みら's REVIEW

パワードギア
ジャンル:アクション/カプコン

 これもプレイした順番からすると、続編的な「サイバーボッツ」の方が先。最初見たとき難しそうだなと先入観があったのですが、そんなことありませんでした。

 カプコンの「ファイナルファイト」系横スクロールアクションのロボット版です。
 特徴的なのが、最初に選べる4機の自機をベースに、途中で倒した敵の武器やら腕やら脚部やらパーツを奪って、装備を付け替えていくのです。私など面白がって、新しいパーツが出ると即チェンジしてしまったりするのですが、武器の特製がはっきりしているため、そんな何も考えないで装備変更していると苦労します(笑)
 でも、各部のパーツが豊富で、組み合わせのバリエーションが非常に多いから、自機のカスタマイズが本当に面白いんですって。いくら有効でも、ずーっと同じ装備で通しちゃもったいないと思うんですよ。私は、華奢なレプトスのボディにキャタピラ履かせてドリル持たせたり、四つ足履かせて足回転させて走り回ったり、ヘンな組み合わせばかり好きです。
 装備によって攻撃も変わるものの、操作自体がシンプルだし、同時期の「エイリアンVSプレデター」に比べて難易度的にも楽で遊びやすいはず。

 難点は、描き込みが細かすぎてやや見づらいこと。メカだからと光沢表現がうるさすぎる気がするので、もうちょっとすっきりしたグラフィックなら良かったのに。あと、ボス機体のワーロックは後半になるほど格好悪くなるような。

 シナリオは硬派なSF戦争ものなので、渋好みの人にはお薦めです。

システム・・・・★★★★☆ 装備チェンジがクセになります。
グラフィック・・★★★☆☆ この頃のカプコンの描き込みって細かいなあ。
爽快感・・・・・★★★★☆ メカなので攻撃や演出はかなり派手で楽しめます!