高い金利のおそろしさと弁護士による任意整理の意味

任意整理とは?

皆さんは現在借りている借金(債務)の金利について考えたことがあるでしょうか。今回は、キャッシングなどの金利の負担がどれほど大きなものになってしまうか、そのために弁護士による借金の任意整理がどのような役割を果たすかについて、考えてみたいと思います。

通常、銀行、信用金庫などの金融機関が住宅ローンなどで貸し出す際の金利は比較的低く、現在のような低金利時代では、場合によっては、年間の金利が1%以下ということも珍しくありません。このような低金利の場合には、長く返済していく中でそれほど金利の負担が重大な問題となることはありません。

しかし、同じ金融機関のローンでも、住宅ローンに比べて、たとえば自動車のオートローンなどの金利は高めに設定されていますし、カードローンなどによるキャッシングの際の金利などはさらに高くなります。

また、アコム、プロミス、アイフル、CFJなどのいわゆる消費者金融からの借入(キャッシング)については、年利18%程度の極めて高い金利が設定されていることが多いです。

年利18%と簡単に言いますが、たとえば50万円をキャッシングなどで借り入れた場合、年間の金利は9万円にもなります。月計算だと7500円です。

月に7500円の金利を支払わなければならない状況とはどういうものでしょうか。仮に、皆さんが毎月返済したお金が、全て先に金利の返済に充てられるとします。この場合、当然ながら、毎月7500円を真面目に支払ってもその月に発生する金利部分の返済に充てられるだけで、50万円という借りた元金は1円も減りません。つまり、毎月7500円を払い続けても、1年後の借入金残金は50万円のままということです。極端な話、1000年払い続けても、借金の残金は1円も減らないということです。

これが高い金利の恐ろしさです。債務者としては、毎月真面目に払っているわけですから、3年、5年と経過すれば当然に借金がずいぶんと減っていると考えていたところ、蓋を開けてみると、全然借金が減っていないことに驚き、何かの間違いではないかと思って弁護士に相談されるということは、よくあることです。

そこで、弁護士は、消費者金融業者や銀行などの金融機関と交渉をし、借金の完済の妨げとなる将来の金利を一切免除してもらったり、将来の金利を低くしてもらうなどします。また、もちろん、毎月の返済額を、現在の収入額から
可能な額に変更してもらう交渉も同時に行います。

これが任意整理のイメージです。

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