キャラクターを作るうえでもうひとつの方法として「映画やニュースなどですっかり有名になったキャラクター」って方法がある。これはすでにキャラクターがいるから資料から作るより目標が定めやすい。で、映画自体はみんな見ているものを選べばウケもいい。
 今回、資料として私がみたのは以下の3作品。

・セイヴィア(SAVIOR)
 ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦に傭兵として参加していたアメリカ人ギイの目から見た戦争ドラマ。セルビア側視点のかなり考えさせられる映画。ちなみに資本はアメリカ資本でオリヴァー・ストーン製作である。

・エネミーライン(Behind Enemy Lines)
 ボスニアで偵察飛行中の米軍パイロットが撃墜され 降下したセルビア軍支配地区から脱出する話。としつこく追うセルビアスナイパーとの戦いを描いた作品。いかにもアメリカ人好み映画風のつくりとスナイパーが青のジャージを着て変なので話題になった作品。

・ノー・マンズ・ランド (No Man's Land)
 ボスニアとセルビアの中間地帯「ノー・マンズ・ランド」に取り残されたボスニア兵チキとセルビア兵ニノ。お互い敵同士が憎しみあいながらも幾たびか心を通わせる二人は.....
 ユーモアとシリアスなメッセージが同居した名作。

 作品として一番面白かったのはノー・マンズ・ランドなんだけどインパクト的にはエネミーライン。特にこのジャージ男が最高です。なんで一人だけジャージ着ているんだよ!とおもってよく調べてみたら映画のコンテではジャージにオリンピックマークがかいてあったらしい(作品中はまったく違うマーク)。もしかして、元オリンピックの射撃選手って設定なのかな?

 やっぱりこのインパクトは捨てがたい。完全にイロモノになっちゃうけどものすごいコレクションを持ってくる参加者に対抗するにはこれしかねぇっ!