みら's REVIEW

レインボーアイランド
ジャンル:アクション/タイトー

 位置づけは「バブルボブル」の続編ですね。「バブルボブル」も結構やったのですが、特に語ることがないのでレビューは飛ばしてこの2作目の方を。

 「バブルボブル」が面クリア型アクションだったのに対し、今回はステージを上にのぼっていく形式です。泡吐き竜から人間に戻ったバビーとボビーが主人公で、泡のかわりに虹をかけて、その虹を攻撃や足場に使います。最上段に到達するとステージクリアで、4ステージ×7ワールド+α。
 この虹を使うといっても、ただ敵に当てただけではザコアイテムしか出ません。虹に体当たりすると掛かった虹が落ちるのですが、ダイレクトに敵に虹を撃つのではなく、落とした虹を当てることで、ゲームの鍵となるダイヤが出ます。7色のダイヤを集めると1UP、そして、ワールドクリア時に各ワールドのビッグダイヤが獲得でき、実は各ワールドのビッグダイヤを揃えないと真のクリアはならないのです。そのために各ワールドで7色の小ダイヤを集めておくといっても、敵の落ちた位置で色が決まるため、なかなか思うように色を揃えられなかったり…。
 ダイヤ集めのため以外にも、このテクニックで段の上や下の直接手の届かない敵を攻撃できるので、かなり奥の深いゲームでした。

 「ゲーメスト見聞録」によると、マニアックという説明があるんですけど、えぇぇ、そーかなあ。

 ファミコンにも移植され、グラフィックは見劣りするものの、ワールドクリア後にキャラの会話があったり、永久アイテムをもらえたりとオリジナル要素が追加されて、悪くなかったと思います。
 しかし、うちのファミコンとの相性というか、配線の具合だったようなのですが、ファミコン版は6面だけ画像が横に大きくブレて、ほとんど判別不能な状態に! アンテナ線を引っ張ると少しおさまるので根性でクリアしたこともあるのですが、そんな訳でファミコン版はそのうちやらなくなりました。

 アーケードでは違ったような気もするのですが、ファミコン版では、5面がアルカノイド面、6面が奇々怪界面、7面がダライアス面、8面がバブルボブルをモチーフとしたステージでした。実は「ダライアス」はこの「レインボーアイランド」の方から知りました(存在は知っていたけど、私の行動範囲に3画面筐体を置く店はなかった)。7面のBGMは「Cosmic Air Way」のアレンジだったような。

システム・・・・★★★★☆ 虹の使い方が簡単かつ奥深くて面白いです。
グラフィック・・★★★★☆ メルヘンチックでかわいい。バラエティ豊かなステージも◎。
サウンド・・・・★★★☆☆ メイン曲は「Over the Rainbow」のアレンジ。軽快でいい感じです。