OHLINS PCV 車高調

コンプリートキットなので、フロント7kg/mm、リア5kg/mmの軟らかめのバネと、ヘルパースプリングが標準装備。
仕様変更無しの、店頭で売っているそのままの状態です。
(ツルシってやつですか)
サス交換も手慣れた物で、サスKIT組み立て込みで3時間で終了。

早速減衰力を、基準値である最強から7段戻しで近所を走ってきました。
まだ少し渋いようですがダンピングが効いて気持ちのいい乗り心地。
路面の段差を超えた後も一発で収まり、強烈な衝撃もなく足がスッと縮んで跳ねずに収束。
今まで付けたことのある車高調の中でもNo.1かも。
おっおっオーリンズすご〜い。

値段と性能は比例するのは間違いないみたいですね。

乗り味は本当に角のない硬さで、噂どおり乗り心地がいいです。
丁度この7段戻しは、ノーマルspecCの足をちょっと固めにした感じで、足を交換した実感がある程度です。
物は試しと最弱にして乗ってみましたが、こちらは乗り心地最悪。
車体が全然安定せず、酷くピッチングが出ましたので数百m走って戻してしまいました。

ヘルパースプリングのカチャカチャ音が気になりますけど、 それ以外は不満な所はありませんね。
ストリート仕様では文句ない出来だと思います。


写真は、オーリンズ基準値です。
フロント -40mm,リア -30mmになるようです。

組上げてからキャンバー測定。
なぜか、リアのキャンバーが左右で1度以上違ってしいたので、サスペンションのガタを利用して再調整してみましたが、あまり数値が変わらなかったので一度組上げた物を再度ばらしRIGDのピロアッパーマウントに入替えました。
何回かリアからコースアウトをしているので合わなくなってしまったかな。(汗


サーキット走行

しのいサーキットでテスト走行。
先ずは、NEOVA 225-45-17で走行しました。
路面が雨上がりのチョイ濡れ路面でしたが、ラインは一部を除きドライ気味状態。
タイムは、前回のenapetalのタイム48.246から48.196へタイムアップ。
うぅ〜ん誤差範囲なタイム。(汗
路面を考えれば、妥当なタイムアップかな?

RE070でもアタックしようとしたところ、ポツリポツリと小雨模様になってしまいましたが、なんとか路面が濡れきる前に48.068をマーク。
まぁこちらは、47秒台は確実でしょう。
でも、まだノーマル以下のタイムです。

サーキットでの印象は、ストリート同様にマイルド特性。
基本的に弱アンダー気味ですが、アクセルを踏み足せば少しリアがスライドして楽しめる足です。
ステアリングのレスポンスもマイルドで、クイックィッと曲がるカミソリレスポンスではなく、じわっと舵が効いていくような感じで安心感があります。
特性を見るのに雨の中も走りましたが、安定感があっていい感じでした。
フロントの入りが、少し甘い感じでしたが(曲がらない訳ではないです。レスポンスの問題)曲がってしまえば、アクセルでリアをコントロールすることだけに集中できる足です。
1回スピンしましたけど(汗

楽しめる足ですが、基本的に安定方向な足。
万人受けする足なのかな、やっぱり。
スプリングレスでもよかったかも。


しのいサーキットでテスト走行 2

今回は、降水確率限りなく0パーセントの中アタックです。
まずはNEOVAから。
NEOVAで47秒台は無理かと思い走行していたら、あっさりと3Lap目で出てしまいました。
しかも3Lap連続で47秒台。
合計5回は47秒台に入っていました。
今回NEOVAのベストタイムは、47.821秒。

バネレートからは想像できないほどよく仕上がっていて、卓上ではなく走ってセッティングされたのが感じられます。
ややレスポンスがマイルドに感じますが、とてもバランスが取れていて、ドリフトも必要以上にカウンターを当てることが少なくなったのが印象的。
縁石越えも、足がすっと縮んで、トンと落ち着くので乗っていて安心。
コース内の跳ねる箇所でも全然跳ねないし、しなやかに路面の凹凸を吸収する感じでサーキット内でも非常に乗り心地もいいです。

次に本命のRE070ですが、こちらは走行直前になってコース内にオイルが出てしまい午前中の走行中止に。
前回に引き続き悪条件。
まともに走れるようになるまで、暫しマッタリ。
オイル処理の為に走行条件が悪くなってしまいましたが、とりあえずタイムアタック。
さすがにタイムが48秒前半で思いのほか伸びずだらだらと走っていましたが、路面にも慣れてきたのでクーリング後の一発狙いにかけてみました。
久しぶりに、ジムカーナ的に1周集中でアタックしたら47.628。
ノーマルサスの0.07秒アップでベスト更新!!
って、路面コンディションが悪いのにベスト更新なので、運転した本人も?です。
OHLINSのおかげでしょうが(そう思いたい)、これがドライバーによるものだったら、今まで何やってたんでしょう。(汗



フロントインナーフェンダーが擦れてしまいました。
どのタイヤの仕業だ?


暫くココの更新をサボって走り込んでいましたが、標準セットアップでのベストタイム表です。
サーキット名
ノーマル過去ベスト
OHLINS標準
使用タイヤ
TC2000
不明
1.06.815
RE070
TC1000
42.106
41.917
NEOVA
しのいサーキット
47.698
46.682
RE070
茂原サーキット
51.216
50.098
RE070

SWIFTスプリング

走り込んで行くうちに底付きするような挙動が出て来たので、2kg/mmアップしてみることにしました。
選んだスプリングはSWIFT Z65-203-090。
とりあえず、OHLINSの純正スプリング(7kg/mm)も使えるように9kg/mmからスタート。
フロントがSWIFT 9kg/mm、リアがOHLINS 7kg/mm仕様です。
8インチスプリングのため、そのまま組んでも車高が上がってしまうのでヘルパー付きです。
現状では、フロントを以前より1cm上げてほぼ水平になっています。
車高の上げ下げは、サーキットの実走をしてから決めたいと思います。
番外ですが、SWIFTスプリングに付いてくるステッカーが変わり、貼りたくなるようなデザインになりました。
ちなみに、旧ステッカーです。(汗
正直、貼る気が起きませんでした。(笑)
控えめに中サイズのステッカーをリアウインドウに貼ってみました。

しのいサーキットで走行&調整

走行前に気になったので、フロントの車高を3mm落とし走行しました。
今回はNEOVAで走行し、前回の47.821秒から47.103秒へ0.7秒の大幅タイムアップです。
まだ、お試しセット状態なのに好タイム。
操縦性はフロントがしっかりしているので、リアをコントロールする事に集中出来るのはノーマル同様。
バネが勝っている印象は無く、OHLINSはまだまだ余裕と言った感じでした。
リアをもうちょっと落ち着かせたいので、キャンバー、車高を微調整して様子を見ようかと思います。


最終的に、RE070を履き、助手席、リアシートを外し、ドライバッテリー装着でHEROしのいサーキットを46秒台でラップし、ベストタイム46.682秒で駆け抜けることが出来ました。
公式なリザルトにはなりませんが、ラジアルタイヤでは最速らしいです。

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