講 師 住友電装顧問 下川 忠氏(昭和36年入寮)
テーマ 「住友電装のグローバル経営」
2006年秋、技能五輪大会の募金活動で、四日市の住友電装本社に下川忠社長(現顧問・S36年入寮)を訪ねた。三鷹クラブの御縁もあり快く御協力頂いた上、会社の状況につき伺った。同社が、ワイヤハーネス供給で世界の3指に入り、30カ国に生産拠点、14万人の従業員を擁する、まさにグローバル企業であることを初めて知った。
是非三鷹クラブでのお話をとお願いし、今回ようやく実現した。折しも世界不況の嵐が、各国の自動車産業に襲いかかっており、部品メーカーとしての同社も甚大な影響を蒙り、経営陣は想像を絶する御苦労をされていると思う。そうした面についても、お話頂ければ、私達には大変有難い。下川さんの寮時代のことについては、同期入寮で、寮委員長をしておられた浜田卓二郎さん(現弁護士)にお願いした。(以上平賀記)
「昭和36年、下川君と私は同期入学で東大の駒場にある一般教養課程の学生になった。出会いは東大三鷹寮であった。武蔵野の面影を豊かに残した、馬場もある三鷹市内の旧制東京高校の跡地に展開する古い木造の寮に、東大の一年生と二年生(中には牢名主のように住みついた先輩学生もいた)の学生3百余名が住んでいた。完全自治寮ということで、学生の食事をまかなう食堂の経営、売店の経営、風呂の準備、駒場までの学生バスの運行、寮内の治安維持(警察の立入りは許さないと言い張っていた)まで、選ばれた寮委員会が取り仕切ることになっていた。そこで、たまたま私が寮委員長選に立候補する羽目になり、対立候補がいたかどうか記憶にはないが、寮委員会10名の委員を選任することとなった。自薦他薦のある中で、委員を何とか引きうけてくれたのが当時の小玉忠君(今の下川君)であった。
それから一年間、仕事もし、一緒に鯨飲し、寮委員室を中心にずっと一緒に暮らすことになった。岡山出身の本来田舎者であるはずだが、他も田舎から出てきたばかりの連中が多かったせいか、下川君は、洗練されたスマートな青年という印象であり、逸早く流行り歌なぞ覚えてきて皆に聞かせていたのを覚えている。仕事は要領がよく、テキパキといかにも頭もスマートだなと思わせる人であった。学校の成績がどうだったか、お互い気にもしなければ、話題にもならないので知らなかったが、住友グループで社長までやったのだから、多分良かったのだろう。いずれにせよ下川忠君は私の青春そのものであった。 (昭和36年入寮・浜田卓二郎)
記
日 時:平成21年3月18日(水) 18時30分〜21時
場 所:大阪弥生会館(大阪市北区芝田2丁目4番53号 電話06−6373−1841)
講 師:下川 忠 住友電装顧問(昭和36年入寮)
交 通:JR大阪駅中央北口から徒歩5分JR西日本本社そば
テーマ:「住友電装のグローバル経営」
会 費:5000円(夕食・飲物付き)
申込先 平賀・干場 Fax 03-5689-8192 電話
03-5689-8182
有限会社ティエフネットワーク Email:tfn-hoshiba@blue.ocn.ne.jp