除名墓場

説得メール

以下は、不当な除名によって侵害された権利を回復するためにあるスタッフの方に送ったメールです。ちなみにこれはごく一部です。

説得メール2

**さん、こんにちは。水無月ばけらです。本音第2段です。

その彼にストップを掛けられるのはスタッフしかいません。

平井さんの言動に関しての私の感想(もしくは心配)を述べておきます。**さんに出来ることにも限界があるでしょうし、一度下った処分が(そして平井さんの心が)そう簡単に覆るとも思いませんが、参考までに私の考えだけは伝えておきたいと思います。

今回の強制退会処分ですが、これは大変まずかったのではないかと思います。これは私にとってまずかったという意味ではありません。

まず処分の根拠ですが、それはローカルルール 8.3 であると平井さんが明 言しています。8.3 とはこれです。

   3) 前1項に係わらず、FHPGが会員として好ましくないと判断した場合は、
      なんら通知または催告することなくフォーラム除名処分できるものと
      します。

これを適用してしまったというのは、実は大変なことです。この条文は「最 後の手段」であって、他のローカルルールで対処できないという特段の事情が ない限りは適用してはならない、という筋合いのものだからです。

これが簡単に適用できるのだとすれば、ローカルルールには何の意味もない ことになります。だって考えても見て下さい。ローカルルールに従っていたっ て何だって、何でもかんでも退会処分になります、ということなのですから。 (現に私はローカルルールに反していないと思うわけですけど。)

そこで今回の事例を考えてみますと、私に対しては 5.8

(8) FHPGの運営を妨げ、あるいはFHPGの信頼を毀損するような行為

と、8.1

1) フォーラムローカルルールの「 5. 禁止事項」のいずかに該当す
   る行為を行った会員に対しては、FHPGは所定の警告を与えます。
   警告を与えられた場合は、真摯にこれを受け止めてください。

によって所定の警告を与えるのが適当であったと考えられます。私がこの警 告を無視して FHPG に危害を加える可能性があった、と平井さんは言いますが、 その可能性はきわめて低いものだと思います。私は指示や警告には素直に従う 人間ですし、平井さん自身が

「メールに移行して下さい」と言われたら速攻で移行していたと思うんで すが、

**さんなら、たぶんその通りになさってくださったと思います。

と言っているわけですから、平井さんもそのことは分かってくださっていた はずです。8.3 を適用しなければならない特段の理由があったとは考えられま せんし、平井さんも考えていなかったはずです。

にもかかわらず私に 8.3 を適用する理由はありません。これは、まさに平 井さんの個人的な感情の暴走だったのではないかと思います。平井さんの最後 のメールを見てもそれは分かります。

FMHPにしても、あそこがサポートフォーラムなら事情は別でしょうけど、 水無月さんほどのスキルがあれば、必要な情報はメンバーズホームペー ジのページに載っていますし、FMHPごときアクセスしなくても十分にメ ンバーズホームページは活用してゆけるのではないでしょうか。

平井さんは、自分の監督するフォーラムを「FMHPごとき」呼ばわりしてしま っているわけです。フォーラム運営者がこんな事を言ってしまうというのは、 かなり異常な精神状態だと思います。前 SYSOP の金星人さんに対してもこの 上なく失礼だと思いますが、そういうことを弁別する能力さえも欠いているわ けです。そういう状態での判断なわけです。

まあ、平井さん個人の矜持をずたずたに切り裂いてしまったのが悪いのかも しれませんが。

少し話がそれましたが、私に対していきなり 8.3 が適用されたという事実 は、FHPG ローカルルールを形骸化させるものに他ならないわけです。この事 実を知れば、不安に思って FHPG を退会する人も現れるでしょう。

いや、そればかりか、この処分はニフティサーブ会員規約31条をも形骸化さ せると言われても仕方がありません。ニフティサーブ会員規約にはローカルル ール遵守がうたわれていますが、そのローカルルールがこのような形で形骸化 されてしまうと、その条文自体も形骸化してしまいます。言い換えれば、ニフ ティサーブ会員規約31条からは、今回のような形での強制退会処分があり得る などとは読みとれないわけです。この退会処分は会員規約を無視したものであ るとさえ言えます。

もう少しわかりやすく言えば、「あるフォーラムで、ローカルルールにも会 員規約にも違反していないのに強制退会処分を受けた会員がいる」という噂が ニフティサーブ内外で(特に外で)広まったりすると、ニフティサーブの運営 上まずいわけです。信頼が損なわれてしまうわけです。しかも今回の場合、そ れは単なる噂ではなくて事実なのです。一人のフォーラムマネジャーの行動が、 ニフティサーブ全体の信頼をおとしめてしまうのです。

そうなれば、ニフティ側も強硬手段を執る可能性があります。具体的には平 井さんのマネジャー解任、FHPG の取りつぶしなどです。これはあくまで可能 性で、その可能性が高いとは言えないと思うわけですが。

それからもちろん、法律構成以外にも問題はたくさんあります。

強制退会処分を受けた会員の事を考えてみて下さい。納得のいかない処分に 対して、多くの人間は反発します。また、他の人間の意見を仰ごうとします。

ですから、別のフォーラムで、あるいはニフティサーブ外で、SYSOP メール の内容をすべて公開してしまうとか(そこには「FMHPごとき」なんて書いてあ るわけですが)、処分の是非を問うとかしてしまう可能性があるわけです。そ うなれば FHPG の名前が出るのは必至であり、その議論を見た者が FHPG 運営 陣に対して不信感を持つ可能性はかなり高いと思います。

こういう会員を「中傷を行った」としてニフティサーブ強制退会に出来れば 良いのですが、今回の件では「公益に関する出来事(会員規約を信じてしまっ ている会員がうっかり喰らったら大変)であって真実の証明が出来る」わけで すから、ニフティ側としても難しいものがあります。

強制退会処分には、このようにフォーラム・ニフティサーブ双方に不利益を 与える可能性がつきまとっているわけです。リスクがあるわけです。

もちろん、リスクがあっても強制退会が必要な場合もあるでしょう。しかし 今回の場合、こんなリスクを犯してまで強制退会処分を断行する必要があった とは考えられません。今回の平井さんの判断は、利益よりむしろリスクの方が 大きいものであり FHPG の信頼を損なう虞の強いものであったと思われます。 運営者として不適格だったと思います。

……と言ってみましたが、私はこのようなことをするつもりなど更々ありま せん。平井さんも、私がそう言う人間だと知っているからこそ、安心して(?) 処分したのだと思います。

ところが少し心配なのは、平井さんが

仮に、現在の FHPEXP/MES/18 で行われている雰囲気の発言、と言う意味なFHPEXP/MES/18 で発言を続けている方にも順次会議室の運用についてご協力を仰いでいきます。

と言っている点です。nifty:FHPEXP/MES/18/630 に三者三様のコメントがつ いているのを見て下さい。私は「悪法も法なり」で従う立場ですから処分され ても暴れたりしないのですが、yuu さんや nama さんが同じように扱われた場 合、どうなるのかは全く分かりません。

平井さんの個人的な暴走によって FHPG がつぶれてしまうというのは、私に とっても本意ではありません。

話はそれますが、nifty:FHPEXP/MES/18/756 の平井さんの発言について。

「引用禁止」自体は、個人の意思表示であり、これ自体は民法第一条にある「私権の行使」といえます。つまりこれ自体は法的な効力を持つものです。ただし、濫用は好ましくありませんから、自分の著作物が引用されることで発言者がなにがしかの不利益を被ると危惧した場合などに限るべきでしょう。

前半部分の法律構成は無茶苦茶です。そもそも民法第一条に「私権の行使」 などという文言は出てきません。平井さんの口振りからすると「人は意思表示 により私権を行使することを得」くらいのことが書いてありそうですが、全然 そんなことはありません。民法第一条は、私権が「公共の福祉」「信義則」の 範囲に制限されること、また「濫用」が許されないことをうたっているに過ぎ ません。

第一、平井さんの言っていることが正しいとすると「この発言を見た人は私 に100万円支払って下さい」などという意思表示であっても法的な効果を有す ることになってしまいますが、妥当ではありません。

ここでは、民法一条の私権の行使などと言う謎のものを持ち出さなくても、 引用禁止とされた発言を引用することは「公正な慣行」に合致しない、という だけで必要にして十分です。

yuuさんの側としては、くちきママさんの「引用を禁止する行為」(引用を 禁止する発言と必ずしも同義ではありません。たとえば、yuu さんが引用して もくちきママさんがそれを容認することがあり得ます)が民法一条に言うとこ ろの「権利の濫用」に該当して無効である、と主張するかもしれません。

平井さんは「いろいろな人に聞いて発言した」と言っているので、この両者 を混同していたのでしょうか。いずれにしても、SYSOP があんな怪しげな法律 構成をしているところを見ると、このフォーラムのルールの運用は非常に恣意 的になるのではないかという印象を受けます。まあ実際恣意的な運用が行われ てしまったわけで、だから私はこうして書いているわけですが。

いずれにしても、平井さんは条文解釈や法運用が苦手な人、言うなれば法音 痴だと思います。ただちにフォーラムマネジャー失格とは言わないのですが、 無茶なローカルルール運用をしないように、特に気をつけて欲しいわけです。

話は変わってローカルルールについて。

あのローカルルールを見た瞬間、私はものすごく嫌な気分になりました。そ して平井さんの暴走のようなものをそれとなく感じました。

普通に「ローカルルール」と言えば、それはある特定の場においてのみ適用 されるルールのことです(会員規約31条2項で言うところのローカルルールは もう少し広い意味を持ちますが)。たとえば、「FHPBGN では高度な発言は移 動します」というようなものは、FHPBGN 以外のフォーラムでは適用されない、 FHPBGN のローカルルールです。会員規約にも書かれていない、FHPBGN 独自の 重要な指針なわけです。

ところが、あのローカルルールと称するモノは何ですか。はっきり言って、 あれを読むのは苦痛だと思います。無意味な条文がずらずらと並んでいて、し かも、それらは平井さんの行動によって見事に形骸化されてしまったわけです (いくらあのローカルルールを守ったところで、強制退会になるときは強制退 会になるというわけですから)。

あれは間違いなく、私やyuuさんやえむけいさんを牽制するためのものだと 思います。特設会議室云々という意味不明なルール(実効性はあるのか? なぜ10人? その数字の根拠は?)が付け加えられていることから言っても明ら かです。そのために、そのためだけに、本当に重要な「FHPBGN独自のルール」 が埋もれてしまうような細々した条文が並ぶことになったわけです。正直言っ て、悲しく思いました。「おまえやえむけいさんやyuuさんのために仕方なく 制定したのだ、悪いのはおまえらのせいだ」と平井さんは言われるのでしょう が……。

私はそれに対する抗議として「SYSOP宛てメール経由発言宣言」なるものを 行ったわけです。結果としてそれが平井さんの暴挙を呼び、ローカルルールを 形骸化し、よりいっそう FHPG の状況を悪くしてしまったわけで、こんな事は すべきでなかったと反省しています。

あのローカルルールをもう一度見直してみて下さい。会員規約と重複する部 分について消してみると、FHPBGNにおける発言移動のルールと退会処分前の警 告以外のものは、はっきり言ってほとんど残らないと思います。

あのローカルルールは平井さんに従わない「思想犯」に対する嫌がらせ・腹 いせ行為であるようにしか見えません。平井さんの極めて個人的な思惑で、多 くの会員が不快を感じるというのは、たいへん悲しいものがあります。ぜひ再 検討をお願いします。

では。(^^)/

ミ☆ 水無月ばけら (bakera@star.email.ne.jp)☆ミ

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水無月ばけら, MINAZUKI Bakera
e-mail: bakera@star.email.ne.jp