みら's REVIEW

ワンダーボーイ モンスターランド
ジャンル:アクション/セガ

 当時のファミコンではめずらしくない、というよりありふれたタイプなのですが、アーケード用だったことで新鮮だった気がします。これは。

 勇者と呼ばれた主人公がドラゴンを倒す冒険に出て、敵を倒して獲得したお金で武器や防具を買ったり、街の人から話を聞いたり、手紙を届けてお礼にアイテムをもらったり…、まさに定石のファンタジーRPG風の横スクロールアクションゲーム。
 こういう系統のゲームは、後の「D&D」までなかったのではないでしょうか。「ワルキューレ」もこのRPG風アクションに入るかな。
 買った装備が即プレイに反映するので、いかに稼いでどの装備を買うか、キャラを強化するRPG的楽しさがうまくアクションの中で料理されていたと思います。
 しかし、アーケードは短時間のプレイが前提であり、そのためRPGはアーケードで不向きな訳ですが、やはりこの「ワンダーボーイ」も1プレイはかなり長く、回転率は良くなかったのでは。おまけに、1度だけ死んだ瞬間復活する「復活の薬」までありましたし。
 もっとも、プレイヤーとしては、長く遊べるからよくプレイしていたんですけど。

 確かPCエンジンで、キャラクターをビックリマンに替えて発売されているはずです。

システム・・・・★★★★☆ RPG風ゲームが手軽に遊べて、アクションの難度もいい感じ。
グラフィック・・★★★☆☆ あまりアーケードならではという感じでもないかな。
RPG度・・・・★★★★☆ 本当にお約束だな〜と。安心感を買うかつまらないと見るか。