ソルディバイド ジャンル:シューティング/彩京 |
このゲーム、ジャンルはファンタジーシューティングになっていますが、シューティングだと思ってやると大間違いだと思います。空飛ぶ横スクロールアクションと言った方が正確です。 彩京のシューティング作品5作目にして、剣と魔法の重厚なファンタジー世界を256万色グラフィックで描き、武器による連続斬りや魔法というアクション要素を持つ独特の操作で、ファンタジー好きの新たなファン層を得るも、従来のシューターには受けが良くなかった模様。ずいぶん操作の勝手が違いますからね。かえって、私の場合だとシューティングゲームで唯一1コインクリアできたのがこれだったり。 操作はショット・斬り・魔法の3つの攻撃手段があるものの、このゲームの場合、実はショットを撃つ局面というのはほとんどありません。撃って避けてというシューティングゲームのプレイスタイルではなく、敵の出現する場所や攻撃パターンを把握し、敵が現れると同時に密着してザクザク斬って、弾を撃たれる前に倒すことになります。そもそも、このゲームは全体的にキャラが大きいので、弾を避けるのは難しいんですよ。また、何故かデフォルトではスコア表示がなく、キャラ選択時にレバー上&Aボタン押しっぱなしでスコア表示が出るようになりますが、連続斬りの3発目、レバー入力で出せる4発目で倒すことでスコア4倍のボーナスがかかるので、スコアラーはほぼすべての敵を斬って倒すことになります。……もしかして、それでシューティングじゃなくなっちゃうから、スコア表示が隠しなんじゃないかという気が。 家庭用では、SS、PSに同時移植。内容に差はないはずですが、ユーザー層の差か、あるいは2Dのスクロール形式ということで適したハードを選んだのか、SS版の方が売れていました。ってゆーかPS版がほとんど売れていなかったと言うべきか。私も持っているのはSS版。 連続斬り4倍が狙いやすく、しかしながらコツがいるので、このゲームは私が一番スコアアタックにハマったゲームです。まあ、それ以前に他のシューティングはクリア自体できないからスコアアタックも何もというところなんですけど。調子に乗ってゲーメストのハイスコアに送ったこともありました(地元のゲーセンがスコア集まらないんで)。でも、2周目になると弾が鬼のような数&スピードになるので、結局2−4あたりで挫折しました。 |
システム・・・・★★★★☆ 独特の操作が解っていれば初心者でもかなりやりやすいはず。 グラフィック・・★★★★☆ 渋めながら彩京初の256万色グラフィックで重厚な雰囲気。 世界観・・・・・★★★☆☆ ファンタジーとしてはオーソドックス? 寺田克也デザインの特徴はあり。 |