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ボルドー

市街   サンテミリオン    寄り道


空港

ボルドー空港の荷物受け取り場所。

ワインの街らしく、巨大なボトルが鎮座していた。

日本の観光ガイド本ではボルドーについてあまり詳しく記述していないが、街の中心部にある観光案内所(Office de Tourisme)では英語を話せるスタッフがおり、親切にいろいろと教えてくれる。

ボルドーワインについてはこちらを参照。



ジロンドの記念碑

街の中心地カンコンス広場にあるボルドーのシンボル。

フランス革命後政権を握ったジロンド派は、ジロンド県(県庁所在地ボルドー)の議員を中心に形成されたことからそう呼ばれたという。

ボルドー市街を流れるガロンヌ川も、ドルドーニュ川と合流した後ジロンド川となる。



ピエール橋

ガロンヌ川にかかるこの橋もボルドーのシンボル的存在。

この川の上流にはグラーヴ、ソーテルヌ、下流にはマルゴー、メドックなどの著名なワイン産地がある(地図はこちら)。

古い橋だが、舗装もきれいで路面電車も渡れるようになっている(ポインタを画像へ)。

暇な人は街灯の数を数えてみるのもいいかも。




ネオな路面電車

さすがフランス、路面電車も素敵なデザイン。

ボルドー市街に3路線走っており、鉄道の玄関口であるサン・ジャン駅へもこれで行ける。架線がないので路面から電力を取っているっぽい。

市街に車を入れなくするというのがボルドーの方針らしい。仏の路面電車復権についてはこちら(「絵葉書」に「仮面ライダーみたいな電車」として紹介されてます)とこちら(ともに同じサイト内です)を参照。




石畳の街並み

市街は石畳の路地が入り組み、慣れないとすぐ迷子になってしまう。

車の進入が制限されているところでは歩きやすいが、それ以外の道では路上駐車がびっしり並んでいる(ポインタを画像へ)。

日本車や大型車は少なく、ルノー、プジョーなどの仏産コンパクトカーが中心。



サンミッシェル教会

ピエール橋から少し南に歩いたところにあるゴシック様式の教会。

写真は教会前にある尖塔。教会本体の入り口にはタンパンと呼ばれる細かい彫刻が施され(ポインタを画像へ)、窓は素朴なデザインのステンドグラスで飾られていた。

尖塔の上まで登れそうだったが、下がホームレスの溜まり場になっていたのでやめた。

この教会の近辺はなぜかイスラム教徒が多く、中東系のレストランや雑貨屋が並ぶ。



サンタンドレ大聖堂

最初に建てられたのは11世紀に遡ると言われるゴシック様式の大聖堂。

高い天井、先の尖ったアーチの大きな窓、リブヴォールトと呼ばれる骨組みなど、ゴシック様式の特徴がよく現れている(ポインタを画像へ)。

観光の名所なのでサンミッシェルよりも多くの観光客で賑わっていた。



ペイ・ベルラン塔から

サンタンドレ大聖堂の前に立つ塔からはボルドー市街を一望できる。

真ん中に見えるのがサンミッシェル教会の尖塔。その右の青い屋根は大時計。

狭く暗いらせん階段(ポインタを画像へ)を延々登ってたどり着くので感動もひとしお。




オープンテラス

夏だったからかレストランは外で食べるのが主流で(マックも?)、メニューも立て看板が出ていたのでぷらぷら歩きながらお店を選べる。

前菜、メイン、デザートを選んで組み合わせるmenu(定食)が15〜20ユーロくらい。どの店で何を食べてもおいしかった。

注文したものが出てくるのが遅いが、ワインを飲みながらゆっくり楽しむのが現地流のようだ。


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シャトーツアー

市街の観光局で申し込んだ半日シャトーツアー、26ユーロ(英語のガイド付)。

曜日毎に行き先が変わり、この日は世界遺産サンテミリオンだった。

城のような建物が訪問したシャトー・マドレーヌ。ワイン樽は洞窟のような内部にひっそりと置かれていた(ポインタを画像へ)。

落ちている(間引きするらしい)ブドウを食べると普通の味だった。



モノリス教会

モノリスとは一枚岩のことで、8世紀頃の修道僧聖エミリオンの死後、弟子たちが石灰岩をくり抜いてこの教会を作ったという。

下の方を見るとより一枚岩の構造がわかる(ポインタを画像へ)。



教会内部

天井の高さが十数メートルはあろうか、教会の中は驚くほど広い。

右に見えているのは柱とその補強具。鮫の歯?か何かでカルシウムを補い、自己修復させる最先端の方法らしい。

天井のアーチ部分に見えるのは天使をかたどったもの。正面には黙示録のサタン(竜)との闘いを描いたレリーフがある(ポインタを画像へ)。



カタコンベ(地下墓地)

内部は墓地にもなっており、通路の両端にはたくさんの棺の跡がある。

本物がどうか定かではないが、人骨が残っている棺も多かった。写真にも頭蓋骨らしきものが写っている。

天井には丸い穴があり、周りには手をつないだ人が彫られている。死後そうやって天に昇ると信じられていたそうだ(死体を下ろすための穴だと説明しているサイトもあるが)。



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