ホーカー・テンペスト Mk.X     アカデミー(韓国) 1/72

 マイナーな機体です。ホーカー・タイフーンを改良して出来た機体と言う点で日本の紫電と紫電改の関係と同じでしょうか。
 でもこっちのほうが変わりようが大きい気がします。ネピア・セイバーUB (2,420馬力)はH24気筒と複雑で難しいエンジ
 ンだったようですが、紫電改の誉より稼働率は高く遥かに活躍したと思っています。

 何より80年代に発刊されていた朝日ソノラマの文庫版航空戦史シリーズNo.12
 ピエール・クロステルマン著”撃墜王”に多大な刷り込みを受け、筆者の中ではWWUの最強レシプロ戦闘機であると勝手
 に決め付けております。一般的な評価で言うとP−51ムスタングになるんでしょうけど根がヒネクレ者ですから人が知らない
 マイナーほうへマイナーなほうへ(笑!)・・・・・ コイツが一番強かったんじゃあ。   
カッコエエっ!
 

 その237ページからあからさまに転載(もちろん著作権違反)
 強力なネピア・セイバー24気筒H型エンジンを搭載したホーカー・テンペスト5型戦闘機は英空軍ばかりでなく連合軍を通じ最新鋭の戦闘機であった。
 ホーカー社の設計主任シドネー・カムは、有名なハリケーン戦闘機を設計した人であるが、彼が最後に設計したのはタイフーンであった。
タイフーンは攻撃機で重量は大きく、がっちりしており、厚い主翼を持ち、その搭載量は相当大きかった。彼は六ヶ月にわたる作業の後、タイフーンを改良し、テンペストをつくり上げたのであった。
 胴体はタイフーンに比べて2フィート長くなり、その結果、80ガロンの燃料を搭載することができた。直系12フィート近い、大きな4枚プロペラを使用できるように着陸装置が長いものとなった。地上における機体の安定を増すために主脚感覚は16フィートとなり、主翼内に収納できるように特に薄い車輪がダンロップ社で開発された。テンペストの楕円翼の翼厚は非常に薄くなったので、翼内に装備する機関砲は特別なもの(ヒスパノ5型機関砲)を設計しなければならなかった。
 操縦席は下方視界を増大させるために後方に置かれ、その寸法は最小限に切り詰められ胴体の曲線にぴたりと合うような長い透明な風防がつけられた。高速時における安定性を確保するため垂直尾翼に大きなフィンをつけ、着陸時の安全を最大限に図るため、主翼後縁全体にわたるほどのフラップがつけられた。これにより着陸速度は毎時110マイル近くになった。
 中高度と低高度でテンペストが最高の能力を発揮するために不足していることは何もなかった。主翼下面に吊るため有機ガラス製の連結パイプをもつ特殊な補助タンクも新たに設計された。さにら鋲接、はめ込み、表面研磨についても特別の注意が払われていた。その結果がこの卓越した戦闘機となったのである。
 大きな冷却器だけが、かっとしやすい、わがままな様子をうかがわせていたものの、その容姿は正にサラブレッドともいうべきで、全体として驚くほどほっそりしていた。だがその重量は大きく7トンはあった。搭載した2,400馬力のエンジンのおかげで、重量馬力比は大きく、その加速力はすばらしかった。操縦にあたっては相当な微妙さを要求されはしたものの、その性能が補って余りあるものであった。



                                    
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