みら's REVIEW

フォゾン
ジャンル:アクションパズル?/ナムコ

 なんだか、のっけから「誰か知ってる人いるんか!?」ってタイトルですね…。
 ええと、実際、私もタイトルを憶えていなったゲームなんですよ。小学校の低学年の頃でしたから、そもそも最初からタイトルなんて見ていないでプレイしていたのかもしれない。

 どういうゲームかと言いますと、「この図形を完成せよ」と形が提示され、分子みたいな物体がふよふよ漂っているので、コアとなる物体を操作してその分子を周りにくっつけていくもの。
 その幾何学的なデザインや色使いが非常にクールに感じられ、幼い私には「これは大人のゲームだ!!」と衝撃だったのです。
 しかし、これを置いてあるゲーセン(というか、私が通っていたのは“ゲームコーナー”だったんですけどね)があまりなく、唯一あった店でもそう長い間は置いていませんでした。そうして、名も知らぬカッコいいゲームとはそれ以後10年以上も出会うことはなかったのです…。
 タイトルが判明したのは、『ゲーメスト』の“レゲーの魂”のコーナーで、やはりこのゲームが何だったか探している人の投稿が載っていたおかげ。名前が判明してからは、基板屋の広告などチェックしてみたのですが、まず出てこないか、出ていても¥20万とか…。それが今では「ナムコミュージアム」で遊べるんですから、いい時代になったものです。

 ところで、ちょうどナムコミュージアムが発売された頃。初めて東村山のゲーセンに行って、そこの常連の人達に誘われて食事に行ったら、周りはほぼ私と同世代かちょっと上だったのですが、フォゾンの話をしたところ「あるた☆みらさんってマニアだったんだ」というリアクションが。ひどいや(笑)。

システム・・・・★★★★☆ 簡単なようでそう上手くはいかないんです。
グラフィック・・★★★☆☆ 今見るとさすがに古いかな。でも分子は斬新。
インパクト・・・★★★★☆ なんとゆーか、後にも先にもないセンス。なんとなくパソコンっぽい?