発言できない理由

謎のメール

ある方面にメールを送ると、だいたい 20% くらいの確率で「何故メールなのですか?」という質問が返ってきます。何故も何も発言できないからなので、まあそう答えるのですが、いい加減答えるのも面倒になってきたのでここに書いておこうと思ったわけです。

FMHPG 不当除名処分について

多くの人はご存じでしょうが、私は@nifty の「メンバーズホームページフォーラム」というフォーラムで除名処分を受けています。さらに、「ホームページ作り Beginner」というフォーラムでも除名されています。「ホームページ作り Expert」というフォーラムでも「ホームページ作り Artist」というフォーラムでも除名処分を受けています。合計 4 つのフォーラムで除名されているのです。

現在、この除名処分は撤回されているらしいのですが、詳しいところは良く分かっていません。何しろ、除名処分が撤回されたという公式な発表は一切ないのです。それどころか、なんと除名処分が行われたという発表すらありません

確かに言えるのは、私が1999年2月9日からニフティサーブ(当時)のサービスの一部を利用できなくなったこと、その状態が一ヶ月以上続いたこと、1999年3月12日から普通に利用できるようになったこと──ただし未読数カウンタはリセットされ、通信ソフトが謎の動作を起こすなどの副作用を伴いましたが──だけです。その間、公式な発表は一切ありません。今に至るまでありません。

ま、細かい経緯は「除名墓場」にいろいろ書いてありますのでご覧ください。

発言できないその理由は?

というわけで発言できない理由を書いておきます。

マネジャーのご指導

除名事件の発端は、マネジャーが私に対してメールを送ってきたことです。これは、「この発言は問題があるので削除する」などという具体的な報告ではなく、「態度が悪い」「意味不明な引用合戦はやめろ」などという極めて抽象的なものでした。

当然、私は「私のどの発言の何処が悪いのか」と質問しました。すると、「会員からの意見は公開できない」「判断基準はそれぞれ違う」「社会常識が適用される」などという答えが返ってきました。残念ながら、何処をどう改めれば良いのか、私には理解出来ませんでした。そこでさらに具体的な発言番号を挙げて何処が悪いのか指摘して欲しいと言ったわけですが、発言番号の列挙が送られてきただけで、何処が悪いのかという点について、回答は得られませんでした。

会員規約的に、マネジャーからの指示には拘束力があります。従って、私はマネジャーの指示には従わなければなりません。「なんだか良く分からないが態度が悪い」ということで、発言を禁止されている状態にあります。一年以上を経た現在に至っても、マネジャーによる回答は未だに得られていません。従って、私は事実上の発言禁止状態に置かれています。

FHPEXP SYSOP のご指導

FHPEXP の SYSOP から送られてきたメールによれば、彼らは私を刑事告訴する準備を進めており、私の行動全てを裁判の証拠とするべく監視していると言います。だから行動には気をつけろ、と言うわけです。

これが事実だとすると、私の全ての発言、メール、その他全てはニフティの監視下に置かれていることになります。はっきりした証拠はありませんが、ニフティが私の身辺調査を行ったような気配もあります。

当然、私はこの点についてニフティに問い合わせました。

……ともかく結果としてニフティは私の疑惑を否定しませんでした。刑事告訴してやるぞ、とか虎視眈々と狙っている人々が監視しているかも知れないところで、発言することなど出来るはずもありません。

何考えてるんだか分からないところでは発言できない。

あのフォーラムでは、引用の禁止が「民法一条の私権の行使」にあたり法的な効果を持つ、というマネジャーの見解が出されています。この見解は撤回されていませんから、未だに有効なはずです。……と書いていましたが、2000/03/12 になって撤回されたようです。しかし、これはただ「引用に関する発言を撤回する」と言っただけで、現在の見解についてはなんの説明もありません。

「民法一条の私権の行使」というのは何だかさっぱり分かりません。分からなかったのは私だけではないらしく、Cマガジンでネタにされたくらいです。ともかく訳の分からない理論がまかり通る所であることには間違いありません。しかも、訳が分からないからと言って質問したり反論したりすると「運営妨害だ」とか言ってくるわけです。こんな凄いところで発言できる人の気が知れない、と言うのが正直なところです。

問題の発言を撤回したからには新たな見解というものがあって良さそうですが、これは全く明らかにされていません。まさに何を考えているのかさっぱり分からないと言う状態になっています。

発言削除の基準が分からないところでは発言できない。

このフォーラムの除名処分や発言削除の基準はさっぱり分かりません。まあ私の除名に関しては、これが不当であったことはニフティも認めています(というか不当でないと思っていたのは独断で除名を行ったマネジャーただ一人のようですが)。ですから、今後同じような不当な処分が行われることはないでしょう。

問題は発言削除の基準がさっぱり分からないことです。このマネジャーは、「ていうか plagin て何ですか?」という発言を削除したことがあります。もちろん管理者権限で強制的に削除したわけです。私にはこの発言の何処が問題なのか全く分かりませんでした。今も分かりません。件のマネジャーは「不快感を与える発言だった」と言っていますが、どの辺が誰に不快感を与えるのか全く理解出来ません。こんな訳の分からない理由で発言削除されるようなフォーラムで発言できる人の気が知れない、と言うのが正直なところです。

処分の事実をひた隠しにするようなところでは発言できない

しかも、このフォーラムは処分について全く公表しません。私の除名処分が公表されていないことは前述の通りで、多くの会員はこのフォーラムが会員を除名したという事実すら知らないわけです。

さらに、除名ばかりか発言削除の事実すら公表されません。先の「ていうか plagin て何ですか?」という発言削除も、全く公表されませんでした。

実は、この削除の事実が発覚したのは、彼らが公表したからではなく、私が除名されたからです。私は除名処分を受けたために、未読カウンタがリセットされ、後に会議室にアクセスできるようになったとき、全ての発言を読み直す羽目になりました。そこで、かつて存在していたはずの発言が消滅していることに気付いたわけです。私が除名されていなければ、この発言が削除されたという事実は気付かれないままに終わっていたでしょう。

もちろん、他にもこのように密かに闇に葬られた発言が存在する可能性があります。どの発言がどんな理由で削除されたのか、端からは全く分からないわけです。削除の事実すら分かりません。こんなところで発言しようという人の気が知れない、というのが正直なところです。

警察のご指導

そしてなにより、警察の人に「そんな人たちとは関わり合いにならない方が良い」と言われたのです。なるほど、つくづくもっともだと思いました。

どうすれば?

ではどうすれば発言できるようになるのかといいますと、当然ながら、上記の全てを何らかの形でクリアするという条件が必要になります。

ちなみに、ニフティとの和解交渉は決裂しています。その原因の一つには、ニフティが「マネジャーを謝罪させることは不可能」と言って来たことがあります。ニフティの口振りからすると、どうやら、いくら説得しても問題のマネジャーは謝罪しようとしないらしいのです。

だからメーる

とまあ、以上のような理由で発言できないわけです。それでも他人の発言を読むことは出来ますので、まあ発言を読んではいます。そうしますと、必然的にコメントしたい発言というものが出てきます。たとえば、嘘を教えていたり、嘘を教えられていたり、嘘ではないものの不十分であったり。

しかししつこいようですが私は発言できません。そこで、なにか言いたいことがある場合は、発言者に個別にメールを送るわけです。

もちろん、私のメールも彼らに監視されている可能性があります。しかし、彼らがメールを監視していることが発覚すれば、これは大変な問題になります。ですから、仮に監視していたとしても、それを裁判所に提出することはないでしょう。むしろ監視の事実を隠し通そうとするはずです。それならそれで問題ありません。

なお、私はスタッフにはメールを送れません。従って、コメントしたい相手がスタッフの場合には諦めています。もはさんの発言にはコメントしたいことが割と良くあるのですが、残念ながら何も言えません。

私はあのフォーラムそのものが嫌いなわけではありません。むしろあのフォーラムに対する期待は人一倍です。HTML に関する議論、意見交換の場としては実に貴重なものだと思っています。

残念なことに、その活発な意見交換の妨げとなっているのが、現在の運営者の存在です。何をすれば削除されるか分からない、何をすれば除名されるか分からない、影でどんな悪口を言われるか分からない、そんな場で活発な議論など望めるはずもありません。

あの「運営者」がいなくなるか、あの運営者が精神構造を改めて、自らの過ちを認めるか、いずれかをしなければ、あのフォーラムに論客が戻ってくることはないでしょう。しかしいずれかをすれば戻ってくるのか……と言うと、必ずしもそうはならないのが悲しい現実です。


鳩丸ご意見番

HTML鳩丸倶楽部

水無月ばけら, MINAZUKI Bakera
E-mail: bakera@star.email.ne.jp