講 師 シャープ株式会社代表取締役専務・海外事業本部長 藤原武平太氏
テーマ 「エレクトロニクス企業のグローバル展開」
年に一度の大阪での懇談会が近づいてきました。今年はシャープ株式会社代表取締役専務(海外事業本部長)藤原武平太さん(昭和34年入寮)を招き、「エレクトロニクス企業のグローバル展開」と題して話して頂きます。
35年の初夏、中川委員会に参加して東寮の委員会室に移った私の寝台の斜め下が、一学年上の藤原武平太さんの寝台でした。いつも身だしなみが良く、美声でシャンソンやアメリカの流行り歌を唄ったりするところが、蛮声で寮歌をがなる普通の寮生とは大いに違っていました。法学部では留年した藤原さんと同じ講義を聴いたこともありましたが、そのうちに私も留年したので上級生と下級生という関係は永遠に変わりません。
39年に通産省に入省された藤原さんは、間もなく米国エール大学に留学してMBAを取得し、公務員として順調なスタートを切りました。47年秋、国鉄職員だった私は、初めての海外出張で泊まったアムステルダムのホテルのロビーで偶然藤原さんに出会い、その旅慣れた様子がまぶしく見えて、東寮委員会室以来のカルチャーショックを感じました。
その後間もなく、藤原さんはパリのOECD本部の先進国貿易課長を勤め、帰国後は通商政策局、産業政策局、石油公団などの要職を歴任し、公務員生活の最後を鉄のカーテン崩壊後間もない時期のブルガリア共和国駐箚大使として締めくくり、日本が世界に雄飛した時代に政府を代表して地球的規模の活躍をされました。
退官後はシャープに入社し、常務・海外企画本部長、専務・東京支社長を経て、現在は同社の海外事業展開の最高指揮者となっておられます。産業空洞化と日本企業の競争力低下という厳しい環境の中で日夜苦闘するエレクトロニクス・メーカーの立場から、実体験に基づく興味深いお話を伺えるものと期待いたします。
定例懇談会終了後、大阪駅ビル内ホテル・グランヴィア大阪19階のパブレストラン「アブ」で二次会を予定しております。懇談会と二次会の会場は、今年も南谷昌二郎JR西日本社長(35年入寮)が手配してくださいました。(文責・菅建彦・35年入寮)
記
日 時 2003(平成15)年3月27日(木) 18時30分
場 所 大阪弥生会館(大阪市北区芝田2丁目4番53号 電話 06-6373-1040)
JR大阪駅中央北口から徒歩5分
講 師 藤原武平太氏(シャープ株式会社代表取締役専務・海外事業本部長、34年入寮)
テーマ 「エレクトロニクス企業のグローバル展開」
会 費 5000円(夕食・飲物付き)
定 員 50名(定員を超えない限り連絡いたしません)
申込先 平賀俊行 Fax 03-5297-5020 電話 03-3258-0559 緑富士(株)
干場革治 Fax 03-5689-8192 電話 03-5689-8182
有限会社ティエフネットワーク Email:tfn-hoshiba@blue.ocn.ne.jp