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暗峠(大阪〜奈良)(生駒山地) 

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暗峠 くらがりとうげ 

傾斜 ★★★★☆(21度・38%)
長さ  ★★★★★
由緒 ★★★★★
美観 ★☆☆☆☆

暗峠は大阪と奈良の境にある生駒山地を越える峠。

山なので坂は当たり前だが、その傾斜が極めて急であること、国道308号線というれっきとした国道であること、県境であることなどから、幅広いジャンルで聖地的な場所となっている。

かつては難波(港)と大和(平城京)を結ぶメインルート、しかも最短距離の街道(暗越奈良街道)だった。行基や鑑真もこの街道を通ったというから由緒は別格。

↓のヘアピンが有名だが、傾斜が一番急なのは少し大阪寄りのこのあたり。

傾斜ランキング(全国)の堂々ランクイン。

      
     奈良側より大阪側のほうが急で、この有名なヘアピン部分も大阪側にある。傾斜は20度(36%)。

第二阪奈有料道路のトンネルができるまで、車は皆この峠を越えて大阪⇔奈良を行き来していた。スタックしてしまう車も多く、まさに難所だったとのこと。

今でも徒歩でここを越えて行く人がちらほらいる。
      
     ヘアピン部分の近景。ブレーキ痕が生々しい。



(お茶屋さん手前の坂) 

傾斜 ★★★☆☆(16度・29%)
長さ  ★☆☆☆☆
由緒 ★☆☆☆☆
美観 ★☆☆☆☆

峠の頂上付近にはお茶屋さんがあり、一休みできる。カキ氷がおいしい。

かつては街道を歩く偉い人々のための本陣(宿)もあった。

県境を示す標識(ポインタを画像へ)。


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