東大三鷹クラブ第101回定例懇談会(大阪開催)

 講 師 日中技能者交流センター顧問 平賀 俊行氏(昭和26年入寮)
 テーマ 「日本の人口問題〜現状と将来」

 今回の講師は、26年入寮の平賀俊行代表です。
 平賀さんは、旧労働省に入省後、雇用政策、労使関係、労働基準、国際労働、等々の分野において活躍されると同時に、三鷹寮には足繁く通い、後輩の面倒見も特に良く、ご夫人をして「貴方の趣味は三鷹寮」と言わせるほどでした。現三鷹クラブが結成でき、今日あるのも平賀さんなしにはあり得ません。我々33年組の故三谷恭正のアジテーションにオルグられ、平賀先輩の熱心で且つ適確な企画、根回し、事務処理に感心して、不肖私も三鷹クラブ設立の事務方の一端を担わせていただきました。

 ところで、今回のテーマは、「人口問題(主として少子化)」です。このテーマは、1992年の国民生活白書以降常に問題が指摘されて来たにもかかわらず、一向に解決の兆しが見えてきません。今年起きた福島第一原発の事故も、はやくから問題が指摘され、避難時のマニュアルまで出版されていたのに、何もしてこなかった東電・政府はもちろん、県・市町村・住民も積極的に対応して来なかったように、少子化問題にも効果的な施策はなされていません。

 生物学的、身体的には、女子は20代で子供を産むのが最適なのはわかっているのに、女性の社会参加と高学歴化、経済成長にともない、出産年齢は30代にシフトし、結婚しない・出来ない男女も増えているのが、現在の日本の姿ではないでしょうか。

 年金や社会保障政策などについても、第一義的に影響する人口政策を抜きにして、税と社会保障の一体改革が議論され、消費税が導入されようとしています。人口問題・少子化問題は、喫緊の課題であるとともに、50年100年の課題です。国のすべての施策にかかわる、基本的なテーマであります。

 2025年には日本は世界の上位国から中位国になるとの予測が、国際的に頻繁に語られているのに、日本の安保・防衛政策もこのような課題の解決と同時に語られねばなりません。

 平賀先輩の今回のテーマは、三鷹クラブ.会員各位の多方面からの問題提起が期待される課題と考えられます。平賀先輩は、1998年の7月第20回定例会で「日本の雇用問題」について東京で講演していますが、今回の大阪の会合では新たなテーマで講演されることになりました。会員諸氏はもちろん、御夫人や娘さんなど女性の方が参加されることも大歓迎です。(昭和33年入寮 秋山 順一)

                  記

 日 時:平成24年3月15日(木) 18時30分〜21時
 場 所:中央電気倶楽部 本館207号室(大阪市北区堂島浜2-1-25 電話 06-6345-6351(代))
 講 師:平賀 俊行 日中技能者交流センター顧問(昭和26年入寮)
 テーマ:「日本の人口問題〜現状と将来」
 会 費:5000円(夕食・飲物付き)
 定 員:30人(先着順、定員に達しない限り、特に連絡しません)
   申込先 平賀・干場 Fax 03-5689-8192 電話 03-5689-8182
  有限会社ティエフネットワーク Email:tfn-hoshiba@blue.ocn.ne.jp