消費税の調査


消費税の調査は殆どが、法人税や所得税の調査との同時調査ですが、還付
金額が大きい法人、大規模法人については消費税だけの単独調査もあります。
簡易課税を選択している法人(個人)については、売上等について過少に申
告していれば、それに応じて消費税も過少申告となります。逆に言えば、簡易
課税であれば、経費関係は全く消費税には関係ありません。非違としては、売
上以外の雑収入や固定資産の売却収入等を計算の対象に入れるのを忘れている
ケースが目立ちます。その他は、業種によってみなし仕入率が異なっています
ので自己の売上の業種を適格に、又複数の業種であれば売上を区分することが
重要です。

簡易課税ではなく一般課税では、全ての仕訳から課税、非課税、不課税に分類
しなければなりません。したがって、消費税をよく知っていないと、課税、非
課税の取り違えから、税額を過少に納めるケースが多くなっています。


税務調査の仕方

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