麦エキマニ

神々しい光を放つこのエキマニは、知る人ぞ知る麦(BAKU)スペシャルエンジニアリングの等長エキマニです。
GD系(A,B型)用、新形状です。(2002.12現在)
スルドイ方ならお分かりのように、インプレッサマガジン等で紹介されている物とは形状が違います。

それは・・・・・。
注文した後に待ち遠しく本や、HP等を見ていたところ、紹介されている写真形状では素人目にもオイルクーラーのラインとぶつかることに気が付き、このことをK.I.Tさんに相談したところ、K.I.TさんとBAKUさんが検討の結果、別な巻き方で対応して頂けることになったからでした。
(K.I.Tサービス様、BAKUスペシャルエンジニアリング様 感謝 )
ちなみに、GD系(A,B型)は、これからこの形になるらしいです。←ここ重要
と言うことで、栄えある第1号(試作?)を頂きましたとさ。


最初のインプレッション

早速バンテージを巻いて取り付け作業に。
一本物のエキマニ取付けは初めてだったので、多少プラスチックハンマー等で叩きながらボルトを通したりしましたが、オイルクーラーにも干渉せず休憩込み2時間程で難無く取付けが出来ました。

手がチクチクしながらも取付けが終わり、バンテージの焼き入れの為、(共同屋根付車庫で、他の車もあるので外に出しました。臭いし。)車庫外に出そうとした瞬間にいきなり違いが・・・。
アクセルを軽く踏んだにもかかわらず、エンジン回転が軽いではないですか!!。
オォッと思いつつ20m程ゆっくり進み、しばし煙の治まるのを待ちながら音の鑑賞。
アイドリング時のドッドッドッ排気音は減少しましたが聞こえるようです。
ボゥヲゥヲゥヲゥ・・・って感じの音の中にドドドが混ざったような音に変わっています。


うまくオイルクーラーのラインを避けています。実車を見ずに製作とは思えないフィットぶり。

乗り出していきなり全開にしたい衝動を抑えつつ、町乗りでよく使う回転域の特性をFLATTエキマニと比較してみようと思います。

まずは、音から。
回すとボゥヲゥヲゥ→フォォ〜ンと言う感じで、排気干渉の無いやや乾いた音を発しながらチタンマフラーと相まってかなりいい音がします。
さらば、ボクサーサウンドって言うところでしょうか。
遠くから近付いて来てもスバル車が来たとは思わないでしょう。


次にトルクの出方を。
FLATT のエキ マニ ですが 、体感パワーゾーンは明らかに3500回転からでしたが、BAKUマニは、ほとんど体感出来る回転と言うのが存在しない感じで、クラッチを繋いだ時からシュイィ〜ンと軽く回り、今までの3500回転くらいの感覚でアクセルを踏み込むと4000回転は回ってしまいます。
誰もが体感出来るくらいフラットトルクで、エンジンの回転も軽いです。
町乗りでは全開にできないので、精々回しても5000回転までですが、体感的にこれは速いと感じられました。

重さが7.6kgとちょっと太ってしまいましたが、この性能には素直にスゲェ〜としか言い様がありません。
全開が楽しみです。

BAKUマニ+フジツボRM-01A Tiレーシングサウンド.aif

低音をカットした訳ではありません。(念のため)
VTECでもありません(更に念のため)
FLATTマニの録音時と同じくらいの距離で録音しました。
マフラー出口斜め後方1mくらい。
↓効き比べ用↓

FLATTマニ+ノーマルマフラー.aif


全開サーキット インプレッション

HEROしのいサーキットに行ってきました。(02.12.26)
前夜雨が降ったらしく午前中は1コーナーの入り口付近や、シケイン出口で凍結箇所があったため午後から走行を開始しました。
午後には融けたとはいえ、路面温度は低くベストタイムは48.094。
11月に出た47.518には及びませんでしたが、同条件なら遜色ないタイムと思われます。
なお今回は、車載ビデオの調子が悪く40分間分がパァ〜。
思い出しながらの比較になっています。

全開で乗ってみたところ、急激なトルクの立ち上がりは無く大排気量NAエンジンのような扱いやすさが印象的なエンジンフィールでした。
パワフルと言うより、スムーズの形容がぴったり。
逆に、あまりにもフラットトルクな為「パワー落ちた?」とか思う人もいるだろうなぁ〜と思いながら走っていました。
(本当にそう感じた人は要修行。)

では、HEROしのいサーキットでのインプレッションを。
1コーナーまでのストレート最高速はFLATTエキマニで157km/h、当日は路面コンディションが悪いため、ラインを若干外し、ほんの少し手前で減速したため麦マニでの最高速は156km/hでした。
条件が同じなら、同等〜2km/hアップ程度期待できます。

各コーナー3速での立ち上がり後のストレート区間も、伸びが良くなっていて4速に入るポイントは少し手前に来ていました。
中回転もトルクアップされているようです。

一番劇的に変わったのは、10Rのタイトなヘアピン。
ここのコーナーは、130km/h位からフルブレーキで35〜40km/hまでスピードを落として回るコーナーです。
本来ならシフト回数を減らすのと、無駄なホイルスピンを抑えるために2速で走りたいところですが、残念ながらノーマルGDB RA-Cでは2速のトルクが無く待たなければ加速しない状態だったので、GDB RA-Cに乗り替えてからは1速まで落としホイルスピンに注意しながら立ち上がっていました。

今回ここを2速で試してみたところ使えるトルクが出ていて、2、3速と息の長い加速で立ち上がれるようになり、シフト回数も1回減ることで楽になりました。

シフト箇所の変化

けど、ヘアピン手前で4速に入るようになって、ブレーキ制動時も1速に入れなくなったため制動距離は若干伸びてしまい、シフトもここで1回増えているのでプラマイゼロか・・・。
ブレーキの更なる強化か、ドライバーの修行で何とかなりそうですけどね。

トータルで見ると、低速トルクがかなり豊かになって、中高回転はFLATTマニと比べて少しよくなっているようです。
イメージ的に、FLATTマニで不足していた3500回転以下のトルクを豊かにした印象で、どこからでも踏めるレスポンスがあります。
でも、7〜8000回転の回転上昇の鈍さは取れない感じがしました。
EJ207の仕様ですかね?


麦マニ装着の走行ビデオ

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