って、かなりヒンシュクですね。 しかも引き合いに出すことはといえば、「恋愛とストーカーの線引きが難しい」とか、「実質的に実効性の乏しいと思われるような条例を八王子市独自で作ったところで、私はあまり意味はないんじゃないか、っていうふうに思っております」なんてこと。そもそも恋愛とストーカー行為の線引きが難しいから、ストーカー法でストーカーを取り締まれないんですよ、市長さん。論点がズレてしまっているし、問題への危機意識が全く感じられません。「もちろん、市民にはひとりでもこういうふうにあって欲しくない、これは私の心からの願いであります」とは言いますが、願っているだけじゃ何もかわらないんです。実際にアクションを起こさないと。悲惨な事件が起こってからでは遅いんですよ。 そして、条例に実効性を持たせるのは、作り手である行政の能力の問題です。作る前から実効性に対する疑問を持っているということは、八王子市の行政にその能力がないことを証明しているようなものではありませんか?
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