講 師 ダナフォーム代表取締役社長 林 利蔵氏
テーマ 「ゲノムビジネスの将来と課題」
今回は6月に記念講演とパーテイーを開催する関係で、3月の大阪にすぐ続き4
月21日にゲノム(生物毎に固有な遺伝子情報のワンセットを指した言葉)ベンチャー
企業ダナフォーム社長の林利蔵氏(昭和33年入寮)に話して頂きます。以下は中前
忠氏の紹介文です。
林利蔵君とはどういうわけか一緒になる機会が多い。
最初は広島高師附属中である。同じ高校を出て、同じように一年浪人して三鷹寮に
入った。林 Who?といえば、ダジャレの名人といってよいくらい頭の回転が良い男で
ある。第20期の寮委員会は盛大な寮祭をやったので、結果的には寮生の支持も高
かったと思っているが、最初の頃は官僚的だと極めて評判が悪かった。そのなかで、
食堂の落書きノートにダジャレ込みで痛烈に批判してくれたのが、こともあろうに、中
学・高校同期の林君だった。
大学を卒業して73年に私は英国に転勤になったが、そこで三井物産の駐在員とし
て派遣されていた林君と一緒になった。食品関係の仕事をしていたと思う。遅れて英
国に着任した私に、英国とは…と、彼一流の解説をしてくれたものである。三谷君も
そうだったが、林利蔵君も通説が嫌いで、何か違った視点を持ち出さないと、馬鹿で
はないか、という雰囲気があって、林君の場合とりわけ技術畑なので、その発想に大
いに刺激されたものである。
技術とも、英国とも関係ないが、地価の高騰
で物産の大手町の新ビルのコストが高くなってしまったことについて、「複式簿記って、
コストに関係ないんだなぁ」、と言ったのにハッとさせられたことがある。バランスシー
トの右と左はいつも同じだから、というのである。その後、林君は米国に渡って技術
の売買のような部門で、ネットとかバイオの大家になっていった。私のような素人にも、
技術の本質のところをスパッと言ってくれるので助かる。しかも、世界の最前線にい
つもいるのだから。今度、物産を辞めて一時いたサンスターも退き、新しいゲノムの
ベンチャービジネスを始めるという。エレクトロニクスやネットはセオリー通りにやれ
ば時間の問題、つまり、先が読めるビジネスだが、バイオは先が何も読めないのが
特徴である。彼の話の先取りである。(中前忠記)
日 時 平成12年4月21日(金)18時30分〜21時
場 所 神田学士会館 320号室
(千代田区神田錦町2−28 電03−3292−5931)
講 師 林 利蔵氏(ダナフォーム代表取締役社長、昭和33年入寮)
テーマ 「ゲノムビジネスの将来と課題」
会 費 5.000円(夕食代を含む)
申込み 秋山順一(33年入寮) FAX:03-3553-4753 ライフ・インターコーディエ
又は杉原隆紀(45年入寮) FAX:042-370-7845 MC技研
問い合わせ先 平賀俊行(26年入寮) TEL:03-3256-0559
緑富士(株)社長 FAX:03-3253-4895
次の第32回定例懇談会は、6月20日学士会館で鎌倉節宮内庁長官(25年入寮)の記念講演とパーティーを予定しています。
また、三鷹クラブでは、「東京大学外国人留学生後援会」の趣旨に賛同しその活動に資するために広く寄付を募ることにし、2月16日全会員に郵送しましたので、ご協力をお願いします。