第七回会員懇談会は,帝京大学医学部教授小林武夫さん(1951年入寮)をお迎
えして「医者から見た医者のかかり方」と題するお話を伺います. 小林さんは1932年浜松市で生まれ,豊橋時習館高校から1951年東大に入学し, 三鷹寮生となりました.59年医学部卒業後は大学に残って耳鼻咽喉科学と音声 言語医学を専攻し,1964年から二年間ニューヨーク大学に留学,帰国後は東大 医学部助教授として,研究・教育・治療の各分野で活躍されました.1982年, 中央鉄道病院(現在のJR東京総合病院)に耳鼻咽喉科部長として迎えられ, 1993年からは帝京大学医学部教授として後進の指導にあたり,また東京芸術大 学音楽科の学生のために,長年にわたって音声学の講義もしておられます. 臨床医学の最先端を歩んで来られた小林さんは,医師としての実力と気さく で包容力に富んだ人柄によって多くの人を惹きつけ,小林さんを中心に著名人 の患者や優れた医学者の人脈ができています.まさに当代一流の名医です. 専門分野における多数の著書や論文のほかに,多忙な公務の合間の寸暇も惜 しんで,一般人の医学知識向上のために多数の著作や翻訳をしておられます. クロード・ダレーヌ「外科学の歴史」(白水社,文庫クセジュ),リチャード・ ゴードン「世界病気博物誌」.(時空出版社),フレデリック・カートライト「病 気と歴史」(法政大学出版局,近刊),鉄道病院の同僚医師と共著で出した「主治 医のアドバイス27章」(交通新聞社)などがその例です. そろそろ自分の健康が気にかかる年令に達した会員諸兄は奮ってご出席くだ さい.夫人同伴も歓迎します. (1996年3月、菅建彦記ー1960年入寮ー) |
日時 | 1996(平成八)年5月20日(月)18時30分開場,19時開会 |
場所 | 学士会館 101 千代田区神田錦町3_28 電話 3292-5931 |
講師 | 帝京大学医学部教授医学博士 小林 武夫さん(1951年入寮) |
演題 | 「医者から見た医者のかかり万」 |
会費 | 一人5 ,000円(夕食代を含みます) |
定員 | 百人 (先着順、定員を超えない限り特に連絡しません)) |
お問い合わせ先 | 平賀 俊行(勤務先電話 5294-1014,同Fax 3254-3368) |
菅 建彦(勤務先電話 3213-8310,同Fax 3213-3018) |