東大三鷹クラブ第29回定例懇談会

 講 師 元大蔵省事務次官 田波耕治氏
 テーマ 「日本経済と財政」

 今回は、第一線で活躍中の弁護士・桃尾重明君に、企業倒産をめぐる諸問題について話して頂きます.講師紹介は、三鷹寮入寮,大学卒業,司法修習すべて同期の東京高等裁判所判事仁田陸郎君にお願いしました。(以上文責・1960年入寮・菅建彦)

 2000年初めての懇談会ですが、昨年7月まで大蔵省事務次官だった田波耕治大蔵省顧問(昭和34年入寮)に「日本経済と財政」について話して頂くことになりまた。
 以下同期の安江邦治氏の紹介要旨です。
 田波君は34年入寮と記録されておりますが、同期同室だった佐藤長平君によれば「田波君は日比谷高校卒で自宅は渋谷にあり、諸般の事情による数ケ月間の一時的な入寮だった。ただし、田舎者の寮生の間にシティーボーイの風を吹き込んでくれたことに感謝している」とのことです。田波君の駒場時代のクラスは文T・12Bでしたが、サークル活動として「東大法律相談所」に所属していました。サークルの同期には、日高荘平元国税庁長官、元田中寿造幣局長、牧野力元通産事務次官等がいました。私もそこでの出会いがつきあいの始まりです。
 彼は法学部卒業後敢えて1年間余計に在籍し、司法試験に合格したのち、1964年に大蔵省に入省し、坂出税務署長、4年間の駐米大使館書記官、大臣秘書官等を経て、主計局主計宮、主税局課長、官房秘書課長、主計局次長、審議官(主税局担当)、総務審議官 、理財局長を歴任した後、96年内閣内政審議室長に就任し、98年1月〜99年7月の間大蔵事務次官の職にありました。本年9月から同君は大蔵省顧問として長年の疲れを暫くの間癒されている最中です。田波君の次官在任中は我国社会の大改造時期にあたり、官民ともに大変な経験を致しました。したがって、この間の同君のご苦労は大変なものだったと思います。その辺の事情も踏まえ、これからの日本経済と財政について含蓄のある話をして頂けるものと期待しています。(文責・安江)
 なお、私は今年9月に「経済財政政策と危機管理」思して1時間のインタビューを取材いたしました。大変示唆に富んだご意見を戴きました。(全体の文責秋山)

         記

日 時 2000年1月26日(水)18時30分〜21時
場 所 学士会館本館(千代田区神田錦町3−28 03−3292−5931)
講 師 田波 耕治 大蔵省顧問(昭和34年入寮・前大蔵事務次官)
テーマ 「日本経済と財政」
会 費 5000円(食事を含みます)
定 員 100名(定員を越えない限り特に連絡致しません)
申込み 杉原隆紀(45年入寮) Fax:042-370−7845 MC技研
問い合わせ先 平賀俊行(26年入寮) пF03−3256−0559
       ′     FAX:03−3253−4895 緑富士(株)