八王子市議会『平成9年度予算等審査特別委員会』にて

9年度一般会計予算案の構成

9年度一般会計予算案(歳入)
9年度一般会計予算案(歳出)

〜アタシの質問と市からの答弁です〜          

     私は時間が少ないので全部質問できなくて残念、、


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アタシのQuestion
(続・芝生のサッカー場に集まる少年たちの熱い期待)

 昨年に引き続き3日目トップバッターということで、昨年の事は昨日のように感じられますが、もう1年もたってしまったということで、改めて時の早さを実感いたします。となると、私もおっしゃられたように30歳、三十路女になりまして、ますます円熟味を帯びた大人の女性の質問をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、通告に従いまして発言をいたします。順不同でおこないます。
 例年通り、芝生のサッカー場の拡充についてお尋ねいたします。
 先日も我が家のテレビ、32チャンネルの八王子テレメディアでオンエアされていた町内対抗サッカー決勝戦、大和田vs恩方というのをじっくり観戦いたしました。さすがに決勝戦ということで、選手個人のレベルは高いように感じましたが、やはり全くの土の上のプレーということで、ビジュアル的にも絵にならないということはしようがないとしても、蹴るたびに砂ぼこりが舞うといった、思い切ったプレーができないという問題点が挙げられます。
 そこで、サッカー少年希望の星が上柚木公園でございます。先日のお休みの日に、カメラ片手にぶらり、ひとりで行ってまいりました。既に開放されている多目的広場や、小高い丘になった芝生公園では、家族連れやカップル等がのんびりとした休日を過ごしております。ひとりで行くのも何だったので、写真等も撮ってまいりましたが、大変なごやかな八王子の休日というのを拝見しました。
 そして、事業計画によりますと、いよいよ今年の秋に公園内の陸上競技場第二種がオープンするようです。このトラックの中の芝生のスペースをサッカー場に使用できるということですが、今回上程されている第42号議案の中の上柚木公園の使用料によりますと、サッカー場の値段が書いていませんが、使用料を教えてください。また、他市との比較としても教えてください。
 また、いつもは柵がして、入れないようにするということですが、どんなときに使うのか、誰が決めるのか、何を優先するのか等をお聞かせください。

市のAnswer

 使用料につきましては、今議会に第42号議案として、八王子市都市計画公園条例の一部を改正する条例設定について御審議いただく事になっておりますが、例えば使用料の、サッカー場として、あるいはラグビー場として使用した場合を考えますと、1回4時間以内ということで2万円、これにサッカー用の器具一式2,000円を加えまして2万2,000円ということになります。
 それを、他市ということで比較でございますが、例えば江東区の夢の島の陸上競技場で見ますと、4時間以内で2万2,000円、それから武蔵野市で見ますと1万8,000円、このような形で幾つかの市が比較できるということでございます。
 それから、この使用につきましては、有料ということでございますので、常に時間的なものも制限しながら、それから使用団体としましては、これからいろんな形のなかでどのような形を使用するかを検討していくことになります。それから、例えばイベントとすれば、プロ選手によるサッカー教室だとか、ゲートボール大会、あるいは運動会等に使用条件等を照らし合わせながら今後開放していく。このような形になろうかと思います。

アタシのQuestion
インターネットホームページ運営経費について
 ありがとうございます。いずれにしましても、チャンスがあれば一人でも多くの少年に本格的な芝の上でのプレーをさせてあげてください。例えば、町内対抗の決勝戦や、サッカー協会の決勝戦には、あの上柚木公園のふさふさの芝生の上でできるんだと、八王子におけるサッカーの甲子園的な励みとなって、夢と希望を与える公園にしてください。よろしくお願いいたします。
 次は、インターネットに参ります。予算書109ページ、ニューメディア推進経費(3)にインターネットホームページ運営経費302万9,000円が計上されていました。これはいよいよ本市も独自のホームページを開設するということで認識してよろしいんですね。

市のAnswer

 八王子市といたしましても、インターネットの利用者や各自治体でのホームページの開設が急増している状況から、広報広聴活動の1つとしてホームページを開設しようとするものでございます。

アタシのQuestion

 すばらしいですね。私も昨年の6月に個人のホームページを開設した先輩といたしまして、幾つか質問をいたします。
 実際自分でホームページを開くというのは、かなり面倒くさいもので、特に私のようなビートルズを愛し、江戸川乱歩を愛する超アナログ的な人間には大変難しいものでございました。しかし、この立花隆さんの「インターネット探検」という本を読みまして、これが彼の書いた「田中角栄金脈」と同じくらいおもしろく、スリリングで、ここに書いてあるのが、インターネットに関してはテレビのスイッチを入れるのと同じくらい簡単にできるという言葉にだまされて、インターネットの世界へと入っていってしまいました。
 そして現在では、市内はもとより、市外、全国、海外の人々とも日々交信したり、情報収集にも役立っております。この中では、上島議員からメールをいただきました。
 そこで、まず、開設の経緯と目的を教えてください。

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市のAnswer

 先ほど申し上げましたように、インターネットの利用者が急増している、それとあわせまして、各自治体でもホームページを開設しているところが非常に多くなってきているということでございます。本市といたしましても、広報ですとか広聴活動の1つとしては開設する必要があるであろうと。そういう中で、情報提供の一助とするとともに、今後、インターネットの行政への活用方法についてもあわせて調査、研究をしていくことを目的としております。

アタシのQuestion

 例えば、NASAやホワイトハウスであろうと、個人であろうと、地方であろうと、同じ条件でどこからでも低コストで発信できるというのがインターネットですから、私の場合は、開設するに当たって、費用はパソコン、モデム、プロバイダーの費用でおよそ50万円、月々の回線使用料がおよそ2万円、ページの更新は大学生に1枚1万円でアルバイトで頼んでおります。そこで、予算の内訳を詳しく教えてください。

市のAnswer

 予算としては、総額で302万9,000円ということでございます。これにつきましては、ホームページの更新の委託料、それからインターネットの接続料、電話回線利用料、消耗品等でございます。

アタシのQuestion

 委託先やプロバイダーを教えてください。

市のAnswer

 プロバイダーは、レンタルサーバーを使いまして、そこの業者、プロバイダーと契約するということです。また、委託業者につきましても、レンタルサーバーということでございますので、そこと関連する市内の業者に委託をするということで考えております。

アタシのQuestion

 ホームページの内容を詳しく教えてください。

市のAnswer

 内容としましては、約60ページほどになると思いますが、市のプロフィール、観光スポットや祭りの情報、文化財の案内、それから新着情報として、広報に掲載するようなさまざまな情報、それから講座、講演の案内、市からのお知らせや市内の話題など、それからスポーツ文化施設の案内、イベント案内、さらにリンクコーナーということで、市内の大学や姉妹都市や多摩地区の実態、商工会議所などにそこからアクセスする形のようなもの。それから、インターネットに対する御意見、アンケートコーナーということで考えております。

アタシのQuestion

 アドレスは広報には載せますか。

市のAnswer

 開設を4月に予定しておりますので、4月1日号の広報に掲載する予定でございます。

アタシのQuestion

 先日、自治省がまとめたニッポンネットという地方自治体のホームページがすべて見られるサイトにアクセスしてお邪魔してまいりました。特に充実していたのは兵庫県のホームページで、議会項目で言えば、まさに議事録を見る以上に詳しく載っていました。何といいましても、重油流出事故関連の項目は圧巻でした。タイムリーで毎日の現場の状況がわかるようになっています。非常に細かく、海上、陸上の作業やら、重油回収量や残量が一目でわかる、すごい情報ソースに、心より驚きました。
 また、おもしろいホームページでは、世田谷区の区民個人のホームページを募集し、掲載しております。また、東京都では、「利用されるホームページ」をスローガンに、「都知事発言集」という、青島さんの日々の言動を日にちや時間によってクリックすると、見られるようになっております。
 いずれにしましても、今回、本市のホームページ開設には、パソコンをしている多くの市民がエールを送り、大変な注目が集まると思います。今後の抱負や取り組み方についてお聞かせください。

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市のAnswer

 まず、より新しい情報をどうやって提供していくのか、さらには、情報項目につきましても、冒頭申し上げましたように、調査、研究を進める中で、どういったものをどういうふうに情報提供できるか、そんなことを積極的に調査、研究を進めてまいり、より有効なインターネットホームページをつくり上げていきたい、そんなふうに考えております。

アタシのQuestion
長距離「痛勤」サラリーマンに優しい八王子

 それでは、長距離「痛勤」サラリーマンに優しい八王子についてお尋ねいたします。
 50万都市八王子市は、現在、業務核都市、多摩の心の位置づけがあり、戦後50年の経緯の中では東京のベッドタウンという状況がございます。そこで、本市に居住して都心または市外に通勤する人々の割合の変化をお示しいただきたいと思います。

市のAnswer

 私は確かに昭和35年に役所へ就職いたしました。当時の人口はたしか15万人ぐらいだと記憶しておりますけれども、現在は50万弱ということで、この間における人口増加というのは、町村合併を初めとして、首都圏整備法、あるいは新住宅市街地開発事業、あるいはそれに伴う市街地再開発、もろもろの中での人口増で現在なってきていると思っておりまして、その中で、外から八王子への流入、流出、こういった部分の35年との比較ということになりますと、ちょっと私、資料を持ち合わせておりませんので、申し訳ございませんが、御答弁できないので、御容赦願いたいと思います。

アタシのQuestion

 たまたま室長に質問してしまったわけですが、市外に通勤する人々の実態を行政が共通認識していただきたいと思っております。私たちの時代には、一家に1人が都心等の市外に通うのが当然という家族構成になっております。ただ寝に帰ってくるだけということで、そのような方たちの声が伝わってきにくいというのが現状でございます。ベッドタウンとして住んでいる人が、八王子夜間人口の主流になっていくと思います。その人々にまちに愛情を感じてもらわない限り、まちの活性化はあり得ないと考えています。
 一生懸命働いて税金を払うだけでなく、このまち八王子に住んでよかったと、市民としてのプライド、そして喜びを感じてもらうように行政がリード、アプローチしていっていただきたいと思っております。例えば、本市に越してきた一家で、都心に通うお父さんがいて、ハウスワイフのお母さんに子どもがいる場合などは、子どもの教育上、本市とのかかわりもおのずと深いものになってまいりますが、ディンクス、子どもがいない御夫婦の場合には、なかなか本市になじんでいかないケースが、現在非常に多くございます。
 そこで、ベッドタウンとして居住している人たちにも、八王子市民としての喜びとブライドを感じてもらうための第一歩として、簡単なことから考えていただこうと、先日JR、京王線等の交通期間のダイヤを市の広報誌に載せたらいかがだろうかと提案いたしましたら、いい答えはいただけませんでしたので、ここであえて質問はいたしませんが、そういう細かいことから考えていただきたいと思います。朝早くから市外に仕事に行き、帰ってくるのは午前様という人たちのことを考えた行政であってほしいと要望いたします。

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八王子駅北口再開発にていて

 次は、八王子駅北口再開発についてです。
 東京都シンボルロード事業ですが、昨年の予算総括質疑同様、モニュメントについてお尋ねいたしますが、今回通告したところ、担当所管の方から、今年度の予算書にはこれらのことが計上されていないので、質問しないほうがいいですよと何度も御心配をいただきましたが、大事なことですので、八王子の顔が決まるというということですので、あえて質問させていただきます。
 シンボルロード事業の現在の進捗状況を教えてください。

市のAnswer

 進捗状況でございますけれども、東京都におきまして昨年の7月までに、地元の方々、あるいは関係団体の方々といろいろと意見交換を行ってきております。その中で、都といたしましても、一定の要望、あるいは意見というものは集約をいたしてございます。
 それから、その後でございますけれども、昨年9月に関係者30名ぐらいの方々にお集まりをいただきまして、合同の意見交換会を開催いたしてございます。その中で、緑の問題等を含めましていろいろな意見が出されてございます。現在、都におきましても、これらの意見を反映いたしました修正案の取りまとめを行っておりまして、来月中には関係の方々にお示しをする、こういう予定になっております。

アタシのQuestion

 新聞等によりますと、都が8大門構想というのを挙げていました。やはり私も多くの市民同様、これにはぴんときませんが、変更はしないのでしょうか。
 また、昨年提案しました市民アンケート等はちゃんと実施され、その声は反映されているんでしょうか。

市のAnswer

 モニュメントの関係でございますけれども、このシンボルロード整備事業の1つの事業目的でございますけれども、いかに八王子の個性といいますか、八王子らしさを表現するか、こういう形の中で、個性ある八王子らしさ、こういうもので歴史、文化を表現する、こういうモニュメントを現行の中では考えてございます。
 なお、これまでいろいろな方々と十分意見交換等も行っておりますので、担当の意見等々については集約をされているという認識でございます。

アタシのQuestion

 昨年もこの場で、八王子が生んだスーパースター、ユーミンや羽生名人にちなんだものを、例えば手形等をさりげなく組み入れてというのを提案いたしました。そんな中、たまたまこの間、これは「UNO!」という昨年創刊された雑誌なんですが、ここにも、同じ八王子市民の八王子が生んだスターとういことで、羽生さんとユーミンの提案等がございます。
 8大門では、わざわざ全国から見にこようというふうにはならないですよね。話題性を重視した楽しい作業として進めてください。最悪のシナリオは、「もうこんなものは要らない」と市民から言われることですから、それでは東京都にも申しわけが立ちませんので、しっかりとしたパイプ役を果たしてください。

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都立小児病院にていて

 それでは、都立小児病院についてお聞きいたします。
 先日の本会議で、都立小児病院について市長より、うれしい答弁があったことを初めに、敬意を表したいという言葉は余り使わないので、私流に、頑張りましたねという言葉を言っておきます。
 我が家から徒歩3分足らず、八王子市台町4の33の13に所在する都立八王子小児病院についてお聞きいたします。昔は乳児院と呼ばれまして、思い起こせば、瀕死の病に落ちたとき、母に担ぎ込まれたこともございました。今、こうして丈夫に心臓に毛が生えるまで立派になりましたのも、小児病院のおかげと感謝している次第でございます。
さまざまな医療設備が設置され、充実した医療内容と、本市の乳幼児の増加から、近年は患者の急増加、オーバーヒートぎみで、それは病院に入らなくとも、資料を見なくとも、あの小児病院の、前の狭い道路が日々渋滞しているのを見れば、おのずと小児病院の重要性が伝わってまいります。平成6年に都立小児病院の検討委員会が設置され、移転拡充の審議がされたようです。本当は私のような高齢出産予備群としては、現在のところ、徒歩3分のところにとどめてほしいという気持ちもあるのですが、移転拡充は確かに必要だ。それならせめて本市にとどめてほしい。
 ある地方紙には、小児病院は市内に移転するのではと報じておりました。市長に対しては個人的にこの話をしてまいりました。そして、私の友人、都知事秘書辺見広明さんからも、波多野市長の小児病院は絶対市内にとどめ拡充するという強い思い入れを都に提言しているのを、たびたび聞いてまいりました。先日の本会議で、これらに関してよい答弁を市長よりいただきましたが、改めて小児病院に対する決意をお聞かせいただきたいと思います。

市のAnswer

 小児病院は、現在の場所が狭いので、八王子の地内の他の場所に移すべく、ほぼ確定をしておりますが、病院の問題はそれでいいんですけど、これから問題は、それをつくる財務関係のところで、今、都庁の中でそれぞれの部署で財政的な問題を検討して、ここ一、二ヶ月のうちに確定をすることになっておりますので、ほぼ昨年の末にこういった問題が確定をしておることは確かであります。もう少し財政調整をして、場所、予算、これが確定するのはもう1カ月ほどかかるのではないか、こんなふうに感じております。




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