カプコンから「ダンジョンズ&ドラゴンズ」以来1年ぶりにリリースされた、4人同時プレイ可の横スクロールアクションです。基本的な操作が「ファイナルファイト」以降のカプコンゲーム共通のもので、同ジャンルの「D&D」や「エイリアンVSプレデター」が緻密なプレイを要求されるのに比べると、ド派手で気持ちよく遊べるのをウリにしているように感じます。
また、同じ系列のゲームにしても、「D&D」が本格派ファンタジー、「パワードギア」が重厚でシリアスなロボット物、「キャプテンコマンドー」がアメコミ風ヒーローものと、その世界設定は毎回個性ある物でしたが、今回はコメディ調70年代SFと言ったらいいのか…??
アメコミ系でもあるかも…? 原型が「チキチキマシーン猛レース」のイメージなのだそうで、そういうノリが好きな人には、動かしているだけで楽しいゲームだったりします。
キャラクターは、戦闘型サイボーグの“サイバー・ブルー”、軟体人間の“キャプテン・シルバー”、獣人の美女“イエロー・ビースト”、凶悪ダチョウと女の子のコンビ“ピンク・オーストリッチ”、植物生命体“エイリアン・グリーン”の5人の賞金稼ぎチーム。
また、このゲームの最大の特徴が、ユニットを使用して8秒間だけ各キャラクターの特殊能力をパワーアップさせる「バトル・ダウンロード」というシステムなのですが、これはダウンロードをしたキャラクターごとに、ブルーなら攻撃力が2倍、キャプテンなら防御力アップ、グリーンなら体力回復などといった効果を仲間全員に及ぼすことができるのです。これでキャラ選びが重要なだけでなく、ボス戦に望むときやピンチの時など、どこで誰がダウンロードを使うかという多人数プレイの連携が楽しめます。初心者の人には力押しで進めるブルーと、体力回復がありがたすぎのグリーンを使えばかなり進めるはず。
また、ステージクリア後に行けるショップで、各キャラクターのパワーアップ技(用のアップグレードソフト)を買うことができますが、それにはコインが必要なので、道中コインを稼げる戦い方をしていかないと、お金が足りなくて技が弱いまま進むはめに。また、アップグレードするにしても、まず何から強化するかで難易度が段違い。実はパワーアップしない方が使い勝手のいい技もあるので、やみくもにアップグレードしてもダメなんですけど。
この手のゲームはやはり多人数プレイが楽しいのですが、私の友人にアクションゲームを一緒にやってくれる人がいないので(シューティングだといるのになあ…)、ゲーセン仲間の人と何度か一緒にやったことがあるくらいで、基本的に一人でやっていましたが、行けてステージ5くらいまでだったか…。
ついでに、行きつけの店がメガロ台2台通信で4人用台になっていたのですが、一人でプレイしているとおもむろに見知らぬ人が途中参加してきてちょっとコワかったです。せめて一声かけてよう…。それに1人プレイと多人数プレイでは敵の数やパターンが違うから、途中で変わるのがちょっとイヤだなあ。
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