ここは実話、作り話、都市伝説、体験談を問わず、エアガン・実銃・ミリタリー・サバイバルゲームなどの怪談&ちょっと変な話を載せていくページです。いわゆる「都市伝説」ってよばれている話です。
 タイトルの「チョーキングドーベルマン刑事」はアメリカで有名な都市伝説「チョーキングドーベルマン」にひっかけたタイトルなんですが、最近の人は「ドーベルマン刑事」なんてしらないかなぁ....
 まぁ、とりあえず「チョーキングドーベルマン」ってどういう話なのか紹介しましょう。


●チョーキングドーベルマン
 私の伯母の町であった婦人の話です。その婦人がある日買い物から帰るとその家で飼っているドーベルマンがなにか喉に詰まらせて苦しんでいました。婦人が獣医につれていって犬を預けて、再び家に帰ると獣医から電話がかかってきました。獣医は婦人にひどくあわててこういいました。
「今すぐその家を出てください!急いで!そして警官を呼ぶんです!」獣医がドーベルマンの喉を調べると屈強な男の指が出てきたということだったのです!かけつけた警官が家中をくまなく探すとベッドの下から指を食いちぎられた強盗が出血多量で失神しているのが見つかったというのです。婦人はドーベルマンのおかげで命を救われました...

 さて、実はこれアメリカのあっちこっちで「伯母の知り合いが体験した」だとか「親戚の友人が...」とか語られている話なのだ。つまり、都会の中で一つのちょっと奇妙な話が語られている間にいつの間にか、誰が体験したかわからない伝説になってしまったのだ!たいていこういう話は「親戚の伯母」とか「先輩の彼氏」、「会社の得意先の娘さん」など、『2回以上間接的に離れた、会えそうだけど実際は会ったこともない他人』というのが特徴である。実際に話をいくらたどってもいつまでたっても「友人の親しい人」という状態からは変わらず、誰が体験したのかもよくわからない....これが都市伝説というものなのだ。
 都市伝説の特徴として、その土地にあわせて話の内容が変わっていくということもある。日本ではドーベルマンを飼うことがあまりないため、マルチーズなどの犬に変わっているものが多い。「ストーカーがベットの下にいて知らないで一晩過ごしてしまいました」なんて話はたいていこの「チョーキングドーベルマン」が日本の土地柄にあわせて変化したものだろう。

 怪談でたとえれば「よつんばい」「海でおぼれた人を撮った写真に引きずり込まれる手がたくさんうつっている」なんて話しは怪談好きの方なら一つは聞いたことがあると思う。
 学校の怪談なんていうのもどこの学校でも「夜中に誰もいないのにピアノの音が聞こえる」とか「肖像画が笑う」怪談があるのはその学校の話ではないのに都市伝説としての怪談が学校に定着してしまったためである。そして、この都市伝説という奴は人から人へ語り継がれていくため、場所や時代に合わせてだんだん話が変わっていくのも特徴だ。都市伝説は、生き物のように場所や設定を変えながら語り継がれていくのだ!
 このチョーキングドーベルマン刑事ではエアガン・実銃・ミリタリー・サバイバルゲームなどの都市伝説を追っていく。話の真偽は特に考えないことにする。また、あまりにも知られすぎている都市伝説は逆に追いかけてみようと思っているのでお楽しみに!

 あなたはそのうち、ここで読んだ話を偶然友達やガンショップのお客が話しているのを聞くことがあるかもしれない。もしかしたらそれはWEBから旅だった都市伝説があなたのそばを通過する瞬間かもしれないのだ!