ゲーム屋デキゴトロジー

スパる

 店に出た早々に指令。高価買取の宣伝POPを出すのに、競合店の価格調査をしてより高い買取価格に会わせるようにと。昼間の人達が大方は調査済みなので、残るは何十メートルか向こうの中古店。電話では教えてもらえなかったらしい。そりゃあ電話での買取価格の問い合わせには応じない店の方が多いんじゃないかと思うのだけど、それはどうやら声が割れていたからで通常は対応している模様。ちなみに、うちは電話問い合わせOKです。たとえ、これは競合店の店員だな…と察しがついていても答えますよ、ええ(自棄)。私の前の職場で見ていたお店でも電話査定不可という所はなかったのですけど。では、なぜ電話では応じないかというと、まずは店に人を呼び込むのが目的なのだから、電話で買い取りの高いお店をあたって一番高いお店に持ち込み…とやられるのは困るんですよ。実際に足を運んでもらわないと。実際、電話で聞いてきたお客さんの半分は来ないし。
 で、電話するようにと調査タイトルのメモを渡される。6点か…ちょっと多い。しかも、タイトルの取り合わせ的に怪しまれそう。ごく最近のソフトばかりだし。「……直に行って見てきちゃだめですか?」 私は面が割れてはいないはずだし、これで店内に掲示されていないタイトルだけ聞いた方がよさそう。ただし、メモ取ると注意されるとのこと。一緒のシフトの人は、以前、携帯のメモ機能を使おうとしてやっぱり見咎められたらしい(笑)。メモもダメってのはうるさすぎない? 普通のお客さんだって買取価格の比較はするでしょ。直接店に来ないのが困るだけで。
 さて、偵察に出発。手のひらにタイトルをメモっておいて、価格も店を出たところで手に書いておくことにする。さらに、普通の客を装うため、実際にあれこれと物色する。その合間に──ターゲット発見。買取価格表の掲示を見つけて調査対象を確認。うーん、3タイトルしか載っていない。それは頭に叩き込んでおいて、まだ店内を見て回る。と、ワゴンセールで「女神異聞録ペルソナ(オリジナル版)」発見。中古で980円か…。私は2からペルソナ始めたんで、そのうち時間があるときにプレイしようとは思っていたんだよね(※「罰」を10月に買っておいて放置しているクセに…)。何か買っていった方が怪しくないし、この際買っていくか。
 ──てな訳で、わざわざスパイ活動のために実際に買い物までしていますよ、私って奴はっ!(小心者) ま、いらない物じゃないからいいんだけど…。
 その後、20分ほど置いてから出ていなかったタイトルの価格を訊くため電話。ことさら素人装って。しかし、さすがに「ときめきメモリアル2対戦ぱずるだま」は訊けませんでした…。

2001/3/19の日記より

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