みら's REVIEW

妖怪道中記
ジャンル:アクション/ナムコ

 和風ファンタジー、というよりは妖怪物と表した方がしっくりきますね、これは。とはいえ、妖怪物のおどろおどろしさがなく、うまくコミカルにデザインされていて取っつきやすいです。すでに「奇々怪界」や「源平討魔伝」が出ていましたが、妖怪物ゲームの中では随一の世界構成だったと思います。好みでしょうけど。
 グラフィックがとてもきれいなのでもっと新しい(ワルキューレと差がない程度)かと思ったら87年。でも、ゲームのグラフィックは80年代後半頃になると、レベルの高いものなら10年後まで通用する段階まで来ていますしね。

 横スクロールのアクションで、通常は気合い弾で戦うたろすけ、ボス戦では守護霊を操作します。
 道中のお店で体力回復の食べ物や、オプションの犬・猫が買えるのですが、私はつい丁半博打でスッてしまって、常に資金がピンチで進んでいました。そんなんだからろくに進めなかったんですけど…。
ほんとにもう、随分プレイしたわりに全然進んでいない! この頃は情報皆無でやっていたせいかな。
 結構、難易度的には難しかった気がします。永久パターン防止キャラがすぐ出てくるし。
 そんな調子で、自分ではあまり進めなかったのですが、マルチエンディングでかなり遊べるゲームのようです。

 PSの「ナムコミュージアム」に入れて欲しかったのですが、PCエンジン版がよくできていたのでいいってことなのかな。

システム・・・・★★★☆☆ ちょっと厳しいかなあ…。もうちょっとじっくり遊べれば…。
グラフィック・・★★★★★ ナムコのデフォルメは良いです。個人的趣味?
世界観・・・・・★★★★☆ 万人向けの和風妖怪ものゲームは貴重です。